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Comic The Best ['2005 Monthly]


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毎月、最も印象に残った作品を
最も感激した作品を、唖然とした作品を
たった1冊だけ選んでみた、今月の1冊。
その軌跡をここに残しておく。
女性誌系と男性誌系からそれぞれ
1冊ずつ選んであります。
感想などはこちらへどーぞ → 掲示板(BBS)
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エンバーミングは死体の状態を保存し衛生を保つため。そして残された人ため。
飾るわけじゃない、作るわけでもない、ただ生きていた時の姿を再現するだけ。
死は生の辿りついた終着点だから、お葬式はその人の経てきた歴史を映し出す。
[祥伝社・大判]
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(男性誌系は該当なし)

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なぜ過酷な訓練をするのか。なぜ外界と隔絶してるのか。全くわからなかった。
近い将来に世界が滅びるからと言われても、本当の事とはとても思えなかった。
ただ一つだけ確かなのは、僕達のサバイバルはもう始まっていたと言うことだ。
[小学館・flowersフラワーコミックス]
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一本の怪獣映画がきっかけになって一つ屋根の下に集った一人の男と二人の女。
互いの距離が近づけばその人の魅力が見えてくる。愛しい気持ちが育っていく。
いきなり同居で。よくある三角関係で。と思わせて真のヒロインは意外な人で。
[小学館・ビッグコミックス]
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キラキラと光って見える。とてもキレイだと思う。自分も負けたくないと思う。
胸の奥がザワザワする。一緒にいるとワクワクする。この場所が輝いて見える。
理屈じゃなく、突如として体の底から湧きあがる感覚。それが好きってことさ。
[講談社・KC 別コミ]
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(男性誌系は該当なし)

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初めて会った時から惹かれてた。好きだから守りたかった。手に入れたかった。
だけど行為がどんな結果を招くのか気づかなかった。気づかないふりをしてた。
守るはずが傷つけていた。自らの欲望を優先した結果だった。自分が許せない。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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(男性誌系は該当なし)

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誰かの犠牲で成り立つ繁栄なら壊れればいい。自分の命と共に終わらせてやる。
境遇を考えれば同情するし、自分が同じ立場なら同じ判断をしたかもしれない。
だけど死に急がないで欲しい。もっと良い選択肢を、生きる方法を、探そうよ。
[秋田書店・プリンセスコミックス]
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普通から外れてたって気にしない、無意識な悪意など跳ね返す人もいるだろう。
だけど悪意に傷ついてしまう感受性が繊細な表現力の源だったりもするわけで。
誰かを悪者にしても解決はしない。自分の中で折り合いをつけるしかないから。
[幻冬舎(幻冬舎コミックス)・バーズコミックス]
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