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一人で立つ自信がないから、近づいて顔色を伺って、気に入られようとしてる。
つまり私はプロの自覚が足りなくて、温もりを求めて甘えてたのだと思い知る。
何がしたいのか。何の為にしたいのか。それを考えれば自ずと道は見えてくる。
[集英社・ヤングユーコミックス]
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彼女がパソコンだから好きだったのではなく、彼女が彼女だから好きになった。
例えそれが予め用意された仕草であっても、私にとって彼女だけの仕草だから。
人と交わることで表情を変えるモノ。それが個性で無いと誰が言いきれるのか。
[講談社・ヤンマガKC]
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誰に裁かれなくとも私は私の罪を知っている。だからこれは当然の報いなのだ。
虐げられても構わない。ただ裁かれる存在であれば、もう誰も傷つけずにすむ。
そうして諦めたはずだった。なのに私を受け入れてくれる人が、今ここにいる。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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(男性誌系は該当なし)

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捨てられたくなかった。他に行く場所が無かった。だから代りに自分を捨てた。
そして何も見えなくなって。何も感じなくなって。私はどこにも居なくなった。
もっと早く気付くべきだった。望んでいた場所は、こんな近くにあったことを。
[集英社・りぼんマスコットコミックスCookie]
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(男性誌系は該当なし)

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人のための道具として生み出されて、人に尽くすことで存在を許されるドール。
生殺与奪も喜怒哀楽もオーナー次第。その姿はまるでオーナーの心の鏡のよう。
ドールの命は電気回路の中ではなくて、見る人の心の中に有るのかもしれない。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]
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男が好きな男。女になれない女。そして女が好きな、普通の男。いびつな三角。
僕たちはお互いが好きで、でも決して報われない、交わらない二重螺旋のよう。
心の性別のままに重い体の楔から自由になれたなら、幸せになれるのだろうか。
[小学館・ビッグスピリッツコミックス・大判]
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● プライベート・ジムナスティックス 2
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藤たまき
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初めは激しくて速かった速度も、次第に落ち着いて穏やかになったと思ってた。
でもそれは速さに慣れて麻痺してただけ。油断すると谷底に落っこちてしまう。
あふれ出る感情の、その押さえ方を、誰か教えて欲しい。さもないと、僕らは。
[新書館・DEAR+コミックス]
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(男性誌系は該当なし)

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神は自分の姿形に似せて人間を作り、人間は自分の姿形に似せてドールを作る。
だけどドールには心がない。迷いのない純粋な存在の、人に似た人でない偽物。
そこに命を感じるのは自らに似てるから。より人の意味を凝縮した存在だから。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]
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どこか懐かしく、静かに朽ちていくような情景の中。その行為は繰り返される。
まだ何ひとつ知らない無垢な表情を残しながら。本能とも言うべき性の営みの。
これはメルヘンである。無垢な性の穢れを塗り込めた、ハードメルヘンである。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス・大判]
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平気だと思いたがること自体が平気じゃない証拠だと、自覚しなきゃイケナイ。
心が痛がっていることを、好きだからこそ痛いのだと、自覚しなきゃイケナイ。
どんな知識も言葉も、自分の体で思い知って初めて実感できる。そーいうコト。
[集英社・りぼんマスコットコミックスCookie]
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ウンチクやレトリックの知識ではなくて、冗談や言葉遊びに本質を散りばめる。
ノリが軽いからって中身まで軽いわけじゃない。むしろ明暗が際立ってる感じ。
緻密に組み立てた骨組みにノリとハッタリで装飾したような、デタラメな凄さ。
[エニックス・Gファンタジーコミックス・大判]
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