知るは楽しみなり (99/2/22) 次へ 前へ
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うーーー、寒い。何もやりたくなくなってきた(汗)。
NAVIは変温動物なので寒いと冬眠モードに切り替わってしまうのさ(笑)。
にしても気温20度の翌日に雪を降らすなー。体が付いていかないよ。


というわけで、今週もつれづれモード。
さっきテレビ(リサーチ200X)でやってた結核とかの多重耐性菌の話、
あれ前に本で読んだ事ありました。
「細菌の逆襲」(中公新書・吉川昌之介著)って本。
O-157のことがクローズアップされてたころに、興味があったので。

それとインフルエンザとかのウィルスがなぜどんどん新しい型に
変異してしまうのか。それについて、たしかETV8(教育TV)で解説してた。
要するにウィルスは不完全な単細胞でDNAを持ってない。
で、自分の複製を作る時、どこかの細胞に潜り込んで自分のRNAを
使って複製を作る。でもRNAだと完全な複製を作る事ができないから、
少しずつ変化してしまう、とかそんな内容だったはず。
一個一個の事実は全く無関係のように思えても、ちゃんと繋がった
意味のあるコトなんだな。とかみょーに感心した覚えがあるよ。

ま、ちゃんと知ってるわけではないので、鵜呑みにしないように(笑)
興味のある人は自分で調べてくれたまへ(爆)。


しかし、なんでいきなりこんな話に?とか思うかも。
でも昔から活字が好きだったんだよ。
それに意外に思うかもしれないけど、実は20歳ぐらいまでは漫画は
あまり読まなかったのです。いわゆる活字の本ばっかり読んでた
小説も読んだけとノンフィクションが好きだったな。

「匠の時代」とか。こんなの知ってる人はいるんだろうか(笑)。
いわゆる新製品開発にかけるドラマというかそんなの。
「企業戦士YAMAZAKI」をはじめて読んだ時、これを思い出したよ。


そーいや「阪神・淡路大震災」の後は地震の本を買いあさったっけ。
とにかくテレビで流される断片的な知識で全てを判断するのは危険だし。
とかいうのは嘘で(爆)。よーするに興味があったからだけど。

告白してしまうと南関東地震(関東大震災のこと)と東海地震って全く別の
地震だとは知りませんでした(笑)。もちろん南海地震なんか知るよしもなく。
関西の方は地震そのものが少ないってことも知らなかったよ。
東京に住んでると小さい地震は、ああまたかぐらいに珍しくないから。

ふと思い出した事があった。
いつ起きるかわからない地震対策に巨費を投じるよりも、
毎年一万人以上の死者が出てる交通事故対策をすべきだという意見。
あながち間違いではないのだけど……でも一つだけ重要な事実が抜けてる。
地震は数年のスケールではいつ起こるかワカラナイのは確かだけど、100年
というスケールで見た場合、確実にM7クラスの地震が数十回起きるのです。
つまり多数の死者が出る地震は必ず起きるのです。

しかも日本中安全な場所なんか無いのに……理科年表の地震記録を見ろよ。
地震の危険を避けるために首都機能移転だって?はぁ?
危機に備えるなら分散じゃないの?シロートでもわかるよそんなこと。


なのになぜ、今はこんなに漫画にどっぷりなのか。
それは人間の心理とかモノの考え方に興味があるから。
いわゆる心理学とか哲学とかそーゆーのに興味があってさ。

哲学とか言っても、誰それの何という理論のコトだけじゃなくて。
もっと身近なモノの考えかただって、哲学だと思うのです。
例えば、ちょっと痛んだバナナ10本と痛んでないバナナ3本と、
どちらを選ぶかってのも哲学ではないかと。って極端に走りすぎ(汗)。

哲学というと「銀河英雄伝説」もなかなか哲学だった。
あれってSF(サイエンスフィクション)じゃないし。
宇宙を舞台にした国家と政治と人間と戦争の哲学ドラマだと思う。
見たり読んだりしてると、ヤン・ウェンリーが乗り移るのです(爆)。
「良い指揮官というのは敵を数万人殺し、悪い指揮官は味方を数万人殺す
その両者にはどの程度の違いあるんだろうね?」とか喋りたくなって(笑)。
あ、上の文はかなり適当なので、間違ってても突っ込み不要(汗)。

何も難しい言葉で喋れば、素晴らしい内容とは限らないのです。
ってゆーより、いかに誰にでもわかる言葉で伝えられるか、
それこそが送り手の手腕の見せ所じゃないのかと思うよ。


送り手の手腕という意味で
「恋愛的瞬間」(吉野朔実・集英社ぶ〜け)は素晴らしい作品だったですよ。
どーもサクミスト(吉野朔実さんのファン)にはこの作品は評判が宜しくない。
間違いなくこの人は天才でしょう。反論する人はあまりいないだろうけど。
でも天才って往々にして凡人には理解できないコトを考えてしまうから。

「ジュリエットの卵」は確かに凄いと思うのです。最高傑作かも。
でも受け手の理解を拒絶してるという意味でも、頂点に達してる気が。
たぶんそれに気づいてくれたんだと思う。
それ以降の作品では理解というコトを模索してくれたから。
そして「恋愛的瞬間」でやっとわかる言葉で喋ってくれた。そんなカンジ。

とても平易な言葉で綴られてはいるけど、内容は決して簡単じゃないのに。
難しい事をわかりやすく表現する事の大変さを知らないのかなぁ?
そんなんじゃファン失格だよ(←失礼なやつ)。


そんな「恋愛的瞬間」の中で印象深いフレーズ。他にもいっぱいあるけど。
友情というのは何らかの障害があって結ばれることのできない恋愛関係である。
それは例えば同性であったり相手に恋人がいたりとか」
(例によってかなりいいかげんな引用)
友情と恋愛の境界線って何だろうってずっと思ってたので、
あまりにしっくりくる答えに感動してしまったのです。ホントに。

異性のあいだに友情が成立しにくい理由も、考えてみれば当然なのかも。
最初から性別による障害がないんだから、踏みとどまる理由もなし
親しくなってしまえば、友達→恋人になる可能性って十分あるわけだ。

ディープな例だと。いわゆるホモ系でしっかり男が描けてるやつ。
そーいうのって、なんてゆーか少年マンガと似てるんです。
だって熱き男の友情って、どことなくホモっぽいから(笑)
そこから「やおい」が派生したのだって、歴史的な必然なのかもしれない。

でもほとんどの男って同性の構図は考えないから。
(Hマンガの女同士ってちゃんと描けてるのはほぼ全部女性作家)
どれだけ熱くても友情なのです。無意識でブレーキかけてるのかも?
でも障害を乗り越える人がいても不思議はないよーな気がする。

だって美少女マンガ(Hマンガ)でやけにアナル(尻)にこだわる人いるし。
そんなに尻がいいなら男でもいいんじゃない?とか思ってしまう(爆)。
しまった、今の一文で真面目な内容が全て台無しでぃ。とほーー(泣)


ブレイクスルー (99/2/15) 次へ 前へ
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先週雪が降らないって書いたらこれだから……
つくづく天の邪鬼な性格してるなチミも。
ってゆーか誰に言ってるんだよ(笑)

にしても、雪の降ったその日に灯油が切れた……
家のすぐそばにあるスタンドはお休みだし。祝日だからか?
灯油を求めて徘徊してしまった。寒かったよ。重かったよ(泣)。


ところで、嬉しいお知らせが。
ついについに「空のイノセント」の連載が再開しました。ドンドンパフパフ。
表紙に書いてあっても載ってないことがあるので(爆)、中身も確認済み。
だいたい1年ぶりか……これでやっと完結に向けちょっと(だけ)前進。
あとは、なるべく毎月載って年内に完結してくれれば言うことなし。

あ、よくよく考えたら「ばんがいち」の発売日は17日だから、世間的にはまだか。
でも某所ではすでに売っていた(笑)。4日も前に売ってて発売日の意味は?

それにしても「ばんがいち」はいい雑誌になったねー。
「空〜」が載ってれば快楽天といい勝負なんじゃないかな。
新しい人がとても上手いし。特に後藤晶さんとか出水守真名さんとか。
出水守真名さんなんかは「ナチュラルハイ」に描いてたころあんまりピンと
来なかったのに、ずいぶん作風がハッキリと出てきたし。
あとは一部のみょーに幼年趣味な作品をなんとかしてくれれば……
関係ないけど山田可南さんアッパーズの新人漫画賞で佳作とってる。


もう一つメデタイと言えば!
なんと「フルーツバスケット」がオリコンコミックチャートで14位に!!
好きな人で他にもブレイクした人って何人かいるけど、
特に注目してた人なので嬉しさもひとしお。自分のことのよーだ(笑)。
一番古いデータが「翼を持つ者 2巻」で、実に81位だったんだから。
(今は30位までしか載ってないけど、昔は100位まで載ってた)

ところで実は前にも書いたけどNAVIはヒットの予言者だったりして(笑)。
実際気に入って人やモノのブレイクする確率が高いのです。
中ブレイクとかも含めると、確率にして5割ぐらいかな?
でも理由はわかりきってたりする。

何かを気に入る時、一番重要な基準が面白さがわかりやすいことだから。
作り手側の自己満足だけで、受け手の視点が存在しない不親切なのは、
あんまし好きになれないから。だいたいそれじゃ自慰行為じゃん。
受け手のことを考えるのと、受け手に媚びるのは違うと思うのデス。
そのへんがイマイチわかってないクリエーターって多いよ。


ブレイクといえは宇多田ヒカルさん売れてるね……
「Automatic」売れまくってミリオンだし。全くもー(笑)。
持ってるし、これは絶対売れると思ったけど、そんな簡単に売れるな!(爆)
Misiaといい、こーゆーのが売れる時代になったのだな
とか年寄りくさい気分に浸ってしまうぜ。

最近ちょっと気に入ってるのだと、
「she shell / reep」アーティスト名と曲名を逆に覚えてた(爆)。
もとソフバの人がプロデュースしてるやつです。
浮遊感漂うボーカルと曲調にギターの音がキレイに重なってる。
どーもピアノとかギターのキレイな音に弱いらしい(笑)。
だからLUNA SEAが好きだったのか。って今ごろ何ゆーとる。

「coca / テレパシー」もとエレキブランの人らしいです。
あれエレキブランって解散したの?そもそも女なんかいたっけ?(笑)
おお、確かにいるな、ってゆーか逆ドリカム構成だったり。
今ごろ気づくなよ。ちゃんと中見ろよ。音だけ適当に聞いてないで(汗)。

「SUPERCAR / Sunday People」全く得体の知れない人たち(爆)
これもかなり浮遊感漂ってる。2曲目はドラムンベース+ギター構成だし。
よーするにボディビートかデジロックか?確か新曲が最近出てたハズ。

「FANATIC◇CRISIS / ONE-one for all-」いきなりミーハーかい(汗)。
なんかみょーに気に入っちゃって(笑)。耳に心地よいというか。
曲調といい声といい、なんか若いっていいなぁぁぁ(爆)
おのれは若さを吸い取る吸血鬼かっつーの。

真打はやはり「ROUAGE / SOUP」でしょう。やはりタダモノではない。
ビジュアル系だけと、そこらへんの人には付いてこれないほどディープ(笑)。
いきなり「昇るブタ」って、、、なんスか、このタイトルは(笑)。
「endless loop」もシングルとはずいぶん違うダークなアレンジに。
やっぱ人としてディープでダークでなくてはいけません(おいおい)。


ディープというとゲームの「BLACK/MATRIX」(笑)。
このタイトルを聞いただけで、ピンとくる人はくるでしょう(爆)。
きっとこれ好みじゃない?とか言われました(笑)。
むむむ、なぜそれを知ってるのだ。ワタクシの秘密を……
ってゆーかバレバレじゃん(笑)。
しかし、サターンは持ってないんだよ。誰かくれよ!(おいおい)

いやいや、それ以前にやりかけのゲームがいっぱいあるんですが
前にゲームのこと書いて以来全然やってないし。とほほ
そーいや「FF8」でたっけ。まだ買ってないけど。
結局ゼノギアス終わってないよ(汗)。すでに買って1年なのに。

そーそー、雑誌にどー載るかは知らないけど、
とりあえずゲーム系のページを気合で修正しておきました。
レビュー以外のページはほぼ修正しおわったハズ。
内容を根本的に書き直すのとか、追加するのはとても時間ないので、
微妙な字句修正とデザインの修正だけしておいたよ。
それでもかなりの作業量だった……

てなわけでまた来週。


計算づくの悪意 (99/2/9) 次へ 前へ
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今週は寒かったっす。
でも東京は雪が降らない。今年はこのまま終わってしまうのか。
いいのかそれで!ってナニ言ってんだか。
てなわけで、今週は恒例のコミックお薦めリストなのです。
が、まだコメント作成中……(汗)
ちっと煮詰まってるよ。いつものコトだけど。ふふふふふ(←恐い)
先にこっちを書いてしまえ。


女性誌の今月の1冊は、これしかないでしょうの「BASARA」に。
まだ外伝が残ってるけど本編は完結したし。お疲れさまということで。
これだけ感動して、これだけ泣けた作品は、しばらく出ないだろーな。
この作品の誕生の瞬間をリアルタイムに見てこれたのは幸せだった。

次点は「フルーツバスケット」「さよならスモーキーブルー」でした。
高屋奈月さんの新作は今までと全然イメージが違うって聞いてて。
実際読んでみたら確かに見た目は違うけど、高屋節炸裂ってカンジでした。
なんというかとってもらしい作品に仕上がってマス。つくづく感性の人だよ。
一見するとあんまり上手そうに見えないけど、そんなこと決してないと思う。

池谷理香子さんはNAVI的には鴨居まさねさんよりずっと注目してるのです。
どーも鴨居さんの方が評論家受けするけど。確かに違いがハッキリしてるし。
でも微妙なバランス感覚というか時代感覚というか空気感みたいなのは、
池谷さんの方がずっと上手いと思うのデス。派手さはないけどさ。

そして注目の新顔は鳥人ヒロミさん。上手いじゃねーかよ、ちくしょー(笑)
少しずつだけどJUNE系もどのへんをチェックすればいいのかわかってきました。
まだまだ、そんな人は知ってるよ、みたいのしか出てこないと思うけど、
初心者なので勘弁してくださいよ。だんなー(って誰?)。

他にもなかなか良さそうな人が何人かいたので、将来的には追加されるかも。

男性誌の今月の一作は、またですか?の「センチメントの季節」に。
それでも今月は大豊作で、なんと次点もあるのだよ(笑)
毎月入れるのを苦労してると言うのに、まとめて出るなって。来月どーする。
次点は「恋という名の病」「クレセント ノイズ」でした。

「センチメントの季節」の後書きを読んでるといつも思うことがあるのです。
こればっかり読んでる人は知らないかもしれないけど、
NAVIにとってこの人の第一印象は「HAPPY UNDER LIFE」(野火ノビタ)で、
最後にある「ホモに生きる」って自伝エッセイマンガのイメージが(笑)。
思いっきりハジけてて、イッちゃってる内容だから。そんな人だと思ってた。
逆にエヴァのパロディ作品の方が、えっ?てイメージだったし。
だから「おごってジャンケン隊」の2巻の最後にゲストで出てくるけど、
やっぱりこんな人だよ、って思わず頷いてしまってたり(笑)。

今月は「ナイーブ」や「恋という名の病」というH色の強い作品が並んでる。
で面白いのがセックスをテーマにしてない「ナイーブ」が一番Hクサイってこと。
逆に快楽天に載ってた「恋という名の病」は描写こそ露骨だけど、
ものすごく醒めてるというか、突き放したカンジがするのです。
センチメントもかなり客観視した冷たさはあるけど、それの比じゃない。
描写さえ露骨なら使えるってのを、逆手にとった面白い作風といえるかも。


ところで、なんかまたここが雑誌で紹介されるらしいです。
なんと「TOKYO1週間」だってさ。「Tokyo Walker」のパチもんの……(おいおい)
かなり部数の出てるカルチャー情報つまみ食い雑誌じゃないですか。
「美少女CGエクスプレス」や「WWWイエローページ」とは桁が全然違うぞな。

でも、それより驚きなのは「ゲームウェブ」としての掲載だから。
コミック系ならそこそこに知名度があるけど、ゲーム系では辺境もいいとこ(笑)
いや、ちっとも笑い事ではないんだけど……
アクセス的にも有名とはとても言えないのに、なぜここが?
「美少女CGエクスプレス」の時もかなり冗談だと思ったのに、
今度のも実際見るまでちっと信じられない気分。
ちなみに2/16発売の号に載る予定だそうな。FF8発売直後ってことか。
(たぶん首都圏でしか売ってないよーな気がする)

あっ、返事が来た。2/16発売の号は、FF8特集号だそうです。
宣伝して、って書いてあったので、宣伝してみました(笑)。

にしても今度のに載ると3度目だよ。
ちょっと違うコミックファンも含めると4度目。
アクセス的にはイマイチ伸び悩んでる気がするのに、不思議なカンジ。
評価とは相性なのだと、つくづく痛感してしまうのです。


おまけで、ちょっとだけフォローを。
先週書いた、秋葉凪樹さんの日記はいつのまにか復活してました(笑)。
そしてその前に書いた玉置せんせーのとこからのリンクは
今週リストラされた模様。変なこと書いたから嫌われたか(汗)。
ネットの世界の真実は、明日にはもー真実じゃないかもしれない
だから更新の止まったサイトなんて過去の遺物みたいなもんだよ。
オタクページとか……

それから、もう一つ。
先週のようなかなり過激な内容の場合は、
実は細心の注意で何度も内容を確認してから載せてます。
微妙な表現とか、補足説明とか、これは削った方がいいかもとか。
で、実は3時間ぐらい載せるかどうかも迷ってた
なら載せるなよ、って思うかもしれない。でも自分をごまかせない性格なので。

言いたいことがあったら、言わずにいられないのです。
誰が相手でもガツンと言ってしまうのです。ガツンと。
それでもし、もー来なくていいよ、と言われたとしても。
(実際言われたことあったりする……)
我慢して自分を殺してたら、それはもはや死んでるのと同じだと思うから。

ああ、しかし性格悪いやね……
知ってて、やってるし。止める気もないし。
そのうち刺されて死んでしまうかも。それもまた人生(爆)


けがレといフもの (99/2/1) 次へ 前へ
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毎年、節分が近づいてくると思うこと。
なんで鬼打ち豆はこの時期にしか売ってないの?
いや探せばどっかには売ってるんだろうけど、
少なくともそのへんには売ってないから。
あれほど何かやりながら食べるのに向いてるものはないのに。
手は汚れないしさ。スナック系みたいに後を引かないし。
チョコみたいに後味が残ったりもしない。適度に腹が膨れるし。
デスクワークのお供として、一年中売ってくれないかな〜〜
でもタンパク質が豊富だから、いつも食べてたら太りそうだ(爆)。


ところで日常生活で腹立たしいことがあるのです。
それはセールス電話。何か作業が佳境にさしかかってる時に、
けたたましい音で中断されるのが何よりもイヤ。

それでも何か重大な用事があるのかも、って出ざるおえないし。
で、出てみたら「〜〜はいかがですか?」じゃねーーー!!!(怒)
まずセールス電話によくありがちなのは、いきなり自分の言いたいことを
べらべらと一気にまくしたてる手法。で、手間は取らせませんからって……
「ちょっとお時間は頂けますか?」ぐらい最初に言ってみろ。
もちろん「相手してる時間はこれっぽっちも無いね」って答えるけど(おいおい)。

そー考えるとダイレクトメールなんかたいして気にならないよ。
だって余裕がなければ、そのままゴミ箱に捨てればいいし。
余裕がある時は中を見てみればいいわけだから。
資源の無駄って考えも、そもそも営業とは大量の無駄の上に成り立つって
現実を全く無視したナンセンスな理屈だし。待ってて客が来れば苦労はねーの。

とにかく自分のペースを乱されるのが、とってもイヤなのです。
でも寂しいときには構ってもらいたい(笑)。なんてワガママな(爆)。


さてさて、今週はちっと某所でヒートしてしまいました。
少女マンガのH志向の是非について。描くべきか否かで。
もちろん肯定的な意見を展開したけど(笑)。当たり前でしょ!(爆)
なんとか収拾ついてよかった。議論は時として枝葉だけをとらえた
泥沼の展開になることがよくあるのです。当事者になったこともあるし。

それでふと思ったことがあったのです。
それは性に限らず欲望というのは誰でも持ってるってコト。
そしてそれは決してキレイなものではなかったりするのです。
愛だってキレイなだけじゃないし。どっちかと言うとグロいし。
でも、なぜか自分だけはキレイだと思ってる人がいる。
いや自分の中にあるキタナイものから目をそらしてるだけだけど。
それは結局逃げてるだけなのに。キレイなのは幻想だから。
自分はキタナイって現実を知っているからこそ、キレイに憧れるのです。

そして自分の欲望ってものを直視してこなかったツケもある。
電車とかでよくチカンをする人っているけど。
捕まえてみたら、どっちかというと真面目そうな人が多いのです。
自分を騙して、いい人を真面目な人を演じてきた、
そして行き場を失った欲望が歪んだカタチで吹き出したいい例だから。
そのせいかは知らないけど、チカンをしてる人って、
捕まると必ずといっていいほど言い訳がましいのです。

いい人とかいい子というコトバも胡散臭くて大嫌いだよ。
猟奇的な犯罪者って捕まってみると、いい人(子)に見えてた人が多いし。
おとなしくていい子だったのになぜ?ってコトバを聞くたびに。
おまえらはバカか!と叫びたくなるよ。
おとなしいということは、自分の感情を表に出さなかっただけだし。
というよりも欲望を溜め込んだ方が爆発する危険性が大きいのに。
いい子というのは、だいたい親や世間にとって御しやすい子にすぎないし。
そして、それは当人の意志ではなかったりするのです。


話はさらにうつろい、ディープな方に(笑)。今日はちっとノってるぜ!(爆)
2年ぐらい前、
咲香里さんの「Sweet Pain Little Lover」というHマンガを読んだのです。
で後書きにあんまりHじゃなくてゴメンナサイ、みたいなことが書いてあって。
その時に思ったこと。ちょーど前後して南Q太さんの作品に
熱中してた頃でもあって。ふと、ある事実に気がついてたのです。
Hシーンというのはリアルであればあるほどにエロく無くなっていく、コトに。

だから「Sweet Pain 〜」はストーリー展開が自然だからHに感じないのでは?
みたいなファンレターを出した覚えが(笑)。
筆無精なので、ファンレターの類は出したことが無かったけど、
電子メールの簡便さにちっと油断したよ。しかし最初がエロとは(爆)。

いわゆる男性向けのエロマンガがなんであんなに嘘臭いのか。
(これは何も男性向けに限ったことではないけど)
実は別に不思議でもなんでもなかったりする。
だって、元々欲求の消費対象として、つまりオカズなのだから。
無理なシチュエーションで残酷であればあるほどに使えるのです。

でも、そこで笑っちゃうのは。
男は女という器に魂を詰めて、そして汚すことに抵抗があるってコト。
魂を詰めない、人形のままで汚すことによって満足する。
(これはエロに限らず少年誌・青年誌でも痛感する)
魂を詰めてしまったのは、甘ったるいラブストーリーになってしまう。
欲望を現実と切り離したところで消費しようとしてしまう。
もちろん全てがそーとは言わないけど。
秋葉凪樹さんなんか魂を詰めてなお汚していくのだから、恐い人です。

でもマネキンを犯してもしょーもないと思ったりして。
やっぱり魂のある人として、それを汚さないと面白くないじゃん(爆)。
たぶん、それに気づいた人が増えてるってことなんだよ。
男性向けのエロマンガにいつのまにか女性作家が溢れてるのは。
女は女を傷つけるのに容赦ないし、男を傷つけるのにも容赦ないから(笑)

ところで、誰かにツッコミ入れられる前に書いておくけど、
現実の社会では女を理不尽に傷つける男はけっこーいるのです。
でも、その手の輩の大部分は女を人間扱いしてないから。
女として傷つけてるわけじゃないんだよ。モノかなんかだと思ってる。
たぶん傷つけてるって意識もないし。困ったもんだ……

傷つけるといえば、男女の関係。特に肉体関係。
どちらかが一方的に傷つけてるって発想はちょっと変だと思う。
傷というのは肉体にだけ付くわけじゃない
肉体の傷よりも精神の傷の方が根が深いぶん癒えるのが遅いのだし。

そもそも肉体関係に限らず、人と人とが触れ合うことは傷つけあうこと。
その結果触れ合う温もりみたいのを感じるのだから。
傷つくのを恐れてたら、温もりも感じることもデキナイのです。
まさに血を流しながら抱き合ってるようなもんだよ。
っていきなりグロいイメージでゴメンよ(汗)。

などと、発売予定表にはなかったのに(笑)発売になってた
「センチメントの季節」の新刊を読みながら、
今まで漫然と考えてたことを体系的にカタチにしてみました。


にしてもつくづく思い知ったよ。
マンガを評論しようという気は毛頭ないんだなってことに。
マンガに描かれてるコトを通して現実を見てるだけだし。
どっちかと言うと現実を切り取った格好の題材としてマンガを捉えてるって。
まさにサブタイトルの「人の心のカタチ」なんだよ。
ハッタリで付けたのに、後々考えたら、これほど適切なタイトルないじゃん。
うむ、オレ様ってやっぱ天才!(誰か止めろよ)

対象年齢の低い少女マンガをあまり取り上げないのはそんな理由だから。
そして男性誌が全体に少ないのもそーいうわけなのです。
だいたい今週の更新の98年の私的マンガBEST10を書いてて、
少女マンガが好きなわけじゃないんだって、痛感してたし(笑)。

つまり好きなのは少女マンガ的な表現手法なんだってこと。
理論をコトバで説明しようとせずに、シチュエーションを通して
感覚的に理解させようとする。そして感覚的なことを映像化する。
文学的なこと哲学的なことをそれと意識させないで読ませる

そーいう意味でいうと「空のイノセント」はまんま少女マンガです(笑)。
いや内容的にもかなり少女マンガなんだけど。ねぇ秋葉さん。
ってこんなとこは読んでないって(笑)。
そして「センチメントの季節」も青年誌に載ってるけど、
少女マンガ以外のナニモノでもないと思う。あれ。

で、ふと思ったコトがあったよ。題材も方向性も全然違うけど、
「空のイノセント」と「センチメントの季節」って目指すベクトルが同じだ。
だから、秋葉さんは日記(←今は存在しない)に
一般誌であーゆー作品(センチメントの季節)をやられたことに焦りを感じる。
って書いてたんだなーとやっとガッテンがいったよ。ガッテンでぃ親分(爆)。

確かに榎本ナリコさんの方が技巧的には上手いけど、
大丈夫です秋葉さん、あなたにはその病的なまでに自滅的な性格がある!
何かあるたびにヘコみまくるその性格が。って、ちっとも誉めてないな(爆)。
でも、その性格がなければ「空のイノセント」は生まれなかったと思えるから。
だから早く続きを読ませてくれよーー。未完の大作なんていやーーん(笑)。


あああ、今週も怒涛のように暴走してしまいましたよ、お父っつぁん(笑)。
漫画家の人(しかもファン)に読んでると言われてしまったので、
ちっと内容をセーブしようと思ってたのに、
「僕の理性はのら犬以下だった」(C)鳥人ヒロミ「年上の人」
トホホ……(爆)

すでに、取り返しの付かないことを色々書いてるんだから、
遅いんだっつーの(笑)。今さらってカンジ。ふほほほほほ(おいおい)

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