俺の妹がこんなに大人気なわけがない (10/10/7) 次へ 前へ
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始まりましたよ!俺妹アニメが!

原作ノベルを読んだ時にこれは絶対にアニメで映えると思ったし。
電撃文庫なら人気が出たら間違いなくアニメにするだろうと思ったし。
この作品よりもアニメ向きの作品はそう無いだろうって感じなので。
アニメ化という話を聞いても「ああやっぱり」って気分だったです。
アニメ化が予想してたよりも早かったかなってぐらいで。

なわけでちゃんとアニメ化すれば面白いのは間違いない俺妹アニメ。
どんな出来ばえかとても気になってついつい1話を見てしまいました
視聴スケジュールの参考にするため他の新番組の1話を見たついでに。
俺妹は内容を知ってるから確認は必要なかったんだけど。
見るまでもなく今期の作品では「それ町」と並ぶ最優先視聴対象なので。

で、実際に見た感想としては「凄く面白い!」としか言いようが無い。
内容は知ってるというのに動いて喋ってるだけで面白さが半端ないよ。
アレなモノローグは結構削られてるのに十分なほどアクセル全開だし。
(原作だと桐乃の行動やオタクネタにもっと色々ツッコミが入ってる)
インパクト抜群な1話に続いてこれからも濃ゆい内容が続々登場するし。
これは売れる!と原作ファンの贔屓目を差っ引いても思ったぐらい。

俺妹アニメの人気がとても気になったので、
来週にやる予定だった人気ランキングの新作追加を前倒ししてみました。
まだリリース情報が全然出揃ってないのであくまで参考って感じですが。
※サイドのランキングはもう少し新作が増えてから差し替えます

その俺妹アニメの人気ですが現時点でトップ争いをしていますね。
チャートのパターンとして最初にドーンと上がってから少し落ち着いて
それから放送に合わせて上下しつつ発売に向けじわじわ上がるのです。
つまり今の順位はドーピング状態です。でも一日の平均が15位は凄い。
(今競ってるヨスガノソラもドーピング状態です)
今ここまで上がってるなら下に落ちてもせいぜい100位前後だろうし。
現時点で既にヒットが約束されてると言っても過言ではないのでした。
それどころか今期の顔ぶれなら1番人気すら十分に可能性があります。
売れる(ウケる)とは思ったけどやっぱすげー。


ついでに前に書いた(ブログにない)内容を再録しておきます。
※2009/8/19の週記の冒頭の内容

「オレの妹がこんなに可愛いわけがない」がヤバイほど面白い件について、
いろいろ語ろうかと思ったんだけど時間がないので無理でした。
(時間が有ったら改めて書くかもしれないけど予定は未定です)
実はアニメと無関係にライトノベルを買ったの10年以上ぶりかも……
何しろこの10年ぐらいで買ったのハルヒととらドラ!だけだし(爆)。
マリみてとキノの旅も読んでみようかなと思いつつ幾年月。

時間が足りなくて諦めるまでは結構いろいろ読んではいたんですが。
いろいろ読めば面白い作品に出会えるだろうこともわかってるのです。
店頭に並んでる作品の中には気になるタイトルがいくつもあるし。
でも時間がないから手を出したいのを必死で我慢してるだけなのです。
それなのに、ついつい手を出してしまった。
偶然迷い込んだブログに書いてあった紹介に凄く興味がわいてしまって。
これだから知らない作品の紹介は読んではいけないんだよ!(汗)

しかしこれ兄の気持ちより妹の気持ちのほうに共感できるな(笑)。
なんで兄を嫌ってるかも(幻想の)妹に憧れるのかもわかってしまうよ。

ちなみにどんな作品かはググれ!ってことで。
山のように感想を書いてるサイト・ブログが有るだろうから。


上の文章の補足というか続きですが
実は桐乃の行動の根底に兄の京介に認めてもらいたいというのが有ります。
(原作は京介視点だからハッキリとは言及されないけど)
桐乃がいろいろ頑張ったのも全てはそこに繋がってるのです。
しかし頑張った結果として兄に避けられ蔑ろにされてしまったのでした。
物語の冒頭は関係がこじれてどーしたらいいか判らなくなってる状態です。
真夜中の人生相談は桐乃が関係修復のため一大決心でやった行動なのです。
素直じゃないから実にわかりにくいけど。

そのへんを念頭において見てると
ただナマイキなやつだと思った桐乃が実にいじらしく見えてくると思う。


いつものアニメ感想に行く前にコミックお薦め更新のこと。5月分です。
更新日を少しでも前に詰めたかったけどまたさらに遅れてしまいました。
今回は余裕がないので簡単なコメントも無しで。
ああ、そういえば女性誌の方はついにコメントが一つも無い状態に(汗)。


「DVD 化物語 4〜6巻」
放送の最終回から実に1年ぶりの続きです……
最終巻は最初2月末発売予定だったのに実際に発売されたの7月末だよ。

それはさておき最後まで見て思ったこと。
最後に翼のエピソードが入ってるのはそーいうことかと。
前にも書いたけどこの作品ってよくあるハーレムモードな構図なわけで。
と言っても恋愛感情と呼べるのはひたぎともう一人ぐらいでしょうが。
撫子は憧れ以上恋愛未満みたいな感じだし。残りは友情だろうし。
それでも二人いれば選んだ後の人間関係の清算が必要になってくる。
つばさキャットの中に先んじて暦とひたぎとのデートが入ってるのは
そのへんの意図をハッキリと感じさせるためなのだろうなと思ったよ。

ハーレムモードの主人公というのは基本的に相手の想いに気付きません。
でも現実だと相手に優しくされたら好かれてると思うのが普通だろう。
(あとがたりで神谷さんもそう言ってたね)
実際には相手にそんな意図がなかったとしても舞い上がるのが普通です。
一昔前のラブコメだとむしろそんな展開の方が有りがちだったぐらい。
だけど暦は誤解なんかしないぞみたいな予防線を張っていたのでした。
相手の好意に警戒するとか過去に何かあったんですか?(笑)

明らかな好意を持って接していたのに相手には全く気付いてもらえず、
誰よりも近い距離にいるから今の関係のままでもいいと油断してたら、
突如として現われたライバルに一瞬にして掻っ攫われてしまった。
心中穏やかではないんだから、泣き叫んで想いをぶつければ良いのに。
(イメージとして実際にそんなシーンが映像で出てきます)
そうすれば想いが届かなくても気持ちになんらかの区切りはついたはず。
怪異が再び発現するほどのストレスを溜め込むこともなかったのです。
そんな性格だったら最初から怪異に取り付かれないけどね……

本人が絶対に伝えなかった本心を怪異に喋らせてるのを聞きながら、
まるで傷ついた心が生み出したもう一つの人格みたいだなと思ったり。
多重人格が生まれるのって耐えられないストレスを代替するためだし。
無軌道に暴れてるようで宿主の意向に一切逆らわないのがそれっぽいね。
クライマックスで暦に襲い掛かるときもわざわざ位置を指定してたし。
(何で影が出るように仕向けてるのかと思ったら)
怪異は人と違う理で存在してて人とは馴れ合えないとか言ってたのに。
まぁ、出てこなかったら死んでも仕方ないぐらいには思ってたかも。

そーいや、最後のエピソードでやっと忍(元吸血鬼)の意思が見えました。
暦が一時的にせよ吸血鬼化したってことはパートナーに選んでたわけか。
前日譚として匂わせるだけで具体的に描かれてないから気付かなかった。
そうか、だから撫子や暦の連れてくる女の子を睨んでたのかと理解した。
1巻のキャラコメンタリーで心中穏やかではないってそーいう意味かと。
やっとバラバラな断片が繋がってスッキリしました。
詳しいエピソードは傷物語のアニメ(絶賛制作中)をお楽しみにですか。
にしても阿良々々々木さんはモテモテですね。

最後のエピソードに相応しく忍野さんがいなくなってしまうんだけど、
なんとなくその予感めいたものは前のエピソードから有りました。
いつまでもここに居るわけじゃないんだよ、とわざわざ言及してたし。
その時の「挨拶もせずに居なくなったりはしないよ」という言葉を、
忍野さんがビルの上から声をかけるシーンを見ながら思い出しました。
ああ忍野さん行っちゃうんだ、と。暦は全く気付いてなかったけど。

初見の13話以降については以上で、放送とレンタルDVDでの違いなど。
まず、つばさキャットの1からちゃんと翼バージョンのOPになってます。
放送時は1も2もひたぎバージョンOPだったからね(2はDVDでもひたぎOP)。
そして1と3がネット配信で使ってた(らしい)実写版のOPでした。
4と5はDVD/BDで初お目見えのアニメ版のOPになってます(曲は同じ)。
アニメ版のOPは放送したらやばそうな絵が一部入ってたりする……

撫子OPはなんと1と2で微妙に違う2種類(帽子有り無し)があったりして。
アレ?放送時はどうだったっけと確認したら1にはOPがついてなかった。
放送時に2についてたやつがDVDでは1についてて2のが追加新作みたい。
あと撫子と翼のEDは放送には無かったスペシャルバージョンになってる。
※撫子バージョンEDのノンクレジットはなぜかついてない
スケジュールに余裕があったら全員分作ってたかもしれないね。

本編は絵の無かったなでこスネイクの終盤に結構手が入ってる感じ。
それどころかなでこスネイクは1の冒頭から既に絵が違うのがわかる。
確認してないけどほぼ全編にわたって手が加わってたという話です。
絵が足りなかったぐらいだしこのスタッフならそれぐらいやるだろう。
絵が足りてても後処理で大幅に手を入れてくること珍しくないんだし。
時間有ったらじっくり比較してみたいもんです。

あと、凄く気になってた撫子の本屋さんでのモブのシルエットのこと。
放送時には1カットだけ存在したモブのシルエットは無くなってたよ。
やっぱりこの作品は主要キャラ以外の人は意図して描いてないようで。
(コメンタリーでは人がいないとか言ってるけど違うだろう)
平板でイラストのような背景といい現実の模倣とは対極な表現だなと。

キャラクターコメンタリーの話。
なでこスネイクのコメンタリーは撫子と忍野さん。
放送時はハッキリとは気付かなかったけど撫子って天然キャラだったのか。
画面で大変な事が起きると〜さんが大変すぐに助けに行かなきゃとやるし。
その度に忍野さんに間に合わないからと止められていたよ。
天然なボケキャラの撫子と解説とツッコミの忍野さんみたいな感じでした。
ツッコミはともかく忍野さんは今までで一番まともに内容の解説してたね。
まるでオーディオコメンタリーみたいだった(爆)。
それまでのはキャラ(ここ重要)が好き勝手に喋ってただけだし。

つばさキャットのコメンタリーは翼+ヒロイン全員と暦でした。
それまでと違って1話毎に相手が交代する特別仕様になってます。
好き勝手に喋るヒロインたちの手綱を翼が締めるみたいな感じだったです。
その中でもひたぎが登場するデート回のその2がなかなか面白かったなと。
自分の行為にコメントするのは難しいハズなのにひたぎは相変わらずで。
下の名前で呼ばせるための策を巡らせるのがいじらしいと自分で言うし。
策を巡らせる人はいじらしいとは言わないとか突っ込まれてたけど。
あのシーンでひたぎは何で下の名前で呼ばないのかと翼に問われると、
だって恥ずかしいじゃないの」と……

最終話にはついに相手役として暦が登場。
思わず興奮する翼が見もの(聞きもの?)です。
そして本編での鬱憤を晴らすように意地悪をしまくってました……
その辺は実際に聞いてもらうとして。
あちこち絵が無い(線画)だとかコメンタリーで言及していたり。
ここだけちゃんと絵があるしこのキャラはスタッフに愛されてるとか。
これって実際にもそうだったのかな、それともネタで言ってるのかな。
キャラコメンタリーは台本があるのでどこまでが事実かはわかりません。

で傷物語のアニメはいつですか?


「ToHeart2 adplus 1〜2話」
2009年にリリースされた30分×全2巻のOVA。
原作は美少女恋愛ゲーム(PS2)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDは全てリリース済

ToHeart2の3期OVAで内容も方向性も体裁も今までと全く変わりません。
主題歌なんて2期OVAと全く同じだし映像も一部だけしか違わないし。
※新たに登場するキャラが増えてます
まるで2期OVA(ToHeart2ad)の3話目と4話目みたいな気がします。
それ言ったらOVAは1期からずっと続きみたいなもんですが……

実は2期OVAを見た時点で続きはもう借りなくていいやと思ってました。
でもAT-Xでやってたのでせっかくだから(元を取るため)録画しました。
ちなみに今回AT-Xでは1期OVAから7本分全てやってました
今度リリースされる(された)4期OVA(adnext)の宣伝みたいっすね。

内容の感想としては(ヒロイン)キャラがまた増えたなというか。
イルファとかいうメイドロボが登場して貴明の家に住み込んでいるし。
河野はるみという転校生(らしい)キャラが貴明に猛烈アタックしてるし。
(シルファをお姉ちゃんと呼んでるからこやつもメイドロボか?)
何の説明も脈絡もなくヒロインキャラが増えていく作品だなと……
草壁優季もOVAになってからいきなり同級生として登場したみたいだし。
(テレビ版では回想の中でしか登場しないそうな)
原作ゲームをやってることを前提にして作ってるような気が凄くします
にしてもこの作品ってヒロインキャラがちょっと多すぎないかい?
キャラが多すぎるのでOPにいるのに未だよくわからない人がいるよ。
スーパーの買い物の最中に二人の前でいきなりけつまずいた子とか。

1話目は貴明の家に住み込んだイルファがはじめてのおつかいをする話。
人見知りをするとか恋焦がれるとかおよそロボとは思えないキャラだね。
イルファに対抗するはるみ(ミルファ?)も人間にしか見えないし。
凄い技術力と思うべきか。ロボなコスプレをしてるだけと思うべきか。
2話目は水着グランプリの準備で花梨の大事なものが行方不明になる話。
めぼしいヒロインキャラが大集合して水着になるサービス回みたいな。

※オマケのショートストーリーもちゃんと放送されました


「ブレイクブレイド 1〜2章」
現在進行形で上映中の50分×6部作の劇場アニメシリーズ。
上映が終わった分は各バンダイチャンネルで有料配信中です。
原作はWEBコミック誌(ブラッド)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※レンタルDVDはセルDVD/BDと同時にリリース(2章までリリース済)
現実とは違う世界。現代とは違う時代。近代にどこか似ている世界。
この世界には化石燃料がなく内燃機関による文明も存在しなかった。
そのかわり人は石英に力を伝え動かす魔力のようなものを持っていた。
物体に張り巡らした石英を制御し動力とすることで文明を発展していった。

主人公のライガットはこの世界では珍しい魔力のない「能なし」だった。
魔力が無いので機械を全く使えず自分の手で畑を耕して生活していた。
そんなライガットの元へ学校時代の友人であるホズルから文が届いた。
今はクリシュナの国王となったホズルに会いに首都に来たライガットは
ホズルに隣の大国アテネス連邦による領内侵攻を伝えられるのだった。
しかもアテネスの先鋒の指揮官が同じ学友だったゼスだと言うのだ。

絵はいいと思う。さすがに劇場で上映してるだけあるかなって感じで。
ロボットによるアクションも派手だしよく動いてるのでいいと思います。
主人公がいきなり凄いロボットを動かすのもお約束だけどいいとは思う。
でもロボのアクションに尺を割きすぎなので中身が薄いとも感じるかな。
敵対する国家と友人関係の間で悩むみたいな構図の作品のはずなのに
人間描写も生活描写も尺の関係でかなりおざなりで響いてこないから。

それとゼスが賢いという設定のわりに思慮が足りないのが気になるね。
降伏をしろというのにその条件を知らないとかお馬鹿さんですか……
条件を知ってても同じことを言えたのかそっちの方が興味がわくよ。
リィも敵国に攻め込んで散々先制攻撃しながら蛮族とか言ってるし。
どーにもこの作品は感覚的にしっくりこない部分が多いのでした。
絵は大事だと思うけど、描く内容はそれ以上に大事だと思うのですが。

内容の問題にアニメ脚本や原作の問題も少なからず有るだろうけど
1クール程度の長さでロボットアニメをやることがそもそも無謀な気が。
ロボットアニメはその性質上アクションに割く時間が結構あるわけで。
そこで人間模様とか国家の関係とか描きたいなら1クールじゃ無理です。
ロボットが活躍すれば後はどーでもいいぐらいに割り切らないとダメ。
それか逆にロボットはあくまで道具として脇に追いやるぐらいすべき。
この作品はたった1クールの尺でロボットを活躍させ物語を描いてるから
底の浅さが気になってしまうのでした。

まぁ、連作劇場版という収益スタイルが根本の問題ではありますね。
6部作だってかなり無茶なので、12部作とかおよそ現実的じゃないし。
でも現在のテレビアニメの採算性を考えると仕方ないかなとも思う
話数が少なすぎでレンタルもないコミックスの抱き合わせよりはマシ、
と考えるべきなのでしょう。

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