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液晶テレビの明るさ調整はなんとか上手く行ったみたい。 と言う話を詳細に書こうと思ったけど時間切れなので次の機会に。 なわけで毎月恒例のコミックお薦めを更新しました。12月分です。 再びずるずると更新日が遅れてます。今回は戻せるかも未知数です。 なにしろ買っても読んでる時間がない。さらに買う金もない…… いくつか補足したいタイトルも有ったけどその時間もない。 まさにあっちを立てるとこっちが立たずという感じですか。 アニメの感想は久々に本数が多いです。 単発やショートばかりで見てる時間は大したことないですが。 見やすい&書きやすいので本数を水増ししただけというか(汗)。 「おんたま! 1〜5話」 2009年にネット配信された全5本×12分のシリーズ。 原作はマニア誌(GUM)のマンガで読んだことはありません。 今のところレンタルは出てません。これはAT-Xの放送を録画したものです。 今もニコニコ公式チャンネルで有料配信してるので安価で視聴は可能です。 小学生の苺はいつも母や自分にキツくあたる義父を疎ましく思っていた。 本当の父親だったら母を泣かせることもなく日々が過ごせるのにと思った。 そんな時に妙な青年が現われ苺の願いを叶えてあげると口走るのだった。 青年が変人に見えた苺は逃げようとしたが強引にバスに乗せられてしまう。 そして次に目を覚ましたのが母親と出会った頃の実の父親の前だった。 実の父親は苺が呆れるほどのヘタレでとても恋愛成就は難しそうだった。 だから苺は父親と母親をくっつける手伝いをすることにしたのだった。 それが母親を幸せにする方法で、この時代へ来た意味だと思ったから。 元々は一瞬にして終わったコミックヨシモトに掲載されてた作品らしい。 これを見てるとコミックヨシモトってどんな雑誌!?とか思ってしまう。 だってこのアニメの内容って完璧な少女(向け)アニメだよ。 小さな女の子が温かい家庭を作るために奔走するという内容なので。 配信ルートとか掲載雑誌とかが明らかに内容とかけ離れてるような…… 変身ヒーローみたいな妙にマニアックなネタが入ってたりもしますが。 表現的にも佐藤順一さんの系統の正統な少女アニメのスタイルだし。 ※監督の追崎さんはケロロをやってたりと佐藤順一さんに近い人 マニアの視聴に絶えうるクオリティなだけの少女(向け)アニメです。 内容的にも小さい女の子に見せた方がいいんじゃないかと思ったり。 コミックヨシモトという雑誌はヨシモトの芸人が噛んだ作品が大半で、 この作品も(マンガの)原作をはりけ〜んずの前田登さんがやっています。 どの人が前田登さんか全く知りませんが(爆)。 実のところ見るまで芸人が原作って聞いて全く期待してませんでした。 どこまで原作者の力かわからないし、構成自体はわりとシンプルなので、 アニメスタッフが頑張ったのかもだけど、正直ごめんなさいって感じ。 これとても良く出来てるよ。50分でいい感じにまとめてて感動的だし。 ※10分ぐらいで1話になってるけどストーリーは全体で一つ 途中までも普通に面白かったけど、終盤のまとめ方が凄く良かったから。 ちなみに前田登さんって(濃ゆいレベルで)アニメが大好きな人らしい。 あまり洞察力のない人なら終盤の展開であっと驚くんじゃないかな。 そーいう意味でもまだ人生経験の少ない小さい女の子の方が向いてる。 てゆーか仕掛けに気づけない方がより大きなインパクトが有るので。 私は残念ながら途中でアレこれってもしかしてと気付いちゃったけど。 苺の本当の父親ということは二人は一度結ばれてるってことだから。 だから実の父と母をくっつけることは問題の解決にはならないわけで。 義父も苺が思ってた姿と違い優しいし二人をくっつけようとしてるし。 なのになんであの未来が、と考えた時にほぼ正確な事情が想像できた。 その事情に接して初めてこの時代に来た本当の意味を知るわけです。 そのへんの具体的な内容は自分の目で確かめてください。 (既にネタバレなことがいろいろ書いてありますが) 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱とにょろーんちゅるやさん 1〜2巻」 2009年にネット配信された全13回×10分のシリーズ。DVDレンタル。 「涼宮ハルヒの憂鬱」のパロディ漫画が原作で読んだことはありません。 ※セル・レンタルDVDは全巻リリース済 1回あたり「ハルヒちゃん」2本「ちゅるやさん」1本という体裁で、 1本あたり3分程度のショートなギャグ作品です。どちらの作品も。 原作自体がパロなので大元の原作を知ってればアニメは楽しめます。 てゆーか大元の原作かアニメを知らないでこれが楽しめるかは不明。 DVDの1巻には5回まで、2巻には9回まで(4回分)収録されてます。 映像特典も全て収録されてます。たいした映像特典はないけど(爆)。 (角川エンタは大概セルもレンタルもディスク内容が同じです) デフォルメされた絵のギャグ作品で一見すると気の抜けた見た目です。 しかしよくあるフラッシュアニメに比べると異常に力が入ってます。 トゥーンのCGを使って省力化した以上に余分な手間をかけてる感じ。 手抜きアニメと思ったら全く手を抜いてないあたり京アニらしいね。 ギブリーズほど凄くはないけど表現的にも結構いろいろ試してるし。 いつも気合は入れても冒険をしない京アニにしては珍しいぐらい。 ハルヒちゃんなんかギャグ作品のクセに意外に原作に沿ってるし。 多少誇張が入ったり改変もあるけどキャラにそんな違和感はないし。 長門がエロゲーにハマるのは原作とは違うけど可能性はありそうだし。 「Pradise Lost」を歌いだした時はツッコミ入れたくなったけど。 (同じ角川のアニメ作品だからデキるネタだね) オリジナルの原作やアニメが好きなら十二分に楽しめると思います。 節分やバレンタインとかまだ本編でアニメ化してないネタも出るしね。 ※原作には節分やバレンタインのエピソードがある 無駄にノリがいいしキャラに思い入れもあるから結構楽しかったよ。 本編(2期)がエンドレスエイト8連発という大暴投を続けてた時に、 ならハルヒちゃんをやれよと言われた意味が今さらにわかりました。 こんな感じの読みきりのオリジナルを入れれば良かったわけだから。 ああ、そいや2期の続きを見るの(EE8連発に呆れて)忘れてた…… ハルヒちゃんはわりと本編の内容に沿った正攻法なギャグなのに対し ちゅるやさんは原作とはかなり違った内容のナンセンスなギャグです。 4コマ誌とかに時々あるナンセンスでシュールな笑いの作品みたいな。 ハルヒのキャラの見た目や設定を借りたオリジナル作品って感じすね。 こっちは面白さの質が特殊なので合う人は合うとしか言いようがない。 てゆーかキャラに思い入れがある私ですらちょっとポカーンな感じで。 ときどき面白いけど、残りは「ユニーク(長門)」とか言いたくなる。 内容はともかく表現的にはまさにユニークって感じで興味深いですよ。 この手の作品は他人の感覚があてにならないので自分の目で確かめて。 これもサントラが1巻の初回版に付属してます。 「おおかみかくし 1〜6話」 1月からTBS他(2局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。 BS-TBSでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。 原作はPSPのミステリーADVノベルでやったことはありません。 ※セルDVD/BD・レンタルDVDのリリースは4/23から 九澄博士(ひろし)は父の仕事の関係で妹と一緒に嫦娥町に越してきた。 山間にある嫦娥(じょうが)町は昔から伝わる奇妙な伝承が残っていた。 そんな古い町も開発され近代的なニュータウンに生まれ変わってきた。 九澄博士の目にはここは自然が多くて暮らし易いごく普通の街に見えた。 転校先の学校での尋常ではない歓迎っぷりに多少の違和感を覚えたが、 転校生が珍しいからだろうと言われそうなのかなと深く考えなかった。 摘花五十鈴(いすず)に出会った早々からいきなり迫られまくったのも、 一目惚れとはそんなものかと思ったし好かれるのも悪い気はしなかった。 クラス委員の櫛名田眠(ねむる)の変に冷たい態度が少し気になったけど、 彼女は誰にでもそんな態度だと言われてそんなものなのかと納得した。 最初の一つ一つの違和感は些細なもので、感じ方の問題だと思ってた。 しかしこのとき既に博士の周囲で異変は静かに始まっていたのだ。 この作品を一言で表現するなら「はっさくのかおる頃に」みたいな(笑)。 原案・監督をやってるだけあってひぐらしと文法や仕掛けが似ています。 ひぐらしほどはクセが強くないのは(原作を)多人数で作ってるからかも。 ひぐらしはキャラの違和感が凄いけどこっちはそれほど酷くはないし。 でもクラスメイトとかの態度が無駄に明るいのが少し気になったかな。 それも物語の仕掛け(違和感)と解釈すればアリかなとも思えてきけど。 謎の断片を散りばめるけど全容は見えないもどかしい感じはよい思った。 元からミステリアスでホラーな展開が好みだからってのはあるかもね。 ひぐらしだって違和感はあるけど題材は嫌いじゃないよ(むしろ好み)。 旧市街と新市街という図式で「旋風の用心棒」を思い出したりもして。 ※ミステリーアニメの名作・内容は全く似てません 1クール作品なので6話まで見ればわりと物語の仕掛けが見えてきます。 4〜6話で1周してたひぐらしよりはもどかしい展開になってるけど。 6話までに出てきた物語の根幹に関わる情報の断片を繋ぎ合わせると 嫦娥町に昔からいる人は嫦娥狼の血を受け継いでるみたいな設定かね。 赤い月と愛欲とかによって受け継がれた獣の性が発現するのだろうか。 それを抑えるための薬が存在してて嫦娥の八朔に関係があるみたいな? にしても人を好きになったら狂うのだとしたら何だか切ないっすね。 人を好きになったせいで落ちてしまった女の人なんか可哀想だったし。 五十鈴のこの気持ちは恋だよね?と博士に問い詰める姿もズキっとするよ。 一誠さんの狂いっぷりにはあまり同情はできなかったけど…… (なんだかこの作品も男女の扱いにずいぶん差があるような) まだ見えない部分も当然ながらあります。 バイオリンを弾いてた真那香織さんのこととか。 嫦娥町をいろいろ調べてる賢木さんと過去に関係があったっぽいのに、 香織さん自体は賢木さんのことを全く覚えて(知ら)ないみたいで。 一誠さんに襲われた女の人の処遇を考えると何か処置を施されてる? 気分が悪くなった後に腕に血管みたいな筋が浮かび上がってたので 嫦娥狼の血の何かは吸血鬼みたいに噛まれると感染するのだろうか? しかしまぁ、血とか薬とか発症とか、ひぐらしと仕掛けが似すぎです。 そのわりにこれは人気ないですが。面白さは大差ないと思うのに。 (見た目に至ってはこっちの方がいいぐらいなのに) 「きグルみっく☆V3」 2009年にリリースされた単発30分のOVA。 今のところレンタルは出てません。これはAT-Xの放送を録画したものです。 いわゆる戦う変身魔法少女っぽい作品です。大きいお友達向け邪道系の。 2クール作品の中の3本をベストエピソードとして抜粋したという設定で 30分を3分割した構成になってます。ストーリーは無いようなものですが。 全編がノリとハッタリとサービスしかないような作品なので。 いきなり次回予告で始まったりとツッコミどころが満載なカオス作品で、 戦う変身魔法少女らしく敵は出てくるけどほとんどネタ要員でしかない。 小学生のあづきとむつみのボケツッコミと姉のななみの奇行がメインです。 ちなみにあづきとむつみのキャラがまんま美羽と千佳です。ましまろの。 二人とも喋り口調から声の感じまで似せたと思えるほどそっくりですよ。 毎回のように爺ちゃんが登場するあたり意図して似せてるんだろうね。 ※アニメの苺ましまろにはなぜか同じ爺ちゃんがよく登場する ましまろのキャラが小麦ちゃんみたいな邪道変身魔法少女をやってる と考えてもらえばほぼ正確にこの作品の内容をイメージできてるかと。 悪ノリっぷりも小麦ちゃんに負けず劣らず突き抜けまくってます。 あづきなんかお約束の変身シーンでコスチュームを自分で着てたし。 まぁ、この監督って公式が病気のそらおとを作った人だしな…… キャラはまんま苺ましまろだし邪道系は何作目だって感じだし、 この作品ならではのオリジナリティはほとんど無いに等しいですが、 ノリは凄くいいし、バカバカしくて笑えるし、よく動くので楽しいです。 まっとうな方法だと買うしか見る手段が無いのが難点ですが。 「スカイガールズ OVA」 2006年にリリースされた単発30分のOVA。 今のところレンタルは出てません。これはAT-Xの放送を録画したものです。 「おとぎ銃士赤ずきん」同様に先行OVAからテレビへと展開した作品です。 OVAとテレビ版はスタッフがほとんど同じなのでほぼ先行プロモ状態すね。 このOVAの内容はテレビシリーズだと中盤あたりに出る内容なのかな? 戦艦である作戦行動をしてる最中に敵と遭遇して戦うことになる展開で。 尺の都合で状況説明が端折られてるのでいまいちよくわからないけど 成果を見せろ的な流れなのでたぶん本格的な戦闘は初めてなのかなと。 いきなり巨大な敵と戦うし最終兵器的な凄い技を使ったりもしますが。 30分でキャラ紹介も機体紹介もバトルの見せ場もやる必要があるから、 ある程度はプロセスをすっ飛ばしてるのも仕方ないかなとも思ったり。 (30分しか時間がないわりに説明を頑張ってるなとは思った) その点テレビ版は時間の余裕があるのでプロセスを丁寧に描いてます。 ディティールを丁寧に描きすぎで序盤は戦いの兆しすらないけど…… これを見た後にテレビ版を3話まで見返してみました。 見比べた感じでは見た目もクオリティもほとんど同じという印象です。 アクションシーンはOVAの方が派手だけどそれは内容の問題なので。 テレビ版だってオープニングは派手だしJ.C.なら本編でもやるしね。 むしろテレビ版のほうが光学系エフェクトが濃い目にかかってるので 見た目の質感というか空気感の表現みたいのはOVAよりもいいいかも。 そしてテレビ版はディティールやプロセスの描写がとても良く出来てる。 なのでOVAはテレビ版のエッセッスの紹介以上の価値は無いかも…… テレビ版が好きでもしも見る機会があればどうぞという感じですか。 てゆーか比較のためにテレビ版を見てたら続きを見たくなった。 最初に見たときも時間があれば続きを見たいと思ってましたが。 3話みたいにプロセスを着実に積み重ねつつここぞで盛り上げる手法とか、 設定とか描写のディティールをしっかりやるところがスト4を彷彿として。 この作品は(アプローチが)好みっぽいと今までの経験から感じるのです。 でも似た設定のストライクウィッチーズはあまり好みでは無かったり。 フェチ度なら圧倒的にスト魔女の勝ち(こっちもフェチっぽい)だけど、 それ以外のディティールやプロセスの描き方が凄いテキトーなので…… だから私的にはこっちの方がずっと好みです。世間的にはあっちでも。 (フェチ度満点なのが気に入らないわけではない) 「ケータイ少女 1〜5話」 2007年頃にネット配信された約6分×5本のショートアニメシリーズ。 原作は携帯電話の恋愛シュミレーションでやったことはありません。 全5本及びエピローグを収録したDVDが発売中。レンタルはしてません。 これはずいぶん前にファミリー劇場で放送したのを録画したものです。 各バンダイチャンネルで有料配信してるので安く見たいならそちらで。 内容は主人公の相田尋と交錯する5人の少女のちょっとしたエピソード。 一人あたりの時間がとても短いのでほぼキャラ紹介みたいな感じです。 あとケータイが少女になる設定はOP映像だけで本編にはありません。 作中にケータイを操作するシーンが多いのがタイトルらしいとこかも!? 原作はケータイ少女の助けを借りて女の子と交流を深める内容ですが、 アニメは尺が根本的に足りないのでストーリーを無くしたようです。 5人のヒロインを一人ずつピックアップする紹介的な内容にしたみたい。 よくあるハーレムギャルゲーアニメと似たような構成ともいえますが。 その手のとは根本的に違うのが1本あたりの尺です。何しろ1話6分程度。 たった6分しかないのに毎回OPとEDがついてるという…… ストーリーではなく1シチュエーションでほぼ終わってる感じです。 こんなに短いのによく作品として成り立ってるなと思ったぐらいで。 短いわりにそこそこヒロインのキャラは見えるし、絵も安定してるし。 ファンアイテムと考えるなら十分合格ラインだと思われます。 どーせならヒロイン毎に30分ぐらい時間かけてやって欲しかったけど。 ちなみにこれ作ってるのははっぴぃセブンのスタッフです。 ハピレスとかやってた人たちだからこの手の作品はお手のものかもね。 「おとぎ銃士赤ずきん OVA」 2005年にリリースされた(フィギュアとセットの)単発35分のOVA。 今のところレンタルは出てません。これはAT-Xの放送を録画したものです。 フィギュアニメなるコンセプトの第一作で後にテレビアニメ化されました。 (ちなみに第二作は特撮で第三作以降は存在しない) 見た目も設定もほぼ同じなのでテレビ版のプロトタイプって感じですかね。 内容もテレビ版の導入部(1〜2話)と似たシチュエーションが多いです。 土日の朝枠放送なので子供向けに路線を修正したのかなとか思ってたけど、 最初からわりとそんな感じだったようです。フィギュアとセットなのに。 なんか商品のコンセプトと内容が噛み合ってないような気もしたり。 まぁ、お子様仕様のセイントオクトーバーを深夜に放送したコナミだし。 OVAを見た後にテレビ版の1話を再確認してみました。 それでまず感じたのはテレビ版は絵のクオリティがかなり落ちた、かな。 キャラの見た目はあまり変わらないけどばらつき具合にかなり差が有るし。 何より動画枚数の落差が大きいみたいでアクションがまるで映えない。 テレビ版に「動きが小さくてイマイチ見映えもしない」って書いたけど OVAをみる限りは設定の問題ではなく予算の問題だったみたいっすね。 同じ赤ずきんの動きもOVAのアクションシーンならそこそこ見れるから。 (それでもスカイガールズとは比べ物にならないけど) テレビ版とはスタッフが多少違うので背景の雰囲気もずいぶん違ったり。 テレビ版は明るめで淡いけどOVAは落ち着いててクッキリしてるので。 キャラ描写も時間的余裕があるテレビ版のほうがより掘り下げてあるね。 テレビ版の面白さの赤ずきんたちのすっ呆けた様もOVAはほとんどないし。 そんな感じで動画の質こそ落ちるけど内容的にはテレビ版も負けません。 ちなみにED曲はテレビ版(の最初の)と同じです。 |
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いきなりシーズンIIとかシーズンIはいつ有ったんだって感じですが。 書いてないけど去年の今頃有ったのです。 でもいろいろ問題が有って乗り換えが上手く行かなかったのでした。 今回、一年の時を経て再び挑戦してみたというお話です。 今は乗り換えたディスプレイで様子を見てる状態でまだ成功かは不明。 ただ今回は前回と違って戻ることが事実上不可能なので…… なにかを足したり調整するなりして行くしか無いのでした。 ああ、CRTがまだ現存してればこんな苦労は無かったのに!!! よーするに死にかけたCRTから液晶へと乗り換えを敢行したってことです。 1年前に挑戦したのもそれで、前回は挫折して元に戻したというわけ。 そしていよいよCRTを使い続けるのが限界に達してしまったわけです。 1年前に乗り換えようとしたってことはその頃から問題はあったのです。 実はそれよりもさらに1年ぐらい前から不具合の少しずつ出始めていた。 電源をいれて少し経つと収まるのでそのまま気にせず使ってただけで。 無視できないレベルになったのが1年ぐらい前の話ということです。 その時にはもうCRTディスプレイは現存製品としてほぼ残ってなくて。 遅かれ早かれ液晶ディスプレイに乗り換えるしかないからまぁいいか、 と19インチスクエア(4:3)の安い液晶ディスプレイを買ったのです。 届くまではドット欠けがあったらどうしよう程度の心配だったのです。 昔に比べれば今の液晶はちゃんと色数も出るから大丈夫だろうと。 (モノクロやエセカラーなSTNタイプの液晶の時代も体験してるし) この時のあまりに状況を知らない自分に苦言を呈したい気分…… ちなみに何でワイド全盛の時代に19インチスクエアを選んだかと言うと、 一言で言うならそれが最もドットが大きい(解像度が低い)からです。 今までは17インチのCRTを1024×768で使ってたのだけど、 同じ17インチの液晶は1280×1024でドットが2割も小さくなってしまう。 目の悪い人間にとってはこの差は無視できない違いなわけです。 (映像とかはスケーリングして表示するから何とでもなる) CRTだったら自分に目に合わせて解像度を落とすのも自由自在だけど、 液晶は製品の解像度に合わせないとボケボケになってしまうから。 19インチでも1割以上小さいけどこれ以上ドットが大きいのは無いので。 だったらシステムの設定で何とかすればいいのではと思うかも。 実は今までもDPIの設定を120DPIに変えて全体を大きくしてました。 でもこれ全体のスケールが大きくなるけど副作用も大きいのでした。 ちゃんとDPIでフォントを調整してないソフトは表示が崩れてしまう。 ならDPIを変えずに(画面の)フォントサイズ指定だけ変えてみるとか。 そっちの設定はまともに反映しないソフトが山ほどあって論外でした。 DPIの違いを想定してないソフトがそこを見てるわけは当然ないので。 (DPIを変えるとOSが強制的にサイズを変えるからまだ意味がある) Vista以降だとDPIでのスケーリングがもっとまともになっているとか? でも代わりに古いソフトが動かなくなってしまうからな…… (挙動を変えるってことは互換性がないって意味でもあるし) そんな感じの当時としては考えうる限りの調査をして選んだ液晶が届いて。 パソコンに繋いで最初に思ったのが「画面の上と下で色が違う」でした。 写真みたいに画面全体の色彩が一様でないものだと一見気付かないけど、 このページみたいに1色で塗ってあると一目瞭然なぐらい色が違う…… 液晶の視野角の狭さは知ってはいたけどこれほどとは衝撃的だったよ。 斜めから見たら色が違うとかそんな次元の話ではなかったのでした。 テレビみたいに離れて見るものなら画面の上と下の視野角は小さいけど パソコンのディスプレイみたいに至近で見ると結構視野角があるわけで。 画面サイズが大きくなればそれだけ視野角も大きくなるわけで。 横長のワイドが増えたのって実はそんな理由も密かにあったりして!? (テレビと違ってワイドの必然性なんてないわけだし) そーいや今まで使ってたノートパソコンの液晶もこんな感じでした。 一応ちゃんと色が出てたからあまり気にしてはいなかったんだけど。 持ち出し用とかの補助的な用途で色にこだわる使い方をしなかったし。 でもパネルを少し動かすだけで色が変わるような代物だと知ってて なぜ視野角の狭さに考えが至らなかったのかと自分を問い詰めたい。 ちなみに視野角の狭さを強調した内容でわかる人もいると思うけど (最初に)買ったディスプレイはTNタイプと呼ばれる(安い)やつです。 安いやつモデルは全てそれです。てゆーか大半のモデルがそれです。 画面の上と下で色が変わってしまったら色の調整なんて出来ないし これをCRTと交換して使うのはちょっと無理だなとという結論に。 これが乗り換え大作戦シーズンIだったのです…… と言いたいとこだけど「大作戦」なのでそんな簡単ではありません。 買った液晶ディスプレイがあまりにダメダメなので 仕方なく(買うよりも)割高になるであろうCRTの修理を試みることに。 まだ買ってから5年ちょっとだから修理はできるはずだと思って。 しかしメーカーサービスに電話して既に修理部品が無いことを知る。 小さい部品はあるけど大きいのは既に破棄してしまって有りませんと。 故障の症状からして高圧系か電源まわりだろうから無理じゃないかと。 (画面の下のほうの水平帰線が上下に乱れる症状) まだ出てから7年経ってないのに何でやねん!って感じですよ。 ディスプレイには補修用性能部品の最低保有期間って無いのかね。 この手の商品は壊れたらたいがいは買い換えた方が安いわけで。 既に液晶が主流な時代にCRTの修理なんてってことなんだろうけど。 メーカーサービスの人と電話してて、持ってるモデルの次の機種なら まだ修理は可能です、修理代は管の交換で幾らぐらいとか聞き出して、 中古でそのモデルを手に入れて修理をしたらいいかもと考えたのです。 ヤフオクとかならCRTの中古は(状態はともかく)捨て値で手に入るし。 と言うわけで試しに一つ入札して手に入れてみたり。 届いたブツは妙にタバコ臭かったり、薄汚れてたりと中古って感じで。 それは磨いたりしばらく放置してれば何とかなるからいいけど。 で、繋いでみたら画面が(手持ちのより)微妙にぼやけた感じだった。 うちのモデルの方が古い上に時間的にもさんざん使い倒してるのに。 たぶんオフィスとかで輝度上げて使ってたんだろうなと。 これでは当然ながらブラウン管を交換しないと使い物になりません。 使い物にならないからヤフオクで二束三文で売ってたわけですが。 中古CRTの修理は金額的に結構大きいので他の方法も検討することに。 これだけお金を出すならマシな方式の液晶が買えるんではないかなと。 この時検討なんてせず修理してたら今の苦労は無かったかもしれない。 (問題が数年先送りになるだけの話だけど) つまりはもう一つ別の液晶を買ったのでした。バカみたいな話だけど。 もちろんその別の液晶はTNタイプではありません。PC用ですらない。 そう、世間的には液晶テレビと称されてるものをPC用に買ったのです。 なんでそんな奇妙な思考展開に?と思うかもしれない。 でも、一見すると奇妙な選択には、ちゃんとした計算があったのです。 とりあえず最初はVAタイプの液晶ディスプレイを物色してたのです。 IPSの方が色再現では理想的とは聞いてたけど予算的に厳しいので。 それぞれのタイプにどんなモデルがあるとかどんな特徴があるとか、 ネットを徘徊して情報を求めてたその時ある情報が目に入りました。 それは液晶ディスプレイの目への負担というとても重要な情報が。 (目が丈夫な人にはどうでもいいだろうけど弱い人には超重要) 基本はTNよりはVAがVAよりはIPSが目への負担が軽いという説だけど それぞれのパネルを作ってるところによりけりでそう単純ではないと。 そしてそこで一番目に優しいのはシャープのASVパネルだという話が。 (VAの一種と言うか改良型みたいなタイプ) しかしシャープのPC用はTNばかりでASVパネルのなんてないのでした。 PC用にも使える液晶テレビを出していたけど。 ここで初めて液晶テレビをPCに繋ぐという選択肢に気付いたのです。 液晶テレビと言う選択肢は実は私的にはむしろ最良だったのです。 なぜかというと液晶テレビの多くはPC用よりも解像度が低いから。 ハーフハイビジョンパネルなら1366×768の解像度しかないのです。 もちろんPC用も小さいの(15インチとか)ならこの解像度だけど ある程度のサイズでもこの解像度なのが液晶テレビのポイントです。 世の中の大半の人は画素が多いほうがいいんだろうけどね…… ちなみに20インチのワイドだと今までとドットサイズが全く同じです。 (縦は同じ解像度なので単純に17インチCRTの横が伸びた感じになる) そして液晶テレビなら選択肢が有って意外と安いのもポイントかも。 PC用は17〜19インチぐらいだといいパネルを使ったのがあまりないし。 この時は最初からこの選択肢に気付いてれば無駄な出費が!と思った。 しかしこの後、そう単純では無いことに気付かされるのです。 買った液晶テレビはLC-20D30というモデル。 買ったのが1年ぐらい前なので当然ながら1つ前のモデルです。 後継のLC-20D50もたぶん似たようなもんなので参考になるかも!? 他のシャープの液晶テレビもPC入力対応を謳ってたらたぶん同様です。 他のメーカーのだとPC用途に最適化されてるかはよくわかりません。 端子的にはDVI-HDMI変換ケーブルを使えばどれでも繋がるけど PC用を想定してないやつだとドットが滲んだり色が狂ったりするので。 シャープのは余計な処理をパスして表示するPCモードがあるのです。 LC-20D30が届いてさっそく繋いでみる。今度はVAだから色が大丈夫! 前に買ったTNタイプより色合いがソフトなのもさすがテレビな感じか。 多少の問題は有ったもののとりあえずPCの表示も満足いくものだった。 最初はPCモードに気付かずやたらとギラギラした画面で唖然としたけど。 PCモードにしたらずいぶん落ち着いたのでこれで何とかいけそうだなと。 CRTを撤去してかわりに液晶ディスプレイを繋いで運用を始めました。 ここで終わってれば乗り換え大作戦はシーズンIで「完」だったのです。 まず液晶テレビにした多少の問題の内容について。 それは今までのディスプレイと比べて色がずいぶん狂ってたということ。 いや正しいのはこっちだとシャープの人は主張するかもしれんけど(笑)。 全体に色がずれてればまだいいんだけど色相が変にずれてるのです。 テレビの場合はメーカー毎に色合いが違っても普通ではありますが。 プロ設定で細かい調整が可能なのでここはかなり調整して似た感じに。 もう一つ困ったのがWindowsが起動してDVIのデジタルモードになるまで ワイドテレビの画面いっぱいに広がって横長になってしまうところ。 よーするにWindowsを使わない緊急系のソフトだと横長な画面に…… 一応画角を調整するボタンもあるんだけど4:3にする選択肢が無いよ。 (入力の信号によって表示される選択肢が変わる) つーか互換性を考えたらデジタルモード以外は4:3でいいじゃん。 あとちょっとした操作感の問題としては、入力切替がちょっと面倒。 メインとサブの2台のPCがあって今まで切替器で切り替えてたのです。 その2台のPCから直接ケーブルで接続することができるのはいいけど 切り替えボタンが本体の上の後ろ側なので立たないと変えられない。 リモコンでも切り替えられるけど動作が違って数回押す必要が有る。 上のボタンは押すたびに切り替わるけどリモコンは押して選ぶのです。 (せめて設定で同じ動作に変えられるようにしてくれ) 切り替えてから画面が出るまでに数秒かかるし。 これはDVIセレクタを別に買ったほうが便利なんじゃないだろうか…… せっかくHDMI入力が3つもあるというのに(他にPC用のD-SUBも1つある)。 もう一つはミュートすると画面に表示が出っ放しになるところ。 これは液晶テレビだとごく当たり前の仕様では有りますが。 でもPC用として運用する場合はミュート表示の出し続けは邪魔です。 だったらPC側でミュートすればいいじゃんとか思うだろうけど、 コンポ側から音を出したい時にミュートだと音が出ないわけで…… 単独でON/OFFできる安物のアンプ内蔵スピーカーの方が便利だったり。 つまみ一つでON/OFFも音量も調整できるから。 まぁ、これは必要な時にボリュームを上げる運用で行くかなと。 ああ、そういえば信号の有り無しでON/OFFの機能も働かないんだった。 なぜかD-SUBで繋いだ時だけその機能が有効になるという謎な仕様です。 液晶ディスプレイはDVIでもその機能が使えるので出来ないわけないし。 (DVIとHDMIは端子形状が違うだけで映像信号的には大差ない) なんだろうね、この変な詰めの甘さは…… まぁ、電源を入れたり切ったりするのは手間じゃないからいいけど。 とりあえず以上の問題点は調整や運用、妥協でなんとかなりそうでした。 画面が横に伸びるのはアレだけどDOS画面なんて今やあまり使わないし。 問題点がこれだけだったらとっくに乗り換えは終わっていたわけです。 実際にCRTと取り替えてしばらくは普通に使っていたわけだから。 しかし使い続けてるうちにある大きな問題が発覚したのでした。 それは液晶の画面を長時間眺めてると目が疲れて頭痛がするということ。 この液晶テレビは明るさの調整項目がCRT(PC用)とは全く異なってて、 今ひとつ目に負担の軽い明るさに調整できなかったというわけです。 そのままでは眩しくて暗くするとなんだか薄暗くなってしまう。 CRTは暗くしても自然な感じに暗くなって目に優しくなるんだけど。 (安いTN液晶ディスプレイのほうがこのへんはまだマシだった) 当時は調整を追い込むのに挫折して結局CRTに戻したのでした。 いずれ時間のある時に調整を追い込む再挑戦をしようと思いつつ。 ここまでがシーズンIの内容です。 戻したCRTは死にかけで当然問題は何ひとつ解決してなかったのです。 日々症状は悪化して起動時には画面の大半が乱れるようになったし。 でも夏ごろまではしばらく経てば画面の大半は問題なく使えていた。 どうにもならなくなって来たのは季節が秋を過ぎて寒くなってから。 とうとう使い続けても画面の下のほうは安定しなくなってしまった。 ストーブをつけて部屋の温度を25度ぐらいにしたら何とかって感じで。 さすがにそれでは使ってる人間がキツイので運用でカバーすることに。 とりあえずはタスクバーを画面の上に持っていってみたりして。 しかしさらに症状は進行してその運用でもどうにもならなくなった。 ここで、そういえば液晶ディスプレイを持ってたなと繋いでみたり。 ようは画面の下のほうが見れればいいので軽いPC用のを出してみた。 緊急的にサブPCの上に傾けて設置したのでテレビでは構造的に無理。 (液晶テレビはPC用に比べるとずいぶん重いのです) 表示はクローンなので本来の解像度ではなく1024×768の表示でした。 ここで気付いたけどこの方が表示が適度にボケて目には優しそうだ(笑)。 全体に拡大されるので色の問題を無視すれば意外といいかもしれない。 ただスケーリングの特性で黒が太るので黒地に白だと文字が読みにくい。 そんな感じで画面の下を見るときは上に置いた液晶を見る変な運用を(爆)。 これでしばらくやってのですっかり変なクセが身についてしまいました。 今回ついに乗り換え作戦を再び決行したのはこの運用も限界だったから。 ついに起動時だけではなくしばらくたっても3分の1以上が乱れるように。 液晶の画面で内容は確認できるけど操作がまどろっこしくていけないし。 複数のテキストを書き換える時とか間違えて違う方を書き換えたりして。 (これはエディタをどうにかした方がいいと思うけど) これは、そろそろ潮時だなと乗り換え再挑戦を決断をしたわけです。 これ以上症状が進むと乗り換え作業にも支障をきたしかねないし。 今回は前回の失敗を教訓にCRTと液晶テレビを見比べながら調整しました。 ついでに液晶ディスプレイも参考にするために見比べられるようにして。 結果としてCRTにかなり近い感じの明るさと色合いに追い込めたかなと。 調整項目がPC用みたく明るさとコントラストじゃないので手間だったけど。 (明るさと映像と黒レベルという3つの項目で輝度変化の調整をする) しばらく画面を見てて部屋を見て暗く感じないのでこれでいいはずです。 目への負担は前よりはマシだけど、何かやっぱり変に肩がこるような。 CRTに比べてクッキリしすぎなせい?コントラストが高すぎだから? とりあえず照度計を入手して調整軸と数値の変化を調べてみるかね。 今回はもはや戻る先が存在しないので調整を追求するしかないですよ。 (もう1台のCRTは画面こそ乱れないけど文字が微妙にぼやけてる) CRTの新品がまだ現存してれば乗り換えの苦労なんて全く無かったのに。 オマケの情報としてTN液晶を本来のドットで表示した感想なぞを。 変な運用では解像度を落としてCRTよりもボケた画面で見てたけど 本来の解像度で表示したら当然ながらクッキリした画面になりました。 その状態でCRTやシャープの液晶テレビと見比べてて思ったんだけど。 もの凄く目に刺激的でこれがいわゆる目潰しパネルなのか?と思った。 これだったら解像度を落としてボケた状態で使った方がマシです…… 世の中の多くの人はこの手の目潰しパネルを気にせず使ってるのかな。 使ってて変に疲れる感じのシャープのもこれと比べれば格段にマシです。 目に優しいと言う情報は確かなようだ。CRTがずっとマシなだけで。 (液晶よりCRTの方が目が疲れてた人はCRTの輝度設定が間違ってる) もう一つオマケで液晶テレビで使ってみた感想をちょっと。 まず液晶はCRTと違ってドットが完全に分かれてる分ザラザラしてるね。 CRTはアナログでドット境界で完全に分かれてないので適度に滑らかで、 ドットがボケない程度にLPFをかけたような波形になってるのです。 対して液晶だとドットが完全に分離しててデジタル的な変化になる。 ディザとかサムネイルみたいなものが凄く汚くなるのはたぶんそれ。 液晶テレビでSD放送が凄く汚く見えるのもそのへんの影響かもね。 (HDがキレイになるのではなくSDが汚くなるところがミソ) パネルに細工して光をほんの少しだけ(1/16ドットとか)曲げて ソフトネス的に隣のドットと混ざるようにしたらマシにならないのかな。 色に対する反射速度が遅いので残像がでるのはお約束と言うか。 まぁ、でも文字を書いたりしてる分にはそんなに気にならないかな。 理屈は不明だけど輝度を下げると残像も目立たなくなるみたいなので。 どちらかと言うと残像が問題なのはゲームや動画で使うときでしょう。 液晶だと動画の圧縮ノイズも目立つので残像とのダブルパンチです。 TNだと画面の上下で色が違うし世の人はよくこんな環境で見てるなと。 この液晶テレビで(だったらこそ?)良かったことも有りました。 液晶ディスプレイではなくテレビだからついていた機能というか。 シネマモードと言うのがあってワイド映像を全画面で表示できるのです。 ワイドの映像を全画面で表示するのは当然だと思うでしょう? これはそうではなく上下黒の4:3素材を画面全体に拡大する機能です。 最近のPC用の動画配信でワイドなのに4:3なのを拡大できるのです! これ通常のワイド液晶だと額縁になるので予想外にヒットな機能です。 ちなみに上下に広告入りのやつでもそのまま拡大してくれるみたい。 (よーするに4:3の素材も上下カットでワイド表示するわけです) このシネマモードは表示モードが1024×768のような4:3でしか使えない。 パソコンのディスプレイ設定をワイドにすると選択できないと言う…… 画角の選択肢をインテリジェントに選別する機能が仇になってる感じ。 パソコンの起動時にワイド画面いっぱいに表示して横に伸びるのと同様。 そこでもなぜか4:3画角で表示する選択肢が出ないのですよ。 これって常に選択肢を全部出しておけばいい話だと思うんだけどね。 電源といい微妙に詰めが甘いところがシャープらしいと言うべきか。 そういえば昔電気屋で働いてたとき、シャープは発想はシャープだけと、 製品の詰めは全くもってシャープじゃない、と皮肉ってたのを思い出した。 前回書いた動画配信タイトルの一覧ですが、なんとか完成しました。 他のことを何ひとつやらずに作業して完成させたという表現が正確かも。 おかげでこの1ヶ月ほどアニメをほとんど見てません…… 見てないのでコメントも書きようがないし。当然ながら書く時間もない。 コミックなんか読む以前に買ってすらいません。出かけてないから(爆)。 読んでないのに通販で買っても積み上がるだけだし。買う金もないし。 にしても、それぞれの画質のチェックやサービスの使い勝手から始めて、 タイトル一覧をリストするサイトまで作るとか何を頑張ってるんだか。 確かに(自分には)便利だけど、手間かけた分のわりに合うのだろうかと。 損得勘定で計るなら明らかにバカバカしいことだとわかってはいるけど。 それでもやらずにいられないあたりがなんと言うか…… 話は動画配信サービスナビに戻して。 完成と簡単に言ってるけどそこに至るまでの道のりは遠かったです。 タイトルを取得すること自体はそんなに大変ではなかったけど。 それもページ要素をツリー化するモジュールを自作したのが大きいかも。 今はなるべく手を抜いて既存のものを使う方針でやってはいるんだけど、 どうにも機能的に使えなかったりサーバー的に使えなかったりだし、 ある定番のモジュールなんかページを読み込むとクラッシュするし…… (人気ランキングで試すと大丈夫なのでページ内容によるみたい) だったら自分で書いてしまえとJavaScriptのDOM仕様に似せて作ってみた。 思ったより簡単にできたので俺様天才かも!とか寝言をほざいたり(爆)。 構造の壊れたページの処理は超手抜きだったりしますが(汗)。 前回の更新時点で既にタイトルリストが取得できてたってことは、 ページを解析するモジュールは「ほぼ完成」をしてたってことです。 しかしこのモジュールは後でとんでもない問題を引き起こすのでした。 タイトルリストが取れてからの方が作業量はずっと多かった。 特にサービス毎にタイトルの表記がずれてるのをすりあわせる作業と タイトルがちゃんと50音順に並ぶように読みをいれるのが一苦労。 実はサービスからタイトルリストを取得するのに1分以上かかるのです。 バンダイチャンネルみたいに1ページで全タイトル取れるのはいいけど 数十ページ取得しないとリストが作れないサービスがあるので。 最初は補正データや読みデータを更新するたびタイトルを取り直してて チェック作業が非常にかったるいことになってたのでした…… そんな経験もあって今回はキャッシュ処理を最大限に最適化してみたり。 サービス毎のリストと表示してるリストは別々に持ってたりするのです。 補正データや読みデータの更新って今後も継続してやる必要があるから。 「放送中アニメの人気ランキング」を継続して更新してきた経験から データの更新に関わる管理機能を最初からしっかり作りこんであります。 人気ランキングはとりあえずランキングが出せる状態で公開したけど。 非同期の更新はなくアイテム追加をサポートする機能も無かったのです。 (しばらくはページにほとんど訪れてる人はいなかったけどね) よーするに、とにかくアイデアを実装しました、というレベルだった。 そこに運用しながら足りない機能を追加し続けて今に至るわけです。 でも今回は運用に必要な機能は最初から思いつく限り入れたのでした。 実は「新着タイトルリスト」なんか当初は管理機能として考えてたよ。 追加されたのがわかれば読みを入れる作業も楽だろうという発想で。 よく考えてみたら利用者にも便利だなと表のメニューに入れたのです。 (管理用のメニューは別に存在するのです、人気ランキングの方も) 増えたタイトがあるなら消えた(配信終了)タイトルもあったりします。 そんな消えたタイトルを表示する機能も実は管理用として存在します。 全タイトルを(違う体裁で)一覧する機能なんてのもあったりします。 このへんは利用者向けとしてはいらんだろうと表には出てませんが。 表の機能だけでも全タイトルを表示する裏技?みたいのはあるけど。 ※「|」で検索すればたぶん全部出てくる 運用を補助する管理機能を充実したのは継続性を重視したからです。 あまりに手作業が必要だと継続して更新するのが困難になるので。 かといって完全な自動処理にすると情報の質が伴わなくなってしまう。 人気ランキングだってノイズを排除するための細工をしてるわけで。 情報の質を維持しながらいかに省力化するかが継続のために重要です。 管理機能を充実すると最初が大変になるけどそこは仕方ないかなと。 サイトデザインも今回はちょっと工夫をしてみました。 ブログの体裁をコピーしたデザインのなにが工夫かって感じですが(爆)。 とりあえず今一番マシなのがブログのデザインなので真似は必然です。 という話ではなく、トップページにダイジェストを持ってきたところ。 人気ランキングはトップに説明が入ってるけどアレはどうかなと…… BGM全曲リストの体裁をベースにしてるからああなっているんだけど。 本来は入り口にも何らかのランキングを載せるべきではないかなと。 ランキングの仕組みや説明はヘルプとして用意すればいいわけだし。 (BGM全曲リストは今のままでいいと思う) そんな考えで今回はトップにリストのダイジェストを載せたわけです。 タイトルリストのダイジェストを乱数で表示するのを決めてて。 でも全タイトルの中から乱数で選んで表示するのは面白くないしと。 やっぱ見る人が興味あるタイトルが並んでた方が効果があるだろうと。 トップだし絵とか入れて大きく表示したほうが見栄えもいいかなと。 絵はamazonのジャケ絵を使うとして、でも全てに対応すると死ぬるし。 そこで新番組とオススメ(ここの注目タイトル)だけ対応することに。 ついでにその分だけブログ(ここ)の記事や公式へもリンクしてみたり。 そのへんも含めてリストで表示してみたらなんかいい感じになった! 新番組リストと注目タイトルリストは実はそれの副産物だったりして。 トップでランダム表示するタイトルを全部表示してるだけなので。 新番組の配信リストなんか結構便利で副産物としては大当たりかも。 そしてトップ以外のリストにもジャケ絵他を表示するようにしたら 新番組やオススメ作品が他より目立つようになって凄くいい感じに。 自分で作っておいてなんだけど予想外の表示効果にビックリしたよ。 実はトップ以外のリストでも大きく表示することは原理的に可能です。 他とのバランスを考えてあえて小さく表示してるだけで。 管理用に新番組とオススメ全部を大きく表示する機能はあったりする。 ※ムービーの生存チェック用で すぐ上に書いてあるけどトップだとムービーを表示することがあります。 バンダイチャネルが提供する無料映像で埋め込み可能なのがあるので、 せっかくだから小さいサイズでサービスナビにも埋め込んでみたのです。 こっちの方がジャケ絵より作品の雰囲気がわかりやすくていいかなと。 「R.O.D」とか「かみちゅ!」とか「あさっての方向。」とかのPVは 短い中に作品のエッセンスが詰め込んであって見本としてはいい感じ。 もっと幅広い作品のPVが埋め込み対応ならいいのにとか思ったよ。 てゆーかPVなんて宣伝目的なんだからもっと積極的に対応してくれよ。 efなんかブログの横に貼ったやつを埋め込みさせてくれればいいのに。 かと思えば1話まるごと埋め込み対応してる作品もあったりするわけで。 (1話よりもよくできたPVの方が見本としてはいいけどね) 契約の問題かメディアファクトリー関係は一つも埋め込めないので メディアファクトリーのはYoutubeの公式チャンネルのを使いました。 こっちはバンダイチャンネルと比べて縛りがないのでチェックが楽です。 (B-chは埋め込みURLをチェックするのでローカルだと見えない) ゆるゆるなせいか動的に表示をON/OFFしても不具合は特に出なかったし。 実はB-chのムービーは動的に表示を制御すると表示が出ない場合がある。 フラッシュが古いとメッセージを出す余計な……親切な仕様もあるし。 だったらジャケ絵に戻そうと動的に切り替えてて凄くハマりました。 あれこれ試行錯誤した結果あまり美しくない今の方式に落ち着きました。 ちなみにどちらのムービーも音量の右のボタンで全画面表示が可能です。 話は前後するけどある程度体裁がついたところでサーバーに上げました。 定期更新が正常に動くかどうかをしばらく様子をみたかったので。 もちろん更新処理自体は手元の環境で動くことは確認済みでしたが。 と言うわけでサーバーに上げて表の処理は特に問題なく動くのを確認。 しかし試しに更新処理を走らせてみたらサーバーエラーが出てしまう。 (管理用の)エラーが見えるモードで動かしても真っ白で何もでないし。 このままではどうにもならないので個々の処理を動かしてみることに。 管理用で更新処理を処理内容毎に実行することもできるので。 そうしたらアニメワンのタイトルを取得するとこで終わっちゃう模様。 この後は終わってしまう原因がつかめずいろいろ試行錯誤するのです。 文字コードのせい?とか処理時間が長いから?とか迷走を続けて。 止まるタイミングが一定じゃないのも事態の混迷を深めたのでした。 エラー原因を教えてくれればこんな苦労は無かったのに!と後で思った。 ちなみにサーバーエラーと言うのは500 Internal Server Errorのこと。 通常はプログラムや設定の間違いで表示不能な時に出るものだけど、 実行の途中で出る場合は途中でプログラムが止まってるということ。 後で気付いたけどシステム側に強制的に止められてたってことです。 タイトルリストの取得処理はページデザインの変更を想定してるので エラーが発生したときはログを残して中断するようにしてあるのです。 にも関わらず処理のログが全く残ってないので途方にくれてたよ。 さくらは負荷が高すぎると500になる(止められる)という話があって、 もしかして更新処理は100円のコースでは荷が重いのか?とか思って。 ある意味では負荷が高すぎで荷が重かったわけだけど…… 人気ランキングのほうは全く問題が出ないのに変だなとも思ったけど。 このままでは埒があかないので試しに一つ上のコースで試してみたり。 しかし一月500円のコースでもやっぱり途中で止まってしまう。 処理がずいぶん速くなってエラーで落ちる時間まで早くなった(爆)。 もうどうしていいかわからなかったよ。 仕方ないのでタイトルリストを取得する部分だけ取り出して サーバー側のコンソールで実行するプログラムを作ってみたり。 ※一月100円のコースにはサーバーのコンソールが開放されてない それでやっと気付いたんだけどやっぱり途中でシステムが止めてる。 最初は時間かなんかで止まってると思ったけど時間に関係なく止まる。 アニメワンの取得の途中で止まるのにそれだけにしたら止まらないし。 どれだけやっても原因に近づいてる気がしなかったよ。 そんな感じでソースを書き換え何度も試していた時あるメッセージが。 いつもは無言で止めてたシステムから(?)初めて意味のある文字が。 「おんどれメモリーを使い過ぎで足りないんじゃゴルァ」(意訳)と。 横に数値が出てたので桁を数えたら500Mとか信じがたい数字だった。 (念のためにtimeを使ってメモリー消費を確認したら同じだった) そんなバカなと思いつつ手元で同じスクリプトを動かしてみたのです。 Process Explorerでメモリーの使用量を監視しつつ。 そうしたら凄い勢いでメモリーを食いつぶして800Mにまで到達した(爆)。 そりゃあ800Mもメモリーを使おうとしたら途中で止められるがな! 2Gメモリーをつんでると800Mじゃビクともしないので気付かなかった。 にしても何でそんなにメモリーをバカ食いしてるんだろうと。 雰囲気としてはパース処理で使ってるメモリーが蓄積してる感じだし。 ページのパース処理は同じ内容をページ分だけループしてるだけで、 大半の変数やオブジェクトはパース処理内で完結してるはずなのに。 Perlのメモリー管理はいったいどうなってんねん!とか思った。 意図的に変数を空にしたり破棄を呼んでもメモリー浪費の状況は変わらず。 Perlのメモリー管理について情報を収集してやっとヒントを発見する。 Perlの管理のやり方だと循環参照でメモリーリークをするという話を。 ようするに互いに参照しあってるとプログラムから参照がなくなっても 使われてると判断してメモリーが解放されないという話。 この説明でやっと今回のエラーの原因に思い当たりました。 ページをパースするモジュールがまさにその構造だと言うことに。 ページパースのモジュールはタグ構造のツリーを作っていくのです。 そして内部で要素(タグなど)の親子が互いに参照し合ってるのです。 そうするとツリー構築やページ解析の処理が凄く楽だっだから。 やっぱり解析したページの数だけ全部メモリーに残ってたわけか! (1ページ毎にツリーを破棄するようにしたら消費が20M程度に減った) アニメワンはページ構造が複雑でサイズが大きいので顕在化したのです。 これむしろ問題が発覚しなかった方がえらい迷惑をかけてただろうね。 メモリー消費の問題が解決して500円コースで更新処理も正常に動いて、 (今の)100円コースではどうかなと試したらこっちも問題なく終了。 もう無理だと思ってた100円コースでも何の問題も無かったという。 てゆーか100円コースでは荷が重くなる日なんて来るのでしょうか? アクセスが今より二桁ぐらい多くなれば上に移れとか言われるかも? なんだか取らぬ狸の狸鍋を思い描いてるみたいな気がしてきたよ。 と言うわけで500円コースの試用は終了してキャンセルをしました。 アクセスが増えすぎたので引っ越しました、とか言ってみたいね! 以上のようにえらい手間をかけたアニメ動画配信サービスナビ。 今までの経験を結集した自信作なので良かったら見てやってください。 ※リンクはブログや本家の索引のサイドメニューにもあります 違法アップ動画が花盛りなこのご時世にニーズはあるのか?だけど。 ちなみに動画配信サービスナビを作った当人の感想としては 知らなかったけど結構いろんな作品を公式に配信してるんだ、かな。 オンラインDVDレンタルとはまだ品揃えが天と地ほども違いますが。 それでもやっとサービスとして立ち上がったというか感じかも。 新番組中の配信タイトルの比率が特に今期なんか結構大きくなったし。 今から5年ぐらい経てばレンタルと同じ土俵に立てるかもしれない。 |
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