合理的か言い訳か (10/1/25) 次へ 前へ
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前回の更新の後も引き続いて動画配信サイトの探求をしてました。
さらにその流れで動画配信タイトルの一覧を作ってみたりして。
作ると言ってもちまちまと手で作ってるわけではないですが。
レンタルに比べれば少ないけどそれでも1000タイトル以上あるので。
配信サイトのタイトルリストを取得してリスト化したわけです。

時間が無いとか言ってるわりに何をやってるって感じではありますが。
(やろうと思ってた)Perlの勉強だと考えればまぁアリなのかなと。
何か積極的な目的があった方が理解しようという意欲も高まるしね。
と言うわけで、今さらだけどPerlのモジュールを理解しました(爆)。
もちろん使うだけなら今ままでもXMLのパースとかで使ってましたが。
システムを理解してなかったから何故そう書けるかがわからなかった。
システムを理解してなかったから自分でモジュールを記述できなかった。
ちゃんと理解してなくてもプログラムって書けるものなのです。
なんと今までは切った貼ったの原始的な書き方をしてたわけだ(汗)。

で、肝心の動画配信タイトルリストですが……まだ出来てません
サイト内容を解析してタイトルを抽出するのは思ったより楽だったけど
サイト毎の表記の揺れをすりあわせたり読みを入れるのが大変なので。
そもそもタイトルの読みまでリストページからは取得できないし。
タイトルリストを読みでそれっぽく並べるのが一苦労なのです。
他にもページデザインとか自動更新処理とかの作業が残ってるし。
なので早ければ次回に遅くとも1ヶ月以内にお目見えできればいいなと。


一昨日に放送中アニメの人気ランキングに1月の新番組を追加しました。
そしてそれとは別に新機能が幾つか追加されています。
って言っても機能を追加したのは1ヶ月ぐらい前だったりしますが。
せっかくなので紹介しておきます。

1つ目は順位履歴のグラフ機能。
表の「→」をクリックすると1週間分の順位の履歴が出てたけど、
そこに変動のグラフを一緒に表示するようにしたわけです。
ずっと前からやりたいと思ってた機能でやっと実装したのです。
数字よりも視覚的で一目瞭然で変化がわかるようになってます。
まぁ、1週間分だと長期的な傾向は全くわからないですが……

それでもグラフの形から見えてくるものがあります。
実は上位の作品と下位の作品ではグラフの形が全く違うのです。
平均値が数千以上の作品だと顕著だけどグラフが鋸型なのです。
売れるとドンと上がって緩やかに下がるのが見えるわけですよ。
(上位のは売れる間隔が狭いので鋸の形がほとんど見えない)
下位の作品ほど順位変動が大きい理由も実によくわかるのです。
このグラフは対数で縦を圧縮してるので下ほど順位が詰まるのに、
それでも下位の作品ほど変動が大きく見えるのだから。

ちなみにこのグラフはJavaScriptで描画しています。
わりと新しい機能を使ってるので古いブラウザでは表示できないです。
※IE6〜/FF1.5〜/Opera9〜/Safari3〜/Chromeに対応
PC用で未対応のブラウザを使ってる人はほとんどいないでしょうが。
未対応ブラウザや携帯の人はごめんなさいということで。

グラフを描画する方法はJavaScript以外にもいくつか有ったけど
それぞれを検討して実装の手間と対応範囲のバランスで決めました。
もしかしたら他の方法も研究という名目で実装するかもしれないけど、
予定は未定で実装の保証はしかねます。


二つ目はジャケットイメージの拡大機能。
この機能に至っては実装したの半年以上前だったかもしれない。

さりげなく実装したけど一切の告知をしなかったという……
(今はトップページに機能の説明をしてありますが)
そもそも自分が欲しかった機能だから気付かなくてもいいかなと(爆)。
ランキングに表示してるジャケ絵は小さくて絵がよくわからないし
かといって一回り大きい絵に変えると全体のバランスが悪くなるし。
だったらクリックした時にポップアップすればいいじゃないか!と。
マウスを止めるとポップアップするのはウザイので能動型にしました。

この機能もJavaScriptなので古いブラウザだと動きません。
※IE5〜/FF1〜/Opera7〜/Safari3〜/Chromeに対応
動かないブラウザを使ってる人はまずいないと思うけど。


アニメランキングだけでなくブログにも少し機能を追加してあります。
全ての注目タイトルを表示する機能を。
サイドの注目タイトルの一番下の「全ての注目タイトル」をクリックすると
全ての注目タイトルがポップアップで表示されるようにしたわけです。
この機能を追加したのは3週間ぐらい前だったかな。

実はずっと前から注目タイトルの部分は何とかしたかったのです。
新しい注目タイトルを追加していくとリストが長くなってしまうから
今まで適当にタイトルを追い出して体裁を整えていたのです。
でもそうするとそれまでは簡単に飛べたそれらのページへの移動が、
タイトル一覧を経由した面倒な移動しか出来なくなってしまうわけで。
余分なページ遷移をしないで移動する手段を検討してのでした。
イメージはずいぶん前に固まってたのでこの機会に実装してみました。


時間がないと言ってるわりにあちこち改良してるように見えます。
でもこれも実はJavaScriptの勉強という目的だったのでした。
何となく使ってたJavaScriptをちゃんと理解することにしたのです。
特にJavaScriptのオブジェクトのシステムを理解したかったから。
もちろん今までも使うだけならオブジェクトを使えましたが。
そもそも使えないと画面の要素を書き換えたりなんて出来ないし。
だけどなぜこの記述で動くのかちゃんと理解しなかったわけです。
ちゃんと理解してなくてもプログラムって書ける(以下略)


前回モアベターなバンダイチャンネルと紹介したShowTimeの話。
ShowTimeもバンダイチャンネル同様に本家の直接サービスとは別に
プロバイダーとかが提供してる動画サービスにも提供しています。
そもそも無料キャンペーンのお知らせが来たのもSo-netのだしね。

それらの動画サービスにはバンダイチャンネルもあったりするわけで。
そして前回書いたように本家よりShowTimeで見た方がキレイなわけで。
両方あったらShowTimeで見るべきだよな、と。たとえ会費を払っても。
なんてことを考えつつふと@nifty動画からShowTimeに飛んでみたり。
そしたらなんとバンダイチャンネルの動画が存在しなかった……

以下にそれぞれのShowTimeのアニメカテゴリーを並べてみました。
※どこかでログインしてるとそちらが有効になるのでご注意

ShowTime(本家) バンダイチャンネルあり
so-net版ShowTime バンダイチャンネルあり
@nifty版ShowTime バンダイチャンネルなし
OCN版ShowTime バンダイチャンネルなし

大ジャンル(アニメとか)のすぐ下にあるアニメジャン(プ)や東映〜とかの
提供元カテゴリーの左端をよく見比べてください。
バンダイチャンネルの有るタイプと無いタイプがあるでしょ?

この中の@niftyとOCNにはバンダイチャンネルが直接提供されてるわけで
恐らくバンダイチャンネルとShowTimeとの契約の関係なのでしょう。
でも利用者にとってバンダイチャンネルの有無ってあまりに違うのですが。
だってShowTime中にバンダイチャンネル扱いが700作品以上あるんだから。
アニメが目的だったらシャレにならない作品数の差になるわけです。

当然ながらB-ch扱いの1話お試し無料以外の会員見放題も消失します。
例えば今だとFate/stay nightが6話まで無料で見れるのです。本来なら。
同じ会費を払って無料開放分が違うってどうよ?とか思うわけですよ。
まぁ、同じタイトルはたいがい本家の方でも無料で見れますが。
キレイなバンダイチャンネル目当てだったら大いに困るわけです。
うっかり@nifty版やOCN版に入っちゃったらどないせぇって感じですよ。
ちなみにSo-net版だとのアダルトアニメ関係(全部有料)が無いみたい。


これもShowTimeのバンダイチャンネル話と関係あるような話ですが、
他はバンダイチャンネル扱いなのにShowTimeだと違う場合があります。
バンダイチャンネルの作品リストが本家より100作品ほど少なくて
その分は無いのかと思ってたけどどーやらそうではないようです。
(リストにない分が全て提供されてるかは不明)
恐らく番組の権利者から直接提供を受けてるんではないかと。
例えば「R.O.D THE TV」とか「かみちゅ!」とか「月詠」とか。
今4話まで会員見放題の「ガンスリンガー・ガール」もそうですね。
「月詠」なんかバンダイチャンネルのリストに無いから無いのかと。

ちなみにバンダイチャンネル提供のとShowTimeのと内容が同じかは不明。
上にあげたのは全て1話お試し無料が無いので比較できません。
ShowTimeのガンスリンガー・ガールはOPがついてない謎仕様だけど、
これがShowTimeだけなのか他もそうなのかは全くわかりません。

にしても提供元カテゴリーにない作品って何があるのかわからないよ!
最初は提供元カテゴリーに並んでる作品だけしかないと思ってた。
その下のジャンル一覧を見たらそれ以外にもいろいろ有ったという。
アニメ全体のタイトル一覧ぐらい作っとけ!とか激しく思いました。
(あとお試し1話を含めた無料で見れる作品の一覧も欲しい)
サイトナビゲーションセンスというか利用者の視点が足りてないぞと。
課金まわりのページ遷移も(仕方ないとはいえ)かなりウザイ感じだし。
そのへんの使い勝手でダメと思われてそう。画質はそこそこいいのに。

配信タイトルリストを作ろうと思った理由はここにあります。
※文章を書いた時間が前後してます


オマケでShowTimeを使う上でちょっとした小技を。
ShowTimeで提供されている作品で高画質(2Mbps)の選択肢があるモノは
ビュアーに全画面表示のボタンが表示されて全画面拡大で視聴できます。
しかし1M以下の画質で提供されてる動画には全画面ボタンがありません。
最もキレイな選択肢が1Mbpsの動画だと全画面拡大が出来ないわけです。
汚い動画を全画面に拡大しないでという意思表示ですか?(笑)

実はこの汚い動画(おいおい)を全画面で見ることも簡単にできます。
動画上で右クリックすると動画の配信用のURLが出てくるので。
そのURLをコピーしてメディアプレーヤーに入れてやればいいのです。
(ブラウザのURLに入れればメディアプレーヤーが立ち上がるはず)
この方法は会員無料のだけでなく自分が購入した動画でも出来ます。


バンダイチャンネルマニアックス (10/1/13) 次へ 前へ
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またまたバンダイチャンネル(動画配信)についての話を。
去年のDMMに続いてShowTime今月無料キャンペーンのお知らせが来たので
それにお試し入会して提供してるコンテンツをざっと眺めてみました。
そしたら、なんかこっちにもバンダイチャンネルが入ってるのでした。
So-net動画ではShowTimeを使えばバンダイチャンネルが見れるのか。
So-net動画でのバンダイチャンネル終了って直接提供が終了ってことね。
てゆーかSo-net動画はShowTimeの提携以外はほとんど全てやめたみたい。

あとGyaO!でもバンダイチャンネルが(不完全に)提供されてるので
バンダイチャンネルの配信仕様は以下の4種類が存在してるわけです。

バンダイチャンネル (アニメワンなど)
DMMのバンダイチャンネル (旧方式)
ShowTimeのバンダイチャンネル提供作品
GyaO!のバンダイチャンネル提供作品

この中のDMMは以前のバンダイチャンネル直接提供の動画と同様です。
他は全て新方式に移行したのにDMMだけが旧方式で提供してるのです。
(つまりバンダイチャンネルのサーバーから配信してます)
ShowTimeとGyaO!は作品の提供をうけて自前配信しているみたいです。

それぞれの(現在の)特徴は以下のとおり

バンダイチャンネル

FLASHを使った動画配信で画質はHQ(1.5M)/SQ(768K)/LQ(384K)の3段階。
解像度が高め(HD?)でPC全画面(1024×768)でもあまりボケっとしない。
解像度のわりにレートが低いのでHQでも動くと圧縮ノイズが盛大に出る
SQとLQに至っては少しでも動くと(静止画以外だと)見るに耐えない。

月会費無料。有料配信あり。無料新作に宣伝入り。全画面表示可能。

動画仕様は不明

DMMのバンダイチャンネル

WMVを使った動画配信で画質は1Mと500Kの2段階。
1Mでもスカパーレベル(480×360)なので若干ぼやっとしてる。
レートがギリギリなのか動きが大きいところは圧縮ノイズが気になる。

月会費無料。有料配信あり。無料新作に宣伝入り。全画面表示可能。

[1M] 480×360(270) 1Mbps(動画904Kbps+音声96Kbps)
[500K] 320×240(180) 500Kbps
コーデック Windows Media Video 9 / Windows Media Audio 9

ShowTimeのバンダイチャンネル

WMVを使った動画配信で画質は高画質(2M)と通常(750K)の2段階。
高画質だとDVDと同じ解像度なのでSDテレビで見るなら十分な画質
レートに余裕があるので動いても圧縮ノイズはあまり気にならない。

月会費有料。有料配信あり。無料新作に宣伝入り。全画面表示可能。

[高画質] 640×480(360) 2Mbps(動画1872Kbps+音声128Kbps)
[通常] 480×360(270) 700Kbps
コーデック Windows Media Video 9 / Windows Media Audio 9

GyaO!のバンダイチャンネル

WMVを使った動画配信で画質は768Kのみ?(それとも自動判別?)
768KでもDVDと同じ解像度なのでSDテレビで見るなら十分な画質。
レートが低いのになぜか動いても圧縮ノイズはあまり気にならない
有料配信がないので他に比べて見れるタイトルが大幅に少ない。

月会費無料。有料配信なし。無料新作に宣伝なし。全画面表示不可。

[通常] 640×480(360) 768Kbps(動画704Kbps+音声64Kbps)
コーデック Windows Media Video 9 / Windows Media Audio 9


それぞれのサービスで同じ動画を見比べてみたけど画質が全然違ったりして。
バンダイチャンネルだから全て同じだと思ったら大間違いだ!みたいな。
特にShowTimeとGyaO!は本家よりもキレイなので油断大敵だったりする。

前にDMM(旧方式)とFLASHの新方式を比べて新しいほうがキレイと書いたけど
ShowTimeとFLASH新方式だったらShowTimeの方がキレイな気がする。
FLASH新方式は解像度が高いので止まってるシーンはキレイなんだけど、
動いてるシーンでは高圧縮な動画特有の圧縮ノイズが盛大に出るので。
もしかすると動いてるシーンは旧方式のほうがまだマシかもしれない。

で、GyaO!の話。
動画仕様は解像度がShowTimeの高画質と同じでレートはDMMの1Mより下。
解像度が高くてレートが低いので普通なら圧縮ノイズが目立ちそうだけど
なぜか不思議なことにShowTimeよりキレイだったりして。
動画コーデックが違うならわかるけどDMMやShowTimeと同じに見えるし。
エンコーダの違いだろうか?と言うかエンコーダでこんなに違うもの?

あと、GyaO!だけは他で入る上下の広告が入らないのがいいっすね。
ロゴはまだいいけど上下の派手な文字は見ててすごく気になるのですが。
(恐らく動画を違法アップする人間に対する嫌がらせでしょう)
これ無料分だけで有料のにはさすがに入らないよね?

つまり画質で並べると↓って感じです。
GyaO!→ShowTime(高画質)→新方式HQ→DMM(旧方式)1M
動きが多い作品だと↓かもしれないが
GyaO!→ShowTime(高画質)→DMM(旧方式)1M→新方式HQ

GyaO!は画質はいいけど全画面表示ができないのが問題かもね。
レールガンみたいな配信中作品は1話お試し無料が無かったりするし。
※現在配信されてない作品の1話お試し無料は提供されてたりする
配信終了分や過去作品を有料で視聴することも出来ないし。

次点のShowTimeは300円程度とはいえ月会費を取られるのがアレかも。
まぁ、その分他では有料の動画が期間限定で無料になったりするけど。
例えば今だとかのこんの3話までとOVAが(会員は)無料で見れるし。
※かのこんのOVAはバンダイチャンネルの提供ではない
そのへんを利用しまくれば300円ぐらいすぐに元が取れると言えるかも。
AT-Xでも最近放送してたけどAT-Xの方が月会費はずっと高いわけで。

それぞれのサービス毎に微妙に作品ラインナップが違ったりするので
ShowTimeだと見れないタイトルもあったりします。
あと高画質が存在しないタイトルもまれにあったりします。
なんかヒートガイジェイは高画質の選択肢がなかったよ……
ShowTime画質ならレンタル代わりに買っていいかも!と思ったのに。


言葉だけでは実感しにくいと思うのでサンプル画像を載せておきます。
本当はマズいけどサービスの見本ってことで許してね(オイオイ)。

比較元の動画は現在好評配信中の「とある科学の超電磁砲」の14話。
最初は1話で比較してたけどGyaO!は最新の2話分しか提供してないので。
わかりやすいように画面の真ん中を切り出して並べてあります。
※画像をクリックすると画面全体を表示します。

バンダイチャンネルは全画面表示(1024×768)してリサイズしてます。
DMMは素材が480×360なので比較しやすいようにリサイズしてます。
なのでこの二つは他の二つと比べで若干ぼやけてます
あとバンダイチャンネルはタイミングが手合せなので少しズレてます。

1つ目はオープニングの1カット。動きのあるカットの例。

GyaO! (750Kbps)
ShowTime 高画質(2Mbps)
バンダイチャンネル HQ(1.5Mbps)
※FLASHを使用した新方式
DMM 1M(bps)
※バンダイチャンネル旧方式

動画で見比べててGyaO!がやけにキレイだなとは思ってたけど
静止画で切り出すとその差は火を見るより明らかだったりして。
これで4つの中で一番レートが低いのがちょっと信じがたいですよ。
レートに余裕のあるShowTimeでも圧縮ノイズで結構ザラついてるのに。
まぁ、ShowTimeぐらいなら動画で見ればほとんど気にならないけど。
そして後の二つはエライことになってます……
実際に動画で見るとFLASH新方式の方が特に目立つ感じがするかも。

2つ目はアバンの1カット。動きのないカットの例。

GyaO! (750Kbps)
ShowTime 高画質(2Mbps)
バンダイチャンネル HQ(1.5Mbps)
※FLASHを使用した新方式
DMM 1M(bps)
※バンダイチャンネル旧方式

動きがなければどれでもキレイです。終わり(おい)。
動きがないシーンでは動画の解像度がそのまま見た目になるので、
DMM(旧方式)の解像度の低さがなんとなくわかる以外は大差ないすね。


バンダイチャンネル以外で提供されてる動画もそのうち調べるかも。


許せないけど理解はできる (10/1/5) 次へ 前へ
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明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしく。

今年もまた1発目から更新日を押しまくりです(汗)。
それでも去年よりはまだ挨拶に相応しいタイミングかも。
時間的な余裕は去年よりもさらに無くなってますが。
果たして次の年越しは迎えられるのでしょうか?
時間のやりくりして細々とでも続けたいとは思いますが。
新年からちっともめでたくない話題ですまぬ……


というわけでコミックお薦めを更新しました。11月分です。
更新日が遅れてるのでコメントを追加する余力は当然ありません。
先月同様にコメントなしでタイトルを並べては有りますが。
てゆーかアニメだけではなくコミックを読む時間だってないよ。
今回は正月にひたすら読んで何とかなったけど次回はどうなるやら。

コメントは書けないけど簡単なフォローをいくつか。

「乙女座・スピカ・真珠星」
なんとタカハシマコさんの純正少女マンガ(マーガレット掲載)です。
発売予定で見たときは同姓同名の別人だろうか?とか思ったよ。
BLマンガを描いてた人が別名とかで少女マンガを描くことはあるけど、
(男性向け)美少女エロ系も描いてた人が少女マンガとかビックリです。
百合姫の作品はテーマはともかく少女マンガでも通用する作品でしたが。
それでも生え抜きばかりのマーガレットがよく受け入れたもんだなと。
力量のある新人不足で生え抜きにこだわってられない時代なのかね。

「FADE OUT」
「ささめきこと」のいけだたかしさんの6年ぐらい前の作品です。
実は連載当時に出た1巻を買って読んだことがあります。
この作品が印象に残ってたから「ささめきこと」を手に取ったのです。
そして「ささめきこと」がとても気に入って現在に至るのでした。
ちなみにFADE OUTの2巻は連載当時は(売れなくて)出ませんでした。
だからこの2巻は再発ではなく6年越しの純粋な新刊だったりします。
※一緒に1巻も再発されてます

コミックスの帯に「ささめきこと」のルーツがどうとか書いてあるけど
この作品ってそんな内容(百合)だったっけ?とか思ったよ。
読んでみたら確かに最後のエピソードがそれっぽかったね。


「とある科学の超電磁砲(レールガン) 6〜13話」
今最も優先して見てる作品です。10話までは毎週見てたしね。
ここ数週間はそれすらも見てる時間が無かったけど……
と言うわけでやっと前半のクライマックス(11/12話)を見れました。
10話が気になるところで終わってたのでどうなることかと思ってたよ。
黒幕の人があんな大それたことをした理由も納得できるものだったし。
美琴同様にやった行為そのものを肯定する気は全くありませんが。

ちなみに毎週見た分も含めて6話からまとめて視聴しました。
つまり事件の黒幕が誰かを知ってる状態で改めて見たわけです。
知ってて見てると黒幕の人の凄いポーカーフェイスっぷりに驚きます。
日常的にあまり感情を表に出さない人というのもあったりしますが。
作った当人に仕掛けの解析を依頼するあたり知ってると苦笑してしまう。
調べてみようとか言ってるけど当然調べてなんていないんだろうなと。
(調べるまでもなく全て知ってるわけで)

あそこで解析の名目でツリーダイアグラムの使用許可が下りていたら
あの人は最初の目的のために使用したんだろうか?
そして自分の目的を果たした後に治療プログラムを渡したのだろうか。
黒子たちが真相に近づいたり初春が研究の文書に気付いたりしなければ
戦うことも化け物が生まれることもなく事態は解決してたのかも!?
誰も戦いで傷つかず子供たちも助けられて丸く収まったのかも!?
ただその場合は行為の裏の切実な理由を描けなくなってしまうし、
物語としてもスッキリしないしで構成的に全くよろしくはないけれど。

黒幕の人がわかった時点で何故?という気持ちがありました。
レベルアッパーだけなら研究者の純粋な興味と言えるかもしれないけど。
にしたってどんな副作用があるかわからないものを使わせないわけで。
実際レベルアッパーを使うと昏睡するという副作用があったわけだし。
正確には本来の意図した目的の結果として昏睡を引き起こしてるだけで
レベルアッパーの効果は副産物というか目的のための撒き餌ですが。
だから目的のため手段を選ばないマッドサイエンティストみたいだなと。
暑いと人前で服を脱いだりと一般的な感覚が欠落した専門バカとは言え、
それでもアレは大した理由もなしにやるにはあまりに大それた行為だし。
だけど切実な事情を見せられたことで、なんか納得をしてしまったよ。
やった行為には同意はできないけどやろうとした理由は理解できるなと。
眉毛女の時と同じく。スケールが違いすぎだけど。

前回ほぼ1話読みきり構成と書いたけど6話から話が繋がっていきます。
実は完全な読みきりと思われた1話からの内容も全て繋がっていくのです。
一見するとバカバカしい4話の都市伝説の話すらちゃんと繋がってるし。
(もしかして13話の水着祭りの回も後半の内容に繋がってるのか!?)
状況が見えるにしたがってバラバラなパーツが組み上がっていくのです。
いきなり風呂敷を広げずに身近な日常や些細な事件から物語を始めつつ
次第に視界を広げてバラバラの事象を繋いで一つの絵を作ってくのです。
ある意味教科書どおりではあるけどこのレベルに達してるの多くないし。
基本に忠実にやるべきことをきちんとやってる良くできた構成だなと。
そのへんは同じ水上清資さんがシリーズ構成のダフネと似た印象っすね。
(内容は全く似てませんが)

ダフネやあさっての方向。で水上清資さんをとても評価してたんだけど
残念ながらそのどちらも壊滅的に売れなかったのですよ……
どちらも作品自体の出来(とくに脚本)はとても良かったのだけど。
「よみがえる空」も素晴らしい出来のわりにあまり売れなかったし。
そーいう意味で今回こそ売れそうで他人事ながらちょっと嬉しいかも。
懲りずに使い続けてくれたJ.C.STAFFに多少の恩返しも出来た感じ!?
※ここに出したタイトルは偶然にも全てJ.C.STAFF

無能力者の佐天さんが物語の大きな鍵になってくのも面白いとこですね。
普通でない人たちの中に普通の人である佐天さんが混じってる意味って
視聴者に近い視点だけではなくそーいう意味もあったのかと感心したり。
無能力だけど自分卑下するわけではなく出来ることをやろうとするとか。
特に1話で子供を助けようとする勇気を描いたのが上手かったなと。
そんな佐天さんすらヤバイと知りつつ例の力に手を出してしまうわけで。
割り切ったようで割り切れたわけではない心のうちが見えてくるのです。
物語が進んでくと1話のそのシーンが絶妙に効いてるのがわかります。
実はそのシーンって原作にあたるコミック版には全く無かったりして。
(そこに限らず)アニメスタッフはいい仕事をしてるなと思ったよ。

前回わりと軽い内容とも書いたっけ。
そのへんも今回の内容からだんだんと様変わりしてきます。
特にレベルアッパーの黒幕の人の切実な理由がなかなか凄かったよ。
多くの人を巻き込んだ大それた行為に釣りあう理由だったわけだから。
明るい学園都市の影の部分を垣間見たような気分の悪い内容だったし。
そちらの方こそまさに結果のために手段を選ばないという感じでした。
日常的に行われる超能力開発すら安全とは限らないとも言及してるし。
当たり前と思われてた世界の土台すら揺るがす内容になっていたり。

この学園都市の影の部分はもしかすると後半にも絡んでくるかも!?
美琴のクローンの話なんかはいかにもそれっぽい感じだし。
詳しいことは知らないんでクローン話をやる保証はいたしかねますが。
美琴が実はオリジナルじゃないとかイヤんな展開を想像したりもして。
いや、だから、詳しいことは(以下略)

そんな大それたとこではなくもっと日常のシーンでも響いてきます。
キャラを生き生きと描いてきたから切実になると効いてくるのです。
例えば8話で熱を出した初春と見舞いに行った佐天さんとの会話とか。
学園都市に来て現実を知らなければ良かったみたいなセリフに対して
来なければ出会えなかったし今の日常もないから意味はあるみたいな。
ジーンとした次の瞬間に佐天さんのセクハラが炸裂してましたが(笑)。
目覚めた感動シーンでもやってたので恥ずかしさを誤魔化したのかな。
初春のスカートをめくるのは日常的にもやってますが……
10話の佐天さんが昏睡してしまう前の電話の会話も胸に響いてきたよ。
傍から見てると変な初春の行為すら痛いほどに共感できてしまうから。
周りを気にするほどの精神的な余裕は無いのを痛感させるわけだし。

主人公の美琴のこと。
この作品では向かうところ(ほぼ)敵なしの圧倒的な力の持ち主です。
なにしろ学園都市にたった7人しかいない最高レベルの一人なので。
美琴がバトルで苦戦することなんてそうそうあるわけ無いのですよ。
(若干1名ほど美琴の力が全く通用しない人がいるけど)
だからかもしれないけどバトル自体はあまり重要ではない感じです。
物語を構成する上で必要最低限のバトルシーンだけ入れたというか。

黒幕の人の作り出したシステムの副産物にはさすがに苦戦してたけど。
一人一人は僅かな力でも1万人分も集めればさすがに凄いだろうから。
それすらもバトルシーン自体はそんなに比率は高くなかったわけで。
黒幕の人との直接対決だって思ったりもあっさりと終わっちゃったし。
むしろ対決より行為の理由を見せることが主だったのかとも思ったり。
化け物との戦いでもレベルアッパーを使った人の想いを挿入してたし。
表面的な部分より内面的な部分を重視してるのを実感させてくれます。
だからと言ってバトルシーンがおざなりなわけではないですが。
ちゃんとここぞと言う見せ場のシーンでは存分に見せてくれるので。

化け物との対決シーンではすっかりヒーロー然としてた美琴だけど、
そんな美琴でも何でも出来るわけではないことを描いてたりして。
6話で成り行きでジャッジメントの仕事をすることになるんだけど
自分で思ってたよりも全然役立たなくてすっかり自戒してたのでした。
確かに凄い超能力を持ってたとしてもそれは決して万能ではないわけで。
この作品はそんな当たり前のことをちゃんと描いてるのが良いですね。
にしてもナンパされてる女の子を助けようとしたのに拒否られるとこは
空気読めないというか美琴の経験の少なさを示してるようで微笑ましい(笑)。
考えてみたら中学2年生なんだから経験豊富なほうが問題かもしれんが。
(美琴の役立たなさを描いたシーンもコミック版にはありません)

6話のラストにはおなじみ黒子の変態シーンが。
美琴がジャッジメントの仕事の大変さを知って黒子を見直すんだけど、
それを口にした美琴に対する黒子の行動が予想の斜め上を行っていた(爆)。
1話から飛ばしてたけど、このシーンはシリーズ最高に脱線してたなと。
変態と言う形容にこれ以上相応しいシーンは他に無いかもってぐらいに。
前をがばっと開いて私を見て!とかってオマエはどこの露出狂だよと。
ちなみに1話のファミレスも2話も6話のこれもコミック版にはありません。
(1話のシャワーシーンのはコミック版にもあります)

美琴への変態行為と変わった言い回しの印象がやたらと強い黒子ですが
ジャッジメントとしての見せ場もちゃんと存在します。1話もそうだし。
9話の廃ビルでのトリック能力者との戦いなんか凄く凛々しかったよ。
状況を見極めて不利な形勢を引っくり返す判断力には感服させられたし。
痛めつけられたり追い詰められたりと途中までハラハラさせられたけど。
(描写が生々しいので蹴られた痛さがこっちに伝わってくるようです)
考えてみたら能力の強さと持ってる力をどう使うかは別問題なわけで。
常日頃から犯罪者に対して態度がでかいだけの力量はあるのだなと。

佐天さんが一線を越えた切っ掛けが黒子の活躍なのは皮肉だったけど。
自分と変わらない友人のあまりに違う姿を見せ付けられたわけだから。

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