裏を見ればわかる……かも (08/8/25) 次へ 前へ
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前回、暑い暑いと書いたのに今週は寒かった……
最高気温が21度とか22度とか8月下旬とは言え夏の気温じゃない。
これだとクーラーが要らないどころか半袖一枚では風邪ひくよ。
もう少しちょうどいい気候にはならんもんか。


今週は久しぶりにレンタルについての情報なんかを。
と言ってもわざわざ書くほどのリリース情報は無かったり。
ここ1年ぐらいの作品って大半が同時で一部が最大で1ヶ月遅れぐらいだし。
あまりニーズが無いせいか旧作もあまり出なくなってしまったし。
なのでレンタルについてあまり語られない情報を。

前にレンタルDVDの基礎知識としてさりげなく書いたことだけど
レンタルDVDにはセル版ディスクと全く同じ内容のモノが結構あります。
今までいろいろ借りた感触では(アニメの)7〜8割はそうかもしれない。
最王手のバンダイビジュアル以外は差別化してないところが多いので。

で、ここからが本題です。
レンタルDVDとセルDVDの内容が同じかどうか実際にセルDVDを買わなくても
ある方法を使えば簡単に分かるのです。全てに通用するわけではないけど。
どーするかというと、簡単に言ってしまえばディスクを見ればいい。
ディスクの中身ではなくディスクそのものをよく観察するのです。
これが電脳コイル7巻のレンタルDVDです(左の写真)。
ディスクの左中段の赤い部分を拡大すると(右の写真)
レンタル版の型番のBCDR-1976とレンタル専用という表示が有ります。
バンダイビジュアルのレンタルDVDは全てBCDR-になってたはずです。
そしてレンタル版には必ずレンタル専用の表記があります。

ちなみにバンダイビジュアルのレンタルDVDは全てこのレーベルです。
中身だけでなくレーベルにも一切絵をつけない差別化をしてます。
他の会社はセルもレンタルもレーベルにあまり差はないんですが。

アニメの場合はアダルトアニメのバニラ・ミルキー・ディスカバリーなど
一部のレーベルでセル・レンタル兼用のディスクと言うのがあります。
この場合はレンタル専用とは書いてません。
それ以外の一般向けのアニメでレンタル専用と入ってないのを貸してたら
そこは契約違反のヤバイお店と言うことになります。
これが電脳コイル7巻のレンタルDVDの記録面です(左の写真)。
ディスクの内周上部の赤い部分を拡大すると(右の写真)
スタンパーがつけたとおぼしきBCBA-3043という刻印が入ってます。
このBCBA-3043でググってみると7巻の通常版だとわかります。
よーするにこのディスクはセル通常版のディスクってことです。

電脳コイルの公式サイトを見るとDVDには全巻限定版と通常版があって
映像特典は限定版にしかついてないのがわかります。
つまりレンタル版はセル通常版と同じだけど本編だけってことです。
最初から何もついてないから差別化のしようもないというか……
こんな感じで限定版と通常版を差別化して通常版=レンタル版という
パターンも実は結構あったりします(ストパニとか)。
限定版も通常版もレンタル版もディスクは全部同じって場合もあるが。
※角川エンタのハルヒとかがそう

表の型番と裏の刻印が同じ場合は当然レンタル用に作ったディスクです。
仮に映像特典がついててもセル版とは差別化されてる可能性が大です。
映像特典全カットではなく一部だけつける差別化もよくあるのです。
※本編を差別化することは滅多にありません
具体的にどこが差別化されてるかは公式サイトとかで調べてね。としか。

あと例外的なパターンを一つ。
表の型番と裏の刻印が違うけどレンタル用ディスクという場合があります。
具体的にはGOZNOが製作・発売してる作品(の一部)のことですが。
中小パブリッシャーなので自社用のディスク番号が無いのかも知れない。
おそらくソニーかなんかのOEM用の型番を振ってあるんだと思われます。
なのでレーベルの商品番号とディスクの刻印番号が全然違います。
もしかしたらセル版もそうかもしれない(一つも持ってない)。

よーするに表の型番と裏の刻印が違うのが決め手ではなく
裏の刻印で検索して該当商品のセル版が引っ掛かるか調べてください。
100%ではないけどこれで95%ぐらいは確実にわかります。
おまけで「あさっての方向。」1巻のセルDVDです(左の写真)。
ディスクの下部の赤い部分を拡大すると(右の写真)
BCBA-2761というパッケージに書いてあるのと同じ型番があります。
※当然裏にも同じ刻印がある
バンダイビジュアルのセルDVDは全てBCBA-になってたはずです。
つまり裏にBCBA-と入ってたらセル版のディスクってことです。
他の会社にも型番には同様の法則性があります。

ちなみに「あさっての方向。」はセルとレンタルの中身が全く同じです。
一通りレンタルで借りてから買ったから間違いないよ!!!(爆)
毎回こんなことを書いてる気がする……


今回はもう一つレンタルに関する情報を。
せっかく時間をかけて調べたので古くならないうちに載せておきます。
それはオンラインレンタルでのレンタル需要と在庫の関係について。
いつからかDISCASは在庫数と予約者数を公開するようになったので、
フィーリングではなく正確なデータとして調べてみたかったのです。
で、なぜか時間的な余裕もないのに思い立ってやってしまったよ(爆)。
まぁ、時間がないときに限って余計なことをやりたくなるんですが……

では、まず調べたデータを。
2008年4月期のレンタルリリース済の作品の在庫と予約者数の一覧です。

タイトル 在庫数 予約者数 予約倍率 優先度
マクロスF(フロンティア) 120 (1345/613) (11.2/5.1) 45.6
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 90 995/395 11.1/4.4 39.7
かのこん 50-50-60 856/274 14.3/4.6 32.0
xxxHOLiC◆継 40-40-40 515/150 12.9/3.8 29.1
To LOVEる 48-50 518/129 10.4/2.6 24.9
ソウルイーター 70 409/120 5.8/1.7 29.3
仮面のメイドガイ 50-50-50 458/118 9.2/2.4 25.8
50-50 377/109 7.5/2.2 28.9
図書館戦争 40-40 646/106 16.2/2.7 16.4
RD 潜脳調査室 60 425/99 7.1/1.7 23.3
絶対可憐チルドレン 60 393/95 6.6/1.6 24.2
純情ロマンチカ 60-60 264/90 4.4/1.5 34.0
我が家のお稲荷さま。 60-50 529/83 10.6/1.7 15.7
狂乱家族日記 40-35 315/77 9.0/2.2 24.4
アリソンとリリア 60-50 313/68 6.3/1.4 21.7
隠の王 70-60 299/67 5.0/1.1 22.4
D.C.II S.S. 〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜 30-30-30 361/62 12.0/2.1 17.2
ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜 48-40-40 324/60 8.1/1.5 18.5
イタズラなKiss 40-34-35-35 245/52 7.0/1.5 21.2
あまつき 35-30-30 217/49 7.2/1.6 22.6
ヴァンパイア騎士 60-45 225/40 5.0/0.9 17.8
今日からマ王! 第三章 50-40 219/40 5.5/1.0 18.2
秘密(トップ・シークレット) 〜The Revelation〜 50-40 178/40 4.5/1.0 22.5
ブルードラゴン 天界の七竜 20-20 91/40 4.6/2.0 44.0
うちの3姉妹 30 101/39 3.4/1.3 38.6
二十面相の娘 50-40 257/37 6.4/0.9 14.4
BLASSREITER 50-50 306/34 6.1/0.7 11.1
S・A スペシャル・エー 60-40 251/27 6.3/0.7 10.8
ネオアンジェリーク Abyss 50-40 98/21 2.5/0.5 21.4
モノクローム・ファクター 50-40 169/17 4.2/0.4 10.1
遊戯王 5D's 5-5 33/12 6.6/2.4 36.3
クリスタル ブレイズ 30-30-30 162/9 5.4/0.3 5.6
カイバ 30-30-20 33/5 1.7/0.3 15.2
※2008/8/19 03:00 時点でのデータ

在庫数は 1巻-2巻-3巻……の在庫。
予約者数は 全予約者数 / 5位までの予約者数
予約倍率は 全予約の倍率 / 5位までの予約倍率
優先度は 全予約者の中で5位以内に入れた比率(%)

リストは5位までの予約者数の多い順に並んでます。
全予約者数で並べても大差はないけどこっちの方がそれっぽいので。
予約者数は調査時点で近日リリースだった巻のデータです。
※リリース済の巻より次に出る巻の方が予約者が多い
マクロスFだけは8月のリリースが無いのでリリース済の分です。
たぶんすでに400人以上借りてるので実態はもっと多いと思われます。
なので参考数値ということで括弧をつけました。

てなわけで、こんなデータが出来上がりました。
一見しただけでニーズの差が露骨にデータに出てるのが分かるっすね。
ニーズと在庫のバランスがまるで取れてないのも際立ってますが……
何しろ右の予約倍率が4倍を越えてるのなんか5位以内に入れても
1ヶ月以内に借りれない可能性が有るってことですから。
※たぶん週に1回転ぐらいが全利用者の平均
マクロスFは120枚も入れててこの状況ってどんだけかと思ったり。

逆に右の倍率が1以下のものはトップに入れれば即借りれます。
何しろ5位以内で予約した人より在庫の方が多いんだから……
その余分な在庫を上位のタイトルに配分してたら借りやすかったのに。
とは言え半分ぐらいは仕方ないかなと思える部分もあるのですが。
実際のニーズは始まってみないと分からない部分もあるから。
最初は少なめでニーズの多いのを追加する荒業も有るには有るけど
レンタル用は発注から入荷までにタイムラグがそれなりに有るので
需要の集中する初期に借りにくい状況を作ってしまいます。
だから1巻は大半のタイトルで同程度の在庫を入れてるのでしょう。
そして先の巻で在庫数を調整してるみたいだね。
(途中で増やした巻は前の巻も後で補充されたりする)
在庫の推移を見るにもっと大胆に調整していいとは思ったけど。

半分ぐらいは仕方ないとは半分ぐらいは改善の余地ありって意味です。
レンタルのニーズは始まってみないと分からない、とも言えないのです。
と言うのもこのリストってDVDの予約状況を利用したランキングの
放送中アニメの人気ランキング」と似たような傾向だったから。
似た傾向ということは入荷数の参考に使えるということを意味します。
Amazonのデータを使いたくないなら自分のとこのデータを使えばいい。
TSUTAYA全店舗の予約者を集計すればそれっぽいデータは出るはずだし。

今回データを調べてて気づいたこと。
レンタルのニーズって販売用とは傾向が違うのかなとか思ってたけど、
現実は販売のニーズもレンタルのニーズも傾向は同じなのだなと。
もちろんこれは全国の需要を集約してるから誤差が小さいのであって
一つ一つの実店舗だと客層による誤差が結構あるとは思いますが。

あと、人気が高いタイトルほど上位に入れてる比率が高いのが面白い。
それだけその人にとって優先度とか期待値が高いってことなわけで。
まぁ、そのせいで借りにくさがよりいっそう高くなってるわけですが。

個別のタイトルで気になったのは「純情ロマンチカ」かな。
この作品はDVDの売れ行きがかのこんに匹敵する上位のヒット作です。
しかし上位の予約者の数は12位に甘んじてます。
全予約者数で並べたらもっとずっと下の方に落ちちゃいます。
優先度(上位予約者比率)は34%でかのこんに匹敵する高さなので、
優先度のわりにニーズが低すぎるということなのでしょう。
やっぱBL(ボーイズラブ)だからですかね。
男でBLが許容できる人はそんなに多くないから……
実店舗のレンタルではわりと利用者が男性に偏る傾向にあるので、
オンラインレンタルでも女性が少なめでニーズが低いのかなと。
他の女性ファンが多そうな作品も多少低めの傾向が出てるし。

もひとつ。
小さい子とファミリー向けのタイトルが3つほど有ります。
これら全てとてもニーズが小さいです。そして優先度がとても高いです。
まるで他にはリストに入れてないんじゃないかと思えるほど。
もしかして他のアニメとは客層が違うのかななんて思ったりして。
そしてレンタルで借りてまで見たいって人は多く無いのかなと。
子供の相手ならスカパーをつけた方が楽だって話もあるから。


「ひだまりスケッチ×365 1〜6話」
7月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は4コマ誌(きららキャラット)のマンガで雑誌で読んでます。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/24から

ひだまりの2期です。1年半ぶりのお目見えです。
前のやつと雰囲気が同じなのでそのまま続きみたいなものです。
正確に表現すると「前の続き」ではないのですが。
と言うのも1期目が1年分をシャッフルした構成だったので。
※1話がある月の1日という設定
そして今期もゆのたちはまだ2年生になってないということは、
つまり1期でやった話の間のエピソードということになるわけです。
そもそも原作だと2年生になったのつい最近だから。

1期のエピソードの間を埋める内容なのは随所で実感できます。
特に文化祭の前日談はこれが1期10話に繋がるのかと感慨深かったよ。
という感じで1期を見てるとより楽しめる内容になってます。
もちろん今回も1話ごとに完結してるからここから見ても大丈夫ですが。
時間の流れをシャッフルしてても特に問題なく見れるぐらいなので、
これを見てから1期を見ても理解の妨げにはならないと思われます。

1期と雰囲気は変わりませんが体裁はちょっと変わってたり。
それは今回は1話が必ずしも1日と決まってないというところ。
※1話が1日なのが多いですが
それと1話のAパートとBパートで別エピソードをやったりするところ。
今回は制限することの面白さよりも構成の自由度を取ったようです。
毎回最後のあたりでお風呂に入るのは1期と変わってませんが……
銭湯に行ったのにわざわざ改めて一人で入るのまで踏襲してるし。
お風呂に入るとこがこの作品の譲れない一線なんでしょうか?(笑)
ちなみに今回は最後にお風呂に入るのがゆのとは限らないようです。
つまりエピソードの主役が他の3人の誰かの場合も有るってことです。
(作品の体裁がゆのたち4人の集団劇なので大差はありませんが)

登場人物に関しても1期とちょっと変わりました。
メインがひだまり荘のゆの、宮子、ヒロ、沙英の4人なのは変わりません。
そこではなく脇のキャラの登場がやたらと増えたのが印象的でした。
特に沙英の妹の智花なんか直接的にも間接的にも内容に絡みまくりです。
原作にこんなに出番あったっけ?とか考えながら画面を見てました。
他にも(ひだまり荘の)大家さんがほぼ毎回ちょっとずつ出てきたりするし。
沙英にやたらと絡んでくる夏目や、(保健の)桑原先生もほぼ毎回出てる。
校長先生と吉野屋先生とうめ先生(作者)はもちろん1期に続き毎回出てます。
こんな感じで人物の面で物語の奥行きを深めるアレンジをしたようです。

表現的にも多少変わった気がします。気がするだけかも!?
1期は表現の多彩さが目立って表現の博覧会!?とか思ったけど
今回は表現の多彩さこそ変わらないものの一つの統一感があります。
テンポや表現がひだまりカラーとして統一されたような感じ。
単にこの表現に慣れてそう感じてるだけかもしれませんが(爆)。
でもみょーに間延びした部分も有った1期に比べ質が安定した気がする。
相変わらず尾石さんだけは一人で突っ走っておりますが……
1話のコンテ・演出が尾石さんなので路線が変わったのかと思ったよ(笑)。
※今期はプロダクションディレクター(≒副監督?)もやってます
やたらと動いてるし表現に凝りまくりだしスピード感有りすぎだったので。
2話からいつものまったりしたひだまりスケッチに戻りましたが。

オープニング及びエンディングの映像について。
新房アニメで特に楽しみなことの一つがOPとEDの映像なわけですが、
今回はどちらも当社比(!?)でずいぶんとパワーアップしてる感じです。
1期のOPはいつもの新房アニメの濃ゆいOPに比べるとライトな感じで
あれはあれで作品のイメージには合ってたけど印象が薄かったのです。
しかし今回はライトでポップな印象はそのまま凄く密度の濃い映像に。
ちなみに1期も今回もディレクターは同じ大沼心さんだったり。
つまりefのあのオープニングを作った(efの監督でもある)人ですよ。
※ひだまりとefはOPとEDをやってる人が同じです
この人は本気を出すと凄い絵を作ってくるよなと改めて実感したり。
最後の4人が手を大きく回しながら手を繋ぐ動きには感嘆しちゃったよ。

エンディングの映像も1期と同じ上坪さんで曲も同じくmarbleです。
1期の映像はシンプルだけどさりげなく洗練されててカッコよかった。
marbleの軽妙で洗練された曲調とあいまってOPより良かったほどです。
そして今回の映像はというとハイセンスな印象は1期のそのままで
一つ一つの絵がとってもアートで印象的な見た目になりました。
つまりさりげなくハイセンスから見るからにハイセンスになったのです。
この人はひだまり(1期)→ef→ひだまり(2期)とどんどん良くなってるね。
今期は本編の演出はやらんのかな?

あとは1話ずつ簡単に。

1話。ゆのの入試からひだまり荘に引っ越してくるまでのお話。
つまり時系列的には1期も含めて全ての話の前になるエピソード。
確か原作だとコミックス1巻の書き下ろしの内容だったような……
宮子の引っ越しそば「食べる気まんまん」は確かに見覚えがあります。
挙動不審なゆのの隣で気にしつつ試験を受けてた人の合否が気になるよ。
上に書いたけどこの回はコンテ・演出が尾石さんで凄いことになってます。

2話。智花の合格発表を遠くからみんなで見守ってた日のお話。
ちゃんこ鍋やごっつぁんですや残った残ったに過剰反応するヒロさんでした。
満面の笑みで鍋の〆はなべ汁粉とか言ってるからふかふかになるのですよ(爆)。
次回予告で、沙英のヒロは何で筋肉痛なの?に宮子が夜中に四股を踏んでいる、
とボケをかまして、ヒロの中の人が「違いま〜す!」と叫んでました(笑)
※ヒロではなくどう聞いてもゴトゥーザ様の地声です

3話。お休みの日にちょっと遠出してスケッチをしてきたお話。
休みの日はなぜか早起きしてしまうのって小学生の頃そうだった記憶が。
電車の中で足を踏ん張るのも時々やってた気がする。過去形ではなく(爆)。
こんな感じに実際ありそうな内容で構成されてるのがこの作品の特徴だね。
にしても時々出てくる絵を見てると宮子って凄く絵が上手いんだなと思う。
ウサギの絵みたいな理解不能な絵も描いてるので天才肌みたいな感じか。

4話。この回は2本立て。1本目は宮子の部屋に猫がいついたお話。
猫の飼い主を探しながら夕陽を歩いてたシーンがキレイだったよ。
猫がいなくなった朝のパステル画っぽい絵もキレイで印象的だった。
ゴゴゴゴの文字が落ちてくるのもインパクト大でした(演出は大沼心さん)。

2本目はゆのが文化祭の個人展示が決まらなくて悩んでた日のお話。
これが1期にやった文化祭の日のエピソードの前日談です。
ゆのが沙英にアドバイスを貰いに行ったらヒロを押し倒してる衝撃映像が!
それはともかく沙英が参考にと見せてくれた絵がキレイな百合の絵で……
沙英とヒロが並んで座ってて百合の絵だよ。突っ込んでくれとばかりに。

5話。智花が久しぶりにひだまり荘に遊びにやってきたお話。
時系列的には2話の少し後でみんなで智花の合格を祝うというお話です。
みんなに至れり尽せりの歓迎を受けて凄く幸せそうな智花が印象的でした。
歓迎はともかくあの場所に居たいって気持ちは見てる側でも共感できます。
二人だけの場面で沙英が祝ってたのが一番嬉しいそうなのも印象的だった。
そのライトが机と赤いソファーを照らしてるシーンの画面も印象的だった。

6話。この回も2本立て。1本目は沙英が次のお仕事に悩む話。
夏は日差しが強くて色のコントラストが鮮やかなのでポップアートみたい。
この作品は季節ごとに色彩感覚を変えるので視覚的な季節感が凄くあるね。
この回の内容で印象的なのは沙英が妹(智花)との関係に悩むところ。
ここからハッピーエンド!?に至る5話までいろいろあったわけですよ。

2本目はヒロが実習でシュークリームを作った(つまり日常の)話。
ヒロさんの料理の上手さと包容力はまさにお母さんのようです。
ついつい甘いものを食べ過ぎたり、お風呂で肉を摘んで溜息ついたり
いろんなダイエットに挑戦したり、一番女らしい人というべきか(笑)。


「薬師寺涼子の怪奇事件簿 1〜7話」
7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズとBS11でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は小説とそれを元にしたマンガでどちらも読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
頭脳明晰で運動神経抜群で目が覚めるような美女である薬師寺涼子。
彼女は東大卒のキャリアで27歳にして警視庁刑事課参事官である。
さらにアジア最大の警備会社JACES(ジャセス)の社長令嬢でもある。
そんな傍から見れば完璧な彼女には一つだけ欠点があったのである!?
そう彼女は人の話を聞かずどこまでも一人で突っ走る性格だったのだ。
薬師寺涼子の実家のJACESは警察庁の最大の天下り先と言うこともあって
彼女の傍若無人な行動に対して意見するものは誰も居なかったのだ。

庁内で扱いに苦慮をした彼女のお守として選ばれたのが泉田準一郎。
33歳の警部補でどこにでもいるごく普通の良識的な警察官である。
持ち前の武道の腕前と常識的な対応で彼女をサポートするのであった。
彼女の部下になったおかげで公私を問わず振り回される日々であった。
彼は気づいてないけど彼女に好かれてたのであった。気の毒なことに。
そして彼女のそばに居るといつも奇妙な事件に巻き込まれるのだった。

怪奇事件簿ってタイトルだからてっきりオカルトちっくな内容かと。
実際は現実離れこそしてるけど人知の及ぶ事件って感じでした。
そもそも人のおぞましい欲望が生み出した化け物が多かったし。
なので幽霊や妖怪みたいのを期待しても期待には添えないかもねと。
常軌を逸した化け物は続々と出てくるのでその手が好きな人ならOK。
現実味がない事件なのにやたらとリアル感を追求してるあたりは
この作者(田中芳樹さん)の性格だろうかなんて考えたりもして。
さりげなく政治家や官僚への皮肉が入ってるのは実にらしいとこだね。

この作品の舞台はとても現実に近くて描写も凄くリアル感があります。
主人公の薬師寺涼子が常識はずれな以外は登場人物も凄く現実的です。
そんなとても現実的な舞台だからこそ現実離れした事件が際立つのです。
周囲が現実的な判断をするので薬師寺涼子の大胆さが際立つのです(爆)。
そうなんです、この作品は舞台設定や人物や雰囲気をリアルにして、
現実離れした出来事すらまるでリアルであるかのように描きながら、
でも薬師寺涼子の行動だけは社会常識を土足で踏み越えて行くのです。

普通なら証拠を積み重ねて事件の核心へと迫っていくはずなのに、
多少の証拠と多大な直感と気分で核心の舞台へと乗り込んでいきます。
真相を暴きたいというより憎たらしい奴(犯人)をぎゃふんと言わせたい
なんて感覚で事件を追っかけていきます……警察官(の偉い人)なのに。
よーするに薬師寺涼子が華麗!?に活躍するのがこの作品の趣旨です。
リアルっぽく見えるけど痛快娯楽作品だったのです。

あとこの作品の特徴と言えるのが登場人物が大人ばかりってところ。
アニメで20過ぎの大人しかレギュラーがいない作品って凄く珍しいね。
深夜アニメは大人もターゲットに含んでると言われて久しいけど
大多数の作品はメインキャラのほとんどが中学・高校ぐらいだから。
この作品のように大人が多くて大人のかけひきをする作品は珍しいです。
(子供みたいな大人が目立つ作品のほうが多いかも)
涼子さんが泉田くんのセリフに「ここで言うセリフはそうじゃないでしょ」
とダメ出しをするようなアニメなんて滅多に見れないよ。
呼び名が気にいらないと言い直すまで返事しなかったりもするし(笑)。
さりげないセリフ回しが大人だけどイタズラっぽくて楽しいです。
このやり取りの面白さが若人にわかるかは保証の限りではないけど(爆)。


「ゼロの使い魔 〜三美姫の輪舞〜 1〜7話」
7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/25から
ゼロの使い魔の第3シーズンです。
きっかり1年周期で1クールずつアニメ化しています。
ってことは来年の7月には4期があったりして!?
※三美姫の輪舞→プリンセッセのロンド

1期に同様に2期も終盤に盛り上がる展開だったみたいだね。
2期の終盤にはサイトが生死の境を垣間見る展開があったらしい。
それどころか一度は死んでエルフの魔法!?で生き返ったらしい。
そんな経緯があってサイトの使い魔の契約が消えてしまったのです。
つまりルイズとサイトは何の契約もない関係になってしまったのです。
さらに使い魔の契約が消えたサイトは特別な能力も無くしてしまった。
ルイズは使い魔ではなくなったサイトを傍に置く大義名分がなくなり、
(好きだから傍に居ろと素直に言えないからツンデレなわけで)
サイトはいざという時にルイズ守るための力を失ってしまったのです。
ルイズとサイトの関係に最大のピンチが訪れたわけです。
という感じで3期のストーリーは始まるのでした。

この二人の関係の危機が今期のメイン?とか思ったらあっさり解決。
危機感を散々煽ったわりにはずいぶん簡単に元の鞘に収まりました。
もっと紆余曲折あって互いに苦しんだ分より強く結ばれるのかなと。
多少はそんな感じも有るにはあったけど感情の揺れ幅が小さかったすね。
この作品は終盤以外はちょっとした内容しかないのを改めて実感したよ。
もちろん終盤の展開に向けて少しずつ動いてはいるんだけどね。
遠くで起きた何かの余波って感じであまり本編に干渉してこないので。

まぁ、そもそもこの作品はルイズとサイトの夫婦漫才が主たる内容で。
終盤に盛り上がるのすら二人の関係を再確認する舞台装置と考えれば
中盤までのまったりした日常のシーンだって決して余興ではないですが。
むしろ日常のシーンのほうがルイズ他の面白い行動が見れて楽しいし。
例えば4話のルイズの一人二役(ルイズとサイト)の小芝居とか……
脳内妄想じゃなくて実際にノリノリでプレイしてるので爆笑だったよ。
もしも眼前で目撃してしまったらどう反応すればいいか困りますが(爆)。

ルイズの小芝居を目撃して唖然とした顔で立ち去ったシエスタですが
そのシエスタも7話では妙な小芝居をやっていた(笑)。
ヘマをしたメイドをご主人様が折檻するという(まるでエロ小説な)内容の
「メイドの午後」とか言う本の内容の再現ドラマをやるのです。
でサイトにメイドに折檻をするご主人様をやってくれとおねだりを(爆)。
※国を救ったサイトは騎士になりシエスタは専属のメイドになった
サイトが好きなのはわかるけどアピールの仕方が18禁スレスレだよ。
そしてもちろんその場は烈火のごとく怒ったルイズに止められました。

今回初登場したティファニアも4話の最後に凄いことをやってたし。
ルイズが「けしからん胸」と言いたくなるほどの巨乳の持ち主だけど
あまりに大きいのであれは本物なのか?とか言われてしまったりして。
そんな周囲の反応に困惑したティファニアはサイトに頼むのです。
私の胸が変じゃないか見てくれませんか?と……(爆)
それなんてエロマンガ?とか画面に激しく突っ込みを入れたかった。
この展開はエロマンガのパターンの一つなので(胸に限らないけど)。
つーか異性だったらどこか変かなんてそうそうわからんと思います。
よほどたくさん見たことがあるような人は別として。
つまりエッチのお誘い以外にこんなことをしても意味ないよと(笑)。
だからエロマンガのお約束なわけですが。現実でも使うかはしらんが。
そしてこのシーンも当然ながらルイズに見つかり大変なことに。


寝て疲れる日々 (08/8/15) 次へ 前へ
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暑いです。とても暑いです。
他に言うことはないんかい!って感じですが。
他のことより何より、暑いと言いたい!(爆)
暑いので寝入りが悪くて起きられないの繰り返しで、
時間をずいぶんロスしてる気がします。誇張ではなく。
ざっと計算したら月に60時間ぐらいはロスしてるような……

実は寝るときにもクーラーはつけてるのです。
つけないで寝ると起きたときに凄く疲労感があるので。
以前は我慢して寝てたけど夜も30度超が続くとさすがに無理。
しかしクーラーは人工的な冷気なせいか寒いんだよね……
同じ気温でもクーラーだと寒いのです。寝てるときは特に。
だから多少高めに温度設定をしてるのです。寒く感じない程度に。
で、そんな温度設定だと外気温との関係で頻繁に止まってしまう。
止まると部屋の物が熱せられてるせいかすぐに暑くなってしまう。
こんな感じでクーラーをつけてても寝にくくて。
いい感じに部屋の中の空気を外気と入れ替えてくれるといいのに。
まぁ、外気も最低気温28度とかなので決して涼しくはないが。

と言うわけで(?)予定してたコミックお薦めを更新しました。7月分です。
今月もいつものように時間の余裕がないので追加はありません。
果たして新たに追加できる日は来るのだろうか……

今月は一つだけ。既にリストに入ってる作品のついて。
藤たまきさんのホーリーマウンテンシリーズのことですが。
※「銀のバッチ」と「ロングスロー」
桜桃書房に何かあって雑誌が無くなって連載が中断してたんですが
いくつか雑誌を放浪した分に描き下ろしを加えて文庫で完結してました
※海王社GUSHコミック文庫の「約束」
文庫はほとんど再発でチェックしてなかったから気づくのが遅れたよ。
てゆーかコミックスでちゃんと続きをリリースしてくれよ……
目が悪い人間にはコミック文庫って絵も字も小さくて辛いんだよ。

ちなみにコミックスで発売済のも一緒に文庫化されてます。
※海王社GUSHコミック文庫の「銀のバッチ」

あとこれは知ってる人は知ってると思うけど
桜桃書房のBLコミック雑誌は海王社にまるごと移ったみたいです。
(小説エクリプスだけ幻冬舎コミックスに移ったんだっけかな)


「こどものじかん 3〜4巻」
続きが借りれたのでさっそく見てみました。
最初に見た時も思ったし今回も改めて思ったけど凄くいい作品だよコレ。
8話までの印象ならば2007年ベストでコイルの下あたりに入りそうだ。

ここまで見た後に原作の続きも買ってきました。とりあえず4巻まで。
そしてアニメを見た後に原作コミックとじっくり見比べてみました。
で思ったけど、このアニメは内容のアレンジがとても上手いっすね。
原作の良さを殺すような改変ではなくより伝わるように変えてあるから。
複数のエピソードをリミックスしたのも含めてARIAと手法が似てる感じ。
ただのトレースではなく+αにして初めていいアニメ化と言えるのだなと。

今回の分で一番印象に残ったのはやっぱり6話っすね。
オープニングにも母親が出てるからやるんだろうなとは思ってたし、
1話のりんの態度から恐らく病死なんだろうなとは思ってたけど、
予想してたよりもかなりキツイ内容だったので結構来ました……
※公式サイトのキャラ設定には最初からガンだと書いてある
今やガンの闘病日記が世にあふれてて現実味がありまくりなので。

6話がまさにアレンジの上手さを実感させる構成になってます。
この回は原作の(続き話の)2話分を映像化してるのです。
原作の2回分とアニメの1話分でほぼ時間が釣り合うようになってます。
だから原作をほぼそのまま映像化すれば1話が出来上がってたわけです。
しかしこの回はそうはなってないのです
と言っても原作の内容とそう違ってはいませんが。
(構成を変えても内容の大筋は変えないのがこのアニメのスタンス)

アニメは現在と過去を平行して描く構成になってます。
現在の映像をモノクロに一部だけ色をつけた印象的な画面にして。
この現在と過去を平行して描く構成は原作そのまんまです。
ただし原作だと現在の部分はただの日常の光景だったりする。
つまり思い出の場所への旅行という展開はアニメでのアレンジです。
そして過去のシーンの旅行も実はアニメで追加した部分だったり。
ここ原作だとたった1コマのプールのシーンなんですよ。
レイジとりんが親子みたいな関係になったのを強く印象づけてます。

「よかった…あなたがいれば」ってモノローグは原作にも有るけど
印象的なシーンの中に埋め込んでるアニメの方が強く響いてくるよ。
ここのシーンもそうだしこの回の中で何度も繰り返し出てくるけど
自分のことよりもりんのことを心配するとこが人の親だなと実感する。
(レイジの親のような子供より自分が大切なろくでなしもいるけど)
「私が半年延命するお金であの子が3年暮らせるわ」なんて
自分が同じ立場に立ったときに考えられるのだろうかとも思ったよ。
にしてもこんな生々しく命の値段を語ったアニメって前代未聞だね。

この回を見てて知ったけどレイジってりんの父親だったんだね。
血が繋がってるって意味ではなく二人の意識としての意味で。
ほぼ兄妹みたいな関係で親代わりが対外的な関係だったけど。
ただりんの母親に引き取られて一緒に育っただけだと思ってたら。
なんと秋さん(りんの母親)とレイジは愛し合っていたとは……
※ここも実は公式サイトのキャラ設定に書いてある
つまりりんはレイジにとって愛した人の面影を宿す忘れ形見なのです。
今までとても兄とは思えない態度を見せると思ったらそーいうことか。
(極度のブラコンでも有りうるけど、そこはとりあえずおいといて)

あと1話ごとに簡単に(なってない)コメント。

5話は9時間目を元にパワーアップ&再構成してあります。
4巻までを見る限りは終業式までとプールのシーンを除いて
夏休みの大半のシーンがアニメで追加された部分だったりする。
なので原作こそ有るけどかなりオリジナルに近い内容です。
先生に会えなくて寂しいのがとても実感できる内容になってます。
それでもまだ最初は友達がいるから寂しさを紛らわせてたけど、
途中で友達も出かけちゃって一人になっていっそう寂しい感じに。
ちなみに原作だと終業式の次にプールのシーンかあるので、
りんが寂しい表情を見せるのは逆立ちする前のシーンだけです。
浮気は許さないとりんが青木先生をプールの中に突き落とすのも
原作だとプール教室の1シーンなのでかなり違った印象になってます。

6話は11時間目と12時間目をベースに少しだけアレンジしてます。
この回は上に書いてあるとおり。
あとこの回はエンディングが特別バージョンでした。

7話は15時間目を元にパワーアップ&再構成してあります。
この回もバンガローに泊まるあたりが追加されてます。
アニメでは一泊してる移動教室は原作だと日帰りなのです。
(小手獅子(小手指)とか半能(飯能)とか西武池袋線っぽい地名だ)
「皮むき」にこだわる展開はアニメで追加された部分なわけです(爆)。
りん達が男湯を覗こうとする展開もアニメで追加された部分(以下略)
木の下で青木先生とりん達が寝てしまうシチュエーションも
前日の昼と夜にさんざん大暴れしたアニメのほうが説得力が有ります。
原作以上に大暴れしてるので木の下の傘のシーンが際立ってます。
(その後によだれのオチがあるわけですが)
ちなみに原作だとハイキングのお昼のシーンの直後に寝てます。

8話は14時間目と16時間目と11時間目の一部を元に再構成してあります。
特に14時間目と16時間目を大胆に織り込んであるのがお見事だね。
16時間目のスキンシップの話の最後にりんのビンタ+抱きつきなので
「心ごと抱きしめる」のを実感するとても感動的な〆になってます。
つまり「怒られても、しかられても、構ってくれないよりいい」って
胸にズキっとくるセリフはアニメで追加されたセリフなのでした。
ここは原作はずっと軽いオチなのでずいぶんと違う印象になってます。
あと、何度か入れてあるりんの過去の話もオリジナルなんだろうか?
もしそうだとしたら素晴らしすぎるアレンジと言わざるをえない。
6話の後をことを少しでも描くことで6話の内容の説得力が増してるから。

黒ちゃんの小さいアレには唖然としたけどな(爆)。
相変わらずこの作品は装飾の部分がギリギリなところを突っ走ってるよ。
もう少し控えめな表現になってればまともな作品に見えるのにね(笑)。
※この作品は本質はまともだけど装飾が変態スレスレなのです
にしても黒ちゃんはあの歳(1年生?)でよくそのことを知ってたなと。
そもそもどこからその情報を仕入れてくるんだろ?とか思ったり。

前回の分の修正も。

3話は4時間目に8時間目の内容を組み合わせて再構成してありました。
8時間目は通常より短い頁数なので原作より大幅に内容が増えてますが。
股間スナイパーっぷりもアニメでは怒涛のパワーアップをしています。
原作だといちごMILKのところの1回だけしかないから。


天上の歌声が…… (08/8/5) 次へ 前へ
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なんか河井英里さんが亡くなったんだそうです。
趣味の悪いデマだなとか思ってたのに本当のことだそうな。

最近はアニメで活躍を目にすることが多かったとはいえ
河井英里って誰よ?って人も少なからずいるかと思われます。
と言うわけで何をやってた人なのかに触れておきます。
最近ので一番知名度があるのはやっぱアテナさん(ARIA)の歌かなと。
あの空に抜けるような透き通った声で歌ってた人です。
※シェリルと同じで声と歌は別の人なのです
あとARIAではサントラのスキャットをやってた人でもあります。
つまり作中に流れてた「あああ〜」声は全てこの人なのです。
ARIAの音楽面でのこの人の存在はとても大きかったのです。

ARIAが見事に完結した後に急逝してしまうなんて
とても不思議な巡り合せだなとか思ってしまったり。
(いつ頃からは知らないけど病気療養中だったらしい)

ご冥福をお祈りします


「セキレイ 1〜5話」
7月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
原作はスクエニ系(ヤングガンガン)のマンガで2巻まで読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/22から
成績はそれなりに優秀だが本番に弱く2度目の大学受験に失敗した佐橋皆人。
やりたいことも無く、見た目も冴えない、彼女もいない、いわゆるヘタレ。
そんな彼の前に結(むすび)という名の美少女が空から(まさに)降ってきた。
結はSM服を着て電撃を放つ二人の女に追われ襲われているみたいだった。
皆人は結を助けようと立ち塞がったが結局は彼女を連れて逃げることに。
あまり格好がよくはない彼の姿だったが、結の胸は熱く高鳴っていた
(その行為だけで結の胸が高鳴ったわけではない)
欲求のままに皆人にキスをした結。その瞬間、彼女の背に光る羽が現われる。
つまり結はセキレイで、皆人は彼女の葦牙(あしかび)として選ばれたのだ。
こうして巻き込まれ体質の皆人は(行き掛りで)パートナーとなった結と共に
何だか良くわからない「鶺鴒計画」なるものに参加するハメに陥った。
果たして皆人の運命は?そして結の想いの行方は?

これ最初に読んだときにこの作者に何が起きたのか?とか思ったよ(爆)。
知ってる人は知ってるけど、この作者の人って以前はBL&ショタマンガや
美形の男キャラてんこもりの少女マンガばかり描いてた人ですから……
※Amazonとかで極楽院櫻子(桜子)・さくらあしかで検索するといい
それがこんな美少女てんこもりのマンガを描いてるからビックリした。
でも美少女モノをずっと描きたかったとか後書きに書いてあったり。
描きたい気持ちが滲み出るかのようにノリノリで描いておりました(笑)。
そしてそんな作品が巻を重ねてアニメになるんだから世の中わかりません。

この作品は美少女てんこもりというよくあるアレなテイストを除くと
どちらかというと少年マンガのバトルモノに設定は近いかもしれない。
なにしろ最後の一人になるまで戦って勝ち抜けとかゲームみたいだし
戦う理由もこのゲームの目的も今のとこ全く明かされてないわけで。
さほど意味もなく戦う少年マンガのバトルモノと外枠はそっくりです。
戦ってるのがほとんど美少女で見た目も雰囲気も美少女モノですが。

ただよくある美少女バトルモノと少し違うなと感じた部分がひとつ。
それはセキレイが戦う理由。戦いを運命付けられていたの下りではなく。
最後の一人になれば大好きな人(葦牙)と永遠に婚ぐことができるとこ。
※負けて鶺鴒紋が消えたら葦牙と別れなければならない
つまりセキレイは自分の想いを繋ぐために戦ってるというわけです。
自分の愛を貫くために他のセキレイの愛を蹴散らしているのです……
ハーレムアニメでヒロイン同士が火花を散らしてるのと似ています(笑)。

セキレイが葦牙に惹かれるプロセスも印象的だった。
胸の奥が熱くなるって体が疼いてると言ってるのと大差ない表現だし(爆)。
恋というもっと淡い感情ではなく直接的に体が求めるてるわけですよ。
恋愛感情と性欲は表裏一体なので相手に対してより強い欲求があるとか、
例えば運命的に惹かれあう関係なら、こんな反応もアリなのかもしれない。
※恋愛と性欲を直接的・記号的に描いた「パラパル」というマンガが
つまりこの作品は戦う理由も惹かれあうプロセスも全て愛なのです。
ああ、なんかとっても女性作家らしいなとかみょーな感心をしたよ。

ストーリー構成について。
手元に原作が2巻まであったので見た後に確認してみました。
見比べた感じではストーリーはだいたい原作に沿ってるみたいっすね。
ただ4話にして2巻をほぼ使い切ってる通常の2倍速近い高速展開なので
細かいシーンが端折られてたり細部の構成を組み直してはありますが。
でもこのスピードで原作と内容が大差ないのは実は凄いことかもしれん。
1話なんてバトルシーンを原作よりも増量してあったのに。

原作にあってアニメでは端折られてる内容にはこんなのが。
4話の結と細女(うずめ)がお風呂に入ってるところ。
原作ではくーちゃん(草野)が元気になるようにと結が祈るシーンがあって、
それをうずめが恋敵なのにいいの?とからかってたりする。
結は恋敵ってなんですか?とか天然ボケキャラらしい反応をしてたよ。
最後の一人まで戦うということは同じ葦牙を持つセキレイ同士だって
いずれは自分の想いのために戦うことになるわけで。
結をエネミー呼ばわりして排除しようとした松の方がむしろまともかも。
たぶん結は戦う以外のことをまだ何もわかってないのでしょう。
料理もカレーしか作れないしな(爆)。

あと、この作品でこれに触れないのはむしろ不自然だろうから、、、
つまりおっぱいのことですが(爆)。
結のおっぱいバーンなスタイルもさることながらコスチュームが(笑)。
ミニスカ巫女服で腰を絞ってるからさらに胸が強調されてます。
まぁ、上側はともかく下乳の形があそこまでハッキリ出るもんか?
とか思わないでもないけど、そこはつっこんだら負けな気がします。
結以外にも巨乳なセキレイが続々と登場してきます。
みなさん胸を強調したコスプレ度満点な凄い格好をしています。
※セキレイは大半が女性タイプらしい
ここまでみんなして凄い格好をしてるのは逆に感心してしまうよ。
妹ちゃんのようなまともなカワイイ服も描けるのにね……
(この作品に出てきた服では妹ちゃんの服が一番好き)

おっぱい話の続き。
胸を強調したコスチュームの視覚的なインパクトとは別として
おっぱいがそのものずばり視覚に入ってくる作品でもあります。
結は天然なので皆人の前で平気で裸になってしまったりするので。
慎みが足りないのはいけないと気をつけてはいるみたいだけど。
(結には恥ずかしいという感情が無いみたいだね)
パンツ一枚で戦った時なんかずっと胸(だけ)を手で隠して戦って
「慎みは守りました!」とか言うので口あんぐりだったよ。
他にもお風呂とかでおっぱい露出シーンが大量にあります。原作は。
よーするにこれの原作は「おっぱいマンガ」なんですよ(爆)。
アニメのほうも原作に忠実におっぱい大乱舞な感じになってます。
さすがに湯気や構図とかで肝心な部分は見えなくなってますが。
※湯気は濃いけどかなり小さくてピンポイント
またDVDだと見え見えだったりするのかな。

書き忘れてた。
この作品の主題歌は良くある声優がわいわい歌ってるやつですが
なんとアニプレックス(ソニーミュージック系)が自前でやってます。
バンブーのJVCエンタに続いてソニーミュージックまで声優ソングとは。

※この作品もサントラがDVDに付属する模様(1巻の初回限定版に)


「恋姫†無双 1〜4話」
7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の妄想煩悩純愛歴史ADV(だそうな)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/1から
なんとなく昔の中国っぽい世界のなんとなく三国志っぽい時代が舞台。
絶対だったはずの中央政府の力は衰え世はまさに乱世と化していた時代。
盗賊によって何の罪もない人々が日々殺されるような世の中を憂いて
この世界を変えようと立ち上がった関羽という名の一人の少女がいた。
彼女は小さい頃に両親を無くし盗賊団(というより悪ガキ団)を率いてた
張飛を嗜めて姉妹の契りを結び一緒に世界を変えるための旅を始めた。
ちなみにこの世界は領主も武将もほぼみんな若い女性ばかりという、
言ってみれば「ドキッ☆女だらけの三国志」って感じの作品です。
※原作ゲームにはそのものズバリのサブタイトルが

いきなり関羽と張飛の姉妹の契りで始まる内容だったので
見た目はともかく三国志をトレースしてるのかなと最初は思ったり。
少しはそんな感じもするけど三国志風味のオリジナルな内容みたいです。
そもそも関羽、張飛に続いて趙雲が出てきたのに劉備が出てこないし。
いつになったら劉備が出てくるんだ?と思ってたけど出ないっぽいね。
そもそも原作ゲームだと主人公(プレーヤー)が劉備に相当するようです。
このアニメは端役以外では男を出さない方針(百合風味)みたいなので
男一人に女だらけのハーレムモードの主人公は存在を抹消された模様
そんなに女だけにしたいなら劉備も女にして出せば良かったんじゃ?
関羽と張飛がいて劉備がいないと三国志って感じが薄れるんですが。

この作品のテイストについて。
三国志っぽい時代と言うことで見た感じは昔の中国みたいです。
そして三国志っぽい時代なので長剣や太刀を振り回す戦いです。
でもそのへんの舞台設定を除くとほぼライトファンタジーな作品だなと。
ノリがとっても軽いあたりがまさにライト(light)なファンタジーだよ。
(SDキャラが出てくる表現がちょっと「はっぴぃセブン」と似てる)
つまり女だけで魔法はないけどスレイヤーズとかと似たような作品です。
ノリが軽いのでギャグっぽい展開だとわりと楽しめます。特に3話とか。
でもノリが軽くて薄っぺらいのでマジメな内容は全く響いてきません。
女だけなんだし百合風味で突っ走るギャグアニメにすれば良かったのでは?
※3話のギャグ路線+4話の百合エロってこと

この作品のCVはあまり見たことない名前ばかりです。
もしかしてエロゲーの人がそのまま出てる?とか思ったり。
「壱智村小真」と「みる」とか「やなせなつみ」と「まきいづみ」とか
「ひと美」と「北都南」はまさに表名と裏名(18禁ネーム)だからそれっぽい。
他の人に関してはよくわからないので保証はしませんが。


「ストライクウィッチーズ 1〜4話」
7月から一部の民放(14局)で深夜に放送してる新番組。
BS日テレでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
現実に似てるけどちょっと違う世界。魔力が公然と存在してる世界。
魔力は主に若い女性に発現し年をとると失われていく奇妙な力だった。
そしてその力はとても小さなモノだったので社会への影響も薄かった。
しかし魔法力を増幅し動力とする装置の発明によって世界は変わった。
(以上の説明は今のところ作中では全く行われていない)
時は1940年頃。突如としてネウロイという正体不明の存在が出現した。
人類はネウロイの進撃の前になす術もなくただ滅亡を待つだけだった。
しかしついに人はネウロイに対抗する手段を生み出すことに成功する。
それは魔動の飛行脚ストライカーユニットを装着したウィッチたちが
空を飛びネウロイに近接し物理攻撃によりコアを破壊する方法だった。
(なぜウィッチなら攻撃できるかは今のところ全く説明はない)
そして最前線でネウロイと戦う国家を超えて集まった少女たちの部隊、
ストライクウィッチーズは生まれたのである。

見てて最初に頭に浮かんだのはフェチアニメという単語でした……
上がセーラー服で下がブルマかと思ったらスク水の下部だったとは。
※旧スク水にしか見えないけどボディースーツらしい
つまりスク水の上にセーラー服の上だけ着たような妙な格好をしてて
常に尻とか股とかの部分がちょっとずつ見えてるわけですよ。
そして他のメンバーも上がワイシャツとかで下がパンツみたいな格好で
同様に微妙に見えそうで見えなかったりちらっと見えたりするのです。
まるで煩悩をそのまま形にしたような凄いコスチュームだね。
ここまで行くと呆れを通り越して(違った意味で)感心しちゃうよ。

あと多くの人が思うであろう感想はスカイガールズと似てるってとこか。
元ネタが同じなのか?とか言いたくなるほどあちこち似てます。
どちらも女の子がほとんどそのままの姿で空を飛んでるし。
どちらも空を飛んでるとき耳と尻尾みたいなモノがついてるし。
突如として得体の知れない敵が出現する構図までそっくりだし。
設定こそ違えど飛んで戦ってるのが少女ばかりなのも同じです。
そもそも元のキャラデザインや空飛ぶ機構のデザインが同じ人だし。
つまりコスチュームが妙にフェチくさいのも共通点なわけで(爆)。
両社にどんな関係があるかは知らないけど従兄弟みたいな作品っすね。

そのスカイガールズと比較するとこちらはずいぶん作りが雑だね。
空間も含めた全てのディティールの描写が根本的に欠けているので。
スカイガールズでは舞台の描写や行動の流れを丁寧に描いてたのに。
あの妙な飛行形態も妙なコスチュームも飛ぶのが少女ばかりなのも
スカイガールズは作中でそれなりに説得力のある説明をしてくれたし。
でも、こちらは今のとこパンツ状のモノを常に露出してる説明すらないよ。
※もっともらしい(けど納得しがたい)設定はあるみたい
無理ある設定に説得力を持たせようという努力がまるで見えないんですが。
作品の土台の部分の説明をろくにせずにアクションシーンを多用するので
ひたすらフェチ全開のコスチュームのことばかりが印象に残ります。
ある意味それは正しい作品の作り方なのかもしれませんが……
とても人気あるみたいだし。私の趣味じゃないけど

にしてもスカイガールズとそっくりでここまで印象が変わるとは。


「乃木坂春香の秘密 1〜4話」
7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
綾瀬裕人は可もなく不可もなく変な趣味もないごく平凡な高校生だった。
少しだけ普通と違ったのは姉とその友人(女)のだらしない姿を日常的に
見て育ったので女の子に対してあまり夢を抱けなかったところ。
おかげでクラスメイトたちには男色じゃないかと噂されたりもした。
そんな彼にはアキバ系にどっぷり浸かった腐れ縁の親友・信長がいる。
信長は今日も裕人の机の上にフィギアを広げ作品の魅力を語っていた。
さらに鞄から「イノセント・スマイル」なるアニメ誌を取り出した。
ずっと図書館にリクエストしてたこの本がついに入ったのだそうな。
(新刊ならともかく昔のレアな雑誌なんて入荷できるのか?)

裕人と信長のやりとりを離れた席で聞いてた人がいた。
彼女の名は乃木坂春香。容姿端麗なお嬢様で性格がよくて頭もいい。
さらにいくつもの習い事を完璧にこなすまさに完璧超人で。
学園では白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)なんて呼ばれていた。
そんな彼女にはみんなに知られてはいけない秘密が有ったのである。
学園ではその秘密を隠して普通(?)の人を装っていたのである。
しかし耳にした「イノセント・スマイル」の話は聞き逃せなかった。
彼女は誰にも見られないよう細心の注意を払って借りることにした。
そして借り終わりこのまま立ち去るだけだったその瞬間。
偶然図書館にやってきた裕人とぶつかって本をぶちまけてしまう……

これは何というか……あえて形容するなら「ぬるい」って感じ!?
才色兼備の女の子と関係が接近してドキドキみたいな展開だけど
初々しいとかくすぐったいとか甘酸っぱいみたいな印象はまるでなくて。
口が半分開いて目が細くなって生暖かい目で見てるような気分でした(爆)。
よーするにキャラの生身感がまるでないのでオママゴトに見えるのです。
監督の名前で予想はしてたけど予想に違わぬマネキンアニメだったよ。
※D.C.S.S.と「乙女はお姉さまに恋してる」の監督さん
ここまで生身感の無い作品を作りつづけるのはある意味才能かもしれん。
だって現実味の欠片もないメイドガイのほうが生身感が有ったんだから。

これはオタクな女子と普通の男子という組み合わせのラブコメ作品です。
最近よく見る組み合わせだったりします。女子はほぼ腐女子ですが(爆)。
そんなよく見る他の作品と比べてこれはオタク描写に違和感があるね。
いや、腐女子以外のオタク女子なんて認めない!って意味じゃないよ(笑)。
オタク趣味を隠したいのは理解できるし隠せる程度の常識を知っている。
だから日常的にオタク用語を連発するアレな人じゃないのは筋が通ってる。

特に違和感を感じたのは春香が好きなアニメの話をしてる部分。
第二次性徴を過ぎた年代だったら異性のキャラに目が行くのが普通なのに、
なぜか少女アニメの女キャラのことしか出てこないあたり。
(小学校低学年ぐらいならまだ理解できるけど)
少女(向け)アニメなら必ず魅力的な男キャラは出てくるはずなのに。
むしろ(オレに)男キャラの魅力を切々と語られても困るよな展開なはず。
それも含めて文化的ギャップで(傍から見たら)面白いことになるわけで。
本来なら有るはずのそんな展開がこのアニメには全く有りません。

3話でずっと隠してたオタク趣味を彼のために自分から明かしたのに
その後の起こるはずの騒動もスルーして二人の世界に入ってるし……
オタクな女子という設定がとても記号的で薄っぺらいのです。
薄っぺらいから見た目の可愛さのわりに魅力的に見えないのです。
ぶっちゃけ(げんしけん2の)荻上の方が可愛く感じられたのですが。
いや、腐女子以外のオタク女子なんて認めな(以下略)
ラブコメのヒロインが魅力的に見えないのって致命的なのでは?
絵をどんなに丁寧に描いたって中身の描写がこれでは意味ないよ。
せっかく視聴者に近い設定を使ってるんだしもっと説得力が欲しかった。
(女でこれを見てる人がどの程度いるかは知らんが)


「ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜 1〜4話」
7月からテレ東系(6局)で月曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
ゲーム先行(発売はまだ)のメディアミックス作品なのでしょうか!?
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
水ではなく砂の海が存在する世界。獣人が人を支配している世界。
そんな世界の港町で獣人のふりをして働くキリエという少年がいた。
近頃世間を騒がせている世界の破滅を目論む世界撲滅委員会の話も
世界がどこで終わっても僕には関係ない」と興味がなかった。
(関係ないわけあるか!と激しく突っ込みたい)
しかし、ある日キリエの働く店にやってきた一人の少女と関わったことで、
なぜか世界撲滅委員会の一員として指名手配されるハメに陥るのだった。

えーーと、
とりあえずセガはアニメのプロデューサーをもっとマシな人間に代えれ。
シャイニング〜もかなり酷かったけど、これも負けず劣らず酷いぞ。
コナミも次々と微妙なアニメを作ってるけどここまで酷くはないよ。
(3話の)作画品質なんぞより物語構成や全話の脚本が酷すぎる……
IGすらこんなクソ作品にしてしまうセガの暗黒フォース恐るべし(爆)。

世界の撲滅(リセット)なんて大げさな設定を全面に掲げてはいるれど
モルテが何故そこまで世界の撲滅に固執してるのか明かされてないし。
そもそも世界をリセットしたらみんながどうなるかわからないのですが。
普通はリセットしたら今生きてる人はみんな無かったことになるわけで。
その瞬間にみんな死んでしまうのとほぼ同じ状況だと思われます。
モルテは苦しんでる人たちも世界が滅びれば全て救えるとか言ってて、
確かに死んでしまえば結果的に苦しみから開放されるけどさ……
それって死ねば苦しみは無くなるからと殺しまくる危ない人みたいだよ。
ここなんか特にだけど言葉と意味の釣り合いが全く取れてないんです。
つまり設定の重さに比べて物語の内容がとってもチープなんです。
これではへっぽこライトファンタジーのさらに出来そこないでしかない。

他にもツッコミどころは満点ではあるけど一つだけ。
1話の段階では世界撲滅委員会のメンバーはモルテ一人だけって……
たった一人の指名手配に世界撲滅委員会とか書くセンスが理解できません。
※原作ゲームでは全容の不明な組織らしい

なんでエロゲー以外のゲームのアニメってろくでもないのが多いのかね。

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