うどんの麺にズームイン (07/10/25) 次へ 前へ
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実は今週見たのはこれだけじゃないんだけど
あまり更新間隔を空けるのもアレなんで書けた分だけ見切り発車を。
てゆーか先週の更新でも落ちたタイトルがありまして……
中身のあることを書こうと思うと本数を減らしても大変だよ。
テキトーに書き散らかしていた昔は楽だったな(遠い目)。


「スケッチブック 〜full color's〜 1〜4話」
10月からテレビ東京系(3局)で月曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ傍系(BLADE)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルDVDのリリースは1/25から(レンタルは1/30から)
時代はほぼ現代。舞台はわりと緑が目立つ街にある高等学校の美術部。
人見知りで無口だけど感受性が豊かで表情も豊かな梶原空(かじわらそら)。
空と特に仲のいい元気でパペットが好きな麻生夏海(あそうなつみ)と
倹約家で空や夏海より常識人でフォロー役の鳥飼葉月(とりかいはづき)。
この3人を中心に美術部の人たちの日常の光景を情緒豊かに切り取ったもの。
事件が起きたりドラマチックな展開があったり、なんてことは一切なく
普通なら見過ごすような日常の中の些細な出来事にズームインしていく。
日常をスケッチしていく、まさしく天然色スケッチブックな内容です。

今回はいつもと違って原作の内容をアニメを見る前に確認したのです。
そしたらおぼろげな昔の記憶(思い込み)とは全く違う体裁でビックリ。
てっきり素朴で優しい雰囲気のストーリー漫画だと思い込んでたから。
なにやら全く別の作品の記憶と取り違えて覚えてたみたいっすね。
実はこの作品の原作は4コマ漫画の体裁で内容は小ネタの羅列なのです。
つまりストーリーらしきストーリーは原作には全く存在しないのでした。
(元来4コマとはそういうものだったけど最近は流れがあるのも少なくない)

これをいったいどうアニメ化するんだ?と原作を確認した時に思ったよ。
なのでアニメを見た第一印象は、ああっARIAっぽくしたんだ、でした。
※制作してるのは大半がARIAのスタッフ
おそらく見てて似たような印象を覚えた人も少なくないと思うのです。
原作を知らない人なら似たような原作なんだと思ったかもしれないね。
しかし前述のとおり原作はARIAとは全く似ても似つかない体裁の作品です。
そもそもスケッチブックの原作とアニメは全く別物と表現できなくもない。
まぁ元から4コマ漫画はアニメ化での裁量の余地が大きいものではあるけど。
それでも原作と見比べるとあまりの違いにビックリすること請け合いです。

原作と全く違うから原作を蔑ろにしてる、と言うわけでは決してないです。
と言うか原作の内容をベタっとそのままアニメにするのは不可能なので。
そもそも筋も脈絡も時間経過もデタラメなネタの羅列をどう1話にしろと?
なのでアニメは一つのテーマにそった(恐らく)オリジナルのストーリーに
原作の筋も脈絡もない小ネタを素材として織り込んで利用してるのでした。
原作の内容とアニメ独自の内容は全く違和感なく繋ぎ合わせてあるのです。
つまりオリジナルの構成だけど原作のテイストにはかなり忠実なわけです。

もちろんキャラの表情も原作のテイストにきちんと沿って描かれてます。
この手の4コマ作品では続けるうちにキャラが定まってくる傾向にあるので
原作の1巻よりアニメのほうがキャラの性格付けがわかりやすくなってるし。
例えばアニメではお約束の夏海のパペットネタは原作1巻だと2本だけだよ。
そんな感じで原作では描かれてないけど存在してたかもしれないみたいな、
原作の延長線上にあるオリジナルエピソードな作品に仕上がってるのでした。
原作至上主義の人が納得するかは知らんがアニメとしてはいい作品だと思う。

原作との比較ばかりではなくアニメとしての表現手法についても。
なんとなくARIAっぽく感じるのは風景をじっくり見せる場面が多いから。
(かっちりした背景のARIAと比べると水彩タッチの柔らかい印象だけど)
そしてゆるやかに時間が流れてるようなまったりした雰囲気だからすね。
アプローチがARIAに似てるとはいえ完全に同じと言うわけではないけど。
それはARIAとこの作品の描こうとしてる内容が違うからなわけですが。
ARIAは言ってみれば街や世界にある素敵をみんなに伝えるガイドな作品で、
この作品は身近の色々な素敵なものを目でよく観察するという作品だから。
スケッチすると言うことは対象をよく観察することから始まるわけで。
スケッチブックという作品の持つ色をよりくっきりと際立たせた感じだね。
実は原作は美術部が中心な以外ここまで方向性はハッキリしてなかったり。

主題歌の話。
1話はオープニングの映像がついてなくて本編に曲が被ってました。
よーするにオープニングの体裁までARIAそっくりだったわけです。
てっきりそのままやるんだと思ってたら2話からちゃんと映像つきに。
さすがにあまりに似せすぎるのもちょっととか思ったのでしょうか!?
ちなみに楽曲はOPもEDもARIAと似た路線の優しい&美しいメロディ系です。
※Flying DOGはビクターエンタのアニメ関係の(新)ブランドらしい


「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION 1〜2巻」
現在リリース中の30分×4本のOVA。DVDレンタル。
原作はGC/PS2のゲームでやったことありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻までリリース済)
何らかの理由で主人公のロイドたちの住む世界は衰退しつつあった。
アニメの公式サイトにはディザイアンが〜してとか書いてあるけど、
そのへんはアニメを2巻まで見ても全くわからなかったりして……
100年とかの周期によって衰退を繰り返してるみたいな話はあったけど。
そして古より伝えられた儀式にのっとり神子(みこ)は旅立つのでした。
突如として出現した天に向かってそびえ立つ救いの塔へと向かって。
この神子と言うのがロイドととても仲が良かった幼馴染のコレットで、
厳しい旅だと知ってロイドは一緒に着いて行きたいと言うのでした。
しかしコレットは一緒に行ってロイドにもしも万が一のことが起きたら
私が世界を救う意味がなくなるとロイドを置いていってしまうのです。
コレットの覚悟を知り一度は追いかけないことを納得したロイド。
そのロイドの村に起きた事件によってロイドは村から出て行くことになる。
どーせ村から出て行くならとコレットを追いかけることにするのでした。
狙われてるなら合流しない方がいいのでは?とか思ったりもするけどね。

とりあえず最初の印象。
ああ、なんか凄くゲームっぽい!(笑)
いや、まぁ、ゲームが原作だから当然といえば当然なんだけどさ。
ここまでゲームっぽいテイストを忠実に再現したアニメも珍しいなと。
例えばロイドが最初に石の力を使った時のくるっと回転する切り方とか。
ロイドの村を襲ったディザイアンのリーダーの使う技の見た目とか。
使ってる技自体はゲームファンタジーなアニメでもそう珍しくないけど。
その技の見せ方がいつものアニメの手法と違ってゲーム的なのでした。
媒介の違いからアニメとは違う形に進化したゲーム的なハッタリみたいな
その些細な違いを再現できるほど作画レベルが高いってのもありますが。
※これを制作してるのはユーフォーテーブル

肝心のストーリーはというと、、、
壊滅的なシロモノだったファンタジアのOVAよりはだいぶマシかなと。
一応これだけでもストーリーはそれなりに理解できるようになってるし。
(たぶん)4話で一つの物語だけど1話ごとにキリがいい構成になってるし。
完全な読み切りよりは満足感があるし、続き物ほどは待たされ感がないし。
とは言えやはり大河ドラマを圧縮したような早送り感覚は拭えないかな。
1巻は「旅立ち」で括ってあって結構ちゃんとした構成だと感心したけどね。
(このテンポで4巻で最後まで行くのか?とは思った)
しかし2巻はイベントとイベントを時間経過で繋ぐ「二人の旅」の早回しで。
ただのダイジェストにならないように苦心してるのは見ててわかるのですが。
1つ目の封印の戦いのシーンの絵に戦いの後の天使の言葉を重ねたりとか。

そもそも2巻の内容は普通なら2話(以上)で描くボリュームじゃないかと。
(大概はコレットが倒れた夜にしいなが襲ってくるあたりまでで1話)
2話の内容を1話に無理に詰め込んだのであちこち端折られまくりだよ。
本来あるべきシーンが大量に抜けてるので説明も激しく足りてません。
夜襲ってきたしいなのことが翌日全くスルーされてるのはナゼ?とか。
第2の封印の遺跡にディザイアンの大群がいきなり出現してたりとか。
1話でコレットを襲ってきた奴らはなぜ再び襲撃してこないのか?とか。
恐らく2巻はコレットが天使の力を授かりそれを初めて行使する過程と
ロイドとコレットが一緒に旅をする日々を見せるのが目的なのでしょう。
そしてそれ以外のストーリーや設定はざっくり省略してしまったっぽい。
そもそも大作RPGの内容はどう細工しても4本に収まるわけないしね。
(1クールあったって満足な構成に出来るかわからんのに)

これが面白そうに見える人は原作ゲームもやれってことなのでしょう。
ゲームのプロモーションと考えるならこれはこれで正しい手法かも!?

※レンタル版には映像特典は全くついてません


「ナイトウィザード The ANIMATION 1〜4話」
10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
原作はT(テーブルトーク)RPGで作品以前にシステムもよく知りません。
キッズでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/21から
一見は現実に見える世界。しかしこの世界には裏の世界「裏界」が存在した。
裏界の魔物は古よりしばしば赤い月の出現とともに表の世界に進出していた。
ドラゴンや鬼など伝奇や御伽噺の中の存在は実はそれらが顕現した姿だった。
それらは決して空想の存在ではなく、決して過去の出来事でもなかったのだ。
そして現代の世でそれらの魔物を人知れず退治する人々が存在したのである。
科学の力が効かない魔物に対して魔力を込めた箒で対抗する魔法使いたちが。
※箒=金属っぽい見た目の魔法道具
彼らは赤い月の下の闇の中で戦う魔法使いナイトウィザードと呼ばれていた。
そんなナイトウィザードとしてこき使われ落第の危機に瀕してる柊蓮司と
彼の幼馴染で同業の赤羽くれはの通う輝明学院に一人の少女が転校してくる。
この志宝エリスという転入生は当人すら知らなかった能力を持っていた。
彼女が学院の庭にある古い木の前で初めて力を解放した時、物語は動き出す。

冒頭が宇宙に浮かんだ城や赤い月が見える異世界みたいな光景だったので、
てっきり剣と魔法のライトファンタジーな世界観の作品だと思いました。
しかし作品が始まったらとても現実っぽい風景なのでアレレとか思ったよ。
よーするに宇宙に浮かんだ城はあくまでイメージ映像!?みたいなもので
異世界だと思った光景は現実の世界で異変が起きて赤い月が出た状態らしい。
赤い月の下で湧いて出たモンスターを魔道具みたいので退治する内容だから
現実に近い舞台ではあるけどライトファンタジーな作品には違いないっすね。
現実を舞台にしてるわりに舞台である現実との接点があまりに希薄だし。
いかにもなファンタジー世界のいかにもな作品ともあまり違いはなかったり。
そんなライトファンタジーな作品群と比べてこの作品のウリはというと……
90年代のへっぽこライトファンタジー作品よりは絵がキレイってぐらいか(爆)。

見てて思ったんだけど設定にもストーリーにもまるでひねりが感じられないよ。
メカっぽい魔法の箒(てっきり法器かと)もありがち過ぎて印象に残らんし。
ストーリーは宝玉を7つ集めろみたいなお約束なので何も語るべくもない。
毎回、宝玉を集めに行って敵に邪魔されて戦うという展開のパターンだし。
唯一の見所といえるのは随所に挿入されてるコメディタッチなとこぐらいか。
ハイかイエスでお答えください」とか役目のため学年を降級させられるとか。
でもギャグ・コメディは世の中にもっと突き抜けた作品がごろごろしてるから。
もっと何か抜きん出た点がないと競争が激しいんだから生き残れないのでは?
回が進めば今よりも少しは面白くなってくるのかね?

主題歌について。
オープニング曲は少し古いJ-POPって感じの曲であまり印象には残らないけど、
エンディング曲は民族音楽が混ざってるみたいな深みのあるメロでいい感じ。
5pbはアニソンいっぱいやってるわりに今までろくな曲がなかった(暴言)けど
やっと少しはマシな曲を出してきた、とか偉そうなことを言っていいですか?


トンネルの出口が (07/10/16) 次へ 前へ
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なんかここ数日すごくだるいです。
鼻水のだらだらが止まらないし。喉がヒリヒリしてるし。
当然のようにくしゃみは出るし。やな感じの咳も出てるし。
頭が重くて能率が上がらないし。根をつめると目が廻るし。
時々体のあちこちが痛いし。お腹にガスがたまりやすいし。
口の中が荒れてて痛いし。唇の端にはブツブツが出てるし。
およそ風邪の諸症状が満載なのにナゼか体温は平熱だったり
こんな状態なので(結果的に)緩慢に活動をし続けてたんですが
改善の兆しを見せぬまま3日目に突入してしまいました……
これはもしかして病院行ったほうがいいのかも!?

そんな感じで毎回のように更新日が押しまくりですが
今週も予定通りコミックお薦めを更新しました。8月分です。
今回のように20日間隔ならあと4ヶ月で通常の更新日になります。
そしてそろそろ入れる分の本を読むのが追いつきつつあります。
新規開拓分の未読本はまだまだ山ほどありますが……
ここまで戻すのにえらい時間がかかったもんだ(遠い目)。


「REIDEEN 1〜2巻」
3月からWOWOWで深夜に放送してた全26話のTVシリーズ。DVDレンタル。
10月の下旬から東京MXでも放送するようです。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻までリリース済)
現実に極めて近い世界、現代とほとんど変わらない時代が舞台での物語。
高校生として一般的な日常を過ごしていた才賀淳貴にある日転機が訪れる。
休み時間にしてた友人との他愛ない会話に割り込んできた一本の電話。
それは10年前に行方不明になった父の遺体が発見されたという内容だった。
急いで帰宅した淳貴は待っていた母や妹と一緒に黒神山遺跡へと向かう。
地元の警察で確認のために見せられた遺品は間違いなく父のものだった。
その遺品の中にあった一冊のノート。そこには気になる記述があった
絵文字のような綴りと「ライディーン」「大いなるもの」ということば。
遺体発見現場で淳貴が知らぬ間にが手にした腕輪にも同じ綴りが存在した。
この綴りや腕輪の意味を淳貴はそのすぐ後に思い知ることになる。

遺体発見現場で穴に落ちて失神した淳貴がテントで目を覚ました時、
その真上の空を轟音を立てて通り過ぎていく物体があった。
黒神山から山ひとつ向こうの湖に落下したそれは隕石ではなかった。
湖から姿を現したそれは獣のような姿をした巨大な機械のような物体で。
※その形態から以降は巨獣機と呼称されるようになる
その巨獣機はなぜかはわからないけど黒神山遺跡へと進行していった。
巨獣機のせいで湖のダムが決壊し淳貴のいた場所にも水が迫っていた。
つい父の遺品を取りに戻った淳貴は濁流に飲まれ、もうダメだと思った。
その時持っていた腕輪の文様が光り、次の瞬間淳貴は不思議な空間にいた。
周囲の暗闇に目が慣れてくると霧が晴れるように目前の光景が見えてきた。
なんと淳貴の目前にあの巨獣機がいたのだ。そして淳貴の手は機械だった。
いったい何がどうなってるのか淳貴には全くわからなかった。

その昔。30年ぐらい前。「勇者ライディーン」というアニメが有りました。
これはその作品の名前と設定の一部を借りた事実上のオリジナルです。
なので元になった作品について全く知らなくても問題なく楽しめます。
何の予備知識もないと昔の何かがモチーフになってるなんて想像できないよ。
最近の絵柄だし表現は緻密なリアル系だしで普通の新作にしか見えないから。
ちなみに元になった作品は(再放送を)見てた記憶がかすかにあるけど
いつものごとくほぼ忘却の彼方なので比較のしようもありません(汗)。

そんな大昔の作品の名前と設定を借りたこの作品。
実際に見たらいわゆるロボットアニメとは違うテイストなので驚いたよ。
昔のロボットアニメと最近のロボットアニメの違いという意味ではなくて。
まるで往年の特撮の怪獣映画(ゴジラとか)でも見てる気分だったので。
てゆーか、この作品はその往年の怪獣映画のオマージュだと思われます。
1話の巨獣機が山の向こうから姿を現すシーンの見せ方とかまんまだよ。
カメラが寄った時のノイズ交じりの画面とか実写っぽさまで演出してるし。
2話で街に迫る巨獣機を止めるライディーンを街の人が見上げる構図もそう。
金色の(ロボットの)人頑張れ!みたいなセリフもどこかで見た記憶がある。
雰囲気や設定がみょーにリアル志向なのも当時の怪獣映画の傾向っすね。
しかし昔のロボットアニメのリメイクかと思ったら怪獣映画のノリとは……

怪獣映画のオマージュなアニメは別にこれが初めてではないです。
かの有名なエヴァやネオランガ(南海奇皇)も怪獣映画の手法を引用してるし。
それらの作品と比較してこの作品には特筆すべき特徴があるのです。
それはこの作品で使ってるCGの質感によって実に特撮っぽく見えるってとこ。
巨大な獣型や人型の機械が動く時の緩慢な動作や重量感も実にそれっぽいし。
CGは物理計算に従って動くので元より手描きに比べれば現実に近いわけで。
巨獣機の模様が光る効果も手描きでは出せない特撮みたいなテイストだし。
意図的なカメラワークも含めて見た目からとっても怪獣映画なのでした。
キャラや空間描写が現実を模倣したリアル系なのもそれっぽいとこだね。

にしてもアニメとCGを使って特撮みたいな作品を作る発想は面白いね。
※「KARAS-鴉-」も似たような構造の作品
日本の特撮は予算の関係でどーしても見た目のチープさが拭えないけど
アニメとCGを上手く組み合わせればチープに見えないものが作れるから。
もちろん、あくまで作れるってだけで、チープなアニメは腐るほどあるけどね。
アニメと特撮は視聴層が近いので作り手に特撮好きがいても不思議はないし、
自分の手でカッコイイ特撮(のようなの)が作りたいと思うのも変でもないか。
ニーズが有るかどうかは知らないが……

ライディーンというロボット自体もロボットアニメっぽく無いところ。
遺跡から出現したオーバーテクノロジーなロボット!?というコンセプトで、
その設定はそう珍しくはないけど実際のロボットはかなり異彩を放ってた。
空から差し込む一筋の光とともにいきなり姿が顕になる出現スタイルだし。
去るときもまるで大気に溶けていくかのように色が薄れて消えていくし。
※光学迷彩のように見えなくなるわけではなく存在が消えてなくなる
乗り込む時はフェードインという掛け声でコックピットらしき場所に入るし。
そのコックピットらしき場所はリング状の物体の浮かんだ謎めいた空間だし。
外の光景がおぼろげに見えるし操縦者の手足の感覚がそのまま繋がってるし。
※操作するパネルやボタンなどのメカは全く存在しない
いわゆるロボットというより人智の及ばない人型の巨大な何かって感じだね。
偶然!?にも「ぼくらの」のジアースと仕掛けがそっくりだったりして。

この作品のCGがまるで特撮のような雰囲気を醸し出してるのは前述のとおり。
まさにCGにしかできない、CGだからこそできる表現スタイルという感じか。
スペキュラーばりばり金ピカなライディーンもCGじゃないと不可能だし。
細い毛みたいなのがたなびいてるのも手描きでやるのは現実的ではないし。
巨獣機やライディーンの凄く重量感あふれる動きも物理計算の賜物だよ。
もちろん手描きアニメでもちゃんと重量感を感じられる作品はあるけど。
CGの利点を表現力を広げるために最大限に活用してるのがよく感じられます。
CGを使ったロボットアニメ(表現技法)のエポックメイキングとしては
創聖のアクエリオン、きらめきプロジェクトに続く作品と言えるかも!?

キャラについて。
この作品のヒロインはオープニングに出まくりの碧乃玲だと思われます。
思われるという表現なのは今のところヒロインとは言いがたいから。
3話で淳貴の学校に転校してきて画面の中で目立つようにはなったものの
2巻5話の最後まで淳貴と会話らしき会話すらしたこと無かったりするし。
1話の初登場時からミステリアスっぽい雰囲気を感じさせてはいたけど。
むしろ幼馴染の栞の方が今のところはヒロインみたいな存在感すね。
(初期の設定では栞がヒロインだったと公式ブログに書いてあった)
この栞の生っぽい喋りはリアル系のキャラ絵や画面に凄く似合ってます。

主役の淳貴の整った顔立ちで勉強も出来るって設定もイマドキな感じだね。
バカで直情熱血な主人公のロボットアニメとは対極にあるというか。
オープニングの映像では玲の方がこの淳貴といい雰囲気になってるようで。
最初から好き好き光線出しまくりの栞は振られるということなのか?
幼馴染は関係が近すぎるゆえにそういう考えに至らないってことなのかも。

この手の作品には大概状況に翻弄される主人公をアシストする人がいます。
この作品では自警隊の資料室(つまり閑職)の前田崎さんがその役割っすね。
この人は自警隊の中でも異名が轟く超常遺跡(オーパーツ)のマニアだったり。
今回の出来事はまさに専門?の超常遺跡だから淳貴の役には立ってるけど、
頼りになるお兄さんというより変な趣味を持つオジサンという感じが(笑)。
ピンチな時にもオレは頭脳労働専門だとか言ってまるで役に立たないし(爆)。
ちなみに前田崎さんが属する自警隊とはよーするに自衛隊のことです。
最初に聞いたときは村の有志による自警団みたいなもんかと思ったよ……


「鋼鉄神ジーグ 1〜2巻」
4月からWOWOWで深夜に放送してた全13話のTVシリーズ。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻までリリース済)
九州全てが進入不能な雲で覆われて50年、人々はその存在を忘れつつあった。
もちろん雲の周囲には監視施設が設置され今でも厳重な監視は行われていた。
そんな一見は平穏な日々の中、草薙剣児はライダーとして上を目指していた。
ライバルの美角鏡といつものようにテストコース(?)で速さを競っていた。
しかしそんな剣児たちの平穏な日常は突如として崩れ去る。
50年間全く変化の見られなかった雲が外に向かって膨張を始めたのである。
時を同じくして目と鼻の先に九州の雲が臨める剣児たちの街にも怪物が出現した。

この後、なぜか助けに行った幼馴染(?)の珠城つばきの祖母にバイクを託され、
なぜか怪物に追いまわされ、なぜか助けにきたはずの謎の戦闘機にも攻撃され、
なぜかつばきと鏡が別の飛行機で出現して、なぜか二人は状況を把握してて、
なぜかつばきの指図で叫びながら両方の拳を合わせるとバイクが変形して、
なぜかつばきの飛行機から射出された人型の一部らしきパーツと合体をして、
なぜか鋼鉄ジーグなるロボットの操縦者として怪物と対峙することになった。
なぜかは知らないけど鋼鉄ジーグのパイロットに選ばれたんだそうだから。

その昔。30年ぐらい前。「鋼鉄ジーグ」というアニメが有りました。
これはその作品のリメイクではなく続編という位置づけらしい。
と言ってもアニメ版ではなくマンガ版の内容の続きらしいとか、
設定が多少違ってて完全な続きではなくパラレル世界らしい、とか。
らしい、らしい、ばかりなのはオリジナルの内容を全く覚えてないから。
(再放送を)見てた記憶はかすかにあるけど内容なんか覚えてるかYO!(爆)
射出したパーツが合体するあたりは記憶の片隅に残ってた気もするが。

表現のこと。
この作品には一見しただけでわかる特徴があります。
それは往年の(つまり30年前の)ロボットアニメそのまんまってとこ。
絵柄は永井豪さんのちょっと昔風味の絵柄を完璧に再現してるし、
ストーリーやノリも大昔のロボットアニメのそれと全く同じです。
もちろん!?主人公は無駄に熱かったりするし(しかもちょっとバカ)。
ロボットの変形や合体にまるで必然性が感じられないとこもそのまんま。
まるで昔のアニメをそのまま今の作画でリファインしたかのような。
よーするに新作アニメなのにおよそ新作には見えない作品だったりして。
バイクのレースシーンとかのCGを使った部分は今の作品に見えるけど。
恐らく企画段階からそーいう意図だった映像化なのでしょう。
昔のロボットアニメのノリが好きな人ならどーぞって感じかなと。

※レンタルDVDにも映像特典がついてます


これも一つの百合アニメ? (07/10/5) 次へ 前へ
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9月終盤の気候の変化は異常だった……
気温が下がってもう暑い日は無いのかと思ったら
いきなり30度越えを連発して暦が真夏に逆戻りだったし。
かと思えば翌日には一気に寒くなって16度とか冬の気温だし。
おかげで鼻水がダラダラで頭痛までする今日この頃。
なんか毎年同じ時期に同じことを書いてる気がします(笑)。
そんな恒例行事はイヤん


「奏光のストレイン 3〜7巻」
全部レンタルが出たので続きを見てみました。
正確には今週全部見たわけじゃないんだけど。
途中まではリリースされるたびに見てたから。
どんな仕掛けになってるか凄く気になって、ついね。

てなわけで最後まで見て全てを知ったあとの感想。
前に書いた「二人のエミリィが物語の鍵」なのはそのものズバリで、
「ミミックというシステムも物語の根幹に関わる」もその通りでした。
あまりに的確に核心をついてた自分の洞察力が恐ろしい(おいおい)
と言ってもその二つが結びつく具体的な仕掛けはさっぱりでしたが(爆)。
人形のミミックは人型のエミリィの対なのかなとは思ったけど。
その考えはある意味では正しくて、正確に言うとちょっと違ってた。
この想像と違った部分こそがこの物語の根幹だったたわけです。
そしてミミックというシステムの「とんでもない設定」という印象も
エミリィという存在に関連してまさに物語の核心をついていたのでした。

物語の根幹にありながら全く気づかなかったポイントもあります。
それはセーラがエミリィ(ミミック)が組み込まれてた人形に
独りぼっちになった自分の境遇を重ねて愛でていく部分。
実はこれがこのストーリーの行方を決定づけていくのだった。
つまり公式サイトの表紙絵の二人の構図は物語の行き着く先でもあります。
説明だけ聞くとセーラと人形が想いを通じ合わせるメルヘンみたいだね。
しかしそこには全く想像も及ばなかった仕掛けが存在してたのでした。
この作品は中心に女キャラが多くて互いの関係を重視して描いてたので
わりと百合アニメ?とは思ってたけど核心がそのものずばりだったとは。
(セーラに想いを寄せる男性は次から次へと死を賜ってたりするし)
女の子と少女型の人形で百合アニメって何じゃそれ?と思うかもだけど、
そこに関しては重大なネタバレなので実際に見てくれとしか。

最後まで見て気づいたことがもう一つありました。
それはセーラの兄のラルフとセーラがやっていたことは
一見すると全く違うことだけどその根本の想いは同じだったのだなと。
示し合わせたわけでもないのに結果的に同じになるのが兄妹だねと。
ラルフがユニオンを裏切ったと説明されていたのも実は違ってたし。
と言ってもユニオンのスパイだったとかそーいう意味ではなく、
彼はただ一つの為すべき目的があって他はどーでも良かっただけ。
その目的を邪魔する存在は誰であろうと排除してきただけ。
ディーグにいたのは目的を達するのに都合が良かったからでしょう。
だから都合が悪くなったらディーグの船の乗員も皆殺しに……
セーラの友人たちを含めてお兄ちゃんはあまりに殺しすぎだよ。
そんな行為をエミリィ自身は決して望んでいなかったのに。

エミリィの正体については物語の根幹に関わる部分なので
ネタバレを避けるため要領を得ない書き方になるけどご容赦を。
7話で人型のエミリィが「今会いに行くから」とディーグの船を
抜け出してセーラ達のいるグオールへとやってくるのです。
これエミリィが会いに行ったのはてっきり人形の方だと思ってた。
それも間違いではないけどホントに会いたかったのはセーラの方。
セーラが行方不明になった人形を捜索してる時にいきなり現れるし。
しかもエミリィは初対面のはずのセーラにみょーに親しげだったし。
人形を見つけて抱き上げながらセーラに感謝の言葉を喋ってるし。
えっ?何でと大半の視聴者は思っただろうね。もちろん思ったよ。
実はこの部分こそが物語の仕掛けを象徴してるシーンだったりする。

この人形(エミリィ)が行方不明になる部分は重要な分岐点でした。
しかしそこに至るプロセスはちょっと唖然とする展開で……
まるで番外編かと思うほどにいつもと雰囲気が違う回だったよ。
いつもよりお色気過剰だしギャグ多目だしちょっと暴走気味だし。
この作品は女キャラばかりのわりにサービスは控えめだし、
人が次から次へと死にまくりで楽しいよりも重苦しい展開だし、
だからこそ真ん中へんに気を抜いたお遊び回を入れたのかなと。
もちろんお遊び回という印象は正鵠を射てると思われます。
お遊び回の結果が重要な分岐点なあたりがビックリな構成ですよ。

この作品のストーリー構成はかなりシンプルだったりします。
3話以降最後までリベルタッドを追撃するディーグの船という展開だし。
キャラの構図としても極限まで装飾を省くとセーラとラルフの兄妹と
人型と人形の二人のエミリィの4者の関係で全てが動いてたりするし。
つまりラルフは裏切って各地でユニオンを攻撃してたのではなく、
何の巡りあわせかセーラのいたとこだけを攻撃してたわけなのです。
つまり恋愛モノに匹敵するぐらい狭い範囲で展開していた物語
1クールでここまでシンプルな構図や構成の作品は逆に珍しいような。
物語の仕掛けがかなり大掛かりでそこが説明不足にならないように
敢えてストーリーにアレコレ詰め込むのを避けたのかなと思ったよ。
展開がシンプルな分キャラをじっくり描いていたのは好感触でした。

主題歌について。
オープニングに関しては置いといてエンディングの曲がいいね。
中盤以降のメロと音の重ね方がニューエイジっぽくてとても美しいし。
大好きだった地球大紀行のサントラの曲をどことなく彷彿とするし。
なんとなくいいかもぐらいに思ってたけどだんだん欲しくなってきた。
ちなみに作・編曲は今やアニメではお馴染みの上野洋子さんです。
もしかしてオープニングを歌ってるYokoって本人なのかな!?

レンタルについて。
レンタルDVDには映像特典は全く入ってなかったはず。
公式によるとセル版もノンクレジットOP/EDだけみたいだけど。
コメンタリー音声に関してはよく見てなかったのでわからん(爆)。
サントラのレンタルはTSUTAYAのサイトによると無いみたいです。
入荷しなかったからたぶんそうだろうなとは思ってたよ。
発売元(ハピネット)が同じシングルもレンタルはないみたいです。


「ICE -アイス- 1〜3巻」
最近リリースされた30分×全3巻のOVA。DVDレンタル。
今よりも未来の話。空から降ってきた毒物により男たちが死に絶えた世界。
そして女たちも絶望と混乱の中で大半が死に、もはや終末へと向かう世界
そんな世界で滅亡を逃れられぬ運命として生を享楽する者たちがいた。
しかしそれでもなお行き続けようと必死であがく人たちもいた。
ヒトミたち衛士隊はいつものようにICEと呼称される物体によるバイオテロ
(と説明をされていた)から人々を守るため出動をしていた。
ICEとは立った人が丁度入るサイズの卵形の青い半透明な物体で、
その中にはICEを起動したと思われる人が眠った状態!?で入っていた。
ICEは衝撃を与えると周囲へ強力な攻撃を行う性質を持っていたため
衛士隊は細心の注意を払いながらICEの撤去と回収を行っていた。
そんな作業のなか衛士たちはこの世界にいるはずのない赤ちゃんを目撃する。
混乱した衛士たちはうっかりICEに衝撃を与えてしまいICEは暴走を始めた。
周囲を無差別に攻撃するICEを止めるべくヒトミは禁断の銃を使うのだった。
※男たちの滅亡と共に銃を封印し通常は刀を使ってる
それでも止まらないICEはかつての高速道路を暴走し一人の少女を巻き込んだ。
これがICEの上で暴走を止めようとしてたヒトミとユキの運命の出会いだった。

30分×3本という体裁だけど全体で一つのストーリーになってます。
1巻と2巻は40分ほどあるので通して2時間弱の映画みたいなもんです。
なので作品の理解という意味では3本通して見た方が良さそうです。
そんな3本続けて見た印象は、置いてきぼり感が超満点というところ。
ストーリー自体はわりと単純でそんなに理解しにくいわけではないです。
しかしあまりに独善的というか見た人を共感させる作品じゃないなと。
なんだか昔の変な世界観で変なストーリーのOVAでも見てる気がしたよ。
去年に何本もやったアニメ映画は一部を除いて評判は芳しくないけど、
それでもどれもこれに比べたら十分に一般人の視聴に耐えうると思ったよ。
つーかこれを一般人に見せたらおそらく30分も耐えられないと思う(爆)。
他人事のように言ってるけど実は3巻も借りたことをちょっと後悔したし。
3本見た方が理解しやすいとか言いつつ実際3本借りると後悔するよとは、
どんだけ……

置いてきぼり感満点な理由は言うまでもなく説明不足だから。
時間が足りないとは言いがたいので理解させる技巧が足りないのでしょう。
そして説明不足だからなのか作品の設定に納得いかない部分が多かったり。
具体的に挙げるとICEと呼ばれる物体が衝撃を受けたときの反応がそう。
作品を見る限りICEというのは生殖に頼らず子供を作るための機械らしい。
だから母体を守るための防御システムが存在してるのまでは理解できる。
しかし周囲を無差別に破壊したら他のICEにも影響を及ぼしかねないよ。
暴走してモンスター化した状態で中の母体はどーなってるんだ?とか。
最後に出てくるツインタワー(環境再生システム)の防御システムが
まるで有機物みたいなモンスターの群れなのもさっぱり意味不明だし。
人が作り出したモノには人が理解できる思想が存在してるはずなのに、
この作品を構成する独特な機械からはまるで思想が見えてこないのです。
それこそこの作品が視聴者を置いてきぼりにしてるポイントかもしれない。
※宮崎アニメは機能デザインが凄く良く考えられてたりする

説明不足なのは他にあります。
中でも代表的なポイントは赤ちゃんが出てくるところ。
最後まで見たら理由がわかるかと思ったけど全く説明がされなかった。
実のところ赤ちゃんが2ヶ所で出てきた意味もさっぱりわからない。
終末世界での二人の魂の結びつきみたいな意味なら出す必要もないし。
魂の結びつきの結果としての赤ちゃんなら他のやり方があったはず
ヒトミの中でユキを見ていた瞳に赤ちゃんができるのも??なんだけど。
そもそもが意識不明の瞳が時を超えてヒトミの中に入るのも??だし、
この子供がユキらしいと言うのも全くもって意図が理解できません。
運命の二人が生まれ変わって再び出会うのならまだ理解はできるけど。
致命的に説明が不足してる現状では、ナニコレ?としか言えないよ。
監督や原作者の脳だけが全てを理解してる作品を作られても困ります。

内容以外の表面的な作品の品質について。
監督自らやってる美術は終末的な世界観をよく表現できてると思う。
※クレジットを見てると監督自らあれもこれもやってたりする
しかし上に乗ってるキャラ絵の色合いが大味すぎるので台無しです。
見てて最近のエロアニメの安っぽい色使いを思い出してしまったよ。
昔のセルアニメならこの程度でも適度に退色して何とかなってたけど
色味がストレートに出るデジタル彩色ならもっと丁寧に配色しないと。
これ見ると最近のテレビアニメは色使いが繊細なのがわかります。
大味な配色も含めてアニメの品質としてはあまり高くないかなと。

品質の極めつけは作品の中心にいるキャラたちの演技力でしょう。
特にヒロインのユキの鼻の詰まったような喋り方が違う意味で凄い。
最近の大作アニメでは話題性のためにいわゆる豪華キャストという
有名だけど演技力は微妙な人たちを配役する傾向にあったりします。
これを見た後だとそんな豪華キャストが断然マシに感じられるぞ(爆)。
それぐらいに下手くそな人が数人。それもやたらと出まくりです。
誰じゃこれ?とか思ったらAKB48というアイドルユニットの人らしい。
そーか!この作品はAKB48のプロモーションアニメだったのか……
作品にもAKB48にも効果のあるタイアップとはどー見ても思えないけど。
(お世辞にも良くはない)主題歌だけにしておけば良かったような。

1巻のジャケ絵(通常版)は女同士でキスしてるみたいな絵柄です。
そこからもしかして百合アニメ?とか思う人もいるかもしれない。
女しかいない世界で好きとか言ってる内容なので間違いではないかな。
※ICEのアイスは「愛す」とかけてるんだと思われる
ただしそれを期待して見るにはとても忍耐を要求するとだけお断りを。
それでもいいと思うならレッツチャレンジ!(笑)

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