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実は数日前に祖父が亡くなりました。 会場の都合でこれから通夜と告別式なのでちょっと行ってきます。 にしても2年連続で喪中ですか…… それプラス本も読み終わってなかったりで更新日の見通しが立ちません。 これだけ遅れてて読み終わってないのかよ!って感じですが…… あまり更新日があきすぎるのもアレなので小ネタで更新しておきます。 当然ながら録画したのを見る時間も見たのを書く時間もありません。 ネタその一。 先週書いた人気ランキングですが大幅にパワーアップしました。 懸案の機能は一通り盛り込んだのでほぼ完成版と言っていいかも。 先週と変わった点はというと。 ・裏で30分毎に自動更新するようにした ・順位データを(最大で1週間)蓄積するようにした ・平均順位と変動範囲を表示するようにした ・平均順位で並べられるようにした ・蓄積した過去順位を表示できるようにした ・作品名をクリックすると全アイテムを表示するようにした (これはリンクする位置を先週と変えただけです) 最初のバージョンは現在の順位が一覧できるだけだったけど、 (それだけでも十分に便利ですが) 新しいバージョンは過去の履歴や平均まで一覧できるのです! 平均値や順位の履歴はAmazonでも見れないので貴重ではないかと。 80秒とか待たされなくなったのも大きいポイントっすね。 後はアイテムの追加が楽になる機能が欲しいけど、そのうちかな。 (今は該当アイテムを手で追加してるから) こればっかりやってるわけにもいかないし。 今回追加された平均順位ですが、 やっぱりその瞬間の順位よりも本来の人気度に近い感じです。 変動範囲や順位の履歴を見てても順位の変動が大きすぎるので。 偶然にも見た瞬間だけ上に跳ね上がってるかもしれないし。 (過去に売れた数が少ないほど急降下するので) ある程度のデータを蓄積して初めて順位で何かを語れそうな感じ。 しかし、1クール番組はそろそろ終わる時期です…… ちなみに新しい版のテスト運用を始めてまだ1週間経ってないので 過去データが1週間分ありません。なので平均データはまだ参考値。 (古いのと平行して新しいのも動かしてたので数日分はありますが) あと、たまに更新が正常に終わらないことがあるようです。 なんかAmazonが返してくるデータを処理してる最中に落ちてる模様。 新しい版の初期には異常終了した以降は更新処理が止まってました(爆)。 履歴を含めたデータがロックされたまんまになってたので…… そのへんは対策をして次の更新時には動作するようにしてあります。 (Amazonのデータが起因の場合は2回連続で失敗するけどね) ネタそのニ。 DVDを買いたいほど作品は気に入ってないけどサントラは欲しい。 そんな時にDVDにサントラを付属されるととても痛いです。 何が痛いってそれは言うまでもなくお財布が痛いんですが(爆)。 サントラなら3000円程度で買えるけどDVDだと一般的に6000円だし。 価格差があまりないキングはともかくただの抱き合わせ価格もあるし。 作品が凄く気に入ってるなら作品に投資したと思えば済むけど…… (ハルヒの限定版はそんな気分で買ってるよ) サントラ付きのDVDについては前にリストアップしたのに 何を今さら改めて書いてんだ?と思うかもしれない。 それは今がセールの時期だからです。安くなってるからです! 中にはサントラつきのDVDがサントラ価格以下で売ってたりするよ。 まず今回の目玉が「となグラ!」の1巻限定版(Amazonアソシエイト)。 最初に見たときは40%オフだったけど60%オフまで下がってます。 ※売り切れたら価格は通常に戻ります ふつーにサントラ買うより安いんだけど…… あまりの安さに思わず買ってしまおうかと悩んでしまったよ。 念のために1〜2話を音楽をひろいながら確認してみたりして。 音楽的にはまぁまぁかな〜。でも絶対に欲しいってほどでもない。 金銭的に余裕があれば勢いで買ってしまってたかもしれんが。 作品のファンでサントラが欲しかった人は買ってもいいんじゃない? ハルヒの限定版の2巻と3巻も50%オフまで下がってます(Amazon以下略)。 0巻と1巻は完売・入手困難で2巻と3巻は余って値崩れかい…… 売れる数が大きいと販売見積の誤差も半端じゃないんだなと。 ちなみに大ヒットしたAIRも1年ぐらい後には初回版が半額になってた。 あと月詠の5巻の限定版が他で半額になってたけど売り切れたようで。 ネタその三。 そろそろ10月の新番組の1クールのやつは終わる時期です。 そして1月からまた新番組がいっぱい始まります…… その新番組のリスト、、、は他でやってる人がいるのでそちらで(爆)。 番組のタイムテーブルを作ってたサイトは無くなっちゃったので 今は自分でやってますが(不完全なので公開する予定はありません)。 その新番組でちょっと特殊!?なのをいくつか。 まず「Project BLUE 地球SOS」を1月から地上波でやるそうです。 でもこれって1本45分のOVAだったような。半分ずつ放送するのかな? 真ん中へんに区切りがあるし。次回予告は最後にしかないけど。 全6巻なので半分ずつなら12回でぴったし1クール分になるっすね。 しかしまぁ、地上波で放送しても売れ行きは伸びないと思う(爆)。 次に東映アニメの「神様家族」と「貧乏姉妹物語」が独立系で再放送。 「神様家族」はアニマックスのみだったので地上波には初登場です。 (キッズのはだいたい地上波でも同時にやるんだけど) テレ朝のみだった「貧乏姉妹物語」は東京MXとメ〜テレで放送。 ってテレ朝と東京MXは見れる地域が同じだよ。まさしく再放送! DVDのプロモなら東京で再放送するより京阪神で放送するべきでは? 通常の新番組の扱いになってる「SHUFFLE! MEMORIES」なんてのも。 前にWOWOWでやってた「SHUFFLE!」の再構成+新作映像な作品らしい。 単純な再放送ではなく番外編的な新作でもない意味のわからん番組すね。 DVDがヒットしたから2匹目を狙うってのは角川らしいと思うけど。 ふつーにD.C.S.S.やToHeartRみたいな完全新作を作ればいいような。 どっちもか〜〜なり微妙だったけどな(爆)。 にしても、この手の中途半端な作品はチェックするべきか迷う…… ネタその四。 ここで内容をアップしようとしたら何故か上手くいかない。 そーいえばアクセスログもお昼頃から止まっているよ。 でふと気づいてBIGLOBEの管理パネルを見てみたら、 なんとディスク容量(100M)を完璧に使い切ってるし!!! 原因は考えるまでもなくBBSのゴミですな…… で確認してみたらあまりに凄いことになってて眩暈が。 ロボによる1日数百の爆撃で過去ログの容量が70Mを超えていた。 自動的に過去ログに格納していく仕様が裏目に出てました。 (まともな内容が勝手に消えてしまうのも考えものだけど) ゴミ掃除も最初はちゃんと内容をチェックしてたけど、 1日に数百のゴミの中でまともなことを書く人もいないだろう、 とあたりをつけてばっさり削除しました。50000発言ほど(爆)。 ゴミが少なかったあたりはいちおー目を通して掃除したけど。 そしてほんの少しだけロボの爆撃発言の対策もしてみたり。 でもきっとすぐに新しい手で爆撃してくるに違いない…… 本来ならもっと根本的な対策をしなきゃいけないんだけど、 時間がなくてできません。つーかこれからお葬式なんだよ! スパムロボを動かしてるやつこそ今すぐ死ね! |
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実は先週さりげなくアップしたのを気づいた人もいるかもだけど、 Amazonのランキング情報を元にした人気ランキングなぞを作ってみました。 アイデア自体はずいぶん前からあって手で調べたこともありました。 ただ手で調べるのは激しく手間がかかるのにイマイチ確実じゃなかったり。 それは該当アイテム(巻)を全て調べるのが不可能に近いからってこと。 消費行動上、発売日が最も近いアイテムが一番上にある可能性が高いけど、 誤差の大きい500位以降になるとそうでないことも結構有ったりする。 それから詳しいことは後述するけど順位の変動もかなり大きかったり。 そんなわけでプログラムの力を借りて自動化してみたわけです。 実のところやってることは単純かつ膨大で「力技」と呼ぶに相応しい(笑)。 なにしろランクを作成するために取得してるアイテム数はなんと750ほど。 AmazonのECS(E-Commerce Service)は同時に10アイテムまで取得できるので リクエスト数は75回ほどで済みますが……実行時間が80秒ほどかかる(爆)。 まぁ、手でいちいち調べてるよりは劇的に早いですが。 その放送中アニメの人気ランキングはこちら (ブログはサイドバーにもあります) この人気ランキングはAmazonのDVDのセールスランキングが元なので よーするにベストセラーページとほぼ同じといっていいかも。 特にTop100に入ってる作品に関してはAmazonでもそのまま出てくるし。 250〜300位ぐらいまではアニメのランクを開けばだいたい出てきます。 ページをめくったりスクロールしたりと一望できないのが面倒だけど。 それと実際にこの自動生成ランクを見てもらえばわかると思うけど 250〜300位までだとかなり上位の作品しか見ることができません。 あとアニメのランクはさりげなくタイトルが抜けてたりするし。 (おそらく該当アイテムのジャンル属性が入ってないか間違ってる) 実際にランキングを作って思ったけど、凄くシビアな結果が出てるなと。 DVDを買いたいと思うほどに支持してる人がストレートに出てるわけで。 テレビの視聴率やブログの記事数よりも人気度に相応しい気がするよ。 少なくとも今のアニメの大半を占める深夜アニメのビジネスモデルは DVDが売れて初めて成り立つわけで、そーいう意味で有用なデータだね。 シビアと言えば、好きな作品の人気のなさまではっきり見れます(爆)。 よーするに「あさっての方向。」のことですが。 あまり受けないだろうなとは思ったけど、順位が低すぎだ…… 最初に見たときは3000位台でちょっと唖然としたのを覚えてるよ。 (順位は300〜4000位ぐらいを上がったり下がったりしてる) 「よみがえる空」もそんなに人気なかったけど、まだマシだったのは 男くささとか渋さとか硬派なとこがそれなりに支持されたからかも。 ランキングを作ってもうひとつハッキリわかったことが有りました。 それはランキングの変動がかなり大きいってこと。 手で調べてた時も調べるたびにずいぶん結果が変わってたけど、 簡単に調べられるうえに一覧できるのでよりハッキリと実感したよ。 ハルヒの限定DVDが品切れしてもすぐにはランクが落ちなかったので、 リアルタイムランクと言っても単純な売れ行きではないとは思ってた。 直近の24時間の売れ行きで順位付けしてるのかな?と推測したりもした。 でもチャートの動きを追う限りそんな簡単ではないようで。 順位変動の傾向としては売れると順位が上がる。当然ですが。 そして上がった順位は時間とともにじわじわと落ちていく。 そこから推測したのは、より近い時間の売上ほど高いポイントにして 今までの全ての販売数をポイントとして順位付けしたのではないかなと。 つまりずっと上にいるのはコンスタントに売れ続けてるってこと。 そして上がり下がりが激しいのは売れる間隔が開いてるってこと。 10000位以降のは最後に売れてからかなり時間が経ってるっぽいね。 だから1個でも売れると一気に1000位ぐらいまで上がったり。 順位変動は400位ぐらいから下のタイトルだと特に顕著だったりして。 表示されるランクはあくまで今現在の順位に過ぎないって感じで。 これだと人気度を調べるって意味ではちょっと厳しいっすね。 1週間分ぐらいの変動データを蓄積して平均や偏差を出さないと。 (放送直後にランキングが大きく跳ね上がる傾向もあるから) しかしそれには定期的にデータ更新する仕組みが必要になってくる。 このランキングを置いてるsakuraにはcronが使えるコースも有るけど、 今使ってる一番安い約100円/月コースでは使えないのであった。 もともとこの用途で借りてたわけじゃないから。 (コースを変えるには解約して契約しなおさないといけない) にしてもレンタルサーバーも安くなったもんだねぇ。 傾向を出すのは別として定期的なデータ更新は入れたいっすね。 今はアクセスした人が80秒ほど待つことになるから…… ※30分以内の連続アクセスならすぐに表示します アクセスとは非同期にデータを更新すれば見てる人は待たすに済むし。 やっぱりcronだけでも使えるとこをもう一つ契約するかな。 [追記] 現在は裏で自動更新しています ちなみに何故sakuraに置いてあるかというと、 今回のスクリプトはperlモジュールを使いまくりだからです。 特にXMLのパースなんて自前でなんかやりたくねぇっす。 (AmazonのECSが返してくるのでXMLデータなのです) あと今回は画面デザインがテンプレート方式になってます。 デザインを決めるのが面倒でBGMテーブルに見た目そっくりですが。 プロバイダーのスペースでもモジュールを選べば使える(らしい)けど とにかく省力化を目指してたので楽な方法を選びました。 楽をするためのスクリプトに手間をかけすぎるのは本末転倒だし。 スクリプトの中身もやってる内容に比べるととてもシンプルだよ。 てなわけで興味があったら見てやってください。 「DVD 涼宮ハルヒの憂鬱 5巻」 毎度のように次の巻が出る直前に書いてる気が(汗)。 今回の収録分の「孤島症候群(前編)(後編)」はどちらも放送と同じ長さ。 なので追加シーン(と言うか放送時のカット)はないようです。 でもさりげない修正は結構入ってるようで。 あまり気づかないような細かいミスを徹底的に修正してありました。 絵が歪んでるから修正するのとは次元の違うリテイクっぷりだなと。 では、セレクタで切り替えながら詳細に比較した結果を。 「孤島症候群(前編)」の変更シーン (*) 2'41" 2'54" 3'39" これらのカットに笹が描き足されてます。 当然ながらこのエピソードは七夕の後なので描き忘れってことですな。 ※放送されてないけど原作には七夕に重要なエピソードがある (*) 6'38" このカットの最初のハルヒと古泉の部分のフレームが少し右にずれてる。 そのあとフレームが左にパンするけど、パン後の位置は放送と同じ。 ただしそこにいる朝比奈さんとキョンの妹の位置が左にずれてる。 この変更だけは意図がさっぱりわからない。 (*) 20'17" 20'55" これらのカットのドアの(上下)中央部の模様が上過ぎるので消してある。 でも他のカットとの整合性を考えると画面の下端あたりにあるべきで…… (*) 20'28" このカットのドアの枠が白かったのを木の色に修正してある。 (*) 20'50" 21'00" これらのカットに放送時にはあった(ありえない)椅子が消されてる。 (*) 21'43" このカットのドアの横にテーブルが描き足されてる。 「孤島症候群(後編)」の変更シーン (*) 4'22" このカットのハルヒの足の動きを全面的にリテイクしてある。 放送版だと最後にくるっと向きを変えるところの左右がおかしいから。 (*) 6'38" このカットと次のカットの階段の手すりの柱の位置が微妙に違う。 (*) 6'41" 6'49" これらのカットの床のマットや升目の形が多少違う。 階段の一番下の手すりの部分の形が違う。放送版のはミスですが。 (*) 6'42" 6'54" これらのカットの手すりの柱の形が違う。放送版のが変なんですが。 (*) 7'02" このカットの床のマットや升目の形が違う。 前後のカットとの整合性をとったようです(放送版はデタラメだった)。 でも細かいことを言うと古泉の立ってる位置が少し後ろにずれてる。 (*) 7'07" このカットの床のマットの形が違う(升目は同じ)。 階段のパースが修正されてる。 (*) 16'32" このカットの(あるはずのない)椅子が消してある。 映像特典のメイキング第六弾は原作新刊のサイン会の裏側と本番。 なんかもー平野綾さんのグラビアビデオを地で行ってるね…… それはともかく今回は原作&原作イラストの人が出てたのが収穫でした。 今は情報誌とか一切チェックしないので顔を見る機会なんてないし。 (声優さんだけはDVDの映像特典によく出てくるけど) 原作者(谷川流さん)は小説の内容からたぶん男性だろうと想像してたけど、 イラストの人(いとうのいぢさん)が女性だったのは少し驚いたかも。 知ってる人には常識でも、絵柄しか知らんと性別ってわからんから。 マンガはストーリーがあるのである程度は判断がつくんだけど。 (わかったからって何の役にも立ちませんが) では肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。 サントラ部分には計9曲収録されてて、以下になります。 []の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。 (1) 冬の足音 [M9-01] 9話(14話)の冒頭の語りのシーンでだけ使ってる曲。 わりといい雰囲気の曲だけど、、、この作品では使いどころが無い(爆)。 作中で使われたのは最初と最後の部分だけなので結構新鮮だったり。 ※今回の収録分には使われてません (2) ゆるくいきましょう [M12-01 喫茶どんぐり] (学園祭の)喫茶どんぐりのとこで使ってるシチュエーション曲。 コメディ作品ならベーススタイルで使えそうな気の抜けた曲です。 作中でも長々と聞こえてたけど途中から展開するフレーズは未使用すね。 ※今回の収録分には使われてません (3) ビーチバカンス [M6-08 トロピカルサマー] 海で遊んでるところで使ってるシチュエーション曲。 本タイトルや仮タイトル通りの絵が浮かんでくるコテコテな曲で、 作中の該当シーンでほぼそのまま曲全部が使われてます。 (4) コミカルハッスル [M2-05 ハルヒビート・2] この作品のメインテーマとも言えるハルヒビートの2曲目。 タイトル通りハルヒが張り切ってるシーンで使われる感じかな。 (ハルヒはいつでも張り切りすぎな気もするが) 今回の収録分だと前編のOP直後に使われてます。 (5) 恐怖のはじまり このトラックにはなぜか3曲入ってます。 単に無音で繋いでるだけでインデックスとかは入ってません。 (5の1) [M6-03 ミステリーの予感] 何かおかしなことが起きそうな予感を感じされる曲。 音楽というよりもSEに緊張感のあるフレーズが重なってる感じだね。 古泉が名探偵が事件を呼ぶんですと珍説を語るシーンのが印象的かなと。 (5の2) [M6-12 殺人事件] 殺人事件が発生したシーンで使ってるシチュエーション曲。 こちらも音を重ね合わせて楽器をかき鳴らした現代音楽クラシック風味。 (5の3) [M8-03 再現フィルム] 後編のハルヒが洞窟で推理するシーンで使ってるシチュエーション曲。 みょーにチープな音色とノイズまみれの画面が凄く雰囲気出してます。 (6) ミステリータイム [M5-14 古泉一樹の解説] 古泉の解説とともに使われる古泉一樹のテーマと言える曲。 古泉が正体を告白する「長門の告白」「みくるのこころ」の対の曲でもある。 今回の収録分では前編の冒頭(OPの前)と後編の最後に使ってます。 (7) 名探偵が解決 [M8-07 犯人はおまえだ!] ハルヒが名推理?を披露してビシっと決める瞬間のいかにもな曲。 大半の人はすぐわかると思うけど「(名探偵)コナンのテーマ」のパロディ。 さらにその元ネタは「太陽にほえろ!」のあの曲のような気もします。 画面はどっちかと言うと「異議あり!」なアレっぽかったすね。 今回の収録分には使わない「冬の足音」「ゆるくいきましょう」が入ってて、 これは予想した曲がパーフェクトには入ってない?と思ったら意外な展開が。 それはトラック5に3曲も入れるという予想外な展開で…… 「カマドウマ」は1曲か2曲か判別できなかったけど今回は完璧に別の曲だし。 1タイトルに複数曲を入れるなら、せめてインデックスだけでも入れてよ。 ちなみに曲使用リストの方は同じトラック番号で複数の曲が存在するのを 想定してなくて、試しに入れたら並び順が保証されなかった(当然だけど)。 今はトラック番号を少数(5.1とか)で入れて表示だけ整数にしてあります。 つまり今回の収録分のためにスクリプトを修正したわけで。 さて、6巻に収録される曲の予想ですが。 「M12-05 何かをやったって気がした」「M11-02 対戦ゲーム」はほぼ確実。 「M11-01 全艦戦闘配置」「M11-07 開戦の狼煙」「M11-08 膠着する戦線」 「M11-09 反撃の咆哮」は既存のクラシック曲らしいのでどーするのか。 (銀英伝っぽいとは書いたけど既存の曲なとこまでそのまんまとは) 学園祭の体育館のステージ曲も入れるかどうかちょっとわからない。 でもこのへんを入れないと他に入れる曲はあまり残ってなかったりして。 てゆーかクラシック曲を入れる場合タイトルはどーするんでしょう? 曲名がCDのラベルにしか書いてない現状だと曲名を入れにくいんだけど。 CDの歌詞カードサイズの曲名リストの紙をつけるぐらいすればいいのに。 ※「旋風の用心棒」「D.C.サイドエピソード」「月詠」はその仕様 そんなわけで「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)は とっくの昔に更新してあります。6巻の分も発売日頃に更新する予定。 「Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 13〜24話」 半分だけ見るつもりだったけど一気に最後まで見てしまったよ。 にしてもてっきり霧とくっつくと思ってたのに…… いや一度は霧とくっついたと言えないこともないけど。 再び霧から告白して今度は浩樹も断らなかったみたいだし。 で、なんとなく恋人同士の「ような」関係になって。 しかしそれが逆に物語の行方をわからなくしてしまった。 これはもしかすると最後にひっくり返る可能性もあるなと予感した。 物語の最後の最後までどちらに転ぶかわからない。 この構成って恋愛ドラマとしては常套手段だったする。 途中で結末が見えてしまったら視聴者の興味をそいでしまうし。 だからギリギリまで結末を見抜かせないように構成するのは大事です。 エロゲーアニメの三角関係でこの構成なの今まで一つもなかったけど。 D.C.も君望も三角関係とは言っても選ぶことはメインじゃなかったから。 (最初から答えが決まってる状態で物語が展開していくし) 最後の大きなイベントがクリスマスなのは恋愛ドラマとしては王道だね。 ラストが空港のロビーで見送るシーンなのもあまりにお約束だし(笑)。 霧との別れのシーンが線路の反対側のホームなのも象徴的だし。 ※二人の道が別たれたという意味 道路が渋滞で空港の出発に間に合いそうになくて走ってみたりとか。 恋愛ドラマのパターンをこれでもかというぐらいに使ってるのでした。 あまりにコテコテなので話が盛り上がってるのに苦笑いが…… 最後の大きなイベントにはもう一つの大きな特徴が。 それはクリスマスという一点の時間に向けて物語が収束するところ。 映画などでは盛り上げるために一点に収束する手法をよく使うけど、 テレビの連続ドラマでその手法を使うのはあまり見ないっすね。 ここ数年に見たテレビアニメでその手法を使ったの他はスト4ぐらいかも。 わりと淡々と進む物語だからこそ最後に大きな花火を上げたって感じか。 この作品は浩樹が最後にエリスを選ぶ展開になってるけど、 実のところ最後の最後まで霧を選ぶ可能性もあったわけです。 仮に霧を選ぶ展開にするとしても今と大差ない構成で成り立つし。 と言うか浩樹が選んだのは霧よりエリスではなくて絵って感じ。 絵を選んだら副賞でエリスが付いてきたようなもんです(おいおい)。 原作ゲームだと絵を選ぶとエリスで先生を選ぶと霧になるとか!? でも浩樹が絵と霧を両方選ぶのも十分にありだと思うのです。 空港で絵を渡して「オレも頑張るからエリスも頑張れ」とかね。 上に「最後の最後までどちらに転ぶかわからない」とか書いたけど、 実はこのラストになる予感は途中からなんとなく有りました。 例えば霧が再び告白した時に浩樹の返答をハッキリ見せないとか。 (たぶん断らないという消極的な受け入れだったのでは) なんで最初の告白を断ったかも結局は出てこなかったし。 霧を選ぶなら(原作になくても)絶対そこは外さないと思ったし。 浩樹と霧が付き合ったのを知ってエリスは一人で前へ進もうとするけど、 浩樹はそれを手放しで喜ばないで複雑な心境で見守ってたし。 恐らく決定打になったのは病院のベットで一緒に寝たことだろうなと。 (一緒に寝たと言っても布団に入ってるだけ) もしやエリスを選ぶのか?今さら気づくとはニブ過ぎだろお兄ちゃんよ! とこの瞬間かなり確信に近い未来予想図が浮かんでしまったとさ。 この作品は恋愛ドラマであると同時にエリスの成長物語でもある。 事故のトラウマを乗り越え赤い色を使った絵を描けるようになるし。 浩樹に振られたことを受け入れてく過程で精神的にも大きく成長した。 最初は無邪気だったエリスが失恋後に大人びたのが凄く印象的だよ。 ケラケラと笑うエリスはそれはそれで可愛かったんだけどね。 さらに浩樹と霧が付き合ったのを知って一人立ちをしようとするし。 考えてみたら霧の登場によって自分の感情の正体を自覚したわけだし。 なんか霧はエリスの成長のための狂言回し役になってるような…… エリスが最後にはちゃんと料理までできるようになったのには驚いた。 1話で凄い味の料理を「なになに美味すぎ?」と言ったエリスがだよ(笑)。 (こーゆー生っぽい喋りかたをするエロゲーアニメは他にはない) 学園祭のオムレツも見た目はマシになったけど味はなんか凄そうだし。 あそこでいきなり完璧に作れるようにはならないのがリアルだね。 しかしいつまでも浩樹に甘えてちゃダメだと頑張って結果を出してる。 料理の腕前の変化をエリスの成長の象徴にしたのは実に親切だなと。 表情とか態度の変化は気づかない人でも絵と料理の変化はわかるだろうし。 互いに寄りかかった関係ではなく一人立ちして結ばれるのが印象的かも。 前半の展開は浩樹とエリスに霧が絡んで、後半は浩樹と霧にエリスが絡む。 そして最後の最後までどちらに転ぶのもありえるストーリー展開。 そこから、もしかして原作のエリスと霧のシナリオを混ぜたのかな?と。 前半と後半でウエイトが多少変わるものの二人は均等に扱ってるし。 そもそも原作のストーリーをちゃんとトレースしてるという保証はないが。 原作のシナリオと言えば。最終回に朋子も手術のため飛行機で旅立つけど、 最後のシーンで「さよならエリスちゃん」「さよなら病院のお兄ちゃん」 なんて意味深なセリフを残して死んでしまうように見える(真相は略)。 ぶっちゃけてこのシーンは物語的には無くても全く問題がありません。 しかしこの意味深なセリフでゲームの設定がなんとなく想像ついたりして。 よーするに朋子はエリスが入院してた病院で浩樹と出会ってたんだなと。 (2話のエリスの病院のシーンにさりげなく出てたりする) そして朋子のシナリオだと実は昔から好きだったみたいな展開に!?(笑) あの口が悪くて態度も悪い朋子が本心では昔から浩樹が好きだったと!? なんとキサマはツンデレだったのか!!!!(爆) ※今確認したらPS2版で追加されたキャラらしい まぁ、アニメだと口は悪いけど友達想いという現実的なキャラだけど。 他のサブヒロイン(?)について。 前半に当番回が3人分あったけど後半にも2人分ありました。 後半は浩樹と霧がストーリーの中心なので大人組が絡んでる。 そしてこちらでも16話の杉原紫衣(しえ)は浩樹ではなく霧と絡んでる。 ※紫衣と霧は大学の先輩と後輩の関係 さらに全体のストーリーの構成として意味あるエピソードでもあるし、 関係の深いキャラも一緒に出るのでやっぱり当番回って感じが薄いです。 オープニングにもピンで出て全編で結構目立ってた部長(竹内麻巳)さんは エリスに優しいことや厳しいことをいっぱい言ったけど当番回は無かった。 あんだけ目立ってて印象づけてれば当番回なんかいらんだろって感じですか。 それにバイクに乗れるって設定を使ってクライマックスに活躍してるし。 てゆーかここであのバイクを使うのか?と思ったらホントに出てきたし。 お約束を徹底的に積み重ねてることにちっと眩暈が(笑)。 1話でさりげなくエピソードに絡んでた副部長(田丸ひかる)さんは、 端役以上サブヒロイン未満な扱いだけど17話の名演技が印象的だったなと。 浩樹に内緒でパーティの準備をするために教室に引き止める役をやるけど、 目薬を使って涙ながらに訴えてみたり、抱きつきながら時計を見てたりして。 演技とは知らない浩樹を翻弄してる副部長さんのしたたかさが楽しかった。 ここに限らず何気ない日常でのキャラの表情が豊かなのでキャラが生きてる。 何も衝撃的な展開でしかキャラの表情が描けないわけじゃないってことさ。 D.C.だって後半の印象が強いだろうけど前半から表情描写は絶妙なわけで。 (表情描写が絶妙だから後半の展開が劇的に効いてるだけ) てなわけで結構面白かったよ。 恋愛ドラマとして、そして成長ドラマとしてちゃんと作ってあるし。 世間的な評価などは知らないけど、どーせ他人事だし。 絵は途中あたりからわりとバラついてるけどこの程度なら許容範囲だから。 キャラがちゃんと生きてて、恋愛ドラマをしてて、絵がそれなりなので、 あまりエロゲーアニメっぽく見えないけど。それはいいのか悪いのか。 「Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 オリジナルサウンドトラック」 ※音楽はDOORSと4-EVER 実はコレを買うかどうかずっと悩んでました。 なにしろレンタルがなくて買う前に中身が確認できないし。 B-fairy(ブロッコリー系)という未経験レーベルで完成度が不明だし。 これがランティス・メローヘッド・ビクターエンタ・ジェネオンなら そうそう外れはないからいきなり突撃しても問題は無いのだけど。 てゆーかそのへんなら間違いなくレンタルも有るんだけど…… ※あまり聞かないレーベルほどレンタルがない 仕方ないので最初の3話ほどを音楽を拾いながら確認してみたり。 普通に見てたときにもみょーに記憶に残る曲は何曲かあったけど 改めて確認したらポップでキャッチャーな曲が目立ったよ。 このへんもD.C.と作品のアプローチが似てるなと思った理由かも。 そのキャッチャーな楽曲の中でも2曲ほど特に気に入った曲があって。 他はともかくその曲のためだけに買ってもいいかなと思いつつ、 公式サイトにあった曲目を確認して、これなら論外は無いかなと。 (音楽が20分すら入ってないのもあるから) なわけで買いましたよ。 いちおー曲目リストを。 1. プラスチックスマイル 虹色ギターVer. (TVサイズ) ※OP主題歌 2. 撫子学園 3. ささやかな幸せ 4. 学園生活 5. エリスの記憶 6. アヴェ・マリア 撫子学園合唱部Ver. 7. エリス色 ※サブタイトル 8. マズルカフレッシュ ※アイキャッチA 9. マズルカリフレッシュ ※アイキャッチB 10. カラフルタイム ※次回予告 11. いつもとなりに 〜ニーソックス履いて〜 ※エリスのキャラソン 12. ゆかいなやりとり 13. 恋の予感 14. 涙が止まらない 15. ダークレッドの恐怖 16. 青空の下で 17. うれしいデート 18. どたばた撫子学園 19. 不安と緊張感 20. ほんわかピンク 21. 愛 22. アヴェ・マリア 美咲菫ソロVer. 23. 秋葉原の夜 ※理事長代理がデュエットしてる曲 24. プラスチックスマイル ※朋子と可奈が歓迎会で歌ってる曲 25. 鬼編集長のテーマ ※可奈の携帯着メロ 26. NA NA IRO インストゥルメンタル 27. 三角関係 28. 罪の告白 29. なつかいしい風 〜ホワイトブレス〜 ※霧のキャラソン 30. 切ない恋心 31. 霧の想い 32. 朋子の静かなる決意 33. プラスチックスマイル インストゥルメンタル 34. 別れ 35. そして空色の旅立ち 36. 虹色のフィナーレ 37. NA NA IRO (TVサイズ) ※ED主題歌 収録時間はトータル70分でBGMは50分程度なので構成は合格ラインかな。 ただ2クールで1枚29曲だけなので予想はしてたけど結構未収録曲がある。 欲しかった2曲はちゃんと入ってたけど、印象的な曲が結構抜けてるよ。 キャラソンなんかシングル出てるんだからここに入れなくて良かったのに。 (曲の面白さや歌唱力もちょっとアレだし) 23曲目と24曲目もわざわざサントラに入れるような音源じゃなかろうに。 それよりももっと音楽をしっかり聞けるアルバムにして欲しかった。 音楽はわりと良かったりするので内容的にはギリギリ合格点って感じか。 ちなみにとても気に入ってた曲とは「学園生活」「うれしいデート」です。 「学園生活」はイメージ的には学園と言うより「まったり気分」って感じ。 1話の最後のあたりの「なになに美味すぎ?」のあたりで使ってる曲。 他にもたびたび使ったけどふっと緊張が緩む雰囲気が凄く印象に残ったよ。 「うれしいデート」もデートと言うより日常の嬉しいシーンって感じかな。 16話の一番最後の「面白かった感動した」の後で使ってる曲。 みょーに記憶に残ってたので他にもっと印象的に使われた場所があるかも。 あとやたらと耳に残ったのが「ゆかいなやりとり」かな。 一言で説明するなら萩野可奈のテーマです。とってもファニーなあの曲。 シリアス&切ない系のピアノと弦楽器の曲は印象的な曲がいくつもあって、 まだタイトルと音楽と使いどころがちゃんと判別できてません(汗)。 「エリスの記憶」「プラスチックスマイル インスト」あたりは 作品を熱心に見てた人なら強く印象に残ってるはず。 未収録曲はというと…… 全部さらうのは使用曲リストを作りでもしないと無理なので少しだけ。 ※2クール全てを調べたら30時間ほどかかる まず1話の冒頭の(他でも何度か使ってる)曲が入ってない。 その次の起きた後でエリスがじゃれてるシーンの曲も入ってない。 この2曲はとっても印象的なので是非入れて欲しかった(泣)。 2曲目のなんか「学園生活」に匹敵するほどよく使われる曲なのに。 この後、6話まで曲使用リストを作りながら曲を抜き出してみた。 (てきとーに調べてると曲の判別がしにくいので) 時間の都合で最後までやるかは今のところなんとも言えないけど。 その6話までで14曲も未収録曲があったりして…… このペースだと全24話でサントラもう1枚分ぐらい余裕でありそうだ。 いくつか上げると 1話のエリスの事故の記憶のシーンで使ってる曲。 1話でエリスが「その薔薇は描きたくない」って言ってるシーンの曲。 1話でエリスが「もう一度絵を描いてよ」って言ってるシーンの曲。 3話の最後のシーンで使ってる曲。 4話のブランコのシーンで使ってる「虹色のフィナーレ」バリエーション。 5話の朋子がスケッチをしてるシーンの「虹色の(以下同文) 6話まで調べただけなのに結構いい曲が収録から落ちているなと。 あんまし売れてないだろうから今さら2枚目が出るとも思えないし。 DVDにでもついてればと調べたけど全巻ともドラマCDみたいだし。 ※4巻までしかまともな情報がないので違ってるかも また曲を抜き出して未収録曲サントラを作るしかないのか…… 「ブレイブストーリー」 今年公開された劇場用アニメ。DVDレンタル。 原作は小説で読んだことはありません。 主人公のワタル(三谷亘)は現実の世界に生きるごく普通の小学生(11歳)。 ワタルは友人たちと噂の幽霊ビルを探検していて不思議な光景を見る。 工事中で途中で終わってる階段の先が空に浮かぶ大きな扉まで続いてた。 扉の向こうに行けば運命を変えられる。何でも一つだけ願いが叶う。 不思議な少年はそう言って、階段を上りその中へと消えていった。 ごく普通の少年のワタルにとってその扉は現実ではないハズだった。 しかし変わりなく続くはずだったワタルの現実は突然に崩壊する。 家族を捨てて出て行った父親。不注意の事故で病院に運ばれる母親。 ワタルは目の前の現実から逃げ藁にでもすがるように扉を開いた。 見るからに凄くキレイな映像です。現実のパートは緻密で解像度高いし。 GONZOお得意のCGも結構使ってるけど、手描きでも動かしまくりだし。 製作費いったいいくらかけて作ったんだ?などと下世話な感想を。 お馴染み豪華キャストと言うギャラだけ高い面々も揃えてるしな(皮肉)。 別に俳優やタレントを全く使うなとは言わんけど…… ひと昔前のアニメ映画でこんなに予算かけてるのそう無かったのに。 宮崎アニメと他はそれなりに実績のある人の数作だけだったハズ。 (劇場版AIRなんかこれの1/10も製作費かかってないかも) でそれに匹敵するほど客を呼べる作品には見えないんですが。これ。 こんな無茶ばかりやってるからGONZOは赤字になるんだよ。 作品の印象はハリウッドのファンタジー・エンターティメント映画っぽい。 それなりのテーマとそこそこのストーリーを派手な映像で見せるって意味で。 ハリーポッターあたりの凄い金をかけた児童文学作品と体裁が近いっすね。 いきなり装備を与えられて宝玉を5つ集めろとかRPGみたいでもあるけど(笑)。 クライマックスは派手に盛り上がるし、わりと泣きっぽいシーンもあるしで、 (あまりに狙いすぎなシーンなので涙の代わりに薄笑いが……) そこそこ満足できる作品ではあります。でもあまり後には残らないかな。 内容について。 見てて凄く気になったんだけど、この作品の設定には致命的な矛盾がある。 それは「闇の宝玉」を取ると魔が放たれて世界が滅んでしまうってとこ。 でも旅人が願いを叶えるためには「闇の宝玉」を取らなければならない。 ビジョンという世界の安寧を選ぶか、自分の願いを選ぶかの二者択一。 このビジョンが言葉どおりの仮想世界であくまで試練であるなら、 全てを犠牲にしてでも自分の願いを選ぶのが正解という可能性もある。 だけど現実とは別に存在してる異世界なら滅ぼしてしまうのはまずい。 実際にワタルは最後に自分の願いよりもビジョンの未来を選んだし。 でも考えてみたら過去の旅人が願いを叶えても世界が滅んでたわけで。 (ワタルが魔を消したので今後は大丈夫だろうけど) 旅人というのはビジョンでは認知されてる以上過去にも結構いたはずで。 それなのに過去に一人も宝玉を集めきれた人がいないのも考えにくい。 願いを叶える度にビジョンがリセットされるなら別だけど…… それだとまさに試練のために仮想世界で未来を願ってやる義理はない。 世界の未来を願うのがビジョンを旅する試練の答えとしては正解で、 それを選べばワタルの(真の)願いも叶うのも有りだと思うけど。 この作品世界はそーいう仕掛けにはなってないし。 最後にミツルの妹が出てきた時には「は?」とか思ったよ。 確かにワタルはビジョンを旅したことで多少なりと成長した。 願いを叶えるために何をしてもいいわけじゃないと気づいたし。 そーいう意味で見せたいテーマはきっちり描けてるとは思う。 わりと記号的な試練の積み重ねというのも構成としては妥当でしょう。 しかし物語の重要な構成に矛盾があるとでっち上げ感が漂ってしまう。 フィクションはでっち上げ感や作りもの感をいかに消すかが肝なのに。 にしても脚本が素晴らしいって、本気で言ってる? ※公式サイトの一番上の(宣伝用の)各誌の映画評の話 実は「闇の宝玉」の設定が出てきたとき、オチはどーするの?と思った。 そして後の展開の可能性で最も面白みのないのがこの作品の構成だったり。 クライマックスで謎の少女が出てきたときに、実はこの少女こそが女神で、 自分を殺して全てを叶えればいいと囁くのが最後の試練かと思ったのに。 いやこれも試練の一つなんだけど、表面的には化け物を撃退しただけだし。 てゆーかわざわざ姿が化け物に変化したのはかなり興ざめだったり…… できれば終盤に想像を越える驚くような仕掛けを期待してたんだけど。 「GONZOアニメは脚本が今ひとつ」の証明をするような映画だなと。 「結界師 1〜6話」 10月から日テレ系(29局)で月曜日の夕方に放送してる新番組。 原作は少年誌(サンデー)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。 ※セル・レンタルDVDのリリースは2/21から 初回(1〜2話)分がTSUTAYA限定で先行レンタルリリースされてるそうです。 烏森学園のあった場所にはその昔強い霊力を持った殿様の城があって、 殿様が亡くなった後もこの場所にはその力が薄れつつも残っていた。 そのため学園の敷地は今も妖を引きつけ妖に力を与える場なのである。 妖を引きつける力はもちろん殿様が存命の頃から存在していて、 妖を結界で封滅する結界師の祖・間時守によって殿様は守られていた。 そして今も結界師の末裔が人知れず夜の烏森学園で妖と戦っていた。 昼は烏森学園で学んで夜は結界師として働いてる墨村良守と雪村時音。 二人の家は隣同士で互いに結界師の正当後継者を自称して争ってきた。 そんな家の事情は別として二人は小さい頃から一緒に仕事をしていた。 と言っても良守はある時まで結界師の仕事をあまりやりたくなかった。 自分の未熟さゆえに時音に酷い傷を負わせてしまったあの時までは。 それ以来、良守はいざという時に時音を守れるよう真剣になったのだ。 (それを公言することはないけど) 原作は最近のサンデーの作品では一番面白いと思った記憶が。 (1巻しか読んでないから1巻のみの評価だけど) アニメを見始めたころはもしかして思い違いだったかなと思ったけど、 見続けてるうちにはやっぱりその感覚は正しかったのだと実感したよ。 アヤカシ退治を勧善懲悪の単純なバトルの図式にはしてないし。 良守と時音が互いに相手を守りたいと思ってる関係なのもイイ。 二人の能力にあまり差がないので一方的に守る構図にはなりにくいし。 (巻を重ねるとそうでなくなってしまう可能性もあるが) 少年マンガの場合は片方が圧倒的に強いことが多いから…… 3〜4話の鬼使いのエピソードも凄く印象的だった。 自分の鬼を役立たずと言われたくないからと烏森に入って強くしようとする。 ただのバカや単純な悪意ではなく大切な存在のために人の道に外れてしまう。 頭ではいけないことだと理解していても、それでもやらずにはいられない。 強い力を得て夜未の支配を断ち切ったヨキも、最後には夜未を助けてるし。 (変わってしまったけど夜未と仲良しだったヨキが欠片は残ってたのか) 少年マンガでこーゆーエピソードを序盤に入れるなんていいセンスしてるよ。 時音の父親の話や裏会の存在もエピソードに絡めて説明する親切な構成だし。 で、そんなシリアスな話をやったかと思ったら次はアホ〜な幽霊の話だし。 考えさせるシリアスと楽しませるお遊びのメリハリがしっかりついてる。 見るからに子供向けっぽい見た目で、実際に子供向けの作品だけど、 そのわりに安直な構図にはなってない、結構見れる内容だったりする。 ところでオープニング曲がB'zに聞こえるなと思ったら本人の楽曲だった。 曲のパターンもだけどコーラスがまさに本人の声に聞こえると思ったら。 ちなみにエンディング曲はその本人(稲葉さんの方)です。 「砂沙美☆魔法少女クラブ 1〜2巻」 4月からWOWOWで放送してた全13話の新番組。DVDレンタル。 10月から日本テレビ(のみ)で火曜日の深夜に放送してました(終わった)。 ちなみにWOWOWでは10月から第2期を放送中(ノンスクランブル)。 日本テレビでも1期に続いて来週から2期を放送するようです。 ※セル・レンタルDVDとも全巻リリース済 その昔「天地無用!」という作品がありました。 90年代を代表するアニメのひとつと言っていいでしょう。 そしてその人気から作品の中の砂沙美というキャラをクローズアップした 派生作品として「魔法少女プリティサミー」なんてのが生まれたのです。 ちなみに、この作品はそのリメイクにあたります。 と言っても、全く見たことがないのでどこが同じでどこが違うかは不明。 見た目が最近の絵っぽく大幅にリニューアルしたのだけはわかるけど。 (天地無用!のキャラはそれなりに面影か残ってる) 天地無用!やオリジナルとの比較ではなくこの作品単体の印象について。 スタイルは(今のところ)変身しない&戦わない魔法が使える少女モノで、 テイストはリアル系ではなくいかにも少女モノっぽいポップ&元気系。 今までに見た作品で一番印象が近いのが「魔法使いTai!」(TV版)かな。 オープニング映像の見せ方も「魔法使いTai!」(TV版)にそっくりだし。 オリジナルはどうあれこの作品はそのへんと同じ路線ってことです。 そーいやあれもWOWOWだったっけ。 この魔法少女クラブというのは文字通り魔法少女を集めたクラブで、 その活動目的は魔法の力でみんなのお手伝いをする、、、わけではなく、 魔法の力をコントロールして普通の人間として暮らす訓練をする。 それと言うのもこの魔法少女というのはいわゆる魔法少女とは違って、 祖先に魔法使いがいてその血が偶然に発現してしまった人たちだから。 そしてこの世界では表向きは魔法は存在してないことになっている。 つまりむやみに魔法を使うと場合によっては捕まって見せ物に…… そのわりには当人たちはあまり屈託がなかったりするけど。 てな感じで従来の魔法少女モノとはかなり切り口が違ってたりします。 既存の作品とはアプローチが全然違うのでなかなか新鮮だったりします。 魔法少女たちのそれぞれの力も一風変わってて面白かったりするし。 大きくなりたいと星に願ったらそのまんま巨大化しちゃったりとか(笑)。 人物の上にへんな形容をつけた絵を描いたら当人の上に文字で現れるとか。 見た目のインパクトが有って面白いです。役には立ちそうもないが(爆)。 主要キャラが全員素人くさい(新人?)のも生っぽくていいという考え方が。 ほら、なんか中学生日記みたいで…… キャラ絵はオリジナルよりもこっちの方が好みです。 なんて話はおいといて服装がなかなかカワイイっすね。 アンアンの小学生なのにゴスロリ服なのは今の時代ならでは!? かわいい服を着てるから毎日同じ服なのが違和感に感じるけど。 どーでもいいデザインの服なら毎日同じでも気にはならんのに。 アニメでずっと同じ服&髪型だったりするのはわりとお約束だけど、 今はそうでない作品も結構あるから。カワイイ服を着るなら着替えて欲しい。 ※「きまぐれオレンジロード」の頃は服を変えるのが画期的だった 「貧乏姉妹物語 1〜4話」 7月からテレビ朝日(のみ)で放送してた全10話の新番組。 9月からAT-Xで放送してるらしいです。もう終わった? 原作は青年誌?(サンデーGX)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。 ※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻まで発売済) 山田きょうと山田あすは中学生と小学生の二人だけの姉妹。 父親は借金を作って蒸発して、母親は二人が小さい頃に亡くなった。 築40年風呂なし1Kのアパートに二人だけで生活する文字通り貧乏な姉妹。 でも二人はそんな生活を楽しんでた。小さな幸せを大事に生きていた。 2話を予約しわすれたのでDVDレンタル+録画分。 内容はタイトル通りの貧乏な姉妹の生活というそのものずばりで、 特別な事件が起きたりしない些細な日常のひとコマって感じです。 そんな日常のエピソードが貧乏という事実を凄く実感させるのだけど。 でも貧乏だからしめっぽくて薄暗いみたいな印象は全くなかったり。 物はないけど心は豊かと言うか、どちらかというと貧乏を楽しんでる感じ。 特売の妄想なんか幸せそうだし。ダメでもすぐに気持ちを切り替えるし。 将来こんな生活になったら見習おうとか思ったよ(爆)。 日常のひとコマと言えば雨漏りのエピソード! 雨漏りのエピソードなんてアニメで見たの凄く久しぶりのような。 もしかするとうる星以来かも(「パニックイン台風!」という話)。 最近は雨漏りする家自体が昔に比べると少ないのかもね。 停電する頻度も昔に比べると凄く少なくなったらしいし。 銭湯も現実の頻度ではそう高くないだろうになぜかよく見るなと。 まぁ、美少女アニメで風呂とプールと海は基本だからだけど(笑)。 にしても内容はどちらかと言うと一般向けって感じだね。 (カワイイ少女が二人という以上のマニア向けのウリは無い) まるで深夜が似合わねぇ〜とか思ったよ。見たのは昼間だけど(笑)。 まぁ、ゴールデンのファミリー枠にこの程度の知名度のは無理だけど。 |
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我が家にもWOWOWがやって来ました。 よーするにスカパーでWOWOWが見れるようになったわけです。 もちろん今までもお金さえ払えばCATV経由で見れたんですが。 でも(時間的に)新作アニメしか見れないのに2100円は払えません。 そもそも1575円のAT-Xすら高いからって契約してないってのに。 何が変わったかと言うとノンスクランブルアニメが見れるってこと。 うちのCATVは機材がボロいのか終日スクランブル状態で見れないけど スカパーチューナーならちゃんと見れるから! 開始直後がまさにそのノンスクアニメだったので見れるか確認したよ。 ※やってたのは「護くんに女神の祝福を!」 あと1ヶ月早く来てれば「奏光のストレイン」が1話から見れたのに。 まぁ、今後のノンスクアニメはチェックできるから良しとしよう。 現状ですら大量の新番組の洪水に押し流され気味だと言うのに、 さらにチェックする対象を増やしてどーするって感じですが。 「ストラトス・フォー アドヴァンス 完結編 1〜2巻」 最近リリースされた30分×全2巻のOVA。DVDレンタル。 キッズでもリリースに先行して放送してました(またやるかも)。 ※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース 気になるとこで引いて終わったアドヴァンスの9ヶ月ぶりの続きです。 ちなみにこれはあくまでアドヴァンスの完結編つまり7〜8巻であって ストラトス・フォーの完結編じゃあないです。 6巻みたくストーリーが終わってないよ!って意味ではないけど。 クライマックスは派手に盛り上がって感動的に終わってます。 それはまるでテレビシリーズのクライマックスのように…… というかテレビシリーズのクライマックスとそっくりです(笑)。 設定的なアレコレをさりげなく置き去りにしてるところまで(爆)。 なので次のOVAシリーズも作ろうと思えば作れます。 実際に次があるかは知らんけど。 本編の内容にふれる前に一つ印象に残ったこと。 彩雲の声が違う!初登場シーンが彗星迎撃の出撃で顔が全く見えなくて 今さっき香鈴と一緒に出撃したのはいったい誰?とか思いました。 なんでも彩雲役の菊池志穂さんが産休で代役になったんだそうな。 声といえばこれの後にテレビ版の最初を確認で見返してて気づいたけど、 後輩の3人の声優さんってステーションのオペレーターの3人だったり。 ※公式サイトのインタビューにもさりげなく書いてあります つまりこの3人はテレビシリーズからなにげにずっと出てたのでした。 もう一つ補足情報。 この完結編はアドヴァンスの6巻から話が密に繋がってます。 なのでまとめて見るなら6巻から見ることをオススメします。 実際、今回は6巻からまとめて見たし(ついでに5巻も見たけど)。 てなわけで本編のあらすじを。 アドヴァンス6巻の最後に美風にある事件が起きて、の続きから。 命に別状こそ無かったけど美風はしばらく病室で安静ということに。 一緒に筑波の研究所に来ていた静羽はある目的で先に基地に帰ることに。 (もちろん当初はその目的で美風も一緒に帰る予定だった) しかし静羽たちは妨害に有ってすんなりと下地島へ帰ることができず。 基地に残った彩雲には親が倒れたと連絡が入り病院に向かってしまう。 こうして4人はバラバラになり香鈴は一人基地に残されることに。 そんな状況でも彗星の襲来は待ってくれなかった。 それどころかかつてない危機的な状況が訪れていた。 従来の2機だけで彗星を迎撃する手法では対処しきれない事態に至り さらに2機を下で待機させて2段階の迎撃をする陣形を導入したのだ。 当然だけど従来の手法よりも人員が余分に必要になるわけで。 なのにあの4人のうち香鈴を除く3人は基地にはいなかった。 そこでついにあの後輩ちゃんたち3人組にも出番が廻ってくる。 (初迎撃がいきなり厳しい状況なのはお気の毒でした) 彗星の第一波をなんとか乗り切ったけどさらに大変な状況に。 コメットブラスターでは粉砕が不可能な大型な彗星が同時に3つも襲来し、 もしも撃ちもらしたりしたら地球の3割が壊滅する未曾有の危機が。 しかも全ての人員や資材を投入しても3つ目の彗星への対処ができない。 ここでなんと隠されていた新兵器が登場する(笑)。 というかテレビシリーズから見てた人ならなんとなく想像がつくアレです。 怪我から回復した美風、病院から戻ってきた彩雲、基地へ迎えがきた香鈴、 そして一足先に到着してた静羽の4人は思い入れのある新兵器に搭乗する。 (実は同じ型の2号機も登場して二人ずつ搭乗する) 接近してくる3つの彗星に対して、ステーションのコメットブラスター、 無人迎撃機、地上のメテオスイーパー、美風たちの新兵器を総動員した 地球の命運をかけた一大ミッションがついに開始された。 なんかあらすじが長い!?と思うもしれないけど 実際ちょっと内容を詰め込みすぎかな〜って印象がかなり。 特に最後のミッションの部分がかなり短くなっちゃってるし。 おかげでクライマックスの張り詰めるような緊張感がちょっと弱いし。 あと1話あればもう少しリミットに向けて盛り上げられたような気が。 最初は全6話の予定で3話も使ってて足りないってのもなんだけど。 てゆーか当初の6話分はいったいどんな構成にする予定だったのか? 最後まで見て思ったのは、完結編を含めたアドヴァンスのシリーズは テレビシリーズと1期OVAのフォローって意味合いが強いかなと。 テレビシリーズは反則気味とは言え目標を達成してる。 そして1期OVAは本来の目標に向けて再び走り出してる。 つまりテレビシリーズも1期OVAも大きな区切りになってる。 それに対してアドヴァンスは夢に向かって走り続けてるだけ。 確かにクライマックスは事態が緊迫するし派手に盛り上がるし、 美風たちはアレに乗って再び宇宙に行くけど。 でもアレにはテレビシリーズのエピローグで乗っちゃってるので。 乗ってなければ一つの大きな区切りになったのに…… (あそこは乗らなくても物語は成り立つし) テレビシリーズと比較しなければ、そこそこいい作品だと思うけどね。 フォローという方向性なのでファンの人は見る意味がありますが。 例えば美風と同期(?)の翼と空の活躍なんかもあったりするし。 この作品は女キャラが主人公の美少女モノでハーレム型でもないので、 同年代の男キャラが活躍するシーンはとっても貴重かもしれない。 教官や指令などの大人キャラや、むさいオタクは活躍してたけど(爆)。 しかしファンで彼らの活躍を期待した人が何人いたでしょう?(笑) もう一つの見どころはやはり飛行機でしょう! スタッフの中に飛行機に並々ならぬ思い入れを持つ人がいるので 必ずしもそこまでする必要がない飛行機の描写が半端ないです。 (エリア88や戦闘妖精雪風よりも描写が凄いかも) この作品世界にリアリティがあるのは下地島を再現した背景美術と 異常にこだわりのある飛行機とその周辺の描写に他ならないし。 そしてテレビシリーズでは手描きだった地上組までCGになって、 さらに飛行機の動きやフォルムの再現が素晴らしくなった! さすがに山内則康さんの代わりに使っただけのことがあります。 ※山内則康さんの飛行機の描画には凄く定評がある CGと言っても省力化のためにへっぽこCGを使ってるのも有るから。 その飛行機が最終回には今までにない数登場します。 従来機、新型機、そして新兵器とオールスターキャストだし。 手描きでこれをやったら予算とか制作期間が凄いことになりそうだ。 つまりこの迫力が出せたのはCGチームの貢献が大きいと言えるかも。 ちなみに「よみがえる空」のCGも同じチーム(三次元)がやってます。 もしかしたらCG表現の歴史が長いGONZOよりも表現力があるかも!? この作品の最後には再び「So far, so near」が流れます。 岡崎さん亡き今となっては他に選択の余地か無かったって感じか。 オープニング曲だってほとんどそのまま使ってたぐらいだしね。 「Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 1〜12話」 何度かGiftを見返してキャラの表情がしっかり描けてるのを再確認して、 そーいえはCanvas2はどうだったっけと比較の意味で見返してみたのです。 そしたらGiftとは全然レベルが違うじゃないですか! てゆーか今まで見たエロゲーアニメの中で最高レベルのキャラ描写だね。 (ちなみに今期やってる他のエロゲーアニメは全部Giftよりも下) エリスや霧のキャラなんかゲームキャラじゃなくて現実にいそうだし。 他のキャラもゲームキャラっぽさは残ってるけど現実に近いキャラだし。 脚本陣が(恐らく)全員女性と言う大胆な起用が劇的な結果を出してるなと。 最初はエリスがすっごく可愛く描かれてるのが気に入って見てたけど、 (マネキンだらけのエロゲーアニメで可愛いと感じること自体がまれ) 改めて確認してみたらラブストーリーとしての見せ方が素晴らしくて。 せっかく再び見始めたんだしこの機会に最後まで見てみようかなと。 実は前に16話まで見たんだけどコメント落としてそれっきりでした(汗)。 コメントを書いたら続きを見るつもりで幾年月…… 時間が経ちすぎて内容をかなり忘れたんで最初から見てみたよ。 前に1クールと書いたけど実は2クール全24話でした。 で、12話までが前半で一つの区切りになってます。 この作品の基本は浩樹と従妹のエリスと幼馴染の霧の三人の関係で、 それ以外のキャラはあくまでサブキャラで関係には絡まないようで。 よーするに役付きキャラの男女比は紛れもなくハーレムアニメだけど 物語としては三角関係の恋愛ドラマってこと。君望と同じ手法の。 てゆーか回を経るごとに実感したけど、これちゃんと恋愛ドラマしてる。 2クールで余裕があるせいかキャラの心境の変化を凄く丁寧に描いてるし。 エロゲーアニメの恋愛ドラマには「君が望む永遠」って前例が有るけど、 あれは衝撃的な展開で強引に視聴者を引っ張って成り立たせてたわけで。 この作品みたいに派手さのない微妙な感情の変化を描く恋愛ドラマだと、 ラブストーリーが大好きな人じゃないとついて行けないかもしれない。 エロゲーアニメの視聴者ニーズからはかなり外れてるような気もしたり。 (実際オリコンチャートの上位に顔を出したことはない) 君望の時も思ったけど、この手の恋愛ドラマを面白いと思う人の大半は 美少女アニメは見てないのでは?それどころかアニメ自体あまり見ないかも。 前半の展開のあらすじ(ネタバレ)。 エリスは霧の登場によって自分の感情の正体を自覚するのです。 最初から露骨な態度なのに自覚がなかったのか?と思うかもだけど 恋愛経験値のない人なら感情があっても自覚がないのは珍しくないよ。 そしてエリスは自分の気持ちを浩樹に伝えるのです。 しかしエリスは(俺には)妹だからという残酷な答えが返ってくる。 告白して振られたから以前と同じように接することはできなくて。 ぎこちない空気に耐えられなくて友達の家にずっと泊まってたりもした。 そうして少しずつ傷を癒して、妹だという現実を受け入れていった。 恋人はだめでも、以前のような仲のいい関係に戻りたかったから。 こんな感じで前半はエリスの失恋がかなり大きく扱われてます。 考えてみたら霧も過去に(なぜか)浩樹に振られてたりするし。 失恋はこの作品の大きなキーワードなんだろうか? にしても失恋から立ち直るプロセスを描いたアニメなんて珍しいかも。 後半(13話から)は浩樹が絵を描かなくなった理由が出てきます。 互いに好きあってたのに浩樹が霧を振った理由もいずれ出てくるはず。 それが明かされれば浩樹と霧は結ばれるんじゃないかと思われます。 残り話数から言ってすんなりとは行かないんだろうけど。 キャラ配置がハーレムアニメなのでサブヒロインの当番回も有ったりする。 と言ってもサブキャラなんで浩樹と恋愛関係になったりはしませんが。 3話の美咲菫に至っては浩樹よりもエリスのほうと絡んでたりするし。 (そーいえば美咲菫=ハルヒの人はこの作品でも歌っているね) 5話の藤波朋子もクラスにとけこむ手助けを浩樹がするぐらいで その以降の回ではクラスメイトのエリスと仲が良かったりするし。 (失恋したときに泊まりにいくのが朋子の家だったりする) こんな感じで浩樹と女の子よりも女の子同士の関係のほうが密だったり。 D.C.もわりとそんな感じが有ったけど、この作品は徹底的にやってるよ。 当番回はあくまでそのキャラがクローズアップされるだけってことです。 サブヒロインたちは互いの関係が密なので当番回以外も頻繁に出てくるし、 12話中に当番回がたった3話しかないし、で当番回方式の印象も薄いです。 補足情報。 この作品のシングルとサントラはブロッコリー系でレンタルがありません。 レンタルDVDはセルDVDと同時リリースしてます。まだリリース中だったり。 「009-1 1〜4話」 10月からTBS(のみ)で木曜日の深夜に放送してる新番組。 BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。 原作は30年以上前の青年誌のマンガでよく知りません。 ※セル・レンタルDVDのリリースは12/20から 世界が二つの大きな勢力に分断されて長い冷戦が続く世界。 表立った大規模な戦闘こそなかったが、影で小競り合いが続いていた。 そんな二つの勢力が衝突する前線で活躍する一人のエージェントの物語。 コードネーム009-1(ゼロゼロナインワン)と呼ばれる彼女(ミレイヌ)は 全身に機械を埋め込んで身体機能を飛躍的に高めたサイボーグだった。 その力と明晰な頭脳(?)によってトップクラスの実力を誇っていた。 彼女がエージェントの仕事の過程で感じたものは。みたいな内容。 009ってタイトルだからてっきり往年の名作のリメイクだと思ってた。 でも見た感じは主人公がサイボーグって以外は共通点が無いような。 確かにテイストはレトロちっくでセルフオマージュっぽいけど。 でも現在のスタイルでレトロ感を描いてるのでリメイク感は全くない。 よーするに銀河鉄道物語ではなくProject BLUEとかと同じ手法ってこと。 レトロな見た目のわりに古くさくはないので、雰囲気はいいっすね。 それにしても009まで美少女アクションモノになりますか…… (これでパンツを見せまくればナジカ電撃作戦っすね) 元のキャラをそのまま現代風にアレンジすれば良かったような気が。 いくら深夜枠だからって美少女モノっぽくする必要はないような。 てゆーか美少女モノばかり氾濫する現状はちょっとどーかと思うよ。 かといって男キャラばかりが並んでるのもアレだが。 少なくともこーゆー作品を見たい人は美少女にこだわらないと思う。 内容について。 雰囲気はいいし、ストーリーもそこそこ面白い。しかし…… 毎回読み切りエピソードな上に、レギュラーが事実上ミレーヌ一人だし、 そのミレーヌは表情に乏しいし、で作品に対する思い入れがしにくい。 キャラの魅力や印象はミレーヌよりも毎回のゲストの方が強いぐらいで。 でも凄腕エージェントと絡むゲストなのでかなりの確率で死にます(爆)。 見てて豪華キャストのゲストが毎回死んでたNOIRを思い出したり。 ロキの出てくる4話を見てて思ったけど、これを1話か2話にやって、 その後も仕事でロキと間接的に絡めて頻繁に出せば良くなりそうな気が。 (陣営が別なので直接対するとどちらかが死ぬ可能性が) ミレーヌはエージェントなのであまり感情をあらわにしないけど、 表面には出さない思いを内に秘めてるキャラではないかと思われます。 しかしミレーヌ役の声優さんの力量であまりそうは感じられなかった。 一人で作品を支えなきゃいけない役者になぜ釈由美子さんを…… この作品だと主人公の周りに実力のある人を配する手が通じないのに。 (ゲストキャラの声優さんは実力派ぞろい) それなりに聞けるし全く論外と言うほどではないのだけど。 でもミレーヌの印象の弱さの何割かは演技力のせいだから。 ちなみに。 サウンドトラックは聞けばすぐわかるほどに岩崎琢さん風味です。 と言うかレトロなテイストに岩崎琢さんの曲調は似合いすぎ! 「すもももももも 〜史上最強のヨメ〜 1〜4話」 10月からテレビ朝日系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。 AT-Xでも12月からやるので地上波で見れない人はそちらで。 原作はスクエニ系(ヤングガンガン)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。 ※セル・レンタルDVDのリリースは12/22から 名のある武術家の一人息子でありながら武術を捨て検事を目指す犬塚孝士。 彼のもとにこれまた武術家の娘にして継承者でもあるもも子がやってきた。 彼女の目的は孝士と契り最強の子孫を作ること。 父に認められ同居を始めたもも子は隙を見ては孝士へ迫ろうとするが、 毎度のように孝士にあしらわれる、という喜劇な毎日が続いていた。 さらに孝士ともも子の結婚を阻止しようとする刺客までが入り乱れ。 平穏とは無縁な生活に投げ込まれた孝士の明日はどっちだ!? いやーーー、なんともすっごいバカな内容だね。 原作を読んだことあったからそんなに驚きはないけど。 思い込みが激しくて突っ走るし。むやみにテンションが高いし。 経験値ないのに(ないから)積極的すぎて放送禁止すれすれだし。 まぁ、考えようによっては可愛いと言えないことも無いような あるような大声では言いかねるぐらいには(以下略) ちなみに放送版はこれでも規制が入ってるそうで。 確かに肝心なとこは隠してるけど、かなり見せまくりだよ。 テレビ東京じゃないとここまで大丈夫なのか、なんて感想が。 もも子が女体盛りや夜這いしたりするおバカでエロな内容なのに これ以上を見せるなんてDVDはR指定にでもしたいんですか?(笑) ※エッチシーンがなければ裸乱舞でもR指定にはなりません もちろん原作もみょーにエロエロですよ。青年誌ですから。 これ原作は今ひとつ乗り切れなくて処分しちゃったのでした。 そしてアニメも序盤は焦点がぼやけてて乗り切れてないっすね。 バトルとラブコメの要素が上手く噛み合ってないし。 本質はラブコメに見えるけど序盤はバトルが前面に出すぎてるし。 そもそもどっちを描きたかったのか?バトルは編集部の意向なのか? ※ヤングガンガンはバトル要素が強い雑誌 この作品の面白さは思い込みと一人相撲の空回りっぷりだと思うので、 バトルはスパイス程度で徹底的にラブコメにした方が良かったのでは? 「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウオーズ 1〜4話」 10月からテレビ東京系(6局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。 AT-Xでも12月からやるので地上波で見れない人はそちらで。 原作はスーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONでよく知りません。 ※セル・レンタルDVDのリリースは2/23から OVA版をテレビ用に再構成したという話なんですが…… 見ててOVA版との共通点がさっぱりわかりません。 恐らく同じキャラは出てるだろうけど見分けがつきません(汗)。 ストーリー説明は以上!(おい) 興味があったら公式サイトを参照して。 作品を見初めてまず思ったこと。ヘボい。 確かにOVA版を見たときにロボはCGにした方がいいとは言ったけど、 それはアクエリオン級の映える色彩・デザイン・動きのCGであって、 こんな質感も重量感もない玩具のようなへっぽこCGではないんですが。 まるで動画枚数を節約するためだけのCGって感じです(事実でしょうが)。 これだったら手描きロボの方がマシと言われてもしかたあるまい…… ただし低予算・枚数制限厳しい状態で手描きロボをやるとオリンシスに(爆)。 (手抜きとはやれるけどやらないことを言うのだよ) もちろんCGスタッフの力量の差というのも有るだろうけど、 監督を含めてCGを使った見せ方の経験値の差ってのもあるのかなと。 スタッフには事前にアクエリオンを見て研究して欲しかったよ。 もしもやっててこの代物だったら、、、もう何も言うことはないけど。 色物ロボアニメの「きらめきプロジェクト」なんかこれより100倍凄いぞ。 ※「きらめきプロジェクト」のCGも三次元 この作品を見てやっぱCGのロボはダメだとか思われたら悲しい。 ロボ以外の内容について。 主人公が激しくお子ちゃまです。中身は小学生ですか?(爆) いくら子供と言ったって18歳なら最低限の礼儀を知ってると思うんですが。 何も軍隊式の厳密な応対をしろとは言わないし、それは堅苦しすぎだけど、 さすがにあの挨拶や応対は論外だろうよ。よくみんな怒らないなと。 行動パターンも熱血直情と言うよりただのバカだろうとか言いたくなるし。 あれでよくバーニングPTを勝ち抜いていけたものです。 ちなみに他のキャラはマシかと言われると…… そもそもこの作品、ロボやキャラも含めて全てが恐ろしくチャチい。 小さい子向けの「子供だまし」ロボットアニメというレベルです。 ※小さい子向けが全て子供だましレベルという意味じゃないです 「スパロボ」というブランドが無ければ深夜じゃ誰も見ないかもね。 OVAもファンアイテムだったけどテレビ版はより以上にファンアイテムに。 ファン以外は近寄ると火傷するぜ! |
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