マシン乗り換え大作戦 (06/9/26) 次へ 前へ
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更新が一週飛んだ上に毎月恒例(すでに何ヶ月も遅れてるけど)の
コミックお薦めも今週はありません……
それと言うのもパソコンの調子がもうシャレにならないぐらい悪くって
急遽あらかじめ用意してた新マシンに乗り換えしを敢行したわけです。
そのへんのアレコレは詳しく後述してあります。

その話の前に久しぶりにレンタルリリース情報など。
いつ出るのかと思ってたエンジェル・ハートが10/25にやっと出るようです。
で、「陰からマモル!」はいつになったら出るんでしょう?
「コゼットの肖像」もさっさとレンタルを出さんかゴルァ!
これを見を見たいがためにAT-Xを一時的に契約しようかとすら思ったよ。
スカパーを入れた後には放送してないようだけど。

「NANA」はセル2巻にあわせてレンタルリリースされました。
そしてこのレンタルの1巻はセルの2巻分の内容が入ってるので
2巻以降は巻番号が違うけど実質同時リリースになってます。
よーするに1話だけのセル1巻はお試し先行リリースだったってことで。

「ウィッチブレイド」のレンタルリリースはかなり複雑です。
セル版は7月から各巻3話収録でリリースしてるけど
レンタル版は8月から各巻2話収録で2巻、1巻、2巻とリリースされる模様。
よーするに平均すると毎月3話という感じになるのかな。
あと本編を差別化してるという説があります(確認してません)。

同じくGONZOの「ガラスの艦隊」もレンタルリリースが変則的。
セル版は8月から各巻3話収録(1巻は2話)でリリースしてるけど
レンタル版は9月から各巻2話収録で2巻、2巻とリリースされる模様。
10月にセルに追いついてしまうので以降のリリースはどうなるのか。

にしてもこの収録話数を減らしてるのにはどんな意図が!?
よほどの人気作以外は収録話数を減らすとレンタル屋に嫌われそうだが。
(スペースを余分に食うからその分回転率が良くないと厳しい)
普通に1ヶ月遅れにすればいいじゃん。

遅れまくりのキングの4月の新番組の「ひまわりっ!」「いぬかみっ!」の
2タイトルはどちらも2ヶ月遅れの模様。前シーズンよりはマシかもね。
ちなみに「となグラ!」はほぼ同時です(発売元が違うから発売日が違う)。
キングの作品でレンタルリリースが違うのは初めて見たよ。

あと遅れて出るのは「妖怪人間ベム」(新しいやつ)が10/27からで
レンタルが未定なのが「吉宗」と「フロッグマンショー」すね。
それ以外のタイトルはほぼ同時にレンタルリリースされます。

続いて旧作のDVDレンタルリリースを。

ついにNOIRのDVDレンタルが出ます。つーか先月から出てます
情報を見たときに書こうと思って幾年月……(汗)
ビクターエンタはLASTEXILE以外の旧作を放置プレイ気味なので
久しぶりのレンタルリリースです。もう少しやる気を出してくれ。
ちなみにビクターエンタにしては珍しくセル版と違い4話収録です。
なのでセル版の映像特典とかは削られてるかもしれません。
※LASTEXILEと月詠はセル版とレンタル版の中身が全く同じ(確認済)
ところで4話収録のセル廉価版(BOXでも可)を出す気はありませんか?

前に書いたスレイヤーズはNEXT、TRYと続けてリリースされるみたい。
劇場版・OVAもBOXが出るのでそのうち出るんじゃないかと(BVだし)。
同じく90年代の代表作の「逮捕しちゅうぞ」のTV版も11月にリリース。
OVAの最初の4話分も一緒にリリースしろって感じですが。
[追記] 1月にSECOND SEASONと一緒に出るようです。

往年(黄金期)のサンライズ作品としてはボトムズが11月にリリース。
(無印)ガンダム、バイファム、ボトムズ、ダンバインと来て
イデオンの劇場版が10月に出るけど……まだまだ先は長そうです。
(TV版も11月からリリースされるみたい)
往年じゃないけどエスカフローネも12月に出ます。
※DVDレンタル初期にTSUTAYA限定で試験リリースされてました
富野さんのブレンパワードも10月にリリースされます。
で、他のガンダムは全部出たのにターンエーだけがまだだったりして。

バンダイビジュアルは毎月のように旧作をまとめてリリースしてるけど
大量に作品があるからまだまだ未リリースがてんこもりだったりして。


てなわけで今週の本題です。
題して「マシン乗り換え大作戦」まさしく大作戦って感じ(爆)。
パソコンに関することを書くのも1年半ぶりぐらいっすね。

まず最初に引越し前の構成について。
パソコンに関することを1年半書いてないと言うことは
よーするに1年半前とほぼ同じスペックなわけです。
ほぼ同じと言うのはHDDの容量が多少増えてるから。
そして基本構成が今の状態になったのは3年前だったりして。
途中でHDDやDVD-RAMとかのドライブが増えたりしたけど。
ここを遡ると書いてあるけど3年前の時もトラブルで急遽マシン構成を
変更したので、ほとんど同じスペックでの乗り換えでした。
つまりその構成になった6年前からほとんど同じスペックです(爆)。
これでどんなマシンかは十分にご理解いただけたかと……

一応具体的なスペックを書いておきませう。
(意味のわからない人はテキトーに読み飛ばしてくれ)

CPU: セレロン 1.3G(Pen3ベース)
メモリー: SDRAM SD-RAM 256M
チップセット: i815E
ハードティスク: U-ATA 160G×2
光学ドライブ: MP7400A、LF-M621
グラフィック: GeForce2MX
サウンド: CMI8763
インサーネット: 100BASE-T

詳しい人なら目を疑うようなスペックに見えるだろうけど
なにしろ3年前(いや実質は6年前かな)のスペックですから。
でもこの程度の性能でも大して問題ないのが不思議です。
不満があるとすればメモリーの容量ぐらいだよ。
今そのへんで普通に売ってるマシンはこれより数倍速いんだけど
いったいマシンパワーを何に使ってるんでしょう!?

そして乗り換えた新しいマシンはと言うと……
ほとんど同じスペックです(爆)。
今となっては同じスペックにするほうが大変なんですが
実は深い理由があってそういう方針にしたわけです。
(詳しいことは後ろのほうに)
ほぼ同じスペックと言うからにはほんの少しだけ違うってことで、
メモリーが512Mになった(正確には戻った)のでかなり快適になりました。
この状態であと5年は戦えそうだ!(おいおい)

あとグラフィックがGeForce6200Aになったけど違いは実感できません
つーか3D使いまくりのゲームでもやらないと2MXでも全然問題ないし。
(最近の3D使いまくりゲームだと6200Aでも荷が重いかも)


次にマシンの不調について。
実はマシンが不調になったのは最近のことではありません。
ずいぶん前から不調だったけど慢性的に時間が足りないので
少しの不具合には目をつぶって騙し騙し使ってたわけです。
最初はソフト的な不具合だと思ってシステムを入れなおしたりもした。
けど、どーやらハード的な不具合のようで次々と新たな不調が。
新しいマシンを用意して乗り換えることを決定したのが1年前でした。

その頃から新マシンのパーツを選定し始めました。
しばらく情報収集をしてなくてパソコンの進化から取り残されてたけど
リハビリした結果いろいろ現状を把握することには成功しました。

その当時に選んだのが確かセレロンM(PenMベース)だったはず。
大前提として静か→低発熱と言うのがあるのでこんな選択に。
ただこれだとM/Bの選択肢が少なくて高いうえメモリーも買いなおしだし。
※新たなCPUだとどれを選んでもメモリーは買いなおしですが
Pen4ベースだと安くて選択の余地があるけど発熱が凄いので大却下だし。
インテルが方針転換してCore(PenMの進化形)をデスクトップにも
展開することにしたので、それが普及して値段がこなれるまで待つかなと。
※1年前の話です

ちなみに今使ってるセレロンはペンティアム3[Pen3]ベース(ほぼ同等品)で、
いわゆるノート向けのペンティアムM[PenM]はその改良型だったりします。
そして最近派手に展開してるIntel Coreがその次世代版なので、
PenMベースやCoreベースのセレロンに乗り換えれば正常進化と言えるかも。
※ペンティアム4[Pen4]は進化の袋小路ってか
PenMやCoreやCore Duoではなくセレロンなのがポイントです(笑)。

なんかインテル以外は眼中に無いのかいって感じてすか……
CPUに関しては他でもいいんだけど、過去にいろいろ使った経験から
性能ではなく安定性を求めるならチップセットはインテル一択なので。
そーすると結果的にCPUもインテルしかなかったりして。
(マックはソフトの環境から全く選択の対象にならない)

話を戻してなぜ今更Pen3ベースのシステムになったのか。
ひとつは試験用として今までのパーツが流用できるものを用意したから。
つまりはこの新マシンは最初乗り換え用ではなかったのです……
もう一つは検討中に判明したんだけど新しいチップセットでは
今まで使ってたWindows98SEが動かないという衝撃的な事実が!(汗)
仕方ないのでとりあえず試験用に用意したマシンに乗り換えて
真の新マシンはソフト環境をWindows2000に完全移行してからってことで。
※この新マシンとは将来の新スペックマシンって意味

そもそもなんで未だにWindows98SEなんだよ!ってところから話をしませう。
時代はWindows2000の次のXPの次のVistaすらもうすぐだと言うのに。
ずいぶん前に書いたけどうちのソフト環境は98SEと2000の2本立てです。
そして常時使ってたのが98SEの方で、仕事やビデオ編集などの
メモリーを馬鹿食いするのは安定した2000でやってました。
ちなみに何で2本立てかと言うとソフト環境が移行できてなかったから。
いずれ2000に移行しようと思ってから幾年月。っていつも書いてるが。

さらにマシンが不調になってから2000には致命的な問題が発生。
使ってると前触れもなくいきなりリセットがかかるんです。
(なぜか98SEではこの症状が出ない)
これがどんなタイミングでリセットするかが全く不明。
短時間にリセットすることもあれば、ずっと問題なく動く場合もある。
ただ放置しててもリセットがかかるので恐らくメモリーが原因でしょう。
この症状がいつ頃からかは不明だけど1年前にはもうこんな感じだったよ。
よーするにそんな状態なので2000は一時使用限定で移行は完全にストップ。

どーやらメモリーが悪いらしい(正確にはM/Bの方ですが)、
と気づいてみると思い当たるふしが他にも結構ありました。
98SEを起動するとたまにスタートアップがクラッシュすることがあるし。
これ最初はシステム環境が壊れてるからそうなるんだとばかり思ったよ。
そしてメモリーを2枚挿すとメモリーエラーが出てたりする(爆)。
メモリーが悪いのかと入れ替えて試したら1枚ずつならエラーが出なかった。
つまりメモリーが256Mというのは1枚抜いた状態だったってことです。
※記録によると2001年10月に256Mを2枚買ってる
1枚ならメモリーエラーが出ないから大丈夫だと思ってたけど
実のところ全然大丈夫じゃ無かったってことですな……(汗)
もしかするとファイルを少しずつ壊してたりするかもしれない。

ハードが悪いと気づくまではソフト環境が悪いと思ってました。
なのでシステムを完全に作り直したことが何度かあったりする。
何度システムを作り直してもどこか不具合が出て困り果ててたよ。
ハードが悪ければどんなシステムをキレイにしても無駄ってことで。
でも微妙な不具合の場合はハードが悪いとすぐに思いつかないのがミソ。
まぁ、メモリーエラーの時点でハードの不具合を疑えって感じだけど。
メモリーエラーが発覚した当時はパーツの相性だと思ってたから。
今にして思えば最初は正常だったんだから相性のはずがない……


次に乗り換えの準備について。
マシンを乗り換えるのに必要な作業は
「ソフト環境の再構築」「データの移動」「パーツの移動」です。
この中で「データの移動」「パーツの移動」はわりと簡単すね。
データはコピーすればいいし、パーツは外して付けるだけだし。
データも容量が膨大になるとコピーするだけで時間かかるけど。
このへんはHDDを中身ごと移動すると言う選択肢もあるし。

つまり乗り換え作業の大半は「ソフト環境の再構築」なわけです。
システム再構成なんかバックアップがあればすぐだと思う人もいた。
確かにバックアップからシステムを戻すのは簡単に出来るよ。
だけどバックアップでどーにかなるのはデータだけです。
システムに関しては同じマザーボードの場合しか上手くいきません。
(他のパーツなら変えてもプラグアンドプレイで動いたりするけど)
よーするに市販のパソコンに付属してるリカバリーディスクを
他のパソコンに使っても上手くいかないのと同じです。

ソフト環境と言っても市販のパソコンに付属してるソフトを
特にこだわりもなくそのまま使ってる場合なんかだと
新しいパソコンに乗り換えても大した手間はないかもだけど。
自分好みに徹底的にソフト環境をチューンしてる場合だと
新しいマシンに同じ環境を再現するのは大変な手間だったりして。
ちなみにパソコンという機械はソフトが無ければただの箱なので
ハードの構成よりもソフト環境こそが肝だと言えるわけです。
だから仮に市販のパソコンを用意しても手間は大差なかったり。
と言うかイマドキは自作するより市販のを買ったほうが安いし……

実は「ソフト環境の再構築」は今までに何度もやってまして。
この日記を遡ると1年に1回ぐらいやってるような気もしたり(爆)。
だから過去にも再構築を楽にする方法を検討してきました。
例えば必ず入れる小物ツール類を1枚のCD-ROMにまとめたりとか。
各種のデバイスドライバも1枚のCD-ROMにまとめたりとか。
(市販とかの)アプリのインストールリストを作ったりとか。
これらの物で同じ環境を再現するのは確かに容易になったけど
何度もCD-ROMを入れ替えるので所要時間が膨大でありました。
慢性的に時間が足りない現状はいつも中途半端で見切り発車してたよ。

なので今回はソフト環境の再構築の切り札を投入しました。
よーするに作ったわけです。まさしく切り札と言えるブツを。
それはベーシックセットDVDと名づけた自作のリカバリーディスク。
DVDの容量いっぱいに必ず必要な市販のソフトとそのアップデータと
よく使う小物フリーソフト類とデバイスドライバを詰め合わせた物。
ただ詰め合わせるだけだと必ずインストール漏れをしてしまうので
HTMLでソフトの一覧を載せてクリックでインストールするように。
上から順にインストールをして行くだけというバカチョン仕様です!
HTMLを使ったメリットとして個々のソフトの初期設定も入れられたし。
アプリのシリアル一覧もCDサイズの紙に印刷して一緒にしてあります。

他にもベーシックセットDVDには細かい仕掛けがありました。
例えばメニューのない(インストールをしない)ツール類に関して
まとめてコピーをして一気にメニューに登録するスクリプトを。
このメニュー登録は結構かったるかったのですんごい楽になったよ。
ちなみにこのスクリプトはWSH(言語はJavaScript)で書いてあります。
せっかく便利なものが用意されてるんだから使わないと。

前に作ったインストールリストのソフトを全部入れると
さすがにDVD1枚には収まらなかったので滅多に使わないソフトは
拡張セットDVDを作ってそちらにつっこみました。
ベーシックセットDVDと全く同じ仕様の追加ディスクで
こっちは最初に全部入れるのではなく必要に応じて入れるってことで。
DVD2枚に収まらないようならリストラすれば良いかと。
(アプリのCD-ROMでインストールに不要なものは既に消した)
いくら自分好みのチューンとはいえそう大量には使わないし。
使わなくなっていくソフトは世代交代で退役してもらおうかと。

便利アイテムのもう一つはWindows2000SP4+αのCD-ROMです。
これはWindows2000にサービスパックを適用して
IEやDirectXなど基本的なWindowsアップデートを詰めたもの。
※残りはWindowsアップデートをすればいいので
あと最低限(M/Bとグラフィック)のデバイスドライバーも入ってる。
元々はデバイスドライバはこっちに入れる予定だったけど
こちらはインストール手順が紙なので最低限だけにしました。

以上のCD1枚DVD2枚だけあれば環境の再構築は完璧です!
しかも拡張セットを含めて全部入れても2日かからないし。
(起動テストや初期設定の時間も当然含めての話)
この切り札さえあればマシン乗り換えなんてへっちゃらぽんです。
と言いたいところですが……乗り換えを決断した時点で
実はまだこの超便利アイテムは完成してなかった(汗)
だいたい進捗状況が8割だったすね。
ついでに言うとアイテム作成作業はここ半年ほどやってました。

ただファイルをDVDにまとめるだけではなく、
その状態でまず正常にインストール出来るか確認する。
いらないと思われるものを削ったのが大丈夫かの検証も含めて。
(IEとかDirectXとかあちこちのアプリに入ってるし)
元CDからしかインストールできないのも稀にあるし。
主にアクティベート関係で実際に動くかどうかも確認した。
例えばACIDはネット経由で認証に行くんだけどエラーするんだよ。
(全製品・スタッフ含めて新会社に売却されたので)
マニュアルで認証する方法があったので試してメモを作ってみたり。
このへんは文書をテキトーにリンクできるHTMLならではって感じ。

そして検証のもう一つのポイントはWin2000で正常に動くかどうか。
最近のソフトは考えるまでもなく正常に動くわけです。
むしろ最近のは98SEの方でまともに動かなかったりするし(爆)。
(動いてもメモリーとかリソースとかでいろいろ大変だし)
問題は昔のソフトで(自分で)バージョンアップしてないもの、
もしくはディスコン等で新バージョンが存在しないもの。
※ディスコン→製造終了・廃盤ってこと
同じくフリーソフトなどですでに放置されてしまってるもの。
これらを一通り試してみてそれっぽく動くか検証したのです。
新しいのが有って必要性が高いのは買うのも選択肢に入れて。

その結果、大半のソフトはとりあえず動くことが判明しました。
(保証がないので特定の操作で問題が出る可能性は残ってるけど)
動かなかった一部のソフトを互換モードで動作させたり。
インストール出来ないのをインストーラを差し替えてみたり。
裏技も含めて動かないソフトにあの手この手の対策をした結果、
たった1本のソフトを除いてパーフェクトに移行できることに。
その昔のWindows3.1時代の自作ソフトも問題なく動いてるよ(笑)。
いまさらにWindowsの互換性の凄さをちょっと実感したり。

あれ98SEの環境はどーした?って感じですが。
今回の再構築では2000をメインにすることも一つの主題でした。
そして2000ではどうにもならない時の保険で98SEを用意する方針だった。
と言うことだったので98SEのインストールCD作成は後回しだったのです。
インストール作業はほぼ同様だし、今使ってるわけだから当然動作するし。
念のためにインストールテストはやる予定だったけど。
しかしまだ進捗が8割の時点でまだ98SE環境は用意できてなかったのです。

検証でほぼ問題なく2000に移行できることが判明したこともあって
マシン乗り換えを決断したときに98SEは用意しないことにしました。
必要なら後で環境を作ればいいとディスクにスペースだけ確保して。
つまりこれを書いてる現在では2000に完全に移行してたりする。
結果的にPen3ベースのシステムを用意する必要はなかったね(汗)。
まぁ、次に乗り換える時に楽だと考えようぜ。ポジティブ!ポジティブ!


次に新しいマシンについて。
正確には環境構築の検証用に用意したサブマシンです。
そしてこれをベースにして古いマシンから必要なパーツを移動
(というか交換)したのが今使ってる新しいマシンってことです。

このマシンは元々仕事でのテスト用として以前から存在してました。
しかしメインマシンの調子悪くなるたびにパーツを引き抜かれて
まともに起動すらしなくなる不憫なマシンでも有りました(爆)。
もちろん必要になるたびにパーツを補充して復元してたけど。

さらに遡ると元の自分のマシンでした(中身はほぼ別物だけど)。
ほぼ6年前に乗り換えた新マシンが今までのマシンってことです。
そして6年ぶりに元のマシンに戻ったと言えないこともないかな。
とはいえ唯一の存在証明ともいえるケースを一緒に新調したので
昔の自分のマシンだった痕跡は今や全く残ってないんですが。
言ってみればその昔住んでた場所に新たに家を建てた感じかも。

そのテスト用マシンをとりあえず検証作業に使うつもりでした。
(メインマシンは慢性的にHDDが逼迫してて作業しにくい)
しかしいつ頃からかスイッチを押しても起動しない状態に……
全く反応がないとどれが悪いのか全く判断がつかないんですけど。
電源かマザーボードかCPUのどれかで、場合によったら複数かなと。

仕方ないので骨董品レベルのノートパソコンを使ってみたり。
しかしCPUは遅いし、HDDも超遅いし、容量は少なすぎる(4G)し、
そのわりにうるさいし、CD-RWの読み込みが異常に遅いし……
(CD-Rは問題ないけどCD-RWは壊れたかと思うほど遅い)
Windows2000SP4+αのCDの試作段階で使うのを諦めたよ。

仕方ないのでテストマシンを復元する作業を始めました。
手始めにうるさくて入れ替えるつもりだった電源を新調してみる。
で差し替えてみてもやっはり反応がないし。
これで電源は無罪だと言いたいけど、新しいのも壊れてるかもだし。
結局のところ一歩も前進しなかったので、電源テスターを買ってみた。
スイッチを押すと電源が起動する小さな基板状のテスト用アイテム
1000〜2000円ぐらいだし、いざと言うときに便利だからいいかなと。
それを使ってみたところ電源は正常でした。古いのも、新しいのも。

どーやらマザーボードかCPUが死んでるらしいってことで。
どっちもTSUKUMOで買って5年保証をつけたなと早速修理窓口に。
そしたらマザーボードが壊れててCPUは生きてるみたいでした。
上限金額を指定して修理に出してはみたもののやっぱり修理不能で
返金(年数によって購入金額の何割か変わる)されるという結果に。
※これ以上なら新しいのを買ったほうがマシって金額で指定した

ここでマザーボードを新調する方針が決定になりました。
マザーボードを新調する際に困ったのが、最新のハード構成だと
今までのパーツはほとんど流用できないってことっすね。
CPUもメモリーもソケットが(何世代も)違うし、グラフィックも
AGPからPCIExpにかなり移行してるし、HDDとかもシリアル時代だし。
つまり全面的に入れ替えるとなると新マシンを買うのと同等だよ。
まぁ、それでもいいかなって気も半分ぐらいは有りました。

ても前に書いた98SEの問題と(この時点では検証作業はまだだった)、
インテルの方針転換とが有ってしばらく様子見をすることに。
よーするに金をケチってパーツが流用できるマザーを用意したのです。
(実は選択の余地がないのでケチったと言うほど安くない)
テストマシンは元々メインと双子のようなスペックだったので
新しいマザーに入れ替えた後ももちろん双子ちゃんスペックですよ。

ここで検証用マシンのスペックを書いておきませう。
(意味のわからない人はテキトーに読み飛ばしてくれ)

CPU: セレロン 1.0G(Pen3ベース)
メモリー: SDRAM SD-RAM 384M(256+128M)
チップセット: i815E
ハードティスク: U-ATA 120G
光学ドライブ: PX-W5232TA、GSA-4167B
グラフィック: GeForce6200A
サウンド: CMI8763
インサーネット: 100BASE-T

検証用マシンのほうがメモリーが多いがな!って感じです。
元々このマシンには128Mが2枚刺さってました。
で、メインが不調で外してあった256Mに差し替えたわけです。
(新しいマザーは小さいサイズで2枚しか付けられない)
乗り換えの最後のパーツの移動(交換)で256M×2になりました。
そして古いほうが128M×2になってます(なぜか正常に動いてる)。

GeForce6200Aは今回一緒に新調しました。
元々はS3 VIRGEのPCI版(9年前のモノ)が付いてたんですが、
さすがにPCIだと無駄にバスを占有して遅くなるし
会社がなくなって久しいS3のVIRGEを使いつづけるのもアレなので。
時代はPCIExpでAGPのスペアが有ったほうが安全かもしれないし。
しかし5年半ぶりに新調したわりに感動が無かったよ……
3Dのベンチマークを走らせた時ぐらいしか違いがわからんし(爆)。
そーいやS3 VIRGEはケースと同じく昔のメインマシンの痕跡でした。

サウンドはメインとほとんど同じだけど微妙に製品が違います。
インストールテストでは全く同じドライバが使えて楽だったよ。
最終的にボードそのものは新旧で交換してあります。
よーするに今まで使ってたのを新しいマシンに移してある。
どちらでも大丈夫な可能性は有ったけどより確実な選択肢で。
(ケーブルが何も刺さってなくて確認できてなかったから)
以前は光デジタル入出力とアナログ出力をつないでたけど
アナログ出力はどーせ使わないから古いほうに残してみたり。
アナログは音の確認用ぐらいにしか使えない品質だけどね。

ハードディスクはつい半年前までメインで使ってたものです。
そもそも160Gの片方は新マシン乗り換え用に買ったわけでして。
しかし使ってた120Gがたまにニャーと鳴くようになって(マジです)。
なんか心配なので160Gと入れ替えてしまいました。
そしてテスト用ならクラッシュしても被害は無いのでこちらに。
あと30Gと20Gと8GのHDDが有ったけど、いまさら使っても……
今回の引っ越し作業で一時的に挿してみたら凄いうるさかったし。
いつのまにかHDDってずいぶん静かになったのだなと。
120G以降のはスマートドライブに入れなくても気にならないし。
(実は放熱に効果的という別の利点もありますが)
ちなみにHDDも最終的に新旧で交換してあります。

CPUは元々テストマシンで使ってたものです。
付いてたリテールファンがうるさいので大口径ファンのに替えた程度。
※大口径だと音が低くなるし低回転でも風量が稼げる
当然のようにCPUも最終的に新旧で交換したわけですが、
その時に(1.0Gのも)ファン(だけ)をさらに静かなのに換えました。
このへんのCPUは大して発熱しなくて汎用のだと性能過多だから。

光学ドライブに関してはちょっとしたエピソードが。
PX-W5232TAは通称PLEXWRITER Premiumと呼ばれるモデルでして。
最高の品質で音楽CDが焼けると謳う究極のCD-Rドライブです。
これが今年の1月頃に安価に放出されたのでつい買ってしまいました。
ホントはメインのMP7400Aと取り替えるつもりだったのですが……
13年ほど愛用してるCDプレーヤーとの相性問題が出てしまって。
光学系が弱ってるせいか盤の状態でブチっという異音が混じってしまう
同じメディアをMP7400Aで焼いた場合は全く問題が出ないのに。
ちなみにたまに異音が混じる以外は音には全く問題なかったよ。
明らかに違和感があったLF-M621で焼いたCDとは段違いです。
メインに2台ドライブがあるのには実はそんな理由もありました。

そしてもう一つPremiumには変な挙動が。
なにやらCD-ROMの読み取りにずいぶん選り好みをしてくれる。
ディスクによってやけに読みが遅くなったりエラーしてみたり
ずいぶん上品な味覚をしていらっしゃる!?とか言いたくなるよ。
CD-ROM自体はLF-M621でも(遅いけど)読めるから、
音楽CD専用とか言うお大尽な使い方も有ったのですが。
音楽CDに関しても愛用CDプレーヤーが代替わりしないと厳しいなと。
つーわけでメインにMP7400Aを戻してテストマシンに付けたわけです。

GSA-4167BはIOやメルコにもよく入ってるLGのスーパーマルチです。
これはわりと最近のモデルってことは今回ので新調したのです。
それまで付いてた6年モノの骨董品レベルのコンボドライブを捨てて。
DVDが読めるだけのDVD+Rに至っては読めないどころかフリーズするやつ(爆)。
さすがにDVDドライブはまだ進化の途上だったので6年前のはゴミっすね。

これを選んだ理由はサブマシンでもDVD-RAMが扱えれば便利だしってこと。
そしてもう一つ重要なポイントはPowerDVDがパンドルされてることでした。
と言うか実はPowerDVDのバージョンアップが最大の目的だったりして(笑)。
今まで使ってたのがXP(Ver4)でこれはDVD-RAMでエラーするんだよ。
まぁ、正規には対応してないので運良く再生できてるだけなんだけど。
Ver5からDVD-RAMに正式対応したのでバージョンアップしたかった。
もちろん正規版の優待販売はあったけど金額的に微妙で……
パソコンでは確認と静止画キャプるぐらいだし5.1CHフル版なんていらんよ。
なのでソースネクストの2000円(5のOEM版同等)のに食指が。
GSA-4167Bなら5000円程度で5のOEM版もついてくるからお得だねと。
LGドライブは耐久性がアレと言われるけどちゃんと5年保証もつけたよ(笑)。
つーかパソコンパーツは全て5年保証をつけて返金されまくりだったり。

もちろん光学ドライブも最終的に新旧で交換してあります。
GSA-4167BなんかメインのLF-M621より全てのメディアで速いんだけどね。
殻が使えないと大事な録画データを扱うときに心配だしってことで。
※読み書き自体は殻から出せば可能です

つまり最終的には検証用の構成のマザーとグラフィックだけを残して
ほとんど今までのマシンから引っ越してきたわけです。
マザーを交換するのが主目的だったんだから当然と言えば当然かも。

あとケースも今回のに合わせて新調して新マシンで使ってます。
主な違いは前面にUSB端子がついてること。実は欲しかったんだ。
今まではマルチカードリーダーについてるUSB端子を使ってた。
しかしこの端子は微妙にグラグラしてて時々接続が切れるのでした。
小さいハブを側面に貼って背面からケーブルを回そうかとも思った。
テストマシンの古いケースは内部の構造が悪くて扱いにくいので
この機会に前面USBがついててデザインの良さそうなのを買おうかなと。

そんな折に処分価格で今のケースが放出されてたので思わず突撃したり。
ドライブの装着がワンタッチでできたりとえらく上等な仕様に驚きました。
処分価格は確かに安かったけど元値はスチール製としては高いやつで
いつもデザイン以外は安物を使ってたからランクの差を実感したと言うか(爆)。
唯一の問題と言えばずいぶん奥行きが長くて置く場所に困ったところ。
まさかこんなに長いケースがあるとは考えず寸法を良くみてなかったよ(汗)。
店頭ならさすがに気づいただろうけど、これ通販で買ったので……


次に乗り換えの決断に至った状況について。
2000の方はたまにリセットするという状態以外はわりと安定してたかな。
いきなりリセットする状態を安定してるとは言いがたいけど。
あ、最近はWindows Updateが動かなくなくなるという問題もあった。
そんな感じだけどある程度覚悟して使う分には問題ないかなと。
そもそも、とっくの昔にメインで使える状況には無かったし。

つまり危機的な状態と言うのは98SEの環境のほうです。
それは何ヶ月も前から頻発してたエクスプローラーがフリーズする症状。
ファイルをコピーしたり、削除したり、移動したり、名前変えたり、
みたいな基本的な操作をするだけで反応がしばらく止まってしまう
IEも同じ部分を使ってるのかリンクをクリックした瞬間にフリーズするし。
この不具合がハードに起因するのかソフトに起因するのかは不明だけど
日々フリーズする回数が増えていくのが困りモノでした。

ちなみにフリーズするのはエクスプローラーだけで、
タスクマネージャーでエクスプローラーを殺せばリカバリーします。
(勝手にエクスプローラーが再起動してくる)
確かにリカバリーはするけど微妙に調子が悪くなってるし。
状態を戻したいときは結局のところマシンを再起動するしかない。
最近では1時間に少なくとも2、3回はマシンを再起動してました。
ファイル操作やネットサーフィンを一切しないような使い方、
例えば文章を書いてる分には何時間だろうと問題は出ないけどね。
(情報を確認するためにネットしてるとフリーズしたりする)
確かに2000のような使ってていきなりリセットするよりマシとはいえ
まるで真綿で首を締め付けられるように緩慢に死んでいく状態です。

フリーズとは別の問題もありました。
システムがどこか変になってるらしく正常に動作しないことが。
最近だとFlashプレーヤーのアップデートができなくなってた。
セキュリティホール対策なのでアップデートしないと危険なのに。
仕方ないので一度アンインストールして再度挑戦してみたら……
何と自動インストールされずFlashのページが見えない状態に!(泣)
そしてFlashが見えないと情報収集に多大な支障を来たす実態を思い知る。
ちゃんとしたサイトならFlashがなくても動かないだけで情報は見れるけど、
一部にFlashに大事な情報が埋め込まれてる腐れたサイトがあるのですよ。

困ったので自動インストールじゃない方法を試みてみた。
まずアーカイブからダウンロードしてインストールしてみた。
ちゃんと見れようにはなったけど問題ありバージョンに戻っただけだし。
話に聞いたキャッシュの中のオブジェクトの更新を試したけど
やっぱりアップデートはされず……ってかさらに古くなったぞオイ!
で、最新バージョンのURLは自動インストール画面に書いてあることに
気づいたので、それを強制的にダウンロードして実行してみたのです。
やっと最新のバージョンをインストールすることには成功しました。
が、しかし、なぜか実行するバージョンは古いままだった。ナゼ?
もはや最後の手段で禁断のレジスト書き換えを実行。
ActiveXのクラスサーバーなのでパスを書き換えれば動くはずだから。
(インストール時にレジストリも書き換えそうなもんだけど)
そしてついに新バージョンを動作させることに成功しました。

このエピソードのポイントは
トラブルに対することで一つ勉強になった……というイイ話ではなく、
なんかシステム内部に深刻な問題が発生してることが判明したってところ。
本来なら98SEで動くはずのソフトが起動すらできないことも増えたし。
そしてこのエピソードは先々週ぐらいの話(つまり前回更新の後の話)で
乗り換えの最終決断を下す最大の要因になった事象って意味でもあります。

もう一つの大きな決断要因は98SEでは避けて通れないリソースの問題。
このへんはシステムの仕様だから半分ぐらいは諦めて使ってました。
リソースメーターを常に起動しておいて危なくなったら対策する感じで。
そんな感じで注意して使ってたのに最近は起動直後からイエローゾーンで
何か起動するとすぐにレットゾーンという冗談みたいな事態に……
それは当然のように常駐ソフトが多すぎるからなわけです。

自分で減らせよ!って感じですが実は最低限しか常駐してないんです。
大半はアプリが勝手に組み込んでくれた素敵な常駐ブロックでして。
一応アプリの設定を隅々と調べて片っ端から動作を止めてるものの
なぜか常駐は解除されないというナメ腐ったアプリが結構ありました。
仕方ないのでレジストリから直接削除する荒業を行使しまくりです。
せっかく消してもアプリを起動するとゾンビのように復元するのもあるが(爆)。
特に必要に迫られてここ数年バージョンアップしたソフトに問題が多いすね。
そもそも98SEなにそれ?って時代だし(アップデートもついに終わったし)、
この程度の常駐でガタガタ言うな!という時代なのでしょう。
つまりソフト環境においても活動限界が目前に迫ってたわけでした。


最後に乗り換え作業の本番のこと。
と言っても便利アイテムの進捗がまだ8割ってことで
仕方なく便利アイテムを完成させるところから始めました。
超特急で作業して確か3日か4日ぐらい掛かったはず。
延々と作業をしてたので詳しい日数は既に忘却の彼方ですよ……

ベーシック・拡張セットDVDをある程度改良するたびにRWに書きなおして
実際にインストールをして修正を施したり説明を追記していったりして。
ほぼ完成したといえる状態になったところでHDDをまっさらに初期化。
なぜかと言うとパーティションをテキトーに切ってあったからです。
120GのHDDを新マシンの完成予想図を元に区切りなおしてみました。
それにキレイに作り直すのが目的なんだから一からやり直さないと。

ここで、ついに3枚の便利アイテムの能力を発揮する舞台が。
予定した通りにひたすらに手順を追ってインストールを続けました。
万が一にも途中で変になったら巻き戻してやり直すつもりで
ソフトの用途ブロックごとにTrueImageでスナップショットも作ったし。
実際、一回だけ原因不明の不具合が出て巻き戻しを実行したよ。
そんな感じに徹底的に慎重に完璧な環境を作ったわけです。
環境を作り上げるまでに要したのは1日だったかな!?
以前のソフト環境再構築に比べると信じられない速さだったすね。
まぁ、便利アイテムの用意にかかった時間は半端じゃないんだけど。

次に大事なデータの引っ越し作業です。
ここでHDDの入れ替えも含めた最終的な配置を想定して
ファイルのコピー作業を簡略化しておくべきだった……
なんだか無駄なコピーをずいぶんやった気がします。
もっと準備に時間をかけてれば可能な限り無駄が省けたはず。
(HDDを大量に占拠した)一部のデータを除いて
ほぼ全部のデータを一度120Gにネット越しにコピーしたし。
(この内容を最終的には160Gにコピーしなおしたわけで)

まぁでも(HDDを大量に占拠した)一部のデータを除いた
システムとデータの完璧な状態が120Gに完成したわけです。
そして160Gの1台がまっさらになってハードの移動準備も完了。
ハードの移動前にトラブル(2003/8/21を参照)の可能性を考慮して
大事なデータだけメディアにバックアップをとってみる。
(この場合は内蔵HDDへバックアップをとっても意味がない)

準備万端整ってHDDを含めた最後のパーツの移動作業を敢行
まずは旧マシンを分解して必要なパーツを取り出しました。
そして戻さず邪魔にならないように片付けて横に置いておきます。
(新マシンからのパーツ移動があるからね)
そして新マシンを分解して不要なパーツを外して
旧マシンから移動するパーツを取り付けてほとんど完成形に。
と言ってもまだ完璧ではなくて120Gと160Gという構成ですが。

メモリーを512M(256M×2)にしたのでまず厳重にメモリーチェック。
チェックを待ってる間に旧マシンにパーツを戻していきました。
(160Gは全部外したのでHDDが無い状態ですが)
そして新マシンのメモリーチェックをパスしたところで
祈るような面持ちで新たに作った2000環境を起動したのです。
ここでパーツの変更に反応してドライバを要求されたり。
サウンドカードなんか実質同じなのにドライバを要求されたよ。
当然ながらここでもベーシックセットは大活躍しました。
ここで今まで繋がってなかった音声入出力とプリンタの動作確認をして
完璧に動くシステムができたのでスナップショットを取っておく。

そして最後の仕上げである120Gから160Gへのパーティションコピー。
いつもなら一つずつコピーして内容を検証するところだけど
TrueImageのアクロニスのパーティションソフトを信用することに。
パーティションコピーが信用らないならTrueImageも信用できんだろうと。
それに中途半端にパーティションをコピーした状態で2000を起動すると
変なふうにドライブレターを書き換えてかったるいコトになるし。
だから全部まとめてコピーすることにしました。
この作業がなんと3時間ほどかかってます……
ここでコピー作業の無駄を無くせば良かったという話になるのでした。

コピー作業時には並行して旧マシンのほうのメモリーテストを。
2枚挿すとメモリーエラーをするマシンにあえて128Mを2枚挿して
メモリーチェックを実行してみたのです。修理すための確認の意味で。
しかし何とエラーが出ませんでした。ナゼ?どうして?ホワイ?
前に調べたときは128Mの2枚でもちゃんとエラーしたはずなのに。
違いが有るとするなら1.3Gから1.0Gに変わったとこぐらいか。
まさかHDDが繋がってないからとか?光学ドライブが違うからとか?

新マシンのHDDのコピーが終わった状態で120Gはケーブルだけ外して
160GのIDを変えて起動してみる。全く問題なく起動しました!
2000が勝手にドライブ名を付け替えることもなかったし。
つーわけで120Gを外してもう1台の160Gを装着して確認した後に
ケーブルを繋ぎなおして配置を戻して新マシンは完成したのです。
ここまで1週間とちょっと掛かったのでまさしく大作戦だったよ。

ここで終わりでも良かったけど念のために負荷試験として
ノートンアンチウィルスの完全スキャンなどやってみる。
大量のファイルを調べるのに膨大な時間がかかる上、延々とディスク
アクセスしてるせいか旧2000環境では確実に途中でリセットしてた。
これが完走するようなら恐らく大丈夫であろうと。

この待ち時間に旧マシンに120Gを戻して元の場所に戻しました。
動作テストはディスクさえ認識してれば問題ないのであっさり終了。
この120Gには新マシン用の完璧なシステムが入ってるわけで
せっかくだから試しに起動してみたり。これがちゃんと動くんだ。
マザーの型番こそ違うけど同じチップセットだからできる技すね。
2台のマシンがほぼ双子のスペックと言うのも実証されました。
ドライブとか一部のパーツが違うのでドライバを要求されたけど
そのへんはベーシックセットが有るのであっさり完了です。
なんか完璧っぽいしこちらもシステムのスナップショットを取っておく。

そしてこのマシンでは久しく完走したことのない負荷試験を開始。
なんと負荷試験を完走しちゃったよ。新しい方はもちろん、古い方も。
つまり問題のあったはずの旧マシンも今のところ問題が出てません。
たまにHDDがニャーと鳴くことを除けば(爆)。

そんなこんなで今はキレイに再構築したシステムで
リセットしたり、フリーズしたり、リソースが足りなくなったりしない、
今までと比べると天国のような状態を謳歌しているところです。
まぁ、本来ならこれが普通なんですがね……


以上、一つのネタとしては最長の文になりました。
最後まで読んだ酔狂なあなたには謹んで賛辞を送ります(爆)


手法を転換する (06/9/9) 次へ 前へ
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コメント落ちが多かったのでちょっと手順を変えてみた
その結果が今週のコメント数・量なわけです。
なんか上手く行ったのでしばらくはこの方法でやってみよう。
(時間切れなので詳しくは機会があったら)


「銀河漂流バイファム 1巻」
1983年頃に放送された全46話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
遠い未来、人類は宇宙に飛び出し数十光年離れた星系にまで進出していた。
イプザーロン星系のベルウィック星では都市を形成するほど入植がすすみ
新たに第3惑星クレアドへの入植を進めるべく開拓が進んでいた。
そんなおり考古学者のクレークはクレアドに謎の遺跡を発見するのだった。
この物体はクレアドがただの未開の星ではないことを示していた。
そして近年盛んに人類の前に出現する未確認飛行物体のコトも含めて
クレーク博士はしばらくこの星への入植を中断するべきだと進言した。
しかし事態はもはや間に合わない段階まで進んでいたのであった。
(これは物語が先に進むとわかるけど先に侵略したのは地球側)

突如として第一ステーションを襲ってきた異星の機動兵器は瞬く間に
ステーションを沈黙させ間髪を置かずクレアドの地上へも迫ってきた。
この非常事態に民間人は全員ベルウィックへの避難が決定される
父とは別に避難することになったロディとフレッドの兄弟は
フレッドが気にしてたペンチと一緒にシャトルでクレアドを脱出した。
シャトルが到着した第二ステーションにもすぐに異星人は襲ってきた。
乗員が満足に揃ってなかったがやむを得ず練習船ジェイナスは出航する。

しかしそのジェイナスにも異星人は執拗に攻撃をしかけてくるのだった。
最初から足りなかった乗員(軍人)は次々と戦禍の中で倒れていく。
さらに手伝いに駆り出された民間人の大人たちも戦闘に巻きこまれた。
気づいた時にはジェイナスには大人数名と10人の子供しかいなかった
戦力もなくなり辛うじてベルウィックに辿りついた彼らは惨状を見る。
助けてくれるはずの人はなく、別に逃げたはずの親たちもいない、
通信機のコールに反応もなく、ただ破壊された街だけが残ってた。
頼るべき大人もいない彼らは果たして地球へと辿りつけるのだろうか?

これ本放送当時見てました。と言っても途中までだけど。
視聴率がとれなくて途中で放送時間が変わってしまったので
※裏番組が当時は無敵のドラえもんだったから
なんと部活の時間と重なってて見れなくなってしまったのだよ(汗)。
当時はアニメ見るから帰ります!とか言うような人間じゃなかったし。
今なら言うのかよ!という質問にはノーコメントってことで(爆)。
ビデオなんて便利なモノも無かったし。ビデオは存在してたけど。
おかげで物語のラストを知ったのは10年ぐらい後の再放送を見てから。
ちなみにこの少し前までは本放送のすぐ後に再放送をやってたんだけど
この頃から地上波ではアニメの再放送はほとんどやらなくなったんだよ。
スカパーのアニメ専門チャンネルができるまで再放送の空白期だったね。

その2回の放送とも実は1話を見たことがなかったのです。
だから20ウン年がかりの初体験です。なんとも感慨深いものが。
作品のムックを持ってたから(今は行方不明)だいたいの展開は
知ってたけど改めて動くものとして見るとなかなかいい感じだね。
モノリスを発掘するところなんか2001年宇宙の旅みたいだし。
※ゼノギアス&サーガもモノリスが重要アイテムだったっけ

遺跡の発掘といきなり文明が衝突して戦争が始まる展開を見てて
ああどことなくイデオンと初っ端の展開が似てるかもと思ったり。
富野さんはターンエーでも似たようなことをやってたけどね。
(これって元々は初代ガンダムのもう一つの企画だったそうな)
戦いにはそれ相応の理由が必要だけど、それが些細な誤解だったり、
ボタンのかけ違いだったり、不幸な偶然の連鎖した結果みたいな。
全ての展開に説得力を持たせようとよく考えてるのを実感させる。

ロボットアニメなのにロディたちはいきなりラウンドバーニア(RV)で
敵と戦って撃退したりしないし、そもそも最初は満足に動かせないし。
最初は子供たちはただ守られる存在で、あくまで戦うのは軍人たち。
軍人が足りなくなったので身を守るために大人たちも戦いに参加する。
そして子供しかいなくなって結果的にRVを動かすことになるわけで。
だから初搭乗するのは5話だし、まともに戦うのは9話からだったかな。
当たり前のことをきちんとやってるだけなのに結構珍しかったりして。
初回からロボットを活躍させるのはスポンサーの意向だから。
(イマドキの深夜アニメならそんな心配をする必要はないが)

当時見ててとても印象に残ったのが敵との技術レベルの差。
全く進化の系統が違う異星人なのに戦闘が互角なのが不思議だったよ。
普通だと相手の方が圧倒的に強かったりするから。
そして画期的な兵器の出現によって状況を変えていく感じだし。
この作品の場合は基本的に勝ち負けは単純に戦力差みたいだし。
ジェイナスも特別な船ではないし。それどころか練習船だし。
バイファムとかの主人公メカも特別に強力と言うわけではない。
ダグラムやボトムズと同じリアルロボット路線の究極のスタイルだね。
(ガンダムは指一本ぐらいスーパーロボット路線に入ってる)

もう一つ印象的だったのが途中まで異星人の姿が描かれないこと。
いきなり襲ってくる恐怖の存在としてだけ描かれている。
攻撃する理由など相手の表情を全く描かないのは画期的だったね。
実は先に進むとなぜそれを明かさなかったのがわかるのだった。
ネタバレだけど子供たちの中の一人が実はククトニアン(異星人)で
もちろん当人は知らなくて普通に一緒に過ごしているわけです。
(これが発覚した後に当然ながら大変な騒動になるんだけど)
つまり異星人は地球人とそっくりの外見をしてるのでした。
同じ外見だと親しみが持てるから純粋な恐怖にならないんだよ。
だから途中までは恐怖の存在として異星人は全く姿を見せないのです。

にしても今見てもちゃんとできてるよ。
色合いとか解像度の低さが昔の作品なのを実感させるけど。
キャラが引いた構図では細かいところほとんど描いてないし。
そのへんを気にしなければ今の作品と比べても遜色はないね。
ロボットアニメはこの当時に比べてほとんど進化してないから。
むしろ90年代は多くの作品が劣化しまくってたような気も……
スト4とかはこれに比べて多少ディティール描写が濃くなってるけど。
(今でもスト4レベルで細部を描写してる作品は滅多にない)

キャストの話。
少年に低い声を当てるのは当時としては珍しくて
初めて見てた時にはずいぶん違和感が有ったのを覚えてます。
もちろん見てるうちに慣れたけど。
そうそう、富永みーなさん(クレア)の声も久しぶりに聞いたけど
やっぱり川澄さんと似てるよ。最初の印象は正しかったってことで。

主題歌とサントラの話。
英語を使う主題歌は当時としては画期的でした。
あの頃はコロンビアとキングが大半のアニメ音楽をやってて
新規参入レーベルが増えて少しずつ変わりつつあった時代すね。
※テクノポップのうる星と久石さんのナウシカがほぼ同時期
いかにも映画音楽っぽいサントラもかなり特徴的だったかも。
ちなみに今でも手元に有ります。オリジナル版は超貴重かも!?
最近出た全部入りのDVD-BOXにサントラも復刻で入ってるそうな。


「姫様ご用心 1〜2巻」
3月からWOWOWで放送してた全12話の新番組。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
ごく普通の女子高生の姫子は部活の朝錬をど忘れして先輩の怒りを買っていた。
その有様を電話で知らされた姫子は大慌てで学校へと向かうのであった。
姫子は学校へと向かう途上で謎の二人組とぶつかりうっかりカバンを間違える。
さらに彼らに話しかけられた姫子は、その二人が外人なのを認識するやいなや
慌てふためき逃げてしまうのだった。しかも学校とは全然違う方角へ。
カバンが違うと気づいた姫子は開けてみて驚いた。なんと王冠が出てきたから。
でもつい頭に被せてみたり、水鏡に「世界で一番美しい〜」と言ってみたり。
それはちょっとしたお遊びだったのに、姫子が学校についたら何かが変わってた。

これギャラクシーエンジェルのスタッフが作ってるので
ハイテンションなノリとか畳みかけるテンポとかが実にそれっぽい。
主人公の人とかキャストもなにげに共通点があるし。
ただしこれはGAのようなパロ全開ネタアニメではなくオーソドックスコメディ。
「あまやらなきゃ」(謝らなきゃ)みたいな言い間違えをする言葉遊びをしたり。
姫子は見ただけで逃げちゃうほど外人コンプレックスで(言葉が分からないから)、
ちゃんと日本語喋ってたのに外人の姿をしてるってだけで逃げちゃたりとか。
視聴者はわかってるのに画面内では誤解したまま延々と進行したりとか。
間違いだらけの中で事実だと思ったことが実はフェイクだったりとか。
次から次へと誤解が連鎖してひたすら収拾かつかなくなったりとか。
まさしくスラップスティックという形容を絵に描いたような作品。

そもそも謎の王冠をかぶったらお姫様扱いってのが凄い展開だよ。
知らなかったけど実は王家の血筋だったみたいな設定じゃなさそうだし。
そもそも姫子が姫様なら(真の)両親は王様とお妃様のはずなんだけど
※王や妃がいないなら姫子は女王ではないかと
王冠をかぶって一夜開けたら母親はメイド長だし父親は近衛長だし。
なんか王冠をかぶってることで世界が決まってしまうみたいな。
王冠が姫様の証とかではなく、みんなそう思うようになる感じ。
現実やファンタジーな世界観とは根本的にズレた作品なのです。

脈絡もなく猿が出現してバナナの皮で転ぶのはデタラメ過ぎて笑える。
そーいやホスト部でもいきなり猿とバナナの皮ネタをやってたっけ。
よーするに同じ系統の作品ってことです。ジャンルも表現スタイルも。
どちらかというと美少女モノってより少女モノのような作品すね。
背景の色の塗りかたからキャラ描写からポップな表現スタイルまで。
WOWOWにしては内容がシンプルなので小さい子が見ても楽しめそうです。
いわゆるお子様向けではないのでいい歳した大人でも十分楽しめますが。
いきなり怪盗が登場するのでレジェンズを思い出したよ。似てないけど。

オープニングの映像と主題歌について。
オープニング映像の踊ってるところが面白い。
曲に合わせて踊ってるポーズもなかなかハマってて面白いけど、
キャラが左右に色分離したみたいに増殖して同じ動きをするのがイイ!
文字を散りばめた棒みたいなのを飛んだりして避ける動きも楽しいし。
主題歌も声優さんが歌ってるけどノリノリでいいっすね。
エンディング曲の方はメロディー展開がキレイで印象的だし。

ところで
今さら気づいたけど原田勝通さんってAngel Noteの人だったのねん。
(知ってる人には常識なのかもしれないけど)
ってことは「Φなる」とマジカノで凄くそっくりな曲があったのは
作曲した人が同じだったからとかいうオチなわけですか。
※「Φなる」の音楽はAngel Noteでマジカノの音楽は原田勝通さん


「となグラ! 1〜6話」
7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌?(RUSH)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セルDVDのリリースは9/21から(レンタルは9/29から)
高校生になった香月は浮かれながらケーキを作っていた。
それと言うのも隣に住んでた大好きだった幼馴染の勇治が帰ってくるからだ。
小さい頃から成長してカッコ良くなった勇治の姿を想像したりなんかもした。
しかし、再会した勇治は想像とは大きく違ってたのだった。
なにがって、それはもうとんでもなくスケベな性格に成長してたのである。
期待が幻滅に変わった香月は勇治との関係を断ち切ろうとしたのだけど
間を取り持つ姉と(珍しく)真摯な勇治の態度に少し考えなおすのだった。
再会の印象は最悪だった二人の関係の行方はいかに?みたいな感じ。

今どき珍しいぐらいに直球ど真ん中のラブコメすね。
お隣さんの幼なじみで離れてたけど久しぶりに再会してとか。
頭の中で思ってた成長したイメージと違って幻滅したりとか。
でも時々ふと見せるセリフや表情にドキっとしてしまったりとか。
些細なことで関係がこじれたり素直になれず仲直りが大変だったりとか。
ヒロインが致命的に料理が下手なのまでお約束です。隠し味って……
見てて背中がかゆくなってしまいそうなほど気恥ずかしさが充満してるよ。
香月のドリーム炸裂の妄想シーンもお約束だけど、なんか微笑ましいね。

これマンガではそんなに印象に残らなかったのにアニメは結構いい感じ。
物語のテンポがいいのとキャラの表情が生き生きとしてるからかな。
つまり脚本がいいってことすね。久保田雅史さんって超GALSの人だよ。
空間描写やディティール描写がしっかりしてるってのも大きいかも。
所々で挿入されるポップ表現(2話のアンパイアとか)もいい味出してるし。
1話の香月が勇治に手とか足とかを出すシーンの構図もなかなか上手いし。
(2話以降はレイアウトレベルにずいぶん差があるけど)

印象に残ったと言えば香月のお姉(初音)さん。
家では毎日のように衣装が違ってて、しかもコスプレのような衣装だし(笑)。
勇治が触ってきても全然気にしないので、おっとりキャラかと思ったら、
実は策士で二人の仲を煽ってみたり、ときおり過激な本音を漏らしたり
香月がわりと普通の性格なのでとってもメリハリが際立ってるのでした。
ちなみに大原さやかさんが演じてます。今期は毎日のように出てるような。

美少女モノはテレ東放送作品を除いてむやみに下着が出るのが多いけど
この作品も御多分に漏れずパンツとかブラとかやたらと出しまくりです。
まぁラブコメにエッチぃシチュエーションは必然のスパイスだから
意味のある露出は構わないと思うけど脈絡もなく出すのはいらんような。
よーするに売るためのサービスなんだろうけど(効果はともかく)。

そうそう、この作品もサントラがDVDに付属です。毎度のキングだよ。
そしてキングにしては珍しくレンタルがほぼ当時リリース(販売元は違う)。


「ちょこッとSister 1〜6話」
7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(ヤングアニマル)のマンガで読んだことありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/25から
大学生のハルマがある年のクリスマスの早朝にノックの音で起こされた。
なんでこんな時間に?と目を覚ましたハルマが見たのは異様な光景だった。
サンタの仮装をしてバイクに乗った女の人が窓の外の空に浮いていたから。
彼女にクリスマスプレゼントと渡されたのはなんと袋に入った妹だった。
小さい頃「妹が欲しい」と天に祈った願いが今さら叶えられたのだそうな。
そんな突拍子もない経緯でハルマと突如出現した妹の共同生活は始まった。

いきなりサンタに妹をクリスマスプレゼントされるとか
そんなことあるかい!と卓袱台返したくなるリアリティの無さです。
そもそも神様に妹を下さいとお願いするところからどーかと思うし。
でも実はこの願いは小さな頃の話で、ありがちな無邪気な願いでもなく、
それを願うに至るまでの切実な事情が裏には存在してたりなんかして。
ありえない導入なのに舞台設定は意外とちゃんとしててビックリしたよ。
つまりこの作品は生まれるはずだった妹との家族ごっこみたいな感じ。

ところでちょこって何歳なんだろう?小学生ぐらいに見えるけど。
学校行かなくていいのか?と見てて思ったよ。
まぁ、いきなり出現した妹を学校に編入する術が有るかはしらんが。

ちょこ(妹)は出現した時は素っ裸でハルマは服を着ろと言うわけです。
そこでちょこは兄妹なら意識しないってこの本に書いてあるって言う。
※この本は神様に持たされた!?あんちょこのようなモノ
でも意識しないのは兄妹だからじゃなく、ずっと一緒にいたからで
血が繋がっていてもずっと離れて暮らしてたら意識しちゃうのでは?

キャラの配置としては妹付きの一刻館!?みたいな感じかな。
ラフな姿で乱入してくる真琴さんなんかまんま朱美さんだし。
管理人さんはおばあさんだったのに、すぐに孫娘に代わっちゃうし。
喫茶店のマスターもどことなくるーみっく作品っぽいし。
そんな感じで構図はどことなく似てるけど、内容は特に似てないかな。

この作品はあんましエッチぃ感じの路線ではないです。
ちょこのキャラクターが純真無垢というか無知なので。
恥じらいとかを知らないからこそ結果的に見せちゃうこともあるけど。
てゆーか下着やら裸やら無邪気にむやみに見せまくりだったり。
さすがに肝心な部分は見えませんが。KEEP OUTテープで隠してるから。
※公式サイトのアイテム(DVD)のトコでどんなのか見れます
銭湯の回も湯気じゃなくてKEEP OUTテープでやれば笑えたのに。
ちなみにDVDだとKEEP OUTテープは無くて全解放らしい。
えー?テープ付き笑えるのに!それか両方収録すれば良かったのに。

下着と言えば5話でちょこがハルマとブラジャーを買いに行くんだけど
ブラジャーを連呼しながら歩いてるのでちょびっツを思い出したよ。
そして買って帰って「お兄ちゃん後ろ止めて」とかやってるのを見て
これはいったい何のプレイなのか」とか思ってしまったり(笑)。

エンディングのこと。
絵が凄く上手いっす。OPや本編と比べても段違いに上手いと思う
キャラを立体空間にはめこんで見せる手法も含めてとても面白いね。
コンテから作画まで一人でやってるみたいだけと見覚えの無い人だった。
にしてもオープニングよりエンディングに力を入れるのが最近の流行!?


「おとぎ銃士赤ずきん 1〜5話」
7月からテレビ東京系他(8局)で土曜日の朝に放送してる新番組。
BSジャパンとAT-X(9月〜)でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは11/29から
草花と話が出来たりする不思議な力を持つ(らしい)少年、鈴風草太14歳。
草太は御伽噺が好きで母がいつも話してくれた物語の載る本を探していた。
その草太はここ最近何度となく化け物に追いかけられる夢を見るのだった。
そんなある日、夢で見た化物が現実に出現して草太を襲ってきた。
絶体絶命の危機を救ったのは不思議な格好をした女の子と喋る狼だった。
彼女は自らを赤ずきんと名乗り草太を守るためにここに来たと言うのだ。
こうして二つの世界を巡る大きな流れに草太は巻きこまれていった。

OVA付きのフィギュア「フィギュアニメ」として制作された作品を
早朝放送の女児向けのテレビシリーズとして内容変更したものです。
OVA版はフィギュア扱いなのでレンタルは(今のところ)出てません。
なのでOVA版とテレビシリーズがどの程度違うかはさっぱりわからん。
放送を見る限りは小さい女の子向けの戦う変身魔法少女みたいな作品。
と言っても変身はしないけど。上を脱ぐ以外はいつも同じ格好してるし。
女の子向けならもう少し服装に気を使ったほうがいいような……

赤ずきんと言えば童話に出てくる超有名なキャラですが
実はこの作品には他にも童話キャラ(の名前)が続々登場します。
おとぎ銃士も赤ずきん以外に白雪姫といばら姫が出てくるし。
敵方にはヘンゼルとグレーテルがいるし。
敵のボスはサンドリヨン(シンデレラのこと)だし。
そんな感じで見てると知らずに童話の知識が身につく……ことはない。
つーか名前以外に童話の元キャラと共通点って有るのか?

この作品は(半分)現実を舞台にしてるのでそれなりに現実味は有ります。
戦うあたりは現実味はないけどこの手の作品のお約束なので気にするな。
(短いナイフの2刀流は動きが小さくてイマイチ見映えもしないし)
日常のシーンでどこまで面白く描けるかがポイントと言ってもいいし。
そーいう意味では銃士たちの日常の行動は結構ボケてて面白いです。
そもそも銃士たちは別世界から来たのでこの世界のことを知らないから、
いろんなことに驚いたり感心したり行動がずれてたりで見てて飽きない。
さらに赤ずきんは性格がすっ呆けてるからボケっぷりが強烈だし。
魔法で眠らされたのかと思ったら腹いっぱいで眠ってただけとか。
ちょっと変化球っぽいキャラ描写で楽しませようと工夫してる感じです。


「学園ヘヴン 1〜4話」
4月からATXで放送してた全13話の新番組。
7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してます。
原作はボーイズラブADVゲーム(18禁)でやったことありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻まで発売中)
特に秀でたものもなく、せいぜい運がいいぐらいの伊藤啓太に
ある日超エリートのみが集うベルリバティ学園への入学許可証が届いた。
みたいなイントロで始まるウホ!男だらけの学園ストーリーって感じ(爆)。
4話まではそれ以外に説明するようなストーリーがないので……

いきなり回想シーンで始まるとこは美少女モノと手法がそっくりです。
山の上の全寮制の学校ってところもどっかで見たようなアレだし。
エリートを選りすぐった男子校って設定もかなりお約束っすね。
と言うか略してBL学園ってのは直球過ぎて眩暈がしたよ(笑)。

そんなわけで男同士でアレでナニな作品なわけですが(おいおい)。
思ったよりライトな感じでさほどエロエロな展開にはならんのかな?
傷を舐めて消毒してるシーンとかみょーにエロかったりもするが。
3話と4話の冒頭も声だけ聞いてるとエッチシーンかよ!って感じだけど。
最近この手のフェイクをよく使うから種明しするまでもなくバレバレですよ。
いっそホントにやってたら感心したんだけどね(放送できませんから)。

3話の手紙を回すのって原作にも有るんだろうか?
だとするとキャラと学園設備の紹介みたいな意味合いなんだろうなと。
と言うか1話から延々とキャラ紹介だけやってるような内容なんですが。
もっとストーリーでキャラを際立たせて印象づけたほうがいいような。
いわゆるお当番回方式はキャラ描写に効果的だからよく使うわけで。
キャラ紹介だけ十二分にやってるから見分けはつくようになったけど。
キャラを見せることに徹した潔い構成。という考えかたもあるかも。

ところでお風呂にタオル巻いて入るのはマナー違反ですよ!
やっぱみんなですっぽんぽんにならないと(笑)。って放送できないし。
湯気フィルターとか●で隠すとかKEEP OUTテープとかいろいろあるじゃん。
関係ないけど、これの啓太は「いぬかみっ!」の啓太と声が同じだ。


「恋する天使アンジェリーク 〜心のめざめる時〜 1〜4話」
7月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は女性向け恋愛・育成(?)SLGゲームでやったことありません。
何作目かのアンジェリークエトワールが直接の原作っぽいような。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/22から
一人の女王が世界を統べ、それを補佐し世界にサクリアを満たす守護聖がいる。
そんなファンタジーな世界での物語。
ある日、神鳥の女王は聖獣の世界が危機に瀕していることを知る。
そのため急遽伝説のエトワールを選出して聖獣の世界を救うことになった。
世界中から集められた選りすぐりの女性ための中にエンジュはいた。
ただの田舎娘だったエンジュはこれは何かの間違いだと帰ろうとする。
しかし何とエンジュは伝説のエトワールに選ばれてしまったのだ。
最初は断ろうとしたが自分にできることが有るならと引きうけることに。
そしてエンジュは守護聖の力を借り聖獣の世界を救うべく務め始めた。

いわゆる乙女ゲームの元祖だけどTVアニメ化はちょっと遅かったすね。
遥かなる〜の方が先だったし。プリーティアなんてのも有ったし。
ちなみにOVA化はずいぶん前からされてるようです(見たことはない)。
遥かなる〜と見比べると作品世界の説得力がかな〜り乏しいので
テレビアニメにするのは厳しかったってのも有るかもしれないけど。
深夜アニメは現実離れした作品いっぱい有るし今さらって気もするが。

まず作品を見てて思ったけどゲームシステムが透けて見えるような。
元のゲームシステムをストーリーに上手く落せてないというか。
ストーリー上で整合性がとれてないから浮いてしまってる感じ。
特に4話の聖獣の世界のサクリアのバランスが狂ってしまったなとこ。
本来ならそれぞれの守護聖との距離感が結果に反映してるべきで、
つまり苦手な守護聖のサクリアが足りないみたいな展開にするべき。
しかしそーなってない。ナゼか仲が良かった守護聖のが足りてないし。
4話は一人でやらずにみんなを頼ろうって話なのは理解できてるけど
そのへんまでキッチリやるかどうかで印象は天と地ほども違うから。

この原作はそれまでのゲームに比べて些細なこだわりがあって
例えばお茶を入れるコマンドが有ったりして驚いた覚えがある。
やったコトないのに何故知ってるって感じですが。
よーするに布教ビデオ(プレイを録画したもの)を貰ったことが(笑)。
それを見てたのでどんな内容かはなんとなく知ってます。
これに出てくる女王と補佐官は1作目の主人公とライバルの人だね。
そんな原作ゲームのこだわりは残念ながらアニメでは役に立ちません。
と言うのも映像化する時点でディティール描写が大幅に増えるので
この作品に限らず描かれて当たり前だったりするから。
(ディティール描写がいい加減なクソ作品もあるけど)
今ひとつ光る部分が感じられないのはそんなメティアの差が大きいかも。
お当番回方式を踏襲して守護聖をじっくり描いてるのはいいと思うけど。

主題歌の話。
この手の作品はなんちゃってジャニーズ?みたいな曲が多いけど
この作品の主題歌はいかにも最近のアニメソングって感じの曲調です。
喩えるなら栗林みな実さんとかと同じ系統。というかまんまだよ。
作曲してる人が同じだし。男が歌っても似た感じになるのには驚いたけど。


「機神咆吼デモンベイン 1巻」
5月からWOWOWで放送してた全12話の新番組。DVDレンタル。
原作は美少女&スーパーロボットADV(18禁)でやったことありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
現実とはちょっと違った世界。魔導技術の発達した世界での物語。
売れない私立探偵の大十字九郎はある日、魔導書を探すことを依頼される。
その仕事中にブラックロッジに追われてる少女を行きがかりで助けてしまう。
助けたといっても結局は逃げきなくて、ついには絶体絶命な状況に陥る。
そんな状況で謎の少女はいきなり契約しろと言い出しキスをしてきた。
瞬間、大十字九郎は超人的な力を持つマギウスへと変態をしたのだった。
そう、謎の少女こそ最強の魔導書アル・アジフの化身だったのだ。
ただの魔導書探しのはずが魔導書のマスターになってしまった大十字九郎は
巨大な犯罪結社ブラックロッジとの戦いに身を投じることになる(のかな)。

なんというか、絵が凄くキレイになった90年代のへっぽこアニメみたいだ。
絵がキレイになれば面白くなるわけじゃないのをみょーに実感したり。
冒頭の電話を受けるシーンは結構良さそうかもと思ったのに……
良さそうだったのは1巻2話全部を通してそこだけだったよ(爆)。
そいや、マンガ版も読んだ時になんじゃコレ?と投げ捨てた記憶がある。
魔導書が女の子の姿をしてるのは今風で萌え〜な設定ではあるけど
こんな感じの内容だとへっぽこ感がさらに増してしまうだけかも。
あと変な髪形をしたドクターウェストとかいう人が凄くウザかった。
ウザいキャラを書かせたら黒田洋介さんの右に出る人はいないね!
(誉めてるわけじゃないよ)

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