画面の中と外の季節感 (06/7/30) 次へ 前へ
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毎週ある作品のことばかり書いてるような気がします(爆)。
ただ単に他のを書いてる時間が無いだけなんですが……
今週も更新日を延ばしたけどこれで精一杯でした。
見たけど書いてない作品が積み上がりまくりです(汗)。


「DVD 涼宮ハルヒの憂鬱 1巻」
届いたので早速中を見てみました。
今までに録画したのを何度も見返してたというのに。
何度も見返してたせいで放送版と違うのもすぐわかったけど。
と言うか「憂鬱I」(放送2話)は放送より75秒も長かったり。
追加映像って「ミクルの冒険」(放送1話)だけじゃなかったのか。

追加されてるシーンは既に書いてる人がいるのでそちらへ……
と言うのは冗談でせっかく見比べたので書いておきます。

1つ目はキョンが最初にハルヒに話しかけたシーン。
「だったら話しかけないで。時間の無駄だから」
の正面顔のカットとフンって感じに斜めを向いてるカットの間。
クラスの男子に気にすんなと声をかけられ他方で女子が笑ってるカットが。
(この人たちは全員ハルヒと同じ中学の出身だった)

2つ目はそのすぐ後の谷口たちと弁当を食べてるシーン。
谷口が校庭落書き事件の話をしてすぐその後に
国木田がそれ新聞に載ってたと言ってその時の新聞が画面に出てるカットが。
ここはハルヒ作の謎の文様が実際に画面に出てるのがポイント。

これは追加シーンじゃないけど
そのすぐ後の谷口がハルヒはもてるという話のところ。
「普通の人間の相手をしてるヒマはないの」と断る絵の後に
だったらオーケーするなって」と言う谷口のセリフが追加されてたり。
この後の「聞いた話だって、マジで」ってセリフは実はこれにかかってる。
放送ではカットしてたけどやっぱ有った方がいいなと戻したのかもね。
※原作には元々このセリフがあるんです

3つ目はキョンがハルヒに髪形を指摘したシーン。
最後にハルヒがキョンのことを凝視する部分で二人の顔を交互に見せるけど
DVDだと放送より回数が1回分多かったり。なんと些細な違い……
ざっと見比べた感じでは4回交互する中で3回目が追加された部分だと思う。

4つ目はキョンとハルヒが長々と会話してたのを驚いた谷口たちのシーン。
朝倉が「お願い」と言った後に女子の輪に戻るカットが追加されてる。
さらにその後には谷口が「俺たち友達だよな」とか言うカットも。

5つ目はハルヒがキョンの強引に連れて「協力しなさい」のシーン。
ハルヒが階段を降りる絵の後に
キョンが生徒手帳を開いて同好会の新設規定を読んでるシーンを追加。

6つ目は部室を(勝手に)確保して「来ないと死刑だから」のシーンの直後。
二人で教室に戻りながら会話するシーンが追加されてて
「まずは部員よね、最低あと二人はいるわね」とか言ってたり。
よーするに同好会の既定として最低5人という設定があるのです。
放送ではそのあたりがキレイさっぱりカットされてましたが。

7つ目はそのすぐ後のハルヒの「先に行ってて!」のシーンの直後。
キョンが立ち上がるカットと文芸部のプレートのカットの間に
移動を表現してると思われる校舎のカットが挿入されてる。
※そこに出てるキャラがキョンかはサイズ的に判定不能

以上で全部だったと思う。記憶に頼って書いてるので抜けは有るかも。

75秒で7箇所も追加されてる事実でわかるとは思うけど
1箇所の追加部分の尺は十秒前後しかないのでした。
過去にROD THE TVやかみちゅ、ハピレスの追加シーンを調べたけど
こんなに細切れにカットが大量追加されてる作品は初めて見たよ。
見る限り放送に追加したのか放送がカットなのか全くわからんかった。

細切れなカット追加なので大きなブロックを追加してる場合と違って
セリフや音楽が重なってる部分が放送とは微妙に違ってます。
これは「かみちゅ」でも細切れカットをしてた部分にもあったけど。
追加カットとの継ぎ目でフェードインしてる場合はタイミングも違うし。
まぁ、こんな些細な違いは普通に見る分には気にする必要もないけど。

「憂鬱II」(放送3話)は尺が同じなので詳細に比較してません。
違いは既に書いてる人がいる(らしい)のでそちらへ(爆)。

映像特典としてはメイキング第二弾が。
今度は予想通り電車(東京の荒川線)バージョンでした。
ちなみにハルヒコスプレの人(平野綾さん)の正面でメガネかけてる人が
シリーズ演出の山本寛さんです。監督と違って顔が思いっきり出てるよ。
この人が動きの再現度の凄さで視聴者の度肝を抜いた「ミクルの冒険」
「ライブアライブ」「エンディング」のコンテ・演出をしたのです。
実は監督さんより先に名前を覚えました

他の映像特典として「ミクルの冒険」のノンクレジットOPが。
って0巻に入れた(通常の)ノンクレジットOPと収録する巻が逆だよ。

そして肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。
サントラ部分には計6曲収録されてて、以下になります。
[]の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。

(1)いつもの風景 [M2-01/M4-11 穏やかな日々/Ver2]
仮タイトルと同じ方向性のタイトルがついてます。ちょっと嬉しい。
この曲は作中で使われてるよりも全体が長くて展開に二周目が存在します。
その二周目が微妙に違うと言ってたM4-11の部分。実は同じ曲でした

(2)何かがおかしい [M2-04 希代の変人 涼宮ハルヒ]
仮タイトルも「変」ってイメージでそーいう意味では同じかも!?

(3)おいおい [M2-11 ハルヒビート・4]
ついにハルヒビートがCDで聞ける日が!!!
やっぱCDで聞くといい!凄くいい!他のハルヒビートも早く収録してくれ。
にしてもこのネーミングセンスは……
まさか他のは「やれやれ」とか「まてまて」とかじゃないだろうな(笑)。

(4)憂鬱の憂鬱 [M2-06]
ベーススタイル曲(頻繁に使ってる曲)でタイトルが思いつかなかったヤツ。
曲のイメージからするとこのタイトルは相応しいかも!?

(5)ザ・ミステリアス [M2-03]
これもタイトルが思いつかなかったヤツ以下略。
微妙に違うM13-08は同じ曲の別の部分ではなかったようです。
つーかおそらくこれから旋律トラックを削ったバージョン
6曲×7巻=42曲だとすると収録されるかは微妙だね。

(6)冒険でしょでしょ?予告アレンジ [M2-13 次回予告]
説明するまでもないあまりに直球のタイトルです。

以上は既に「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)に反映してあります。
※ブログはサイドメニューにもリンクがあります
詳しい使用位置などはそっちを参照してください。

これらのCD収録曲の曲リストとの対応作業は……あっという間でした。
なにしろ自作サントラを何度もリピートしてたのですぐに分かったよ。
いちおー念のためにきちんと聞き比べて確認はしたけど。

ちなみにDVDメニューのところで使われてるのは[M2-12 SOS団出発]です。
※CDにはまだ収録されてません

今回の収録曲は全てベーススタイル曲でサントラマニアには外せない……
んだけど現時点で既に限定版は入手困難だったりして。
ネット通販なんて発売の2週間以上前に全滅してたけどね。
(発売日に一瞬だけAmazon他で在庫が復活したけど)
0巻の時はオリコンチャートの動きを見る限り10日ぐらいは残ってたので
全国で(推定)3人ぐらいのサントラ目当ての人は頑張って探してください。

CD後半のSOS団ラジオ支部の内容からもひとつ。

「てへり」ってセリフが萌える……って、それ作品が違うがな!(笑)
知ってる人は知ってるけど「ラムネ」のヒロインが言うセリフです。
つまり、このヒロインの人の声をみくるの人がやってるってこと。
※後藤邑子さんの名前で一番に浮かぶのは実は未だにこの役だよ
「頭がゆるい」って表現がなんか凄いなと。まぁ事実ですが(爆)。


「ARIA The NATURAL 8〜13話」
夏のエピソードです。
深夜アニメにしては珍しく季節感が有りまくりです。
実際にこれを見る数日前なんか狂ったように暑かったし。
しかしなぜかこれを見た日には7月とは思えぬ涼しさでした。
涼しいというか服装が夏仕様だと微妙に寒い状況だったけど。
(見たのは1週間以上前なのです)

それはさておき作品の体裁について今さら。
この作品は1期もだけどオープニングがついてません。
と言ってもオープニング曲(主題歌)はちゃんとあるんですが。
アバン部分に続いて本編が始まると同時にタイトルが出て
続いてゆるやかな映像に曲とスタッフクレジットが被ってます。
さらに今期はアバンが本編と一体化しOP後のCMも無くなったので
オープニング曲が本編にそのまま被ってる感じが強くなりました。
※つまり作品の途中にはCMが1回しか入ってない
もしかすると最初からこの体裁にしたかったのかも!?

エンディングの映像は珍しいタッチのイラスト風味ですが
なんとこれ紅優さんではないですか!
紅優さんは作る映像の幅が広くなって一見しただけではわからん……
佐藤順一さんとはカレイドスターで組んでたから初めてではないけど
まさかエンディング映像をやるとは思わなかったので驚きました。
まぁ、そもそもオープニング映像は頼みようもないんだけど。

では恒例の原作との詳細な比較を。
もちろん細かい違いはいちいち書いてません。大量に違うので。
以降の内容は比較の性格上かなりネタバレしてるのでご注意!

8話。ボッコロの日のベースエピソードはARIA3巻の「ボッコロの日」
この回は原作だとメインキャラは灯里と暁さんとアリシアさんだけです。
つまりそれ以外のキャラが出てくる部分は全てアニメで追加された部分。
まぁ実際に見ればわかると思うけどバレンタインの逆バージョンなので
その方向性をより突き詰めるカタチで話を膨らませてあります。
灯里が一人で語っててそろそろ恥ずかしいセリフ禁止!とツッコミを
入れたくなった瞬間にホントに藍華のそれが入った時は喝采したね。
あいかわらずアルくんにはマンホームの高等古典を言わせてるし(笑)。

9話。アリシアさんとお泊りのベースエピソードはARIA7巻の「停電」
これアニメでは二つのエピソードを繋いであるようにも見えるけど
実は原作でも1本のエピソードです。一応テーマも繋がってるし。
ちなみに前半の藍華とアリスの隠れた街の素敵を披露しあう展開は
アニメで追加された部分。原作だと素敵な庭の部分しか無いので。
ところで藍華の声で猫耳〜とか言ってるのは狙ってやってるのか?(笑)。
※言うまでもないと思うけど藍華=ネコミミモードの人
後半の停電(って説明は無かったような)で蝋燭をともすシーン、
原作ではなんか楽しそうな雰囲気だっけどアニメだと素敵な感じに。
まさに絵になる絵という感じだったすね。

10話。灯里を尾行するベースエピソードはARIA7巻の「ヴァポレット」
冒頭の練習してる部分で灯里が知らない人に挨拶されまくるシーンは
原作だとそれまでのエピソードに出てきた人(郵便屋さんとか)だったり。
完全なエキストラなアニメの方がその後の内容と整合性がとれてるすね。
藍華がヴァポレット初体験のとこでのアリスとのやりとりも原作と違う。
原作だとアリスに「さすがは姫屋のでっかいお嬢様です」とか言われてたり。
大きいバッグを下げた人のあたりから以降はほぼアニメで追加された部分。
当然のようにクライマックスの人形劇のシーンも追加された部分でした。
このエピソードすらシリーズテーマの素敵との出会いに繋げてて驚いたよ。
最後に灯里の前に二人が出ていくのは原作と同じです(場所は違うけど)。

11話。初めての指名のベースエピソードはARIA6巻の「ヴェネツィアンガラス」
指名の理由がネオベネツィアで最も「もたもたのとろとろ」って……
確かに原作も同じような意図だけどアニメはなんとも直接的な表現だったり。
ネオヴェネツィアンガラスのお店を覗くシーンはアニメで追加された部分。
宝物を運んでるイメージをより実感できる感じにアレンジしてあります。
オヤツに初指名のお祝いの意味が込められてるのもアニメ独自だったり。
あとはセリフの位置と話してる人が一部違う以外はほとんど同じ内容すね。
セリフの間合いとテンポをいつもより遅くすることで余韻を感じさせてる。

12話。前半の不思議な話のベースエピソードはARIA4巻の「逃げ水」
後半の夜光鈴のベースエピソードはAQUA2巻の「夜光鈴」
凄く好きな夜光鈴の話と組み合わさってるもう一つもとても好きな話。
そう言えば「逃げ水」も夜光鈴が出てくる話だったっけ。
原作では「逃げ水」は「夜光鈴」とはシーズンが1年ぐらい違ってて
(アニメとは違って)夜光鈴を買いに歩いてるって設定でした。
この風鈴に囲まれる映像はまんまビューティフルドリーマーっすね。
※前にも書いたけど不思議系の話はうる星の影響が色濃く出てる
夜光鈴の話は時期的に(かなり初期なので)原作ではアリスはいません。
最後に夜光鈴を見送る時に主要キャラが出るのもアニメで追加された部分。
この話をアニメで改めて見て思ったけどまさしく何もない話っすね。
だけどやっぱり好きだと再確認したよ。情緒を激しく刺激すると言うか。
そー言えばこの回はいつもより絵が5割マシ良かった。なんか嬉しい。

13話。アリスの自分ルールのベースエピソードはARIA9巻の「自分ルール」
アニメでは2回やってるアリスの自分ルールだけど原作では1回分です。
つまり1回目で失敗する展開は原作にはないのでした。
正確には原作の内容が1回目の途中までと2回目になってるのですが。
原作だと途中からアテナ先輩が出てきて手伝ってしまうので。
そしてアテナ先輩が手伝ってからの展開もアニメで大幅に追加されてる。
原作ではアテナ先輩に手伝われたことに抗議しながら受け入れちゃうので。
最終的にはアニメも原作と同じ結論に至るけどそこまでの回り道っぷり
よりアリスの年齢相応の幼い表情を強調している感じになってるね。
アテナ先輩がアリスを歌って励ましてるのもアニメで追加された部分。
ちなみに、この回の放送はまだコミックス9巻の発売前でした。

さて次は(おそらく)秋のエピソードです。
アニメでも原作と同様に藍華は髪を切るんだろうか!?


寝るのを忘れるほどの集中力 (06/7/22) 次へ 前へ
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すっかり遅れました。
それには理由がありまして。
↓を最後まで読むとわかります。


「涼宮ハルヒの憂鬱 オリジナルサウンドトラック 完全版」
と言っても録画したものから曲を抜き出したものですが。

全話見終わったので残りの分も調べて作りなおしました。
D.C.は途中までで止まってるので完成させたのは初めてです。
曲を抜き出した副産物として完全なBGM使用テーブルも出来たので
近日中に何らかのカタチにして載せる予定(下のほうに追記あり)。

2〜14話までに使われてる曲は全52曲。
(BGMとは言い難い曲もありますが)
1話(ミクルの冒険)に9曲使用してるので音源は全60曲程度っすね。
※「ミクルの冒険」で使用してる曲は0巻の限定版CDに収録済
バリエーション曲や微妙なバージョン違い曲はほとんど無いので
1クールものとしては曲数が多いほうではないかと。
フタコイオルタナティブの80曲には負けるけど。

抜き出した曲の総延長が80分弱なのでオリジナル(未編集)版だと
CD1枚には収まらないっすね。収録済みの1話の分も他にあるし。
ふつーに2枚組のサントラを出せばいいような気もするけど。
それか曲を抜粋したサントラを一枚出すとか。
抜粋だと好きな曲が収録されてないこともありますが。

前回、毎回のように使ってて作品の雰囲気を形作るベーススタイル曲、
みたいな説明をしたけどそれらの曲をほとんど使わない回があります。
例えばミステリー展開の8話とか学園祭の12話とか佳境に近い13話とか。
意図的に雰囲気を変えるためにいつもの曲を使わない演出手法でした。
そして最終回ではメリハリをつけるためにあえて使ってたりもする。
(眠るまでがいつもの曲で眠った後が特別編成)

特定の1シーンにしか使わないシチュエーション曲も結構ある。
もしかしてベーススタイル曲とは別に回毎にオーダーしたのかも?
そうとしか思えないほど曲と映像がシンクロしてるのもあるし。
たった1回しか使ってないのに凄く印象的な曲もいくつもあります。

例えば「朝倉涼子VS長門有希」は曲の展開すら画面にシンクロしてて
シーンのインパクトとテクノ(トランス)な曲調を含めて凄く印象的です。
ちなみに「長門有希の呪文」(ホーミングモード)とは微妙に違ってて
おそらくこの曲からトラックを削ったのが「長門有希の呪文」だと思う。

対戦ゲームの回にのみ使ってる曲はどれも耳に残りやすいけど
特に「反撃の咆哮」はその状況と曲調のシンクロ度が凄く印象的。
このシチュエーションでこの手の曲を使うとまんま銀英伝だけど(笑)。
せっかくなので曲のタイトルも銀英伝風にしてみたよ。

クライマックスに使ってる「新世界より」も強烈に記憶に残ってる。
このシチュエーションでこの手の曲を使うとまんまエヴァ(以下略)
4分以上も長々と使ってるのも記憶に強く刻み付けられる理由っすね。

ノリが良かったり変わったビートだったりなベーススタイル曲。
ジャンル無制限でインパクトの強いシチュエーション曲。
そして感情の機微を表現するキレイ系な曲なんてのも。

前回書いた9話の最後に使った「二人の風景」がそれ。
そして13話でハルヒが語る「ちっぽけな存在」とか。
12話の最後に使った「何かをやったって気がした」とか。
キレイ系の曲はめったに使わないからこそ印象的と言うべきか。
ハルヒのカワイイ表情も滅多に見れないからこそ印象的みたいな。

そんなわけで完全版のサントラを作って思ったこと。
これサントラとしてリリースされてたら名盤だったんじゃないかな。
DVDの付属CDだと評価対象にすらならないので勿体無いっすね。
そもそも小分けだから付属CDを取り出しても評価しようがないけど。
おそらく全音源を収録しそうなのだけは有り難いことだけど。
(全部収録しないと残り7巻分に入れる曲数がない)

DVDが全部揃ったら再構成したサントラCDでも作るかね。
それまではこの自作CDをヘビープレイすることになりそうだ。
そのうち曲に被ってるセリフを完璧に覚えてしまいそうです(笑)。
つーか既にかなり覚えてしまいましたよ……

以下全曲紹介
タイトルはテキトーにつけたもの(前回から一部変えてます)。
命名規則は「M話数-使用順」で抜けてる番号は既出と同曲。
※使用してる場所の説明は長くて聞きやすい場所(抜き出し場所)
暇と根性のある人は↑を参考に自分で作ってください。

「M2-01」穏やかな日々
2・9・11・14話で使用。
2話冒頭のキョンのモノローグっぽい語りのあたり。

「M2-02」ハルヒビート・1
2・3・4・5・6・10話で使用。
4話でハルヒが不思議な踊りを踊ってる(ブロックサイン)あたり。

「M2-03」
2・5・8話で使用。
5話で長門有希が「あなたは涼宮ハルヒに選ばれた」のあたり。

「M2-04」稀代の変人 涼宮ハルヒ
2・3・4・6・7・9・10・11・14話で使用。
4話でハルヒが妹を連れてきたキョンを責めてるあたり。

「M2-05」ハルヒビート・2
2・3・4・6話で使用。
2話でキョンがハルヒの奇矯な振る舞いの片鱗を解説してるあたり。

「M2-06」
2・3・5・9・10・11・13話で使用。
2話でハルヒが付き合うなら宇宙人かそれに準じる何かと言ってるあたり。

「M2-07」
2・3・5・14話で使用。
2話で席替えしてさらばハルヒ〜、偶然だよなのあたり。

「M2-08」ハルヒビート・3
2・3・4・5・6・7・8・9・11話で使用。
4話でハルヒが「我々の存在を天下に知らしめる〜」とか言ってるあたり。

「M2-09」
2・4・5・6・7・11話で使用。
2話でハルヒがここは文芸部の部室と説明してるあたり。

「M2-10」朝比奈みくるの受難
2・5話で使用。
2話でハルヒの「紹介するわ、朝比奈みくるちゃんよ」のあたり。

「M2-11」ハルヒビート・4
2・3・4・5・6・7・9・10話で使用。
3話でハルヒがバニースーツを着て校門に突撃したあたり。

「M2-12」SOS団出発
2・6話で使用。
6話でクルーザーで舞台になる島へ向かってるあたり。

「M2-13」次回予告
1〜13話で使用。
毎話次回予告で使ってる曲。OPのインストアレンジ。

「M3-01」ハルヒビート・5
3・4・6・7話で使用。
6話で嵐で外に出られないから遊戯室で遊んでるあたり。

「M3-07」朝比奈みくるの哀愁
3話で使用。
みくるの「私がお嫁に行けなくなったら〜」のあたり。

「M3-10」情報統合思念体
3・5・7・10話で使用。
5話で長門有希が統合思念体が〜な説明を延々してるあたり。

「M4-03」千本ノック
4・5・7話で使用。
4話でハルヒが千本ノックをしてるあたり。

「M4-08」暴れる神人
4・13話で使用。
13話で神人が暴れてるあたり。

「M4-09」長門有希の呪文
4話で使用。
長門有希がホーミングモードを発動したあたり。

「M4-10」ミステリアスボール
4話で使用。
キョンがミステリアスボールを投げてるあたり。

「M4-11」穏やかな日々・Ver2
4話で使用。「M2-01」の微妙に違うバージョン。
ハルヒの「あんたがそれでいいなら、まぁいいわ」のあたり。

「M5-08」デートのような
5・10話で使用。
みくるの「あたしこんな風に出歩くの始めてなんです」のあたり。

「M5-09」朝比奈みくるの告白
5・10話で使用。
みくるが自分の正体を説明してるあたり。

「M5-14」古泉一樹の解説
5・6・8・13話で使用。
5話で一樹がこの世界はハルヒの夢のようなものと言ってるあたり。

「M6-03」ミステリーの予感
6・7・8・13話で使用。
6話で一樹がハルヒは名探偵になりたいのだと解説してるあたり。

「M6-08」トロピカルサマー
6話で使用。
みんなが海で遊んでるあたり。

「M6-12」殺人事件
6・8話で使用。
6話でオーナーの部屋のドアを破ろうとしてるあたり。

「M7-07」次元断層の隙間
7・13・14話で使用。
コンピ研部長の部屋で長門有希が呪文を唱えて異相空間へのあたり。

「M7-08」
7・8話で使用。
8話冒頭の殺人事件に直面したあたり。

「M7-09」
7話で使用。
カマドウマに一樹が攻撃してるあたり。

「M8-03」再現フィルム
8話で使用。
洞窟でハルヒが推理をしてるあたり。

「M8-07」犯人はおまえだ!
8話で使用。
ハルヒが「ヤラセのお芝居〜」と叫ぶあたり。

「M9-01」
9話で使用。
冒頭のナレーション風の語りのあたり。

「M9-07」なんでもない時間
9・14話で使用。
キョンが部室でストーブをつけて温まってるあたり。

「M9-08」二人の風景
9話で使用。
最後にキョンとハルヒが傘で帰るあたり。

「M10-02」
10話で使用。OPカラオケVerのイントロEDIT。
ロゴが出るあたり。

「M10-05」朝倉涼子の凶行
10話で使用。
朝倉涼子がナイフで切りかかってくるあたり。

「M10-06」朝倉涼子VS長門有希
10話で使用。「M4-09」の微妙に違うバージョン。
朝倉涼子と長門有希が超能力バトルをしてるあたり。

「M10-09」
10・13話で使用。
13話でハルヒが管理人に朝倉涼子のことを聞いてるあたり。

「M11-01」全艦戦闘配置
11話で使用。
冒頭のハルヒが「全艦戦闘配置!」と言ってるあたり。

「M11-02」対戦ゲーム
11話で使用。対戦ゲームのチープなBGM。
コンピ研制作の対戦ゲームの説明をしてるあたり。

「M11-07」開戦の狼煙
11話で使用。
ハルヒが「皇国の興廃はこの一戦にあり」とか言ってるあたり

「M11-08」膠着する戦線
11話で使用。「M11-02」の交響曲風バリエーション。
ゲームを開始したあたり(前半)と混乱してるあたり(後半)。
(編集して適当に繋いである)

「M11-09」反撃の咆哮
11話で使用。
キョンが長門に「やっちまえ!」と言ってるあたり。

「M12-01」喫茶どんぐり
12話で使用。
喫茶どんぐりのあたり。

「M12-02」吹奏楽ステージ
12話で使用。
吹奏楽ステージの演奏(BGMとは言い難いけど)。

「M12-05」何かをやったって気がした
12話で使用。
ハルヒがなんか落ち着かないとか言ってるあたり。

「M13-03」ちっぽけな存在
13話で使用。
ハルヒが自分がちっぽけな存在だと告白するあたり。

「M13-08」
13話で使用。「M2-03」の微妙に違うバージョン。
閉鎖空間から帰るところで一樹が説明してるあたり。

「M14-05」神に捨てられた世界
14話で使用。
一樹の「そこは涼宮さんが構築した新たな時空」のあたり。

「M14-07」新世界より
14話で使用。
神人が出現したあたりからキョンがアレするとこまで。

「M14-08」穏やかな日々・Ver3
14話で使用。「M2-01」のバリエーション。
最後の「その後のことを少しだけ」と語るあたり。


ここで終わりにして他の作品の感想を書く予定だったのですが……
いきなり思い立って全楽曲使用リストを完成させてしまいました。
※リストへのリンクは最後の方にあります

と言っても全て手入力で作ったわけではないですが。
全て手作業で作ることは可能だし1回だけならそんなに手間じゃない。
(単純作業を繰り返すのでかったるいけどね)
でも相互にリンクしまくりの構造はメンテするのが不可能に近いので
まずBGM使用テーブルを編集・閲覧するためのスクリプトを作って
それにデータを入力してそれっぽい体裁にしたのです。

実はそのスクリプトの作成には恐ろしく時間がかかってます。
まぁ、そんなことはやる前からわかってたことなんですが(爆)。
そもそもこんな一気に完成させるつもりは全く無かったわけで。
予定は未定でそのうちなんとかなるだろー、みたいな感じでした。
しかし作り始めたら止まらなくなって(寝ずに)40時間ほどぶっ続けで
作業した結果、なにやらそれっぽい動作をするようになりました。

その時点では見た目の体裁とか微妙な操作感とか全然だったけど。
あとちょっとな感じが気分をさらにヒートアップさせ一気に完成へ。
データの入力も込みでトータル60時間ほどかかりました(遠い目)。
ちなみに経過時間はたったの3日……(1日徹夜してるし)
自分で言うのもなんだけど、何でそんなに根をつめてるのかね。

スクリプトの全ての動作は頭の中にイメージがあったとは言え
実際に動作するものを操作してみると想像以上に便利だったよ。
自分で作ったモノにこんなこと言うと実にアホっぽいが(笑)。
曲のタイトルを修正すると各話の使用リストの曲名まで変わるのは
それを意図して作った当人ですら感動的ですらあったね。
(元々の曲使用リストはロータス123で作ってあった)
全てのページが縦横無尽にリンクされてるのもスクリプト様々です。
手作業で同等のリンク埋め込みなんてとてもやりたくない……

ちなみにこのスクリプトはJavaScriptが必須になってます。
閲覧モードだけなら操作をURL変換して埋めこむのも可能だったけど
編集モードとの兼ね合いもあってJavaScriptを併用しています。
今は閲覧専用にしてあるこのスクリプト実は編集モードもあるのです。
正確には全ての画面が編集モードと閲覧モードの状態を持ってます。
※今は設定で編集モードを無効にしてあります
編集モードになるとこの画面のまま入力フィールドが現れるのです。
その入力をリンクで受け取りたい場合はJavaScriptを使わざるをえない。
(普通なら入力ボタンを使わないと値を受け取れない)
後は状態変数をURLとして埋めこむのが激しく面倒だからってのもある。
JavaScriptを併用したおかげでかなり処理が簡略化できたのです。
そんなわけでJavaScriptを無効にすると一切の操作ができません。

あと今回は全面的にスタイルシートを採用してみました。
スクリプトに画面のデザインを埋めこむと後のメンテが大変なので。
スタイルシートの経験値が少ないのでデザインに苦労しましたが。
さらに見た目が完成したと思って念のためにFirefoxやOperaで見たら
意図したのと全然違う表示になってて唖然としたりとか……
CSSの解説サイトを見て回ったけど初心者向けのばっかだし。
欲しいのはそんな低次元の情報じゃねー!って感じだったよ。
いっそFirefoxやOperaの人にはごめんなさいで見切り発車しようかと。
なんとか原因らしきものを突きとめて修正が間に合いましたが。

手間のわりに必要としてる人があまりいなそうでアレですが。
(スクリプトは他の作品にも使いまわせるからいいけど)
まぁ、興味が有ったら見てやってください。

「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲使用リスト)こちらです。
※ブログはサイドバーからもリンクしてます


誰もが本心では望んでること (06/7/14) 次へ 前へ
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実は今週は他にもいろいろ見たんですが……
書いたり消したり何度も見返して確認したりしてるうちに
他のを書いてる時間が無くなりました(汗)。
一気に書いて書き捨てられる性格だと良かったんだけど。

「涼宮ハルヒの憂鬱 10〜14話」
これでラストです。
最初からなんとなく思ってて最後まで見て改めて実感したけど
DVDもこの放送順に収録した方がいいんじゃない?
放送を見てDVDを買う人にとっては放送順でも時系列順でも
さほど違いはないだろうし再見する時に収録順に見る必要もない。
だけどDVDで初見の人にとっては放送順のほうがインパクトが有るよ。

だって(時系列順の)1〜6話がこの作品のメインになるエピソードで、
作品の最もクライマックスが放送最終話の6話にあたるわけで、
最後にそれを見た方がおそらく強いカタルシスを感じると思うから。
それに7話以降の読み切りエピソードをメインエピソードに挿入することで
視聴者にとって世界の有りかたがダイナミックに変化する感覚を味わえる。
つまりごく普通に見えた世界が実はそうではないと次第に思い知るように
放送話数が進むごとにどんどん凄いシーンを見せられることになるから。

例えば10話(憂鬱IV)を見た後に4話(退屈)を見てもインパクトが無いんだよ。
しかし4話→7話(ミステリックサイン)→10話の順だと長門有希が見せる力が
どんどん凄くなっていくわけで。テキトーに見えてよく考えた並び順です。
閉鎖空間のビジュアルインパクトについても同様なことが言える。
4話でその存在だけ匂わせて、7話で閉鎖空間に似た異相空間を見せて、
13話(憂鬱V)で閉鎖空間と神人を見せて、14話(憂鬱VI)で新世界を垣間見る。
つまりメインエピソードの憂鬱I〜VIを最初から最後まで順に配置して、
現実離れした事象をメインと整合性をとりつつ凄くなる順に挿入して、
最後に日常の光景を描いた話をその間に埋め込んでメリハリをつけてる。
見る人の理解を困難にするために話数をシャッフルしてるのではなく、
特に初見の人にとってより印象的に見えるように構成してるわけです。

物語の理解という意味でも話数シャッフルが絶妙に効いてる。
前に書いた3話(憂鬱II)→4話→5話(憂鬱III)の順がまさにそう。
メインエピソードのクライマックスにいったい何が起きるのか、
普通の内容ならそれ以前のシーンに伏線を忍ばせるわけです。
しかしこれは14話より時系列で後の話を先にやってるので、
未来のエピソードの些細なセリフが結果的に伏線になってたりもする。

未来の話を先にやるのは変化のポイントを注目させるという意味もある。
前に男の前でも平気で着替えてたハルヒが8話(孤島症候群 後編)では
キョンに見えないように服を乾かしてたと書いてたでしょ。
実は3話でバニースーツを着た時にはキョンの前でも脱いでたわけで、
そこから8話までの間にハッキリした心境の変化があるわけです。
そして14話にハルヒは着替えの時にキョンに出てけというシーンが。
(ハルヒが着替えようとしてもキョンは気にしなかったから)
つまり3話(憂鬱II)から14話(憂鬱VI)の間でハルヒは自覚するわけです。
何を自覚したかについては自分の目で確かめろってコトで。

この後、ハルヒとキョンの関係についてあれこれ具体的に書いてたけど、
まだ見てない人にとって致命的なネタバレが大量にあるので消しました。
前に載せた内容にもクライマックスに至る重大なヒントを書いちゃったけど
ヒントであってネタバレではないからまぁいいかなと。

消した内容の代わりに別の話を。
この世界はハルヒの夢で、この世界ではハルヒは神みたいなもの。
この説明を聞いて20年ほど前のある伝説のアニメを思い出したよ。
それは何かというとうる星の「ビューティフルドリーマー」です。
※アニメに詳しい人には常識とも言える押井さんの代表作
おそらく同じようなことを考えた人は日本中に結構いると思う。

ビューティフルドリーマーは夢(虚構)の終わりに現実があった。
この作品では夢こそが(みんなにとって)現実という設定になってる。
しかしあくまでハルヒの夢なので、ハルヒのメンタルに影響を受ける。
それどころか世界に愛想を尽かしたらリセットされるかもしれない。
そしてハルヒ以外の人は夢の世界の住人だから外に現実は存在しない。
つまりこの作品は終わらないビューティフルドリーマーみたいなもの。

ビューティフルドリーマーにはもうひとつ象徴的な側面がある。
それは学園祭前日をずっと繰り返していたというところ。
つまり学園祭の準備の中の高揚した気分が作品に充満してる。
そしてこの作品はハルヒが楽しくなりたいからと暴走し続ける内容。
言ってみればずっと日常を彩るためのお祭りをやってるようなもの。
非日常であるはずの学園祭がいつもの日々の延長に見えるぐらいだし。
そーいう意味でもこれはビューティフルドリーマーなんだなと。

この作品が好きでビューティフルドリーマーを知らないなら、
レンタルでもして見比べてみるといいです。
みょーに重なる符号が出てきたりしてなかなか興味深いと思うよ。
一樹が車の中で延々と説明するシーンなんかそっくりなのが有るし。
(押井さんはパトの2作目の映画でも同じことやってたけど)
あ、ストーリーそのものは全く似てないので念のため。

その昔、ビューティフルドリーマーを見て強烈に影響を受けて、
物語の仕掛けや雰囲気をモチーフにした話を考えたこともあったのです。
(パロディではなくてあくまでモチーフにした話)
だからバリエーションのようなこの作品に強く引きつけられるのかも。
感情の変化を丁寧に描いた表情描写や、意味を物語として見せる手法とか、
リアルな世界を見せながら、ここぞという瞬間には仕掛け映像を使うとか、
純粋に映像作品として素晴らしいデキというのも気に入った理由ですが。

もう一つ。
この作品の最初の頃のハルヒの印象は希代の変人だった。
しかし物語が進んで奇矯な行動の理由が明かになるにつれて、
ハルヒはむしろとっても常識人で理性的なのだとわかってくる。
世界のあり方を知っていて、何が真っ当な行動なのかも理解してる。
理解してるからこそその枠を外れる行動をあえて選んでる。
そもそもハルヒが素で変人だったらこの世界が大変なことに。

自分がこの世界の中の瑣末な存在で有ることに気づいて愕然として、
世界に少しでも自分の存在を刻み付けたいと足掻いている。
この感覚は自己の存在を客観視できない未成熟な人でなければ
誰もが無意識にしろ意識的にしろ抱いている感情なわけで。
普通なら躊躇することを人並み外れた行動力でやってるだけ。
誰もが憧れながらデキないことを、ハルヒはやってるだけです。
この作品がムーブメントになるほどに受けてる理由はそのへんだね。
エヴァだって心を熱くするロボットアニメだから大ヒットしたのではなく
そこに描かれてた人間模様が(同世代の)多くの人の共感を呼んだからで。
クオリティがどうとか、設定がどうとか、そんなことは枝葉の話です。

実はハルヒが語ったことと似たようなことを高校時代に考えてました。
もちろんハルヒのような行動力が有ったわけではないのだけど。
でも高校時代を振りかえってて、忘れてたアホな行為を思い出した。
風紀委員というのは学校の秩序を作るようなイメージが有ったのです。
と言っても通ってた高校は平和だったので事実上のお掃除委員でした。
何で知ってるかと言うと、自分から希望して風紀委員をやったから(爆)。
高校に入って積極的に何かを変えようと思っての行動だったんだよ。
これを思い出してハルヒの行為を笑えなくなってしまった……

作品に戻って今回の分についても(本筋にふれないように)少しだけ。
12話(ライブアライブ)では学園祭でのある出来事が描かれます。
具体的な内容は実際に見てもらうとして、
この回に特に印象的だったのは楽器を演奏する動きの再現度……
(演奏するところの腕や指の動きの再現度は確かに凄かったけど)
ではなくてハルヒが見せる表情。シリーズ中最高にカワイイと思う。
そしてキョンがハルヒのことを見直したシチュエーションでもある。
この回を本筋のクライマックスの直前に入れたのは実に効果的すね。
劇中歌シングルの発売とほぼ同時に放送したのも凄い効果的でした。
(これ見ると確かに買いたくなるから)

14話のラストシーンを見て限定版DVDのマラソンをする覚悟が出来ました。
1話3000円コースは凄く高いとは思うけどお金を出す悔いはないと思った。
そんなわけで1巻も早速予約しました。
と言うかAmazonが売り切れたら凄い勢いで他の店舗にも波及を始めたので
これはヤバいと残ってるとこで最も安いお店に予約注文をしたのです。
結果的に0巻(ミクルの冒険)を買ったお店と同じお店になりました。
そしてそのお店もまたもや買った直後に完売に。実に危なかった。
おそらく今現在ネット上で確実に買えるお店は残ってないと思う。
(最後まで残ってたアニメイトWeb通販も予約終了になったようだ)
まだ発売まで2週間もあるというのに、いったい何の冗談でしょう?

最後に全話のサブタイトルとハルヒ(時系列)話数の一覧を。
※放送話数→ハルヒ話数

1話→11話「朝比奈ミクルの冒険」
2話→1話「涼宮ハルヒの憂鬱I」
3話→2話「涼宮ハルヒの憂鬱II」
4話→7話「涼宮ハルヒの退屈」
5話→3話「涼宮ハルヒの憂鬱III」
6話→9話「孤島症候群(前編)」
7話→8話「ミステリックサイン」
8話→10話「孤島症候群(後編)」
9話→14話「サムデイ イン ザ レイン」
10話→4話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」
11話→13話「射手座の日」
12話→12話「ライブアライブ」
13話→5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」
14話→6話「涼宮ハルヒの憂鬱VI」


それはもう終わった話だったのに (06/7/7) 次へ 前へ
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いつものようにAmazonのトップセラーを眺めてたら気になる記述が目に入った。
『xxx HOLiC 第三巻 (サントラCD付スペシャルパッケージ)』って……
xxxHOLiCまでDVDにサントラをつけるのかよ!
これから涼宮ハルヒの限定版マラソンをするハメに陥りそうだというのに(泣)。
(1巻の限定版がすでに品切れてるお店が有るんだけどマジなのか!?)
サントラマニアには厳しい昨今。宝クジでも当たらんかな。1億ぐらい(おい)。

そんなサントラをDVDに付属してる作品や、
サントラそのものをリリースしてない作品や、
リリースしてるけどレンタル対応してない作品などを調べてみました。
題して「レンタルのないサントラ」ってことで。
いずれは一覧にしたページを作りたいけど、とりあえずな感じで。
※とりあえず版なんで抜けが有ります


まずDVDに付属してる作品

エルフェンリート (1巻の初回限定版)
・カレイドスター (4巻の初回限定版と各初回限定BOX・計4枚)
・神無月の巫女 (1巻の初回限定版)
・SHUFFLE! (各巻の初回限定版・小分け?)
・涼宮ハルヒの憂鬱 (各巻の初回限定版・小分け?)
・SPEED GRAPHER (2巻と8巻の初回限定版)
・旋風の用心棒 (1巻の初回版)
・D.C. 〜ダ・カーポ〜 サイドエピソード (2巻)
・HAPPY☆LESSON (1巻の初回限定版)
・HAPPY☆LESSON THE TV (無印OVA4巻)
・BPS Battle Programmer Shirase (DVD-BOX)
・プリンセスチュチュ (1〜3巻の初回版)
・魔法少女リリカルなのはA's (各巻の通常版・小分け)
・まほらば Heartful days (1巻の期間限定版)
・みずいろ ムービック版 (2巻の初回限定版)

以上の作品はDVDを入手しないと聞くことができないもので
大半が初回限定なのですでに入手困難なものが多いです。

・JINKI:EXTEND (1巻の期間限定版)

この作品は単品でもサントラがリリースされてるのですが
DVDに付属してるものとは違う曲が収録されてるそうで……

・おねがい☆ティーチャー (1巻と4巻の初回限定版)
・おねがい☆ツインズ (1巻と7巻の初回限定版)

この2作品は後でコンプリートサントラが単品リリースされてます。
全てがこの方式なら苦労はないんだけど現実は極めて希だったり
※レンタルもあります

・灰羽連盟 (3巻の初回版)
・月詠 -MOON PHASE- (5〜7巻の初回限定版)

この2作品は通常のサントラが単品リリースされてて(レンタルあり)、
DVDにはサントラ未収録曲を入れたCDが付属してます。
一般的にサントラに作中の音楽全てを収録することはまずないので
付属CDは最初から存在しなかったと考えてみるのも一つの手!?


次にサントラがリリースされてない作品
※最近の作品以外はチェックが不完全です

・IGPX
・格闘美神 武龍
・GANTZ
キノの旅
・京極夏彦・巷説百物語
・CLUSTER EDGE
・神世紀伝マーズ
・探偵学園Q
・ダイバージェンス・イブ
・天使な小生意気
・ハングリーハート
・PROJECT ARMS
・マイアミ☆ガンズ
・まじかるカナン (TV版)
・MAR -メルヘブン-
・モンキーターン
・ラムネ
・REC

・北へ。 〜DiamondDustDrops〜
→追記 通販専売で出ていたらしい(既に販売終了)
・RAGNAROK THE ANIMATION
→追記 発売されてました(レンタルは無いかも)
・銀盤カレイドスコープ
→追記 12/20に発売予定

以上の作品は情報を見落としてなければリリースされてません。
現状の放送数を考えれば滅多にないと考えるべきか。
※OVAは大量にあるのでリストに載せてません

・ビューティフルジョー

この作品は日本ではリリースされてませんが海外ではリリースされてて
Amazon.co.jpで輸入版が手に入ります。※レンタルはありません

・AIR (TV版)

この作品はそれ自体のサントラがリリースされてませんが、原作の音源を
そのまま使用したらしい(未確認)のでゲーム版サントラが実質相当品です。
※ゲーム版サントラはCD扱いじゃないのでレンタルありません


CDが単品リリースされてれば問題なし!
と言いたいところですが、そう簡単にはいかなかったりする。
実はレンタル対応してないサントラCDもあるのです。
セル(販売)用とレンタル用が区別されてるDVDと違って
CDは全てレンタルしてると思ってたけど、そーではないらしい
DVDのようにレンタル品は中身が違うということは無いけど。
※レンタルのみCCCDという商品もごく一部にあります

というわけでサントラをレンタルしてない作品

・陰陽大戦記
・Canvas2 〜虹色のスケッチ〜
・ギャラクシーエンジェル(4期)
・シンデレラボーイ
・tactics
・W〜ウイッシュ〜
・デ・ジ・キャラットにょ
東京ゴッドファーザーズ
・奈々子解体診書
・ヴァンドレッド
・ぷきゅる
・マシュマロ通信
・魔探偵ロキRAGNAROK
・まっすぐにいこう。
・まぶらほ
・MEZZO

以上の作品は(おそらく)レンタルしてないと思われます。
いくつかのタイトルはTSUTAYA新宿でリクエストして確認しました。
※TSUTAYA新宿はリクエストには100%答えてくれる

調べた感じブロッコリー系のレーベルはレンタルしてないみたい。
実はブロッコリーが製作参加してる作品は一つもDVDレンタルしてないし。
(デ・ジ・キャラット、ギャラクシーエンジェル、シュガ〜、ちょびっツ)

あと実質CDだけど通常のCD流通を使ってないもの。
例えばPCゲームのサントラやI'veのCDとかはレンタルがないようです。
※ジェネオンから出てるI've関係のCDはレンタルしてます


前文が長くなりまくりですが恒例のオススメ。3月分です。

女性誌の今月の1冊は池谷理香子さんの「あなたはあの星の下に」に。

コメントには血の繋がった兄妹の恋愛みたいに書いてあるけど、
物語は父母と大学受験を控えた娘という家族の光景として始まります。
その娘の家庭教師としてこの家に来た青年が前世の記憶を持っていて、
それがなんと母の亡くなった兄のものだったという話。
ただ記憶を持ってるだけなら懐かしいで終わる話だったけど
この兄と妹は普通の仲がよいという次元の関係ではなかったのです。
そしてこれはややネタバレ気味だけど、娘のホントの父親は……
つまり普通の家族だと思ってた関係は実は砂上の楼閣だったみたいな
物語の導入からは信じられない方向へ話は転がっていきます。
物語のラストもおよそ予測も出来ないカタチだし。
ヤングユーの最後を飾るに相応しい作品だったと言えるかも。
※池谷さんはヤングユーでデビューした人

「暴れん坊本屋さん」の久世番子さんは新顔です。ピチピチ?(笑)
1巻が出た時に一部で話題になってたのですっかり出遅れだよ……
マンガ家なんだけど生活と実益のために書店員をしてる番子さんが
本屋で見たアレコレを(多少誇張して)マンガに描いた作品。
と簡単に説明するとたいしたこと無いように思えるけど、
本が好きで本屋に通ってる人にとって面白すぎのネタが満載です。

例えば(一般的な)おじさんにとって(脳内)発売日はメディアで紹介された日。
それもちゃんと書名で覚えて書店に来る人はまだマシなタイプで
「さっきテレビでやってたアレはないか?」なんて人も多数。
あなたの脳内に入れと?なんて番子さんのツッコミが入ってるよ。
※1巻のPOPに「新聞で紹介されたアレです」とか書いてあった(笑)
タイトルを間違えてる人も少なくない……間違えてる人のほうが多いとか。

本好きの人は壁にある新刊情報をちゃんとチェックするとか。
(今はネットでも調べられるけど)
予定表にあるのに出てないのはナゼと本屋に食い下がる人とかも。
さあ、作家が原稿を落としたんじゃないですか……と番子さん。
これ一見だだの説明だけど番子さんはヒトゴトじゃないのがポイント。
先週出た新刊の続きがすぐ読みたいという小さい子に優しく対応しつつ、
心の中で「そんなペースで新刊が出たら描いてる人死ぬから」とか。

よーするに知ってる人と知らない人の感覚のギャップというか
知らないからこその行動の大胆さが知ってる人には笑えるのです。
つまり本にまつわるアレコレを知ってる人には抱腹絶倒な内容。
逆に知らない人にとって笑えるかは知らん。勉強にはなると思うけど。

番子さんの蛮行についても少しだけ。
この作品で多少は知名度が上がるまではほとんど無名だったわけで。
それなのに自分のコミックスを9面平積みしてみたり……
てめぇは尾○栄一郎か!とコミック担当のハチさんにツッコまれてたり。
(ハチさんと番子さんはこの書店の名?迷?コンビ)
配本少ないからと自分のコミックスを大量に追加注文出してみたり。
当然いつまでも売れ残ってて自作自演のポップを書いてみたり。

そんな感じでこの作品に関してはあと数百行ぐらいは書けるけど
キリがないのでこのへんで。


男性誌の今月の1冊はなし。

「女子高生 Girls-High」
コミックハイ!の復活に合わせてタイトルが微妙に変わりました。
装丁も変わりました。今までの分も新しい装丁で再発されてます。
わざわざ買い直したりしてないので中身がどーなったかは知らんけど。
あと、この作品はつい最近アニメになりました(放送は終わった)が、
改めてマンガを読んでもやっぱり根本的なところがなんか違う。
マンガはパンツやブラをそのへんに放置してもパンチラはやらないし。
(アニメはわざとらしくパンチラをやるんだよ……)

「社長DEジャンケン隊」
ジャンケン隊が社長バージョンで復活しました。2巻で終わりだけど(爆)。
社長というから偉そうな人ばかりかと思って読んだらそうでもなかった。
あと社長といっても小さい会社から大企業まで守備範囲が広かったり。
でも共通して言えるのはみんな若いってこと、実年齢ではなく精神的に
行動力とか発想の大胆さとか思考の柔軟性とか、やっぱ社長なんだなと。
前のシリーズもだったけど結果を出した人の話は読んでで面白いっすね。

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