名前のない人たちの物語 (06/3/27) 次へ 前へ
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なにか知りたいことがあって検索エンジンにキーワードを入れてみて
そこで出てきたサイトを見て廻ったものの目的の情報に辿りつけない
自分でもそんな経験が結構あったりします。
だから、知ってる情報が有るなら知りたい人のために書いておこうかなと。

そんなわけで(アクセス解析の)検索キーワードにお答え!スペシャル。

以下は答える意味の有りそうなのだけピックアップしてて
表現の揺れてる類似のものは全てまとめてあります。

「ローゼンメイデン トロイメント レンタル」
→2期は今のところ(DVD)レンタル予定すらない。
→追記: 2009/2/4からリリース。
「よみがえる空 レンタル」
→セル・レンタルDVDのリリースは4/26から。
「AIR レンタル アニメ」「AIR TV レンタル」
→TV版は今のところ(DVD)レンタル予定すらない。
→追記: 今はレンタルしています。
「D.C.S.S. レンタル」
→レンタルDVDのリリースは4/5から(3巻まで同時リリース)。
シティーハンター DVD レンタル
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
→追記: 今はレンタルしています。
「まじかるカナン OVA レンタル」
→エロアニメ版のことなら「ぽすれん」に置いて有るよ。
「陰からマモル レンタル」
→4月末の予定には無かったので5月末(1ヶ月遅れ)かも。
→追記: 今のところレンタルそのものがありません。
「超GALS!寿蘭 DVD レンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
→さらに後半2クールはセルDVD・レンタルVHSともリリースされてない。
「マジカノ DVD レンタル」
→セルDVDのリリースがまだ先(5月末)ですが。
→追記: 今はレンタルしています。
「キノの旅 サントラ」
→リリースされてない。
「レンタルDVD ウイッチハンターロビン」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「バンダイビジュアル DVD レンタル情報」
デジタルビートの発売スケジュールで値段がないのがレンタル用。
「ぱにぽに DVD 比較 オンエア」
→TV版とDVD版の違いならぱにぽにWikiに詳細な情報が集約されてるよ。
「銀盤カレイドスコープ DVD レンタル」
→発売延期したっきりリリース情報が出てこない。
→追記: 今はレンタルしています。
「かしまし DVD レンタル」「かしまし レンタル店」
→セル・レンタルDVDのリリースは4/26から(だからまだどこにも無いよ)。
「ワーズワース アニメ 公式サイト」
→エロアニメのことならグリーンバニーの商品情報しかないと思う。
→追記: グリーンバニーのサイトは消滅しました。
「月詠 ミニサントラ タイトル」
→DVD付属サントラの曲目リストのことならピクターエンタの商品情報に。
ちょびっツ DVD レンタル
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ぱにぽに VHS DVD 違い」
→違い以前にVHSはリリースされてませんが。
「.hack DVD レンタル」
→SIGNなら今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
→黄昏の腕輪伝説は今のところ(DVD)レンタル予定すらない。
「MADLAX DVD レンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「GANTZ サントラ」
→単品ではリリースされてないと思う。
「ディノブレイカー DVD」
→海外向けの作品なので出るかどうか……
「アンドロイド アナ DVD レンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ガンパレード・マーチ DVD レンタル」
→1作目は今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ガオガイガー DVD レンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ガイキング レンタル」
→新しい方のDVDレンタルは5/12から。セルDVDより数日早い。間違い!?
AIR ORIGINAL SOUNDTRACK レンタル
→TV版(と言うかゲーム版)のはCD扱いじゃないのでレンタル無いと思う。
「カクレンボ レンタルDVD」
→レンタルDVDは4/28にCWフィルム作品集としてリリース予定。
「無人惑星サヴァイヴ DVD レンタル 店舗」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ガンバの冒険 DVD レンタル」
→レンタルDVDは4/28からリリース予定。
「GUNSLINGER GIRL アニメ レンタルDVD」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
→追記: 今はレンタルしています。
「エロアニメ レンタル店」
→エロアニメはオンラインレンタルの方が圧倒的に品揃えがいいよ。
「レンタル DVD 新作期間」「TSUTAYA 新作 期間」
→新作期間は店舗によって違う。料金も店舗によって違う。
「旋風の用心棒 DVD レンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ぴたテン DVDレンタル」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「ぱにぽにだっしゅ 元ネタリスト」
→元ネタの対応リストならぱにぽにWikiに凄い量の情報が集約されてる。
NOIR レンタルDVD アニメ
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
→追記: 今はレンタルしています。
「アニメ 1クール 意味」
→1クールは四半期(3ヶ月)。一般的には12〜13話。
「巨神ゴーグ レンタルDVD」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「アルジュナ 地球少女 レンタル DVD」
→今のところDVDレンタルはしてない(レンタルはVHSのみ)。
「天使な小生意気 サントラ」
→単品ではリリースされてないと思う。

なんか延々とDVDはレンタルしてないとツッコミを入れてる気がする(汗)。
それもそのはず。アニメはまだDVDレンタルしてない作品が大量に有るので。
今でこそレンタルビデオ=DVDレンタルと言って差し支えない状況だけど、
レンタルDVDが幅広くリリースされるようになったのは2003年からだし。
つまりそれ以前の作品のDVDレンタル率は古くなるほど極端に下がるのでした。
※後でリリースされた分も含めて2002年の作品でレンタル率が50%程度

前にも書いたけど
オンラインDVDレンタルの品揃え≒DVDレンタル解禁タイトルです。
それぞれのサービス毎に抜けは有るけど全部足せばほぼ網羅してるよ。
逆に言うとどれにも置いてないのはDVDレンタルしてないってことです。


「よみがえる空 -RESCUE WINGS- 5〜9話」
※セル・レンタルDVDのリリースは4/26から
この作品って主人公とその彼女と鬼軍曹(本郷三佐)以外の人たちは
イマイチ見分け難いと言うか名前と顔が一致しないというか……(汗)
もちろんそれぞれにエピソード毎に印象に残る人がいるのは確かだけど
エピソードを越えて同一人物として認識するのがなかなか難しかったり。
それは外見や行動にわざとらしいキャラ付けをしてないせいだけど。
むしろエピソード毎のゲストキャラの方が見分けやすいほどだし。

そのへんのキャラの描きかたを見ててふと思ったのです。
この作品ってもしかしてプロジェクトχのような
どこにでもいる(呼び名はあるけど)無名の人たちの物語なのかなと。
特別なヒーローではなく、スペシャリストには違いはないけど、
与えられた仕事をきっちりとこなしている普通の人の物語というか。
いつもの仕事でもエピソードによって光が当たる瞬間が有るというか。
キャラの濃さで視聴者を引きつけるのとは対極にある作品って感じすね。

アニメは絵なのでキャラにハッキリとした特徴をつけやすいけど
考えてみたらあえてキャラの特徴を薄くすることもできるわけで。
実写っぽい映像だけど実写ドラマでここまでキャラを薄くするのは
無名の役者を並べるのが現実的でない以上難しいかもしれないね。
演技力はともかく(おいおい)役者やタレントの人はオーラが強いから
よく知らない人でも見てるうちに識別できるようになっちゃうし。
※そーゆー人が役者やタレントになるんです

もうひとつこの作品の特徴としてはディティール描写の細かさがあります。
例えば5話でめぐみ(彼女)が営業で書店を廻ってる時に棚を観察して
痛んでる&日に焼けてる本のカバーを取り替えてるシーンを描いてる。
これ書店や出版の営業の人には常識だけど普通の人は知らんでしょ?
(本好きで書店に通ってる人なら知ってるかな)
こーゆー(知られてないけど)当たり前のことを丁寧に描写することで
現実を描いた作品では作品世界の説得力が全然違ってくるわけで。
この作品が面白い理由のひとつはここに限らない丁寧な描写に有るのです。

丁寧な描写で印象に残ったもう一つ。
救難の人たちは自分の機体がなくて愛機という感覚はないが
整備の人たちは担当する機体があってむしろその人にとって愛機かもと。
それぞれの機体整備の責任者を機付長(きづきちょう)と呼ぶとか。
この程度までなら他のデキの良いアニメでも描く機会はあるでしょう。
そして強く印象に残ったのはその先を描いた部分なのでした。

航空救難団は元々が航空自衛隊の事故に対応するために組織されたもので
(一般の目に触れる)災害救助は副次的に生まれたものだった。
6〜7話では同じ小松基地の戦闘機が行方不明になり捜索を行うことになる。
このエピソードでその機体の整備した人たちの表情がクローズアップされる。
もし行方不明の原因が機体の整備不良だったら悔やみきれないという感じで。
ある基地では事故の後に首を吊った機付長もいたなんて話もしたりして。
メカニックの人が目立つ作品は今までにいくつも見てきたけど、
こんな描かれ方をした作品は初めてだったのでとても印象的だったよ。

このエピソードに関しては他にも書きたいことが山ほどあったけど
書き始めたらネタバレしまくりになりそうなので自粛して一つだけ。
「生きてる」と確かめるように繰り返すセリフが胸に突き刺さって
すっかり涙がダーダーな状態でした。つーか思い出すだけで涙が……(汗)

8〜9話では主人公が偶然乗り合わせたロープウェイで事故が発生。
ロープを噛んでる箇所が外れかかった危険な状態で空中に停止してしまう。
このエピソードでは縦割り行政の縄張り争いみたいな一面も垣間見えたり。
それと自衛隊は実質的には軍隊なのでシビリアンコントロールの原則から
たとえ災害派遣だとしても自己判断で出動することはできないという現実が。
※阪神淡路の時は行政が機能不全に陥って自衛隊に要請が出せなかった

メンツの張り合いで救難隊を呼ばず、消防が救助を試みるけど無理で。
このまま待ってたら落下の危険があるので主人公は決断するのです。
備え付けの非常脱出設備を使って乗客を地上まで下すことを。
この時の主人公の姿はとっても頼もしくて憧れてしまったよ(笑)。
実際この状況に陥った時に救難隊の人がいたら地獄に仏だろうし。
もしももっと若かったらこの仕事を志したかもしれないとか思った。
アニメを見ててそんなことを思ったのはもしかしたら初めてかも。

この自力での降下作業は残念ながら事態の悪化によって完遂はしないけど
最後の最後に救難隊のヘリが登場してフィナーレを飾ってくれるのでした。
この救助のしかたが想像してたのより大掛かりな方法でビックリしたり。
さすがに金の掛けかたが半端じゃない自衛隊ならではの手法だなと。

ここに限らないけどこの作品は淡々としててあまり派手さはないけど、
事故に直面したギリギリと締めつけるような苦しさの連続の果てに
ドカーンと突き抜ける開放感があって、そこがカタルシスになってる。
物語的なメリハリは極力押さえた現実の延長のような構成だけど
それでもエピソードの最後には感情が溢れてくる。これは凄いことだなと。

そんな感じで素晴らしいこの作品ですが
あと3話で放送はお終いです(放送自体はさっき終わった)。


彼を見るとドキドキが止まらない (06/3/19) 次へ 前へ
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確定申告を筆頭にいろいろ締め日が重なって大変でした。
さらに無理したので反動で背中が痛かったり口の中が荒れてたり。
いきなり猛烈に眠くなって昼間から寝ちゃったり(汗)
なわけでまたまた更新日が大幅に後ろにずれました。
更新日が押しまくりなのでさっさと感想を行きます。


「マジカノ 5〜8話」
時間がないのでテキトーにコメント書いて終わらせられそうなのを。
(他にもっと見たいのあるけどコメント落ちて再見してたら意味ないし)
でも結局ここまで更新日が押しちゃったのであまり意味なかった。

5話以降もハイテンション&リアクション過剰なノリは変わらず。
7話以外は手持ちの1〜2巻に収録されたエピソードなので比較したけど、
ほぼ原作の筋に沿ってるのによくぞここまで違う印象になるなと感心するよ。
その印象が変わった最も大きな要因はやっぱりキャラの表情のつけかたすね。
原作では全編がすました顔ばかり、というか表情の変化が希薄なんだけど
アニメでは多彩な表情を極端に変化させてキャラが生き生きしてる。
特に美少女アニメとしては異例なぐらい壊れた方向に表情が多彩です(笑)。
お兄ちゃん大好きな舞夏のキャラもあそこまで行っちゃうと異常としか。
結構有名どころの女性声優さんたちのドスの効いた口調が見どころかも!?

基本は読みきりエピソードで原作とはエピソード順が入れ替わってます。
わりと途中参加のレギュラーキャラの出番を前倒しにしてる感じ。
そして後回しにされたエピソードではそのキャラの出番が追加されてます。
プールの回では生徒会長&マリンのあたりが追加されてる部分っすね。
そのへんがまさにそうだけど動くシーンも原作に比べて凄い派手に。
いつもはわりとへっぽこな東京キッズとは思えないクオリティでした。
GONZOが製作を主導してるのがこの作品ではいい方向に作用してるのかも。
※GONZOは製作・販売でアニメ制作は東京キッズ

7話からOP映像が少し変わりました。ED映像も少し変わりました。※曲は同じ
オープニングは本編の映像を使ってた部分にポップな新作カットを入れて
全体に音楽とのシンクロ率を高めてこれが完成版!?みたいな感じに。
最初のもそこそこ見れたけどこれなら1月組で一番いいかもしんない。
スト4のオープニング(紅優さん)と手法はずいぶん似てるけど、まぁよし。
オープニング曲を歌ってる&ヒロインの人(野川さくらさん)が同じせいか
どことなくΦなる・あぷろーちを彷彿とする気がしないでもないかな。
(内容は全く似てませんが)
お約束てんこもりなのとえらくノリがいいのも印象が被る理由っすね。

お約束のこてこてのパロと言えば
この作品は次回予告の言いまわしが毎回か何かのパロだったりして。
はっきり作品名までは出てこないけどどこかで聞いた言い回しばかりだよ。
1話「次回もマジカノにおまかせよ」
2話「君は時のマジカノを見る」
3話「君はマジカノを感じたことがあるか」
4話「見てください」
5話「マジカノの向こうで何かが起きる」
6話「マジカノの歴史がまた1ページ」これは銀英伝
7話「君はマジカノることができるか」
8話「星雲がマジカノを呼ぶ」
検索したら元ネタ対応リストがあった。8話はダンバインらしい。
もしやイデオン?とLDをわざわざ出して確認したけど違いました……
(ダンバインはビデオが手元にないから確認できなかった)


「かりん 1巻」
11月からWOWOWで放送中の新番組。DVDレンタル。
原作は角川系(ドラゴンエイジ)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
ほぼ現代と同じ日本。ごくありふれた共学高校が舞台の学園モノ。
主人公はその学校に通う普通の女子高生の真紅果林(まあかかりん)。
その学校に雨水健太(うすいけんた)が転校してきたところから物語は始まる。
彼の姿を一目見た時から果林は心臓がドキドキして……
普通のラブコメと見せかけて実は果林には普通と違うところがあったのです。
それは果林の一家は大陸から移り住んだ由緒正しい吸血鬼の家系ということ。
もちろん果林も吸血鬼で月齢によって血を欲する習性を持っていた。
そして実は果林にはもうひとつとっても恥ずかしい秘密があったのです。

キャラ絵を見た時にも思ったけど中を見てさらに思ったよ。
なんかまるで少女マンガ原作のアニメのようだなと(笑)。
キャラデザインの人の絵のタッチがいかにもそれっぽいのもあるし。
主人公の女の子の一人称描写だし、セリフもモノローグも喋りまくりだし。
主人公がみょーに元気でテンション高いし、声質まで若い感じだし。
小林七郎さんのリアル系じゃない水彩画イラストのような背景美術だし。
初鼻血ブーのシーンでは鼻血が赤い花びらの乱舞でみょーにキレイだし。
イラストタッチのエンディング映像なんか完全に少女モノ仕様だし。
確かにキャラの見た目もストーリーも原作からこんな感じなんだけど、
ちょっとした表現スタイルの違いでここまで少女マンガ風味になるとは。
原作は「りぼん」のマンガだよとか言って誰かを騙したい気分です(おいおい)。

実はこの作品は原作を読んだ時にイマイチ印象が薄味だったんだけど、
アニメでは絵が全体に華やかになって、果林のキャラに勢いが出たので、
同じような内容なのにずいぶん印象がハッキリして面白くなりました。
原作の持つ潜在的な面白さを映像化によって上手く引き出した感じかも。

ところで、月齢で血を欲する習性なんかは吸血鬼として定番の設定だけど、
好みの人間に近寄ると心臓がドキドキして血が疼くみたいな設定まであると、
まるで生理とか欲情とかを暗喩したような表現に見えるのでした。
吸血鬼の特性とラブコメの展開を絡めて意図的にやってるんだろうけど。


「IGPX 1〜6話」
10月からテレ朝系(3局)で水曜日の深夜に放送中の新番組。
カートゥーンでも1月からやってるので地上波で見れない人はそちらで。
セル・レンタルDVDのリリースは既に始まってます。
と言うか2話でいきなり録画ミスしました(汗)。のでレンタル+録画分です。
時は未来。IGPXと呼ばれる人型のメカによるバトルレーシングが行われていた。
それは立体のサーキットを駆ける高速なモータースポーツのようでもあり、
人型のメカを使ったストリートゲームスのようなバトルレースでもあった。
そのレースの下位リーグでいろいろ逸話を残した(らしい)チームサトミは
運が良かったとしか言いようがない結果で1次リーグへの昇格を決めた。
さすがに1次リーグは運で勝てるほど甘くはなく厳しい現実を知ることになる。
それでも少しずつ進んでいって勝利を手にするのだった。みたいな内容。

アニメ制作は今どき珍しいぐらいに国産率高いんだけど
内容はいかにもアメリカ〜〜ンって感じっすね(笑)。
レースはレースでもいわゆるF1みたいな紳士(?)なモータースポーツではなく
ラフプレイ上等な(ESPN)ストリートゲームスをメカに置き換えた感じだし。
テイストもまんまワイプアウト+ストリートゲームスみたいな感じだし。
めっちゃ洋ゲーテイスト炸裂でいかにも海外展開を目論んだ内容というか、
※製作にカートゥーンが入ってる(アメリカでも同時放送してるらしい)
もしかして日本の視聴者は置いてきぼりですか?みたいな。

設定は確かにアメリカ〜〜ンだけどキャラ描写はいつもの日本風。
そしてキャラ絵や背景&作品の華であるバトルレースのCGの全てが
とってもクオリティが高いです。さすがプロダクションIGって感じ。
もしかすると最初から海外展開を想定して予算が多少多いのかも。
ストーリー展開はオーソドックスだし、3話目からそれぞれのキャラを
掘り下げて思い入れしやすくなるしで、予想してたより面白かったっすね。
一時期この手の洋ゲーを熱心にやってたのも楽しめた要因かもしれない。
でも、あまり深夜アニメを見る層には受けなそうな気もしたり。
むしろこのまま夕方に放送して小さい子供に見せた方が良かったのでは?

にしてもアニメで使われてるCGも初期に比べてずいぶん良くなったすね。
頭文字Dの頃なんてグランツーリスモの方が100倍マシ!とか失礼なこと
思ってたのに、今ではゲームのCGと比べてさほど遜色はなくなったし。
(CGがへっぽこな作品は今でもあるけど)
それだけCGの時間あたり予算が安くなったってことかもしれないけど。
そもそもCG使いまくりの大作ゲームと比較して、テレビアニメの制作費は
ビックリするぐらい少ないから(だいたい1話1000万程度らしい)。

わりと面白かったけど、ちょっと足りないと思える部分も。
キャラ描写もストーリーも今ひとつ掘り下げが足りないと言うか。
1話の中である程度完結してしまって次に積み重なっていかないので。
例えば伝説のエンジニアの爺さんが出てきたのに次の回には存在感ないし。
せっかく魅力的なキャラが揃ってるんだから存在意義を持たせた方が……
それは対戦時しか表立たない相手チームのキャラにも言えるんんだけど。
あ、もしかしてこの作品ってターゲットが低めに設定されてるのかも。
日本では枠がなく(スポンサーがつかなく)て深夜に放送してるだけで。
子供向けのあざとさは無いけど確かに子供でも十分に見れそうな内容だし。
やっぱり夕方やった方か良かったんじゃないかな。

エンディング曲のこと。
栗林みな実さんがユニットでやってる曲があると聞いてたけどこれか!
さすがに今まで何曲も聞いてるので声を聞いたら一発でわかりました。
で、ユニット構成のもう一人は誰?と思ったら水月(君望)の人だったり。
よーするにexige=遥&水月ユニットってことか。
君望を熱心に見てたのでちょっと感慨深いものが。


些細な日常をドラマチックに (06/3/8) 次へ 前へ
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時間がないのでいきなり感想を行きます。

「かみちゅ! 9〜12話」
新番組の洪水に流されすっかり見るタイミングを失してました。
放送されてからそろそろ半年ぐらいになるんじゃなかろうか(汗)。
おかげでDVDのリリースも今月末の最終巻を残すのみ(レンタルも同時)。
未放送のエピソードを見たければほとんど待たずに対応できます。
(オンラインだと出て1ヶ月ぐらいは余裕で待たされるけど)
そんな感じで既に過去の作品になりつつありますが……
ある意味このぐらい遅い方がブログのタイトルには相応しいかも(笑)。

9話の生徒会選挙と10話の転校の話。
どちらも学校モノとしてはわりとよく使われるエピソードです。
そんな定番のネタに神様という設定を絡めて新鮮な印象を持たせてる。
と言うかこの作品は中学生が神様になるというインパクトのある設定こそ
使ってるけどやってることはごく日常的な出来事だったりするのでした。
そしてわりと淡々と物語が進んでいって最後にドカンと感情が溢れてくる
このへんの手法は同じスタッフの前作のR.O.D THE TVと全く同じっすね。
現実を丹念に描いたこの作品のほうがよりコントラストが強調されてるけど。

神様だから生徒会長っていかにも祀が考えそうな話だなとは思ったよ。
当然だけどゆりえの性格から言ってすんなりとは承諾しないわけです。
でも結局ゆりえは(詳しくは書かないけど)祀の策に乗ってしまうのでした。
全ての行為の理由はそこに行きつくのかよ!って感じではありますが(笑)。
たぶん能力的には炊きつけてる祀の方が生徒会長に向いてるだろうけど、
自分が言うように人望がないのと、行動力がありすぎて裏目に出る感じ。
応援演説の原稿も作り過ぎだし。あれでもあの相手なら勝てただろうけど。
やっぱり光恵の等身大の言葉の方がストレートに伝わってくるから。

11話はお正月に神社で働いて疲れたゆりえが家でゴロゴロする話。
特に何かが起きるわけではなく、ひたすらダラダラした姿を見れる回。
と言うかこんなにだらしないヒロインは過去に居たでしょうか?(笑)
もちろん現実ではそのへんに居ますが。アニメ世界でって意味で。
コタツから出ないでテレビをつけるために新聞でスイッチを操作したり。
(少し現実より古い世界みたいでリモコンはまだ普及してない!?)
このへんを見ててコタツから出てやった方が早いよ、とか思った。

見終わった後で気付いたけど実はこの回は凄いことをやってたりする。
それは最初から最後までゆりえがコタツに入りっぱなしという事実(爆)。
それだけではなくほぼ全編がコタツの部屋のシーンで構成されてます。
つまり登場人物は最初から最後までコタツでゴロゴロしてるゆりえと
その部屋に入ってくる人だけ。後は声(電話)で登場する祀たちぐらい。
もちろん電話に出る時すらコタツから出ませんから!

12話はバレンタインの話。
1話読み切りの1クール作品でラストをどーするのかと思ってけど、
なるほど!本筋の恋物語の最後に相応しい告白イベントにしたんだね。
繊細でキラキラした告白イベント……そう思ってました。見るまでは(笑)。
もちろん切ないとかこそばゆいとかそんな雰囲気も全編に充満してますが。
しかし、R.O.D THE TVのスタッフらしくそれだけでは終わらせなかった。
いつの間かゆりえの告白が学校をあげての、街をあげての大イベントに。
そして想像もしなかったほどドラマチックにクライマックスを迎えます。
「すっかり舞いあがってる」をまんま映像にしちゃうセンスには脱帽した。
1クールで読み切りでこんなにドラマチックに終わる作品初めて見たよ。
つーか、そんなことデキるんだ!と感嘆したよ。

ストーリーを大掛かりにするわけではなく、
派手なアクションで画面を彩るわけでもなく、
(部分的には派手な描写もあったけど)
どちらかと言うと現実の些細な話を丁寧に描写してた。
それでも感情を激しく揺さぶられるし、ドラマチックにだってなる
外枠のインパクトで引きつける作品に対するアンチテーゼのような。
そんなことを実感されてくれた作品でした。

だからなのかは定かではないけど
この作品は文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞してたり。
(深夜アニメだと他にはlainぐらいしか無かったような)


「エンジェル・ハート 1〜4話」
10月から日テレ系(10局)で火曜日の深夜に放送中の新番組。
キッズでも4月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
(アニプレックスだからてっきりアニマックスだと思ってたら)
原作は青年誌(コミックバンチ)のマンガで全巻持ってます。
※DVDのリリースは4/26から(レンタルは10/25から)
有名なんで説明するまでもないと思うけどシティハンターと舞台が同じで
共通して登場する人物も多い続編のような第2章のような作品です。

組織の殺人マシンとして育てられた(コードネーム)グラスハートは
仕事のたびに心にヒビが入り続けついに自ら死を選んでしまう。
しかしある理由によって組織による彼女の蘇生が図られるのであった。
(もう放送したと思うけどこの時点では理由は出てきません)
自殺時に心臓を貫いていたので新たな心臓を移植するというかたちで。
その心臓は運命の悪戯なのかシティハンターのパートナーの香のもので、
心臓の記憶に影響されたグラスハートは組織から逃げ新宿へ向かうのだった。

この作品は確か連載開始時に大騒ぎになった記憶が。
なにしろCH続編とかいいながら、いきなり香が死んでるし。
キャラがそのまま出てくると信じてた人にはショックな内容だったすね。
でもただの続編にする気はないという作者の強い意思表示だとも思える。
実際、シティハンターと世界こそ繋がってるけど続編とはいい難いし。
それは時間が経って作者の表現スタイルが変化したのもあるし、
経験や時代につれて描きたいことも変化したのもあるんだろうけど。

そんなわけで原作そのものもシティハンターとは変化してるけど
アニメではスタッフが全然違うのでさらに印象が違うものに。
確かにシティハンターに似てるけど……似てるけど全然違うって感じ。
CHのアニメを見たことないとか、そもそも原作のマンガを知らないとか、
あまり細かいことはこだわらないって人なら気にせず見れるだろうけど。
CHから時期が開きすぎだし同じスタッフなら同じ感じになったかは何とも。
ブラックジャック(TV)みたいに何これ?になってないだけマシだけど。

背景も含めてビジュアルは凄いリアル系で最近の流行のテイストです。
シティハンターも当時としては別格なリアル系の空間描写だったけど。
両者を比較すると制作した時代の違いを実感させてくれます。
リアル系の見た目の関係でクオリティが今ひとつなのも目立つけど……
気にしなければ気にならないけど気合の入った作品と比べるとちょっとね。
(トムスの深夜アニメはいつもこんな感じです)

声について。
前作からのキャラは聞いた感じではほぼそのまんまのキャストかな。
そのまんまだから全くイメージ通り。と言いたかったんだけど……
これも時間が経ちすぎた関係で声優さんが歳をとって声が変わってるし。
冴羽リョウの神谷明さんは役もそれなりに老けたので似合ってるけど(笑)。
冴子と香の人は少しならごまかせるけどいっぱい喋ると微妙な感じに。
冴子は今後も頻繁に出るので似た声の他に人にした方が良かったかも。
海坊主の玄田哲章さんは元々年齢を感じない声なので全く違和感ないね。
というか男声に比べて女声の方が年齢による声の変化が激しいような。

実はグラスハート(香瑩)の声もイメージとかなり違ったり。
李大人の声も想像してたのとはずいぶん違ったよ。
とは言え全ての人の脳内イメージに合わせるのは不可能だから仕方ないか。

そう言えばこれ見ててクレジット見ずに音楽が誰かわかってしまった
100%自信が有ったわけじゃないけど確認して自信を持ったというか。
この人は音の付け方とかコードの展開の特徴がハッキリしてるので
ある程度聞きこんでるとわりと聞き分けやすいのかもしれないね。
※R.O.Dやロビンの岩崎琢さん


家は記憶する (06/3/1) 次へ 前へ
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そろそろ4月の新番組の予定が出揃ってきました。
それ見たらなんかありえない数が並んでる。50番組って何の冗談ですか?
WOWOWのは見れないから除外して、帯番組も録画がかったるいから除外。
さらにまず見ない(見る時間がない)と思うのを除外しても40ぐらいある。
まだ枠が確定してないタイトルも多いから全部やるとは限らないけど。
なんにせよ新番組の洪水に押し流されてしまいそうです……

これだけ番組が増えると好きな作品がアニメになる機会も増えるわけで。
思いもよらぬ作品がアニメ化されてビックリすることもあるのです。
最近だとARIAと蟲師が、まさかアニメ化されるとは!って感じだったし。
ニーズあるのか?とか心配してたけど、両方ともDVDはヒットをしてたり
ここまで作品が増えると売れ線の要素を並べたぐらいじゃ埋没しちゃうし
いっそ全く違う方向に差別化した方が結果が残せるのかも、なんて思った。
まぁ、ダフネみたくあまり売れないで終わっちゃう場合もあるが(爆)。

そんな新番組のリストを見てて目についたタイトルが。
「女子高生」これまさかアニメになるとは思わなかったよ。
つーかタイトルの持つ媚びたイメージとは裏腹にリアル系のキャラで
いわゆる萌え〜な幻想過多な女キャラとは対極にある作品なんですが。
「マリみて」が現実のキレイな部分を凝縮した作品だとするなら
「女子高生」は現実のアレな側面を凝縮して誇張した感じっすね。
カワイイのを期待して見ると頭殴られたような気がすると思います(笑)。
にしても(見た目は)カワイイ女キャラさえ並んでればなんでもいいのか?

「夢使い」にもえらくビックリしたよ。
ファンが言うことじゃないけど、これアニメ化するほど人気あるの?
もっと長く続けるのかと思ってたら、あっさり終わっちゃったし。
かなり見る人を選ぶ作風だしあまり人気無かったのかなと思ったけど。
と言うか連載が終わって2年も経ってるのになんで今アニメなんだろう。
まぁ、アートワークが独特なのでアニメにすると凄く映えそうですが。
その強烈な映像を作らないといけないアニメスタッフは大変だろうね。
ちなみに連載が短かったのでエピソードがたった3本しかなかったり。
※長いエピソードが2本・短いエピソードが1本
なので余裕で1クールで収まるよ。

ビックリと言えば「獣王星」には超ビックリです。
少女マンガからこんなハードな作品をアニメに持ってくるとは。
と言うか前知識なしで見たら少女マンガ原作だとわからないような。
この表現は放送できるのか?なんて部分もあったりするぐらいだし。
そのへんクリアしてまともにアニメ化されればかなり凄い作品になるよ。
監督が錦織博さんでシリーズ構成が吉田玲子さんなので期待してしまう。
※錦織博→あずまんが・忘却の旋律、吉田玲子→マリみて・ARIA


そんなわけで恒例のオススメへ。11月分です。
もはや何ヶ月遅れだか考えたくもない……

女性誌の今月の1冊は毎度の田村由美さんの「7SEEDS」に。
「諸葛孔明 時の地平線」と迷ったけどコメントがすんなり書けたこちらに。
それにやはり設定やストーリーに比類無きインパクトがあるってことで。

この巻ではまた新たなチームが登場します。
というか正確には将来チームになるであろう人たちが登場します。
将来、というのはこの巻の時間ではまだ世界が滅んでいないから。
だけど登場人物たちは将来の危機に備える訓練を行ってるのでした。
今までのチームの人たちが突如として未来に放り出されたのと違って。
それなら全てのチームが事前に訓練をすればいいようなと思うけど
わざわざチームごとに手法を変えたのには深い意味が有ったわけで。
つまり想像を絶する未来ではどんな人が生き残るかわからなかったから。
そしてその考え方はこのチーム予備軍の選抜方法にも反映されていた。
それはもはや訓練とか選抜なんて生易しいものじゃない残酷な方法で。
切羽詰れば人はこんな手段すら選ぶのかもしれないな、なんて思った。

今月のいい感じだった作品は「諸葛孔明 時の地平線」「ことのは」でした。

「ことのは」
言葉をモチーフにした恋愛モノの読みきり連作シリーズ。
言葉がテーマだけにリリカルでセンシティブな恋物語……には違いないけど、
この作者のいつもの勢いで畳みかけるスタイルでずいぶん違う様相に(笑)。
それはさておき1本目のエピソードが書道に絡めたラブストーリーだったり。
しかもこれは「かみちゅ!」と同じく半紙に好きって書いて告白してる。
ラブストーリーの百貨店の少女マンガだけあってやっぱり誰か描くんだなと。
ちなみにストーリーとかは全く似てません。

「M -エム-」
新井理恵さんは前作の「子供達をせめないで」に引き続きブラック全開。
よくぞここまでイタ気持ちいい(爆)話を描けるなと感心してしまったよ。
男女の肉体関係で男が痴態を晒すなんて、もしかすると他には無いかも!?
(ふつーは男が情けない姿を晒すのは肉体関係以外でだから)
なんか美少女エロマンガの男女を引っ繰り返したようだなとか思ったり。
よーするに男が受けなのでBLエロならありふれた表現だったりします(笑)。
その手のに免疫のない男がうっかり読んだらビックリするかもな。
カバー絵が一見すると青年誌っぽいし。バーズのコミックスだし。
※Webスピカ(「きみとぼく」の成れの果て)で連載してる


男性誌の今月の1冊は星里もちるさんの「怪獣の家」に。
実は今月は4冊だし突き抜けたのもないからと無しにする予定でした。
が、再読したらやっぱりこれを入れるべきかなと考えなおしたよ。
今回の作品はラストに向けて物語の収束する様が実にお見事なので。
導入はまんま前作のルナハイツそっくりだったりするんだけど(笑)。
いきなり初対面の男女が一つ屋根の下で生活を始めるというお約束だし。
しかしありがちのラブコメモードかと思ってたら物語は思わぬ方向へ。
コメントにも書いたけど実はこの作品のヒロインは意外な人だったり。
つまり真の主役は舞台である家であり住んでいた家族だったのでした。
考えてみたらこの作者はずっと家族の話を描いてるような気もするね。
そして今回はその中でも直接的に家族の関係を描いてるのでした。

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