物語のおしまいはいつも (04/5/26) 次へ 前へ
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今週はいきなりアニメネタを。
量が多いんで他のこと書く気力が残ってないのだよ(汗)。

いつものように面白かった順。

「プリンセスチュチュ 14〜26話」
雛の章(2クール目)です。キッズの再放送を録画しました。
(本放送時と違ってDVDと同じ形式での放送)
レンタルも有るはずなんだけど、いつもいくお店には無いので。
こーいう作品こそ置いて欲しいのだが。そして見て欲しいのだが。

卵の章が一応ハッピーエンド!?で終わって。
さて雛の章は何をやるのかと思ったら……
本来あるべき終末へ向けて物語はさらに転がり始める。
これってたぶん最初から2クールが本来あるべき長さだったような。
でも1クールで終わりでもいいように一応の区切りを用意した感じ。
そう、真のフィナーレはまさにここに有ったわけです。

雛の章になってまた同じコトを繰り返していくわけじゃない。
と言うか今までの構図が少しずつ様相を変えていく。
砕けた心を受け取るだけだった王子が他人の心臓を欲するようになり。
ただ切られるだけの役立たずの騎士はペンで物語をつづり始め。
自分のせいで王子を化け物にして絶望に落ちるクレール。
ただ踊って心を集めるだけのチュチュに、いったい何ができる?

そもそも、物語の中の現実はなぜ物語の中の物語と繋がっているのか。
それは、その物語がこの世界の現実を記したものだったから。
いや、正確に言うとこの物語の筋書き通りに現実が進んでいるから。
この世界の人物はみんな書き手である誰かの掌で踊らされていたから。
……この作品もそっちへ行っちゃいますか(笑)。

でもこの作品はその設定を踏まえつつ、さらに童話的に展開する。
誰かの筋書きによって永遠に繰り返される悲劇から解き放つために
物語を書き換えようとする。物語を紡ぐ力を継いだ人によって。
でもそれはそんな簡単には行かなくて。行ったら面白くないし。
(なんてハタから見て楽しんでるドロッセルマイヤーのようです)
世界を支配する物語の力と、それを変えようとする力が衝突して。
最後は物理的な力ではない、想いの力で均衡を破るのでした。
童話の最後らしく、童話的な結末ってコトで。

にしても最後の最後でるうちゃんがプリンセスの座を攫うとは!
確かに最後の数話の展開なんかそれまでの悪役っぷりが逆に哀れなほど
(なにしろ全て自分のせいだし)悲惨な位置にいて可哀想とは思ったけど。
卵の章のラストがみんな幸せにとはいい難いラストだっただけに
豪腕でとりあえずみんな幸せっぽいラストにしたのはお見事かも。
確かにふぁきあとあひるの方がお似合いなんだよねぇ……

ところで、こーしてOPとEDで岡崎さんの唄を聞いていると
今もご健在で、また違う番組で出会えそうなそんな錯覚を覚えるよ。


「妄想代理人 1」
2月からWOWOWで放送されていた新番組。今週最終回だったらしい。
もちろんWOWOWは見れないので(DVD)レンタルってことで。
人気キャラクター「マロミ」の生みの親であるデザイナーの月子は、
次回作を期待されながら一向に結果を出せずすっかり煮詰まっていた。
ある日の帰り道、荷物を落とし拾おうとして服を破いてしまう。
何もかもいやになったその瞬間、何者かに襲われるのだった。
目撃者のいない深夜、あいまいな証言、ホントに犯人はいるのか?
(公式サイトには一人の狂言から始まったとか書いてあったり)
追い詰められた月子の前に再び犯人は姿をあらわした。
そして関係あるような無いような人たちが次から次と襲われていく。

うむー、これは凄いっす。
まれにlainのようなテレビアニメの常識を超越した作品が生まれるけど
これがそんな感じかも。サイコサスペンスなトコもlainと近いかもね。
(作品そのものは全く似てないので念のため)
構成は大きな流れとしてのストーリーが根底で繋がっているようです。
でも基本は1話読みきりで一人の人間が襲われるという展開らしい。
少年バット(犯人)は望む人のところに姿をあらわすって感じで。
ただし、望む人の必ずしも期待通りの展開にはならないのがミソ。
さて、いったいどんな話になるのやら。次がとても待ち遠しいぞ。

そいや、これのシリーズ構成の水上清資さんってダフネの構成も
やってるけどダフネが奇跡的に良いってわけでもなかったのか(笑)。
名前はよく知らなかったけどかなり力ある人のようで。


「MONSTER 1〜4話」
4月から日テレ系(5局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は青年誌のマンガで1巻だけ読んだことあります。
主人公は病院に勤める外科医の青年で若いながら確かな腕を持っていた。
院長の信任を得、その娘とも付き合って、若手のホープと持てはやされた。
しかしある日、患者を手術する順番に人為的なモノがあることを知る。
そして院長の意思に反し一人の少年を優先したことで彼の運命は狂っていく。

1巻しか読んでないけど記憶が正しければほとんど原作そのまんま。
もともと完成度が高い原作なので、かなり忠実に映像化した感じかな。
この作者って技巧が凄いのは今さら分かりきったことではあるけど
何もかも客観視しすぎで情感みたいなのがわりと希薄な感じがする。
この作品に関しても、なんか先が気になる展開ではあるんだけど
得体の知れない「恐怖」みたいなのはイマイチ伝わらないっすね。
それはアニメの出来の問題ではなく原作が持つテイストなわけですが。
クオリティは文句ないと思うよ。


「アクアキッズ 1〜4話」
4月からテレビ東京系で木曜日の夕方に放送してる新番組。
韓国産(?)のフルCGアニメで原作とかはよく分かりません。
南国風の島バナナビーチにはアーク文明の遺跡を追い求めるビル博士と
その孫娘(?)のアミ、そしてアミの友達のジーノとケンの兄弟、
キャスターを自称するリオとその従弟シック&ハックが住んでいた。
ビル博士はある日ついにアーク文明の遺跡らしきものを発見する。
そしてリオがそれをテレビで放送しちゃって大変なことに。
島には財宝を狙う海賊や遺跡を観光施設にしようと企む人が押し寄せる。

これ面白いっす。
単純明快でアクションが大仰なのでわりと子供向けだと思うけど、
日本の子供向けのようなチャチなスポンサー玩具に乗っ取られてないし。
つーか玩具は本物を模倣すべきで本物をチャチにするのはヘンだろう。
わりと子供スケールの物語なので、呆れるような無茶な設定でもない。
自走型の小さなロボットが形態チェンジで潜水スーツになるのが面白いね。
しかも武器にもなるし。細部のギミックが凝っててワクワクするよ。

ちなみにテイストは日本のアニメよりハリウッドのCGアニメに近いかも。
よーするにトイストーリーとかそのへんのやつ。


「火の鳥 1〜4話」
4月からNHK総合で日曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は手塚治虫さんの名作でもちろん全部持ってます。
人は誰しもいずれ死んでいく。時間の流れの絶対的な理の中で。
しかし時には自らの力の全てを持ってそれに抗おうとする者がいる。
その者は永遠の命を得ることができると伝えられた火の鳥の求めた。
これはそれぞれの時代で火の鳥を巡って繰り広げられた物語である。

これは大昔の作品だけど内容的にはあまり古くなってないっすね。
同時代性とかそーいうのとは無縁の主題だからかもしれないけど。
ただ最初に古代の日本を舞台にした黎明編を持って来たのはどーかな。
まず視聴者をギュッと掴むには地味なネタのような気がするんだけど。
火の鳥って時間の流れの絶対性の無常みたいなものを淡々と描くもので
ストーリー展開にあざとい部分が希薄だし素朴な舞台だとさらに地味に
5話から未来を舞台にした復活編だけど、そっちを最初の方が良かったのでは?


「マシュマロ通信 1〜4話」
4月からテレビ東京系(8局)で日曜日の朝に放送してる新番組。
原作は(朝日小学生)新聞掲載のマンガで読んだことありません。
マシュマロ地方のマシュシマロ街にあるマシュマロ学院に通う
サンディとその両親や友人たちの日々の出来事を描いたストーリー。
ある日、いつものように人形目当てでクラウドシリアルを食べてたら
念願のシープクラウドの人形が届く。しかしその人形は生きていた!?

この作者はシトラス学園の人ですね。よーするにそーいう絵。
(でわかる人もそんなにいないとは思うけど)
どっちかというと欧米のイラストっぽい絵柄とでも言うのか。
こんな絵がテレビアニメになるのも今の時代ならでは!?
正直、よく企画が通ったよなとか思ったりなんかして。
まぁ、デジガールPOPなんてのもあるけど、あれは帯番組だし。

絵柄がファンシーなせいか、ストーリーもメルヘンってゆーか(笑)。
あまり現実味はないです。でも毎回ちょっと感動的でもあったり。
悪くはないっつーか、まったり見るのには向いてる感じ!?


「鉄人28号 1〜4話」
4月からテレビ東京系で水曜日の深夜に放送してる新番組。
大昔にやった鉄人28号のリメイク?オリジナルは見たこと無いっす。
第二次世界大戦が終わって10年、もはや戦後ではないと言われた時代。
その時代に戦時中に開発され廃棄された筈の巨大ロボが甦る。
戦争の遺物であるそのロボットはこの時代に必要な存在なのだろうか。
みたいな感じに始まってます。

大昔の作品のリメイクらしく見た目がレトロチック。
正直ここまで昔風味でなくてもいいのでは?と思うほどに。
中身も現在の感性で再構築したって感じではなく昔の感性を踏襲。
ただ技巧とか見た感じだけがわりと現在の手法なのでした。
喩えるなら昔の絵を今の絵の具で描き直した感じ!?
レトロチックなのは芸風として面白いけど内容が古過ぎですがな。
この表現力をもっと違った内容で生かせば良かったのに。


「ヒットをねらえ! 1〜8話」
3月から一部の民放(2局?)で放送してた新番組。
枠が15分で長さが2ヶ月なのでこれで全部です。
刑事ドラマに憧れ、自分で作りたくて業界に入った主人公が
25歳の若さでいきなりプロデューサーに大抜擢されたのです。
しかし憧れの刑事モノではなく変な変身ヒーロー(ヒロイン)物。
タイトルは「超変身コス∞プレイヤー」……ってオイオイ!

ちなみにTVKでは直後にコス∞プレイヤーをリピートしてたり。
最初からこの構成(ヒット+コス)のほうが面白かったのでは?
単体の作品としては、それなりに面白いと思います。
コス〜みたいに15分枠を半分に分けるという暴挙をしてないし。
やたらとパンツ見せにこだわったり、あざといお色気路線だけど、
この枠はそーいう芸風なんだってコトで。


「陸奥圓明流外伝 修羅の刻 1〜4話」
4月からテレビ東京系で火曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで読んだことありません。
戦国時代が終わったすぐ後、武を競おうと志す人のいた時代。
ちょーど宮本武蔵とか柳生十兵衛とかの時代の話。
てゆーか主人公のライバルとして宮本武蔵が出てくるし。
その時代に遥か昔より伝承された剣を使わない最強の拳法である
陸奥圓明流を受け継いだ陸奥八雲という男が存在したのです。
で、その男を中心に描かれる物語。って感じでしょうか。

最近、侍モノって流行ってるのかな?
これの主人公は侍じゃなくて拳法使いだけど。
あと久々にキャラが自分でいろいろ解説してくれる作品を見たよ(笑)。
まぁ、それなりに面白いのでは。
ただ1つ目のエピソードと4話からの2つ目のエピソードの間が
細切れのエピソードを並べただけなのは構成としてどーかと。


「神魂合体ゴーダンナー SECOND SEASON 14〜17話」
4月からAT-X、BS朝日と一部の民放で放送中の新番組。
まんま前の続きです。話数までそのまんま続いてたり。
14話が1stシーズンのダイジェスト(総集編)になってるので、
1stシーズンを見てなかった人にもちょっと入りやすいかも!?
ちなみに杏奈が家出してから3ヶ月って設定らしい。
半年ぶりに見たけど、やっぱり暑苦しい芸風っすね……
部分的には面白い部分もわりとあるにはあるんだけど。
合体するトコで延々と口喧嘩して、でも最後に合体するトコとか。
バトルシーンを中心とした暑苦しいシーンがちょっと(汗)。
暑苦しいバトルシーンをカットしてください!
とか作品の基本コンセプトをあっさり否定してみたりする(爆)。


「GANTZ 1〜4話」
4月からフジテレビで月曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は青年誌(YJ)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
何の因果が助けたくもない人助けなんかして電車に轢かれて
気がついたら黒い玉のある変な部屋にいた。閉じ込められていた。
そして黒い玉が言うには制限時間内にネギ星人を殺せというのだ。
という話。わけわかんねー?と思った人は正解です(爆)。

映像的にはわりといい感じ。
ゴンゾなのでCG使いまくりです。メカを3Dとかそーいうのではなく
3D空間の背景に平板のキャラを載せて立体的なパンを見せたりとか。
でも、こーゆーキャラは好きになれないっす。
若さというバカさが鼻について、アイタタタって感じで。
なので続きを見たいという気にもならず。


「KINGDOM OF CHAOS -BORN TO KILL- 1〜2」
1本30分のOVA。4巻まで出てるようです。
原作はオンラインゲームでやったことありません。
よくある中世風の世界で戦争状態にある二つの国があって
その戦争の中にいる3人の戦士の物語を描いたもの、かな。
ハッキリ言ってこれ中身が無いんですが……
ヴァラノワールは違った意味で凄いインパクトがあったけど
これはあたりさわりが無いデキなので逆に印象に残らない。


「サブマリンスーパー99 1」
AT-Xオリジナル。原作は松本零士さんの何か(よく知らん)。
内容説明は……興味があったら自分で調べれ。
もしかしてAT-Xオリジナルというのは地雷の巣窟ですか?(爆)
「神世紀伝マーズ」も凄かったけど、これも凄いっすね。
何が凄いって、このシナリオはありえないだろう……


さよならとありがとう (04/5/18) 次へ 前へ
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先週はあまりの動揺が見て取れる内容でした(汗)。
自分でもあれだけショックを受けるとは思わなかったよ。
「お気に入り」になったばかりで、気分的に盛り上がってる
そんな最中の訃報だったから、ってのもあるんだけど。

フルバで初めて岡崎さんの歌を聞いて、名前をハッキリ記憶して。
チュチュであいかわらずいい曲を作る&唄うと再認識して。
たぶんL/Rの頃にCMしてたアルバムの曲(シスプリ・リピュアの曲)が
なんか良さそうで、買おうかなとか考えたりもした。
(前に見たのはAパートで別に岡崎さんの曲を使うBパートがあるらしい)

決定的にファンになったのはメロキュアのマキシを買ってから。
1st Priorityもいい曲だけどC/WのSo far, So nearにノックアウト。
スト4のラストはこの曲を抜きには語れないと言っても過言じゃない。
「めぐり逢い」(マキシ)なんかテレビで聞いた瞬間に買いに走ってた。
もはや作品は関係なくメロキュアなら全て買う、そう思った瞬間だった。
そして待望の1stアルバムが出て、今まさにヘビープレイ中……

だから実は岡崎さん名義のアルバムって持ってないんです。
あと有るのはフルバの主題歌・挿入歌の入ったアルバム(四季)と、
チュチュの主題歌マキシだけ。アルバムは機会があればと思ってた。
なんかいつもそばに有るから、いつまでも有ると考えてしまってた。
たぶん似たようなことを考えてた人は結構いるんじゃなかな。
そんなコトを一時のamazonランキングを見ながら思ったり。
(訃報の直後にメロキュア&岡崎さんのCDで上位を独占してた)
メロキュアのアルバムがこんなコトで1位になっても嬉しくないよ。

追記
「小さな祈り」をタイトルにしようと思ったらもう使ってた。
のでタイトルは「小さな祈り」の歌詞の一節を。


ついでにどーでもいい話など。
岡崎さんのアルバムが無いかな〜とか池袋のビッグに寄ってみた。
品揃えがアレなんでたぶん無いとは思ったけど、他のついでに。
(amazonは注文殺到で頼んでもいつ来るかわからんし)
そこで流れてたある曲。バックトラックがLUNA SEAモドキなんですが。
誰やこれ?とか思って耳をすましたけど、ちょっと分からなかった。
だけどDVDの売り場からも同じ曲が聞こえてくる。今度は映像つきで。
どーやらモーニング娘。の浪漫 〜MY DEAR BOY〜って曲らしい。
イントロがLUNA SEAに似てるって指摘してる人も何人かいるんだけど
聞いた感じではイントロどころかずっとLUNA SEAモドキだったよ。
つんく!おんどれ何やってんだゴルァ!(笑)


では恒例のおすすめを。3月分です。

女性誌の今月の1冊は新井理恵さんの「子供達をせめないで」に。
連載中断もあったりして1巻が出てから2巻が出るまでにえらい時間が。
複数の雑誌を渡り長い時間かかったけど完結してホントに良かったよ。
ちなみに1巻は前に出たのより収録内容が多いので買いなおせってコトで。

新井理恵さんってこの作品を読むまでは4コマでギャグ描いてる人って
認識で、読んだコトはあったけどほとんど印象に残って無かったのです。
で、これを読んで印象が一変。再評価というか購入対象に昇格しました。
この人って4コマよりもストーリー物の方が絶対向いてると思うのですよ。
そー受け取られたのか、これ以降はストーリー物を描くことが増えたし。
けどコメディが多いすね。しかもめっちゃブラックなコメディ。
ブラックなのは地ですか?(笑)
シリアスなこの作品は黒い部分が前面に出ててなにやら凄いコトに。

今月のいい感じだった作品は「バルバラ異界」「死化粧師」でした。

「バルバラ異界」
最初はオカルトじみた雰囲気が漂っていたけど、だんだんSFじみて来た。
今見てる現実がホントに現実で、夢の中はホントに夢なのだろうか?
だだの夢ならこんなにもキーワードが繋がるはずはないわけで。
それに一人の子供が見ている夢にしては設定が高度に過ぎるし。
しかも夢のはずの出来事がどんどん現実に浸食してきているし。
もしかして自分たちこそ誰かの夢なのでは、なんて錯覚すら覚えるよ。

「深海蒐集人」
ふと思ったけど、この作品の世界観って光と水のダフネと似てる。
主人公がいつも着ている服はそのまま水に入れるって設定だし。
ダフネのコスチュームもこんな感じにすれば良かったような気が。
水の中で布がひらひらする感じは映像的に凄く映えると思うし。
え?そんなコトすると作画が死ぬる?そりゃそーだ……


男性誌の今月の1冊は三浦靖冬さんの「とわにみるゆめ」に。
久々に快楽天から。もしかすると最後かもしれないセレクション。
この人は快楽天の全盛期に遅れた人なので最近は一人で浮いてたり。
エロ雑誌なのでエロが濃い目だけど、それを考慮してもコレかなと。
エロをあっさりにしてアフタヌーンあたりに載せればもっと受けたかも。
ストーリーは作品中にもたびたび引用される童話のように寓話的です。
(引用されるのは人と狐の話、これは人と心を持つ人形の話)
終わりかたが、儚いというか、切ないというか

ちなみに成年マーク無しですがエロマンガですので、念のため。

「MAGiMAGi」
こっちも入れてみました。が実はこれで完結。
壮太君を読んでるとあまりそんな気はしないけど、
こっちはどことなく少女マンガ風だったりして。
(壮太君の後ろに入ってる短編も少女マンガ風ですが)
こーいう人が今は少女系ではなくスクエニ系に来ちゃうんだよな。

「犬姫様」
ほとんどエロマンガです(笑)。
こーいうエロチックで不思議なストーリーって青年誌では珍しいっすね。
エロ(美少女)系ではわりと定番なジャンルだったりもするけど
青年誌の場合はリアル(ラブ&エッチ)系か媚び媚び系がほとんどだし。
最初なんでアフタヌーンで?とか思ったけど確かにアフタヌーンだよ

「DearS」
なんかこれもアニメ化されるそうで。7月から放送らしい。
こんなアホ〜なマンガがテレビで放送されるとは世も末です(笑)。


エイプリルフールじゃない (04/5/12) 次へ 前へ
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マジですか……
岡崎律子さんが急逝されたなんて。
この前メロキュアのファーストアルバムが出たばっかりで
これからどんどん面白いことをやってくれると思ったのに。
呆然として何もコトバが出てこない
「ご冥福をお祈りします」
そんなお決まりのコトバでは今の気持ちは表せない。
「嘘でしょ?」そんなコトバばかり頭を回ってる。
もちろん、嘘や冗談ではないのだけれど。


ダメだ。
明日更新するつもりで作業をしてて
なんとかなりそうな感じだったけど
今日はもう何も手につきそうもない

今週は喪に服すと言うコトで勘弁して。


実は私○○だったんです (04/5/5) 次へ 前へ
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「存在」でCooRieって結構いいかもとか思うようになったのに
ダフネのエンディングから曲の感じが変わったと思ってたら
CooRieってソロ(rino)になってたんだ……
長田さんのみょーにマニアックな編曲が好きだったんだが。


つーわけでいつものように面白かった順。

「光と水のダフネ 5〜12話」
今期は全般にパッとしないので
今放送中の作品ではもしかしたらコレが一番面白いのかも
てなわけでこれの続きを見ていくことにしたよ。

5話でネレイスのメンバーが勢揃いして、さて次は?とか思ってたら
最初のエピソード(1〜2話)に出てきたつかさ(マイアの親友)が再登場。
この後も時々登場するように。親友だから出て当たり前なんだけど
その当たり前が出来てない作品がゴロゴロしてるわけで……
そしてマイアの親友であったがために騒動に巻きこまれるハメに(笑)。
この作品に関しては登場するとロクな目にあわないのが基本だし(爆)。

つかさ再登場の回にもちらっと触れたマイアの過去話も出てきます。
マイアって実は××××だったのでした。
そして(亡くなった)おじいちゃんと二人だけだった理由も。
何かまだ隠されてる事実がありそうな雰囲気を漂わせつつ。
つーか、マイアの過去と海洋庁に落ちたのは関係がありそうな。
(マイアは実技・筆記ともトップクラスで落ちる方が変だった)

12話(世界が浮上した日)ではこの世界の構造の説明が。
まず身近な部分から世界を見せて徐々に視界を広げていく。
この手法は物語の構成としては教科書に載るぐらい基本です。
でもその基本が出来てない作品がゴロ(以下略)
なぜ海洋庁がエリートなのかを妙に実感させる設定でした。
ずいぶん海や運河が目立つ空間描写だなとは思ってたけど、
こーいう設定だったのねん。しっかり世界設計してあるじゃん。
まぁ、第一印象は正しかったと言うことで。

よーするに。
この作品は土台(世界設定・空間描写)がしっかりしてて
ストーリー的にはドタバタしてるけどわりとマトモで
毎回のようにえらい目に会うマイアの表情が見てて楽しい
という作品です。
今後はストーリー展開も予断を許さない、かも!?

そして忘れてはならないのが音楽。
(作曲してるのは灰羽をやってた大谷幸さん)
SF的な近未来って感じの透明感のある無機的な音色と
民族音楽のような温かい生音が上手く融合してる感じで
最初からみょーに耳に残ってたのです。
当然のようにサントラを即効ゲットしました。
この作品が面白いと思った何割かは音楽によるかも。

サントラについては後日改めて書くと思うけど一つだけ。
「任務完了」の跳ねる音色がサーカディアを思い出すよ。
というかこの作品の雰囲気がサーカディアを彷彿とするのです。
キレイに整列された空間描写が夢に見る近未来って感じで。
サイバーパンクも好きだけど、こーいう雰囲気凄い好きなので。

ところで、このサブタイトルのつけかた
分かる人には露骨に分かるタイトルパロディになってます。
ここ(週記)のタイトルも時々やるので想像つくかもしれないけど
こーいう芸風って好きです(笑)
「ネレイスほど素敵な商売はない?」→「ショーほど素敵な〜」
「チャカチャカバンバン」→「チキ・チキ・バン・バン」
「夜の大捜査戦」→「夜の大捜査線」
(「踊る大捜査線」はこれのタイトルパロ)
「オール・ザット・パパ」→「オール・ザット・ジャズ」
「オレだけに明日はない」→「オレたちに明日はない」
「シベリア超特休」→「シベリア超特急」
「かくも長き滞在」→「かくも長き不在」
「怒りを上げて」→「錨をあげて」
「老人とUMA」→「老人と海」
「大波動(ダイハドー)」→「ダイハード」
「〜の一番長い日」に関してはタイトルパロ作品はよく見る
てゆーかここ(週記)にも「〜の一番長い日」あるし(爆)。
でもモトネタは知りません。

そうそう、これもDVDレンタル(2話×12巻)あります。
1巻はすでにオンラインにも入ってるよ。


「美鳥の日々 1〜4話」
4月から一部の民放(6局)で放送してる新番組。
5月からアニマックスでもやるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
この作品の主人公の沢村正治。彼は悪魔の右手を持つ男として周囲から
恐れられ、そのせいで女が近寄らず、告白しても振られ続ける日々。
そんな彼がある朝目がさめるとナゼか右手から女の子が生えていた
「美鳥」と名乗った彼女は以前から正治が好きだったと言うのだ。
そして右手が恋人(爆)ならぬ右手の恋人との奇妙な生活が始まる。

これ原作を読んだ時、結構面白い設定とか思ったよ。
いかにも萌え設定なんだけど目の付け所がシャープと言うか。
どことなく「ななか6/17」にスタンスが近いというか。
設定的には「南くんの恋人」の方がもっとずっと近いけど。
なんてコト言ってるわりには原作の続き読んでないけど(汗)。

で、アニメですが、さすがにいいデキだね。
監督さん(及びコアスタッフ)が超GALS・十二国記の人だけあります。
やっぱり現実をポップに描く方がいい絵を作ってくるよーで。
1話なんか暴走しすぎな気もするけど。ってゆーか動きすぎ(笑)。
あとなにげに裸出しまくりです。確か原作そのまんまだけど。
さすがにこれだと深夜しか放送できないっすね。


「忘却の旋律 1〜4話」
4月からTBS(のみ)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
マンガとアニメは並行企画!?マンガ版は1巻だけ読んだことあります。
今より未来の世界。でも見た目はほとんど今と変わらない世界。
この時代より前にモンスターとの戦争があって人類が負けた世界
しかし表面的にはモンスターの存在はあまり意識されない世界。
主人公のボッカはある日のある出来事に遭遇することで、
この世界が子供を生贄にすることで成り立っていると知る。
そしてモンスターと闘う戦士になるために旅立つのだった。

これマンガ版を読んだ時は設定がクソとか思ったよ(爆)。
のでマンガはさっさと処分してしまいましたとさ。
アニメのほうは映像のデキが大変に宜しいです。
(監督はあずまんが・ガドガードの人。ゾロリと同時にやってる?)
1、2話の背景は水彩画のようだし。赤っぽい光彩が印象的だし。
3、4話に至っては映像で遊びまくっててとっても楽しいことに。
マンガ版の印象で期待してなかったけど意外と面白いって感じ。

つまりこれ素材はイマイチだけど調理が上手く行ってるみたい。
だからエピソードによっては結構面白くなったりするのです。
実際、1つ目(1、2話)より2つ目(3話〜)の方が断然面白いし。
この作品に関しては上っ面を見て楽しむのも一つの選択肢かも。


「天上天下 1〜4話」
4月からテレビ朝日系で木曜日の深夜に放送してる新番組。
原作はマニア系少年誌(UJ)で最初の数巻は読んでたはず。
ってゆーかこの作者のファンだったので(過去形ですか)。
内容はよくあるバトルモノです。ちょっとエロエロ風味つき(笑)。
作者がエロ(美少女)系出身なのでわりとエロエロちっくだとか
女キャラがカワイイとか描線が鋭いとかそーいう感じはありますが。

デキに関しては結構いいかも。無駄に気合入りまくりの映像だし。
アクションシーンもスピード感とか重量感とかよく出てていい感じだし。
アクションで魅せる作品なんだってことをよく分かっていらっしゃる。
クレジットによると作画以降がほとんど海外らしいけど品質は問題なし。
演出の力量もあるけど、それが死なない程度に作画力もあると思うよ。

ところでこのオープニング、なかなかセンスいいとか思ったら
コンテはりんたろうさんなのか。ガンスリもやってたっすね。


「北へ。〜DiamondDustDrops〜 1〜4話」
1月から一部の民放とAT-Xで放送してた新番組。
関東では4月からやってます(デレビ埼玉、千葉テレビ)。
原作は恋愛アドベンチャーゲームで、やったことありません。
北海道を舞台にした女の子たちの恋愛を絡めた物語って感じ。
2話で1エピソードで1人づつ6人の女の子の話が描かれる、のかな?
ゲームにおける主人公に相当するキャラは存在しないようです。

絵はキレイです。映像的にはまぁまぁ。インパクトはないが。
ストーリー展開は派手さがないのでちょっと退屈な感じ。
まぁ、シリアスで恋愛風味なら全部が君望になるわけでなし
とか余計なことを考えながら見てました。

そーいや(たぶん)「どこの馬の骨とも思えぬ」という台詞が
キレイさっぱり無音になってるけどこんなのまで放送禁止!?
毎日のような何たら殺人事件とか平気で流してるくせに
こんな些細な言葉を狩って何の意味があるのやら……


「花右京メイド隊LaVerite 1〜4話」
4月から一部の民放(5局)で放送してる新番組。
6月からAT-Xでもやるので地上波で見れない人はそちらで。

前にやったやつの続き……ではないようです。
なんか最初からやってるし。デジャブーって感じだよ。
前のに比べると絵が丁寧(笑)。でも絵柄のばらつきも凄い。
えらく気の抜けた映像でひたすらおバカ路線だった前作に比べて
わりと普通の映像でシリアス方面にかなり舵を切ってるようです。
正直言ってその路線が効を奏してるようには見えないけど(爆)。
裸出しまくりお色気路線も1話以外はそんなでもないかも。
なんか前作の方が楽しませることに徹してたような気がする。
てゆーか前作の方が面白かったよーな。

ところで女アレルギーの体質はどこへ?


「爆裂天使 1〜4話」
4月からテレビ朝日(のみ)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
6月からアニマックスでもやるので地上波で見れない人はそちらで。
今より近未来。ちょっとサイバーパンク風味の世界観。
少年(彼は主人公ではないようだ)がバイトに応募して行った先が
4人の少女(?)が生活してるトレーラーだった。
彼女たちはバーレンとかいう組織の指令を受けるスペシャリストで
その中の腕に不思議な刻印のある少女は地獄の天使と呼ばれていた

えーーーと、最初はわりと見れる?とか思ったんだけど……
1話を見終わって思ったのが「えらく大味な内容」というか。
とにかくアクションしてるだけで、他に中身が無いんですが。
しかもそのアクションシーンがとりたてて凄いわけじゃないし。
ロボットバトルはCG使いまくりで派手ではあるんだけど。

そいえば、これ見ててジオブリーダーズを思い出した
作品そのものはそんなに似てないんだけど。
こんなの作るよりジオブリのテレビシリーズでも作った方が
マシだったんじゃないの?とか失礼なことを考えたり。


「最遊記RELOAD GUNLOCK 1〜4話」
4月からテレビ東京系(6局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
てゆーか深夜に飛ばされてタイトルが変わったRELOADです。
スタッフはほとんど横滑りだしアクションシーンは止め絵だし(爆)
内容もデキもRELOADと変らずなんで語るべきコトは特にないかも。


「RAGNAROK THE ANIMATION 1〜4話」
4月からテレビ東京(のみ)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
原作はオンラインゲーム(RPG?)で、やったことありません。
いかにもなRPG世界でいかにもな冒険をしてる少年が主人公で
幼馴染の少女と一緒にパーティを組んで旅をしてるようです。
よーするに内容はそんだけ。説明が楽でいい(笑)。

一言で表現するなら「ゆるい」です。
なんつーか「へぼい」と言うより「ゆるい」んですよ。
ポップコメディ的色彩も多少あるけど、それも「ぬるい」です。
OPも内容もティルズオブエターニアの劣化コピーのようだ(爆)。
(原作ゲームのコトではなくアニメのコトです)
にしても去年はエロゲー原作アニメが(内容的に)大ブレイクして
ゲーム原作アニメもイケる!とか思ったのにRPGはまたコレかよ。


「DANDOH! 1〜3話」
4月からテレビ東京系で土曜日の朝に放送してる新番組。
原作は少年誌のマンガでちゃんと読んだコトはないです。
内容はふとしたことからゴルフの面白さに目覚めた少年が
友人と一緒に学びつつ成長してくハウツーサクセス物です。
お約束のエリートのライバルもちゃんと出てきます。

これはまた、凄いデキですな……
今さらアニメ化して、しかもこのデキとは。
ケロロの前にやると落差が目にしみるのでヤメレって感じ。
ちなみに3話だけなのは3話で見るのを挫折したってことで。

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