ドドメ色の日記 (01/9/26) 次へ 前へ
目次へ

いや〜、遅れました。
今週は火曜日に打ち合わせがありまして、
それまでにある程度の進捗を見たいということで
休日を返上してお仕事をしてました(爆)。
にしても今回のプロジェクトは7月〜11月末までだけど
現時点で最初の予定より順調に遅れてます(汗)。
まぁ、最初から予定の1.5倍程度は延びる可能性があると言ってたので
そーいう意味では予定通り?(笑)そんな予定を立てるなよ!
とにかく今後はかなり余裕が無くなると思うので、更新が飛んでも
大目に見てくださいよ!旦那!<誰


しかしあれだね、忙しくなると地道に築き上げてきた人間関係が
あっという間に破綻してしまう。とても悲しいことだけど。
以前とか何人もの人とメール交換したりオフに出たりしてたけど
今やメール交換する人もほとんどいない。オフは何年出ていない?(泣)
よーするに、その程度の関係でしかないと言うことなのかもしれない。
ま、メールの返事が何ヶ月も返ってこないんじゃ交換する気も失せるわな。

考えてみたら前に人間関係が最高に盛り上がったのがニフティ時代で
その当時はちょーど前の前の仕事先と縁が切れて暇だった時でした。
つまりは仕事してるよりオフの時間の方が長かったと言うことだ(爆)。
BBS(フォーラム)で発言しまくってみたり、毎週のようにオフに出たり。
ちなみに音楽系のフォーラムだったので、仲間でセッションをやったり
いわゆるライブにファン同士で出かけたり、カラオケ行ったり、
クラブ(踊り系の)行ったり、鎌倉を散策したり(?)、ボウリングしたり(?)、
遊園地行ったり(?)、カレー食べたり(?)しました。
最後の方はどこが音楽フォーラムやねん!って感じだけど。
いやー、あの当時は楽しかったな……(遠い目)

しかしその後、仕事が忙しくなって多くの人と関係が疎遠に。
って言うか、すでに彼(女)らにとってNAVIは過去の人かもしれん(泣)。
ネットでどんなに親しくなったとしても、現実の世界の距離はシビアだから。
わりと簡単に交流できる場所にいない場合は、関係を維持するのに
多大な労力を強いるのです。つまり遠距離恋愛みたいなものですが。
仕事が忙しいってことは、それだけの労力が残ってないと言うことで。
そーして関係が疎遠になると、時々人恋しくなる(笑)。

ちなみに人間関係の二度目のピークはここをはじめた後。
気合を入れてサイトを作った後に、まわりのサイトとリンクして
そちらに出回るようになった少し後ぐらいだったかな。
そーいや、その当時は前の仕事との関係が切れかけてて、
これまた暇がいっぱい有った時機でした。よーするに失業状態(爆)。
なんか、仕事がなくなると人間関係に精を出してるご様子(笑)。
そしてまた仕事が忙しくなって、いろいろと疎遠になりました。

でも忙しくなっても、結構あがいてはいたんだよ。
例えばBBSはちゃんと読まないでレスをするわけにはいかないけど
チャットならその場のノリで書いてすぐ流れちゃうので、
適当にサボったり参加する時間を調整したりしてまだ参加できてた。
そーやって頑張って何とか関係を細々と繋いでたりもしたけど、
そのチャットすら月1回とかしか行けなくなってしまって……

これはもしかすると、仕事か人間関係かの二者択一ってこと?
仕事を頑張ってると人間関係は築くのは困難で、
人間関係を頑張って築いてると仕事が成り立たない。
そーいえば、ニフティでの絶頂期は生活すら成り立たなかったな(爆)。
ああ、チャットの最盛期にも生活を圧迫してたね(汗)。

と言っても仕事を辞めるわけにはいかん。
過去に何度か仕事がなくなって悲惨な状態を経験してるので
軽々しく仕事なんか辞めればいいと言いきれないのが悲しいっす。
いや、借金が完済したら軽々しく仕事を辞めるかもしれないけど(笑)。
さすがに借金が残ってる状態で収入のあてを無くしてしまうのは
リスクがあまりに大きいですし。今度こそ自己破産、夜逃げ屋本舗(汗)。

とすると、もう一つの選択肢はホームページをやめること(爆)。
ホームページ製作にかかってる時間を人間関係構築に投入するのです!
そして、出会い系サイトに入り浸って数討ちゃあ当たる戦略を。<オイ
同性も異性も年上も年下も全部ひっくるめてお友達からよろしく!(笑)
いや、冗談でなくそんな方向に走り出したい気分ですから。マジで。

少なくとも今のホームページは表面的には人間関係はほとんどないし。
魂の底では繋がってるのかもしれないけど。あんま目に見えないし。
だから即物的な関係に走りたくなってしまうのコトですたい。<何語?
と言うかホームページを運営してるとBBSのレスができなくて、
なおかつメールの返事がかけないと言う本末転倒な状態ですから……
たぶん自分でサイトは運営しないで、どこかのサイトのBBSに常駐する方が
もしかすると人間関係は良好に構築できるかもしれない。

ああ、最近こんなグチが多いですな。反省。


てなわけで2週間ぶりのビデオ大作戦。
先週書けなかった分とあわせて2週分ですよ。

「メアリーポピンズ」ディズニーの実写(とアニメの合成)映画です。
傘をさして鞄を持って空からやってくる絵面が有名ですね。
イントロのチンドン屋スタイルとか楽しくなる呪文の唄(?)とか
ディズニーアニメの動きを実際に人間にやらせてるような面白さが。
あと細かいディティールに面白いアイデアが詰まってて、
やっぱ昔のアメリカ映画は良く出来てたよな、とか思ったりする。
でも全体のストーリーとして見るなら、あまり内容はないです(爆)。

ああ、この映画は曲がいいね。ミュージカルだから当然か(笑)。
煙突(掃除)の唄?だったけかな。チンチムニー〜って聞こえるやつ。
なんかもはやスタンダードナンバーのようで、聞き覚えがあったよ。

「6d(シックスディ)」6日じゃなくて6日目(The 6TH Day)
いいかげんな邦題をつけるんじゃない!意味が全然違うじゃん!
聖書の「6日目に神は人を作った」から来てるタイトルで
内容はよーするにクローン人間ものです。
というかただの単純なアクション映画って言った方が正確か。

本来なら正義は一つじゃないし、クローンは悪でもないはず。
(クローン自体が悪なのではなく、運用する側に問題がある)
なのにあまりに単純に正義と悪を塗りわけて勧善懲悪にしてる。
ここ10年来のハリウッド映画に有りがちな底の浅い内容ですな(暴言)。
クローン人間ネタなら「YASHA」を読んだ方がずっとマシでしょう。

ついでに言うと、いきなり展開がネタバレバレなんですが(笑)。
(自分の方が○○○○だったということが)
もしかするとバレバレなのを承知で作ってるとか?
だとするともう少しストーリーに工夫の余地があったのでは?
自分の方が○○○○だったらどー考える?という視点が欠落してるし。
クローンを扱うならもっときちんと心を扱ってちょんまげ!(爆)

「彼氏彼女の事情」ガイナックス(庵野さん)のアニメです。
前にちらっと見たことはあったけど、ちゃんと見たのははじめて。
相変わらず映像のクオリティは凄く高いすね。
エヴァの後半でやってたみたいなアニメじゃない方法論を更に発展して
実写や漫画等から表現を切り貼りしてブレンドして一つの完成をみてる。
漫画を映像化する方法としてはアニメ以外にはデジコミもあるけど。
デジコミは漫画ほどの簡便さはなく、アニメほどの表現力はない
まぁ中途半端と言うか妥協の産物と言うか。<おいおい
そーいう意味で、漫画の方法論を素直に突き詰めた映像と言えるかも。
文字の表現はlainもやってたので、必ずしもオリジナルではないけど。

ところでエヴァって知ってる人は知ってるだろうけど
とっても少女漫画のエッセンスの詰まった作品だったでしょ(笑)。
だから、初めてアニメの話を聞いた時に、これ以上相応しい監督は
いないかもしれん、と思ったですよ。実際、とても似合ってるし。

あと声なんだけど、そんなに下手ですか?気にならないけどな。
中学生日記じゃないけど、この手の作品は逆に雄弁じゃない方が
リアリティがあるんじゃなかろうか。聞くに絶えない程じゃないし。
イメージと違うのはそもそも全ての人の感覚をみたすのが不可能だし。
それに、だんだん慣れてくるから。いやマジで。
バイファムなんか最初見た時はめちゃめちゃ声に違和感あったけど
見てるうちにだんだん慣れたし。ま、郷に行っては郷に従え。<意味不明

ついでに前にどっかに書いた内容を記憶から(笑)転載。
あの信号機は何?とか。あれは押井さんがさんざんやってたね。
あいかわらず、ピアノが好きだねぇ、とか。
雨のシーンが好きだねぇ。とか。
ま、そんなわけで、一見の価値有りです。


いつでもどこでも情報を (01/9/18) 次へ 前へ
目次へ

なんか世の中テロの話ばかりですな。
しかし、たかが5千人やそこらの被害者で烈火の如く怒られてもね……
アメリカと言う国は正義の名のもとにその百倍以上の人間を殺戮しまくって
来たんですが、その人たちは虫けらとでも思ってるですか?
一方的な暴力で踏みにじられた人々の痛みを感じる心が少しでもあれば
今回のような事態にならなかったのではありませんか?

ちなみにテロを肯定する気は毛頭有りません。念のため。
ただ何の原因もなくこれだけの行為が起きたわけじゃないと言いたい。


そんなわけで今週のネタ。
ちょっと前から検討してたPDAを買ってしまいました。
PDAってよーするにザウルスとかパームとかクリエとかそのへんです。
ずっと前から持ってたら何か活用できそうだな、と思ってたんですが
何しろ高いから(笑)。ちょっと軽々しく買えなかったのです。

しかし、ふと気付いたらVisor(パーム系)の一番安いのが1万円しない!
その瞬間から忘れてたPDA欲しい熱が再び盛り上がってまいりました。
実はずいぶん前に今のPDAじゃなくて電子手帳を持ってたことが有るのです。
当時はスーパー電子手帳とか言われてたザウルスの前身!?を。
読んだことある作家のリストを手帳側に転送して持ち歩こうと思って。
なのでパソコンとの通信ケーブル&ソフトも買ったんです。
でも画面が狭いとか、電池がすぐ切れるとかで、すぐ廃棄(爆)。
どーも発想はいいけど時機尚早だったという感じです。
にしても……不確実なものに投資する癖は今と変わらん(汗)。

その後はいわゆるミニ6穴の普通のシステム手帳を使ってました。
電池は切れないし、当時は紙の情報量の方が圧倒的に多かったし。
もちろん読んだことある作家のリストもリフィルに印刷してた。
ただ、スケジュールやらアドレス帖とかのメンテがかったるくって。
(部分的に修正する場合、内容を複写しないといけないから)
それに印刷したものをリフィルサイズに切り刻むのも面倒だし。
で、最終的には印刷したものをそのまま持ち歩くようになってた。
つまり単純にB5で印刷しただけのリスト。これが楽でいいよ。

しかし時代も過ぎ、PDA側の表示能力も飛躍的に延びました。
(スーパー電子手帳って今のiモード携帯より表示能力低かったはず)
電池の持続時間も延びたし、充電式なら交換する手間もなし。
(スーパー電子手帳ってボタン電池でした)
パソコンとの連携も昔と比べれば飛躍的に進化したし。
内蔵機能に不満が有ればプログラムを追加することができる。
紙に比べると1画面の情報量は少ないけど、専用の検索ビュアーを
作ってしまえば、紙よりもコンパクトな分便利かも知れん。

そうそう、携帯というとiモード携帯を使うことも考えました。
携帯単体の能力はたいしたことが無くても、ネット経由のサーバーで
CGIを動かしてしまえば結構高度なことがやり放題です。
例えばgooに書籍情報検索があって、これを使えばコミックの既刊を
全て検索できるけど、これのiモード用のゲートウェイを作ろうかと。
そーすれば店頭で何が出てたっけ?と調べることが出来るじゃない!
しかし、現実には実行に移してません。
なぜ?って携帯って地下だと電波が届かないんだな、これが。
いつも利用してるコミックプラザもジュング堂のコミック売り場も地下。
てなわけで、やろうという気力がめっちゃ減退(爆)。
誰か代りにやってちょんまげ。<おい
いやそもそもgooがやれ!<逆切れ?

話は戻って、Visorが安いぞということでPDAを研究しました。
どーやら一番安いのはメモリー少なくて遅いらしい。
で、+5000円で速い&メモリー多いモデル(Platinum)が買えるらしい。
さらに+15000円でカラー(Prism)が買えるようだ。
ま、文字だらけのデータを持ち運びたい今回の用途にはカラーはいらんから
奮発しても15000円ので十分でしょう。
ちなみにPocketPC(WindowsCE)系はカラーばかりで安くて4万円から

いちおー気分はPlatinumと言うことにして店頭で実際に触ってみる。
むむ〜〜ん。これは解像度が低い!日本語で使うにはかなりキツイっす!
(PDA基礎知識・パーム系は基本的に160×160の解像度)
特にデータを持ち運んで見るという用途には使えないっぽい……(泣)
ちなみにデザイン的にも、ちょっとヤボったいのです。
比較的デザインが良さげな新型のEdgeなんかモノクロで4万弱だし。
4万も出すならカラーのクリエ(600)買うっての。

ちなみにカラーのクリエならカラーでかつ高解像度(320×320)なのです。
ただパームは基本が低解像度なので、通常は文字がキレイなだけで
画面に表示される文字の数は増えないようです。
たぶんソフトの作りかた次第で表示する文字数を増やせるとは思いますが。
4万円なら選び放題だし予算オーバーだしと言うことで検討しなおしへ。
しかしその際にちょっと目に付いたシャープのアイゲッティが
この後の展開を左右することになるのであった(ナレーション)。

さて、再検討で立てられた方針は二つでした。
一つは安いVisorを買ってPDAの活用法を研究する。
そして将来値下げされたら期待した能力のマシンに買い換える。
もう一つは4万円出して期待した性能のものを買ってしまう。
ただ、期待した使い勝手があるかはちょっと未知数。ということ。

実は他にも選択肢がありました。
ようは解像度が高くて、ソフトが作れて、なおかつ安いならOK!
なので高木産業の型落ちPocketPCと言う手も有りました。
しかし店頭に売ってないので試せないし、今時シリアル接続だし。
ま、最後の手段としてとっておくことにしました。
いっそのことVisorとこれを両方買おうかとも。両方でも2万円だし。

しかし、本命は最後にやってきた。
実は店頭で見てたシャープのアイゲッティ(MI-P10)と言うモデル。
これは1万円しなかったのです。解像度は高いし、デザインもスマート。
ただこの時はザウルス系の機種構成を全く知らなかったので、
これはザウルスじゃなくて機能を削った別物だと思ってました。
ところが!後で調べたら、なんとこれアイゲッティとは名ばかりで
実質はパワーザウルスのモノクロとも言うべき性能だった。
なにしろ出た当時は4万円もしたそうな。それが今や1万円ですよ!
もちろんこれを買ってしまったのは言うまでもありません(笑)。

ザウルスってちょっと渋いデザインでビジネスマン以外には
あまり売れてなかったので、それ以外のユーザー(女性とか)を想定した
ライト感覚なモデルがアイゲッティなんだそうです。
ただ、その戦略は必ずしも上手く行かなかったようです。
ついでに言うとアイゲッティ(のMI-P10)は失敗作とも言えます。

実はその情報は買う前に知ってました。
中身がパワーザウルス(MI-C1)とほぼ同じと書いてあったページに
このモデルの問題点もちゃんと書いてあったのでした。
つまり、このモデルはパームを意識して縦画面モードが付いてるんだけど
プレイインデックスという(ネット)コンテンツビュアー以外は全て横画面に
しか対応してないのです。だから操作によってころころ縦横切り変わる
その上、十時カーソルキーは縦画面の時に操作と方向が合ってない(泣)。
(ザウルスは元々は横画面だったんです)
縦画面にしてみたけど完成してない試作品、みたいな感じ。

せっかくなのでザウルスの新しいモデルも触って操作感を比べてみる。
新しいのはカーソルリングの内側に決定キーが付いてる。これは便利。
そして全てのメニューがちゃんと縦画面に対応している。
でもカラーのみだし、高いし、キーボート付きでちっと大きいし。
そんなの買えん。なのでアイゲッティ(P10)で妥協しました。
簡単に言ってるけど実は店頭で30分以上悩んだのでした。

実際に買ってみての感想。
やはり機能が満載です。辞書までついてる。
そして予想以上に強力だったのが文字認識機能。
適当に走り書きしてもかなり正確に文字を読み取ってくれる。
基本はデータビュアーだけど、手帳がわりにも使いたかったので
スケジュールの入力程度には十分すぎるくらい使えそうです。

そしてもう一つの重要なテーマであるパソコンとの連携。
実はザウルスは単独で十分に使用できるように作ってあるので
逆にパソコンとの連携能力はパームとかに比べて落ちるようで。
何しろパソコンとの接続ケーブル&ソフトは別売りですから。
と言うわけで実は実際に払ったのは18000円ぐらいです。
本体とパソコン接続キットの値段が変わらないのは悲しい。
そして連携ソフトの完成度もちょっとイマイチのような……
せめてTODOとスケジュールあたりだけでも連携したいっすね。
テキストデータはパソコンから送るだけだからいいけどね。

ま、そんなわけで。
早いとこプリントアウトした紙を持ち歩かないで済むようになりたいよ。


センスとテクニック (01/9/10) 次へ 前へ
目次へ

一週間遅れましたが何とかできました。いやはや、良かった良かった。
ただ時間が有ったら入れたかったタイトルはのきなみ落ちました(汗)
終わらせることを最優先したので仕方ないということにしてくれ。

では本題のおすすめコミックスへ。

女性誌の今月の1冊は萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」に。
実は最初は「フルーツバスケット」にしようと思ってたのです。
でもコメントを書くために再読したら、こちらの方に軍配が上がりました。
これで完結とはいえ物語的な盛り上げはないので一見印象が薄いのです。
でもヘレンケラーのウォーターみたいな、静かで強いインパクトがある。
正直言ってこの作品は難しいです。さらっと読んだぐらいじゃ理解できない。
そして理解できないと、インパクトを受け取ることもできないから。

にしても大胆な内容ですよ。
愛は地球を救うみたいに、愛はプラスのイメージで語られることが多いけど、
愛は欲望の一種でそれ自体に暴力性を秘めてることまで明らかにしてる。
まるで臨床心理学のセミナーにでも参加してるような感じ(笑)。
ちなみにこのコメントは苦労しました。報われてるかは何とも言えないけど。
何しろ30数行分もの試行錯誤のメモ書きの果てにあるから。

実は途中まで試行錯誤してた文章と出来上がったのは全然違ったりして。
文章って下手に文を削ったり繋いだりすると勢いがなくなるから、
ある程度イメージが固まったら、改めて書き下ろした方がいいのです。
そーいう意味ではワープロとかパソコンは文章には良くない道具かもね。
いや、その人の使い方次第とも言えるけど、人は楽な方に流れるから。

今月のいい感じだった作品(旧・次点)は、
「フルーツバスケット」「明日の王様」「YASHA -夜叉-」でした。

1年ぶりの「フルーツバスケット」はほぼ今月の1冊級でした。
内容もさることながら、高屋さんが復帰したことが何より嬉しい。
何でも腕が壊れて(?)手術をしたそうです。そんな深刻だったとは。
にしても前回に今月の1冊に入れてから1年で状況は大きく変わりました。
講談社漫画賞を受賞して、TVアニメ化されて、人気もさらに急上昇して。
もともと知られれば売れるとは思ってたけど、予想以上の人気っぷり。
白泉社の花ゆめ掲示板なんかフルバの書き込みだらけだったりして。
もしかすると次巻ではトーハンのコミックランキングで1位を取るかも。
(オリコンはコミックランキングを止めてしまったのです)
ちなみに7巻は2週連続2位。発売日が重なる8月でこの勢いだから。

「明日の王様」もこれで完結。
一人芝居の同じ作品を二組が別の舞台でやるって展開はガラスの仮面?(笑)
一見すると作品の方向性も似てるように思うかもしれないけど、
ガラスの仮面は演じる側で、こちらは演出する側の物語です。
世界を作り上げる楽しさとか、何かを表現するためのアイデアとか、
純粋に舞台の面白さみたいのが見えて、演劇に興味が湧いてきます。
ところでガラスの仮面はいつになったら完結するの?(爆)

「YASHA -夜叉-」はどんどん残酷な展開に進んでます……
この人にかかると主人公とその仲間達だけは安全なんてことないし。
と言うか大事な人を一人一人失っていくことで修羅になっていく。
世界を揺るがすほどの力に対抗しようと思ったら無傷であるはずがない
という実に当たり前で、実に冷徹な論理が作品を覆ってる。
この作品を入れたいから「ダイナミックなストーリー」を追加したり。

今月の期待の新人は「キール・ロワイヤル」の小椋冬美さん。
って全然新人じゃないし(笑)。この人もすでに中堅どころです。
前に出たコミックスが3年ぐらい前だっけかな?ずいぶん久しぶり。
ちなみに「マルガリータ」の表題作だけはこっちにも入ってます。
つまりマルガリータの続き。カクテルの名前のついたシリーズです。

ところで前にも書いたと思うけど、この人は絵にクセがあるのです。
最初に読んだ当時は絵柄に抵抗があったんだよ、でも読んでハマった。
それ以降は絵柄で敬遠するのを止めたんでした。うむうむ〜〜
ちなみに絵柄はマリリンモンロ〜〜って感じの柔らかいラインが特徴的です(笑)。
あと全般に日本人離れしてます。出でくる人はめっちゃ日本人なのに。

そうそう話はそれるけど、昔の作品を片づけつつちょっと見てたら
何年か前の少女漫画ではアメリカンなテイストが一世風靡してた。
アメリカンなテイストって言ってもアメコミって意味じゃなくて、
バタくさいっていうか何というか表現しにくいっす(汗)。
吉田秋生さんとか吉野朔実さんとか渡辺多恵子さんとか他にもイッパイ。
特に当時のぶ〜けってそれ系が炸裂してたような気もする。

話は戻って小椋冬美さんのこと。
この人は、りぼん→ヤングユーに行った人ですね。
実は昔はりぼんの作品て結構読んでたんだよ。
一条ゆかりさんとか、陸奥A子さんとか、清原なつのさんとか。
今みたいにお子様仕様一辺倒じゃなくて、作品に幅が合ったというか
もっと背伸びをした作品が多かったのに。なんてことでしょう。
と言うか矢沢あい・谷川史子さんの二人がクッキーに移動した今では
絵柄のバリエーションがあまりに狭くはないですか?

あと「外科医東盛玲の所見」のこと。
どっか拾ってくれとか書いてたら復活しました(笑)。うれしい。
前に読んだ話があるので未収録分かな?初出が載ってないから不明。
立て続けて今月も新刊が出ます。って言うかすでに出てます。
ところで、久しぶりに読んだけど凄い良い作品ですことよ。
出版社に販売力がないので知名度がないのが悲しい限り。
(大きい書店じゃないと入荷しなかったりしそうだし)


男性誌の今月の1冊はナシ!
一番盛り上がったのは「HAUNTEDじゃんくしょん」です。
この作品もこれで完結。光の教団のエピソードはカットですか?
とは言えこれ以上に大きい展開は登場人物の手に余るのも確かだから。
ま、こんなもんでしょうか。初期の印象以上にいいデキだったけど。
前作の「緋翔伝」が素晴らしいデキなの比較すると多少落ちるけど
今回の作品も結構いい線行ってたと思うですよ。

そーいや、この人もかなりクセのある絵柄すね。
今では珍しくもないけど、初コミック当時はこの絵柄は珍しかった
しかもこーいうアマっぽい絵柄(?)で面白い話を描くのが印象的だったよ。
(アマっぽい絵柄の人はわりとヘボい話を描く傾向があります)

そうです。実はピンと来る人は1冊である程度来るんですよ。
技巧というのは描いてればいずれ上達する(しないこともある)けど、
センスというのはあまり変化しない(することもある)ものだから。
下手くそだけど光るものがあるって感覚的にわかるのです。
ただ、ピンと来た=即おすすめ、にはしないけど。様子見するので。
ダイヤの原石のまま磨かれないで消える人もいるしね。

技巧は足りないけどセンスが素晴らしいという意味では
「ジャングルはいつもハレのちグゥ」の金田一蓮十郎さんもそう。
初期に比べるとずいぶん上達したけど、技巧的にはまだまだアラがあるよ。
それなのにこれだけ面白いのだから、とんでもないセンスの持ち主かも。
今回のエピソードだとゴキの話がホームランでしょうか(意味不明)。
そーいやこれもアニメ化されてます。偶然テレビつけたらやっていた。

あと「パソコン・カフェ」のこと。
ホントに久しぶりに陸奥A子さんらしい作品って感じです。
元々はメルヘンチックにシンボル化したイラストっぽい作品を描いてたのに、
ヤングユーへ行ったあたりから普通っぽい作品になってしまってて。
でも久しぶりに往年の陸奥A子テイストが炸裂してます。素晴らしい!
内容はインターネットのメール&チャットの実にそれっぽいエピソード。
ところでこの人がりぼんに描いてた作品は主人公が大学生だったりする。
そーいう意味でも昔のりぼんは大人びてたような気が。


メモランダム (01/9/4) 次へ 前へ
目次へ

そろそろダメかもしれない。
言葉の泉が枯れかけてしまってる
一つの言葉が降りてくるまで時間がかかり過ぎるし、
エンジンがかかってもすぐ止まってしまう。
作業が遅れれば遅れるだけ、現実を圧迫してしまうし。
そして現実が圧迫されれば、泉に水をみたすことも叶わぬ。

と言うわけで今週の更新はありません。
作業が終わりさえすれば来週更新できるでしょう。
終わらなければ、このページの存続自体に黄信号だけど。

そんなわけで今週もまたネタがナイ。
ゲームは3週間ぐらいやってないし。
つまり雷高原から一歩も進んでないってことですね。
もちろん更新予定週だからビデオは借りてないし。

ところでBBSが寂れてます(爆)。
レスしないからですが(汗)。
でも、毎週ページを更新するのだけで時間切れなのですよ。
月曜日の朝に更新しなかった場合は、さらに時間足りないってコトで。
っていうか平日に更新作業すると週末に仕事がはみ出るのです(泣)。

ま、BBSのレスは期待しないでくだされ。
BBSの維持よりもホームページの維持の方が大事だし、
ホームページの維持よりも自分の人生設計の方が大事なので。
誰かが養ってくれるというなら別だけど(笑)。

たぶんこれから仕事がより忙しくなることはあっても、
楽になったり暇になることは失業でもしない限り無いでしょう。
自分のいる位置が上になれば責任が重くなるのは当然だから。
せめて責任に相応しい収入があるといいんだけど……


というわけで、BBSに書こうと思ってたネタを箇条書き。
次にBBSに書けるとしたら2週間後以降なのでネタ忘れちゃうし。

・「恋愛至上主義」という雑誌が出てます。
ふと手にとって見たら描いてるメンツがエルティーンコミックと同じ。
そしてエルティーンコミックの方はいつのまにか全然知らない顔ぶれ。
何があったか知らないけど、どーも編集・作家がまるごと移動したっぽい。
版形はA5のちょっと太いやつ。恋愛白書パステルと同系(内容も)です。
エルティーンコミックは若干割高だったので、こっちの方がお得かも。

・ステンシル
で「ラブリー百科事典」(岡野史佳)というどっかで聞いたような作品が(笑)。
悪い意味で安定してしまったeyesに対して、ステンシルは攻めまくりですな。
この人は久しぶりに読んだけど、案外こっちの雑誌の方が合ってるかもね。
ところでステンシルというと「QPエンジェル」(南京ぐれ子)が面白いっす。
前にコミックス読んだこと有ったけど、再評価しました。おすすめも近い!?

・コイズミ学習ブック(こいずみまり)
前にジュンク堂に行った時、この本にキャッチ(ポップ?)が付いてて
「実は女性が読んだ方が楽しめる!?」とか書いてあったです。
言われてみればそんな気もする(笑)

・胡桃ちの(さかしお然)
ここんとこなんとなく気に入って買いあさってます。
ぶりぶりプリティなキャラなのに、中身はこてこて関西テイストだったり。
ブリティッシュテイストの紅茶専門店で、裏メニューがたこ焼とか抹茶とか。
脱いだら凄いんです。って違う意味で凄かったりして。肉だるだる〜〜(爆)
基本が関西だからか?ボケとツッコミのテンポがいいっすね。

・韓国の漫画
が先月にまとめて8冊ほど刊行されました。せっかくだから全部買ったよ。
以前にも香港か台湾の漫画が日本語化されて刊行されたコトあったけど、
あんまり売れなかったからか、あっさりと撤退してしまいました。
今回は売れなくても地道に刊行し続けて定着させて欲しいと思うよ。
ただ値段が安いとはいえA5版だと何冊も出すと本屋が嫌がるのでは?
ところで翻訳ミスか誤植か日本語の文章的に変なのが目立ちます。
作品の本質とは違うところで引っ掛かるのは問題なので改善して欲しい。

Copyright(C)1997-2009 NAVI All Rights Reserved.
次へ 前へ