おばあちゃんの知恵袋 (01/8/28) 次へ 前へ
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超スローな台風が去って暑い夏が帰ってきました
しかも気温が高い暑さじゃなくて、湿度が高いムシムシした暑さ。
こーいう時はクーラーがイマイチ効かないんですよ……

ま、そんなわけで相変わらず時間が足りない今日このごろ。
いつになったら「千と千尋〜」が見れるのだろう。
いつまでもこんな状況じゃ終わってしまうぜよ。いやマジで。


さて話は変わって近況など。
いや、ちゃんとしたネタとか考えてたんだけど、時間がないので。
検証とか文章の推敲を必要とするような内容は書けんのですよ。
だらだらと書いてる分には時間はかからないしね。内容もないが(爆)。

ちなみにネタを考えてる時間とは!例えばごはんを食べてる時間とか、
お風呂に入ってる時間とか、トイレとか、外出時の移動してる時間とか、
よーするに体は活動してるけど頭がヒマな時間です。マルチタスク?(笑)
だから考えてる時間はあれど、考えたことを書いてる時間はないのだな。
実は考えてたけどここに書かれなかったネタは山のようにあったりする。

おっと、話がそれた。肝心の近況について。
そーです!例のビックカメラの100人にひとりタダに当たりました!
なんと……………2499円(笑)。ありがたみのカケラもないっす。
どーせなら、もっと高いものを買った時に当たってくれよ。
あれって基本的にレジで入力して清算キー(?)を押した瞬間に
一定の確率でレシートに「当たり」が出てくる仕様みたいなので、
担当したレジの人の方も少なからず驚くようです。

そーいや、クジ運がいいって程でもないけど、
実は今までに何度か確率の低い当たりを引いたことが有るよ。
髪をカットした時にゲームボーイカラーが当たったことがあるし。
(クリスマス時期で1位がプレステで2位がゲームボーイカラーだった)
ちなみにそのゲームボーイカラーは一度も使ったことがない(爆)。
一日も早く売っ払うべきだったかも。日々価値は落ちるのだし。


話は変わって、ちょっとした知恵ネタ。
いわゆるシールって剥がすと跡が汚く残ることが有るのです。
濡れた雑きんやふきんかなんかでゴシゴシこすると落ちますが。
もっと簡単にキレイにする方法があるのです。
それはセロテープとかで残りカスの上からペタペタ貼って剥がす方法。
例えばシールの剥がす時に端にちょっとした跡が残ってしまうけど
そんな微妙な跡でさえも、面白いようにキレイに取れちゃいます。
知らなかった人は騙されたと思って試してみなはれ!
あ、紙でそれやると紙そのものが破けるのでダメです。念のため。

ちなみに将来的にシールを剥がす可能性があるような場合には
あらかじめキレイに剥がれるシールを使いませう。
例えばマイタックシールなんか「はがせる」シリーズがあるので。

簡単にキレイのその2。
紙の場合に使える方法。実は紙以外にも使えたりするけど。
例えばちょっと汚れてる本があったりするじゃないですが。
それを濡れた布で拭いたとして、それでも落ちないヨゴレとか。
そんな頑固なヨゴレには……消しゴムを使うのです!(爆)
いわゆる白いプラスチックの消しゴムを。以外は使わんので知らん(汗)。
この方法も、シミや日焼け以外なら面白いようにキレイになります。
漂白剤が実は超強力な洗剤ってのと似たようなコトかも!?

もう一つは便秘に効く薬。
もしかしたら便秘に一番効く薬は「ピール」かも(笑)。
もともとお酒には食欲増進や発汗作用みたいのがあるけど、
それとは別(?)に腸の働きを活発にするみたいな気がします。
なんか母親(看護婦)もその症状は事実だと言っておりました。
というわけで便秘ぎみの人はとりあえずビール飲んでみては?
ただし日常的にビールを飲んでいて、体が刺激に慣れてしまってて
まるで効果の出ないよーな人は知らん。


では今週のビデオ。
「ザ・インターネット」母音の前は「ジ」ではないのか?
ちなみに原題は「THE NET」なので「ザ」なのかもしれない。

あるソフト会社でバグ(不具合)を調査する仕事をしてる女性(主人公)。
その女性は凄腕のハッカー(のような)で自宅で仕事をしている。
人間が嫌い?でネットの知人も含めてあまり他人と直接会わないので
彼女の顔を知ってる人はほとんどいなかった
母親は痴呆が進んでて施設に入ってて彼女が誰か分からない。
そんな舞台設定で物語りははじまる。

仕事仲間から送られてきたあるソフト。
そのソフトの謎のマークを押すと、あるサイトに進入できてしまう。
疑問があったけど、とりあえずバカンスに出かける。
しかしその旅先でソフトを取り返そうとする組織に殺されそうになる。
なんとか逃げて、そして自分の家に帰ってくる。
しかし自分の家は売り家で、戸籍が存在しなくて、上司も行方不明。
指紋は他人と結び付けられ、架空の犯罪歴まであった。

よーするにネットを介して情報を書き変えて、一人の人間の存在を
抹消してしまったり、架空の事実を作り上げてしまう内容です。
でも情報はあくまで情報で現実ではないから、ちゃんと現実があれば
問題にはならなかったはず。しかし主人公は現実との接点が薄かった。
そーいう意味で主人公以外の部分に関してはちょっと設定が甘い。

あと、何でも外(インターネット)から接続できるって発想もどーかと。
何もかもコンピューターを使ってても、外部の信頼性の低いネットと
信頼性を必要とする機械は物理的に接続しないのが基本なのに。
(ファイヤーウォールがあれば安全ってわけはないんだし)

それと、どー考えても絶体絶命なのに助かるのはちょっと興ざめ。
もしもアレだけのことが実行できる組織がホントに有ったなら、
あんなちょっと有能な個人のレベルで対抗できるわけないっての。
設定的には反政府テロに匹敵する規模なんだけど、
ストーリー展開は「湯けむり温泉殺人事件」レベルだから(笑)。
ちゃんとスケールに合ったストーリーを書くように!<偉そう


創作エンジニアリング (01/8/20) 次へ 前へ
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夏真っ盛りだと言うのに、東京は涼しいです。
西日本なんかは相変わらず暑いみたいだけど。
7月までの異常な暑さからすると8月は異常に涼しいかもしれない。

ところで台風が接近してます。
今日(20日)は本を倉庫に運ぶ日なんですが……
いや、それでも21日にしなくてよかったと言うべきか。
なんか今日の夜から明日あたりに直撃っぽいし。

その本の箱詰め作業はもちろん終わりました。
3日をちょっとオーバーして土日が潰れてしまったけど。
箱詰めしたのは全部で31箱で、想定した数とほぼ同じ。
あと箱が4個残ってるので、仕事の本でも倉庫に運ぶかな。
使う可能性はそんなに高くないけど処分すると困るかもって本を。


ま、そんなわけで今週はFF10はやってません。
ホントは日曜日に時間を確保して少しでもやる予定だったのに、
生活時間更正プログラムを実行してたら、体調がおかしくなって
12時間も寝てしまいました(爆)。何もかもすべて台無し!(汗)
※生活時間更正プログラムとは寝る時間が後ろにずれてる状態から、
朝起きて夜寝るように寝る時間を一日3時間ずつ後ろにずらしていく
ちょっと無茶な方法。一月に1〜2回は毎月のようにやってたり。

ちなみに今いるポイントは雷平原を出たところ。
ちょっとストーリーが一本道って感じがしないでもないかな。
あ、筋道が決まってて、それをトレースする意味の一本道じゃなくて。
そーいう意味でも一本道ですが(笑)。ストーリーものは普通そうだし。

移動とか流れが直線的なので、展開が一本調子なんですよ。
そーいやFF7のミッドガルドを出た後の展開もそーだったすね。
元々ストーリーと言うものは、一連の流れの中を順方向に辿るので
単純に図にすれば一本道以外のナニモノでもないんだけど。
でも工夫次第で一本道という印象を払拭することができるのです。

例えばいくつかのストーリー上で重要となる拠点を作って、
そこを中心にして他のポイントとの移動と言うカタチにする。
流れ自体は一本道でも、同じポイントを何度も利用することで
一本道という印象を薄くすることが出来るのです。
それに何度も同じポイントを利用すれば、複数の側面が描けて
その場所の空間的な奥行きも深まるし、空気感も深まるわけで。

実は世界の面積を広くするよりも密度を濃くした方が面白いのです。
ってゆーか作品を独自にプロファイリングした研究成果ですが(笑)。
感情的に何かを論評よりも、数学的に何かを分析する方が好きだから。

例えばとても空間密度が高い作品の代表に
「カリオストロの城」(ルパン三世の映画の2作目)というのがあります。
これ、超有名な作品なので、わざわざ説明するまでもないか(笑)。
この作品で描かれる空間は、世界で最も小さいカリオストロ公国だけ。
それどころか舞台の大部分はカリオストロ城です。
その限られた空間を登場人物は縦横無尽に走り回ります。
何度も同じ場所が出てくるし、だんだん位置関係も分かってくる。
その結果、希有な空間の実態感を出すことに成功してるわけで。

「カリオストロの城」はルパン三世の原作とイメージが違うから嫌い。
と言う人もけっこーいるけど。ま、わからんでもないけどね。
でも純粋に映像作品として考えたらこの完成度は凄いものがあります。
ストーリーの構造とかシーンの流れとか、空間構築の考え方とか
まるで映像製作の教科書のような内容だから。冗談じゃなく。
宮崎さんの作品で最高傑作と言ったらこれでしょう。たぶん。
一番好きなのは「トトロ」だけど(笑)。あの雰囲気が好きなんだよ。

「カリオストロの城」の特徴のもう一つに時間密度があります。
オープニング前の銀行強盗のシーンは置いといて、
その後の時間経過をきっちり調べたことありますか?
なんとたったの1週間しか経ってません!寝てた分もあわせて。
確か撃たれるまで2日で、あとは結婚式と前後の3日だけ。
(だったと思う、しばらく見てないから忘れてるよ)
これ気付いた時はさすがに驚いたよ。凄いコトやってるな、と。


さてさて今週のビデオ。
ってここまで書いた内容がまるでビデオ話(笑)。
しかも今週は見てない作品について語ってるし。
ちなみに銀英伝はもーすぐキルヒアイスが!!!なトコです。
さりげなく進みまくってるような。

で、ここに続いていろいろ書いてたんだけど……
過激な内容のわりに重要な証拠を見失ってしまったので削除。
いちおー1時間近く探してはみたんだけど、時間切れです。

「シャイニング」サイコホラーの名作。
途中で気付いたんだけど、これ見たことあるようです。
けっこー覚えてたよ。しかし見たことを忘れてちゃ意味ないし(爆)。
しかも当時はキューブリック作品だと気付いてたかどうか。

冬の間は雪に閉ざされる山の中の豪華なホテル。
そのホテルの冬の間の管理人として雇われた一家。
閉ざされた空間の中で、だんだんおかしくなっていく夫。
最初は不機嫌に、次に幻覚を見るようになり、
そして斧を持って……ってな内容です。

いわゆるホラーもののような、描写で煽るような展開ではなくて
雰囲気でじわじわ恐くなってくる、真綿で首を絞めるような感じ。
タイプライターで打った紙に同じフレーズが延々と繰り返されるさまは
かなり恐いっす。これ、あちこちに引用されてるので見たこと有るかもね。

とりあえず、知らない人は見ましょう(笑)。


気の長い話 (01/8/15) 次へ 前へ
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世間は夏休みですな。
NAVIも夏休みを確保しました。3日ほど。
休んだら収入が減ってしまうので、このへんが限界でしょう。
実は休みを確保したのには理由が有ったのです。

そろそろ部屋に有る残りの本を倉庫に運びたいから。
先月の末ごろに倉庫に搬入したダンボールからコミックケースへの
詰め換え作業がとりあえず終わったのです。
とりあえずってのは、まだきちんと整理されてないからで。
半分強しか搬入してないから、整理しても2度手間だろうし。
なのでさっさと残りを倉庫に入れてしまうのです。

前の搬入の時も、ダンボールへ詰める作業にえらい時間かかったので、
仕事をしながらスキマ時間にやるんじゃなくて、休みを確保しました。
ってなわけで「休みだけどちっとも休みじゃないよ」状態。
なんかこんな状況が1年以上続いてますな。
映画を見に行きたいよぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅ(残響)

ちなみにすでに作業が始まってます
とりあえず定期的な新刊の蔵書リストへの追加作業と
本棚への入れ替え作業をして、はみ出たのをまず箱詰めして。
そんな感じでここを更新する時間を確保するのが難しかったよ。

いちおー今までの作業経過から計算すると、倉庫の作業が終わるのは
たぶん来年の1月ぐらいではないかと。気の長い話であるな(笑)。
日がな一日作業してれば1週間程度で終わるけど、できるわけもなし。


気が長いといえば!FF10ですが、ちゃんと地道に進んでます。
いまのペースで進めば10月末〜11月末には終わるでしょう!
寄り道とか、やり込みとか、ブリッツボールとか、そんなのは知らん(爆)。
わき目もふらずとにかく話の最後まで到達するのが先決です。
ってゆーかあまり時間がかかるとゼノサーガに間に合わないっス!(笑)
(ゼノサーガもやる気まんまんらしい)
そーいやゼノギアスに手間取ってFF8をやるタイミング逸したんだっけ。

ところでFF10をやってると、暗い画面がキツイっす。
一番最初のザナルカンドと次の遺跡の画面は黒く潰れてて悲惨だった。
ビサイドあたりから明るい画面を増えたので、楽にはなったけど。
16年も使ってるこのテレビ、さすがにもーダメっすね。
買い換えようと思う気分がかなり盛り上がってきました。
テレビを買いかえさせようだなんて、たいしたキラーソフトっぷりです。
もー借金で死んじゃう(爆)。

そーそー、そのテレビですが。
いつのまにかノーマルサイズは安物しかないじゃないですか!
高級なタイプが欲しければワイドを買えってコトですかい!?
ま、ワイドもけっこー安くなったから、選べるならそれもありだけど。

ちなみに今使ってるのが27インチなので、ノーマルなら29インチで
ワイドだと32インチを買わないと画面が小さくなってしまうのです。
(ワイドの32インチでもノーマル画面は25インチぐらいだけど)
で、32インチは……置くスペースがないっす!!!(泣)
ってゆーか、今の29インチでもうちのより10センチ程度幅が広い。
どーも平面タイプって画面の端の使わない部分が多いんじゃないかな。
だって昔のモデルに比べて画面の外枠の部分がやけに大きいし。

とにかく部屋が片付いて資金繰りの目処が立ったら買いませう。
借金の完済がどんどん遠のくな(遠い目)。


ではではビデオです。
ビデヲの時間もゲームにつぎ込んだので、
しばらくは週1本だけって感じになりそうです。
あと細切れの時間に「銀英伝」でも見るかなって感じ。
とりあえず借りダビして細切れの時間でちょっとずつ見れるし。
でも、実は見始めると止まらない作品だったりする(汗)。
「銀英伝」は本編だけで28本あるので、週1本見ても半年かかります。
正確にはコミック更新週は見れないので9ヶ月ぐらいかな!?
終わるのは来年の5月頃ですか……これまた気の長い。

「未来世紀ブラジル」先々週見たやつ。
なんでも知る人ぞ知る名作(迷作)SFらしいです。
考えてみたら洋画で新作以外を借りたの久しぶりっすね。
だってGEOの池袋は新作コーナー以外がとっても選びにくいから……

話を戻って本編について。
見た感じずいぶん古いっすね。ちょっと昔のSF作品って感じ。
逆に最近のにありがちなSFXだけで中身がスカスカとは違うとも言える。
あちこちに興味深い表現や発想があふれてるのも古き良きSFって感じ。

ストーリーは高度に情報に管理された世界の皮肉みたいな内容だった。
いや、すでに内容が記憶の彼方なんでおじゃる(汗)。
いろいろとパーツとしては光るものが有りました。
「もぐりの修理屋」なんてのも出てくるし。
(「クレメンテ商会」ってここから来てるのかな!?)
ただ夢の表現がかなり古いってゆーかヘボいってゆーか(爆)。
全体の話の筋もこれでいいのかな〜〜って気がしないでもない。

ま、クリエーター系の人は見ておいて損はないと思いまする。
発想とか表現とか仕掛けとか引き出しは増えて困ることはないし。
へたな新作映画をチェックするよりは意味有るんではないかと。
一般人の人は……興味が有ればって感じ。これ人を選ぶと思う。

「レッド・プラネット」赤い星。よーするに火星。
火星をテラフォーミング(地球化)する計画が実行されていた。
地表に藻を植えて酸素を増やす計画は途中まで順調に進行してた。
しかしなぜか酸素濃度が下がり始めた。その原因を探るべく
宇宙船で調査に向かうメンバー。そして火星で見たものは
と言う内容です。

筋立てとしてはSFっぽいんだけど、基本はパニック映画ですな。
次から次へと想定外のトラブルが起きて一人また一人と死んでいく。
そして最後に生きてるのは一人か二人。ってやつ。
SFとしては底が浅いけど、パニック映画だと思えば楽しめるかも。
だって、やたらと描写が多くってストーリーが希薄だから。
いわゆる知覚型じゃなくて体感型ってコトです。


5アワーズ (01/8/8) 次へ 前へ
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今月も何とか終わりました。
いや、文章を書き終わっただけだけど。
しかも1週間遅れのタイムリミットまであと5時間です。
これからここを書いて、サイトの内容を全修正して……
ホントに間に合うんだろうな、オイ!ってな状況です。

さて時間がないので、本題のおすすめコミックスへ。

女性誌の今月の1冊は潮見知佳さんの「B-EYES」に。
ベールを脱ぐように一つ一つの事実が明らかになっていく過程で
なんとも言えない強烈なシチュエーションがてんこもりです。
3巻では串刺しのシーンがとにかくショッキングですな。
映像的にショックなだけじゃなく、心理的にもグサっと刺さってくる。
あまり有名とは言えないし、他で高い評価も見たこと無いけど
私的には今の日本を代表する長編作家の一人だと思ってるよ。

次点……って言い方やめようかな、そんな差があるわけじゃないし。
かなりいい感じだった作品って意味なら、まーいいか。
そんな次点は「汚れてる暇なんかない」「シカゴ」「AQUA」
「Papa told me」ちょっと多いけど今回から解釈を変えたので。

「汚れてる暇なんかない」
集英社リアル系の急先鋒・石田拓実さんの新作です。久々の巻数付き。
なんかクッキーの路線に違和感を覚えて腐っていたとかいなかったとか。
でもこの作品が読者に受け入れられた(最初は3回の予定)ので、
今までの自分のスタイルで続けていく自信みたいのが出来たようで。
しかし、雑誌はクッキーだからそんなに特別な内容ではないとは言え
「りぼん」コミックスの体裁でこの内容ですから。ちょっと凄いかも。
「りぼん」を期待してコミックスを買った人は卒倒するでしょうな(笑)。

「シカゴ」2巻でお終いです……
内容的に突き詰めるとちょっとやそっとでは終われないとは言え
せめてもう2、3巻は続けて欲しかったってのが正直なところ。
これでは長編作品の一部を切り取った読み切り作品のようです。
田村由美さんは映像も強いけど、キャラで作品を動かすタイプなので
長めの作品でキャラが立ってきた方が断然面白くなるのに。

「AQUA」復活ステンシルから天野こずえさんが再登場です。
前回の少女漫画は初めてってことでわりとありきたりの作品だったけど、
今回はクレセントノイズ等の経験を生かした特徴的な作品で来ました。
なんと言うか、とにかく映像的です。映像のための物語って感じ。
派手なアクションがあるわけじゃなく、人間の物語があるわけでもなく
ゆるやかな時間の流れの中で、そこにある世界こそが物語とでも言うか。
今まで全く無かったタイプではないけど、ここまで印象的なのははじめて。
ちなみにケット・シーの王国の回がめっちゃ好き。たまらんのぉ(笑)。

あと「RUSH」のこと。
この作品は元々が女性誌(ami Jour)で青年誌?(アクション2)に行って
再び女性誌(Feel Young)に戻ってきました。最初なんか8年前ですよ。
少女漫画はリアルである代償として陳腐化が早いので何とも言えず。
ってゆーかあんな長いスカート今でもはいてるのかね(笑)。
あ、1巻は前に出たものにプラス1話追加されてます。表紙絵も違う。
ファンだったら買い直せというお達しですな。とほほ〜〜


男性誌の今月の1冊はナシ!
あえて入れるなら「カラモランの大空」かなって感じですか。
淡々と続きながらも、だんだんと役者が揃って、物語りは頂点を極めて。
そしてまた少しずつ役者が退場して、物語は終焉を迎えるというか。
つまり物語の頂点は前の巻に有ったということかもしれない。
終わる寂しさとしては印象的だけど、今月の一冊には何か足りないのです。
まぁ、入れようと思った気持ちが50%程度あったと記録しておきませう。

「月と雲の間」の岩館真理子さんは女性誌からの初越境です。
あいかわらず雲をつかむような焦点のぼやけた作品を描いてるよ。
おかげでコメントを書くのに6時間もかかってしまったじゃないか!(爆)
この人もあんまし女性誌で描いてた作品と変わらない気がするね。

「妖怪仕置人」は今回めっちゃラブラブな展開で驚きました。
どっちかと言うと根はマジメでノリが遊んでるストーリーなので、
あんまり恋愛ネタでマジに展開するとは予想してなかったよ。
雑誌(Young KING)的に裸とかのエッチネタは珍しくないんだけど、
まともにセックスシーンが出てきたら気恥ずかしく感じました(笑)。

そーいや、これ途中でアキラ(女)が出てきて、同居してるつぐみとの
カップルもどきから、カップリングが変わったので驚いた記憶がある。
(正確にはつぐみとはカップルでは無かったけど)
男性誌では二股とかは有りがちだけど、乗り換えは結構珍しいんだよ。


新しい調和 (01/8/1) 次へ 前へ
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先週は前半が狂ったように暑かった。なにしろ38度ですから
でも、後半は涼しかった。久々に真夏日でも熱帯夜でもなかったし。
暑さに負け気味の体がちょっとだけ回復したってカンジ。

ところで!買ってしまいました!やってしまいました!FFXを。
ちょっとした細切れの時間をかき集めて、1週間に5時間程度
1ヶ月に15時間程度やってれば、3〜4ヶ月後には終わる!はず(笑)
毎週のビデオ見る時間を減らせば出来そうだ。ってことで。
ゲームをちゃんとやったのは何ヶ月ぶり?いや何年ぶり?(爆)

ちなみにFFは7以来なのでかなりの進化が見えますな。
前に貰ったFF8のスペシャル編集ビデオと比べても進化してる。
背景がポリゴンになったので、カメラワークが多少工夫されてるし。
まぁ、プリレンダリングの1枚絵に比べると落ちるとはいえ、
かなりカクカクだったゼノギアスよりもかなり良くなったっスね。

あとやはりキャラのポリゴンの進化は凄い。
さすがにムービーとは光の加減にかなり差があるとはいえ、
(ラジオシティとかの光源処理をリアルタイムでやるのはまだ無理か)
映像の雰囲気もカメラワークもほぼ同じなので違和感があんまりないし。
意識して見てないとポリゴンが演技してる部分とムービーの部分は
あんまし違いを感じないスね。これがプレステ2の性能ってやつか。

FF7以降の変化というと。
FF7で画面の背景を3DCG(1枚絵)にしてキャラをポリゴンにした。
FF8でキャラの等身をリアルにしてカメラワークを映像的にした
(同じ3DCGの1枚絵背景でもあそこまで見せ方が変われば凄い変化)
FF9は先祖帰りしたから置いといて(おいおい)。
FF10で背景までポリゴンにしてカメラが動くようになった。
そしてポリゴンの演技とムービーのスケールが同じになった。

2D型のRPGとは違う表現を目指して、FF7以降やろうとしてたことが
やっと1つのカタチに結実した。とでも言うべきか。
FF7は未完成の作品でFF10が完成した作品とかいう意味ではなくて、
やっと全体の表現のバランスが取れたという意味での話。

プレステ以前にも少しはあったけど、プレステ以降は常識になった
ムービーという表現手法は、世界や空間を語るうえで効果絶大で。
でもその表現能力の高さが逆にそれ以外の表現との落差を生んでた。
小さなドット絵や、カクカクのポリゴンとは、違い過ぎるわけで。
というかドット絵とムービーでは事実上同じ名前の別キャラですよ。

ポリゴン性能という意味でもプレステは能力に問題があったし。
元々ポリゴンハードは格闘ゲームとかレースゲームを想定して
性能が設定されているので、RPGだとちょっと無理があるのです。
だって格闘ゲームではキャラは2人から多くても6人程度だし。
舞台に凹凸を作ったとしても広さなんてたかが知れてるわけで。

レースゲームもそう。アーケードのレースゲームって車が少ないから。
それにあまり先の方まで見えないようなコース作りしてるし。
実際、リッジレーサーならキレイでもF1は悲惨だったよ。プレステは。
※F1は最大で20数台の車が同時に走る必要があるのと
実在のコースを使うので先が見えないような細工ができない。

つまりプレステレベルの性能で3DタイプのRPGを作ろうと思った場合には。
フィールドを狭くして登場するキャラを減らす→デュープリズムとか
フィールドを3DCGの1枚絵にしてキャラだけポリゴンにする→FFなど
フィールドをポリゴンにしてキャラをドッド絵にする→ゼノギアス
どれにしても性能が全然足りてないのは見るからにわかるけど。
とくにFF7のポリゴンの演技はちょっと……(遠い目)

ポリゴンの演技といえば、FF10のポリゴンの演技は以前よりマシになった
とは言えちょっとわざとらしいような。ここはムービーとの差があるね。
このへんはハード性能の問題はないので、ノウハウとか手間の問題かな。
演技のパターンを何十とか作っておいて、それを使いまわすとしても
一つ一つのパターンにはモーションキャプチャーを使った方がいいかも。
まともにやったら制作費が幾らになるかは知らんが(爆)。

そして今回新たに追加された要素の声!
というかキャラが喋りまくると重要になるのがセリフ回しです。
テキストではそんなに気にならない(いやNAVI的には気になるけど)
安っぽいセリフやクドい言い回しって、喋ると嫌というほど実感するから。
そーいう意味で、かなりまともですね。FF10のセリフは。

FF7からいきなりFF10なのでその間の変化を知らないんだけど、
驚くほどいろんな側面で大幅な進化が見受けられるですよ。
世界観から、キャラメイキングから、セリフ回しから。
少なくともFF7のセリフはまだゲームのセリフだったね。
FF10のセリフはテレビドラマ並みのセリフになってる感じだし。
(ゲーム<ドラマって意味じゃなくてゲームのセリフはわざとらしい)
ま、アーロンの口調はかなりゲーム的だけど、そーいうキャラなのでよし!(笑)

あとキャラもまともになったすね。
クラウド(FF7の主人公)なんて、そんなやつぁいねぇ!状態だったけど、
ティーダ(FF10の主人公)なんかはそのへんにいそうな若人って感じだし。
「〜っス」は最初ちょっと……だったけど、慣れると可愛いもんです(笑)。
とにかくキャラの実在感を感じられるようになったのが大きな進化ですな。
(FF以外ならプレステ時代にもちゃんと人間を描けてるのはあったけど)

あとちょっと苦言を呈すなら、ヒロインのキャラが弱いっす。
FF7もそーだったけど、キャラがキレイ(中身が)すぎて印象が弱いよ。
坂口さんの芸風みたいだけど、もーちょっとクセをつけるべきだと思う。
FF7ならエアリスとティファを合成したキャラにしてみるとか。
FF10ならユウナとリュックを合成してみるとか。
女性キャラを減らせってコトじゃなく、それぐらい奥行きが欲しいです。
つーか坂口さんって女性を描くのがあんまし上手くないような……

ちなみに複数のキャラの役割を一つに合成してキャラの存在感を増すのは
物語の骨組みを作る上での基本テクニックだったりするよ。
いわゆるハウツー関係の本にはそーいう記述はないかもしれないけど、
ストーリーの組み立ての上手い人は無意識に会得してる技というか。

世界観もかなりマシになりました。
FF7の頃は改善されつつあったけどまだ多少は世界旅行モードだったけど。
FF10は宗教色の強いカラーに統一されてるし。今のところは。
このへんはFF8あたりで改善されてたかもしれないけど。
今さら世界旅行モードなんて、そんな世界構築が許されるわけもないか。

と言うわけで部品に関してはかなりFF7より改善されてるようです。
これでストーリー展開がFF7よりマシなら素晴らしいデキでしょう。
今のところの展開に限るなら、自然な流れでダレて無いのでいい感じです。
こればっかりは最後までやらないと何とも言えないっすね。

むむ。まだ書きたいこと有ったけど時間切れのようです。
しつこと書いてるといつまでも更新できないので(汗)。
というわけでまた来週。

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