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他人の心が覗けたっていいことない。感情が突き刺さり疑心暗鬼になるだけで。
でもそんな力でも役に立つかもしれない。信じるのはさほど難しくないのかも。
誰かに認めてもらったから強くなれた。強くなれたから優しくなれるのだろう。
[秋田書店・プリンセスコミックス]
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一人の男をめぐる二人の女の恋のさや当てならば、良くあるエピソードだけど。
一人の男をめぐり男と女が恋のさや当てなんて、ちょっと珍しいかもしれない。
有るものを無かったことにせず。お約束を踏み越えてこそ、面白くなるのかも。
[新書館・DEAR+コミックス]
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未来から振り返ればなんてことない記憶も、その瞬間はそれが精一杯だった。
狭い世界では当たり前しか許されず、でもその世界から逃げる勇気もなくて。
水の中で手足が思うように動かせない、もどかしい感じ。青春ってやつかも。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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洗練されたスタイルで決めてたからって、中身まで尖がってるとは限らない。
シャープでポップでスタイリッシュで、でも実はピュアだっていいじゃない。
変化する時代のスタイルを凝縮しつつも、変わらない人々の営みという感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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いつまでも愚かな殺し合いを続けたいなら、いっそ全て滅んでしまえばいい。
望んでたのは終末の静寂だったのか。それとも、ささやかな幸せだったのか。
西の地の果てには楽園があるという。人が生きて辿り着くことのない楽園が。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスルチル]
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夢は現実じゃないからこそキレイで、叶わないからこそ夢なのかもしれない。
もしも夢が目の前で現実になったなら、ただの忌まわしい現実かもしれない。
少しも望まなかったわけじゃない。でも夢は夢のままにしておくべきだった。
[小学館・プチフラワーコミックス]
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どこにでもいるような私が、魔法の指で妖精になる。嘘のようなホントの話。
光と音のグルーブに飲まれ、沸き出てくる力。その時、確かに妖精になった。
お伽噺のような物語だとしても、望めば手が届くかもしれない。そう誰でも。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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目が覚めたら何も覚えてなくて、教えられた事柄もなんか事実と違うような。
幸せだった記憶が事実でないとしたら。偽られた現実はいったい誰のために。
何気ない心模様の一片に目隠しをすることで、あっと驚く結末ができあがる。
[集英社・ヤングユーコミックス・大判]
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どんなことでも知りたくて。鬱陶しがられても聞きたくて。聞いて自己嫌悪。
ホントに聞きたかったのは何だったのか。伝えたかったのは何だったのか。
一生懸命すぎて空回りして傷つけて。でも好きだから大事にしたいこの関係。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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死んでくれと言われて首を絞められて、それでも笑える関係って何だろう。
お互いに大切に思ってて。でも唯一の相手のためにお互いの死を願ってる。
他に選ぶ道は無かったかもしれないけど、どーしようもないほど切なくて。
[リイド社・SPコミックス・大判]
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あるときはシリアス。光を感じるように、風を感じるように、心が感じてる。
あるときはコメディ。軽快なテンポで、絶妙な言い回しで、心が楽しくなる。
ファンタジーみたいな淡い雰囲気の中で、実に日常な喧燥が綴られてる感じ。
[エニックス・ステンシルコミックス]
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自分の存在が感じられなくて。繋がってる時だけ、必要とされてる気がした。
触れ合わない関係なんて成り立たないと思ってた。彼と出会うその時までは。
好きだけど相手を感じられない関係。でも心が感じられるのなら、いつか。
[集英社・ヤングユーコミックス]
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最初は軽い気持ちだった。他人を装って素直な気持ちを表現しただけだった。
自分から切り離した人格が一人歩きして、まるで自分でないように怖かった。
誰しもふと狂気に陥る瞬間があるように、人は心の中に暗い闇を飼っている。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス・大判]
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まだやり直せると思ってた。分かってあげられるのは自分だけだと思ってた。
でも壊れたカケラは元には戻らない。行き場を失った想いは腐っていくだけ。
突然の現実が受け入れられない心に、つまりは世界が見せた白昼夢のような。
[飛鳥新社・大判]
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積み重ねた歴史がそう感じさせるのか、自然と共存することで感じさせるのか。
人でないモノやカタチのないモノに、命や心を見出して共存しようとしている。
理屈で割り切れない東洋の神秘とは、心の時代にこそ相応しいのかもしれない。
[朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス・大判]
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二人はごく普通に出会って恋をして。でも一つだけ違ったのは彼が犬ってこと。
普通とは違うシチュエーションで、いつもの当たり前の日常が繰り返されてる。
変わってるけれど変わらない人の営みを、ポップに記号化して描いてるのです。
[実業之日本社・MBコミックス]
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彼は光の中で原色に輝いてる存在で、でも僕は影の中のモノクロの存在で。
想ってるだけで、見てるだけでいいと思ってた。でも、今は死にたくない。
許されない想いの、切なさと苦悩と。まるで大昔のフィルムの中のような。
[新書館・DEAR+コミックス]
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やってから死ねというか、死ぬ気になれば何だってデキるとでも言うのか。
手を差し伸べるだけが優しさじゃない。ビシビシと尻を叩くのも優しさで。
目に見えない羽を持った少年が、些細だけど切実な想いの手助けをしてる。
[講談社・KC 別フレ]
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あたしたち友達になりましょうよ?それは恋の告白よりもっと危ない誘惑。
信じてなかったけど好きだった。一緒は嬉しかった。信じてなかったけど。
傷つきたくないから信じなくて。でも傷ついても得がたい絆だったのだと。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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確かなモノは何もなく、確かに保証される答えなど、もちろん有りはしない。
輪郭のぼやけた世界の中に、相手の顔と手とコトバだけが鮮明であるように。
確かなのは自分の想いだけ。いや、それすら自覚はなかったのかもしれない。
[芳文社・花音コミックス]
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上手くいかなくてグレーに感じていた世界。でも世界は学校だけじゃなかった。
少しの勇気と行動力で外に踏み出してみれば、青い空と違う世界が広がってる。
自分だけの大事なモノさえ見つけられれば、きっとどこでも輝いた世界だから。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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恋をすると人は優しくなると言うけれど、恐ろしく残酷になるコトもある。
正しいこともキレイなことも、理屈なんて感情の前には無力なものだから。
ホントに恐ろしいものや醜いものは、自分の中にこそ存在するかもしれない。
[朝日ソノラマ]
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一生なかよしでいたかったから結婚したはずなのに、現実はすれ違いの日々。
すれ違いを嘆くぐらいなら、別々に生活して逢える喜びを感じた方がいい。
二人の関係のカタチは何も一つに限らない。自分に合ったカタチがあるハズ。
[集英社・ユーコミックス]
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純粋というか単純バカというか、恥ずかしくて強がって意地はったりして。
カワイイと言うよりゴツい感じでヒゲまで生えてるのに、なんかカワイイ。
キレイだからじゃなくて、バカだからカワイイってトコが実に男っポイ!?
[芳文社・花音コミックス]
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ただ誕生日が同じだっただけ。きっかけなんて、たぶんそんな些細なもの。
いつまでも続くわけは無かったけど、いつまでも続いて欲しいと願ってた。
過ぎ行く青春のその一瞬こそが、きっと私たちにとって最高の宝物だから。
[文苑堂東京店(FOX出版)・FOXコミックス・大判]
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