Comic
Girls Recommend
[Long 1999-]




これは面白い。これは凄い。これはイケてる。
そー感じられるものを、とにかく数多く紹介。
質より量。数撃ちゃ当たるぜ!リコメンデーション。
昨日より良い明日の豊潤なマンガライフのために。

ここで紹介されてる本を読んで、面白くないと感じた
としても当方は一切の責任は負えません。あしからず。

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月刊・特選コミック情報 ■△■

新刊 2008〜2002年 2001・2000年 1999年〜


長篇連載 先頭へ

スプーン一杯の愛情 全2 石田拓実
いいなぁ、あの手で触られたら気持ちいいだろうな。始まりはそんなもの。
自分勝手でわがままで甘ったれで弱くてしょもーない最低男。でも好き。
だから、また何かやったらその度に泣いてもらうよ。何度でも泣いてもらう。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

P.S! 水玉ペリ
人を傷つければ自分も痛くなる。だから傷つけた分だけ優しくなれるのかも。
関係が壊れたって世界は終わったりしないし。間違えればやり直せばいい。
好意を素直に嬉しいと思える心があれば、また世界は動き始めるのだから。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

ハッピー・ファミリー 1〜3・エクストラ 三原ミツカズ
自分の望みを叶えることが、好きな相手にとって不幸だとしたらどーする?
あれほど望んだハズのシチュエーションが嬉しくないのはなぜなんだろう。
決して手に入れられないと知ってるからこそ焦がれてやまないのかもしれない。
エレガントでロリータなスタイルと強烈なキャラクターで綴る親子のカタチ。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

ラブ・マスターX 全3 安野モヨコ
好きで好きでたまらなかったハズなのに、何もかもイヤになってしまう。
今まで気にしなかったコトすら全てが汚く許せなくなってしまって。
それぞれの想いのベクトルは針のように振れて、キレイに交わらない。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]

フェアリー・マスター 橘裕
だだ運がいいなんてコトはありはしなかった。幸運の絶対量は決まってるから。
幸せだったのはずっと護られていたから。だから今度こそ私が護ってあげたい。
みょーに可愛い絵柄とちょっとボケたキャラクターのミラクルストーリー。
[白泉社・花とゆめコミックス]

ラブ!ラブ!ラブ! 全3 中原アヤ
7年越しの片思いに失恋して初めて近くにいた幼なじみが気になった……
なんて、そのへんによくある話といえばよくある話なんだけど。
なにげないコトバ使いとか、テンポとか勢いとか。なんかいいカンジなのです。
[集英社・マーガレットコミックス]

ひみつのエコーボックス 全2 藤たまき
それは滅びの悪しき力と言われてた。再生の良き力と言ってくれる人もいた。
でも元は同じ一つ。側面が違っただけ。そして意味を選んだのは他ならぬ自分。
暗闇の中の一筋の光の輝きのような。優しい感情が充満した世界って気がする。
[講談社・Amie KC]

青春は痛いっス 全5 筒井旭
ちっと壊れてる。いや、かなり壊れ……すんごい壊れてる(爆)。
機関銃のようにバラバラと撃ち出されてくる笑いのシチュエーション。
一応、ポップでセンスの良いラブコメディに見えないこともない(笑)。
[集英社・マーガレットコミックス]

獣たちの夜 全6 潮見知佳
憎しみが全てだと思ってた、破滅を欲してると信じてた。でも何かが違う。
たった一人が助けられないのに、数千の命を救えるはずなどないのだから。
痛いほどの極限の想いが、運命をもねじ伏せ悲劇の連鎖から解き放つ。
[秋田書店・きらら16コミックス]

ブラッディ・ハザード 1 東城麻美
子孫を残さない吸血鬼だとしても、生命のサイクルを信じたかった。
永遠を一人で生きていけるほど人は強くないから。死こそが救いになる。
その結末が最善だとわかってはいても、やるせなくて涙が止まらない。
[白泉社・花とゆめコミックス]

Telescape Diaries 全2 海野つなみ
目を閉じて触れ合うことから逃げてしまえば楽なのかもしれない。
でもたとえ傷ついても知りたいと思うから。触れたいと思うから。
チクチクと痛く切ない想いを、独特のペースと言語感覚で描いてる。
[講談社・Amie KC]

ギルドマ ますむらひろし
森に復活した植物の女王が花粉を撒き散らし、森の民を支配していく。
規律に合わせ自分を捨てた方が楽だから、自ら支配を受け入れてる。
一見すると他愛のないファンタジーなのに、鋭く現実を突いてるのです。
[朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス・大判]

エンジェリック・ハウス 安野モヨコ
感情を全て殺してしまうような世界があったら、それは果たして生きてるのか?
際限のない欲望が破滅を巻き起こし、世界が生きる事を止めてしまうとしたら。
そんな気分の悪くなる仮定を描いてる。決して虚構とはいいきれない未来。
[講談社・Amie KC・大判]

SEVEN 1 なかはら桃太
(続きは「LOOSE」の3巻に収録されてます)
誰か助けて。ワタシのことを否定しないで。笑顔でワタシを見下さないで。
母の歪んだ愛情が兄の心を捻じ曲げ妹の心を抑圧する。そして偽りの家族の終焉。
画面からはみ出そうな緊張感と切れるような感情描写で綴られた破滅のカタチ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

「LOOSE」 全3 なかはら桃太
いきなり巨乳女子高生を出して何をさらすー、とか思いました。最初は。
でも、なかなかどーして瑞々しいキャラクター描写が光ってるのデス。
天才として孤独であるより、みんなで作り上げていく楽しさ。そんな感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]


翼を持つ者 全6 高屋奈月
自分だけのものにならないなら、そんなのはいらない。殺してしまえ。
自分だけを見てくれる、そんな都合のいい願いを叶えるための翼。
でも翼が見せるのは結局のところ幻影だから。幻影はいずれ終わるもの。
自分で叶えた夢こそ大事に思えるもの。可能性はいつも君の中にあるから。
[白泉社・花とゆめコミックス]

幻獣の國物語 1〜16 TEAM猫十字社
傷つけるのは嫌だと思う自分がいる。他者を貶め殺戮を楽しむ自分がいる。
暴力を嫌悪する自分がいる。でも強さを美しいと思ってしまう自分もいる。
人の心は善や悪と単純に割り切れない。自分の中にも狂気はあるのだから。
数え切れぬ想いの交錯する超スケールなドラマチックファンタジー。未完。
[宙出版・ミッシィコミックス]

ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド 全3 安野モヨコ
「じゃあ ちんこいらないの?」「いる?」「うん!!」「じゃあげる!!」「やったあ!!」
この一連のセリフのノリが理解できる人なら、とってもお勧め。
少女マンガの最先端を暴走する新感覚の人。赤丸・超注目の人。
[宝島社・大判]

シャッター・ラブ おかざき真里
レンズの向こうに見えるモノ。人のカタチだったり、空気だったり。
人によって違ってくるモノ。人と人の関係によって引き出されるモノ。
時代の空気感や人の輪郭を、大胆なタッチと構図で描いてる。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

ラプンツェル 遠野一生
たとえ人間じゃなかったとして、どれほどの違いがあるのだろう。
こんなにもあたたかいのに。こんなにも愛しいというのに。
作られた命だとしても。あなたに出会えたから。私は人として……
[偕成社・ファンタジーコミックス・大判]

ゴースト・ラプソディ 全4 山下和美
偽りのいい子で聞き分けの良い自分にはもうサヨナラするの。
やってみたら、ほら簡単なことなんだよ。ちょっと足を踏み出すだけ。
人生が他人のために有るわけじゃないなら、それは当たり前のこと。
[集英社・ヤングユーコミックス]

CANON 全4 潮見知佳
全てを捨てられるほど憎んでる。何にも代えられないぐらい愛してる。
狂おしいほどの激情と、画面から飛び出すほどの圧倒的な力。
愛するというコトの究極のカタチが、ここには確かにある。
[秋田書店・ボニータコミックス]

うつほ草子 全5 諏訪緑
一の宮の強さが仲忠を成長させる。誰かを大切に想うことを知って。
そして二人のココロが重なり琴の調べが一つになったとき、
愛別離苦の呪いは消え、破滅に瀕した世界が再生される。
流血や破壊ではない終末と再生、こんな物語があってもいい。
[小学館・プチフラワーコミックス]

大人の問題 今市子
ゲイのカップルをめぐる喜劇的な人間模様というか、そんな感じの話。
呆れ果てるほどの強烈なキャラクターと絡み合った人間関係が面白すぎる。
その筋の雑誌に掲載されてたけど、そっち系がダメな人でも大丈夫。
[芳文社・花音コミックス]

RIN-JIN 日高万里
友達よりは近いけど、恋人よりはちょっと遠い関係。家族みたいで
でも家族じゃない距離。そんな中途半端な隣人という距離感を、
お得意のちょっと変な人間描写と軽妙なテンポで描いてる。
[白泉社・花とゆめコミックス]

この国で幸せになるの 全2 松苗あけみ
三角関係どころか、四角に五角に六角に……
絡み合った糸は親子を姉妹にする。健全な男女関係ってナニ?
と言いたげな、ひたすら転がりつつも幸せを求める女たちの話。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]

smile 全3 鵤いるか
「きみとぼく」が発掘した期待度・赤丸のマンガ描きの人。
大胆なタッチと触れば切れるような人間描写にゾクゾクする。
後書きでやってることに、思いっきり親近感が……(笑)
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスきみとぼく]

無限発光電虫林 東城和実
理屈では割り切れない恐怖。なぜコワイのか?ワカラナイ。そんな話。
恐怖が広がり街を飲み込んでいく。現実なのか幻影なのか?
かなり意味不明の話なのに、でもひきつけられる。そんな話。
[新書館・WINGSコミックス]

グラマラス・ゴシップ 1〜4 華不魅
つかめたと思った構図が手の中からするりと抜け落ちる。
消化不良を起すような膨大な概念・観念の洪水にめまいを覚える。
果たして何を語るつもりなのか、なぜか目が離せない。
[新書館・WINGSコミックス]

さよならみどりちゃん 南Q太
やっぱりこっちに来てしまった。
人の描きかたや時代感覚が鋭く生々しい。セックスが空気みたいな感じとか、
世間的なハッピーエンドよりも自分として気持ちのケリを優先するトコとか、
一言で言ってやまだないと系。他の作品は、反対側(男性誌系)にあります。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

Don't Cry 香港 篠原烏童
命懸けのギリギリの世界の中で、男達がすれ違いそして出会う。
硝煙と煙草の匂いがするハードボイルドなナルシズム。
少年マンガのよーにも見えるし、やおいなマンガにも見える(笑)。
[徳間書店・Charaコミックス]

鉄錆廃園 1〜6 華不魅
ファンタジーという記号で人の心のあれこれを描いたモノ。
消化不良を起こすほどの、観念と感情が洪水のように流れ出す。
開放と輪廻。そして均衡。あまりにも観念的な、だけどこれも一つの終局。
[ビブロス・ビブロスコミックス]

聖域 -サンクチュアリ- 全5 庄司陽子
人はどこまで残酷になれるのか、そんな思いすらする。
読んでて気分が悪くなるほどの、残酷なエゴが充満している作品。
果たして勧めるべきなのかを迷ってしまう。それほどの内容。
[講談社・KCビーラブ]

新刊 2008〜2002年 2001・2000年 1999年〜

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