植芝理一 次へ 前へ
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夢使い 全6 植芝理一
夢は深い意識の底に繋がって、隠されてた欲望を映し出す。誰もが持つ欲望を。
触覚を視覚に変換し行為を記号化する。異次元で変容する淫らな欲望のカタチ。
ありふれた人の欲望がエキセットリックな映像で語られる。こんな表現もある。
[講談社・アフタヌーンKC]

ディスコミュニケーション 全13 植芝理一
ディスコミュニケーション 学園編 植芝理一
ディスコミュニケーション 精霊編 全3 植芝理一
ごくありふれた日常も、角度を変えて見たら全く違う世界なのかもしれない。
いつもの現実のすぐ隣にある幻影で、物事や行為の意外な意味が見えてくる。
ただの不思議だけじゃない、独創的な映像で人の本質と理を鋭くえぐる物語。
[講談社・アフタヌーンKC]


内田美奈子 次へ 前へ
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BOOM TOWN 1〜4 内田美奈子
その発想に衝撃を受けた作品。やってることはハビタットなんだけど。
仮想空間に感覚変換をしたら、現実と虚構の境界が曖昧になる。
そんなコトを考えさせられた。
[竹書房・バンブーコミックスガンマ・大判]


宇仁田ゆみ 次へ 前へ
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うさぎドロップ 1〜7 宇仁田ゆみ
子供は嫌いで女は苦手なのに、何の因果か小さな女の子と暮らすことになった。
子供と暮らしたことで初めて見えることがあった。仕事との両立は大変だった。
人は生まれた瞬間に親と子になるのではなく、親子になっていくのだと知った。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

ゆくゆく 宇仁田ゆみ
皆が同じ人を好きになったりしないように、人の好みは人の数だけ存在してる。
ほとんどの人が気に留めないことが、その人にはとても魅力的に見えたりする。
運命の出会いとか、赤い糸で結ばれてるとか、実はそーいうことかもしれない。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

トリバコハウス 全2 宇仁田ゆみ
私は自分の領域に他人が入ってくるのが苦手で、だから最初は彼も苦手だった。
アパートはボロイし、住人は変人ばかりだし、どこかに迷いこんだ感じだった。
でも、いつのまにか心地よくなっていた。他人と暮らすのが楽しくなっていた。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

アカイチゴシロイチゴ 宇仁田ゆみ
はたから見ると変ったクセであっても、わりと当人は気づいてなかったりする。
そんな当人が意識しない些細な事が、誰かのツボにハマったりすることもある。
リアルの条件分岐フラグはバーチャルみたく単純じゃない。些細で微妙なもの。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

男女 宇仁田ユミ
いつも職場で見なれてた彼女の、見なれない、想像もつかなかった一面を知る。
キライだったはずなのに、仲良く話したり、好意なんかも持っちゃったりして。
そもそもどっちが本物の彼女なのか。なんで使い分けるのか。よくわからない。
[白泉社・ジェッツコミックス]

喜喜 宇仁田ゆみ
泣くのは嫌い。カッコ悪いから。泣いて解決とかってカッコ悪い気がするから。
でも映画とかだと泣きそうになる。人前では泣けないから、凄い技を会得した。
そんな彼女の強がってるところが、可愛くないところが、たまらなく愛しくて。
[白泉社・ジェッツコミックス]

スキマスキ 宇仁田ユミ
スキマの向こうの彼女を覗いてた彼と、スキマの向こうから彼を覗いてた彼女。
覗いてるはずが覗かれてて。覗いてるのも知られてて。ってことは覗かせてた?
結局のところ彼女の掌で踊ってたようなもので、可愛くもあり、滑稽でもあり。
[小学館・IKKIコミックス]

マニマニ 宇仁田ゆみ
田舎は田舎であって生活する場所じゃない。そんな気持ちは有ったかもしれん。
だから四歳下の幼馴染のアイツとこんなコトになるなんて、考えもしなかった。
この歳で親の目を盗んで夜遊びをするなんてね。でもこれはこれで楽しいかも。
[祥伝社・フィールコミックス]

楽楽 宇仁田ゆみ
衝撃的な事件が起きるわけではなくて、派手なアクションがあるわけでもない。
何気ない瞬間のふとした表情とか、ちょっといい感じのシチュエーションとか。
記憶に刻まれる印象なんてものは、実はそんな些細なところにこそ有るのかも。
[白泉社・ジェッツコミックス]


海野つなみ 次へ 前へ
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回転銀河 1〜6 海野つなみ
私の気持ちを伝えられるはずはなく。彼女の恋路の邪魔などできるはずもなく。
誰よりも彼女の幸せを願ってるのに。認めたくなくて。気づかないふりをする。
ホントは私が彼女を独占したかった。ずっと私のそばにいて欲しかった。から。
[講談社・KC Kiss]

tsunamix 2 海野つなみ
告白されたけど好きな人は他にいた。でもその人もわりと好ましく思っていた。
そんな微妙な心のうちを包み隠さずぶちまけたら、意外とうまく行ったりする。
だけど正直だからこそ、傷つけてしまうこともある。壊れてしまうこともある。
「講談社・KC Kiss」

tsunamix 海野つなみ
無くなるわけじゃない。働かされるわけでもない。どーせ普段は捨ててるもの。
だからこれは大した問題じゃない。他の選択よりはマシ。本当にそうだろうか?
次第に変化していく体に恐怖は膨らみ、一度は割り切った気持ちが揺らいでる。
[講談社・KC Kiss]

デイジー・ラック 全2 海野つなみ
30歳になった。昨日と違った大人な自分になった。そんなコトあるわけもなく。
何か掴めてるようで、まだ何も掴めてないような、焦りなんかもあったりする。
結局なるようにしかならないなら。心の持ち方一つ。人生にときめいていたい。
[講談社・KC Kiss]

ゆうてる場合か! 海野つなみ
お笑いの道は険しくて。ちょっとテレビに出てファンが付いて、その先は?
確かなものは何もなく。全ての願いが叶うわけじゃないと分かってるけど。
みんなが幸せになれたらいいのに。誰かを幸せにできる人になりたいなぁ。
[講談社・KC Kiss]

Telescape Diaries 全2 海野つなみ
目を閉じて触れ合うことから逃げてしまえば楽なのかもしれない。
でもたとえ傷ついても知りたいと思うから。触れたいと思うから。
チクチクと痛く切ない想いを、独特のペースと言語感覚で描いてる。
[講談社・Amie KC]

Kissの事情 海野つなみ
無意識に舐めてしまうのか、甘そうだから舐めてしまうのか。
kissがきっかけで好きになることも、あるのかもしれない。
柔らかい感触とポップな感覚が絶妙にバランスした、ちょっといいお話。
[講談社・Amie KC]


うらまっく / 増田剛 次へ 前へ
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お花畑で会いましょう 増田剛
誰かに認められたいと頑張って、それでも期待に添えることが出来なかったら。
言い訳をする?諦めて逃げる?それとも、諦めない?自分が壊れてしまうまで。
心があるから苦しみがある。そして喜びもある。神は人に厄介な贈り物をした。
[ぶんか社・ぶんか社コミックス・大判]

穴があいてる うらまっく
ふつうの男女関係で、ふつうの肉体関係。でも、どこかが少しずつ病んでいる。
人はセックスのときに無防備になる。体も心も。潜んだ性癖も見えやすくなる。
そう、人は誰しもどこか少しずつ病んでいる。自分自身で気付いてないだけで。
[実業之日本社・マンサンコミックス]

うらまっく
エロのためのストーリーと言うよりも、エロのあるストーリーって感じがする。
過剰にエッチではなく、無理にエッチでもなく、ごく普通にエッチって言うか。
自然体のスタンスに適量のフィクションを加えた、普通の物語としてのエロス。
[桜桃書房・EXコミックス・大判]

そこに布団はないけれど うらまっく
こちらが当たり前で正しい営みのはずで、そちらは間違った方法のはずなのに。
自信たっぷりの狂気の前で頼りない良心は侵食され、信じてた土台は崩れさる。
フツーのアイのカタチはどこにある?もはや僕にはフツーがどれかワカラナイ。
[蒼竜社・プラザコミックス]


ハッピーセット うらまっく
マジメに成りきるコトはできなくて、でも不真面目を極めることもできない。
枠にハマりたくないけれど、めちゃくちゃなコトも結局できはしなかった。
普通じゃないけど普通というか、どこか抜けきれないもどかしさを感じる。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス]

ピンクなショーツ うらまっく
実はそーゆー気分になると全身から生えてくるんです!なんて変な話とか。
タラコくちびるのコンプレックスとか、いけない遊びに興味津々とか。
ちょっとひねった仕掛けのある小品が詰まってる。こんなのもあります。
[蒼竜社・プラザコミックス]

スチームガール うらまっく
どことなくイッちゃってるけど、けっこーシリアスだったり。
全く何も考えてないよーで、ちょっと考えさせる話だったりもする。
独特の発想やら面白いキャラクターも含めて、みょーに芸が細かいのです。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス]


漆原友紀 次へ 前へ
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蟲師 全10 漆原友紀
殆どの人の目に蟲は見えない。けれど蟲が作り出す光景を目にすることはある。
その土地で希に出現する奇妙な現象も、もしかしたら蟲に因るのかもしれない。
そう、生物としては不確かな存在の蟲も、確かに自然を構成する一要素なのだ。
[講談社・アフタヌーンKC]


衛藤ヒロユキ 次へ 前へ
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がじぇっと 全3 衛藤ヒロユキ
キカイにしか興味のなかったボクがある日女の子に恋をして、それは始まった。
不思議なカタチをした電子音で喋るキカイ。成長してカタチが変化するキカイ。
ボクと彼女の関係が進展するたびに、世界が不思議なコトで満ちていくような。
[マッグガーデン・BLADEコミックス]

魔法陣グルグル 全16 衛藤ヒロユキ
いつも何気に目にしてるけど、よく考えたら不条理なゲームの記号であるとか。
身近にある当たり前と思ってた記号を、まさに不条理なギャグとして笑ってる。
お子様向けの作品だけど、子供だけに楽しませておけないこのセンスの良さ。
[スクウェアエニックス・ガンガンコミックス]

Pico☆Pico 衛藤ヒロユキ
判る人には判る、そんないろんなネタのパロディが満載。
この人お得意の、ゲーム文法をおちょくったような感覚も健在。
お子様向けの作品だけど、ちょっと侮れないセンスの良さ。
[エニックス・ギャグ王コミックス・大判]


江ノ本瞳 次へ 前へ
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シェハキム・ゲート 江ノ本瞳
愛された子供が天使になるなら、愛されなかった子供は悪魔になるのだろうか。
生まれを選べず、育ちも選べず、期待することに疲れ。誰がそれを責められる。
身を守るための鋭い針が心に突き刺さり、甘い毒が体に回ってゆく。夢の毒が。
[集英社(ホーム社)・EYESコミックス]

セシリア・ドアーズ 1〜2 江ノ本瞳
一定の音階が死者の世界との扉の鍵になる、という独創的な発想とか。
強烈なエゴとサディズムにみちた、壊れつつある人間描写とか。
繊細なタッチと強烈な毒をもって語られる、破滅的な未来の可能性なのかも。
[新書館・WINGSコミックス]


榎本ナリコ 次へ 前へ
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えいえんのすむところ 榎本ナリコ
彼はどこまでも行けると思った。憧れていた。好きだった。でも言えなかった。
彼の死から逃げて。外へ飛び出して。でも心はずっとあの場所に囚われていた。
だからこんな都合の良い幻影を見る。それとも目の前の彼は本当の幽霊なのか?
[集英社・クイーンズコミックスコーラス]

寓話 アレゴリア 榎本ナリコ
良く知るお伽噺をモチーフにしてるけど、ストーリーは原作そのままではなく。
物語の枠組みを現代の構図に置き換え、エッセンスだけ抜き出して描いた感じ。
構図から物語を組み立ててるのに凄く生身感があるのがこの人らしいと言うか。
[双葉社・アクションコミックスHigh・大判]

リボン RE-BORN 榎本ナリコ
人は生まれた時から十字架を背負ってる。だけど死は漠然としてて実感がない。
生と死は表裏一体で光と影のようなもので、死の実感がないと生も実感がない。
だから必要な儀式なのかもしれない。死を肌で感じることが。生きるためには。
[小学館・ビッグコミックス・大判]

歌集 榎本ナリコ
共感した歌は感情を映し、思い出の歌は記憶を映し、懐かしい歌は時代を映す。
人は歌に接する時、そこに散りばめられたコトバと自分の現実を重ねたりする。
そしてその瞬間の感情と世情は、歌と結びついて記憶の書庫に仕舞われるのだ。
[小学館・ビッグコミックス・大判]

ホーム・ドラマ 榎本ナリコ
自分のテリトリーを侵食されるのが嫌で、他人との同居など考えもしなかった。
そんな私が男の子と同居する。実感がないけど、血の繋がってる自分の息子と。
他人だけど他人じゃない彼との生活が、私の中の固い何かを溶かしてくような。
[集英社・クイーンズコミックスユー]

力の在り処 全2 榎本ナリコ
この力は私たちが欲しいと願っていた力。傷ついた心によって生み出された力。
でも私たちは一人では何の力も持たない。集まらなければ力は発動しないから。
そうこの力は喜びの力なのだ。心のスキマを補える出会いの、喜びの力なのだ。
[双葉社・アクションコミックス・大判]

スカート 榎本ナリコ
男が好きな男。女になれない女。そして女が好きな、普通の男。いびつな三角。
僕たちはお互いが好きで、でも決して報われない、交わらない二重螺旋のよう。
心の性別のままに重い体の楔から自由になれたなら、幸せになれるのだろうか。
[小学館・ビッグスピリッツコミックス・大判]

センチメントの季節 全8 榎本ナリコ
輝いていた夏を取り戻したかった。まだ初々しかったあの瞬間に帰りたかった。
でもそれは偽りの記憶。目を閉じ耳を塞ぎ。ありもしない郷愁に浸ってただけ。
巻き戻したくても、しがみついてても、時は容赦なく流れる。夏はもう終った。
[小学館・ビッグスピリッツコミックス・大判]


遠藤淑子 次へ 前へ
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狼には気をつけて 1〜4 遠藤淑子
口が減らない抜け目ない少女と人が良くていつも振り回される探偵さん。
もしも社長令嬢でしかも頭が良かったら、全て満たされてるのだろうか。
子供なのに演じなきゃ普通の子供でいられない、それを強いられる環境で。
[白泉社・花とゆめコミックス]

ヘヴン 全2 遠藤淑子
暗闇の人生から救ってもらったハズだった。これから幸せになれるハズだった。
なのに忌まわしい事件が全てを狂わせ、憎しみに目が眩み幸せが見えなくなる。
彼のためだと思ってた。でも彼は望んでいなかった。そして後悔が止まらない。
[白泉社・花とゆめコミックス]

心の家路 遠藤淑子
別にそれがやりたかったわけじゃない。でもみんなに反抗する勇気もない。
一人になるのが恐いから。孤独に耐えられるほど人は強くないのだから。
偶然だったり必然だったりする出会いと、そこに紡がれる人と人との絆がある。
[白泉社・花とゆめコミックス]

マダムとミスター 1〜5 遠藤淑子
その昔、誰かが言ってた「ジャンル白泉社」の代表作家。
鋭いようで呆けるよーな、まともなようでズレてるよーな。
そんな微妙なバランス感覚に満ち溢れてる。
[白泉社・花とゆめコミックス]


遠藤海成 次へ 前へ
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破天荒遊戯 1〜12 遠藤海成
血がドクドク流れてて、かなりヤバい状態で、それでもボケずにはいられない。
死にそうだからこそシリアスだけでは息が詰まる。笑わないとやってられない。
セリフにキレがある。スピード感がある。そしてコトバが強い。惚れ惚れする。
[一迅社・ZERO-SUMコミックス]

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