高野真之 次へ 前へ
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BLOOD ALONE 1〜6 高野真之
私たちは親子のようで、兄妹のようで、恋人のようで、そのどれでもない関係。
肉親を一人の吸血鬼に奪われた同士で、その仇を追い続ける相棒のようなもの。
それ以上を望む気持ちもある。でも私はもう老いない体になってしまったから。
[角川グループ(アスキーメディアワークス)・電撃コミックス]


高橋留美子 次へ 前へ
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犬夜叉 全56 高橋留美子
四魂の欠片はほとんど集り神楽は死んで、そろそろ物語は終局かと思いきや……
奈落が保身のために分離した心臓が、奈落とは別の意志で動き回るようになる。
物語はいくらでも膨らませられるを地でいってるけど、そろそろ畳みませんか?
[小学館・サンデーコミックス]

専務の犬 高橋留美子
考えてみたら、どのシチュエーションも現実なら厳しい状況なのだろう。
でもありがちな暗い雰囲気じゃなくて、斜めから面白おかしく描いてる。
大人の分別と子供の無邪気さが不思議に同居した、現代の縮図のよーな。
[小学館・ビッグコミックス・大判]


高屋奈月 次へ 前へ
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フルーツバスケット 全23 高屋奈月
それは突然だった。世界の色彩が変わるように、縛っていたものが消え去った。
呪いが解けても元に戻るわけではなく、ただ呪縛と絆が無くなっただけだった。
自由は嬉しくて、こんなにも寂しかった。歪んだ絆でもそれが全てだったから。
[白泉社・花とゆめコミックス]

僕が唄うと君は笑うから 高屋奈月
心の傷がもしも目で見えるのなら、傷つけることも無くなるかもしれない。
目つきが悪くて口下手で誤解されやすい僕だけど、唄だけは皆に届くから。
うつむいた首筋よりも元気な笑顔が見たいから僕は唄う。そして君は……
[白泉社・花とゆめコミックス]

翼を持つ者 全6 高屋奈月
自分だけのものにならないなら、そんなのはいらない。殺してしまえ。
自分だけを見てくれる、そんな都合のいい願いを叶えるための翼。
でも翼が見せるのは結局のところ幻影だから。幻影はいずれ終わるもの。
自分で叶えた夢こそ大事に思えるもの。可能性はいつも君の中にあるから。
[白泉社・花とゆめコミックス]

幻影夢想 全5 高屋奈月
まさかここまでキレイに終われるとは。そんな鮮やかな展開に唖然とした。
旭も環も飛良もえいじも要も睦も……それぞれのココロがちゃんと救われてる。
感動したなんてコトバではとても言い尽くせない、とてもステキな物語。
[白泉社・花とゆめコミックス]


竹宮惠子 次へ 前へ
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ブライトの憂鬱 1〜2 竹宮惠子
僕のかわいい妹。何があっても守ってあげる。傷ついて泣いたりしないように。
でも当の妹は兄が思うよりもしたたかで、依存してたのは兄の方だったのかも。
与えられた役割から解放されて、初めて押し込めた自分と向き合うことになる。
[白泉社・ジェッツコミックス・大判]

天馬の血族 全24 竹宮惠子
長きにわたり続いたシステムは、それ自体が意思を持った化け物のような。
時代が世界が新たな血を求めたのか。淀んだ血が自らの終焉を望んだのか。
草原に新しき血の牡丹が生まれ、時代が大きなうねりとなって動き出す。
[角川書店・アスカコミックス]


竹本泉 次へ 前へ
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てけてけマイハート 1〜8 竹本泉
大人になれば若く見られたいもの、と言っても子供に見えるのも嬉しくはない。
道を歩いたら補導されたりするし、付き合ってる相手はロリコンだと思われる。
相変わらず我が道を行ってます。どんな雑誌に描いても変わりがないと言うか。
[竹書房・バンブーコミックス・大判]

ねこめ〜わく 1〜6 竹本泉
はるか未来の地球。人がいなくて、進化した猫だけの世界。いわゆる猫の惑星。
直立し服を着た猫たちは、一生懸命に人の文化を研究し、再現しようとしてた。
でも勘違いしてたり、嘘を教える人がいたりで、なんか変な世界になってたり。
[朝日新聞社・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス]

さくらの境 全4 竹本泉
猫が喋ったり。宇宙人が出てきたり。雪だるまが動いたり。なんてことはなく。
あるのは寝たり、ダラダラしたり、お風呂入ったり、ゴロコロしたり、ぐらい。
まるで全ページ全キャラがα波を出してるみたいな、ぼんより漫画の決定版!?
[メティアファクトリー・MFコミックスフラッパー]

よみきり・もの 全10 竹本泉
現実にも有り得るかもしれないけど、その可能性は限りなく0に近いというか。
そんなことあるかい!と思うようなコトも、現実で説明できるのかもしれない。
いつもと同じに見えて、いつもと違う。でもやっぱりいつもと同じようなもの?
[エンターブレイン・ビームコミックス・大判]

かわいいや 竹本泉
かわいい屋。カワイイ物ばかり置いている近所でも評判のファンシーショップ。
例えば足が多いクモとか、足が多いタコとか、足が多いネコとか、足が多い……
一度来たお客さんは、二度と来ない。それはもう近所で大評判!違った意味で。
[芳文社・マンガタイムKRコミックス・大判]

トランジスタにヴィーナス 全7 竹本泉
スパイといえば神出鬼没でコスプレで?スパイといえば美女とのラブシーンで?
スパイ物のエッセンスをそこだけ濃厚に取り出して他は捨ててしまったような。
緊張感とか緊迫感とはまるで無縁で、スパイ物なんだけどいつものアレな感じ。
[メディアファクトリー・MFコミックスフラッパー]

ぴこぴこのきらきら 竹本泉
例えば、マントでレースでフリルで羽根飾りで三銃士みたいな学校の制服とか。
そんなのあるわけないと思いつつ、あったら面白いとも思ってしまったりする。
その微妙な外し具合がクセになるというか、だんだん毒されているっていうか。
[宙出版・ミッシィコミックス]

てきぱきワーキン・ラブ 全6 竹本泉
時代が変わればお仕事の質が変わるように、遠い未来にはこんなお仕事も。
例えば変なお仕事だったり、変なお仕事だったり、変なお仕事だったりして。
今はそんな仕事あるかい!と思っても、たぶん未来ではそれが普通。かもね。
[エンターブレイン・ビームコミックス]

アップルパラダイス 全3 竹本泉
毎回、毎回何が出るか判らない、何でもアリの学園ファンタジー。
とゆーと、凄いのを期待しそうだけど、全然違います。
ひたすら、ぼよよーーんな、のほほーーんな話。
[ホビージャパン・ホビージャパンコミックス・大判]



橘裕 次へ 前へ
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ガッチャガチャ 全8 橘裕
私は知りたくなかった。あの完璧な美少女の中身がこんな×××だったなんて!
彼女と知り合ったその日から波乱万丈な毎日で。美少女と愉快な仲間たち状態。
世の中には知らない方がいいこともある。そんなことは実感したくなかったよ。
[白泉社・花とゆめコミックス]

Honey 全9 橘裕
罪は償わなくてはならない。何もしなかったから罪じゃないなんて思えない。
助けたことが相手を追いつめ。恩人を加害者にしてしまった。その罪の贖罪。
マリアの微笑みは、無垢な優しさじゃなくて、傷つき血を流した天上の慈愛。
[白泉社・花とゆめコミックス]

人形師の夜 1〜6 橘裕
命が消えようとする時に、もはや叶わぬ願いを自らの代わりの人形に託してる。
制服を着てみたかった、好きなものを食べたかった。そして恋愛をしたかった。
カワイイ絵柄だけどカワイイだけでは終わらない、ココロに染みる小さな救い。
[白泉社・花とゆめコミックス]

だって愛だもん 橘裕
表面に見える態度だけがすべてじゃない。人のココロはそんなに単純じゃない。
自分にも他人にも甘くてお互いがひたすら落ちていくだけの愛なんていらない。
情けない姿に鞭をいれビシビシ鍛える愛だっていいじゃない。だって愛だもん。
[白泉社・ジェッツコミックス]

フェアリー・マスター 橘裕
だだ運がいいなんてコトはありはしなかった。幸運の絶対量は決まってるから。
幸せだったのはずっと護られていたから。だから今度こそ私が護ってあげたい。
みょーに可愛い絵柄とちょっとボケたキャラクターのミラクルストーリー。
[白泉社・花とゆめコミックス]

渡辺さん家の一家言 1 橘裕
頭では納得していても、ココロでは納得できないコトってあると思う。
そんな時のための救いとして、正義のヒーローはいるのかもしれない。
ちょっとトボケてるけど、とびきりピュアな人間模様なのです。
[白泉社・花とゆめコミックス]


田中ユキ 次へ 前へ
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フェティシュ 田中ユキ
恐いのはなぜ?感情を隠さないから。理屈とか建前とかが全く通用しないから。
恐いのはなぜ?知らなかった、知らないふりをしてた、本音を突きつけるから。
恐いのはなぜ?囚われたら逃げられないことを知っていたから。かもしれない。
[講談社・アッパーズKC]

ストレンジラブ 田中ユキ
人の想いは痛いほどに切なくて、でも背筋が凍るほどに恐かったりもする。
にこやかに微笑んだ顔の裏に暴力的なほどの独占欲が潜んでいたなんて。
エロティックな欲望と狂気に満ちた、人の想いが恐ろしい心理ホラー。
[講談社・アッパーズKC・大判]


田村由美 次へ 前へ
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7SEEDS 1〜17 田村由美
これはテストだから、あらかじめ用意された正解を選べばいいのだと思ってた。
続けるのが不可能だったら、テストを放棄するなら、助けてもらえると思った。
正解などなく、助けもない。生き残ることがテストだと、気づいていなかった。
[小学館・flowersフラワーコミックスα]

湾岸JUNGLE 田村由美
自分たち以外は誰もいな閉ざされた島で、謎のメッセージの指示に従って進む。
暗闇が恐怖を増幅し、恐怖が思考を狂わせる。誰を信じていいのかワカラナイ。
安心感を喪失する恐怖は根源的なもの。だからこそ慣れることは無いのだろう。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

シカゴ 全2 田村由美
人を殺すことに正義があるのだろうか。正義のための些細な犠牲なのだろうか。
誰かのための世界ではなく。人はただの駒ではなく。価値のない命はないのに。
正義はいつも勝手に解釈され残酷に行使される。巻き込まれて死んでたまるか。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

BOX系! 全2 田村由美
輝いてるのは自分に自信があるから。自信があるのは蓄積したモノがあるから。
成長とは自分自身の世界が広がることで、自分が知らないことを自覚すること。
何もしないで、何も知らないで、積み重ねずに、カッコ良くなんてなれないよ。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

BASARA 全27 田村由美
小さな想いが人と人とを繋ぎ力となっていく。種族を超え敵味方さえも超えて。
激しい怒りさえ時とともに優しく許せるようになる。受け入れられるようになる。
王のためでなく、自らが選べる国を。みんなが幸せになれる国を作るために。
これはそんな時代を駆け抜けた人々の想いの物語。そして伝説になった。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

超能力労働隊WILD COM. 田村由美
超能力者だからってその力で戦いはしない、異質だからと狩られはしない。
珍しいからと見世物になりもしない。その力を生かし社会の一員として働く。
そんな物語があってもいい。カタチこそ違え誰もが持っている力なのだから。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

王子くん 田村由美
森の奥の深い霧に包まれてその屋敷はあった、まるでお伽ばなしさながらに。
閉ざされた世界の中で、行き先をなくした想いが、歪んだカタチの愛となる。
憎しみながら愛してもいた。ねじれた想い。そして歴史は繰り返される。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

踊る教室 田村由美
強そうにしてるからって強いワケじゃない。傷つかない人なんていないから。
誰かわかってよ、私だって泣きたいんだよ。でも、知られるのはもっとイヤ。
わかって欲しいけど、わかって欲しくない。それが自分の選んだ道だから。
[小学館・別コミフラワーコミックス]

Hearts -灰とダイヤモンド- 田村由美
BASARA以降は短編も油断できない内容になってきてる。
演劇の話もスポーツの話も恋愛の話も全て、時代の変化を実感させる。
圧倒的な映像表現と心理描写、話の構成力、全てが超一流。
だぶん正統派エンターテイナー作家の現時点での第一人者。
[小学館・別コミフラワーコミックス]


千葉なおこ 次へ 前へ
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OLパラダイス 全4 千葉なおこ
ドジなOLのちょっと笑えるエピソード。みたいな内容を想像してるなら大違い。
ドジとかマヌケとかのボケではなく、いわゆるボケとツッコミのボケみたいな。
ここまで行ったら芸というか。オフィスは舞台というか。仕事しろよというか。
[芳文社・マンガタイムコミックス・大判]


茶屋町勝呂 次へ 前へ
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赤の原遊戯 茶屋町勝呂
狂気が戦争を生み出すのか。それとも戦争が狂気を生み出すのか。わからない。
狂った絶対と狂った正義の狂った世界は、酷く美しかった。美しく狂っていた。
何のために生きて、何のために死んだのか。それは意味のない悪い夢のような。
[大洋図書・CRAFTコミックス]

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