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例えば巨大な砂山を作って崩したり。美人なのにみっともなく追いすがったり。
一見変質者が一晩で王子様に変身したり。好き合ってたのに壊れてしまったり。
よくある展開。ありがちなシチュエーション。だけど印象に残る。そんな物語。
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本来ならば出会うことのない二人が、時空を超えて出会い、そして愛し合った。
それは私にとってつい昨日の出来事だけど、彼にとっては遠い過去の出来事で。
彼は彼だったけど、もうあの時の彼じゃない。だけど私は確かにあの時の彼を。
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カップルを別れさせるために偽装の彼女を演じる。これはいつもやってる手段。
だから、これは仕事で、あくまで演技で、別れ屋としての意地だ、と思ってた。
仕事が終わったらサヨナラなのに、今さら自分の気持ちに気付いてどーするの?
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私たちはお嬢様である。親切なお爺さんの魔法によって変身したお嬢様である。
カラスやネコと戦ってた暮らしは過去のもの。今や運転手のいるお嬢様である。
でも魔法をいずれ消える。だからその前に、消えない幸せをゲットしなくちゃ。
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どんな学校にも一つは存在する恋の伝説。それに倣おうとする少女がまた一人。
待ってないで、猪突猛進して、ハッピーエンドを掴み取る。伝説を事実にする。
乙女の夢はいつの世も変わりなく。変わるのはそこに至る手段だけ、と言うか。
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無駄にカッコよかったり、過剰に表情が豊かだったり、冗談で茶化したりして。
一人相撲で感情を停滞させることはなく、くるくると表情を変えて物語は進む。
それは、ありふれた恋愛モノに、一滴のお洒落と数滴の駄洒落を入れたような。
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好きでいっぱいで。自分では表現してるつもりで。でも全然届いてなかったら。
勇気のない内気な恋とかじゃなくて、表情がハッキリ出ないタイプだとしたら。
ありがちなラブストーリーのパターンも、こんなバリエーションで面白くなる。
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洗練されたスタイルで決めてたからって、中身まで尖がってるとは限らない。
シャープでポップでスタイリッシュで、でも実はピュアだっていいじゃない。
変化する時代のスタイルを凝縮しつつも、変わらない人々の営みという感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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待っているのはらしくない、こっちから胸ぐらをつかんで好きって言うのさ。
時代が移ろえば価値観が変化するように、恋愛のカタチもまた変わっていく。
最新のコトバと価値観を散りばめた、ポップでスタイリッシュなラブボンバー。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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好きって気持ちだけで上手くいくほど、世の中は簡単じゃなかったりする。
シャープでカッコいいスタイルと、ポップに記号化されたプリティな絵柄。
抜群の言語感覚が彩りをそえた。新型のポップでアートなスタイルって感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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何の因果か僕は死体と縁があって、おかげで死神なんて呼び名がつけられてる。
今日だってただの肝試しのハズだったのに、いつのまにか2時間サスペンスだ。
そろそろ第二の死体が?なんて面白がる余裕は物語の当事者にあるわけもなく。
[幻冬舎(幻冬舎コミックス)・バーズコミックス]
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愛を信じられない、愛することが分からない彼女が、薬が生み出した愛を売る。
彼女を愛してると思った。真実の愛を教えたかった。真実が何か知りもせずに。
愛ってナニ?自分が愛してると思えばそれが愛?暴力だって愛?ねぇ、愛って。
[講談社・ヤンマガKC]
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緊迫したミステリーというよりも、のほほんと緊張感のかけらもないというか。
人が殺される事件はまず起きないし、名探偵がトリックを解説することもない。
手取り40万の新入社員とかチョコが好きな喋る犬の方がずっとミステリーかも。
[双葉社・ジュールコミックス・大判]
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大昔のお話も、長い時間と距離を超え、少しカタチが違ってるかもしれません。
咀嚼して溶解して、ほどよく混ざり合って、原形が分からないかもしれません。
坂田ワールド的にアレンジされた、なんとなくイソップかもしれない童話です。
[潮出版社・希望コミックス]
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● ビギン・ザ・ビギン 全2巻
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坂田靖子
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● 常夏DEサンバ
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坂田靖子
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● てかてかアイランド
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坂田靖子
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南の島で繰り広げられる、リアリティが全くナイお話。
でも、ここまでリアリティのかけらもないと、あっぱれって感じ。
この世界はこーなんだ、どーだまいったか、としか表現できない。
[宙出版・ミッシィコミックス・大判]
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ずいぶん回り道をして来た気がする。だけどそれも必要な道程だったのだろう。
付き合って、別れて、喜んで、泣いで、そして人の心を知っていったのだから。
出会いが運命で再会も運命だとしても、今の関係は二人て築いて来たのだから。
[講談社・アッパーズKC]
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乙女チックで密やかな純情と言うよりは、ポップに元気に前向きな恋愛。
いかがわしい行為というよりは、なんとも健康的な運動のようにキレイ。
人の想いを丹念に織り込んで、エロマンガなのにちゃんとドラマしてます。
[笠倉出版社・カルトコミックスZetuMan]
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女子校教師とかレズものとか、王道なシチュエーションのHマンガ。
絵とかシチュエーションとかセリフとか、とっても丁寧なのです。
そして、いろんな意味で凄くキレイ。夢ごこちというか、そんな感じ。
[笠倉出版社・カルトコミックス・大判]
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● Sweet Pain Little Lover
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咲香里
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思いっきり少女マンガしてる。18禁の。こんなやりかたも新鮮でイイ。
官能より感動を。人と人との関係における、愛から必然性のあるH。
そんな当たり前のSEX込みのラブストーリーを求める人へ。
[富士美出版・富士美コミックス・大判]
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昨日までレストランは味が全てだった。今日からレストランは洒落になった。
冗談みたいな立地と、冗談みたいなスタッフと、冗談みたいなオーナーと。
そして冗談みたいなレストラン。天国はそこにある。いろんな意味で(笑)。
[小学館・ビッグスピリッツコミックス・大判]
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病院を舞台にしたドラマ。なのに、ありがちの湿っぽさで満ちてない。
もちろん重いシチュエーションだって出てくる。病院なんだから。
だけど、身近なエピソードがちょっと違う非現実なエピソードに変わる。
そんな瞬間を鮮やかに描いてる。とぼけた雰囲気を交えつつ。
このバランス感覚は素晴らしい。
[小学館・スピリッツコミックス・大判]
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● サトラレ 全8
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佐藤マコト
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● サトラレneo 1〜2
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佐藤マコト
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嘘は罪でもあり、愛でもある。人の社会は嘘がなくては成り立たないのだから。
でももし嘘をつくことが出来ない人がいたら、生き続ける事を選べるだろうか。
未知の現象が引き起こした未知の物語。そこにはいつも人々の優しい心がある。
[講談社・イブンニングKC]
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何の意味があるのかよく分からない作業なのに給料は凄い金額だったりする。
その行為によって事故が起きてたとしたら、果たして偶然かそれとも必然か。
日常を侵食してく恐怖。真実と自分の命、あなたならどちらを選びますか?
[リイド社・SPコミックス・大判]
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念願の天職についた夜行だが、ある女に見込まれて浄霊の仕事をするハメに。
霊力のチャージと称してケーキを食べる女で、悪霊に体に印をつけられた女。
弱いのかと思えば凄い力を使ったりと全くわけがわからない。目が離せない。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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どんなに固い扉だって、どんな最新の仕掛けの扉だって、そんなのは関係ない。
テクニックなんかじゃない、鍵なんてイラナイ。俺こそが全ての扉の鍵だから。
涼しい顔で固い扉を開けて、その向こうの心までも見透かす。何てカッコイイ!
[秋田書店・きらら16コミックス]
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私には人でないものが見える。思い残した心が伝わってくる。でも見えるだけ。
見ているしかないのがもどかしかった。確かに助ける力が欲しいとは思ってた。
でもこの姿はいったい何?私なのに私ではない姿。私ではない感情。そして力。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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幸せな幻想を見せる力だと思ってた。それで命を奪えるとは考えもしなかった。
最初から悪魔の力だったわけじゃない。全てはあの出来事が始まりだったのだ。
記憶の底に隠されてた、忘れたかった事実、幸せな情景、そして狩るべき獲物。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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憎しみが全てだと思ってた、破滅を欲してると信じてた。でも何かが違う。
たった一人が助けられないのに、数千の命を救えるはずなどないのだから。
痛いほどの極限の想いが、運命をもねじ伏せ悲劇の連鎖から解き放つ。
[秋田書店・きらら16コミックス]
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全てを捨てられるほど憎んでる。何にも代えられないぐらい愛してる。
狂おしいほどの激情と、画面から飛び出すほどの圧倒的な力。
愛するというコトの究極のカタチが、ここには確かにある。
[秋田書店・ボニータコミックス]
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