岡崎二郎 次へ 前へ
インデックスへ

アフター0 [著者再編集版] 全10 岡崎二郎
アフター0 Neo 1〜2 岡崎二郎
それぞれの扉の向こうには別々の物語が詰まってる。違う人たちが存在してる。
私たちのよく知る世界に見えることもあるし、全く未知の世界だったりもする。
ただ確かなのは、それら全てに驚きの事実と結末が隠されてる、と言うことだ。
[小学館・ビッグコミックス]

ファミリーペットSUNちゃん! 1〜2 岡崎二郎
ひょんなことから家族の一員に迎えられた、オオサンショウウオのサンちゃん。
見かけは丸っこくてカワイイけど、中身は下世話でタヌキオヤジだったりして。
ペットの存在が心を癒すとはよく言うけど、こんなペットでも癒し系。なのか?
[小学館・ビッグコミックス]

緑の黙示録 岡崎二郎
植物には意識はない。だから植物には意思はない。そう言い切れるのだろうか。
害虫に反応し化学物質を合成するのは、まるで何かの意思のように感じないか。
際限なく森を侵食する人間も、いつか害獣とみなされる日が来るかもしれない。
[講談社・アフタヌーンKC]

時の添乗員 1 岡崎二郎
記憶がその人となりを構成するように、過去から連なる歴史が世界を構成する。
つまり。解けない疑問の、絡み合った糸の糸口は、過去にあるのかもしれない。
宇宙でも未来でもメカでもない概念のサイエンス。そして優しきファンタジー。
[小学館・ビッグコミックス]

NEKO2 全2 岡崎二郎
人とネコでは視線の高さが違う。当然、見える風景も世界も違うものになる。
もしかしたら、ありふれた日常も実に刺激的なワンダーランドになるのかも。
デフォルメした絵柄と独特の発想で、身近にある意味を興味深く描いてる。
[小学館・ビッグコミックス]

国立博物館物語 全3 岡崎二郎
仮定というモノは時として鋭く正鵠を射てたりする。気分の悪くなる仮定ほど。
そしてそれが証明される頃には全てが手後れで、取り返しが付かないとしたら。
博物館を接点にカルチャー的な色彩で語られる、異色なシミュレーションドラマ。
[小学館・ビッグコミックス]

大平面の小さな罪 岡崎二郎
ユニークな視点でクセのある話を描く人。
読み切りだとあまり生きてなかったキャラのクセが、一本の長い話で光ってる。
[小学館・ビッグコミックス]


おかざき真里 次へ 前へ
インデックスへ

やわらかい殻 おかざき真里
手がキレイと言われ、手だけがテレビに出る。でも私はモデルになりたかった。
どんなにテレビに出ても、誰もその手に名前があることを知らず。私はいない。
透明な私に気付いてよ。気付いてくれたなら、爆弾を落とさないであげるから。
[集英社・りぼんマスコットコミックスCookie]

バスルーム寓話 おかざき真里
まだやり直せると思ってた。分かってあげられるのは自分だけだと思ってた。
でも壊れたカケラは元には戻らない。行き場を失った想いは腐っていくだけ。
突然の現実が受け入れられない心に、つまりは世界が見せた白昼夢のような。
[飛鳥新社・大判]

シャッター・ラブ おかざき真里
レンズの向こうに見えるモノ。人のカタチだったり、空気だったり。
人によって違ってくるモノ。人と人の関係によって引き出されるモノ。
時代の空気感や人の輪郭を、大胆なタッチと構図で描いてる。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]


OKAMA 次へ 前へ
インデックスへ

めぐりくるはる OKAMA
Hマンガに何をやらせようとしているのだろう、そんな感じすらする。
肉体が繋がることによってしかココロの繋がりが確かめられない。
そんな今の時代感覚を、映画の1シーンのような映像に鮮やかに投影してる。
桁外れのセンスを持ち合わせた超弩級の新人。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス]


小川彌生 次へ 前へ
インデックスへ

きみはペット 全14 小川彌生
好きだけど一緒だと疲れる。心地よいけど好きじゃない。ずっとそう思ってた。
それがホントは一番大切な関係だったことに、居なくなるまで気づかなかった。
いや、体はとっくに気づいてたのだ。頭がそれを分かろうとしなかっただけで。
[講談社・KC Kiss]

EXTRA HEAVY SYRUP 1 小川彌生
愛しているから彼の依頼を遂行する。尽くせばいつか彼が帰ってくると信じて。
報酬は彼の身の回りのアイテム。他の人にはガラクタでも私には彼の存在の証。
ただ都合よく使われてる、なんて無粋な話は聞きたくはない。考えたくもない。
[講談社・KC Kiss]

キャンディ・ライフ 小川彌生
いきなり目の前に王子様が現れる。それは現実離れした甘いお伽噺のように。
でも甘いお伽噺は甘い現実ではなくて、求めていたモノが別にあるとしたら。
甘い幻想的なお伽噺に、今の現実で生身の存在を投影したら、こんな感じ?
[講談社・KC Kiss]

ベイビーポップ 全2 小川彌生
眼鏡で素顔を隠して冗談の中に本気を隠してしまう素直になれない父親。
まだ親が恋しい歳なのに大人びたクールを気取ってる素直になれない娘。
奇妙で微妙でちょっと微笑ましい。そんな血の繋がらない二人の関係。
[講談社・KC Kiss]


小椋冬美 次へ 前へ
インデックスへ

キール・ロワイヤル 小椋冬美
自分を偽ることでしか成り立たない関係より、そのままの自分でいられる関係。
一緒なら自分がましな人間だと思える関係。そして、至らなさを実感する関係。
柔らかく優雅な自然体でいるのは、それなりの理由と経験が積み重ねられてる。
[集英社・クイーンズコミックスヤングユー]


小沢真理 次へ 前へ
インデックスへ

ニコニコ日記 全6 小沢真理
血の繋がってない親子。結婚していない夫婦。家族のカタチを演じる他人同士。
ホントの親じゃないことは知っている。いつまでも続かないことも分かってる。
家族を知らないニコのため、いつかは終わる夢を見る。一緒に幸せな夢を見る。
[集英社・クイーンズコミックスコーラス]

イージー・ライター 全3 小沢真理
なくなってしまって、初めて気づく。大切だったことを。守られていたことを。
全てが自分の力だったわけじゃなく。つまりはひな鳥のための巣のようなもの。
いつかは飛び立つ日がやってくる。少し早まっただけ。覚悟を決めるしかない。
[講談社・KC Kiss]

道草の日 小沢真理
最初は軽い気持ちだった。他人を装って素直な気持ちを表現しただけだった。
自分から切り離した人格が一人歩きして、まるで自分でないように怖かった。
誰しもふと狂気に陥る瞬間があるように、人は心の中に暗い闇を飼っている。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス・大判]

世界でいちばん優しい音楽 全16 小沢真理
人生に波瀾万丈のスペクタクルはなくとも、小さな大事件や静かな感動がある。
いつものモノトーンな日常の中にも、カラフルに彩られた鮮やかな瞬間がある。
リアルな空気に一滴のファンタジーを染み込ませた、素敵なライフストーリー。
[講談社・KC Kiss]

レモンドロップス 小沢真理
理想的な親ってどんなのを言うのだろう、そんなことを考えさせられた。
自分の息子がゲイだと知って、誇りを持ちなさいと言える人がどれだけいる?
自分に正直で相手を尊重する、ニキちゃんはとても素晴らしい親だと思う。
そして、冷やし中華フォーエバーの彼女の笑顔は、少しせつない。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]


オノ・ナツメ / Basso 次へ 前へ
インデックスへ


リストランテ・パラディーゾ オノ・ナツメ
母に会いにやってきた。娘だと言うつもりだった。母を困らせたいと思ってた。
近くで暮らして見えてきたことがあった。あんな生き方も羨ましいとも思った。
許してもいいと思った。内緒のままでいいと思った。でもやっぱり嬉しかった。
[太田出版・Fコミックス]

クマとインテリ basso
スーツなんてキライ。みんな同じ格好をするなんて不気味、とすら思っていた。
だけどスーツでピシっとキメた姿が素敵に見える。崩した姿がかわいく見える。
荒々しい線が不思議な空間を作りだし、まるで他人の脳で世界を見てるような。
[茜新社・EDGEコミックス]


小野塚カホリ 次へ 前へ
インデックスへ

そどむ 完全版 上・下 小野塚カホリ
知らないことが罪なのか。弱いことが罪なのか。生きてることさえ罪なのか。
未熟で不器用で、自分のことで精一杯で、他人を傷つけても分からなくて。
間違えて、間違えて、間違えて。頼りなく細い糸は、絡まって切れそうな。
[講談社・KC Kiss・大判]

ゆびのわものがたり 1〜2 小野塚カホリ
一つ目は友情。諦めようとした。でも消せなかった。ならせめて友情だけでも。
二つ目は忠誠。他に好きな人ができた。嘘じゃない。でも変らない想いもある。
三つ目は愛情。過去のこと。わかってる。でもあの頃の想いは特別だったから。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

楽園の南 小野塚カホリ
ある日両親が死んだ。見知らぬ男が私を引き取ると言う。母の不倫相手だった。
その男の出現によって、ごく普通でありふれた私の日常は少しづつ変わってく。
まるで石を投げ入れた水面のように、恋人や友人との関係に歪みが広がってく。
[講談社・KC Kiss・大判]

クレイジースマイル 小野塚カホリ
何人の女と同時に付き合ってたって、その瞬間はちゃんと彼女だけを愛してる。
その時だけは本気だから許して。なんてこと言ってたら、そのうち刺されるよ。
節操なくて、だらしなくて、大嫌いで、だけど正直で、少し愛しい。みたいな。
[講談社・KC Kiss・大判]

愛い奴 小野塚カホリ
悲しい思いをする時もあった。セックスなんてこんなものだと思う時もあった。
女で無くなりたいと思う時もあった。彼女こそ一生の相手だと思う時もあった。
私は愛されていたのだと。幸せだと。女に生まれて良かったと。今なら言える。
[小学館・IKKIコミックス・大判]

ロールスロイスラジオ 小野塚カホリ
想像してるときは楽しい。そこには気持ちいいことや楽しいことしか無いから。
だけど現実は想像より気持ちよくなかったり、思い通りに行かなかったりする。
好きなら気持ちがいいとは限らないなら、気持ちのいいHの秘密って何だろう?
[太田出版・Fコミックス・大判]

ジョルナダ 小野塚カホリ
あの頃の私はただ見てるだけしか出来なかった。ただそれだけで満足していた。
でも今なら欲望に忠実になれる。体をさらけ出すことも。彼を攫うことさえも。
あの人と同じ制服を着た、あの人と似た顔の彼。だけど彼はあの人じゃなくて。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

SHIMI 小野塚カホリ
知っているから優しくて、知られてるから心地よくて、そして思い知らされる。
過去に囚われていることに。過去に抱かれていることに。消し去りたい過去に。
夢と知ってて見せられる夢は、優しくて心地よくて残酷な悪夢。みたいなもの。
[小学館・ビッグコミックスIKKI・大判]

虜囚 小野塚カホリ
僕は男ではなく、女でもなく。子供を生むことも、生ますこともできなかった。
だからこそ男として愛していいのか、女として愛していいのか、わからなくて。
大事にしてくれるなら誰でも良かった。僕の曖昧な性を受け入れてくれるなら。
[マガジンマガジン・JUNEコミックスピアス]

我れに五月を 小野塚カホリ
彼は光の中で原色に輝いてる存在で、でも僕は影の中のモノクロの存在で。
想ってるだけで、見てるだけでいいと思ってた。でも、今は死にたくない。
許されない想いの、切なさと苦悩と。まるで大昔のフィルムの中のような。
[新書館・DEAR+コミックス]

ラグランスリーブ 小野塚カホリ
確かなモノは何もなく、確かに保証される答えなど、もちろん有りはしない。
輪郭のぼやけた世界の中に、相手の顔と手とコトバだけが鮮明であるように。
確かなのは自分の想いだけ。いや、それすら自覚はなかったのかもしれない。
[芳文社・花音コミックス]

LOGOS 小野塚カホリ
さっきまで生きて話していた相手がいきなり物言わぬ肉の固まりになる。
いずれは終わる関係だとしても、それが今突然に終わってしまうとしたら。
まるで生き急ぐかのように激しく燃え尽きた彼と、あの暑い夏の一瞬を。
[マガジンマガジン・JUNEコミックスピアス]

好きさ好きさ好きさ 小野塚カホリ
好きと言ってくれた人を好きになりたいと思った。でも恋は本能だから。
まるで薄暗い道を進むように、不安な気持ちになる。でも興味もある。
目を閉じて身を委ねれば。行けるだろうか。塀を越えたその向こうに。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]

Auto Aiming 小野塚カホリ
愛が人を鬼にする。心を独占するためなら、どんなコトでもできるほどに。
自分の体に傷を付けるのも何ともないし。邪魔なやつは殺してしまえばいい。
そーすればきっと幸せになれるはずだから。そんな残酷で暴力的な愛のカタチ。
[マガジンマガジン・JUNEコミックス・大判]

dessin 小野塚カホリ
あなたに愛されたいから。つり合うよーに一生懸命オシャレを勉強したの。
だからわたしを愛して。犬でもいいから愛して。例え偽りの愛だとしても。
いろいろなコンプレックスと破壊的なナルシズムが混ざり合ってるというか。
[近代映画社・エルティーンコミックス・大判]

花粉航海 小野塚カホリ
ワタシとは違う、彼の何も知らないキレイさが妬ましかったのかもしれない。
後ろ暗い欲望で汚したいという欲求。同じ位置まで貶めたかったからなのか。
誰でもいつかは、汚れたただの男とだだの女になっていくのさ。ざまあみろ。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]

小野塚カホリ
僕は日本人になりたいと思ってた。いつか日本人になれると信じてた。
それでも僕はドイツ人で、イメージは幻影だったけど。この風景は忘れない。
彼が嫌ってた日本を、そして誰よりも愛した日本を。在りし日の想いと共に。
[マガジンマガジン・JUNEコミックスピアス]

小野塚カホリ
他人のと知ってて好きになるなんて。なぜ人の心はキレイに収まらないのか。
寝たからといって心が通じ合う保証もないし。笑って嘘がつけるようにもなる。
好きという感情は理屈で割り切れるモノでなく、決してキレイでもないのだから。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]

深夜少年 小野塚カホリ
別に立場なんか惜しくなかった。傷つけたくてしょーがなかった。
でも、それを受け入れられてしまったら。気持ちを返されたらどーする。
答えるだけの資格はあるのか?愛していいのか?傷つけたこの俺が。
[マガジンマガジン・JUNEコミックスピアス]

NICO SAYS 小野塚カホリ
あたしのこと好き?壊れたレコードのように繰り返してくコトバ。
お兄ちゃんさえいてくれるなら、どんな嫌なことでも我慢できるから。
痛々しいぐらいに破滅的でギリギリのシチュエーション。傑作。
[近代映画社・エルティーンコミックス・大判]

僕は天使ぢゃないよ。 小野塚カホリ
余裕を気取ってるクールな表情を壊したい。いやらしい顔を見てみたい。
相手をメチャクチャにしたいほどキライで、どーしようもないくらいスキ。
愛と言う名の欲望は激しく汚くおぞましく、そして切ないモノだから。
[マガジンマガジン・JUNEコミックスピアス]


小山田いく 次へ 前へ
インデックスへ

魑魅 全2 小山田いく
魑魅魍魎の多くは、恐怖や思い込みが見せる幻影のようなモノだという。
でもそれだけとは言い切れない、何か得体の知れないモノもあるのだろう。
不思議なモノや現象をめぐる人の心の輪郭を描いたハートフルなホラー。
[ソニーマガジンズ・バーズコミックス]

空っぽの命 小山田いく
なにげなく気になっていたことがある。だんだんと大きくなり。
得体のしれない恐怖に変わり。そして勝手な暴走をし始める。
人の心はあたたかくそして恐い。そんなハートフルなホラー。
[秋田書店・ホラーコミックス]

紅い十字路 小山田いく
恐怖の瞬間なんて意外に身近にあったりする。そんなシチュエーション。
丁寧な紡がれた人間描写と、安易に人を殺さないストーリー。
ただの恐怖モノじゃない、人の想いや優しさを大切にしたホラーなのです。
[秋田書店・ホラーコミックス]

臨死界より 小山田いく
ホラー系(少女誌)の短編集。まさか少女誌へ行くとは・・・
いつも通りの、強烈な人間描写と底に流れる優しい視点。
仕掛けのために安易に人間を殺す話が多い中にあって、
恐いシチュエーションなのに命は大事にする、そんな描きかたが好き。
[秋田書店・ホラーコミックス]

Copyright(C)1997-2012 NAVI All Rights Reserved.
次へ 前へ