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新たな進化の兆しなのか、神様の気まぐれか、人でない力を手に入れた少年達。
自分が他人とは異質な存在だと思うから、自分と同じ仲間を求めるのだろうか。
力を与えられた意味を。自分たちのルーツを。知りたいからなのかもしれない。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
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一万二千年前に作られた宝玉と、些細なボタンの掛け違いが生んだ破滅。
世界をまたにかけた冒険が、いつしか世界の運命をも決することになる。
暴力と破壊だけじゃない、ポップで丁寧な人間描写。いい仕事してます。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
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● HAUNTEDじゃんくしょん 全13
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夢来鳥ねむ
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一つ一つの出来事は無関係のように見えて、実は壮大な計画の一部だとしたら。
各々に意味を与えて繋ぎあわせれば、他愛ない学校の怪談も壮大な物語となる。
言葉や形には意味があり、意味には力がある。当たり前だけど忘れていたコト。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
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センスのイイ人だとは思ってた。けど、ここまで重い話も描けるとは。
どシリアスがただの重く暗い話しになってないのは才能か。
[主婦の友社(メディアワークス)・電撃コミックス・大判]
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パソコンの画面の先にも人の営みがある。文字の羅列に喜怒哀楽が詰まってる。
会わないから楽しめる関係もあるし、会ったからその先に展開する物語もある。
パソコンはただの道具。新しい関係も、新しい恋も、あなたの使い方次第です。
[竹書房・バンブーコミックス・大判]
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いつものように、今日という日が終われば明日が来ると思ってた。
でもこれは幻影だとわかってるから、明日が来ないのがわかってたから。
どこまでも優しくやわらかくて淡い感触。キレイだけが凝縮されたような感じ。
[集英社・ヤングユーコミックス]
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わたしが男の子をふりをして叔父はそれを舌で確かめる。これが私たちの儀式。
以前は気持ち悪かったことが、今ではもう気持ちいい。自ら求めてしまってる。
まるで粘膜を通じて浸透した何かに侵されるように、私たちは発熱し捩れてく。
[一水社・いずみコミックス]
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やらしくて、妖艶で、でも何処にでもある恋人達の営みのようでもある。
リアルとファンタジーの同居した、無さそうで有りそうなエピソードたち。
皮膚感覚とかコトバとか、当たり前のことがちゃんと当たり前なのです。
[富士美出版・富士美コミックス・大判]
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どこまでが好意でどこからが暴力なのか。それは当事者にしかわからない。
真っ直ぐな枝を針金で捻じ曲げるような、そんな痛い愛もあるかもしれない。
激しい行為さえも霧の中のような、ひどくぼやけた幻想のように儚くて。
[光彩書房・光彩コミックス絶対麗奴・大判]
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お約束な設定をシャレにしてしまうよーなポップな言語感覚とか。
優しく儚げな雰囲気とか。猫の目のようにくるくる変る表情とか。
ありがちなHマンガじゃないよーな。何気ないけどちょっといい感じ。
[東京三世社(フロム出版)・LEコミックス・大判]
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彼がこの気持ちを知ったら、きっと嫌われる。だから僕は心に固く鍵をかけた。
でももし、隠し続けることで彼が困るなら、そんな気持ちは守らなくてもいい。
関係は変わるだろう。壊れるかもしれない。でも、また新しく始められたなら。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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今までは髪を切ればうまく行ってた。髪を切ることで二人の距離を保っていた。
兄妹が兄妹であり続けるための髪を切る儀式。でももうそれだけでは足りない。
意識をしてしまったから。以前のように距離が保てない。決断の時が迫ってる。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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女は水なのか。男が水なのか。乾いた心の触れた場所に、潤いが広がっていく。
自分だけが好きなようで。信じているけど頼りない。そんな時に潤いがあれば。
透き通る空気の中に密やかに感情がしみこんで。言葉はなくても伝わってくる。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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誤解と思い込みとすれ違いと。二人の関係はまるで暗闇で手探りしてるような。
一本の糸は頼りないほど細くても、集めていけば太くて丈夫な縄になるように。
たった一人の信頼さえあれば、酷いコトバも気にならないほど強くなれるから。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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嫌いだからチクチク痛かったのか、好きだからチクチクしてたのか。
知らないふりをしていれば、ずっと一緒にいられるのだと思ってた。
触れば切れるような感情と、水っぽいナルシズムの充満した作品たち。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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白と黒の淡くて鮮やかな映像で、剥き出しの鋭利な感情がぶつかり合う。
ゆらゆらと羊水の中を漂うような、そんな水っぽいナルシズムに満ちた話。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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人との距離の取り方。人の愛しかた、愛されかた。
そんなコトを描いたもの。心を寄せるほどに相手を傷付ける。
そんなシチュエーションを鮮やかに描いている。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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人と人とが連なる空間で、水の上をゆらゆらと漂うような感じ。
人とのつながりを水に喩えて、他人との距離を描いている。
生々しく、そして瑞々しい心理劇。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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こんな救いのカタチ。行き場のない想いのたどり着いた所。
白と黒の鮮やかな映像に容赦ない感情が突き刺さる。そんな感じ。
[白泉社・花とゆめコミックス]
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