一綺サチア 次へ 前へ
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魔女のDNA 一綺サチア
いわれなき悪意が怨みの遺伝子を生み現実に復讐をはじめる。
好きな人を傷付けるぐらいなら、そんな自分はいなくていいのに。
毒々しい赤き血にまみれた、美しく残酷な愛のカタチ。
[実業之日本社・MBコミックスミステリー]


一条ゆかり 次へ 前へ
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有閑倶楽部 1〜19 一条ゆかり
世の中有るところには有るというか、現実離れしてるから楽しいのだというか。
現実では遠くに去りしバブリーな情景が、今も変わらず華麗に繰り広げられる。
変わりばえしない現実に疲れちゃった貴方へ、一時のメルヘンチックな幻想を。
[集英社・りぼんマスコットコミックス]

天使のツラノカワ 全5 一条ゆかり
知ってるから出来ることが有るように、知らないから出来ることも有るのです。
未来の可能性と確率も、たった一つの未知の値で全然違う結果になるというか。
本来は出会わない価値観の違う男女が出会い、筋書きのないドラマが展開する。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]


樹なつみ 次へ 前へ
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獣王星 全5 樹なつみ
昨日まで事実だった知識も秩序も、そして自分の存在意義すらまやかしだった。
この星の秩序も、この星に落とされたのも、全てが予め用意された必然だった。
核心に近づくたびに自らの想像力の貧困を思い知る。本物とはそういうことだ。
[白泉社・ジェッツコミックス・大判]

八雲立つ 全19 樹なつみ
たぶん初めて出会った時から、いずれこの瞬間が来るのを予感してたのだろう。
全てを終わらせるため。この一瞬のために二人は出会った。信じたくなくても。
世界が破滅しても彼は救いたかった。そんな選択肢は有りはしなかった、けど。
[白泉社・花とゆめコミックス]

暁の息子 樹なつみ
日本にいればまだ子供であれたのに、その地では大人になるしかなかった。
受け入れられるために戦士になったとして、誰がそれを責められるのだろう。
探すことが正義だったとして、探される側にとって果たして幸せだったのか。
[講談社・アフタヌーンKC]


伊藤明弘 次へ 前へ
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ジオブリーダーズ 1〜15 伊藤明弘
美少女てんこもりで、不自然にエッチっぽくて、けっこーバカっぽいノリとか。
やけに濃いミリタリーちっくで、派手なアクションに、ハッタリかました設定。
とりあえず好きな物を詰めました感が濃厚だけど、目の付け所はシャープです。
[少年画報社・ヤングキングコミックス]


犬上すくね 次へ 前へ
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ういういdays 1〜8 犬上すくね
ういうい。コトバの響きからしてもう、こそばゆいってゆーか、なんてゆーか。
読んでも、ゴロゴロしちゃいそうな、ジタバタしちゃいそうな、そんなカンジ。
何もかも未経験初体験、些細なことが嬉しくて、もどかしさも隠し味みたいな。
[竹書房・バンブーコミックス・大判]

ラバーズ7 全7 犬上すくね
全く取り付くしまがない。やっと少しは慣れたと思ったのに無愛想に逆戻りだ。
気分屋の猫を相手してるような。なんでこんな面倒なのを好きになったのかな。
ちっとも釣り合わないのに。つーか、オレがまるで主役みたく語っていいのか?
[小学館・サンデーGXコミックス]

恋愛ディストーション 1〜5 犬上すくね
ドライではないけれどウェットでもない。クールじゃないしホットでもない。
この微妙な距離感が、お互いにとってたぶん一番心地よい関係なのだろう。
はたから見たらどーでもいいコトに一喜一憂できるのが、まさに恋愛だから。
[少年画報社・ヤングキングコミックス]

想うということ 犬上すくね
彼を好きになって、彼を目で追うようになって、彼以外が目に入らなくなって。
まさに恋したら彼しか見えない状態で。でも恋してる自覚が全くなかったなら。
自覚のない恋の物語は数あるけど、視覚で見せるアプローチはわりと斬新かも。
[エンターブレイン・ビームコミックス]

未来の恋人たち 犬上すくね
物事を全て悪い方に考えてしまって、始まる前から壊れることを想像してる。
でもほら、まだ何も始まってないし、壊れるかどうかだってワカラナイのに。
気持ちが袋小路にハマってしまったら、相手がいることに気付いて欲しい。
[大都社・ハードコミックス]


今市子 次へ 前へ
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文鳥様と私 1〜10 今市子
亭主関白、家庭内暴力、育児放棄、近親相姦、ホモ、不倫、ストーカーなど。
お昼のドラマとかじゃなくて、れっきとしたペット漫画。ノンフィクション。
まるで親の期待に答えてネタを提供してるような、アヤシイ倒錯ペットたち。
[Bbmfマガジン・LGAコミックス・大判]

百鬼夜行抄 1〜18 今市子
その昔。行為にはちゃんとした理由があって、言葉にも意味が与えられていた。
時を経て。言葉は変容し、意味を忘れ、行為は形骸化し、ただ祭として残った。
これは祭。ありふれた祭。多少決まり事を違えても問題はない。そう思ってた。
[朝日新聞出版(朝日新聞社)・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス・大判]

幻月楼奇譚 1〜2 今市子
死体を巡り謎が謎を呼び、思惑と愛憎が交錯するミステリー。のようでもあり。
死体は動き回り、デートした相手が実は死んでいたなホラー。のようでもあり。
老舗の跡取の馬鹿旦那が吉原の料亭の幇間に迫りまくるホモ。のようでもあり。
[徳間書店・Charaコミックス]

楽園まであともうちょっと 全3 今市子
まるで自分の意志とは違うところで、強引に運命の糸に絡み取られてるように。
悪い方へ悪い方へと状況が転がっていく。複雑な人間関係に組み込まれていく。
男がいて女がいて結婚してて、でも男同士で不倫する。こんな関係も有りマス。
[芳文社・花音コミックス]

岸辺の唄 今市子
雲を殺した男 今市子
その湖へは自分の足で辿り着かねばならない。一歩一歩踏みしめねばならない。
そうして湖に辿り着いて、望みを強く願うなら、河伯が思いを受け取ると言う。
たとえ生け贄だとしても、初めて他人に必要とされた。だから私は会いに行く。
[集英社(ホーム社)・EYESコミックス・大判]

笑わない人魚 今市子
嫌ってたわけじゃない。むしろ気になっていた。そして彼の態度に苛立ってた。
僕はただ振り向いて欲しかっただけ。まだ子供で他の方法を知らなかっただけ。
よく知らなかったあの日の感情も大人の今なら分かる。他の方法も知っている。
[あおば出版・インファナルコミックス・大判]

孤島の姫君 今市子
もしも互いが目にする世界が全く違うなら、コトバの意味も違うかもしれない。
違った価値観や違った概念が、偶然にも同じ言葉で語られているかもしれない。
確かなはずの前提条件が覆り、己の想像力の限界を思い知らされる。やられた。
[朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス・大判]

あしながおじさん達の行方 全2 今市子
もつれた糸を手繰り寄せたその先に、兄が?叔父が?姉と二組の両親がいた?
それぞれが関係なさそうに見えた、あしながおじさん達と僕の意外な接点が。
自分の位置を探していたら昨日までの自分が覆される。どんな気分だろうね。
[芳文社・花音コミックス]

大人の問題 今市子
ゲイのカップルをめぐる喜劇的な人間模様というか、そんな感じの話。
呆れ果てるほどの強烈なキャラクターと絡み合った人間関係が面白すぎる。
その筋の雑誌に掲載されてたけど、そっち系がダメな人でも大丈夫。
[芳文社・花音コミックス]


今道杏子 次へ 前へ
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なの花たいそう 今道杏子
服を買うために清水の舞台からダイブして、給料日前をパンの耳で食いつなぐ。
私は服に躍らされている、愚か者。でも苦しんで手に入れた喜びは悟りの境地。
煩悩は人に生きるパワーをくれる。煩悩だからこそ苦行できる。煩悩の修行僧。
[実業之日本社・MBコミックス]


愛しすぎた男 今道杏子
二人はごく普通に出会って恋をして。でも一つだけ違ったのは彼が犬ってこと。
普通とは違うシチュエーションで、いつもの当たり前の日常が繰り返されてる。
変わってるけれど変わらない人の営みを、ポップに記号化して描いてるのです。
[実業之日本社・MBコミックス]


イラ姫 次へ 前へ
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最終シスター四方木田 1〜2 イラ姫
青年誌にありがちの清楚なシスターが出てくるエッチな話と思ったら大違い。
人形が喋り、虫が楽器を奏で、空間が歪んで、空想が現実に染み出してくる。
それは実にメルヘンでファンタジーでエキセントリックな世界だったのです。
[集英社・大判]


入江紀子 次へ 前へ
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走れハイジ 入江紀子
あの時追いかけてれば無事だったかも。そんな仮定は起きた後には意味がない。
もしかしたら自分だったかもしれない。そう考え始めると恐怖で足が動かない。
暴力は脈絡なく当然に襲ってくる。だからこそ、傷ついても、負けないように。
[白泉社・HLC SILKY]

ママの恋人 全6 入江紀子
誰かが悪いわけじゃない。その時できる最善のことをやってきた。がんばった。
割り切ったツモリで自分に言い聞かせる。でも自信はない。罪悪感が拭えない。
だからこそ、同じ言葉を言ってもらえたのが、認められたのが、とても嬉しい。
[秋田書店・ACエレガンス]

はらっぱ 入江紀子
一緒にいれば楽しいんだから問題はない。事故を目撃するまではそう思ってた。
もしも彼の身に何かが起きても、そばに行けない立場だと、気づいてしまった。
嫉妬でドロドロになる前に、終わりにしよう。楽しいうちに、サヨナラしよう。
[秋田書店・ACエレガンス]

ハナウタうたい 入江紀子
人は必ず理解できるなんて思うから、理解できないと不安になる。苦痛になる。
他人なんてわからない。わからないのが普通なんだ。そう思えば気が楽になる。
ほんの少しでも見えれば嬉しくなる。さあバカになろう。幸せなバカになろう。
[集英社・クイーンズコミックスユー]

愛がどーした。 入江紀子
ほんの数分前までは日常だった。こんなことが起こるなんて考えもしなかった。
テレビのニュースに呆然とし、最悪の想像が頭を駆け巡る。胃が、胸が、痛い。
時間が経つのが遅すぎる。気持ちばかりが空回りする。じっとしていられない。
[集英社・クイーンズコミックスユー]

フィービーはもういない 入江紀子
携帯は通じなくて。メールも届かなくて。親に聞いても行き先は分からなくて。
なんで連絡をくれないのだろうか。友達と思ってたのは私たちだけだったのか。
私たちも、この街も、あの日々も、彼女に捨てられたのだ、そう考えたくなる。
[秋田書店・miuコミックス]

歌う犬の世界 入江紀子
彼の夢が私の夢だとか、一緒にいられるだけでいいとか、それじゃツマラナイ。
自分の夢を持って。自分の足で立って。自分の力で進んでいく。夢に向かって。
そして、いつか彼と同じ場所で同じ風景を見ること。それが私にとっての幸せ。
[白泉社・HLC SILKY]

あかピンク 全7 入江紀子
私たちはラブラブで、不満がないわけじゃないけど、わりといい感じな毎日で。
だけど、他の人を好きになってしまった。彼を嫌いになったわけじゃないのに。
燃え上がった気持ちは押さえても止まらなくて、傷つけたくないのに傷つけて。
[秋田書店・miuコミックス]

大人が知らない子供の国 入江紀子
ありふれた斜面の緑が、放置された敷地の緑が、私たちにとっては未開の大地。
たとえオママゴトみたいだとしても、ここは私たちだけで作った私たちの王国。
そう。確かにこんな時代があった。大人はみんな子供だったのだ。と実感する。
[双葉社・ジュールコミックス]

ただいま 入江紀子
考えて、迷って、考えすぎて答えが出ないとき、私はこう考えるようにしてる。
もし明日死ぬとしたら、今何が欲しい?何をしたい?今日は誰と一緒にいたい?
そーすれば選択肢の中の選ぶべき答えが、クッキリと浮かび上がってくるから。
[集英社・クイーンズコミックスユー]

笑って!ピギー 入江紀子
三つ子の魂は百までと言うように、幼い頃に繰り返し言われた言葉が私を縛る。
自分に自信が持てなくて、素直に受け取れなくて、負の無限回廊にハマってる。
気づいて欲しい。誰もが君を傷つける敵ではないと。解けない呪いではないと。
[秋田書店・miuコミックス]

笑う犬の世界 入江紀子
鬱陶しくない程度には離れてて、寂しくない程度に近づいてく、ほどよい距離。
手に入らないコトに苛立つより、今ある物に楽しさを見出す、心地よいペース。
渡る世間に鬼はない。距離やペースを間違えて、お互いの姿を鬼にしてるだけ。
[白泉社・HLC SILKY]

天然カール 入江紀子
気持ちがねじ曲がってしまうのも、余裕がないのも、きっと心が疲れてるから。
コンプレックスなんて考え方一つだと知ってても、どす黒い感情は止まらない。
理屈なんて必要じゃない。たっぷりの休息とそして愛さえあれば、それが幸せ。
[白泉社・HLC SILKY]

ネガポジ 全3 入江紀子
悪いのを全て他人のせいにして、他人を蹴散らし生きられれば楽かもしれない。
でも相手を傷つけた返り血にまみれ、いずれ自らの影に身動きが取れなくなる。
幸せは勝ち負けじゃなく、奪えるものじゃなく、自分の中にこそあるのだから。
[講談社・KC Kiss]

星に願いを 入江紀子
勝手に比較して、勝手にコンプレックスを膨らませ、勝手に悪意を撒き散らす。
自分は自分。他人は他人。比較をして上下を付けることに意味なんて無いのに。
成長するってこと、大人になるってことは、それを自覚することかもしれない。
[集英社・ユーコミックス]

ひなた 入江紀子
一生なかよしでいたかったから結婚したはずなのに、現実はすれ違いの日々。
すれ違いを嘆くぐらいなら、別々に生活して逢える喜びを感じた方がいい。
二人の関係のカタチは何も一つに限らない。自分に合ったカタチがあるハズ。
[集英社・ユーコミックス]

タッグ 1〜3 入江紀子
気張ってるんじゃないけど二の腕に筋肉がつくほどに逞しくなっちゃったり。
二人の関係もドキドキ感じゃなくて、伸びたパンツのようなゆるゆるな感じ。
でも、ふとした瞬間に幸せだなと思える関係って、やっぱいいかもしれない。
[集英社(創美社)・オフィスユーコミックス]

21-TWENTY ONE- 入江紀子
人が占いに頼るときってどんな時?迷っている時?それとも答えは出てる?
どーせ占って貰うなら、イヤな結果よりイイ結果を聞きたいんじゃないかな。
気の持ちようで未来が変わるなら、不安で今ある幸せを見失わないためにも。
[講談社・KC Kiss]

新世紀まで何日だ? 入江紀子
バカで卑怯なヤツは嫌いだ。そんなヤツには負けてなんかやるもんか。
でも自分もとてもバカでコドモで、時々死んでしまいたくなる。
でも、とりあえず生きてみよう。いいコトがあるかもしれないから。
[講談社・KC Kiss]

のら 1〜3 入江紀子
今やすっかり少女誌(レディース系)の顔となってしまった人だけど、
出会ったのはこの作品だった。のらという名の少女の独特な平衡感覚。
そんなモノにとっても魅了されてた。不思議でなんか後に残る感じ。
[竹書房・バンブーコミックスガンマ]


岩館真理子 次へ 前へ
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アマリリス 全5 岩館真理子
直角に交わるはずの直線がほんの少しだけ傾いてるような微妙なズレと言うか。
よくある繊細でシリアスな恋物語のはずが、どこかが変でふと笑いそうになる。
違うと言うほどは違わなくて、でも同じじゃない。絶妙なズレ。そこが面白い。
[集英社・ヤングユーコミックス]

月と雲の間 岩館真理子
歳をとっても変わらないものがある。でも歳をとると変わっていくものもある。
変わってしまったのに、変わらないつもりでいて、微妙にズレているというか。
気持ちが行き違っても、噛み合わなくて。とらえどころがなく。どこか滑稽な。
[講談社・モーニングKC]

まだ8月の美術館 岩館真理子
夢を見ていた。まわりの誰も知らない夢を。知られてはいけない夢を見ていた。
小さな手帳に大きく膨れあがる妄想の物語。鍵をかけた手帳の中の秘密の物語。
現実を忘れ幸せなだけの夢に浸っていた。現実に何が起きてるか知りもせずに。
[集英社・クイーンズコミックスヤングユー]

薔薇のほお 岩館真理子
自分が誰でどこに住んでて、昨日は何をやったのか。何も思い出せない。
記憶という過去から開放されれば、それだけ未来を自由に描けるのかも。
目をひくパーツが真実を巧妙に覆い隠し、知らず思索の迷宮に迷い込む。
[集英社・ヤングユーコミックス]

キララのキ 全4 岩館真理子
どこまでが現実でどこからが夢なのか、境界がぼやけてハッキリしない。
覚えているのは記憶なのか幻影なのか。そもそも自分はいったい誰なのか。
記憶の迷宮の中に散らばった真実のピース。その向こうに見えるもの。
[集英社・ヤングユーコミックス]

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