ソノラマ解散って (07/6/23) 次へ 前へ
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朝日ソノラマが解散するそうです……
それってネムキはどーなるの?夢幻館は????
と思ってたら親会社の朝日新聞社の方で引き継いで行くらしい
よかったよかった。

そんなわけでコミックお薦めを更新しました。3月分です。
読み終わらなくてまたまた予定より1週間ほど押してしまいました。
さらにビデオを見てる時間もなくて更新そのものが1週飛んでます(汗)。
まぁでも次回分は読み終わったので次は大丈夫です。


「DARKER THAN BLACK 黒の契約者 9〜12話」
公式ブログによるとずっと2話1エピソード構成らしい。
ので今回は5番目と6番目のエピソードになります。

5番目のエピソードの9〜10話。
霧原未咲が高校?時代からの友人(親友)のアリス・ワンと再会する話。
見た感じではこのエピソードのヒロインのアリスではないかと。
そしてヒロインに対する主役というかヒーロー役は未咲のようだ(笑)
つまりこの回は未咲×アリスということに……(おいおい)

と、シャレで書いといてなんだけど、コレかなり正鵠を射てたりする。
チャイナドレスを着せてる時のアリスの目はおよそ友人の目じゃないし。
その後に未咲を殺そうとするのを考えると十中八九は間違いなかろう。
(作中では依存がどーとかいう表現で濁してはいるけど)
アレは自分のものにならないなら殺してしまえという考え方だから。
未咲にはアリスがなぜその発想に至ったのか理解できないだろうけど。
そーいうものが存在してることを知識として理解してたとしても、
それが実際に自分に向けられるなんて想像もしてないだろうと言うか。

このエピソードで登場する契約者のVI-952。
彼はなぜアリスの言うことを聞いてるのかなという疑問がありました。
力関係に圧倒的な差がある場合、恭順する理由は何か利益があるか、
恋愛、親愛もしくは何らかの愛情が両者に存在する場合だけだから。
二人が抱き合ってるシーンが有るから愛情があるような気もするけど、
アリスの内心は上に書いたとおりで、それを彼も知っていたわけで。
つまりアリスが自分で思い込んでた関係と現実は違ってたのでした。
(アリスはそれなりに彼に対しての愛情を持ってたのでしょうが)
実は3人の関係が見えた時点であの結末をある程度予感してました……

あれ?ヘイ(黒)はどーしたって感じですが。ちゃんと出てきます。
今回は4番目のエピソードと違って直接ストーリーに絡んできます。
それどころか天敵のはずの未咲と一緒に行動するシチュエーションまで。
アリスに狙われてるところでのヘイの無能を装う演技には苦笑したよ。
アレぐらい徹底的にキャラが使い分けられるから正体不明なんだろうけど。
にしても毎度いつのまにか現場に潜入してる神出鬼没っぷりに感服します。

そいえばこの回の未咲とアリスの馴れ初めのシーン。
エピソード4に続いて再び健康増進法キャンペーンかよ!と思ったシーン。
アリスからタバコを取り上げた理由が匂いがクサいからって……
普通なら体に悪いとか有毒物質を撒き散らすとか言いそうなもんだけど
そんなあなたのコトを考えてますみたいな発言じゃないのが面白かった。
確かに日常的にタバコを吸ってる人って何とも言えぬ匂いがするから。
電車とかで隣がそれだと可能な限り離れるぐらい気持ちはよくわかる。

6番目のエピソードの11〜12話。
ここ2エピソード続けてヘイが脇に廻ってましたがこの回は主役です。
どのエピソードでもヘイはいつのまにか現場に存在してたりするけど
このエピソードでは現場へ潜入するところから物語が始まります。
そして潜入する現場はなんとヘルズゲート内の研究施設なのでした。
ここってハヴォックが入る予定だったところかな?

凄く物々しい設備で閉ざされた場所に入るので身構えてしまったり。
ここでは何が起きても不思議ではないなんて話で驚かしてくれるし。
なんて脅かされたわりにはそんな凄いことはあまり起きませんでしたが。
あまりわざとらしい展開だと安っぽくなるから気をつけてるのかなと。
一様に靴がひっくり返されてるシーンはさすがに不気味だったけど。
まだ半分弱だしヘルズゲートの全てを明らかにする気はないようで。

このエピソードのヒロインは普通に見ればミーナなんですが……
ニックのような気がしてなりません。男なのにヒロイン!?(笑)
実際エピソード内での位置付けからするとニックの方がそれっぽいよ。
ヘイと意気投合して一緒に星を見てたり夢を語ってたりするし。
「いつか本当の星を一緒に見よう」ってまるで口説き文句だし。
あぁ、これだとヒロインは李(ヘイ)の方か(爆)

このニックというキャラはまるでヘイの鏡みたいなキャラだったり。
能力は全く同じだし互いに星を見るのが好きだし妹がいる(いた)し。
おそらくニックはヘイに自分と同種の匂いを感じたのでしょう。
もしかするとヘイの正体にも薄々気づいてたのかもしれない。
そして自分の気持ちを理解してもらえると思ってたのかもしれない。
ヘイに力を見られたのにそれでも理解してもらおうとしてたし。
にしても同性愛とナルシズムとの関係性を知っててわざとやってる!?

この回はCIA対ヘイの組織という構図になってるんですが、
CIA絡みの人たちはそれぞれ別行動で殺しあってしまってたり。
互いに協力してればもっとすんなりコトが運んだような……
専属エージェントではなくあくまで取引してただけってことか!?
ヘイの組織の方もヘイ以外に何人も潜入させてたりして。
エピソードの終盤である人がヘイの施設からの脱出を手引きするけど、
そんな大物まで関係者ってどんな大掛かりな組織?とか思ったよ。

ところで東京のど真ん中に存在するらしいヘルズゲート。
ヘルズゲートの描かれた地図で自宅付近を眺めてみると、
どーやらヘルズゲートのすぐ傍か内側に住んでいる模様です。
※地図によって入ってたり入ってなかったり
つまり実際に存在してたらかなり間近にあの高い塀が見えるはず。
てゆーか設定によるとゲートから2km圏内は立ち入り禁止だそうで。
どっちにしろここに住むことはできないようだ……


「ラブ★コン 1〜6話」
4月からTBS系(4局)で土曜日の夕方に放送してる新番組。
6月からBS-iでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少女誌(別冊マーガレット)のマンガで大ファンです。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/22から
身長170cm超の大柄な女の小泉リサと156cmの小柄な男の大谷敦士。
並ぶとまるでオール阪神・巨人状態でコントでも始まりそうな外見の二人。
しかも二人の息はぴったりで趣味や互いの相性も抜群ときてたりする。
でもリサも大谷も自分の高&低すぎの身長にコンプレックスを抱いてて
それをより際立たせる相手の存在を面白く思ってなかったのです。
なので仲がいいというより気安くいがみ合ってるような関係だった。
傍から見てるとその姿は漫才をしてるようにしか見えなかったのだけど。
そんな最初は漫才コンビだった二人の関係は時を経て変わっていく。

原作ファンで中身を知ってるもんでついつい後回しにしてました。
それとデキがどーなのか心配で見る踏ん切りがつかなかったと言うか。
だって制作してるのか予算ケチりまくりの東映アニメですから……
(エア・ギアとオリンシスは枚数少なすぎで凄いことになってたし)
OP映像は結構いいデキだけど中身が全然違うのも珍しくないし。
それにどーせ見るなら原作との比較もしたいので本を持ってこないととか。
そんないろいろな要因がありまして1クールが終わりそうなこんな時期に(汗)。

そして中身を実際に見てみた感想としては、、、
勢いとか雰囲気とかは原作のテイストをしっかり再現してていい感じだった。
リサの声は最初なんとなく違和感があったけど見てるうちに慣れたし。
逆に大谷は頭の中のイメージ以上にぴったりだった。あと聖子ちゃんも(笑)。
ちゃんと動いてるし絵もわりと安定してるので懸念は杞憂だったなと。
もともとこの作品のノリは大好きなので途中からは純粋に楽しんでました。
ちょっとだけ気になったのはハイスピード展開ってとこぐらいかな。

実はこの作品は既に原作が完結してまして。
コミックスも発売済みの16巻の最後で本編は終わってるし。
(17巻は番外編が収録されるんだと思われる)
アニメで最初から最後までやるなら16巻分を全てやることになるわけで。
これをそのまま映像化すると64話ほどだから1年なら多少詰める展開に。
と思ってたんだけど……今の放送のペースなら半年で終わりそうだ
つまり通常の2倍速以上というハイスピードな構成になってるのでした。
もしも原作至上主義の人がいたら文句たらたらかもしれんなと。

私的にはハイスピード構成にそんな不満はないかな。
むしろ限られた話数で全部を放送するために頑張ってると思えるし。
(だらだらと放送を続けてるアニメとは根本的に違うものだから)
もともと原作がエピソードを端折ってもそんなに問題のない構成だし。
作品の大筋とエッセンスを再現してくれるならアレンジは大歓迎だから。
と言うかこのアニメはかなりアレンジ入ってます。
物語としての大筋の展開はそのままだけど、倍速再生で端折った部分の
辻褄を合わせるため細部の構成がかなり変わってたりします。
見てて内容を縮めた違和感を感じさせないんだから上手くやってるなと。

にしてもこの作品がアニメになるって聞いてホント驚いたよ。
実はこの作者が昔から好きで最初のコミックスから追いかけてたので。
(前にも似たようなことを書いたっけ)
その当時からすると信じられないほど有名になったのでビックリだよ。
かなり売れてたからそのうち実写になると思ったけどアニメにもなるとは!
※少し前に実写で映画化されました
アニメが深夜に追いやられてから少女マンガのアニメ化は希少だったし。
少年誌やマニア誌はかなり微妙なのまでアニメになるのに……
だからアニメ化の話を初めて聞いたときは目を疑ったよ。誇張ではなく。
しかも放送枠は深夜じゃなくて土6の前枠っていったい何の冗談かと。
※ネット局は深夜アニメと大差ないけど

中身の話に戻って。
このアニメはハイスピード展開で内容を端折ってるとは既に書きました。
そしてアニメ化においてもうひとつ特徴的なアレンジがなされてます。
それは1話毎に一つの区切りになるように内容が構成されてるところ。
実は原作はこんなハッキリした区切りのないダラダラした構成なのです。
てゆーかストーリー物の連載マンガなんてのは大概そうなんですが。
きっちり区切られた内容を描くには1回のページ数が足りなすぎだから。
(隔週や月刊が大半の少女誌は少年誌よりは1回のページ数が多い)
ある程度大きなブロックに分ける構成をする作家もいることはいるけど。
そんなわけで、へーそーいう構成にしたんだと感心しながら見てました。

あとは1話ずつ原作との違いも含めて簡単に。
(詳細に比較するには違いが多すぎるので)

1話。1巻の139頁まで。
1巻を読んだのは今から5年も前なので内容をすっかり忘れてました。
最初リサが鈴木くんにポッとなる展開だったっけ?と新鮮な気分に(笑)。
大谷が千春ちゃんに気が有ったのはなんとなく覚えてたんだけど。
そして原作ファンだから先で誰と誰が付き合うかも知ってるわけで。
当然ながら二人の想いの行く末(揃って失恋)も知ってたわけですが。

実は原作だと千春ちゃんと鈴木くんが付き合うまでにもっと曲折があります。
そして付き合った後もなかなかすんなり行かなかったりするのでした。
なにしろ二人して社交的でないというか人付き合いが不器用なタイプだから。
そのへんアニメはばっさりカットしてるので興味があったら原作を読んでね。
たぶん時間の都合でリサと大谷以外の関係は最低限しか見せないだろうし。

基本的には原作からカットしまくりの内容なのですが、プールのシーンで
鈴木くんが千春ちゃんにだけ温かい飲み物を渡すのはアニメオリジナルです。

2話。2巻の49頁まで。
2話で2巻とはえらい超高速展開だなオイ!って感じ。2倍どころじゃない。
2話では大谷の元カノが出てくるけどホントに髪の色違いの千春ちゃんで(笑)。
原作でも確かに似た顔だけどここまでそっくりじゃないぞとツッコミたい。
この元カノのエピソードのオチもすっかり忘却の彼方でした(汗)。
彼とケンカして元彼と浮気みたいな展開だっけ!?と勝手に想像したり。
まぁ、この作品はそんな簡単に思いつくような展開にはならんわけですが。

ちなみに原作では相性占いのとこでリサと大谷が100%になるのです。
それはカットされたけど相性が抜群な実例はいろいろと出てきたっすね。
そして千春ちゃんと鈴木くんは18%で大ショックを受ける展開なんかも。
合コンは彼とケンカしたのぶちゃんがリサを引っ張っていく展開だし。
なぜか偶然そこに大谷もいて最終的に二人で海坊主を歌ってたりして。

3話。2巻の最後まで。
大谷の元カノの話の続きとリサの幼馴染の遥のエピソード。
少女マンガは基本的に一つのカップリングに紆余曲折がある展開なので
当然ながら他に絡んでくるキャラはお邪魔キャラということになります(爆)。
ルックスから言うと普通なら遥の方が相手役だったりするんだけどね(笑)。
(中身は大谷のほうがずっと魅力的ですが)
ちなみにホントは遥の初登場シーンは大晦日ではなくもう少し後なのです。
これはなんか毎回のように次に引いて終わるのでそれに合わせたみたいすね。

原作だと元カノのエピソードは初詣よりもう少し引っ張ります
元カノと付き合ってるはずの彼が違う女の子とデートしてたなんて噂まで。
結局のところオチはアニメと一緒でその話は単なる誤解なわけですが。
原作の展開の方が変に期待してただけ落とされた気分も大きかったかも。
興味があったら原作を(以下略)

遥が「近いうちに好きって告白するから」って言うシーン。
恐らく多くの人がもう告白してるがな!ってツッコミを入れたでしょう。
実は原作だとそのシーンにちゃんとツッコミが入ってます(笑)。

4話。3巻の90頁まで。
一言で説明するなら聖子ちゃん初登場の巻。
原作を読んだことある人なら聖子ちゃんが××なのは当然知ってるわけで。
みょーにカワイイ見た目やときおり見せるフェロモン全開な態度も、
その正体を知ってると逆に納得できてしまったりするのでした。
むしろ肉体に呪縛されないより強い××を持ってるとも言えるわけだから。
※見てない人のためにあえて事実を伏せてます

3話で告白のようなことをした遥とのその後はどーしたって感じですが
実は原作ではこの後に遥の告白の真意が出て来るのです。
見た目はカッコよくなったのに中身は昔と大差なかったという話で。
もっと成長するまで先の告白は無かったことにしようという展開に。
そのへんの内容がアニメでは見事に端折られたのでアレって思うかも。
(犬に絡まれるのも原作では聖子ちゃんでなく遥とリサ)

5話。3巻の最後まで。
聖子ちゃんの正体がついに明らかに!の巻。
大谷の浮かれまくった後の急降下は他人事なのでとても笑えます(爆)。
ショックは受けるものの聖子ちゃんの正体を受け入れるあたりは
あの年齢だとすごく懐の深いいいヤツなんじゃないかとも思ったよ。
「この人なら私のことも大きな心で受け入れてくれると思った」
って聖子ちゃんの直感はあながち間違ってなかったわけで。
(最後の一線は生理的な部分なので頭ではどーにもならんから)
その気質がリサと大谷の今後にも大きく関わってくるわけだから。

今まで漠然と感じてた自分の中の感情をハッキリと自覚する瞬間と、
自分の感情に素直に向き合って一歩踏み出そうと決心をする過程を、
聖子ちゃんの頑張りに触発されたように描いてるのに感心しました。
いや原作からそうなんだけど内容を整理して関連性を際立たせてるなと。
ちなみにこの回は部分的に端折られてはいるけどかなり原作に近いです。

6話。4巻の80頁まで。
リサついに告白(そして)の巻。
自覚してから告白するまでの展開がえらく早い気もするけど、
元々アニメは2倍速だしは勢いに任せてたりムードに流されてたりだし。
のぶちゃんのハード(蹴り入れたり)な応援もあったりするし。
6話の中でさんざんジタバタしてたから丁度いいかなって気もする。
ちなみに告白してこの後即つきあうという簡単な展開にはなりません
この先もまだまだこの二人には紆余曲折が待ってるのでした。
(放送はそろそろ真ん中へんだし今は付き合ってるかも)

この回も内容を端折ってるわりにかなり原作に近い内容です。
リサが「ちょっと話があるのいいかしら」と大谷に話し掛けたシーン。
バックにラフレシア(食虫植物)を背負ってたのには唖然としたよ(笑)。
原作はキラキラした点描なのに……
あとリサにプレゼントを買うのは原作だとのぶちゃんと聖子ちゃんです。
ぐずぐずしてたら私が大谷先輩を襲っちゃいますよとか言ってたりして。


そのメガネ一つください (07/6/9) 次へ 前へ
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今週は時間がないのでいきなりアニメネタで。


「苺ましまろ 5〜6巻」
これでテレビシリーズは全部です。
あと最近リリースされたOVAが3話分あるので近日中に見る予定。
と言うわけで最後まで見て今さらに気づいたんだけど、
これ1話から12話まで春〜夏〜秋〜冬の四季構成になってたり。
ひだまりもそうだけど日常を描くのには季節感は重要ってことかも。
キャラが存在する舞台に実体感があるほどに説得力が増すわけだから。
季節を感じさせる切り口によって作品の方向性を差別化もできるし。

しばらく四季構成に気づかなかったのにもちゃんと理由があるのです。
それは最初の数話はキャラ紹介の色彩が強くて季節感がないから。
いや無いことは無いんだけど、あまり季節感が前面には出てこないので。
そしてハッキリと季節感が出てくるのが6話の「真夏日」から。
つまり5話までは視聴者にキャラを認識させることに徹してるのだった。

「真夏日」「海水浴」「お祭り」と夏〜初秋を感じさせる回が続くので
このへんで四季構成に気づいても良かったようなと後で思ったりして。
季節感があるなとは思ったんだけどね……
最初に「春」を認識しなかったので「夏」への変化も失念したわけです(汗)。
考えてみたらアナが転校してくるのがまさに「春」を象徴してたわけで。
そーいや桜も咲いてたなと。後から考えたらしっかり春だったのでした。

季節の変化をハッキリ認識したのが10話の「花」
この回は伸恵が4人にケーキをご馳走するために湖に呼び出す話で、
その説明だけだとどこらへんに季節感が?って感じではありますな。
いつもごとく呼び出された4人がすんなり伸恵と合流するわけも無く、
湖のある公園!?をあちこち歩き回るという展開なのです。
その光景の後ろには季節をハッキリ感じさせるキレイに色づいた木々が。
それに季節限定のモンブランというのもまさに秋って感じだから。
ここで9話の「育ちざかり」も秋だったことに後で気づいたのでした(汗)。
焼き芋(食の秋)→体重→ダイエット→スポーツ(の秋)という展開だから。
もしかすると序盤もよく観察してると春を感じさせる何かがあるかも!?

その9話の伸恵の行動が今回一番印象に残りました。
千佳が体重が増えたのを気にしてご飯を少ししか食べないのを心配して
スポーツでもすれば気分転換になるかもと外に連れ出してるし。
最後には体重が増えた理由を説明してちゃんと食べなよと言ってるし。
(あのオチはわりとパターンなんですぐにわかったけど)
ああ、伸恵がちゃんと千佳のお姉ちゃんをしてる、とか思って。
伸恵は千佳を含めた4人のお姉ちゃん状態で結果的に面倒を見てるけど、
ここまでストレートにお姉ちゃんらしい表情を見せるのは珍しいなと。
てゆーか初登場時にはタバコ代を千佳にせびってたのですが(笑)。

9話には伊藤家の両親も出てきたり(声だけですが)。
※5話にも電話の相手として出てきます
最初のうちは親の存在感が全くなかったから居ないのかと思ったよ。
そして家の財政をしっかりものの千佳が握ってると勝手に思ってた。
※1話を見返したら我が家の金庫番とか言ってる
なぜかアニメでは親が出てこないことが珍しくないからそう思ってた。
でも、そーすると料理は毎日千佳が作ってることになるわけか。
生活費も伸恵がバイトで稼ぐだけでは足りないだろうし。
そこは蓄えがあるか別の場所の親が送金してるって設定が使えるけど。
考えてみたらこの二人の場合は両親がいない設定には無理があるね。
勝手に思い込んでいて何だけど、最初から親の影が見えてればなと。

10話あたりで改めて実感したこと。
この作品は基本的にまったりしたスローテンポなのです。
そんなスローテンポを美羽が激しくズレた行動でかき乱してる。
でも決してハイテンションのスラップスティックにはならない。
まったりスローなテンポが時々ぶれる変拍子になる程度。
あれだけ好き放題暴れてて雰囲気が壊れないのが逆に不思議です。
この行動と雰囲気のギャップがシュールと言われる所以なのかも!?
だって内容はあまりシュールじゃないし。むしろリアルだから。
美羽の頭の中身はシュールかもしれんが(笑)。

この後サントラの話があったんだけど、書き終わらなかったので次回。


「電脳コイル 1〜4話」
4月からNHK教育で土曜日の夕方に放送してる新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/25から
現代よりも少し未来。メガネ型の情報端末が一般的になってる時代。
電脳メガネと呼ばれるメガネ端末は現代の携帯電話のように普及していた。
このメガネは現実の風景に電脳ギミックを投影することができたので、
メガネをかけてる間は電脳ギミックも現実に存在してるように思えた。
そしてメガネの向こうで(電脳)ペットを飼うという行為が広がっていった。

主人公の小此木優子(ヤサコ)は父親の仕事の都合で大黒市に引っ越してきた。
この大黒市は神社仏閣が街のあちこちにある歴史のある街でありながら
(恐らく)初期から電脳インフラを整備し最先端の設備を誇る街でもあった。
しかし古い電脳空間が多いためか日々あちこちで不具合が発生していた。
さらに近頃(たぶん電脳)ペットが行方不明になる事件も多発していた。
そしてヤサコは引っ越して来た日にその行方不明事件に遭遇するのだった。
自分の電脳ペットのデンスケが壊れた壁の向こうに消えるというカタチで。
これがヤサコがこの街で遭遇する不思議な出来事の始まりだった。

まず一言。これ凄く面白い!
不思議なタイトルと雰囲気のある一枚絵の宣伝スチル惹かれるものが有って
期待をしてたのは確かなんだけど、実際に見てみたら予想以上に面白かった。
何といっても仕掛けが素晴らしいよ。まさにイマジネーション万歳って感じ。
最初の数話に限定するなら恐らく今期一番面白いんじゃないだろうか。
放送開始が他より遅いので真打は最後に登場!?なんて形容まで浮かんだり。
いかにもアニメ的な絵柄じゃないからと敬遠してたら凄く勿体無いぞと。
(逆に一般人には入り易い絵柄ではある)
てゆーかオタクを自称するならこの作品は絶対見ておけって感じだ。
16日には1〜5話の再放送をするそうなので未体験な人は是非!

この作品の方向性を一言で説明するなら「いかにも児童文学」というか。
内容は主人公を中心にした小学生たちの現実的で身近なエピソードだし。
生徒たちがいくつかの仲間に分かれて子供スケールで戦ってたりするし。
それも大人が見ると他愛のないことで意地を張り合ってたりするから。
そんなぼくらの〜戦争みたいな内容を新しい仕掛けを使ってやっている。
そして子供がターゲットだけど表現や内容に安っぽいところが全くない。
むしろアニメとしては凄く上質に作ってあってジブリアニメを彷彿とする。
絵柄が純朴でいかにもなアニメ絵ではないのもそれっぽいところかも。

ジブリアニメと言えば、この作品どことなくトトロを彷彿とするよ。
設定とかストーリーは特に似てないけど部分的に似たとこがあるので。
例えば主人公の(通称)ヤサコと妹の京子の姉妹が引っ越してきたとこから
物語が始まるとか、京子の喋りや行動がまるでトトロのメイみたいだとか。
(通称)イサコが使ってるモジョはまるでススワタリみたいだとか。
現代に近い街並みだけど神社や鳥居のような古い日本の風景も残ってるし。
電脳的な仕掛けを使って現実の空間にまさにモノノケを存在させてるし。
※正確に言うとメガネを通してのみ見える電脳モノノケ

見ててもうひとつ思い出した作品がありました。
それはアニマトリックスの中のビヨンドという10分ほどの短編。
マトリックスは人が現実だと思って暮らしてる世界全てが仮想空間なので、
そこで何か不具合が発生すると人には不思議が起きたように見えるという話。
ネットゲームや仮想空間で不具合がみたいな作品は既にいくつかあるけど、
現実だと思ってる空間で不思議が起きるのがこのエピソードのポイント。
そして電脳コイルでは現実世界に電脳ギミックを投影するという考え方で
一見すると現実なのに非現実的な出来事が起こるという面白い展開に。
※メガネを外せば不思議なことのない現実そのもの
ビヨンドが好きでもっと見たいと思ってたのでその意味でも楽しいです。

メガネをかけて電脳ギミックを現実に投影する仕掛けだけで十分面白いけど、
この作品はそれだけではなくストーリーや映像表現的にも凄く面白い。
電脳ペットがいなくなって、それは壊れた古い空間に入り込んだせいで、
助け出すためにその道の専門家(と言っても同じ子供たち)に頼むのです。
そこで出てくる電脳アイテムはドラえもんの秘密道具なみの大胆さで。
※見た目は秘密道具だけどよーするにハッキングツール
大きな釣竿が出てくる小さなポシェットはドラえもんのポケットだし(笑)。

電脳スペースに壊れた場所(バグ)やモノノケ(ウィルス)があるなら、
それに対処する修復プログラムもあるんだけど、これがまた凄い見た目で。
空飛ぶ球体の球ちゃんを擁する巨大なオレンジのサッチーには超ビックリ。
※正式名称はサーチマトンで超強力なワクチンソフトらしい
特に初登場の1話は球ちゃんの空間修復からぎりぎりデンスケ(電脳ペット)を
助け出して(球ちゃんから)逃げてた目前に壁からにゅーっと出現するので。
その初登場時のインパクトたるや「なんじゃこりゃあー!」だったよ。
このサッチー。頭部に郵便局のマークみたいな子供の顔が描いてあって、
初登場時に「僕サッチー!よろしくね」とか可愛いことを口走るのです。
でもビームを撃ちながら追いかけてくる様は見た目とは裏腹に凄く怖い。
てゆーか修復力は強力だけど判断力はバカってみょーにリアルでイヤん(笑)
※ビームに当たるとメガネや自分のデータが壊れて修復にお金がかかる

メガネを介して現実の世界に電脳ギミックを投影する仕掛けのおかげで
空間をハッキングして何かする行為がまるで魔法でも使ってるようです。
つまり現実を舞台にした近未来SFだけどファンタジーのようでもある。
ハッキングする道具の見た目が御札だったり魔方陣だったりするし。
使役してるモジョとかオヤジとか見た目はまんまモノノケだし。
電脳という近未来SFと旧来のファンタジーの要素を上手く融合させてる。
.hackとかはネットゲームをリアルに描くのにはわりと成功してたけど、
近未来のわりに現実を模倣してるだけというか後追いしてるだけというか。
現実の側が模倣したいと思えるこの作品の発想は素晴らしいと思うのです。
電脳ネタで発想に感嘆したのはlain以来だなと。

さてこの作品はこの先どーなっていくのでしょう?


デザイン一新 (07/6/3) 次へ 前へ
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なんと今日で「なび堂」が10周年です!
しかもずっと更新を続けて10周年だよ。
週刊更新とか言いながら更新間隔がバラバラだったりするし、
更新停止してるページも山ほどあるけど、よく続けたもんだ。
10年も続けたので今までに書いた文章も凄い量になります。
ここ(更新週記)だけで200万文字ぐらいになるから。
400ページの文庫本に換算するとだいたい8冊ぐらいかな?
ってそーいう数にすると思ったよりたいした量じゃないな(笑)。
プロの物書きは面白い内容でこの数倍の量を書いてるわけだし。

と言うわけでコミックお薦めを更新しました。2月分です。
ホントは先週更新する予定だったけど読み終わらなかったのです(汗)。
今週も時間ギリギリまで粘ってなんとか読み終わったってレベルだし。
当然のように次回分はまた読み終わってないし。
ビデオを見る量を減らしたくせにいったいどーなってるって感じですが、
他に凄く時間のかかることやってたから……


10年目を記念してってわけでもないけど
久しぶりに(本家の)アニメの索引ページのデザインを変えてみました。
ずっと前からブログに合わせたデザインに変えたかったんだけど
テーブルを駆使してレイアウトするとメンテが超大変で……
なのでスタイルシートを使って完全に作り直しました。
もはやCSSにまともに対応してないブラウザはほぼ絶滅したので。

今までの表現をCSSで書き直すのは経験値が少ないので大変だったよ。
求める表現をどう実現するのかわからなくていろいろ試行錯誤したし。
細かい微調整も含めてえらく時間がかかってしまいました。
特にリストの頭に色付きの文字(○●)をつける方法がわからなかった。
※インライン要素の<span>にスタイルを適用しました
でもやり方を理解すると同じスタイルは一気に適用や変更ができるので
今までのようにちまちま大量に変更する手間がなくなって楽だなと。
微妙な位置調整もスタイルの数値をいじるだけだし。
昔はそれが出来なかったからテーブルでガリガリやってただけだし。

スタイルシートを使ったのでソースがキレイになったのも利点すね。
今までは表示を速くするためテーブルの入れ子を極力排除してたから、
どこかどーなってるのか作った本人ですら意味わからなかったし(爆)。
作った後はメンテ不可能なのを実感してしまうエピソードです……
新しいデザインだとソースは誰が見ても一目瞭然です。
文法的に変な部分も一目瞭然ですが苦情は一切受け付けません(汗)。

配置が左右逆になってるのもスタイルシート化の副産物です。
(スタイルシートで左右の配置は簡単に入れ替えられます)
そもそも今回のデザイン変更はそれが主目的だったわけですが。
そして同じく課題だったサイドバー部分のデザイン刷新をしました。
デザインをブログに合わせてブログのみの要素を一部追加したので
本家とブログを移動したときの違和感は今までより減ったかなと。
(本家の)中身のページのデザインは以前と変わってないですが。
中身のページまで刷新するにはもっと効率的な方法が必要なので。

あと先週書いた(埋め込み)ランキングに画像をつけたりとか、
「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲使用リスト)を移動したりとか、
※BIGLOBEはCGIが直に呼び出せなくなるらしいので
ちょっとした変更作業もいろいろやりました。


話は変わって。
なんか「らき☆すた」のOP曲がオリコンで2位だったそうで。
しかも1位とは2000枚程度の僅差であわや1位だったと言う。
アニソンの中でもタイアップではない声優ソングだから快挙すっね。
本数的にも週間で6万本を超えてるのは純粋アニソンではかなり凄い。
まぁ、私は今のところ買う予定ありませんが。

私的には声優ソングよりも専門系のアーティストにもっと売れて欲しい。
声優がダメって言うつもりはないけど楽曲的にはやっぱランク落ちるし。
今の売れ方だとアイドルが売れてるのと大差ないじゃんって感じなので。
eufoniusがTOP10に入るようになったら本物だと認めてやるぜ!(何をだ)
※KOTOKOやアリプロは今でも結構売れてます


そんなわけで今期のアニソンについて。
オープニングの話はどーしたって感じですが……
今期は超不作なので次の機会にもまとめて書くかなと。
(OPチェックで今期はあまり期待できないのも想像ついてた)

今期の曲について書く前にチェック用の秘密兵器のことを。
実は今回初めて録画した作品からOPとEDを引っこ抜いてCDを作りました。
今まではOPチェックや作品を見た時に印象に残ったのを選んでたのです。
それ以外はサントラを借りたときに再確認してた。
しかしサントラが週間レンタルできる頃になると作品が終わってたり(爆)。
(OSTに入ってないとかOSTが出ないとかレンタルをしないとかあるし)
過去には録画したので曲だけチェックしようとしたこともあったけど
作品数が多すぎて中途半端だったり繰り返す気力もなかったりして。
なので前から考えてたことを実行に移したわけです。
予想してたとはいえ凄い時間がかかったので次もやるかは何ともだけど。

ちなみにこんな感じの手順で作りました。

(1) ハイブリレコでOPとEDを切り出す(38番組75曲分)
(ポリフォニカのOPはもう持ってるので入れてない)
(2) プレイリストにまとめてDVD-RWにDVDビデオ形式で書き込み
(3) DVD Decrypterでチャプター単位でリッピング
(4) DVD2AVIでVOBから音声をWAVEで取り出し
(5) SSRCg(SSRC GUI)でWAVEを44.1Khzに変換
(6) SoundEngineで前後のゴミをカット及び一部音量調整
(放送の場合はだいたい音量が揃ってる)

この中で一番手間がかかるのが自動化が出来ない(1)と(6)
(4)も75回も同じ操作しないといけないので面倒くさいよ。
実は(3)〜(5)まで全自動でできるSoundRipperというソフトも持ってるけど
変換した音が悪いのであった。それとなぜか前後が削れてしまうクソ仕様。
あと本編やCMバックに曲が繋がってるのは単純カットでは上手くないので
キリのいいタイミングでカットインしたりフェードアウトを使ったりした。
※ハヤテOP、アイマスED、大江戸OP

と言うわけで曲について。

今期1番の曲といったらやっぱ「アンインストール」(ぼくらのOP)かな。
メロディがキレイで音の重ね方が美しくてドラマチックなのはツボだから。
歌が本職の人なので(作詞・作曲もしてるけど)歌唱力があるのもポイント。
今みたいに作品数インフレでアニソンも大量にリリースされる時代でも
これだけの曲は1期に1曲あればいい方というレベルの名曲だと思う。
同じ石川智晶さんのシムーンのOP曲と比べてもずっと印象的な曲です。
リリースされるのが今から楽しみだよ(6/13発売)。

「アンインストール」の試聴はこちら(ビクターエンタ公式)でできます。
(おそらく期間限定の)ビデオクリップだとフルで聞けるよ。

2番目はeufoniusの「Apocrypha」(神曲奏界ポリフォニカOP)かなと。
名曲「idea」ほどではないけどあいかわらずレベルが高い曲になってます。
前にも書いたけど元々クラシックから音楽体験が始まってるので、
音階の流れが不安定なゆえに緊張感のある美しいメロディにメロメロです。
出たシングルは全て買ってもいいかもと言える数少ない人たちですよ。
てゆーかもう買って持ってたり。CDで聞くとよりいっそう素敵です。

絶対買うと言えるのはこの2つだけかな。

あとは「桃華月憚」のOP/ED曲は音つけやメロディが雅で趣があるとか。
「ひとひら」のOP/ED曲はなんとなく80年代!?な感じでいいかもとか。
「ハヤテのごとく!」のEDは歌詞がいいなとか(OPもいい曲だけどね)。
真下さんのオリジナル作品(エル・カザド)の主題歌は毎度外さないとか。
「Over Drive」のOPは映像が素晴らしいけど曲も負けてないなとか。
ALI PROJECTの曲だと「怪物王女」のEDの方がインパクトが有るなとか。
「sola」のOPはいかにもエロゲーアニメの主題歌っぽい曲だなとか。
(Angel Note+飯塚昌明みたいな曲なので)
「かみちゃまかりん」のEDはmarble自身が歌ってたら買ったかもとか(おい)。
「英國戀物語エマ 第二幕」の主題曲(インスト)は今回も名曲だなとか。
EDのしっとり系のスローバラードは何曲も有るけど甲乙つけがたいとか。
あ、kukui(神曲奏界ポリフォニカED)が頭一つぐらいは出てるかも。
R&Bは静かなのから激しいのまで何曲も有るけど甲乙つけがたいなとか。
男性ボーカルの中で一番好みを選ぶなら「地球へ…」のOPかなとか。
※全ての曲のボーカルの男女比は1:4ぐらい

てな感じでそこそこいいかなって感じの曲が多いっすね(これ以外にも)。
てゆーかそう劇的に差はなかったり。CDにまとめて聞いて実感したけど。
(しかもアニソンはジャンル・曲調が多岐にわたってるし)
そしてそこそこいいかなって曲を買い集めてるとお金が足りません……
だから作品が凄く気に入るか気が向いたらって感じっすね。


「DARKER THAN BLACK 黒の契約者 5〜8話」
とりあえず放送中の作品で一番続きを見てみたい作品はこれかなと。
(原作ファンののだめ・地球へ・ラブコンは展開を知ってるから)
なので当面はこれを最優先で見ていくことにします。

前回書いたけどこの作品は2話1エピソードの読みきり構成になってて、
5〜8話は3つ目と4つ目のエピソードということになります。
エピソード毎にヒロインみたいのがいる体裁も1〜4話とかわりません。
が、ヘイ(黒)に対するヒロインみたいな扱いとは限らないようで。
今回の放送分の4つ目(7〜8話)のエピソードなんかヘイは脇役みたいだし。
それどころかいつもの渋い雰囲気まで影をひそめたコメディ展開だったり
ある意味ではハードボイルドなんですが。笑えるほどに間違った意味で(爆)。

その4つ目のエピソード。次回予告からいつもの雰囲気と違ってたよ。
あんた誰?出てくる作品間違ってないか?とツッコミたいキャラいるし(笑)。
作中では普段からまるでコスプレしてるみたいな(宝塚?GA?)服を着てるし。
近所のガキを使って猫探しをしてる時なんか完璧にネコミミモードだし。
仕事中に「薔薇のモーリス」とか言うホスト部っぽいアニメ見てるとか。
※この回のコンテの五十嵐さんと作監の高橋さんはホスト部のコンビ
3日ほど有給とって××でイベントとか言ってるし。完璧オタクですね。
そもそも普通のセンスならあんな探偵事務所では働かないよ……

その雇い主である私立探偵の久良沢凱は勘違いハードボイルド男でして。
※本名は凱(ガイ)ではなくマツキチ(松吉?)だそうな
目の前にある情報の断片から壮大な事件を組み立てる(妄想する)天才で。
ありもしない陰謀にどんどんのめり込んで行く様は苦笑するしかないよ。
当人はしごく真面目でハードボイルドなつもりなのが余計に滑稽だから。
エピソード全体としては普段のDTBらしい哀愁にみちた部分もあるんだけど
「匂い」というテーマは突き詰めるほど傍から見てると滑稽になるわけで。
(ギャラリーフェイクにも匂いにまつわる強烈なキャラがいたっけ)
だからあえていつもと違うマジなはずが実態はコメディ路線にしたのかも。
こーゆーお遊び回も楽しくていいやね。他とのメリハリもついてるし。

ちなみにこの回のヒロインキャラは(探偵助手の)キコじゃないです。
久良沢に猫探しを依頼してきた未亡人の亜璃紗の方です。
途中で久良沢に迫って顔を赤らめてるし。膝枕で耳掻きしてるし
この作品のヒロインキャラは主役と絡むといういつもの体裁からすると
4つ目のエピソードの主役は久良沢ということに。確かにそんな感じだよ。
7話の予告で作品のタイトルを勝手に「久良沢凱の憂鬱」にしてたし(爆)。
ヘイとマオと対する契約者は久良沢の周囲に偶然出現するだけなのです。
つまり「匂い」に絡めた二つの別の話の糸が偶然に絡み合っただけ。
当然ながら久良沢は一つの大きな陰謀と勝手に思い込むわけですが(笑)。

じゃあ、あのやたらと目立ってたキコは何なんだ!って感じですが。
そんなの決まってるじゃないですか。いわゆる一つの萌え要素です!
※次回予告でキコ自身がてこ入れとか言ってる
何かおかしな事件が起こるような物語にはこういう萌えでロリっぽい
キャラが一人はいるものなのよ!とかの人も言っていたしね(おいおい)。

話は戻って3つ目(5〜6話)のエピソード。
このエピソードではかつて史上最低最悪の契約者と言われた女が登場する。
通称ハヴォックと呼ばれる彼女は南米にあったヘブンズゲートの消失と
共に契約者としての能力が消えた喪失者と言われる存在になったらしい。
契約者、ドール、モラトリアム、そして今度は喪失者ですか。
設定が小出しだと理解し易くて助かるけどいったい全容はどれほどなのか。

喪失者というのは能力を持たないよーするに普通の人と同じ存在。
だけど大量殺戮をした過去からさすがに普通と同じ扱いはできなかった。
能力が戻ってしまったら恐ろしい存在だし、戻らないという保証はないし。
そもそも現時点で契約者について分かってることはそう多くないみたいで。
でも彼女の研究中に能力が戻ったら警戒しててもどーにもならんのでは?
もしもヘイに攫われずヘルズゲートに入ってたらどーなったのかな。

このエピソードは当然ハヴォックがヒロイン役でヘイと絡むわけです。
ヘイの正体を知らない前の二人と違って彼女は前から顔見知りらしくて。
だからヘイの優しげな態度にコロっと行ったりはしないのでした。
てゆーかヘイはハヴォックに対して声を荒らげて怒ったり痛めつけてたり。
能力の代わりに感情が希薄になる契約者らしからぬ態度が不思議でした。
ハヴォックも、らしくない、ホントに契約者なのか?って指摘してたり。
(代償を払ってるように見えないのは大食いは珍しくないからか)

確かに今までも何気に優しくて契約者の定義から外れてると思ってたよ。
しかもハヴォックが言うには昔の彼はまさに感情が希薄だったみたいで。
今のヘイはハヴォックが望んだ新たな契約者のカタチなのかもしれない。
と言うかハヴォック自身も生きていればそうなれたのかも知れない。
能力と共に記憶が戻り始めて記憶の中のおぞましい感触に恐怖してたし。
完全に能力が戻って前の自分みたいになる前に殺せといってたし。
でも実は自分を失ってないあの時点で完全に力が戻っていたらしいし。

もしかしたら契約者でも感情を取り戻せるのかもしれない。
と言うか契約者であり続ける限りずっと感情が希薄なのではなく、
契約者になった代償として感情を無くしてしまうのかもしれない。
おそらく能力を喪失しても感情が戻ってきたりはしないのだろう。
ハヴォックは人と接することで次第に感情を取り戻したと言ってるし。
それでも未だに表情は普通の人にはほぼ遠いほど硬いわけで。
だから契約者でもその気があれば感情を取り戻せるのかもしれない。
ただしそれは普通の人間とは比べ物にならないほど困難なのかも。

このエピソードにはヘイに対する契約者としてMI-6のエージェントが。
ノーベンバー11以下暦ネームの3人組で、もしかしたら今後も出てくるかも。
このノーベンバー11の人は初登場からみょーにインパクトか有りました。
ヤクザらしき人たちとの交渉の席でタバコの害について説明しだすし(笑)。
(目の前の歩きタバコな人にケリ入れたいほど彼の気持ちはよくわかる)
この前施行された健康増進法のキャンペーンでもやってるのかと……
それなのに能力を使った後におもむろにタバコを吸い出してビックリ。
しかもタバコを吸うポーズがみょーにカッコよくハマってるし。
おいおい!言ってることとやってることが違うぜ!とか思いました。
ちなみに彼はカッコ良さげに吸った次の瞬間に激しく咽てました。
つまりこれが彼の代償行為。苦手なのに吸わないといけないなんて……(合掌)

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