マホ?アホ? (05/7/28) 次へ 前へ
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先週書いたAVアンプの故障ですが、あっさり直りました。
サービスの人が蓋を開けてアンプ制御用のマイコンの傍にある
液モレしてたコンデンサーを交換しただけで完治したようです。
よーするにコンデンサ不良でマイコンの動作が変になってたわけで。
確かに電子制御のアンプの場合はマイコンの動作が正常じゃないと
動作が狂うのはわかるけど、たった1個のコンデンサが原因とは……
ちなみにボリュームの方は作業後すぐに完治を確認したんだけど、
電源が落ちる症状はしばらく様子を見てってことになりました。
今のトコ症状が再発はしないので、たぶん完治したんじゃないかと。


では恒例のアニメネタを。
しつこいけど面白かった順。

「MUNTO 時の壁をこえて」
最近リリースされた50分のOVA。DVDレンタル。
前作に当たるMUNTOは困ったことにレンタル商品が出てません。
このDVDにMUNTOのダイジェスト(10分)も入ってたりしますが。
と言うかMUNTO見たことない人は先にダイジェストを見ましょう。
一応独立した作品ではあるけど、前作の続きでもあるので。

他の人には見えない空の浮島を見る少女のユメミ。
彼女はその力を疎むように平日も傘をさすようになった。
そんなある日、ユメミの前に天上の世界の王を名乗るムントが現れる。
ムントは言った天上界を救うためにユメミの力を貸して欲しいと。
ユメミは自分にそんな力があるとは思えず、ムントから逃げるのだった。
でもいつしか自分がデキることをしようと思うように。
そしてユメミとムントの接触によって天上の世界は救われた……
(以上はMUNTOの内容)
ハズだったけど、大き過ぎる力は天上界に新たな戦乱を引き起こす。
またユメミは全てが終わり日常に戻ったけど心は天上に囚われてた。
友人たちはそんなユメミの様子を心配し現実に引き戻そうとする。
そんなある日ムントが再び出現し、まだ終わってなかったことを知る。

これ「ふもっふ」やAIRで一躍脚光を浴びた京都アニメーション
完全オリジナルのOVAです。当然ながら映像のクオリティめっちゃ高い。
一見すると天上界の戦いのようなアクションの派手な部分が目を引くけど、
丁寧な空間描写とか歩いてる動きとか些細な部分の品質の高さが光ってるよ。
いかにも仕掛けた映像ではないけどアニメとしての見る価値は十分にある。

ストーリーは前作と繋がってるとはいえ実質これ1本で完結した話で、
天上界の戦いのシーンに結構時間を割いてるので30分程度の物語です。
こんな形容で分かるかは激しく微妙だけど原稿用紙100枚ぐらいかな。
今のは知らんけど、その昔コバルトの応募原稿の長さがそうだったよ。
てゆーかまさに(昔の)コバルトの入選原稿みたいな感じの内容(笑)。
プロ未満と言う意味ではなくエピソードのスケールや作品の方向性が。
前作もだけどユメミが運命を受け入れてく過程をじっくり描いてる感じ。
ストーリーにアレコレ詰め込まずに、感情の変化を中心に描いてるので、
時間が短いわりにちゃんと一つの作品として成り立ってていいカンジです。
これ見てて「扉を開けて」もこんな感じで作ってればと思ったよ。

つーわけで前作もレンタルしてちゃぶだい!


「ぱにぽにだっしゅ! 1〜4話」
7月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
原作はスクエニ系(Gファンタジー)の4コママンガで1巻だけ読んだことある。
内容は11歳にしてMITを卒業した天才(だけどチビッコ)が桃月学園に
教師として赴任するという導入の、わりと学園コメディ。かもしれない。
よーするに「あずまんが」とか「せんせいのお時間」みたいな感じです。
キャラはリアル系じゃなくてナンセンス系で展開も晴れ時々シュール系

なんかいきなり猿の惑星だし……
オープニングは目に刺激的なサイケデリックな配色&映像だし。
新房さん月詠に続いて好き放題やりまくってますって感じですな。
原作と多少違っても「だっしゅ!」ですから、って意味なのか?(笑)
そもそも原作が4コマの場合はそのまんまの映像でアニメ化は無理だし、
手法次第で全然違う結果になるのは想定の範囲内ではあるんだけど。
実際「あずまんが」も「せんせいのお時間」もコレも全然別モノだし。
でも映像化の自由度の高い4コマ作品を映像の奇術師(爆)にやらせるとは。
なんてチャレジャーなプロデューサー。どーなっても知りませんよ?
よーするに、そんな説明を実感できる映像化がされてます。

4コマなんでストーリーなんて有ってないようなハズだけど
細切れのネタを織り交ぜて再構成して1回1本の話にしてあるようで。
所々に挿入される脈絡のないギャグが畳み掛けるテンポを構成してる感じ。
ギャグもボーボボのようなインスピレーションギャグの連発ではなく
考えてるような考えてないような微妙なギャグを緩急をつけて放ってくる。
原作を1巻だけ読んでさっさと処分した人間ですら笑わされまくりです。

最近流行りなのかは知らんけど、この作品もキャラ紹介があったり。
キャラが初登場(?)する時にフレーム付きで名前を紹介するのです。
変に細工して逆に読み難かった極上生徒会よりずっと効果的っすね。
つーか各人に謎のステータス表示がついてるんですけど?(笑)
「マホマホ」言ってるアホ毛の人(名前覚えれ)のマホ値ってなんやねん!
今確認してみた。
テンション…オメガ、マホ…マッハ、アホ…ジェット、集中力…0、だと。
(他の人はもう少し普通?のステータス)

名前といえば、1-Cのキャラはしっかり見分けられるようになったけど
名前がちっとも覚えられません。どーでもいいと思ってるようです(爆)。
大丈夫!オデコで勉強蟲(でも成績は並)。いじめっ子でメガネに秘密が?
「マホマホ」言ってるアホ毛。デカリボンのなんたらオブジイヤー。
委員長という名の最終兵器。地味な桃瀬くるみ。ほら完璧に覚えてる!
一番地味な人の名前を最初に覚えました(笑)。

そうそう。
これ葉月(ベッキー)とハイジ(メソウサ)がセットで出てくるよ。
エンドフリップが毎回誰かにイラスト頼んでるのも月詠と同じだし。
月詠のスタッフがやってるのをみょーに実感してしまったり。


「妖精姫レーン 全集」
1995年頃にリリースされた30分×2本のOVA。DVDレンタル(全部収録)。
両親の影響でトレジャーハンターになりたいと夢見てる主人公のゴウは
ある日手のひらサイズの妖精レーンに出会うのです。
それを古文書の自己流解釈と結びつけ宝へ導く者と思いこむのです。
ちなみにレーンは全然違うことを喋ってるけど通じてないのでした(笑)。
そして話が全く通じないながらなぜか物語は転がり始め意外な結末へ!?

この作品は大地丙太郎さん(こどちゃ・フルバ)の初監督作品で、
見てて「最初からこーいう作品を作ってたのか」とみょーな実感が。
少女モノが多くて主人公の少女がまくしたてる作品は結構あるけど
主人公が少年でもやっぱりマシンガントークは変わらないんだね(笑)。
しかもこの作品の特徴は言うだけ言って人の話を聞いてないところ(爆)。
レーンとゴウの言葉が通じてないのなんかまさに最たるもんで。
たまに通じても思いっきり聞き違ってるし。伝言ゲームかよ!
通じてる人同士でも互いに言いたいこと言ってセリフ被ってるし。
美形天才高校生で髪が凄いコトになってる彼なんか方言フレンチ!?だし。
なに言ってるかサッパリわかりません。「がっちゃばぐーす」ってナニ?
自己流ラップ?でいきなり歌い出しちゃうのもここでもうやってるし。
(こどちゃでやってたでしょ)
サブタイトルは「お宝コケたらみなコケた」「お風呂が空をとんでいた」だし。
大地丙太郎さんは最初から大地丙太郎さんだったという結論でした。

で、3話目はまだですか?(お約束)


「機動新撰組 萌えよ剣TV 1〜4話」
7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
前に見たOVAの続き……ではなく同じ設定の別の作品です。
OVAで影が薄かった新太郎は抹消(爆)。竜之介は存在感が増しました。
OVAは新撰組が変なメカを使ってたけど、こっちは普通の武器です。
ってことはどこいらへんが「機動新撰組」やねんて感じですが。
OVAは妖怪退治みたいな展開だったけど、こっちは日常的なドタバタ。
新撰組の人たちも特別強いわけではなく結構へたれてたりします。
OVAのふぬけたアクション志向から気の抜けたコメディ路線に。
ちなみに制作スタッフはOVAと同じ。製作(レーベル)は違います。

実のところOVAがアレなデキだったし、スタッフはOVAと同じだし、
ってことで全く期待はしてなかったけど、予想外に面白かったり。
プロデューサーの違い?サブちゃん(大宮三郎さん)効果ですか!?
※OVAの製作はマーベラス・TV版の製作はトライネット
中身はほとんどないノリと勢いだけのコメディ路線に方向転換したことで
前とあまり変わらないショボイ見た目でもあまり気にならなくなった(笑)。
イマイチ違いの見えなかった新撰組の3人も性格の違いがハッキリしたし。
竜之介の天然なキャラとか源内の暴走とか、全体にキャラが立った感じ。
脚本もテンポがすごく良くなったし(OVAと同じ人なんだけど)。
寒いギャグを連発して客を(まさに)凍らせる展開なんかコテコテで笑ったよ。

妖怪と人がフツーに一緒に生活しててすっ呆けたコメディなテイストなので
実にるーみっくアニメっぽくなりました。絵柄と中身がちゃんと合ってる!
トライネット恒例で裸がよく出てくるけど全然エロくなかったり。
みょーにあっさり明け透けな感じが、これまたるーみっくアニメっぽい。
しかしまぁ、この手の作品は若人にはあんまウケないかも……


「D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜 1〜4話」
7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
D.C.の第2期です。ってタイトルにそう書いてあるがな。
作品の舞台はあれから2年後で、なぜか音夢が居なかったり。
(なぜ居ないのかハッキリしたことは今のところ語られない)
音夢が居ない以外はいつもの日常が繰り広げられているような。
そんなある日アイシアという謎の少女が純一たちの前に現れた。

これって直接の原作(ゲーム)って無いのかな。
マンガ版のセカンドにもアイシアは出てくるけど音夢もいるし。
つまりアニメオリジナルのストーリーってことですかね?
今回は音夢・さくらが居ない代わりに新たなヒロインが何人か登場。
どーやらD.C.P.S.で追加されたキャラ(男キャラも)のようです。
アニメオンリーの人にとってはアンタ誰やねん!って感じだけど。
にしても音夢・さくらの居ないD.C.って……

前作は実に見事に物語に決着をつけていたので続編は無いような、
というか続編は作って欲しくないというのが率直な感想でした。
作り手もきっちり終わらせたという気持ちあったのかは知らんけど
前作と今作とでコアスタッフがごっそり入れ替わってたりして。
当然ながら絵柄が違います。今回の絵もそんなに悪くはないが。
雰囲気も違います。テンポとかノリもずいぶん違います。
OPなんか曲は今回もyozuca*だけど映像はシスプリみたいだよ(笑)。
つーか今作の方が本来の美少女モノって感じになってるよーな。
(前作はテイストが少女モノだったから)

ここまで前作と違うと続編というより同じキャラの別作品ですな。
なんか求めてるD.C.はコレじゃないなぁということで(爆)。
音夢・さくらが出ないからとかそーいう意味ではなくて。
前作と同じキャラのはずなのに今ひとつ魅力的に見えないというか。
映像センスも脚本のデキもガクっと落ちてしまったし……(泣)
ハッキリ言って見続けたいと思わせる吸引力が希薄なんだけど。

口直しに前作の最初の数話を見返してしまったよ!
この前全部見返したばっかなのに……


「アイドルプロジェクト 1巻」
1995年頃にリリースされた30分×4本のOVA。DVDレンタル(2話収録)。
原作はゲームらしいです。検索しても出てこないんで詳細は不明。
内容はアイドルを目指す一人の少女がオーディションに向かった先で
巻き込まれるとんでもない騒動といった感じ。超要約すれば。

アイドルを目指す物語というと現実的な世界観をイメージするけど
これはどっちかというとうる星の宇宙アイドルみたいな世界観(笑)。
宇宙に攫われて変な宇宙人の歩いてる星に行く展開なんかまんまだよ。
さらに表現スタイルまでうる星の時代の手法そのまんまなんすけど。
当時流行った極端なパースとか動きのメリハリのつけかたが。
だからもっと昔の作品だと思ってた。予想外に新しい作品で驚いたり。
激しく中身はないけど、ノリはいいのでそれなりに楽しめるよ。

しかしこの作品を見て変わった世界観とか言ってる人は
うる星のアニメ(やマンガ)を見たこと無いんだね。世代の違いか(爆)


「超神姫ダンガイザー3 1〜2巻」
1999年頃にリリースされた30分×4本のOVA。DVDレンタル。
内容はよくわからん秘密組織とそれに対抗する巨神の戦いって感じ?
主人公は巨神の呼びかけに答えて秘めたる力を覚醒するのです。
とか説明しておいてなんですが、はっきり言ってワケワカラン!(爆)
いかにもなロボットが出てきて戦うし、色気過剰なコスチュームだし、
わけわからん展開も含めて実に大張アニメ(グラヴィオンとか)って感じ。
遺跡に封印されていた古代のエネルギーという設定は興味深いけど
なぜにそこからあんないかにもなロボットが出てくるかね……


音が出ませんから (05/7/21) 次へ 前へ
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本日の一言。
暑い!

ま、それはさておきAVアンプが故障しました。
使ってたら勝手に電源が落ちて反応ナシな状態に。
(電源は電子スイッチなので押しても反応がない状態)
昔も書いたけどテレビも含めて全ての音がAVアンプ経由なので
それが死んでる状態では全く音が出せません……
当然ながらビデオも音無しなので見れません(泣)。

もちろん修理のお願いはすぐにしましたよ。
保証書には「持ち込み修理」とか書いてあったけど、
15kgもあるモノはさすがに持って歩けない(当たり前だけど)ので
販売店の窓口に「持って行けません〜」と泣きついてみた(笑)。
で、出張修理してくれることになりました。
しかしその日程は1週間後……1週間も音無しで生きろと?(泣)
出張修理で直せなかったら当然持ちかえるだろうし、
そしたらさらに1週間程度は音無しの生活をすることに。

思わず2万ぐらいのアンプを買ってきそうになったYO!(爆)。
(こんな時のための予備ってコトで)
ラジカセという選択肢も有ったけど、それだとCDしか聞けないし。
CDならそれこそプレーヤーに直接ヘッドホンを挿せばいいわけで。
ちなみにPCの音はMDデッキ経由でアンプに接続されてるので
MDデッキに直接ヘッドホンを挿せば聞くコトはできます。
いちいち挿しなおすのが激しくかったるいけど仕方ない……
あとヘッドホンをしてないといけないのが鬱陶しいね。

で残る問題がテレビとDVDレコーダー。
テレビなら直接音が出るのでは?と思うかもしれない。
しかしうちの構成は以前にプロフィールHGがあった名残で
テレビ=映像を表示するだけの機械になってるのです。
よーするにアンテナケーブルも音声ケーブルも繋がってない(爆)
テレビを生で見る場合もDVDレコーダーのチューナーで見るのです。
まぁ、生で見ることなんて事件や気象のニュースぐらいだから。
AVセレクタからテレビに音声ケーブルを繋げば音は出るけど、
必要になる5メートルのケーブルなんか予備で持ってないよ。
(買ったら2000円ぐらいかな)

なんてことをあーだこーだとやってたら復活しました!
沈黙してから実に12時間後に……どーいう理屈!?
その後調子にのって使ってたらまた沈黙(爆)。そして復活(笑)。
わりとすぐ復活する時もあるし、10時間以上沈黙する時もある。
イマイチ法則性はわからないけど、音が出続ける保証がないので
ビデオを見るような音が出るのを前提にした作業はちょっと無理。

そーいえば法則性が一つだけ有った。
どーやらヘッドホンを挿してる時に死んじゃうみたい。
と言ってもヘッドホンを挿すと死ぬわけではなく、
ヘッドホンを挿して使ってると突然電源が切れて沈黙する。
ディスプレイに一瞬エラーメッセージが出てから電源が落ちる
ことがあるので、なんか保護回路が働いてるような雰囲気が。
(スピーカーがショートするとこの症状になるらしい)
で、沈黙した状態でヘッドホンを抜いても復活しない。
ってことはもしかするとヘッドホン端子でショートしてるのかも。
接触が不完全なので復活したり再発したりするのかも。
実際はサービスの人に見てもらわないとわかりませんが。
ちなみにスピーカーで鳴らしてるぶんには大丈夫みたい。

実はこのアンプもうひとつ奇妙な故障が有りまして……
それはボリュームつまみの動作が異常なところ。
普通なら右に回せば音が大きく左に回せば音が小さくなる。
しかし右に回しても大きくなったり小さくなったり。左も同様。
このボリュームは電子式でぐるぐる幾らでも回転する仕様で。
(直感的な従来型のアナログボリュームのほうが好き)
画面には-40dBとか現在のボリューム値が表示されるけど
その数値がそもそも一定に変化しないので明らかに故障してる。
リモコンだとちゃんと動作するのでツマミのセンサーが壊れた?
でも音量調整を常にリモコンでやるのは激しくかったるいよ。

そのへんもそのうち修理とか思いつつ騙し騙し使ってた。
ちょーどいい機会なので一緒に修理してもらうことに。
買い替え?10万近く必要ですよ。そんな金ないよ……


タイトルが変わってるけど (05/7/14) 次へ 前へ
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7月からやってる新番組の「ぱにぽにだっしゅ」
これ月詠(ネコミミモード)のスタッフがやってるんですが……
なんすか!あの目がチカチカするサイケデリックなOP映像は!
音楽の方もサイケ調のちょっと懐かしいビートだし。
(ワンダバスタイルのED曲と同じ系統の音楽)
新房さんあいかわらずやりたい放題だな!って思ったよ。


そんなわけで恒例のオススメへ。4月分です。

女性誌の今月の1冊は藤たまきさんの「フラッグ」に。
「水に棲む花」でも良かったんだけどコメント書けなかったので。
もちろんフラッグの方もいつもの藤たまきさんらしいいい作品です。
で、今回のフラッグと言う作品はタイトル通り旗が題材になってて。
といっても現実の旗ではなく、主人公の聖が人の心を無意識に読んでて、
それが人から感情を表した旗が生えてるように見える、という話です。
言葉として聞こえるのではなく、イメージで見えるのが面白いっすね。

そして他人の心が見えるのは必ずしもメリットではないって展開に。
特に自己の確立しない幼い頃から、他者の表に出さない負の感情
まともに浴びてしまったら、確かに人間が怖くなっても不思議はない。
そーして他人と関わるのが怖くて引き篭もってしまった主人公が、
少しずつ他人と関わって社会に復帰していく成長の物語でもあるのです。

今月のいい感じだった作品は「水に棲む花」「GO!ヒロミGO!」でした。

「新 外科医東盛玲の所見」
タイトルに「新」が付いて出版社が変わったけど内容はまんま続きです。
続きといってもほぼ読みきりなので、いきなりこれ読んでも大丈夫ですが。
ちなみにアップルミステリーが休刊して以降、編集部は出版社を渡って
いくつも雑誌を作っては潰してと放浪してきたのです……
そしてついに辿りついたのが朝日ソノラマの「夢幻館」なのでした。
そうつまりこの雑誌こそアップルミステリーのなれの果てなんです。
ネムキとのシナジー効果でこのまま定着してくれると嬉しいよ。

「弱虫日記」
これもタイトルが変わってるけど、まんま続きです。
続きといってもほぼ読みきりなので(以下略)
ずいぶん間隔が開いたので何年もかけて描きためたのかと思ったけど
一番古いのが去年の作品で前のコミックスとの空白期間があったり。
その間は何をしてたんでしょう?何か違う作品でも描いてたのかな?

「うてなの結婚+」
これもタイトルが変わってるけど、まんま続きです。
しかもクイーンズコミックスになってから2冊ほど既に出てるのに
新刊か再発か見分けられなくて捕捉してませんでした(汗)。
途中で版型を変えるだけ(巻番号継続で)ならまだわかるけど、
シリーズを変えてタイトルまで変えるととても判断に困るんですが。
特にクイーンズコミックスはYYコミックスの再発モノがあるから。

ちなみに「うてなの結婚」(YYC)→「うてなの結婚 あのんの恋愛編」
→「うてなの結婚 イオナの恋愛編」→「うてなの結婚+」の順です。
今回も含めてサブタイトルがついてるけど、1冊でエピソードが完結
してるわけではなく、物語はゆるやかにずっと繋がってます
なので途中から買うのはハッキリ言ってオススメできません。


男性誌の今月の1冊は無し。3冊だし。
出来ればあともう1冊入れたかったけど時間切れです。

「ギャラリーフェイク」
なんといきなり完結してます。しかもこの巻は通常の1.5倍あります。
最後のエピソードがほぼコミックス1冊分あって、それが中途半端な
タイミングで始まってるので強引に1冊にまとめてしまったのでしょう。
美に魅入られたフジタの最後の選択が意外だけど最後らしいっつーか。

ところでアニメですが、すでに見てません(爆)。キャパオーバーなので。
見るとしたら放送ではなくレンタルでゆっくり見るんじゃないかと。
ちなみにちょっと珍しいけどレンタルDVDだけ(すでに)先に出ています。
(セルDVDは後でBOXで出るようです)

「歌集」
実はこの作品を入れるかどうか最後まで迷いました。
作品がイマイチという意味ではなくて自分自身の問題で。
前にも書いたけど歌を聞く時ほとんど歌詞を聞いてないんです(汗)。
声は楽器、歌詞は色のついた音って感じで感覚的に聞いてるので。
たまに意識しなくても言葉が頭に入ってくる曲もあるけれど。
そんな人間が果たしてこの作品の真の価値を理解出来てるのか?
この作品をオススメに入れる資格があるのかな、と思って。
理解しきれてなくても面白いと思えたので、まぁいいかなと。


人はミスをする生き物です (05/7/5) 次へ 前へ
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先週はうだるほどに暑かった。36度だし
寝る前に一時的にでもクーラーをつけて外に排熱しないと
部屋が蓄熱してて寝苦しいぐらいの陽気でまいりました。
かと思えば今週は肌寒いし。片付けた長袖を出したよ……

ところで先週時間がなくて更新ネタが中途だったせいで
うっかりリンク切れにしてしまいました(汗)。
よーするにアニメの2005年の作品ベストのページのこと。
見終わった作品からリストに追加していけば後で楽だと思って
とりあえずバージョンを作ってたのです。
で、索引の方のリンクをベストのページに付け替えて……
しかし時間切れでベストのページを完成することができなくて。
結果として索引のリンク先が無いという大ボケミスを。
(左側のメニューからは消したんだけど)
こんなミスはホームページ開設以来初めてかもしれない。

ちなみに2005年ベストは今回ちゃんと追加しておきました。
(実はリンク切れ対策で数日前にアップしてたけど)


では恒例のアニメネタを。
いつものように面白かった順。

「ストラトス・フォー アドバンス 1〜2」
現在リリース中の30分×6本のOVA。DVDレンタル。
スト4の第2期OVAで物語は第1期OVAのラストの少し後から始まります。
島から巣立った人たちがいて、変わらず残る人たちもいる。
そして美風たちと入れ替わりに新たな訓練生が入ってくるのです。
OP映像がテレビ版のアレンジになってて冒頭の美風たちの位置に
新人の3人組が立ってるので主役交代!?とか思ってしまったよ。
もちろんそんなことは無いですが。それやったら収拾つかないし。
そーなんです、コメットブラスターの試験に出かけた美風たちは
4人揃って試験に落ちて島へ舞い戻ってきました(爆)。

第2期OVAというコトでついにスペースシードの核心に迫る!
かと思ったけど2巻までの展開はいつも通りで今一つ見えません。
なにか裏で画策してる動きがある、程度の展開になってる。
残り4巻でちゃんとケリをつくのかちょっと微妙な気もする。
また表のテーマ(成長と友情)だけで完結してしまったりしてな。

じゃあ何をやってるかというと、新たなステップという感じ。
美風たちは舞い戻ってきたけど再び訓練の日々というわけではなく
正規のパイロットとして下地島基地に雇われる身分になるのです。
そして件の後輩たちの訓練の教官なんかをやってみたりして。
教えられてた側が教える側になるんだからちょっと感慨深いものが。
それぞれの教え方に性格が色濃く反映しててなかなか面白いすね。
美風は直感的で静羽は教科書的で香鈴はミスタースポック(笑)。

この2巻分でもちょっと様子がおかしい彩雲
次回予告では何かあやしい雰囲気を醸し出してる。
もしかして感染した!?ついに核心に迫る!?


「ガラスの仮面 1〜4話」
4月からテレビ東京系(3局)で放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少女マンガ(花とゆめ)の名作で全巻持ってます。
超有名な作品なんで内容紹介はなし。知らない人は自分で調べれ。

実はこの作品はずいぶん昔に一度アニメ化されてたりします。
確か2クールでかなりストーリーの序盤で終わってしまったはず。
今回も最初からやってるし、たぶん2クールぐらいだと思うけど
どこまでやるんでしょう?そもそも原作は完結してないし。
原作は永久に完結しないという説も有るが……
4話までの展開に限ればずいぶんじっくり内容を描いてるので
これで原作の40巻分を追いかけるのは無理のような!?
あ、深夜なのに1年以上の予定とか書いてある。
ってことはもしかして独自の解釈でラストまでやるのかも。

前回のアニメは20年前ですが原作の最初は30年前……
なんと花とゆめの創刊号から連載してた作品。ザ花とゆめの歴史(笑)。
当然ながらキャラメイクやストーリー展開がすんごい古かったり。
主人公の境遇が不遇でさらに周囲の人も無理解で苦労するとか。
アニメの舞台は横浜の風景からほぼ現代になってるみたいです。
でもストーリーは記憶が正しければかなり原作に近いはず。
だからキャラと時代背景にかなりギャップがあったりして。
(前にアニメ化された時ですら指摘されていた)
キャラメイクもストーリーも仰々しくて現実離れしてるし
月影先生も芝居がかった喋りかただしまるで戯曲みたいだね。
「マヤ恐ろしい子!」ってセリフに思わず笑ってしまったよ。
コレとか目が白ぬけするパロは今やあちこちの作品で目にしたり。

そーいや前のアニメ化された時の声をかすかに記憶してるのか
最初にちょっと違和感を感じてしまった。もう慣れたけど。
マヤはもっと強い声だったし、月影先生はもっと深い声だったし、
亜弓さんはもっと透き通った声だった。と思う。
確か歌子(亜弓の母)さんの人が前のマヤの人。

他にOVAやドラマにもなってるけど見たことないです。


「いちご100% 1〜4話」
4月からテレビ朝日(のみ)で放送してた新番組。もう終わりました
(1回2話ずつ放送してたけどここでは1回を1話と表現してます)
7月からテレビ朝日系(9局)で放送するらしい。
原作は少年誌(ジャンプ)のマンガでいちおー全部持ってます。
内容は説明が面倒なんで公式サイトを参照!(汗)

これ最初の方の展開は主人公の真中と東城・つかさの三角関係で、
キャラの配置とか髪形とかも含めてI"sそっくりとか思ったよ。
そのうちヒロインか大量に増殖して流行りのハーレムモードな様相に。
ただ作品のタイプ的にはI"sやオレンジロードとかに近くて
ヒロインが互いに意識してたり優柔不断の真中の態度にヤキモキしたり
展開によっては可哀想に思えてしまうキャラが出てくることも。

原作ではもう少し長かった記憶がある三角関係は3話で終わり。
4話でもうさつきが出てきます。3話には唯が出てきたり。
前の巻は倉庫なので確認できないけどamazonの説明を見る限りは
4話の内容は3巻に入ってるようで。呆れるほどの高速展開っすね。
まぁでも原作が間延びした内容だからこの展開でも違和感なかったり。
(ジャンプのマンガは全て間延びしてるけどな!)
展開を圧縮してるわりに不自然さがないので上手くできてるとも言える。

そーいや懸垂して告白してみたり、走りながら「好き!」と言ってみたり
シチエーションにひねりが有ったりする。コテコテの展開のわりに。
用具入れで体が接触してドキドキみたいな展開はお約束ですが(笑)。
原作にはこの手のシーンがいっぱい有ったはず。カットしたのかな!?


「GIRLSブラボー second season 1」
1月からWOWOWで放送してた新番組。DVDレンタル。
タイトルを見れば分かると思うけど前のやつの第2期です。
そのまんま続きだけどほぼ読み切りなんで途中から見ても問題なし

とりあえず第一印象。エロ!(爆)
なんつーか第1期の鬱憤を晴らすかのような突きぬけっぷりに唖然。
オープニングから裸乱舞してるし、ドロレスして乳揉んでるし……
なんかもはや白フィルターでどーにかなるレベルじゃないです。
いくらBSとはいえここまでやったらヤバイのでは?とか思ったら
やっぱりR指定ついてたよーで。実際一部のエロアニメより過激だし(笑)。
※追記:(レンタル)DVDにはR-15指定はついてません
ちなみにいわゆるR指定のようなボカしたエッチシーンとかは全くなくて
そのかわりにアレやらコレやらヤバイくらい露骨な描写でいっぱい。
わかりやすく言うと「みかにハラスメント」とエロマンガの関係。
それじゃ余計にわかりませんがな!(汗)

エロはともかく内容のアホ路線もあいかわらずって感じ。
主人公の雪成とミハルの存在感が1期より薄い気がするけど。
そのかわり!?福山の暴走っぷりが超パワーアップ。
1話の冒頭から福山のシャワーシーンだし。サービスサービス!?
天敵の桐絵もやたらと存在感が大きくなりました。
まるでド変態の福山にセクハラされブチ切れる桐絵ってな作品に。
サブタイトルは「これが私の御主人様でブラボー」なんちて。


「マップス 1」
1994年頃にリリースされた30分×4本のOVA。DVDレンタル(2話ずつ収録)
原作はファンタジー誌(ノーラ)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
現在の日本とよく似た世界で主人公の少年は女友達?とデートをしていた。
そこに突然上空から巨大な女神型の物体が出現し戒厳令が発令された。
この物体は実は宇宙船で、(なぜかは知らないけど)少年の中に眠ってる
何かを示した(宇宙の)地図を求めてこの星にやってきたらしい。
そして少年は(理由はよくわからんけど)この宇宙船で旅に出ることに。
置いていくつもりだった女友達も結局ついてくることに。

冒頭のリアルっぽい世界観にいきなり割って入る非現実が何というか。
つーか1話はわりと現実的に構築された空間描写なのに、
そこで繰り広げられる物語がおよそ説得力の欠片もなかったりして。
東京の一部が蒸発するような異常事態が起きたのに、主人公たちが
翌日に普通の授業をしてるのに激しく違和感を感じてしまったよ。
(生徒手帳には大地震の時は休校・自宅待機って書いてあった)
まぁ、昔はこーいう説得力のまるでないSFが結構あったのでした。

これ宇宙船の制御コンピューターが人型のアンドロイドになってて
宇宙船とリンクしてるようです。よーするに端末ってことなのか?
で、宇宙船が攻撃を受けると人型(女性型)は体から血を流すのです。
なんか作った人はすげぇ悪趣味(サド)とか思ってしまったよ。
だってわざわざ機械に痛みを感じさせる必要はないわけで、
さらに船体の損傷を人型にフィードバックする必要だってないし。


「GENERATION OF CHAOS III 1〜2」
2003年にリリースされた30分×2本のOVA。DVDレンタル。
原作はPS2のシミュレーションRPGでやったことありません。
ストーリーは……ゲームの超ダイジェストみたいな感じかも。
全部で60分弱なんだけど一つのエピソードを描いてるわけではなく、
ゲームのイベントシーンをただ繋いだようなそんな感じ。
しかも脚本の出来が信じられないぐらいヒドイので中身薄いし。
時間で内容を限定するという作品作りの最初の一歩が出来てないよ。
とにかく映像の出来をうんぬんするレベルに達してないです。
まぁ、ヴァラノワールよりはマシですが。

KINGDOM OF CHAOSの時も思ったけど主題歌だけはイイね。
ゲームのそのまんま使いまわしだけど。

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