「災」の年 (04/12/30) 次へ 前へ
目次へ

今年はホントに自然災害の目立つ年でした。
そして1年の締めくくりってわけではないけど
最後の最後に未曾有の大災害がやってきました。
各社が配信したニュースの履歴を遡れたりできるんだけど
最初の被害情報が犠牲者は150人を超えるだったんだよ……


書きたいことはいろいろあったけど
時間がないんでさっさとビデオネタに。
(コメント部分は先に書いてるのだよ)

「Φなる・あぷろーち 7〜13話」
1クールなんでこれで全部です。
しかも通常の半分なんで通して見ても3時間ぐらい。
アップテンポだし軽めだし気楽に楽しめる作品っすね。

コメディで軽い展開とはいえ深刻なシリアスも有ります。
6〜7話の西守歌(しずか)がデートしてる二人が心配でしてたことが
方法に問題が(かなり)あって涼を激怒させるって展開とか。
ラストの方で西守歌が実は親の承諾を得ずに押しかけてきていて、
帰らなくちゃいけなくなってしまう展開だったりとか。

特にラストの方の展開は
こちらの都合を考えず勝手に押しかけてきて
いつもは邪魔に思ってぞんざいに扱ってたけど
居なくなってみるととても寂しかった。
いつのまにか傍にいるのが当たり前になってたから。
みたいな、よーするに「うる星」展開だったり(笑)。

この手の作品はほぼ全てうる星がルーツと言っていいけど、
この展開ってうる星の要所で繰り返し使ったお約束なので。
で、この手の内容だと会いに行くのが一つパターンだけど
12話がそのまんまの展開でラストに感動のフィナーレ……
では終わらず13話が有っていつものお約束展開で落とすし(爆)。

つまりこの作品って
うる星から脈々と続くラブコメお約束展開のど真ん中で。
つーかうる星そのまんまのいきなり押しかけ女房だし。
表現スタイルがとってもポップでD.C.の前半を彷彿とする。
表情描写に関しては抜群に秀でてたD.C.には及ばないけど
SDキャラを使いまくったりしてポップ表現はD.C.以上すね。
そのへんが「軽い」って印象に集約される部分でもある。
通常の1クールの半分だけど短めのエピソードを各種織り交ぜ
そして本筋のストーリーもキレイにまとめてて結構楽しめるよ。
5話の温泉エピソードは秀逸で一見の価値は有ると思うし。

ストーリーや表現スタイルもわりと馴染み深いけど
キャストの組み合わせがD.C.とそっくりなのも親しみやすい。
つーか最後まで見てしまった理由の何割かはそれかも。
もしかして制作側の思惑にまんまとハメられたのか!?(笑)

お詫び
以前にここに書いてあった
DVDは16話収録というのは他の作品(↓)と混同した勘違いでした。


「Wind -a breath of heart- TV版 1巻」
7月からAT-X、BS朝日と一部の民放で放送してた番組。
アニメ魂枠(30分)で「はにはに」と半分づつ放送してました。
もちろん録画してたけどHDDが壊れて消えました(泣)
つーわけでレンタルです。

OVA版にも書いたけど、OVA版とTV版はなんの関係もありません。
全く同じタイトルのOVA版とTV版が存在してて紛らわしいっすね。
しかもビデオのリリースタイミングもほぼ同時だったり。
ロゴの形が微妙に違うだけなので知らないと間違えそうだよ。

当然、製作・販売やアニメ制作スタッフも全然違います。
キャラデザインやキャラ設定も似てるけど微妙に違います。
ストーリーは全然違うようで随所に似たシチュエーションが。
原作が同じだから当然といえば当然なんですが。
両方見るとなんとも不思議な感覚が味わえる作品です。

設定はほとんど同じだけど
OVA版だと主人公の兄妹の引越し当日から物語が始まって
TV版だとすでに半年経ってるある日の朝の登校から始まる。
元々はこの街の人間で母が失踪して帰って来たのは同じ。
そしてこの街の人はみんな不思議な力を持ってるのも同じ。
だけどOVA版ではそれらしい説明が全くされなかったり。
TV版では話として出てくるけど今度は描写がなかったり。
で、実はOVA版をちょっと見返したら妹が何度か力を使ってる。
TV版を見てOVA版のシーンの意味がわかるってどーなんよ(笑)。

OVA版の夜になると装いを変える街という設定に関しては
TV版では現時点ではそれっぽい展開は無いみたい。
空にいつも飛行船が浮かんでるのは同じだけど。
不思議な少女はTV版でも似たような雰囲気で出てくるけど
主人公達と同じ学校の生徒で交流もしてるよーで。
ちなみにTV版の方が原作に忠実らしいです。
やっぱOVA版の元ネタはビューティフルドリーマー?(笑)

内容に関しては一長一短って感じかな。
TV版のほうが長さに余裕があるからか展開が自然な感じ。
でもOVA版の方が不思議を前面に出して先が気になる感じ。
絵柄は好き好きだけどOVA版の方がほんの少しいいかな。
映像はTV版の方がレイアウトとか見せ方とか上手いっす。
オープニングの映像や曲もTV版の方かいいっすね。
ただ背景にわりとチープなCGを使うのが何とも……
エフェクトかけて質感を誤魔化してるとこはいいんだけど。
対照的にOVA版は背景美術がとても美しいです。
そんなわけであらゆる意味でどっちもどっち。
両方のいい部分を集めるとずっと良くなりそうだよ。

まぁ、スタッフが別々で似たような例のグリグリみたく
OVA版とTV版のクオリティに天地の差はないので
ファンなら両方とも見てみると違いが楽しめるのでは?
初心者ならどっちから見ても問題は無いと思う。
内容に興味がわいたならもう片方も見ればよいかと。

ところでこれDVD(ビデオ)では全16話(4話×4巻)になってるけど
放送枠って1クールだから13話しか無かったような……
未放送話があるってことなのかな?
と調べてみたら放送版の9〜12話はDVDだと9/11/13/15話らしい。
(放送版の13話は特別版でDVD3巻の特典映像で収録)
でも1話飛ばして放送して内容問題なかったのか???

あ、こっちは(現時点では)DVDレンタルしてません。
※OVAはDVDレンタルしてます

追記
今はDVDレンタルしています。


リテイク!リテイク!リテイク! (04/12/23) 次へ 前へ
目次へ

そいえばエルフェンリートのオープニングのCDは?
とか思って調べてて気づいたんだけど、
なんとオープニングはサントラにしか収録されてなくて
さらにサントラはDVD1巻の初回限定版に同梱されていた……
しかも通常版と初回版の価格差は3000円!同梱値引き全く無し!
そして初回版が無くなるまでに決断しないと入手困難に。
そのあんまりな商品構成に言葉もありません。

あ、神無月の巫女も初回限定版にサントラが付いてる……
付けるなら付けるで初回限定版はやめてくれよ!


話はいきなり変わって
そーいえばテレビを買い替えてせっかくキレイになったのに
ビデオクリップ(音楽のPV)を見たこと無かったなとか思って
traveling(宇多田ヒカル)を見てみたりして。
※これのディレクターがこの前やったキャシャーンの監督

その流れでLUNA SEAの「ECLIPSE I+II」なぞ見てみたのです。
(LUNA SEAのビデオクリップを集めたビデオです)
Iの方はLDで持ってたから何度か見たこと有ったけど
IIの部分はちゃんと見たの初めてだったかも(汗)。
「gravity」以降のクリップは全く見覚えが無いし。
この頃はCDTVやSSTVも見てなかったってことですな……

当時も映像的には面白いと思って見てたけど
今見てもキレイだったりアートだったりして面白いっすね。
特に「MOTHER」と「I for you」のクリップが好きかな。
他のもいいけど風景を印象的に使ったのがポイントかも。
そういえば風景の環境ビデオみたいのも好きなんだったよ。

ところでふと思ったんだけど
LUNA SEAの入門用のアイテムとしてはこれ最適かもしれん。
PV集の性格上シングルカットした曲が並んでるわけだし。
全15曲(85分)でベストアルバム(PERIOD)より収録時間が長いし。
つーかベストアルバムと曲数同じで3曲以外は同じ曲だし。
音楽トラックはリニアPCMで音質もCDと比べて遜色ないし。
古い方から並んでて音楽やスタイルの変遷もよくわかるし。
素晴らしい映像が付いてるのに値段(2500円)がCDより安いし!
とか書いておいてなんだけど、すでに入手困難じゃないか(爆)。
世知辛い世の中です……


「KURAU Phantom Memory 21〜24話」
これでラストです。

最後まで見てみて思ったこと。
というか改めて実感したこと。
この作品で描こうとしてたことは絆なんだなと。
互いにとって存在することが喜びで、かけがえのない関係
居なくなってしまったら自分も生きていられない関係。
そんな関係を対で生きるリナクスという仮定で描いてたわけで。
親子の関係を印象的に描いてたのもつまりそーいうことだった。

リナクスであるクラウは本来のクラウの記憶を持っていて。
だからリナクスであるクラウも本当の親子のように思えた
そもそも人格は記憶から生成されるのだから当然なのだけど。
クラウが人間的なのも人としての記憶を持ってたからで。
双子のリナクスがその体の持つ記憶を意識する前と後での
行動の違いがあまりに際立ってるのも特徴的だったよ。

そう。あの人間性のカケラも無かった双子のリナクスは
クラウとの戦いの中で人としての記憶を見てしまうのだった。
自分たちがリナクスであり人でもあることを知るのだった。
クリスマスの夜に自分のした事の意味にも気づくのだった。
そして憎しみのためにたった一人の人間に向かっていく。
宇宙船を操り月のドームの中に突入する無茶をしながら
それでも狙ってるたった一人の人以外を傷つけないように
ほんの少し前の彼らの行動からは想像もできないことだけど。

この双子との戦いがたぶんクライマックスだと思ってた。
力が互角以上だから戦えばクラウは消滅するほど弱ってしまう。
そしてクラウが消えそうになる時、クリスマスはどーなるのか。
二人で元の世界に帰れるのか?それとも二人とも助かるのか?
(リナクスの)クラウはお父さんに体を返すと約束をしていた
この物語の途中でリナクスから返す方法に気づいていた。
だから体を返す展開になる可能性が高いとも思ってた。
実際のところは予想にかなり近い線だったのだけど。

クラウが本来のクラウに戻るのは父親にとって喜ばしいこと。
そのハズだったのに戻った後のクラウの言葉に愕然とする
クラウと記憶を共有してたリナクスはもはやクラウでもあって
もう一人の娘が居なくなったようなものだったから。

そして本来のクラウにとってもクリスマスは大切な存在だけど
クリスマスにとってはクラウはクラウであってクラウではない。
最終話のクリスマスの姿は第一話のクラウの姿を彷彿としたよ。
キレイで穏やかな光景だけど、どこか寂しい感じで。
そしてどーなるのか、結末は自分の目で確かめてください。

そーいや。
リナクスだったクラウはわりと中性的な服装をしてて
本来のクラウが女性的な服装なのがちょっと印象的だったよ。
恋愛よりももっと根源的な欲求として絆を描こうとしたから
あえて性別をぼかしてたのかな、と今にして思ったり。


「INDIGO KURAU Phantom Memeory オリジナルサウンドトラック」
ついでにサントラの話を。こっちが1枚目です。

アルバムの印象を一言で表現するなら「上質」って感じ。
この作品は絵もストーリーも音楽も隅々まで丁寧に作られてて
よく吟味した素材を丹念に組み合わせた上質な商品というか
ピアノや弦楽器を中心にして音を織り込んだ優しく心地よい音楽なのです。
もちろん穏やかなだけじゃなくてアクションを彩る力強い曲もあります。
そんな力強い曲だとさすがに意識をする瞬間があるけど、
全体にトーンが統一されてるので油断してると終わってたり(爆)。
あまりに心地よすぎるのも考えもんですな。

そんな油断してると終わってしまうほど心地よい内容だけど
アニメを熱心に見てたなら記憶に残ってる曲がいくつも有ると思います。
キャッチャーなわけではなく、バラエティに富んでるわけでもない。
それでもしっかり音楽が記憶に残ることって有るんだなと実感したよ。

(全曲リスト・コメントは無し)
「Nostalgia」
「懐かしい宇宙」オープニング曲(フルバージョン)
「Mirage」
「War with Loneliness」
「Agent」
「Black Bird」
「Daily Life」
「Lilipri Layli」
「Trouble」
「Victim」
「Affection」
「Battle」
「GPO」
Lonely Freedom」挿入歌。このサントラのCMの曲。
「Melancholy」
「Moonlight」エンディング曲(フルバージョン)

にしても最後まで見てからこれ聞きなおすと結構こみ上げてくるモノが。
「Affection」や「Lonely Freedom」を聞いてると作品のイメージが
フラッシュバックしてきて、まるで条件反射のように涙が……(汗)


「CRIMSON KURAU Phantom Memeory オリジナルサウンドトラック」
こちらは2枚目のサントラ。つい最近出たばっかです。

1枚目に入ってない曲と1枚目の曲のバリエーションで構成されてて
INDIGOの対というコンセプトで作られてるみたいっすね。
ジャケットの絵もINDIGOとCRIMSONで対になってるし。

(全曲リスト・コメントは無し)
The Power」このサントラのCMの曲。
「Moonlight〜Essence」Moonlightインストバリエーション。
「Tomorrow's Treasures」
「Tender Smile」
「Transition」
「Drag Racer」
「People in Need」Victimのバリエーション。
「Behind Affection」Affectionのバリエーション。
「Evildoer」
「Eternal Darkness」
「Threads of Nostalgia」Nostalgiaのバリエーション。
「Daily Life-Heartfelt」Daily Lifeのバリエーション。
「Fairground」
「Strain」
「Little Heart」
「Dogfight」
「Premonition」The Powerのバリエーション。
「Moonlight〜Farewell」Moonlight歌つきバリエーション。

パッケージに「Moonlight」のTVエディット収録とか書いてあるけど
いわゆるTVサイズは収録されてません。
たぶん最後の「Moonlight〜Farewell」のことを言ってるんじゃないかと。
エンディングのみの時はフル版と同じく歌の部分から始まるけど
本編から曲が始まってそのままエンディングに繋がる構成が有るので
それをイメージしてエディットしたんだと思われます。

あと次回予告の曲がサントラには未収録です。
そもそも「懐かしい宇宙」のカラオケバージョン使ってる!?し。
確かカラオケバージョンをBGMにも使ってた記憶があるよ。


「懐かしい宇宙(うみ) / 新居昭乃」
(C/W 虹色の惑星、Airplane)
KURAU Phantom MemeoryのOP曲マキシ。
テレビで流れるのを聞いた瞬間に買うと決めました!
KURAUを良いと思った理由の一端はこの曲でも有ると思うですよ。
ちなみにこの曲自体はサントラ(INDIGO)にも収録されてます。
ほぼ同時期に出たアルバム(エデン)には収録されてないのでご注意。
新居さんのファンでもこの曲が欲しいならこのシングルかサントラを
買う必要があります。まぁ言われなくても買うでしょうが(笑)。

ちなみにすぐ上にも書いて有るけど、カラオケバージョンにも
サントラ的な価値があるのでサントラマニアも買いませう。


「Moonlight / 勝木ゆかり(S.E.N.S)」
(C/W Lilipri Layli、Moonlight〜Piano)
KURAU Phantom MemeoryのED曲マキシ。
C/W曲のLilipri Layliは(歌詞のない)挿入歌です。
ED曲も挿入曲もどっちも買うに値するいい曲ですが……
実は両方ともサントラ(INDIGO)に収録されておりました。
サントラを買うまでに腐るほどリピートしたからいいけどね。

「Moonlight〜Piano」もCRIMSONの「Moonlight〜Essence」と
ほとんど同じなのでサントラを買うつもりならいらんと思います。
※演奏しなおしたからか微妙に違います


クラウが終わったところで2004年の私的アニメランキング
と言っても1月以降で●つけたのダフネとクラウとマリみてしかない……
なので去年開始のも入れてみました(去年入れてないし)。

1. 光と水のダフネ
2. KURAU Phantom Mmemory
3. R.O.D THE TV
4. プラネテス
5. GUNSLINGER GIRL
6. マリアさまがみてる(〜春〜)
7. 美鳥の日々
8. 忘却の旋律
9. 妄想代理人

1位と2位はどっちでもいいかなって感じ。
ダフネはラストが素晴らしいので一応こっちにしたけど。
(クラウのラストも素敵だけどダフネのラストは別格)
トータルではクラウのほうが上かなとも思ったり。
去年がエロゲー原作アニメ大ブレイクだったけど
今年はSFアニメが豊作だったって感じかもしれん。

あと去年はキッズネット番組が上位を独占したけど
今年はキッズは番組争奪戦に負けたよーな感じ。
(1はNECO、2と5と7がアニマックス)
D.C.、君望、スト4とヒット作をごっそりさらわれて
他局が新番組獲得に力を入れたのかもしれないね。


「月詠 -MOON PHASE- 9〜12話」
前回書いたけど9話はオープニングがいきなりツクヨミモードに
曲だけでなく映像も全然違う別バージョンになってたりします。
で10話以降はまたネコミミモードに戻りました。
ツクヨミモードは満月バージョンなので、そのうちまた使うかも。

9話ではキンケルの幻術に囚われた葉月が久しぶりにルナになり
操られて自らの手で耕平に致命傷を負わせてしまうのでした。
これが結果的に葉月の意識を取り戻すキッカケになるんだけど。
気づいた時に自分の目の前に耕平が死にそうで倒れていて、
そして自分の手が血に濡れている。誰のせいか一目瞭然の状況。
最初はいったい何が起きたのか分かってなかったけど
状況を把握すればするほど自己嫌悪で死にたくなるような感じ。
なんともえげつない展開です。

何とかその場を切りぬけて耕平は病院に搬送されて。
重傷だけど助かるかと思いきや、何もしないと死ぬ状態で。
もちろん主人公の片割れなので死なないような展開だけど。
ここでいきなり呪術で命を繋ごうとするとは思わなかったり。
結局のところ耕平の命を救ったのは葉月だったりするけど。

この前後で成児さんの葉月に対する態度が全く違うのも印象的。
それまではわりと好意的で優しかった成児さんなのに
耕平に致命傷を負わせたことで冷たく厳しくなってたし。
当人の意思じゃないと分かってても肉親を傷つけられたことで
冷静な態度が取れなくなってしまうもんなんだなと思ったよ。
耕平を助けたことで態度が柔らかく。という元に戻りました。
ちなみに爺ちゃんがずっと冷静なのは年の功ってやつですね。

11話では爺ちゃんの見舞い騒動。
キンケルとの戦いで傷を負ったのは爺ちゃんも同じ。
光・薫(本家の従弟)がその見舞いに出かける時に
病みあがりの耕平を休ませるために葉月が案内することに。
と言っても葉月はバンパイアで日の光を浴びると灰になるので
一計を案じてネコの着ぐるみで出かけることに……(笑)
この回はその他大勢の人物のやる気ない絵も含めて遊びまくりです。
しばらくシリアスぶっちぎりの展開なので息抜きって感じかも。

12話はキンケル再び。というかキンケルとの最終決戦!?
8〜9話で見せてくれた過激な映像と派手なアクション再び……
かと思ったけど何やら異常事態が発生してるような。
絵が崩れてるわけじゃない、止め絵になってるわけでもない。
(崩れてる絵も止まってる絵も一部に有りますが)
でも「動かせない」というのを実感されるような映像に。
つーかカットが上がってなくて足りない部分を使いまわしで
代用したのかと思うような変な映像になってる気がする。
(変なのは館のアクションーシーンの部分)
万が一これが意図したものだとしたら困ったもんですが。

ストーリーはちゃんと面白いので
映像の部分はDVDでリテイクされるのを期待しよう。
あと13話以降はこーならないようお願いしますよ。


「PARASITE DOLLS 3」
これでラストです。
1、2巻は読みきりっぽい内容だったけど
3巻はその流れの延長線上に有るのかな!?
これいきなり見ると内容がわけ分からんかも。
なるべく3巻続けてみた方がいいかもしれない。
間隔を開けるといきなり物語を収拾する展開で面食らうし。
逆に続けて見ればド派手なクライマックスって感じになるかな。
ぶっ壊しまくり&ぶっ殺しまくり(汗)で。

そんなわけで久々に見たけど気合の入った映像っすね。
って前にコメントした時に一切触れてなかったけど。
攻殻機動隊SACあたりをイメージしてもらうといい感じ。
そんなテイストに過激なビデオドラッグ風の表現が挿入される。
OVAならこれぐらいは、とか考えると見るものなくなっちゃうけど
努力目標としてこれぐらいは頑張って欲しいっす。

ちなみに3本を編集して1本の映画の体裁にしたものが有ります。
確か実際に映画館でやってたはず。小さい劇場の単館上映で。
でその体裁のが来月リリース予定。(DVD)レンタルもやります。
興味が有ったらそれを見るのも手かもね。


「ヒートガイジェイ 13〜16話」
12話の続きとして13話があって
ダイスケとシュンの両親の話が出てきて。
その父親を殺した犯人がレオネリ(親父)だったりして。
いろいろ因縁みたいのがあるらしきコトが見えてくる。

そして後半に入ってゆるやかに物語は繋がっていく感じ。
シュン(ダイスケの兄でシティの偉い人)が狙撃されて
それを実行してたとしてクレア(レオネリの息子)に逮捕状が。
今まで何をやっても逮捕状すら出なかったのに。
そうマフィアの中で力関係が動きクレアは切られたのだった。
今までやってきた行為を考えるとざまみろ!とも思えるけど
それでも多少はかわいそうに見えるのが不思議だったりして。

世界設定についても少しずつ見えてきた。
この世界はいくつかの限られた都市だけで大多数の人が生き。
そしてその都市は天上人のテクノロジーに依存している。
天上人に見捨てられた都市は滅んでいくしかない。
だけど都市に頼らず自然の中で生きる民もいたのだった。
で12話で天上人を襲ったのはエチゴの手のもので。
ダイスケ達の父親を襲ったのも裏にはエチゴの指示があった。
このエチゴというのは裏社会に絶大な力を持つ存在で。
たぶん今後はエチゴと対峙していく展開になると思われます。

ところで天上人を襲った勢力は何を意図してたんでしょう?
都市が見捨てられたら自分たちの命も危険に晒されるのに。


「アベノ橋魔法☆商店街 1〜2」
2002年に一部の民放とキッズで放送してたテレビシリーズ。
時は現代。大阪のアベノ橋商店街にあるみとサッシは住んでいた。
昔ながらの面影を残した商店街にも再開発の波は押し寄せてきて
あるみの家の小料理屋ペリカンも閉店して北海道に引っ越すと言う。
そんなある日、アベノ橋商店街を守る四神獣が存在すること知る。
でもそのうちの3つは再開発ですでに失われていたのだった。
最後の一つが小料理屋ペリカンの屋根に有るマスコットで
それを不注意で壊してしまったことから街に異変が始まった。
あるみとサッシは、全く違うようで、でもどこか面影を残した
違なる世界のアベノ橋商店街に迷いこんでしまったのだ。

前に1巻(1話)だけ見てたものです。
前にも思ったけど改めて見てやっぱり思ったよ。
1話の映像のクオリティはとっても高いっすね。
で、2話以降ですが……1話と全然違いました(爆)
と言っても世界観も含めてテイストが全く違うので
単純にレベルの高い低いでは比較できないですが。
3話なんか1話とは絵柄が全然違っちゃってるし。
でも絵が崩れてるんじゃなくて作画スタイルが違う感じ。

この作品って1話ごとに世界観をがらりと変えてて
それに合わせて作画スタイルまで変えてたりするのでした。
ちなみに1話が現実。だから恐ろしく実体感の有る描写。
2話が剣と魔法のファンタジー。それもわりとRPG風味の。
3話はSFロボットアニメ。BGMでエヴァの曲使ってたり(笑)
4話はカンフーアクション。強くなった気がする服って……

ちなみにちょーど今キッズで再放送してます。


「お伽草子 1」
7月から日本テレビ(のみ)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
アニマックスでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
と言ってもそろそろ終わりです。ちなみにこれはDVDレンタル。
内容は平安時代を舞台にして源頼光や渡辺綱、安倍晴明などの
お馴染みの顔ぶれで呪術や鬼とかが出てくる?まさにお伽草子です。
最初は土蜘蛛族に奪われた勾玉を取り戻すために弓の名手頼光に
扮した光とお伴の渡辺綱が土蜘蛛族のアジトへ乗りこむという展開。

まず第一印象として凄いクオリティの高い絵って感じ。
しかも1話は色使いが大胆なシーンもずいぶんあるし。
アニマトリックスの時代劇っぽいやつを彷彿とする感じの。
とにかくビジュアルインパクトで引きつける作品っすね。
2話以降は1話に比べるとクオリティが1ランク落ちてるけど(爆)。
でも大胆なアートワークを使った平均値以上のビジュアルです。

で、見た目や雰囲気はいいんたけど……
ストーリーが今のところあんまし
あまり意外性がないと言うか、展開に引きつけるものがないというか。
内容は似てないけどなんとなく獣兵衛忍風帖(龍宝玉篇)を思い出した。
それよりはマシかな、でもSAMURAI7よりは落ちるかなって感じ。

そうそう。
実際に面白いかは見てないんで何とも言えないけど
後半にやってる東京編(現代編)の方が面白そうに思えます。
※前半が平安編、後半(14話〜)が東京編
東京編がリリースされたらまた借りてみるかな。


「光と水のダフネ DVD 2〜8」
レンタルして見なおしてみました。
(全部今週見たわけじゃないけど)
次回予告が放送版と違うのは前回書いたけど
さりげなくサブタイトルがリテイクされてる回も。
「オレだけに明日はない」と「シベリア超特休」だけ気づいたよ。
本編のリテイクに関しては詳細に見比べないとわかりません。
と言うか、ぱっと見は気づかない程度のリテイクです。13話以外は。

で、13話ですが……早送りでもリテイクされてるの分かる。
つーかこの回の放送版は絵柄がかなり違ってたので(爆)。
ある程度以上の大きさのマイアの顔は全て修正されてるね。
もちろんマイア以外もリテイクされまくりです。
少なく見積もっても1/3ぐらいはリテイクしてる感じ。
そしてクレジットの作画監督が岩倉さんに差し変ってたり。
(キャラデザの岩倉和憲さんのことです)

DVD(ピデオ)でリテイクという話は知識として知ってたけど
実際にそれをハッキリと実感したのは初めてです。
しかしココまで違っちゃうと絵柄的には全く別物っすね。
(カット割りとかレイアウトの変更はないと思う)

あと5巻にはセル版1巻の初回版に付属してる未放送話が収録されてます。
これって入手できなくなってもレンタル版なら見れるってことで……
あれ、そーいえば放送時に14話と15話の間にあったスペシャル特番は
DVDには収録されないんだろうか?


半額とは失敬な! (04/12/16) 次へ 前へ
目次へ

各所で年末セールをやってます。
それとはあまり関係ないけど(爆)
sofmap.comでKURAUのDVDの1巻が半額で売ってます。
※限定特価品のトコに入ってる
出て1ヶ月半で半額って……いきなり需要を見誤ったのか。
ちなみにこれだけで買うと送料プラスで実質4割引き相当に。
それでも欲しい人には十分に安いと思いますが。
しかし、なんで24話で全9巻なんだろう!?
(1巻1話、2巻2話、3巻以降3話収録)

そーいやWOLF'S RAINやL/Rの1巻も半額で買ったのでした。
どっちもいつまでも安く売ってるお店が有ったりして。
最終的には1000円とか1500円とかでも売ってたよ(新品を)。
あとLASTEXILEも1巻の限定版だけ半額ぐらいでよく売っていた。
通常版より安かったので、こっち買ってフィギュアは捨てた(爆)。
ちなみにどれも1巻しか持ってないっす。集める気もない。

このへんの傾向を見ると1巻は需要を読みにくいのかなと思ったり。
販売店が注文しすぎで余らせたり。問屋レベルで余ったり。
逆に予想以上に売れてしまうこともあるのでした。
例えばフルバとかチュチュとかD.C.とかの1巻がそう。
まぁ、調子に乗って再注文して余らせる場合もあるけど。

安いといえばアマゾンのバーゲンでGUNSLINGER GIRLの3巻が4割引。
ゲームと思わずアニメDVDだと考えれば話単価1500円ぐらいで
深夜の1クールモノとしては破格に安いけど(2000〜3000円が相場)。
そこからさらに引いてるのでかなりお徳感か有るかと。
ゲームは値崩れが早いので様子見しててラッキーだったよ。
ちなみに2巻は夏頃に各所で安く売ってた。もう値は戻ったけど。
(1巻は値崩れたの見たことない)

あと君望のDVDの3巻も4割引きっすね。
前に1巻のマヤウルセットと2巻も安く買ったので3巻まで揃ったよ!
4巻以降が安くなるのはまだですか?<おいおい
ちなみに1巻(マヤウルセット)と2巻は4割引きで良ければ
今でもJBOOKのバーゲンコーナーで売ってます。

そうそう。これはバーゲンじゃなくて廉価版の話。
なんと来年早々にキノの旅の廉価版DVDが出ます。
なにげに検索してて発見してしまったよ。ビックリ。
話単価約1200円(定価・税別)だよ。もう買うしか!
廉価版出すなら、ついでにサントラも出してくれんかな。
なんかサントラは発売中止になったらしくて……
いい曲多いのに(泣)。


てなわけで恒例のおすすめを。10月分です。

女性誌の今月の1冊は今市子さんの「百鬼夜行抄」に。
実は「愛と欲望の螺旋」とどっちにするか迷いました。
題材的には強力だけど今ひとつ破壊力が足りない感じで。
あと雑誌的に毎回エッチシーンを入れる決まりがあるみたいで
それが結果的にテンポを悪くしてる気がしないでもないので。
なので今回は作品の完成度で毎度の「百鬼夜行抄」にしました。
いやホント、題材的には凄くいい線行ってるのに。
ちなみに次の巻でついに完結らしいです。

「百鬼夜行抄」
今回は作り神祭のエピソードが特に印象的でした。
コメントもそれをイメージしつつ適当にボカしてあります。
このエピソードには目に見えないモノを見る人が出てくる。
見えてしまうのは怖いことで。怖いから町から逃げ出した。
力を持っていてもそれを許容できる心があるとは限らない。
だけど同じ力を持つ人がそばにいれば。ってな展開に。
結構律とはお似合いな気もするよ。


男性誌の今月の1冊は相田裕さんの「GUNSLINGER GIRL」に。
こっちも「蟲師」と迷ったけど最後の最後でこっちに。
テーマ的には1巻と2巻に大部分が集約されてる感じで
3巻以降はエピソードとして掘り下げて行ってる感じだけど
それでも最後に入ってるトリエラの話でガツンと来ました。
この作品って殺しまくってるわりに凄惨な描写はしないけど
描かないからこそより強烈にイメージできるのだと痛感したり。

ちなみに今回のコメントは担当官の視点をコラージュしたもの。
中には割りきってる人もいるけど、人を道具として使うことに
割りきれない人もいる。そのへんの感覚を表現してみました。

「壮太君のアキハバラ奮闘記」
映画スターのリュック・ギシュリー・グウイッツ氏って……
リュック・ベッソンがモデル!?「OTAXi」だし(笑)。
他にもいろいろ混じってたりするかもしれないね。
リュック・ベッソンがアニメオタクとは聞いたことないけど
ディミトリみたいな人もいるので有り得る展開かもしれん。
(ネコミミモードのディミトリはアニメオタクだという話)
映像作る人なら日本のアニメはとても刺激的だろうし。

「女子高生」
掲載誌が休刊してしまったのでこの巻から新雑誌に移動。
しかし……その雑誌も休刊してしまいました(爆)。
せっかく面白い作品なのに雑誌に恵まれないっすね。
こーなったらマンガタイムきららに移籍だ!<無理
※きららには4コマ以外も載ってるのです
きららMAX以下の「もえよん」のてこ入れに突っ込んでみる?
いつ終わっても不思議ない雑誌だけど……


時代は5歳!? (04/12/9) 次へ 前へ
目次へ

数日前の風は凄かったっすね。
その時間は寝ていたはずなのに
ドカーン、ドカーンと風が激しく家に打ちつける音と
その度にゆらゆら揺れたのが記憶にあるんですが。
周りに家が密集していて風通しがいいわけじゃないのに
家が壊れるんじゃないだろうか、とか思ったぐらいだよ。

つーか今年何度も来た台風より凄かったです。
まぁ、風速の記録を作ったんだから当然ですが。

で翌日は25度近くまで気温が上がりました……
あのー、今は12月なんですが
今年の冬は今のところずいぶん暖かいっすね。
ファンヒーターをつけたのまだ数日しかないもん。


なわけでビデオネタを。
疲れたのでペースダウンしました(汗)。
でも一つに長々と書いてれば同じだろうよ(爆)。

「ぽぽたん 9〜12話」
これでラストです。
サントラを聞いてたらむしょーに続きを見たくなったので。
この物語にどーいう決着をつけるのか気になってはいたし。

この作品ってビジュアルは完全な美少女モノだし。
まぁ、純粋にカワイイ絵という見かたもできますが(笑)。
毎回のようにお風呂シーンが有って裸出しまくりだし。
見た感じで判断すればイロモノ以外のなにものでも無い(爆)。
でも中身は時間と空間を超えて移動をする洋館と一緒に旅をする
3姉妹の出会いと別れというわりと感動的な物語だったりして。

それぞれの出会いと別れという印象的なエピソードがあって。
そこに見え隠れする謎めいた何かという展開で。
その謎めいた何かが大きなストーリーの断片なのかと思ってた。
それだと8話までの展開で12話でどーケリをつける?とも思った。
でもそれは激しく読み違いでありました(汗)。

表面的な出会いと別れというシチュエーションがあって
その裏にもっと大きな物語が有ったわけではなく、
出会いと別れとこそがこの作品で描きたかったことで。
つまり8話まで積み上げてきた延長がラストの4話なのでした。
こんな読みきり風の展開で12話でどーまとめるのかと心配してたけど
ラストに向けて思いのほか盛りあがって感動的に閉めてくれたよ。

出会いと別れのエピソードの中でも特に印象的なのは
やはりまいの一連のエピソードでしょうか。
出会ってもすぐ別れるならと誰とも友達になろうとしなかったまい。
それをものともせず心に踏みこんで友達になろうとしてくれた小奈美。
嬉しい出会いだったからこそ、別れはいつもよりずっと悲しくて。
(2話「ともだち」)

だからこんな旅をやめられるならやめたいとずっと思ってた。
(時空を超える)館に置いていかれた時に、いい機会だと思った。
そのままその場所に自分の生活を築ければいいと思ってた。
だけど同じ場所にいても自分は置いていかれる存在だと知る。
(6話「ただいま」)

見覚えのある場所で小奈美そっくりの少女に出会う。
彼女は実は×××の×××で名前はマイと言った。
(こー書くと伏せてもバレバレっすね……)
マイは友達になってもどーせ裏切られるだけと心を閉ざしてた。
過去の自分を見てるように思ったまいはマイの心を開こうとする。
それが相手にとってどーいう意味を持つのか気づきもせず。
(9話「もういちど」)

出会いと別れは悲しい。もう2度と会えない別れならなおさら。
それは自分だけだと思ってた。相手にもそうだと気づかなかった。
出現した先で友達を作れば作るほど傷つける人が増えていく。
だけどそれを恐れて誰とも関わらなければ存在してないのと同じ
どーして旅を続けなくちゃいけないのか。そう思うようになる。

そして選択の時。
このまま旅を続けるか。
それとも旅をやめて行きたい時間・場所に行くか。
旅をやめるということは3姉妹が別れ別れになること
時間も空間も違う別々の場所でもう会えないということ。
それはとてもつらいことだけどまいの心は決まってた。
その先は……自分の目で確かめてださい。
(11話「おわかれ」12話「ぽぽたん」)

結局のところ旅に意味など無いのです。
というかそーいう存在なのでしょう。
前に書いたタンポホの妖精みたいな存在ってことで。
旅を続けて出会いと別れを繰り返して生きる存在。
(最終回にそれをタンポポの花や綿毛になぞられてます)
そして途中で一度だけ人になる選択肢を与えられる。
人を選べばたぶんそのままその場所で老いていける。
※途中置いてかれた時は歳を取らなかった
そーいう存在だからこそ出会いと別れを印象的に描けてる。

にしても、
こんな内容なら毎回お風呂&裸出しまくりはいらんような。
つーか無くてもこの作品の面白さは大差ないと思われます。
しかも健康的な裸というか大してエロくもないです(笑)。
下手すると売れ行きも大差なかったんじゃないかな。
まぁ誰でも見れる健全路線でも売れ行き伸びないのが現実ですが。
大多数の人はアニメと言うだけで見てくれないからね。
(だからオタク向けのサービスを入れて少しでも上積みを)

ちなみに。原作ゲームとは全然違う内容らしいです。


「ローゼンメイデン 5〜8話」
5話の階段。
これ内容こそかなり膨らませてあるけど原作のまんまです。
アニメから入った人はナニゴト!?とか思ったかもしれない
キャラ絵の派手な崩しっぷりも実は原作のテイストのまんまです。
つーかアニメではあまり崩さない路線で行くのかと思ってたよ。
内容がわりとシリアス寄りの回ではあえて崩さなかったようで。
そして5話は内容がおバカなので徹底的に崩したみたいっすね。

くんくんを人質にするシーンの真紅のうろたえっぷり
それまでの尊大ですましてる態度とのギャップで笑えます。
ここもやってることも原作とほとんど同じなんだけど、
いつもは原作ほど真紅の態度を崩さないのでより印象的に。
ちなみに発泡スチロールとフライパンは原作にはありません。
原作よりもスラップスティックな感じが強烈になってるのでした。

6話は原作の部品を寄せ集めた半オリジナル。
怪奇人形が怪奇番組を怖がってるのは2巻の苺大福(3話)の直後に。
怪奇番組に動じないようで実は怖がってる真紅という描写も
原作にあるそのまんまだけど「階段」の後だと効果的っすね(笑)。
まともなキャラを装っているけどさりげなくボケをかます感じで。

バラバラになった人形をジュンくんが繕うのは確か1巻だと思った。
(1巻が手元にないんで確認できないけど)
水銀燈と戦ってるシーンも1巻から持ってきたのかな!?
ただその時点では雛苺も翠星石もいないのでずいぶん違うけど。

6〜7話の真紅が動かなくなってしまうエピソードは
原作の3巻までには存在しないです。オリジナルかな?
ここでその原因を探るべく学校へ潜入するジュンくんという展開が。
(図書館に有る本が改装のために学校の図書室に預けられてた)
やっぱりストーリー展開にあわせてジュンくんが心のハードルを
一つずつクリアしていくって感じに描かれてるよーです。
(原作は設定のわりにこのへんの描写があまり無い)

8話の蒼星石のマスターの設定も原作と違います。
(原作3巻までには蒼星石のマスターはほとんど出てこない)
蒼星石がおじいさんのことを見捨てられないって言うのと
翠星石がジュンくんをどー思ってるかを重ねてるのが印象的。
めっちゃ態度悪い翠星石の優しい一面が見えた回でもありました。

で、9話の次回予告を見て……
そーか、ってことは展開を多少アレンジしつつ
3巻の最後のアレをクライマックスにするのかな!?


「舞-HiME 5〜10話」
実は視聴本数的にこれは後回しのつもりだったんだけど
ついうっかり(?)5話を見たら切れなくなってしまった。
あと新規ものはコメント書くのかったるいってのも有って。
継続分も長々書いてれば同じだけど……

この作品って体裁としては1話読みきりみたい
いちおー流れとしてのストーリーが有るって感じ。
エピソードによってシリアスやコメディに振れるよーで。

5話は舞衣が自らのHiMEの力を受け入れられないでいるのに
オーファンが出現する現実は容赦なく襲ってくるという展開で。
並行して舞衣がアルバイトに明け暮れる理由が出てきて。
それを知ったクラスメイトの態度が舞衣にはきつかったって話。
舞衣のあふれる感情を押さえられない描写が印象的でした。
あと楯くんのぶっきらぼうな優しさが見えた瞬間でもあったり。
最初はいがみ合ってたけど今後はもしかして!?とか思ったよ。

まぁ、この回は特別にシリアスに振ってはいたけど
作品全体の傾向としてはわりと軽いコメディよりっすね。
でその軽いノリの展開にいきなり重いシーンが挿入されたり。
メリハリという意味でかなりコントラストが強調されるけど、
一つ間違うと重いシーンまで軽く見られる危険性をはらんでる。
現状では効果的と逆効果のボーダーライン上を行ってます。

例えば物知り風の少年(炎凪)の存在感に関しては逆効果のような。
彼の位置付けや行動の意味を考えたら軽いノリは避けるべきのような。
つーかこの作品を微妙といった最大の理由は彼の印象なのですよ。
この作品ってイメージしたよりコメディで軽いノリだったけど、
それは別にダメってことはないのです。むしろわりと楽しい感じで。
でも置かれてる立場が実は結構深刻というギャップが存在してて。
その見えない緊張感みたいのを彼のキャラがぶち壊してる。

5話といえば事故にあったバスにあかねが乗ったように見えて
でもケガしてないのは何故だろう?見間違えた?とか思ってた
てっきりバスのオーファンと戦ったのは深優だと思ってたから。
いかにも、そー勘違いさせるような描写になってるし。
でも違ったのでした。つーか碧が出たあたりで何となく気づいた。
最初の3人以外はHiMEを出さないのかと思ったけど違うようで。
すでにHiMEは7人も出てきてしまいましたよ!出過ぎ!
もしや風華の女子生徒は全員HiME候補とか!?<それじゃエヴァ

にしてもあかねにはかわいそうな展開に。
「一番大事なモノをかけてもらう」って意味はそーいうことか。
でも数少ない男キャラを減らさないでくれよ……
サラシ巻いてるニセ男キャラもそーだし(笑)。

あと深優って何なんでしょう?最初はHiMEかと思ったけど
なんか人間じゃないような。MIYUって何かの略みたいだし。
メカ!?それとも誰かのチャイルド!?とかいろいろ想像を。
確かなのは舞衣たちとは別の勢力に属するということのようで。

そいえば
このキャラデザインが見る人を選ぶと言ってる人がいたけど
むしろ顔や体型のバランスとかを含めて今やってる作品では
一番見る人を選ばないデザインではないかと。
みなさんやけにプロポーションがよろしいけど(笑)。


「愛してるぜベイベ☆☆ 1〜4話」
4月からアニマックスで放送してた新番組。
10月ぐらいからTVKで火曜日の夕方に放送してます。
(DVD)レンタルも始まってて2巻(4話)までリリースされてます。
つーかこれ見終わった数時間後に2巻が送られてきました……

原作は少女誌(りぼん)のマンガで読んだことはありません。
主人公で高校生の片倉結平は女の子にモテモテな日々を送っていた。
そんなある日、ゆずゆという5歳の女の子が結平の家にやってきた。
母親が行方不明になり親戚の片倉家が一時的に引き取ったのである。
そして姉の(逆らえない)命令でゆずゆの保護者をすることになる。
遊び人だった結平はその日から親代わりとして奔走するのだった。

少女漫画は将来のイメージトレーニングという意味もあるので
子育てというのも重要なテーマの一つだったりする。
と言っても対象年齢の低い雑誌ではそんなに多くはないですが。
まだ現実と言うよりはおままごとの延長という感じだし。
ちなみにこの作品以外にも子育てしてる少女アニメは何作か。
わりと有名な作品というと「赤ちゃんと僕」でしょうか。

ある年齢までの子供にとって親の存在って絶大で。
どんな親でも無条件に慕うし愛されようとするわけです。
だから暴力をふるわれたら自分が悪いからだと思ってしまう。
そして置いてかれたのも自分が悪いからだと思ってしまう。

これ見てて懐かしいこと思い出してしまったよ。
アークザラットII(ゲーム)で子供を置き去りにする展開があって
(血の繋がらない)親の方が置いていったことを悔やんでるけど
理由もわからず置いていかれた子供の方が心の傷は大きいわけで。
そのへんの描写がいい加減すぎて途中でやる気か失せたんだよ。
(そこまでも人間描写のいい加減なトコが多かったけど)

話は戻ってこの作品って主に結平がゆずゆを見てる視点だけど、
ゆずゆが自分が伝えたいことを満足に伝えられないって描写が
子供を実感させるというか、子育てしてる実感がするというか。
ここは声をやってる子役の人の演技力による部分も大きいかも。
番宣(DVD1巻収録)で天才子役と言ってるけどオーバーじゃないよ。
なんと9歳なんだそうで……凄いね。

まぁ、ゆずゆがカワイイというのは分かります(笑)。
つーかこの下のメジャーとか見てて思ったんだけど
もしかして子供を嫌いではないのかもしれない。
自分が未熟であることを自覚ないのが嫌いなのかも。
まだ幼くて自我が希薄だと嫌悪感は全然感じないし。
よーするに「バカが嫌い」の一つの側面だったわけか。

でも、5歳に萌え〜というのはサッパリだよ(爆)。


「メジャー 1〜4話」
11月からNHK教育で土曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで読んだことありません。
プロ野球選手のおとさんと二人暮しの本田吾郎(5歳)は野球が大好きで
将来はプロ野球選手になっておとさんと一緒にプレーするのが夢だった。
そのおとさんは故障でファームに行ってて今はテレビには出てこない。
でもきっとまたテレビで活躍する日が来ると信じて疑わず、
おとさんに言われたトレーニングを一人でやり続けていた。
そんなある日、おとさんが肘を痛めてもう選手は無理だと言うのだった。

よく見るとこっちも5歳かい(笑)。
5歳という年齢もあるんだろうけど、
この作品は他のスポーツマンガのように少年視点に固定ではなく
父親であるおとさんと子供の吾郎の視点が並行して描かれます
よく小さい子と親が一緒にアニメを見ることがあると思うけど
そーいう場合は子は子の側で親は親の側で見るかもしれないね。
実際これ見てて父親側の視点の方が感覚的に理解しやすいし。
それだけ歳をとったということだ……

あとこの作品は小さい子が見ることをとても配慮してある。
話の展開上重要なセリフを必ず別の人がもう一度言うから。
こーいうのって深夜アニメのような展開の早い(密度の高い)作品だと
油断して聞き漏らすと情報が欠落したまま先に行っちゃうわけで。
で、見返した時に「ああ!」と気づくこともしばしば(汗)。
作品に集中してても見落としはあるのでこれぐらい配慮は必要なのかも。

親子で見てるといい感じかもと思える点がもう一つ。
これおとさんのキャラがとっても魅力的です。
吾郎のことをよく考えてるし、優しいけど甘やかしはしない
桃子先生や(おとさんの親友の)茂野もとってもいい人だし。
リトルリーグの監督さんもダイヤの原石に舞い上がっただけで
本来の性格はわりといい人だし。トシくんも素直ないい子だし。
考えてみたら4話まではほとんどヤなキャラが出てこない。

少年誌のスポーツものでイジワルキャラってお約束だけど
その手のキャラってわりと精神的に幼稚なキャラが多くって
生理的にダメっつーか読んでられないんだけど、
この作品はここまでそーいう展開がないのでいいっすね。

そーいや桃子先生はおとさんと再婚するのでしょうか!?
桃子先生がおかさんと面影が似てるって、描きわけが(禁句)
オープニングに出てくる(たぶん)リトルリーグの人たちは、
いつぐらいから出てくるのでしょうか。ちょっと気になる。
続きを見たい気もするけどすでにキャパオーバーです……

ちなみに
便宜上順位づけしたけど「愛してるぜ〜」と面白さは大差ないです。
映像のデキではこっちの方が安定しててレベルは高いかもしれない。
(実は「ミルモでポン!」のスタッフが作ってたりする)
あまりキャラに派手さはないので一見は地味に感じられるけど
結構作りが丁寧だしストーリーも思ったよりどんどん進みます。
裏の某より断然デキがいい……


ぽぽたん=少女モノ!? (04/12/2) 次へ 前へ
目次へ

最近はビデオ借りても見るのが追いつかないので
新宿TSUTAYAではアニメ関係のCDをレンタルしています。
(アニメCDが選べるほどある店舗はここしか知らん)
今までサントラとかはだいたい買っていたんだけど
実際にCDで聞いたら外したかな〜ってのも有るので
予めレンタルで内容を確認しておこうかと。
中身が予想ついてて買うつもりのやつはレンタルしませんが。

ドラマCDやキャラソングのように
何度も聞かない可能性が高くて今まで手を出さなかったものも
レンタルでなら試しに聞いてもいいかなとかも思ったり。

ちなみにシングルは週間レンタルできないから……

それでサントラをいろいろ借りて気づいたんだけど
音楽にも「少女モノ」というジャンルが有るみたいです。
昔のドラマチック系少女モノの音楽のことではなくて
ポップ日常系少女モノに共通した音楽の方向性みたいの。
キャッチャーなメロディと軽めでポップなビート
喜怒哀楽のバリエーションに。ちょっと不思議系ありーの。
ピアノやフルート・ピッコロ等を印象的に使うのも特徴かも。

で音楽的には「ななか6/17」は完全に少女モノですな(笑)。
※「美鳥の日々」はちょっと違う
作品自体が少女モノに見える「シュガ〜」ももちろんそー。
意外にも(でもないか)「ぽぽたん」の音楽は少女モノだったり。
そーいえば「D.C.」も音楽的にはまんま少女モノでした。

この手のサントラは音楽的に凄いという印象は受けないけど
耳に優しいとか心地よいとかそんな感じを受けるのです。
どれも結構ヘビープレイしてたりするよ。


なわけでビデオネタを。
いつものように面白かった順です。
今までにコメント落ちた分も頑張って書いてみたよ。
一番古いのだと3ヶ月ぐらい古いかも……

「KURAU Phantom Memory 17〜20話」
前回に引き続きリナクスの少年が絡んだ展開が。
この少年というのは実はGPOによって作られたリナクス人間で
それが研究所から逃げ出してクラウのそばに来てたわけです。
だから当然のようにGPOの追っ手がクラウ達のそばに迫る。
もちろんクラウが生きてることは知らないので偶然だけど。

この少年がGPOに捕まりそうになった時。
なんとクラウは助けに行ってしまうのでした。
クリスマスを対にしようとして追い掛け回したり、
クリスマスの対であるクラウを眼の敵にして攻撃したり。
そんな相手をそれでも助けたいと思ってしまう。
クラウが愛情いっぱいに育てられたのを実感する行動でした。
そして愛されて育ったという意味をすぐ後に思い知る。

今まで出てきたリナクス人間はどちらかと言うと無害なタイプ。
だから人と違うだけで狩られてしまう可哀想な存在って感じだった。
しかし今回新たに出てきた二人(対)のリナクスは違ってた。
人としての行動規範みたいなものを全く持ってなくて
無邪気な幼児のように自分の持つ力をいたずらに行使してた。
それによって人が傷つこうが死のうが全く関知することもなく。

そう。クラウが人として愛されて育った意味とはそこ。
クラウほどの力があって、でも人に愛されず育ってたら。
社会の仕組みとか人間関係とかを全く知らずに育ってたら。
それは今回の対のリナクスのような存在になったのかも。
リナクスは危険だから狩る、それはあまりに一方的すぎるけど。
今回みたいな展開を見てしまうと一理あるのかなと思えてしまう。

だからクラウたちが狩られるのは当然と言うわけではなくて。
実際クラウを追っていたGPOの人も疑問を持っていたみたいで。
必ず生きたまま捕らえろと言ってた理由を今さら知るのでした。
クラウが絶体絶命になった後の展開にはすっかり驚かされたよ。
まさかクラウとアヤカが一緒に食事できる日がくるなんて!!

結局のところアヤカは親を殺した犯罪者をリナクスに重ねてた
だけで実際にリナクスに何かされたわけじゃ無いようで。
クラウの日常を見てリナクスに対する認識を改めるのでした。
ずっと敵対して来た二人が和解するシーンに感極まって涙が(汗)。
でその後にリナクスの無邪気な残酷さを思い知らされると言う、
なんとも素晴らしいというか、イヤらしい展開だったり……

さてついにあと4話です。


「月詠 -MOON PHASE- 5〜8話」
これのオープニング(ネコミミモード)の絵がテレ東チェックで
一部差し替えられた!?という話が有ったりします。
実際いくつかのカットの絵が途中から変りました。
しかし変更は1回だけではなく何度もやってたりします。
クレームついて差し替えたのか最初から既定の路線だったのか。
クレームで差し替える時に少しずつ変えることにしたのか。
実際のところは当事者じゃないんでわかりません。

ちなみに最後の方の花札の絵柄は毎回変ってるので
これだけは最初から変更する予定だった感じがします。
そもそも「放送修正」はシャレだし問題あるとも思えないし。
(ここたぶんDVDでもそのまんま文字入りだと思います)

亀が卵を産んでるところは途中から卵に差し替わったけど
最近はいびきが出たり震えてたりしてそろそろ生まれそうだ。
ここがクレーム差し替えだとしたら逆手に取った感じだね。
いずれ亀の子供が生まれたりして。当然ネコミミつきで(笑)。

あとさりげなく変ってるカットが有ります。
ジャンプして回転して着地するとこで頭から落下してたり
同じ回だけどラーメンのとこで頭の代わりに足が出てきたり。
こーいう細かいとこで遊んでるのって楽しいっすね。

なんて書いてたら9話は(から?)ツクヨミモードだったり
※ネコミミモードに同時収録の別セリフ&MIXバージョン

遊んでるって意味では本編の映像そのものが遊びまくりですが。
4話から5話にかけての公園のシーンのネオンみたいな幾何学模様とか。
原色で描かれた地面の模様とか。楽器みたいなオブジェとか。
ここに限らずこの作品は映像の仕掛が凝ってて刺激的です。

映像のデキが良いということは表情のつけかたも上手いってことで。
キャラの表情がしっかり描けてるから物語に説得力が増してくる。
作品の面白さは決して映像のデキと無関係ではないのでした。
この作品が原作よりよい印象に感じるのはその映像センスによるのかも。
原作は忘却の彼方で、そもそも内容が忠実かどうかすらわからんけど。
アニメ作品としてはとても面白く仕上がってるのでした。

キャラの表情と言えば7話。
葉月がベッドが欲しくておねだりするけど聞いて貰えなくて
耕平とじいちゃんに邪眼を使うけど効かなくて(当然やね)。
で、訪ねてきたひろみに使ってまんまと入手してしまう。
実はこのシーン見てそれはまずいだろうとか思ってたら
案の定それを知った耕平は激怒するのでした。
このあと葉月が自分のやった行為の意味を思い知って
ひろみに泣いて謝るシーンがあったりするんだけど、
周囲の人たちの優しさが身にしみて貰い泣きを(汗)。
いつも葉月にシンクロして見てるわけじゃないんだけどね。


「エルフェンリート 1」
7月からAT-Xで放送してた新番組。DVDレンタル。
10月に一部の地上波で1、2話ダイジェスト放送がありました。
よーするにDVDの販促用で、なぜダイジェストかというと……
地上波で放送できない部分を編集でカットしたわけです。
つまりそのままだととても地上波では放送できない内容です。
原作は青年誌(ヤンジャン)のマンガで1巻だけ読んだことあります。

研究所は緊張に包まれていた。実験体が檻を破り外に出たからだ。
その実験体は頭部が金属のマスクで覆われてる以外は全裸の女性体で。
2メーター以内に接近した人を謎の力で捻じ曲げ引き千切っていった。
足を止めようとする警備員たちのなす術もなく彼女は外へ出てしまう。
最後の頼みの綱の狙撃も頭部のマスクを破壊しただけだった。
場面は移りコウタとユカの二人は近所の散策で海岸へ来ていた。
懐かしい思い出に浸る二人。そこに海から現れた全裸の少女。
頭部に角のあるその少女は「にゅう」としか言葉を喋らない。
まるで幼児のような彼女を拾ったことで二人は運命に巻きこまれていく。

内容を知ってたとはいえ怒涛のスプラッターにはたじろいだよ。
これアニメにすると映像的に強烈なインパクトがあるのでした。
頭はちょん切れるし、腕は捻れるし、血はどはどは流れるし……
地上波ではとても放送できないというのがおわかり頂けたかと。
1話なんかカイトとかメゾフォルテを思い出してしまったよ。
つーか1話の原画には梅津泰臣&りんしんさんのARMS主力がいるし。
(これ制作してるのはカイトやメゾフォルテのARMSです)

とにかくスプラッターな部分が目を引くけど
風景とか家屋とかの空間描写がとてもしっかりしてます。
日本家屋の少し暗めの落ち着いた配色が実に雰囲気出てるし。
にゅうの(幼児レベルの)無邪気な仕草の表現とあわせて
わりといい感じの作品に仕上がってる気がします。
原作はさっさと処分した(らしい)けどアニメは結構いいかも。
「にゅう」ってセリフも原作だとあざとく見えたのに
アニメだと言葉を知らない幼児の自然なセリフに見えるね。

「にゅう」といえば1話の前半はずっと全裸だったりして。
それ以降も体はちゃんと成熟してるのに頭の中身が幼児なので、
そのギャップでエロエロになるシチューションが何度も有ります。
しかしエロや萌えだけを期待して見るとグロさで瀕死かも(笑)

そーいや
「にゅう」って一体どーいう存在なのかと思ってた。
原作の1巻にもアニメの1巻にも説明が出てこないし。
でも公式サイトによると人間の突然変異種なんだそうで。
頭に角とか特別な力とかって鬼をイメージしたのかな。


「飛べ!イサミ 1」
1995年にNHK教育で夕方に放送してたテレビシリーズ。
主人公のイサミは母と一緒に父の育った大江戸市の祖父の家に越してきた。
この家は大きな庭を要する古い屋敷で近所ではお化け屋敷と呼ばれてた。
ある日ソウシとトシとトシの弟のケイの3人はそのイサミの家に侵入する。
それというのもソウシもトシも実は新撰組の子孫の家系で
家に伝わる宝の地図を頼りにやって来たのがこの屋敷だったのだ。
ソウシたちは途中で騒ぎに気づいたイサミに見つかってしまう。
でもそれが結果的に新撰組の宝へ辿りつく扉の鍵となった。
そう実はイサミも3人と同じく新撰組の子孫だったから。
こーして新撰組の発明品と意思を託されたイサミたちは、
闇に暗躍する!?黒天狗や悪者たちを倒すために立ちあがった。

って説明だとなんかヒーロー物のように思うかもしれないけど
実はとっても身近な子供スケールの事件を3人が知恵を絞ったり!?
連携したり最後には先祖の発明品を使ったりして倒す内容です。
だからリアル系じゃなくて痛快娯楽作品って感じかな。
悪者も見た目は怖くてもやってることは結構間が抜けてるし。
まぁスキが無ければ子供の介在する余地はないわけだし。
つまりちゃんと作品全体の整合性は取れてたりするのだった。

悪者といえばみょーに憎めないキャラが多いっすね。
2話の強盗さんがキャスターのサインを欲しがったりとか。
リーダーはそれを見て怒るけど、実は……だったりするし。
4話の誘拐犯なんか誘拐された方より悲惨な感じだし(お約束)。
つーか誘拐されたお嬢さまのキャラがかなり凄かった(笑)。
女の子なら誰でもOKのソウシまで最後には逃げ出すほど。

そーいやこの作品って残酷な描写が全くないっすね。
視聴者に面白さを感じさせる一番手っ取り早い方法は
いろんな意味で刺激的にすることなんだけど。
この作品はあえて刺激を排除したとこに意味が有るのでした。
刺激を追及せずにキャラの性格づけや行動で面白く見せてる。
だから悪者がやる行動はいつもどこか間が抜けてるわけで。
何があっても人が死なない安心感みたいのがあるよ。

にしても表面的にはあまり凄く見えない作品だけど、
なにげに玄人っぽい仕事だったりするのでした。
バランス感覚に優れてると言うか、芸が細かいと言うか。
がつーんとは来ないけど、じわじわ面白くなってくる感じ。


「APPLESEED」
今年公開されたフルCGの劇場用アニメ。DVDレンタル。
原作は士郎正宗さんのマンガで読んだことありません(たぶん)。
世界の大部分が破滅された大戦が終わって数年が過ぎたのに、
歴戦の戦士デュナンはそれに気づかず未だ廃墟をさまっていた。
突如襲来したヘリによりデュナンは捕らえられオリュンポスへ。
オリュンポスは世界に残された最後の楽園のような都市で。
ここでは人と人にそっくりなバイオロイドが一緒に生活してた。
人と人の関係を潤滑にするために生み出されたバイオロイドは
人と比べて生殖や代謝機能に制限が存在していたのだった。
それでもバイオロイドを忌み嫌い排斥を唱える勢力がいた。
またバイオロイドの制限を無くすべく研究するものもいた。
そこへ先の大戦で失われた鍵を持ったデュナンが帰還する。
それぞれの勢力がデュナンの鍵を狙い明に暗に蠢き始めた。

まず思ったのがハリウッド映画みたいってこと。
映像の作りかたから音楽のつけかたからストーリーまで
売れ線のハリウッド映画のそれとそっくりそのままです。
まさにSFアクション映画のSFXがCGになっただけって感じで。
つまり派手だけどCGのビジュアルインパクトはあまり無いです。
(キャラの眼が強調されてて怖いというインパクトはある・笑)
そー思って見てれば普通に楽しめるのでは?

つーかまさにハリウット映画みたいのが作りたかったのでしょう。
そして日本でハリウット映画みたいのを作ったことに意味があるのかも。
実写じゃ予算的にどー足掻いても似たようなのは作れないけれど
アニメやCGなら可能だってことを実証して見せたわけで。

物語はクライマックスに向けてリミットが収束する定番の構成で。
銃口が迫り今まさに撃たんとしてる状態で何とか助かるとか。
もはやお約束すぎの展開でハラハラ感が希薄だったりするね(爆)。
アクションシーンがやたら多くって長さのわりに内容が薄いし。
日本のアニメで特徴的な情緒の描写がほとんど欠落してるし。
まだCGは人物や空間をそれっぽく表現するのに精一杯って感じで。
いわゆる日本のアニメを期待すると物足りないかも。

ところで宣伝文句の「日本初」フルCG超大作って何が日本初?
フルCG映画なら海のオーロラという作品がとっくに有りますが。


「あずきちゃん 1」
1995〜98年にBS-2で夕方に放送してたテレビシリーズ。
NHK教育でもほぼ一年遅れでやってたみたいです。
原作は少女誌(なかよし)のマンガで読んだことありません。
主人公の名前は野山あずさ。でもあずきと間違えて読んだ子がいて。
それからはみんなにあずき(ちゃん)と呼ばれるようになった。
そのあずきちゃんは転校して来た勇之助くんに一目ぼれをする。
あずきちゃんとその家族や友達による日常や恋愛のアレコレって感じ。

勇之助くんが他のみんなと違う手提げのカバンを使ってるのを見て
親に(手提げ)カバンをおねだりして買ってもらっちゃうのです。
これでお揃いとか喜んでたけど、よくよく考えるとランドセルから
急にカバンに変えれば不自然でからかわれる……とか考えちゃって。
で結局ランドセルで登校してみたら他の子は(手提げ)カバンだった。

これ小学5年生とかだとホントに大問題だったりするけど
歳をとると気にならないというか忘れてしまう感覚というか。
でも見ればあの時はそんな感覚があったと思い起せるというか。
つまりその年代の目線をしっかり描いている作品なのでした。
アニメには子供が中心に描かれる作品は腐るほど有るけど
残念ながら子供の目線を描いてる作品って多くなかったりする。
そーいう意味ではとても貴重な作品だったりします。

もう一つの特徴としては絵柄でしょうか。
この原作マンガこそ読んだコトはないけど
原作者(漫画)の他の作品は読んだこと有るのでタッチは知ってます。
線を省略して柔らかめだけどクッキリしたラインを表現した絵。
描きこまないのでトーンを使ってるのにも関わらず白っぽい絵面。
アニメの方はその雰囲気を再現しつつかっちりした感じになってる。
見た感じでは黒目に白い半月が入ってるのが特に印象的っすね。
こんな簡単でも目と目線が表現できるんだなって感じで。

そーいえばあずきちゃんの親友のかおるちゃんって
ひさちゃん(R.O.D THE TV)と声が同じであった(川田妙子さん)。
キャラのイメージが近いのですぐわかったよ。
つーかこの声だと似たような役しかできなそうだが(笑)。

補足。
レンタルビデオには半分ぐらいしか収録されてないそうです。


「BRIGADOON まりんとメラン 1」
2000年にWOWOWで放送してたテレビシリーズ。
今より少し前の時代。長屋に住むまりんという中学生の少女がいた。
いつも元気に新聞配達をしたり神社にお参りしたりしていました。
そんなある日、空に不思議な世界の蜃気楼が出現をしたのです。
みんなと同じようにこの不思議な光景を眺めていたまりんだけど
突然その蜃気楼から落ちてきたダルマのような物体に攻撃されて。
ついに絶体絶命という時に人型の何かが出現し撃退したのでした。
この人型の何かはメランと名乗りまりんを必ず守るというのです。
いったいメランとは何者か?なぜまりんが命を狙われるのか?
そして空に出現した蜃気楼の意味は?てな感じで物語は始まります。

主人公やその友達の中学生(見た感じ小学生だと思ってた)が中心だし
オモチャみたいなロボットがいきなり出現して理由もわからず戦うし。
外形的にはいわゆる子供向けのヒーロー物と似たような感じです。
実際これを子供が見てもちゃんとついていけるのでは?
ただそのわりにえらくしっかりと空間を描写してあって
少し懐かしい雰囲気やら生活観が満ち溢れてて楽しい感じです。

もう一つのキャッチャーな記号は少女と人型ロボットかな。
この作品は戦いとか謎とかがメインというわけではなく、
主人公を中心にした学校や長屋の人たちとの日常と
命を狙われる中で通じ合ってくメランとの関係が主って感じ?
メランはロボットのようで、でも生物のように血?を流す
そして目が動いたり、喋ったり、食べたりするのでした。
よーするに人型をした人とは違う生き物みたいに描いてる。

やたらとテンポがよくて主人公が唇からマシンガン状態で
いったい何回「あっはーん」て言うか数えたいほどで(笑)。
(ただの口癖で別に誘ってるわけではない)
作品の隅々まで行き届いたこだわりがいい味だしてるし。
現時点では中身があまりないけど、わりと面白いです。


「流星機ガクセイバー 1」
1993年頃にリリースされた50分(2話)×3本のOVA。
当時ラジオドラマや漫画、小説などにメディア展開されてたらしい。
漫画版はなんか読んだ気がします。読んでたとしても何も覚えてないが(爆)。
流星が落ちた街にある国際アカデミア学園。彼はそこの生徒会長だった。
今日も予算の陳情にくる生徒の相手をしたり変らぬ日々を過ごしていた。
一限目の授業で問題教師羽柴にいきなり校外実習と言われて
彼を含む8人の生徒が隕石を研究する施設に連れていかれるまでは。
羽柴に単位をちらつかされ立場の弱い生徒たちは隕石の内部に入る。
そこへまるで申し合わせたように上空から謎の巨大な円盤が襲来
地球の危機が迫る時、隕石が形質変化し巨大なロボットになった。

最初はスーパーロボット物かと思ってた。
タイトルやオープニング曲が実にそれっぽいし。
でも見始めたら何かイメージしてたのと違ってたり。
一言でいえばスーパーロボット物のパロディみたいな感じ。
わりとリアル系の世界観で実にバカなことをやってると言うか。
こんなの10年前にテレビで放送できたのか?と思って驚いたけど
実はテレビシリーズじゃなくてOVAでした。やっぱそーだよ。
(テレビシリーズっぽいフォーマットなので勘違いを)
今の深夜アニメならともかく当時はこんな企画じゃ通らないって。

頭の中でイメージしたそのままがロボットになったって設定で。
ロボットを動かす時も頭でイメージすればその通り動くとか。
(みんなが好き勝手にイメージしてジタバタしたりもする)
実に御都合主義というかロボットアニメ文法をあざ笑ってる感じ。
もちろん武器もイメージすれば出現いたします。基本ですから。
真剣白刃取りもできます。できる人がイメージすれば(笑)

ロボットアニメではロボットの名前がキモですが!?
羽柴がこのロボットをガクセイバーと勝手に名づけるのでした。
でもパイロット(生徒)たちは誰もその名称で呼ばなかったりして。
みんな「ロボット」と連呼しています。理由は恥ずかしいから。
そりゃ普通の感覚を持ってたらそーだろうよ(笑)。

そんな感じで
実にナンセンスでアホらしい内容だけどノリは良くて楽しいし、
みょーに芸が細かいのでふつーに楽しめると思います。


「HAPPY☆LESSON THE FINAL 1〜3」
最近出た30分×3本のOVA。DVDレンタル。
ついにこれでホントに最後みたいです。
実際に見てもああこれで終わりなんだって感じの内容だし。
と言ってもラストでみんなお別れとかそーいう意味ではなくて
これからちとせに必要なのはママじゃなくて××だから
幸せになる勉強(ハッピーレッスン)はこれで終わりって意味。
ラストシーン後も変らない日常が続いていきそうです。

今回は最後というコトで全3本が続き物になってます。
内容は生徒の要望を元に図書館を作ることになって
老朽化して使われてない旧校舎を解体することになる。
それが決まったあたりからむつきママの様子が変になって。
実はむつきママはこの学校の卒業生で旧校舎で学んでて。
だから初恋を含めた思い出が詰まってる校舎だった。
ちとせはそのむつきママの姿を見てなぜか苛立つのだった。
果たして旧校舎の運命は?そしてちとせの本心は?って感じ。

この作品のヒロインたちはママ先生(ほぼ家族)なので
過剰なスキンシップはあっても恋愛関係にはならない、
とか思ってたんだけど、なんと意外にも……
最後にキスシーンが有ったりするし。もしや最初で最後?(笑)
そしてついにふみつきの告白シーンが。しかもみんなの前での。
これが結果的にちとせの本心を自覚するきっかけになるわけで。
そーいう意味では、とってもニブイ。そしてヒドイ(ネタバレ)。

そんな感じでファンの人なら最後の締めくくりなので見ませう。
ファンじゃない人はこれいきなり見てもしょーがないので
興味があったら無印(OVA)かTHE TVの1巻から見たらよろしいかと。
どっちから見ても大丈夫です。つーか1話目は同じ内容だし

そーいや
これの総監督の大宮三郎さんってどっかで見た名前だと思ったら
ハピレスのOVAやTV全部のプロデューサーの人じゃないですか!
最後だから自分で監督をやったってことか。


「アークエとガッチンポー 1〜4話」
10月からテレビ東京系(3局)で土曜日の朝に放送してる新番組。
タケシはある日トイレに流されアンダーウォーターワールドへ。
そこは世界中のトイレをつなぐ水でみたされた不思議な空間だった。
そして謎の少女にUNCOのエージェントに勝手に任命されるのだった。
ちなみにUNCOとは世界の平和と清潔なトイレを守る組織。らしい。
その日からタケシは世界の平和を守るために奔走する(見えないけど)。

世界の平和を守るとかいってもよくあるヒーローのそれではなく
世界を破滅しようと企む組織パイプスが雇ったバイト工作員による
実にナンセンスな作戦を食いとめるべくドタバタやってる感じ。
例えば石頭を地面に打ち付け続けて地球が真っ二つにとか。
犬がおしっこをし続けて川をあふれさせ世界が水没とか。
もはやリアリティや説得力とは100万光年ぐらい離れてます(爆)。

しかもそのナンセンスでシュールな内容が
まるでフラッシュで制作されたような質感の絵で動いてます。
つーかまさにこれ全編フラッシュで制作していたりする。
帯番組はともかく30分番組が全編フラッシュって珍しいっすね。
見た目はポップで中身はナンセンスでシュールと3拍子揃った怪作です。
アニメはこーいうものって固定観念のない小さい子供や、
変ったアニメは大歓迎という許容範囲の広い人なら楽しめるかと。

ちなみに面白さはエピソードによってかなり差がある感じ。
いい時は大爆笑なんだけど、そーでない時はそれなりで。
4話までだとイチオシはやっぱ値切りの回かな〜。
全部がこのレベルなら傑作かもしれない。


「Wind -a breath of heart- 1〜2」
最近出た30分×3本(リリース中)のOVA。DVDレンタル。
原作は美少女恋愛ゲーム(PS/DC/PC)でやったことありません。
つい最近放送したテレビシリーズとは無関係です(原作は同じ)。
丘野真とひなたの兄妹は何年ぶりかに生まれ故郷の街に帰って来た。
探さないでという電話一本で突然居なくなった母親を探すために。
懐かしい友人と再会し新しい友人と出会い新しい生活が始まった。
しかし一見ふつうに見えるこの街は夜になると装いを一変する
明りが消え人気のない街。誰も運転してないのに走り続ける電車。
この不思議な街で彼らは自分の数奇な運命を知ることになる。

夜になると一変する街と謎の麦わら帽子の少女って……
ビューティフルドリーマー(うる星)かよ!とか思ったり。
勝手に走り続ける電車に合わせて街頭か点いたり消えたりとか
空に脈絡もなく飛行船か浮いてるシーンが挿入されたりとか
このへんもうる星だったりするんだけど。
見た目的には色鮮やかだけど落ち着いた少し懐かしい街の雰囲気と
ときどき挿入されるえらくキレイな絵が印象的です。
夜の不思議な現象と合わせてファンタジーって感じが凄くする。
ただ全般にキャラの動きがないシーンが多いのか気になります。
動かないわけじゃなくてカメラの前ですましてる感じと言うか。

ストーリーはわりと興味深いけど展開が若干まったりしてるかも。
全体で90分ならもう少し贅肉を削ぎ落とした方がいいのでは?
長さのわりにキャラが多いので描ききれてない感じだし。
日常の楽しさと不思議や運命を描く時間配分が上手くないような。
最後の1巻を見ないで結論を出すのはちょっと早計だけど、
時間配分や物語の密度を改善すればもっといい作品になるはず。


「HAUNTEDじゃんくしょん 1」
1999年にテレビ東京で放送してたテレビシリーズ。
原作は角川系(ガオ)のマンガで全巻持ってます。
私立斎東高校「聖」徒会メンバーの遥都・睦月・和御の3人が
学校の内や外でのオカルト絡みのアレコレに対処するという話。
内容はオカルトなのにテイストがギャグなのが特徴的です。

これ当時放送してるのに気づいてました。
確か一瞬だけ見てへっぽことか判断したよーな気も。
アニメ基準がエヴァとlainの時期だからしゃーないね。
今では山ほど見て許容度が広がったのでちゃんと楽しめたけど。
まぁ、最近の深夜作品と比べてもへっぽこ感は否めないかも。
つーか見た目も内容も深夜とは思えない作品だったり。

原作との対比は……内容を忘れたのでさっぱり(爆)。
3話だけ記憶にないけど、こんな話原作にあったっけ?
でも1〜4話では一番いい話かも。アホらしさと感動のバランスが。
全部で1クールってことは最初の方の読みきりの軽い話が中心?

そうそう。
睦月のショタコンネタはそうそうこんな感じ!とか思ったり。
ショタコンをここまで大々的にやった作品はこれが最初かも。
つーか他には無さそうだが……(笑)
睦月役の仲間由紀恵さんはすっかり女優で有名っすね。
当時アイドルでこれの主題歌も歌ってたりする。
歌はどーでもいいけど(おいおい)役の方は結構はまってるよ。


「低俗霊DAYDREAM 1〜2」
最近出た30分×4本(リリース中)のOVA。DVDレンタル。
原作は角川系(エース)のマンガで読んだことありません。
ちなみにこの作品の前身!?の「低俗霊狩り」は全巻持ってます。
主人公でSM嬢の崔樹深子姫(さいきみさき)にはもう一つ裏の顔が有った。
死んだものの言葉を聞き伝える口寄屋という顔。
彼女は役所のある部署から依頼されて日々霊がらみの事件を追っている。

「低俗霊狩り」を読んだことある人なら知ってるけど。
実は低俗霊というのは低級霊のこと。
だけど仕事内容がいつも低俗なので低俗霊と言われてたのでした。
このOVAではそのへんの説明はいっさい出てきませんが。

映像はわりと見れるし題材もわりと好みかなって感じ。
だけどみょーに物語の仕掛けが薄っぺらい気がする。
ミステリーっぽい展開ならオチであっと言わせて欲しいし
心理劇ならもっと感情描写に時間を割いて欲しい。
なんかどっちつかずな作品になっちゃってる感じ。
SM嬢って設定で裸や下着姿がよく出るわりにエッチくないし。
露骨な描写のない舞-HiMEの方がずっとエッチくさいし(笑)。
重要なのは絵ではなくシチュエーションってことかもしれない。

作品の本質とはあまり関係ないけど
2巻の映像特典に稲川淳二さんが出てきて怖い話をします(笑)。
※レンタル版にも映像特典が入ってます
で、内容は面白いし枝葉のエピソードは臨場感があるんだけど
話がばんばん飛ぶので全体像をつかむのが困難だったりする。
話したいことがあふれるほどいっぱい有るのはよく分かるので
もう少し全体の構成とか筋立てとか考えて話して欲しかったり。

Copyright(C)1997-2009 NAVI All Rights Reserved.
次へ 前へ