甘くて美味しい (02/6/26) 次へ 前へ
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今回もなんとか3週間更新を守りました。
でも、やはり落ちてしまったタイトルがあります(泣)。
ホントはとっても入れたかったんだけど言葉が出てこなくて。
それでも8割ぐらいは満足行く内容になったです。
だんだん調子が戻ってきたナリよ(笑)。


てなわけでさくさく本題に。5月分です。

女性誌の今月の1冊は遊知やよみさんの「雲雀町1丁目の事情」に。
この作品は通しで一本のストーリーが展開するタイプと言うよりは、
それぞれのキャラに焦点を当ててエピソードが語られるタイプ。
そして今回は今まですっかり悪役だったタマちゃんのお話。
優しい人間性には優しい背景が。痛い人間性には痛い背景が有るというか。
前作に比べるとライト感覚だけど、やはり来る時は来るのです。

今月のいい感じだった作品は
「ニコニコ日記」「あかピンク」「Sweet Delicious」
エンターティメント系よりライフスタイル系の方が目立ったかな。

「あかピンク」はこの人の作品の中では今までで一番キツイめかも!?
どっちか言うと自然体のライフスタイルを描くことが多いけど
時たま「ネガポジ」みたいな人間関係の実験みたいな作品も描いてる。
「ネガポジ」の方向性をさらに進めて、いろんな性格や人間関係の
バリエーションを描いたみたいな内容と言ったら分かりやすいかも!?
「たまには痛さの質がアレなやつをアレしてみますかね……と描いてみた」
そんな作者の内容説明!?を読んだ後に実感することになるでしょう。

「Sweet Delicious」の青木光恵さんは今月の期待のニューフェイス。
今まで何度か読んだことあったけど記憶には残ってなかったので(汗)。
しかし!この作品は凄いツボにハマりました。めっちゃおもろいよ!
一言で言うなら「もう一つのハッピーマニア」って感じかな?
あけすけだけど尖がってるわけじゃないフツーのタイプの女の子が
ラブを求めて今日も行くって感じで。しかしはたで見てると超喜劇(爆)

作品の雰囲気として今道杏子さんの「愛しすぎた男」の後ろに載ってた話に
感じが近いです。似てると言うよりは現実に近いんでしょうが。
「もしかして世の中のカップルってTVやマンガみたいに
『好きだ』とか『愛してる』とか言ってるのでは?」
例えばこんな感じ。他にも爆笑しつつイタタってセリフが満載です。
ちなみに絵の崩し方はどこか入江紀子さんをイメージしますな。
と言うかこーいうスタイルの第一人者は実は入江さんではないかと。
つまり「自然体」で前向きのリアルタイプすね。

「岸辺の唄」雑誌(eyes)が休刊してしまってどーなるかと思ってたら
描き下ろしページを追加してコミックスになりました。良かった。
作者曰く時代考証がテキトーなインチキファンタジーだそうで。
しかしこれでインチキなら世のファンタジーの多くはインチキ以前!?
ところでアワーズガール(休刊)の作品はどーなるんでしょうか。
売れなくても雑誌を続ける太っ腹な出版社はないのか!?<無理

「AMAKUSA1637」の赤石路代さんも今月のニューフェイスです。
って言うか全然新人じゃないけど。どっちかと言うとベテランか。
おすすめ優先順位とか巡り合わせとかの関係で今まで載らなかったけど、
実はずっと前から読んでました。なんとアルペンローゼの頃から!(笑)
しかもアニメまで見てましたよ!アニメになったの知ってるかい?(爆)
ビデオはゴーストが酷くて処分しちゃったけど、また見てみたいっす。
サントラだけはまだ残ってたよ。なんと音楽は久石譲さんだぜ。


男性誌の今月の1冊は最後まで迷ったけど結局なしに。
一番近かったのは「SEX CRIME」でした。よーするに迷ったのはこれ。
レイプで精神が壊れてしまう展開は美少女系には腐るほど有るけど、
その後を描いた作品ってまず無いです。その先を描くのは大変だしね。
壊れた彼女に人生を捧げるみたいな話は前に一度だけ読んだことあるけど。
その時、これって実は極限の愛のカタチでは。とか思ったりしたわけで。
その先をまさに一つの愛のカタチとして描いた点が私的にポイント高いっす。
ふと思ったんだけど、これ男性向き(18禁)だけど内容は女性向きかも。
破滅的な愛とか、倒錯的な愛とか、ギリギリの愛って好きじゃん?(笑)

ところでこのラストが予想外って感想もあったそうで。
NAVIはケイトさんが看護してる時点でラストは予想ついたんですが。
ふつーこの展開ではこのエンディングしか有り得ないでしょう?
ついでに言うと一番感動的なのはラストシーンじゃなくて、
「嘘よ」の後の数ページ。二人の気持ちが通じたシーンだから。
その後は予定されたエンディングに向かって進んでるだけとも言えるし。

「ちさポン」青年誌でここまでふつーのラブストーリーは逆に珍しい。
女はモノ扱いの淫乱タイプが、エキセントリックな女は謎タイプが多いし。
これも女は謎タイプの変形だけど、舞台裏(理由)も見せてくれるので
わりと分かりやすいラブストーリーに仕上がってます。
よーするに少女漫画の男女を逆にしたバージョンですが。
にしても初体験そのものをテーマした作品って実は珍しいかも。

そうそう、どーでもいい話ですが。
「ちさポン」って「ちさ×ポン」の略だそうで。
左が攻めだとすると「ポン×ちさ」ではないでしょうか?(爆)
まぁ、女が攻めな場合もあるけどな(笑)。


ソフトウェアに潜む貘 (02/6/19) 次へ 前へ
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先週は更新が落ちてしまって、すみませぬ。
最近Win2000環境の方がかなり変な動作が目立つようになってきたので
ちょっとキレイに入れ直そうかと思ってディスクの整理なぞをしてました。
しかしWin2000環境の方がWin95環境より不安定とはこれいかに!?
ちなみにバックアップとかパーティション切り直しとかやってたので
まだ肝心の入れ直し作業は終わってませんが。


ところで日本語の語学力が落ちてるとよく言われてる昨今。
ネット上でも変な言葉を目にする機会が増えました。
最近目にしたのだと「うる覚え」とか「バク」とか。
「うる覚え」は「うろ覚え」を見間違ったのか聞き違ったのか。
にしてもこんな基本的な語彙すらちゃんと覚えてないとは……

「バク」ってあの夢を喰う貘……じゃないっての!
正しくはバグ(Bug)ですが。これは見間違ったのかな!?
元々はコンピューター系の専門用語だったんだけど、
いつのまにか一般的に使われるようになってしまったようで。
ゲームの裏技とかの系統でバグ技とかあったし。

そーいえばバグって仕事先とかでは後ろアクセント発音なのです。
しかしパトレイバーの映画では前にアクセントをつけて発音をしてたので
みょーに違和感が有ったのを覚えてるよ。
そもそも英語的には前アクセントの方が正しいのでしょう。
ただ(日本の)業界用語のバグは名詞ではなくて動詞なので(笑)。
「バグる」「バグってる」って後ろアクセントじゃないと発音し難いし。
たぶん業界用語のバグは後ろアクセントではないかと(推定)。


変な言葉と言うより変化した言葉と言う意味では「煮詰まる」とか。
これって頭が働かなくなって状況が停滞してる感じに使われますが、
元々の意味は↓なわけで全然違ったりするのです。
「煮えて水分や汁がなくなる。転じて、議論などが出つくして、
結論を出す段階になる。」(岩波国語辞典より)
議論が煮詰まるって表現は今でも使うような気がします。

でも、実は「煮詰まる」に関してはすでに誤用の域を越えてるような。
ネット上どころかあちこちの本で当たり前のように使われてるし。
今さらそんな意味は間違ってるから駄目と言える状況ではないかと。
てなわけで新しい意味を定義しませう。
「煮えて水分や汁がなくなる。転じて、発想が枯渇して、身動きが
取れない、停滞した状況を言う。」
岩波さん、採用してください!<おい


ところでハードディスクの中身を整理してたら、
いろいろと面白い(かもしれない)ネタがあったので箇条書きに。

パソコンでMIDIを聞くにはとりあえずソフトシンセですが。
この中でYAMAHAのS-YXGシリーズは正規には未だWin2000に未対応です。
ちなみにサウンドカードにはNT用が付属しててそれはWin2000でも動くけど
実はVer 2.0(S-YXG50)だったりするのでした……

しかしなんとWin2000で動くVer 3.0が某所にありました
(xg50nt4.zipでgoogle検索してみよう)
OEMライセンスを持ってれば同じシリアルで使えるのでラッキー!
本来なら公式サイトで修正パッチを提供すべきだと思うのだが……
ちなみに正規パッケージはWin2000対応の気配すら感じられません(爆)。

さらにXP対応のVer4.0はSOL(シーケンサーソフト)に付属してるのだけ。
単体で欲しい人はどーすればいいですか!?
(XP非対応のVer3.0でもよければX-WAVE7000あたり買えば付属してます)
ついでに言うとS-YXG100は放置プレイですか!?
VSTiやDXiに対応するとかそんな気の利いた展開はないんですか?

そーそーWinXPはたぶん標準で(マイクロソフトの)ソフトシンセがついてます。
だから多くを求めないならそれでもいいのかもね。
ちなみにGM系データだとS-YXG50が一番華やかに鳴るようです。
VSC-88はGSデータだといい感じだけどGMデータはかなりショボイ(爆)。


ところで話は変わるけど今使ってるサウンドカード(安物)が使ってる
CMI8738というチップって何とM-Audio DiO2448でも使ってるそうで。
M-Audioと言えばオーディオカードの超メジャーブランドですよ。
つまりCMI8738を使ってもちゃんとしたカードって作れるんじゃないか!
ちなみに値段は1万円以上します。なぜそんなに値段違うんでしょう?

さらに……こっちの方が実はメインのネタですが。
このM-Audio DiO2448用のドライバを使うとうちのサウンドカードが
ASIO対応になってしまう!!!!たった3000円でASIO対応ですよ!!
さらにデジタル入出力が完全にオリジナルデータになります。
(よーするに余分な処理が全く入らないと言うことです)
心なしか音質が良くなったような……気がするだけかも(笑)。

と思ったんだけど、、、Cubasisから音が出なくなってしまった(爆)。
他のアプリからは問題なく使えてるのに〜〜〜
前もASIOとは無関係に音が出なくなったコトがあったけど、
どーもCubase系はハード構成にデリケートのような気がする。
と言うわけで元に戻しましたとさ(泣)。


つるばら (02/6/5) 次へ 前へ
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なんとか公約通りの3週間更新を実現しました。
時間切れでコメントが落ちたのも有りますが……
続巻で何とかするので勘弁してちょ(汗)
って言うか予想はしてたけど3週間更新はかなりキツイっす。
ほとんど余裕が残りません……いっぱいいっぱいって感じ。

これから3回連続で3週更新を続ければ通常スケジュールに(遠い目)。
あと9週間は人間の生活は送れないのですか?(涙)
まぁ、この1年近く人間失格な生活だったから、今さらというか。
借金が完済したら失業覚悟で休みを取るかな……
このままじゃホントに過労死してしまうよ。


てなわけで本題に。これは4月分です。

女性誌の今月の1冊は三原ミツカズさんの「DOLL」に。
かなり競ってたんだけど写真判定でクビ差って感じでしょうか(?)。
この作品は基本が読みきりなので終わりや続きがハッキリしないけど、
もしかしたらこれが最終巻かもしれない。最後の話がそんな雰囲気。
ちなみに今回の話の中で一番印象的なのは「chocolat」でしょうか。
記号でない生のジジババが描けるからこそ一流と言えるのかも。

今月のいい感じだった作品は
「天使のツラノカワ」「サムシング」「天然素材でいこう。」「八雲立つ」
他にもいい作品が揃ってたけどキリがないので。

「サムシング」はある意味もっともちゃんとラブストーリーをしてる
エンターティメント的な小細工をしないので安心して読めないと言うか。
絵柄こそ全然違うけど「そどむ」とテイストが割と近いかもしれない。
にしてもとっても気になるところで終わってるよ。

「天然素材でいこう。」はついにずっと続いてきた関係が動きました。
実は初期の作品と今の内容はかな〜り違う感じになってきてるので、
カップリング的に何か違うんじゃないかと思ったりもしたんです。
で、相応しくなったと言うか。キャラが勝手に歩き出したって言うか。

「ひつじの涙」は秋吉家シリーズじゃない全く別のお話です。
なんかポップに能天気に始まったけど、舞台裏は結構深かったりして。
具体的な名前は知らないけど、これも一種の精神疾患でしょうか。
この手の内容をエンターティメントで包むのは最近の流行なのかな。
100%シリアスで攻めると敬遠されちゃうので正しい手法かもね。

「深海蒐集人」のかまたきみこさんってかまーさんだったのですね。
いや、波津さんの後書きマンガにずいぶん昔から登場するんです。
なるほどこんな人か……って、あの絵でわかるかい!
今回は地球温暖化(?)で多くの街が水没した時代のお話(らしい)。
その水没した街ってシチュエーションが凄い好きなんですよ!(力説)
もともと遺跡とか好きだし。人工物が朽ちていく感じが好きなのかも。
なのでラピュタはもちろん大好きです(笑)。特に最後の方。

「ブライトの憂鬱」表紙を見たときにもしかして?と思った通り
これは「私を月まで連れてって」(fly me to the moon)の番外編。
最近のリバイバル漫画ブームの一環でしょうか?
リバイバル流行はちっと……とはいえこの作品は純粋に嬉しいかも。
竹宮さんの作品の中でも特にお気に入りの作品だったから。
ところでおヤエさんって竹宮さん自身の分身キャラですね。
この世代の人は作者の分身が作品中に出てくることがままあります。
(風と木の詩だとパスカルとか)


男性誌の今月の1冊は榎本ナリコさんの「スカート」に。
体の性と心の性のギャップみたいなテーマをこの人は好きなようで。
「センチメントの季節」でも何度か印象的な内容を描いてるし、
「ハルオ サクラダファミリア」にもそーいうテーマが含まれてたよ。
体と心の性の乖離は性同一性障害のように白か黒かだけではなく
軽度から重度まで様々なレベルの人が存在すると言われるわけで。
何も考えずに男や女だったりした人は、たぶん実感沸かないだろうけど
多少なりと自分の性を考えた人なら共感する部分もあるはず。

ところでこの作品を読んでたら
ふと大島弓子さんの「つるばらつるばら」を思い出しました。
絵も内容も全然似てないけど、ルーツって意外とこのへんにあり?

今月のいい感じだった作品は
「センチメントの季節」「ちょびっツ」「花とみつばち」に。
だから何故にまとめて出るかな。

「センチメントの季節」はこれでお終いだそうです。
だからホントはコメントを書き直したかったけど、時間切れ。
現実の世界には体しかなくて心はネットの上にだけ存在してるとか。
ネットを素材にした内容としては面白いアプローチだと思うです。

「ガールズザウルス」は楠桂さんがこんな話を!?って感じの内容。
少年誌には時々ある脈絡もなく裸が出てくる展開の漫画。
っていうかチャレンジャーとお呼びすべきでしょうか?(笑)
しかし内実は「シンデレラはわざとくつ片方落として、眠り姫は
たぬき寝入り、シンデレラなんか死んだふりよ!!」だったり。
う〜〜んマンダム。<意味不明

「山下和美短編集」もう少し芸のあるタイトル付けよーよ。
ちなみに内容は1作品を除いて女性誌の作品だったりして。
しかもコミックス2冊分の厚さで半分は1本の作品だったりする。
こーいう厚さは本が傷みやすいので、2冊で出して欲しかった。
ところでバーコードハゲ親父のギタリスト姿はインパクトあるね。

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