飛び出せ情報端末 (02/4/23) 次へ 前へ
目次へ

あいかわらずネタが有りません。
ってゆーかコメント書き作業が全く進んでません(汗)。
6月サービススタートに向けて過酷なスケジュールで進行中なので。
しかもこのままではちょっと「みずほ」な予感でドッキドキ(爆)
てなわけで、毎度の発酵したネタを。


浪費大作戦の続き。
実は……もう一個PDAを買ってしまいました(爆)。
ザウルスを使いこなしていないのに何をやっているのでしょうか。
少しでも使えるお金があるとすぐこれだから(汗)。
使えるお金とはイコール貯金ではなくて借金の余地のことです。
このへんは一般人と違うのです。なにか間違ってます(笑)

ちなみに買ったのはカシオのE-700というモデル。赤いの
PocketPCというWindowsの弟分(CE)が載っているマシンで。
マシン性能はザウルスの倍以上でパームの5倍以上かも!?
ただWindows系なのでマシン性能の割には遅いんです(爆)。
さすがマイクロソフト!やることが違います。なんちって。

ところで何でザウルスを持ってるのに新たに買ったのかと言うと、
それはザウルスの先行きが不明瞭だから……と言うかなんというか。
シャープ自体もやる気が有るのか無いのか微妙な感じだし。
新モデルもなんとなく外してる気がしないでもない。

マルチメディアよりも基本をしっかりしたコンパクトなのが欲しいのに。
(持ってる)P10サイズでカラー液晶でCFIIスロットが付くのを出せ!
たぶん値段ではパーム系に勝てないので、高付加価値の高価格路線を
目指してるんだろうけど、それもPocketPCとの対決で分が悪いような。
正直なところザウルスは商品としての命運は尽きかけてるかも。

でもザウルスの基本的な使い勝手は決して悪くないんですよ。
特にE-700を買ってそのへんは実感してしまった。
やはり今までに積み重ねて来たものがあるから。
特に日本語の手書き認識の使い勝手はPocketPCとは比較にならないし。
でもシャープ一社だけだと投入できる人的リソースに差があり過ぎて
今後は急速にあらゆる面で逆転されたり引き離されたりするでしょう。

実はもう一つ理由が。
それはザウルスは開発環境が高い(49800円)ってところ。
先行き不明瞭な環境にしかも仕事と無関係で5万も投入できません。
いちおー試用版がただで試せるのですが、いつ公開停止になるか……
(3ヶ月程度の使用期限なので定期的に更新しないと使えなくなる)
その点PocketPCは開発環境がタダ(CDの発送手数料が取られるけど)。
シャープもザウルス用をただで配ればもーちっと盛り上がるのに。
(開発環境を使うのは無料でサポートは有料にすればいいのだから)
ま、開発環境なんて使うだけの人にはあまり関係ないですが。

あ、肝心な理由を書き忘れてました。
それは安かったから。安かったからに決まっているではないか!(笑)
前にPocketPCなんて高くて買えんと書いたのですが、
何の因果かたたき売りしてる現場に遭遇してしまいました。
その値段はなんと19800円。ちなみにモノクロモデルは9800円。
今買わないと当分こんな値段では買えないぞ、と悪魔が囁いた(爆)。

ちなみに新品でもまれにこの値段で売ってることがあるけど、
基本的にはメーカー再生品です。買ったのもそーですよ。
よーするに店頭品や初期不良品をメーカーが修理・再生して
新品同様品として出荷してるものです。微かに傷などもあったり。
でも中古品を買うよりはメーカー保証が付いてる分マシです。

あ、モノクロモデル(E-65)はE-700より1世代古くて(Ps/PCというやつ)、
スピードは3分の1で電池式でケーブルはRS232Cで、てなわけで
値段以上に差があったのでせっかくだからカラーにしました。
モノクロの方は電池が抜群に持つと言うメリットもあったけどね。

そーそー、ホントはが欲しかった(笑)。もしくは
さすがに限定色なんか今ごろ残ってるわけなく。
(赤も限定色だけどたぶん流通してた数が違うのでしょう)


で、今のままだとPDAコレクターなので(笑)、
飛び出せ情報端末プロジェクトχを始動しました。
仕事時間にほんの少しずつ進行してます(汗)。

いや、いちおー仕事絡みの勉強と言う名目にすれば大丈夫。
なにしろ未経験分野はそのものずばり勉強になるので。
将来仕事で必要になったときに改めて勉強する手間が省けるし。
でも仕事の一環なので割ける時間は微々たるもんですが。
メインのプロジェクトに支障が出るほど時間をかけられないし。
よーするに始動はしたけど完成予定は未定って感じ(爆)。

実は作業の全体像をイメージしたんですが……
まる一日を作業にさければ一週間程度で終わりそうです。
しかし……今のペースでは早くて夏ぐらいでしょうか。とほほ〜

ちなみに現在の進行レベルはPDA用のサンプルが半分ほど出来たとこ。
サンプルというのは、いきなり実際にPDA用に作ってしまうと修正・調整が
面倒くさいのでPDA画面をパソコン上で再現したものです。
(よーするに240×320画面でキー入力を極力使わない操作感のテスト)
Javaを使うとこーいうのはめっちゃ楽勝。ってか俺様は天才ですか?<おい

できあがったその1は「作者リスト」
これはコミックスで読んだことある人のリストです。
よーするにホームページのチェックリストの整形元のデータ。
大昔にスーパー電子手帳に入れて持ち歩こうとしたデータ(遠い目)。

ただのデータとしてならどんなPDAにもすぐ入れられます。
が、それだと検索・閲覧性が悪すぎるのでちょっと工夫しました。
つまり「文字」と「読み」で前方一致及び部分一致で絞り込める。
よーするに簡単なデータベースです。他に便利なのもあったりしてな。

ちなみに住所録風に50音でタブを付ける方法も考えたのですが……
(いにしえの電子手帳では住所録として送り込んでいた)
3000人とかいると焼け石に水なので止めました。
しかも50音を選択するのに2アクション必要だし。
もしくは50音分のかなパットを用意するとか。
だったら手書きで一文字入れた方が楽だろうと言うことで。
実際にサンプルを作った感じでは、まぁ良さそうです。

できあがったその2は「新刊(複合)リスト」
新刊リスト・お買い物リスト・未読チェックリストの複合型。
最初はお買い物リスト専用のを作ってたんだけど、
全部同じインターフェースでいけることに気付いて改造したよ。

表示は現在を中心にして1週間分を表示して表示範囲を前後に移動できる。
(買い物リストは1週間分だけど新刊リストは数が多いので3日分)
1行のリストテーブルでは情報が完全に表示できないので、カーソルで選ぶと
画面の下の方に2行で詳細の内容を表示する。という感じてす。
そしてそこにあるチェックを入れる(購入済)とリストから消えます。
もちろん購入済を表示するしないも切り替えられます。

で、現在は買い物予定データのみを読み込めるようになっています。
よーするにホームページの購入予定リストの整形元のデータです。
そのデータは大洋社のリストから人力カット&ペースト(笑)したもの。
あと未読チェックリストというのもあります。
大洋社のリストと作者リスト(データ)を元に自動生成されます。
ただし印刷用なので今回の用途に使うのはちょっと面倒だったり。

そこで新たな方針として親亀子亀スタイルを採用することにしました。
つまりパソコン側で大洋社のリストを元に新刊・お買い物・未読の
複合データベースを生成します。お買い物リストは全自動は無理なので、
新刊リスト表示にプチプチとチェックを入れるカタチにします。
未読チェックも全自動だと誤字で余分に出てくるので修正します。
(読んだことあるのに誤字で未読扱いになっちゃうことがまま有ります)
そしてそのままPDA上の子亀で使いやすいデータにして送ります。
(逆に子亀での購入済チェックも反映します)

その親亀は新刊リストをホームページ用にも出力するのです。
つまり、これ一つ(+子亀)で全ての新刊系情報が集約できてしまうのです。
なんて素晴らしいことでしょうか!<自画自賛
もちろん出来上がったら、の話だけどな(爆)。


てなわけで、日々着々と進行してます。亀の歩みで(笑)。


変わる世界 (02/4/17) 次へ 前へ
目次へ

久しぶりにゼノサーガをやりました。
怪しい高笑いをするキャラが大活躍(敵)です。
まったくもって怪しい作品である(笑)。

にしても相変わらず(中)ボスが卑怯に強いです。
ある程度売れてるので何度も全滅するRPGって珍しいような。
もっと楽して進ませてくれよ〜〜。時間が無いんだから。
と文句はいいつつもやってしまうだけの魅力はあるけどな。

夏ぐらいまでには終わらせたいっすね。
そして年末までにはFF10も終わらせたい(希望)。
FF11?なんすかそれ?
ってゆーかオンラインゲームって時間のない人には不可能だよ。


ところであまり大々的にニュースになってないけどグラフィックソフトを
作ってるコーレルがマイクログラフィックスを買収したそうで。
コーレルって前にもペインターやKPTを買収したと言うのに。
(メタクリエイションは撤退して製品をばら売りしてしまった)
その昔アドビがアルダスを吸収合併してしまったので、
著名なグラフィックソフトを作ってる大手ってアドビ、コーレル、
あとはマクロメディアぐらいしか無くなってしまったよ。

元々コーレルのソフトは1本しか持ってなかったのに、
いつのまにか4本も持ってることに(笑)。
しかもどれもかなり古いバージョンを使い続けてる。ってか放置してる。
なにしろバージョンアップ料金が結構高いもので。
(PHOTO PAINT、Designer、Picture Publisher、KPT)

しかし……ペインターはPHOTO PAINTと同じペイント系とは言え、
あまりに操作感やできあがる物に違いがあったらいいけど。
PHOTO PAINTとPicture Publisherって機能も操作感も似過ぎてる。
描画ブラシや画像効果の強力なレタッチソフトという位置づけだし。
やはりPicture Publisherはフェードアウトしてしまうのかな。
こっちに慣れてるから存続して欲しいんだけど……
今のうちにPicture Publisher 10だけでも買っておくかな。
(Designerの方はさすがに残るでしょう)


話は変わって、インターネット世界の変化も凄いことに。
登録系の検索エンジンは最後の大手OCN Navi(旧NTT DIRECTORY)が
終わりほぼ絶滅。それに続いてロボット系の淘汰が始まりました。
まず本国の会社が潰れたExciteが日本では独自路線を放棄して
googleの内容をそのまま使うようになりました。
ロボットはgoogleでディレクトリがlooksmartなのでBIGLOBEサーチと
全く同じです。NETPLAZAよりは長持ちはしたけど同じ結果になるとは。

ちなみにgoogleはヤフーのリレー検索(ヤフー登録に無ければリレー)、
BIGLOBEサーチ、ニフティの@Search、そしてExciteで採用されてます。
しかもExciteってOCNを始めいくつかの大手ISPに提供されてるので、
さらに網羅率が高いという恐るべき下克上です。

確かにgoogleが受ける理由も分かるよ。しばらくここしか使ってないし。
やはり使えるページが前に出る可能性が高いのは良いっすね。
さらに検索ワード周辺をリストに表示してくれるのが結構ありがたい。
しかし、google的なやりかただと有名なページはさらに有名になるし
無名なページは永久に無名なままという傾向も加速するのだった。


変化は検索エンジンだけでは有りません。
インターネットは何でも無料に変化の兆しが。
リクルートがやってるポータルサイトのISIZEですが、
この4月に雑誌との連動分野をのぞいた多くのコーナーを終了
gooもコンテンツを整理。Justnetは大部分のコンテンツを終了。
Exciteもコンテンツの整理や有料化を検討してるとか。
有料化はよほど上手くやらないと成功しないけど。

Justnetに関してはSo-netへの吸収合併の一環ですが。
これは特殊事情というわけではなくて、逆に今後のトレンドかも。
ADSLやCATVとかの常時接続が一般化してくると、体力のないISPは
存続が難しいと思うのです。昨今の値下げ競争とかも含めて。
そしてISPの提携や合併が進めば、運営費用の圧縮で提供してる
コンテンツの整理統合も当然進むことでしょう。

ちなみに現状で計画や検討されてるのは家電系(Hi-Ho、Sannet他)の提携と
NTT系(OCN、InfoSphere、ぷらら、wakwak、AOL)の整理・統合かな。
AOLまで統合するのはさすがに無理のような気がするけど。

最後にこんなページを紹介。
過ぎ去りし過去への鎮魂歌です。
なんちって。


浪費大作戦プチ(はーと) (02/4/10) 次へ 前へ
目次へ

あいかわらず時間が有りませんことよ!
ビデオなんか借りてダビングしてそのままだし。
ゼノサーガも止まってるし。
てなわけでネタが有馬温泉(爆)。またかい!

そーそ、コミックは先月分のおすすめ予定がやっと読み終わりました。
なので今週末ぐらいからコメント書き作業を開始できるかも!?
ちなみにおすすめ予定以外の積読状態はかなり凄いことに……
なんと1ヶ月分(60冊)以上ですから。観測史上最高値です(笑)


さてさて、借金完済が見えてきた今日このごろ。
(一時は永久に返せないじゃないかと思ってたよ・爆)
そーすると持病の浪費癖が頭をもたげる来るではあーりませんか(汗)。
浪費って言ってもそんなに高くない物に限定ですが。
高いものにはモザイクがかかってて見えない目を持ってるので。<おい

一つ目の浪費?はデジカメ。買ったのは確か正月でした。
既にオモチャデジカメを持ってるのに、何故2台目を?と思うでしょう。
それは……おもちゃデジカメでは問題があったからに決まっておる!
何の問題も無いのに買い足せるほど酔狂な性格はしてませんです。ハイ。

それは、小さいもの(腕時計とか)を撮影するとボケてしまう点が一つ。
もう一つは液晶画面が付いてないので撮影したその場で確認できない点。
あとは画像が歪んでしまうという悲しい現実もありましたな……
基本的にはこの3つだけど……これだけで十分すぎる問題ですね。

新たに買ったのはFinePixA101というモデル。
実はこれ富士フィルムの公式サイトに掲載されてなかったりして。
海外向けモデルに日本語マニュアルを付けて売っているらしい。
(もちろん日本で保証の受けられる正規品です)
ちなみに普通に売ってるA201とA101とは200万と100万(画素)の違いです。
デザインとか付属品とかもたぶん全く同じだと思う。

これが14800円(税抜)で売ってたので思わず買ってしもうたよ。
型落ちモデルでもまともなデジカメでこの値段はあまり無いので。
2万円払えば通常の価格でもいくつか選択肢は有るんだけどね。
(FinePixA101も通常の相場は19800円前後です)
ちなみに今ならオリンパスのC-100がどこでも15000円程度で買える。

せっかくなのでiX-1とFinePixA101の比較なぞ。
違いなので書いてない方が劣ってるというコトです。

iX-1

スリムで軽い
電池がとっても長持ち
パソコンに接続すると電池不要
フォトレタッチソフトが付属

FinePixA101

近接撮影ができる
ホワイトバランスの調整ができる
解像度が高くて歪まない
液晶画面で撮影後すぐ確認可能
スマートメディアで記録容量を増やせる

このiX-1とA101の機能の違いって
そのままオモチャデジカメと廉価なデジカメの比較とも言えるかも。
130万画素のオモチャデジカメとか中途半端なモデルもあるけど。
ただそれって15000円もする……やっちゃった(大失敗)モデル?(爆)

ちなみにiX-1は30万画素でA101は130万画素なので、
単純に言って縦横がそれぞれ倍の解像度があります。
が、それ以上に撮影された写真の色合いに差があるような。
(「お宅拝見」に実例が載ってます)
オモチャデジカメは室内と屋外で色補正が選べないから。

iX-1は現在では7000円くらいで買えるけど、
20000円弱で買える廉価デジカメとの差は歴然としてるので
お金が有るならそっちを買うことをおすすめします。
で、100万画素の廉価デジカメより上は……普通の人なら不要かも。
少なくともNAVI的には130万画素で必要十分です。
実は30万画素でもそんなに不満はなかったぐらいだし(笑)。
解像度より歪みや色再現性の方が見た目に大きく影響するから。

ところで基本機能とは別の部分での違いについて。
まずオモチャデジカメには何故かレタッチソフトがついてます。
多くのモデルにArcSoft PhotoStudioの機能限定版?が付いてるみたい。
(Photo MontageやPhoto FantasyやPhoto Printer等もついてくる)
オモチャデジカメの値段から考えてもパンドル料金は1000円程度?
なら普通のデジカメにも付属しておけばいいのに。
機能限定版とはいえこれだけの内容を自分で揃えるのは大変だよ。

パソコンとの接続に関しては、どちらもUSBで接続することが可能です。
が、両者の接続状況はかな〜り違ったりします。
まずiX-1の方はスキャナーもどきとして接続されます。
なので画像の転送速度が若干遅いかもしれない。
A101の方はスマートメディアドライブとして認識されます。
つまり画像がそのままJPEGファイルとして見えます
(いわゆるフラッシュメモリーリーダーと同じです)

あ!もしかしてiX-1にレタッチソフトが付属するのって
それがないとデジカメから画像が読み込めないからかも。
普通はレタッチソフトにスキャナーの読み込みって付いてるし。

ここで実は重要なことを。
実はA101の方はパソコンに接続するとめっちゃ電池を消耗します
A101は数枚撮影しただけで電池がなくなるとか言ってる人がたまにいますが、
頻繁にパソコンに転送してたのでしょう、きっと。
撮影するだけなら100枚以上はできるのはずなので。
もちろん液晶画面をつけて確認すればそれだけ電池は消耗するけど。
ちなみにiX-1の方はパソコンに接続するとパソコン側から電力が
供給されるので電池が無くても動きます。この違いはなんですか!

なので専用のACアダプタかスマートメディアリーダーを買いませう。
スマメリーダーの方が使いまわしがきくけど、ま、お好きなように。

そのへんの構造的な仕様もあってPCカメラとして使うなら
オモチャデジカメの方が構造的に向いてます。
だいたいPCカメラにそんな高解像度はいらないし。
専用のPCカメラとの価格差もあんましないし。
PCカメラを買ったら、ついでにデジカメ機能も付属してたって感じ。


さて浪費その2……って長いのでまた今度!(は次回とは限らない)


続コミック戦線異状あり (02/4/3) 次へ 前へ
目次へ

すっかり遅くなりましたが何とかできました。
しかし……これは2月分ですから(汗)。
既にすぐ後ろには3月分が控えていたりして。
ちなみに3月分の更新予定日は本来なら今度の日曜日です。
そーです、めっちゃギリギリだったのですよ!


さて、本題に入る前に「コミック戦線異常あり」の続きなど。
……前回は異常ありでした。
まぁ、意味はたいして違わないからいいか(汗)。

まず、エニックスの乱から。
前に情報をキャッチしてたのはマグガーデン組のことです。
2月の末に新雑誌「BLADE」が創刊しました。
予想通り天野こずえさんと斉藤カズサさんはあちらへ。
そして何か森永あいさんのステンシルの連載まであっちへ行ってた。
てっきり破綻したままあれで終わりだと思ってたんだけど。

しかし話はこれで終わらなかったようで。
どーもマグガーデンとエニックスで権利関係でいろいろ有ったそうで
結局はマグガーデンが事実上の子会社になる形で決着しました。
よーするに叛乱は残念ながら実質失敗ってとこですね。
でも、そのおかげでAQUAや南国〜の続巻は無事刊行されました。

さらに話はもっと大きく動く。
「BLADE」のメンツに最遊記が含まれなかったので
エニックス的にはまだ大丈夫だったのかと思ってたのですが。
なんと叛乱したのはもう一派いたよーで。一賽舎組が。
しかもこっちは最遊記を筆頭にそうそうたるメンツです。
3月末に新雑誌の「ZERO-SUM」が創刊になりました。
なんか遠藤海成さんもこっちに行ったみたいなんですけど。
破天荒遊戯の続巻の行方はいかに!?

マグガーデン組と一賽舎組を合せるとエニックステイストを支えた
作家陣の大部分がエニックスに反旗を翻したことになるわけで、
いったいエニックスに何があったんでしょうね?
エニックスは三流出版社とは思えないほどいい作家を多く抱えてたけど、
それはひとえに編集してた人達の力量による部分が大きいと思うのです。
その人達に逃げられるのは、やはり会社に問題があったのかもよ。
昔はエニックスの雑誌にはいい作家がたくさんいたんだよ。
なんて過去形で語られることのないよう、頑張ってくださいな。


まだネタあります。
小学館の少女漫画雑誌が再編されました。
「別コミ」が「Betsucomi」に「プチフラワー」が「(月刊)フラワーズ」に。
ただ誌名が変わっただけど思ったら大間違いです。
なんと別コミを支えてきたベテラン陣がまとめてフラワーズへ移籍
吉田秋生「YASHA」、渡辺多恵子「風光る」、田村由美「7 SEED」、
新井理恵「うまんが」……別コミで読んでる作品のほとんどだよ!
そして今までPFに描いてた木原敏江さん、名香智子さん、赤石路代さん、
さいとうちほさん、神坂智子さん、諏訪緑さんはもちろん続投。
さらに新連載の吉野朔実さんまで。なんとも凄いメンツです。

もひとつ。
講談社からも少女漫画の「Vanilla」という新雑誌(ヤング誌)が。
デザート、チーズ、クッキーの次はバニラですか……(笑)
まぁ、一言でいうとぶっといです(笑)。B5なのに実にぶっとい!
しかし言いたいことはそこじゃない。この雑誌のメンツが問題です。
なんというか集英社系の人が何人もいる。何か関係があるのかな?
えっ?という人が描いてるので気になる人は要チェックです。


さて、本題に行きます。ちなみに2月分です(汗)。

女性誌の今月の1冊は三原ミツカズさんの「DOLL」に。
今月はいい作品が揃ってて熾烈な争いでしたが僅差でこれに。
ドカーンと来て泣けるというより、じわじわと積み重ねで来るって感じ。
1回目よりも2回目の方がより伝わるものがある、とも言えるかも。
ちなみに、特に印象的な話はgraveです。命、を実感させてくれる

今月のいい感じだった作品は
「YASHA」「B-EYES」「百鬼夜行抄」「人形師の夜」でした。
「YASHA」は何でも小学館漫画賞を取ったそうです。
ふ〜ん、と言うか、取って当たり前なので驚きも無いよ(笑)。
あと「輝夜姫」も取ったそうな。これも順当って感じですね。
(少年部門は「犬夜叉」だそうです)

「楽園まであともうちょっと」これはホモマンガなのに、
主要キャラのうち一人が女性キャラという大胆なストーリーです。
ヒーロー(攻め?)とヒロイン(受け?)に対する狂言回しのような存在。
実は女キャラがまともに描ける人の方がホモマンガも面白いんです。
(女キャラを出す出さないにはあまり関係なく)
同性より異性を描くほうが難しいんだから当然って言えば当然だけど。

「プチエゴイスト」内容はまぁ読んでもらうとして。
この中に出てくる青年誌の看板作家がエッチな漫画というのは現実と違う。
青年誌には確かにエッチな漫画は腐るほど有るし売れてるのも有る。
男性向けの方が女性向けよりもエッチな漫画は多いのも事実です。
しかし、青年誌の看板と言うほど売れてる作品はたぶん無いよ。

青年誌ってエッチな漫画とそれ以外って内容的に分離しちゃってるから。
エロ込みで人気が有るほどエンターティメントな作品って滅多に無いっす。
逆に少女漫画の方がエッチな内容でも簡単に売れます(笑)。
って言うかラブからエッチの方が必然性があるからでしょう。
(勝負とか冒険とエッチはあまり必然性はないっしょ?)

「SOUL KISS」の斉木久美子さんって、作風はオシャレなのに
中に散りばめられてるネタがめっちゃマニアックです。
小川彌生さんと作品のスタンスが似てるかもしれない。
ごく一部の人以外はついて来れないような濃い感性で突っ走るより
気づいたときには毒が回ってるような戦法の方が上手いと思います。
少なくとも多くの人に伝えられることは確かだし。
エクセルサーガなんかも趣味を記号化してるから受けるわけで。
(趣味をストレートに表現したらかなり気色悪い作品になりそう)


男性誌の今月の1冊は三浦靖冬さんの「おつきさまのかえりみち」に。
実は無しのつもりだったけど、コメント書いてたら入れたくなったので。
これは久々の快楽天から。ということはエロマンガです。
成年マークなしで、表紙もタイトルもメルヘンちっくですが、ねんのため。
読んでいて、ふとハードメルヘンという形容を思い出してしまったよ。
(たしか「天使の卵」につけられていた形容だったと思う)
この中の「とおくしづかなうみのいろ」がすんごい好きでね、
ずっとコミックスになるのを待ってました。

期待の新顔は「女子高生」の大島永遠(おおしまとわ)さん。
最近すっかりエロマンガ雑誌と化してる漫画アクションで、
しかも元々美少女系で描いてた人なのに……全くのエロなし!(笑)
なんちゅーか実話てんこ盛りの可愛くて下品な少女漫画な内容です。
実はこの人デビュー作(ピエロの話)から知ってた。ってか好きだった。
その時、男にしてはずいぶん人間をしっかり描ける人だなとか思って。
そーです、字面で勝手に男性だと思い込みました(爆)。すまぬ……(汗)
さすがにその後の作品で勘違いに気付きましたが。
(わりとハッキリと女性と分かる作品を描いてる人なので)

Copyright(C)1997-2009 NAVI All Rights Reserved.
次へ 前へ