Game Long Talk [Xenogears]



たった2行でなんか語り尽くせないっす!
もっと思いの丈を語らせてくれよ。
そんなわけでの長いめの感想のページ。

基本的に更新(週刊)日記から再録したものです。
すでに読んでる人はあしからずご了承ください。
長い感想・レビュー ■△■
ゲーム好き? ■△■


ゼノギアス 先頭へ

更新(週刊)日記の中から抜粋して再録してあります。

■■ ファイナルファンタジーとは違う可能性・編

ちょーど去年の今ごろが寝ても覚めてもエヴァな状態でした。
すっかり壊れ者で日常生活も満足に送れてなかったぐらいだし(汗)。
今でこそ冷静に見たり語れたりするようになったけど。

何でこんなコトを書き始めたかと言うと、ゼノギアスをやったから(笑)。
時間がないから見るだけ、とか思ってたのに数時間やってしまいました
まったく油断大敵(爆)。

なんと言うか、これは甘く見てはいけないシロモノです。
CMで流れてた「ファイナルファンタジーとは違う可能性」ってのを実感。
アニメなゲームって腐るほどあるけど、アニメの手法をここまで徹底的に
引用したものはかつて無かったから。見てて口あんぐりなシーンが
目白押しだし。本当の意味でのアニメなゲームと言えるんでは。
あちこち詰めが甘いので、そのへんでイメージ悪いかもしれないけど。
この意欲は買いでしょう。スクウェアはやっぱり恐るべしだね。

(「こんな話、そんな話」1998/3/1版より)

■■ ポリゴンでアートワーク・編

やっぱりやりました。やってました。ゼノギアスを。
1ヶ月ぶりぐらいにやったな……
このペースだと終わるのは夏になってしまうかも。
これだけは最後までやってみたいので、時間がかかってもやるよ。
だってFF7よりこっちの方が面白いもん。
たぶんパラサイトイブよりも面白いんじゃないかな。
ロボット格闘とかアニメとか一見お子様向けって雰囲気もするけど
実は意外に大人向きというか、結構辛口の内容になってるのです。

なんと言っても世界観の作り込みが半端じゃないっす。
ポポロとかクーロンズゲートとかと充分に比べ物になるから。
それと、やはりアートワークが意外に侮れない。
ポリゴンでアートワーク?などと思うなかれ。あの色合いはアートです
それに空間の表現とかに光るものがあります。
TIZをやった時に感じた、空間の音というか存在感みたいなものを
真面目にやってる感じがするから。TIZほどではないけど。
それまで流れてたBGMがふっと消えてSEだけになる瞬間なんか背筋が
ゾクゾクしたよ。なにもBGMは付けるだけが手法ではないっことでしょう。

問題点もいっぱいあるけど、この意欲はちょっと凄いっす。
正直言って、減点を恐れて当たり障りのない内容に終始してる優等生的な
ゲームよりも、粗削りだけどダイヤの原石のよーな光を内に秘めてる、
どーせならそんなゲームをやりたいっす。なにしろ「感性の旅人」だから。
(←白泉社の心理チャートの結果)
だいたい人間に与えられた時間は少なすぎるんだから、
惰性で生きてる暇なんかないんだよ。

(「こんな話、そんな話」1998/4/13版より)

■■ いい感じに未完成・編

久々に進みましたよゼノギアス(爆)。
中ボスが倒せなくってさ、何度もそこで全滅してたんだよ。
どーやってギア(巨大ロボット)を回復するのかと思ってたら
オプション装備が必要だったとは……今まで気が付かなかった(汗)
これでエンディングに向けて一歩前進しました。
思わせぶりな設定がてんこ盛りで、どーやって収拾を付けるつもりなんだか。
とにかく、発売2周年までには終わらせたいっす(希望)。

しかし何だね。スクウェアのRPGと言えば世間の評価は絶大だけど、
NAVI的にはどれも大いなる未完成品って感じがするよ。
っても面白くないって意味じゃないけど。もちろん面白いっす。
アイデアを盛り込み過ぎで全体の統一感が損なわれてるって感じ。

FF7だって最初のミッドガルドの中の部分と、外に出た後の緊張感が
あまりに違うし。正直言ってフィールド要らなかったんじゃない?
新しいシステムを入れたものの、過去のRPG文法は捨てられなかった、
そんなちぐはぐな感じを受けるんですが。
サーカディアをやってて思ったけど、引くことも有りなんだよ。
足すことばかりが面白くする方法じゃないってコトですね。

かなり強引な話だけど、最初のミットガルドの部分とエアリスが遺跡に
行ってしまうあたり以降を上手く繋げれば、プレイ時間が25時間ぐらいの
劇的にドラマチックな内容になったと思うっすよ。
真ん中の部分はあきらかに冗長だから。
ストーリー展開が根本的に気に入らないけど、それはまー置いといて(爆)。

(「こんな話、そんな話」1999/6/29版より)

■■ 戦いの意味は・編

ついに最後の最後まで来ました。実に1年半もかけて
後はデウスを倒すだけ。試しにやったらあっさり全滅したけど(笑)。
や、それにしても今までに何度全滅をくらったことか……
道がわかりにくくて、同じところをひたすらさ迷ったりもしたし。
かなりシビアなアクションを要求されて、何度も失敗したりとか。
なんか、とってもバランスが悪いんじゃねぇのかい?
挫折しそうになった回数は片手じゃ足りないっスよ。もぉ。

それでもやり続けたのは、それだけ内容が魅力的だったってコトで。
いや魅力的な内容で、先が気になるからこそ、何とかして欲しかった。
もーちっとさくさく進めるようにしてくれんかの。
あんまし苦行を求められても困るですよ。こちとら若くないんだから。
年寄りはいたわれっちゅーの(笑)。

内容といえば。
ついにオープニングのアニメムービーとゲームの内容が繋がりました(笑)。
つまり今までは関係がはっきりしなかったってことなんだけど(爆)。
しかもゲームを開始してしばらくは、接点がまるで見当たらなくて。
てなわけで、やっと全ての謎は解けた。犯人はこの中にいる!←間違い

いや、まさかあんな設定だったとは……
スクウェアの……と言うより、今までやったRPGの中で一番気合の入った
設定じゃないですか。時間軸スケールが壮大とかそーいう意味じゃなくて。
発想の次元が違うというか、お約束的なノリとは根本が違うというか。
いわゆる大作ストーリーで世界の命運を決するに足るだけの設定というか。
やっと、おとぎ話じゃない物語を語りはじめたというか。

もちろんFF7もとてもじゃないけど比較にはならないっすね。
星の命が危ないって、いくらなんでもその設定には無理有りすぎ(笑)。
まだサーカディアの方が世界の危機って意味では説得力あるっすね。
大量のエーテルが流れ込んだら、人は肉体の輪郭が保てなくなる。
だから危機なんだって発想。危機イコール破壊である必要は無いんだし。

設定でもひとつ感心したこと。
キャラクターがとても丁寧に配置してあるんだよ。
プレーヤーキャラはそれぞれが重要なポジションを占めてるし。
特に主人公とヒロインなんかまさに世界の命運を決することが、
あらかじめ運命付けられていたとゆーか。偶然じゃないんだよ。
あと、キャラが安易に使い捨てられていかないのもいいね。
主人公(達)のまわりのキャラも敵のキャラさえも。
最後の方なんか敵とか味方とかそんなのはどーでも良くなるけど(爆)。
世界の命運を決するということは、人知の範疇じゃないってことか。

そーそー大事なことを書き忘れた。
ゼノギアスはキャラがいいんですよ。キャラが立ってる。
一人一人のキャラがちゃんと世界の中で生きてる
ゲームのシーン(イベント)を構成するためにでっち上げられたキャラ、
みたいな薄っぺらいキャラじゃないのがいいんです。
たぶん設定よりもキャラの魅力に引かれるんじゃないかと思うけど。
そりゃま、最後の方までやらないと見えない設定よりも、
数時間もやってれば見えるキャラや世界の魅力の方がとっつきやすいやね(笑)。

贅沢を言わせてもらえれば、もっとじっくり描いて欲しかったってゆーか。
設定やストーリーを大きくしすぎて、キャラの表情を描き切れてないし。
やっと物語を語りはじめたのだから、次のステップは感情ですかね。
エロゲーとかの方がそっち方面は進んでたりして(爆)。

じっくりと言えば2枚目に入ると駆け足でストーリーが進むんだけど、
これはちょっとどーいう意図なのかな?とか思ってしまった。
あえて一気に進めてたのか、それとも……スケジュールが足りなかったのか(爆)。
なんかそれまでとノリが違いすぎるから、足りなかった感じが濃厚だよ。
バランス調整が詰め切れてないのも、スケジュールなのかなという気が。
ムービーシーンも序盤と最後の方にしかなくて、途中全然出てこないし。
さりげなく未完成品ですか?(笑)

でも、しっかり完成してしまったら、どれだけ時間かかるんだろ。
なにしろ寄り道せずに一直線に進んできて、すでに60時間以上……
FF7なんてラストのボスにたどり着いたとき40時間経ってなかったのに。
ただし、あんまりさっさと進むと歯が立たなかったりする(爆)。

今回、それを痛感してしまったのは。ハイパーモードのこと。
最後の(デウス)なんてハイパーモードになれば簡単とか書いてあって。
ハイパーモードにする方法も書いてあったんだけど。
アタックレベルを3にした段階で必殺技を発動しなければなる可能性がある。
特に主人公の機体は確率99%なので確実になるハズ、って内容。
しかし、アタックレベルが2までしか上がらんのだけど……
なんでやねん!教えてエライひと!(汗)

最後の手段でゼノ関係のホームページを徘徊してみたりして。
あやしいカップリングのページならいっぱいありました(爆)。
そーゆーゲームだったのかゼノギアスって?(笑)
しかし今必要なのは攻略法っすよ!エンディングが見たいんじゃよ!
ぬーー、パーフェクトワークスなんか買う前に攻略本を買うべきだったか(汗)。
結局のところ他力本願な作戦は徒労に終わる……

しょーがないので自力でいろいろなパラメータを眺めてたりして。
なぜがエメラダの機体だけがハイパーモードになるんだよ。
何が違うんだろう〜〜とか思って眺めてて、もしかしてと気が付いた点が。
エメラダだけが人の時の取得技(必殺技)が多いのだった。
もしかして取得技が少ないとギア(ロボット)のアタックレベルが上がらない?
と言うわけで、ちっとフェイ(主人公)だけ鍛えてみました。
そしたらちゃんとアタックレベルが3に!!!やっぱそーか……

面倒なので、たいして鍛えないでどんどん進んでたら、こんな落とし穴に。
ちなみにエメラダは途中から仲間になるので、鍛える前から取得してた(笑)。
これから鍛え直して、デウスと再戦だよ。先は長いっす。
えーいもー、RPGに戦闘なんかいらんわ!
とか重大な問題提起をしたくなる気分。いやマジで。

(「こんな話、そんな話」1999/8/16版より)

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