Game Long Talk [Little Princess]



たった2行でなんか語り尽くせないっす!
もっと思いの丈を語らせてくれよ。
そんなわけでの長いめの感想のページ。

基本的に更新(週刊)日記から再録したものです。
すでに読んでる人はあしからずご了承ください。
長い感想・レビュー ■△■
ゲーム好き? ■△■


リトルプリンセス 先頭へ

更新(週刊)日記の中から抜粋して再録してあります。

■■ ちょっと人生終わってる・編

すでに掲示板には書いちゃったけど、
「リトルプリンセス マール王国の人形姫2」と言うゲームにどっぷり(笑)。
どのぐらいどっぷりかって、はじめてまだ一週間も経ってないっちゅーのに、
すでにクリアしちゃったぐらいで(笑)。
本もほとんど読まず寝る時間を削ってまでやりまくりでした。
いや、こんなにゲームに熱中したのは久しぶりだよ。
だいたい25時間ぐらいで終われるんだけど、もしも50時間ぐらい必要だったら
しばらく非人間的な生活が続くとこだったでしょー。はっはっは(汗)

雰囲気はいいし、音楽もいいし、セリフの出来もかなりいい。
いきなり唄って踊っちゃうミュージカル仕立てがなんか凄い楽しくて。
難易度はかなり易しいし、最初の方はマップが単純でサクサク進むし。
でも先に進めばそれなりに手応えもあるよ。適当にやってるとヤバい。
システムもシンプルだけどよく考えられてるし、そのわりに奥も深い。
ストーリーは単純明快だけど、芸が細かいしけっこー感動的だし。
今までよく知らなかったけど、もしかしてこれって傑作なんでは?

せっかくだからゲームの内容を。
主人公はマール王国ってとこの王女で12歳の女の子なのです。
凄く面白いんだけど、熱中してるとちょっと人生終わってる感じ(爆)。
で、その王家の血筋(正確に言うと母親の母親)に古代人の血が混じってて
人形と話ができるのです。で、人形をパートナーにすることができる。
おてんばな王女はよく城を抜け出しては街に遊びに行ったりして。
そして親友(同じ歳の少女)と一緒に近くの森に冒険に行ったりもする。
あ、大事なコトを書き忘れてるっすね。
主人公の夢は母親のように冒険に出て素敵な人に出会い恋をすること。
(母親のよーにってことはよーするに前作の主人公ってことかな)

最初はほんと身近な冒険から始まって、最後には世界の運命を決する!
よーな展開にはならないけど(笑)。
第一印象はムーーって感じだったけど、だんだん気になる謎の少年がいて。
その少年の母親を助けるために古代の秘宝を手に入れるのを手伝うのです。
そこで出てくるのが敵役のアクージョ(凄いネーミング)とその手下たち。
一人一人キャラが濃い〜の。なんかタイムボカンかと思ったよ(笑)。
で明かされる少年の正体と古代文明との繋がり。実は自分にも関係がある。

親友とケンカしてしまった時に心を閉ざしてしまった親友の心の中に入って
過去の思い出とともに心を開いていく、そして自分が再確認する過程とか。
前作の敵役のマージョリィ(凄いネーミングパート2)とその手下たちは
アクージョの手下たちとそれぞれライバルで。いがみ合いながらも秘宝を
手に入れる過程でお互いが段々と理解してく、その様に教えられるとか。
謎の少年の自分の立場と主人公の想いとの狭間の心の葛藤とか。
おちゃらけてるよーで、かなりしっかり心が描けてるんだよ。

そして同じ敵役が何度も再登場してくるのもいいっすね。
味方のキャラばかりじゃなくて、敵方のキャラもちゃんと存在感がある。
そしてマージョリィの手下とは戦うだけじゃなくて仲間になったりもする。
謎の少年とも半分ぐらい仲間として一緒に行動するのです。
しかし最後のほーでは戦うんだよ。主人公の気持ちを考えるとかなり痛い。

システムもなかなかよく出来てる。
人形がパートナーにできるって書いたけど。
よーするに人形をパートナーにして、それが一種の召喚魔法になるのです。
で、人形をパートナーにしておくと、主人公と一緒に成長していく。
そして成長するとより強力な魔法を使えるようになるってコト。
ちなみに普通の魔法は存在しないっす。魔法は全て人形が使う。
あとモンスターに勝つとモンスターが人形として仲間(?)になることも。
FF7のマテリアのよーな、ペルソナのよーな、色んな作品のコラージュすね。

更によく出来てるなと思ったのが。MPが無いってとこ。
人形を使うとイノチウムという単位を消費するのです。
このイノチウムはこの世界の全ての基本となるエネルギーで、
お金のよーに使える……ってゆーかよーするにお金です(笑)
つまり!魔法を使うとお金を消費するんだよ〜〜。

ふつーRPGって冒険してて力尽きるのはMPが無くなるってことだから。
MPが無いと力尽きることがない。回復のために宿屋に泊まる必要なし!
あれイノチウムが無くなっちゃうのでは?と思う人もいるかな。
でもモンスターを倒せばふつーお金(イノチウム)が入るじゃない。
つまりモンスターを倒して得られる分より消費を少なくすれば大丈夫。
もちろん弱い相手に派手な魔法を使いまくると赤字です(笑)。
戦略に金銭感覚が必要だなんて、なんとも生活感がありまくりですな。

ちなみに、いわゆる回復アイテムを買って持ち歩くのも、魔法で回復するのも
結局は全く同じことです。お金で回復してるわけだから(笑)。
いや〜〜、ちっと感動的だよこのシステム。今後はこれを基準にしよーぜ。

にしても、これを作ってる日本一ソフトウェアって名前しか知らんかった(笑)。
あ、そいや以前なんかの体験版をやったことはあったっけ。
それは……誰が買うんですか?こんなゲーム……みたいなのだったのに。
素晴らしいゲームは過去に実績のある人や会社が作るわけじゃないって実感する。
だいたいサーカディアだって過去に実績なんか全然無い人たちが作ってるし。
考えてみたらポポロクロイス物語のスタッフだってあれで注目されたわけだ。

あ、これってよーするにポポロの王女版みたいなものです。
ポポロの影響を色濃く受けてるっすね、もちろんただの焼き直しでは無いよ。
だからポポロが好きな人ならバッチリハマるよーな気がしまする。
後はロリコンな人におすすめ。<おいおい

(「こんな話、そんな話」1999/12/13版より)

Copyright(C)1997-2012 NAVI All Rights Reserved.
先頭へ