Circadia [Talk]



ゲームの楽しみ方は人それぞれ。
ゲームの意味も人それぞれ。
ここはいわゆるひとつの愛をたれ流す場所。
他人の価値観なぞ知ったこっちゃないね。

と言うわけで、苦情は一切受け付けません(爆)。
サーカディア ■△■
ゲーム好き? ■▲■
長い感想・レビュー ■△■


勝手に語ってサーカディア 先頭へ

更新(週刊)日記の中でサーカディアについて語ってる部分を抜粋して
再録してみました。すでに読んでる人は読まないでよし!(爆)

■■ 体験版・編

「サーカディア」はけっこー面白いじゃん。雑誌の評価はイマイチなのに。
ストーリーがいわゆるライトノベル系みたいで。
テキスト(セリフとか説明文とか)はけっこーちゃんとしてるし。
好きな人はけっこー好きそうだよ。
キャラの行動で好意度が上下して仲間なったり、敵になったりって発想は
キャラ重視の人にはなかなか面白いんじゃないですか?
ゲーム屋の発想じゃないというか、ゲーム的じゃないけど。そこがいいね。

(「こんな話、そんな話」1999/3/01版より)

■■ ハマって抜けない・編

サーカディアにハマってしまいました。
ずぶずぶはまって抜けねぇじゃねーか(汗)
先週、体験版をやってしまったのが運の尽き。
続きが気になっていきなり買ってしまいましたよ。ふふふふ
やり始めたら止められないんだな、これが。
今だって続きがやりたくてしょーがない。ああゲームが呼んでる(笑)。

それにしても影守先生!あんたは美味しすぎだ!(笑)
刺さりそうな目線と毒入りクールなセリフで白衣が似合って喧嘩も強い。
で、けっこー優しいところもあるなんて。くぁー惚れたぜヒジリーー(爆)。
全国で1万人ぐらいは同じことを考えた人がいるに違いない(笑)。

ちなみにゲームの内容はというと、
ある理由があって崩壊の危機に瀕した世界を救うために、
仲間を集めて戦う。って感じの現代版のRPGみたいな内容です。
その中で仲間を集める部分が特に重要な位置を占めてて。
かわりに戦闘のウェイトを大幅に削ったものになってる。
(いちおうRPG風のコマンド戦闘みたいのがある)
アドベンチャープラスというジャンル名称はつまりそーいうこと。

で、仲間を集めてといっても、よくあるRPGのようにいきなり仲間に誘うと
頭が変だと思われるのがオチなので(笑)、仲良くなる必要があったりして。
つまり仲間になる可能性があるキャラと友好を深めていく必要があるのです。
ちなみに仲間になる可能性があるキャラは14人(男女各7人)いて、
そのうち最終的に仲間になるのは7人まで。それ以外は敵になってしまう。

とりあえず親交を深めていれば仲間になる、と単純に考えていたので、
好みのキャラとだけ親交を深めてたのです。
しかし、このゲームはそのへんにあるチャチなゲームとは大違いであった!
仲間にしたはずのキャラにまで敵の魔の手が伸びてくる
特に友好度が落ちているととっても危険なのです。

友好度はまめに逢いに行かないと落ちてしまうから。
とにかく大切なキャラとは重点的に交流をしていかないといけない。
で、会うことによってそのキャラの色んな表情や背景が見えてきたりして、
よけいに思い入れてしまったりする。なかなか良くできてるよ、これ。
しかーーし、仲がいいキャラにも敵の刺客は送られてくる。いやーーん(爆)。
ちゃんと撃退するイベントもあるんだけど、もし負けでもしたら……
それだけ思い入れてるキャラが敵の手に落ちたらショック大きすぎ。自分が。

もちろん一応ヒロインらしきキャラがいるのです。
ヒロインという設定上、主人公とのカラミのイベントも多くって。
当然それなりに思い入れることになるのです、
が、油断してると敵の手に落ちる……ヒロインさえも例外ではないってこと。
なんてえげつないシステムじゃ。素晴らしすぎるよ(爆)。

ところで今までの説明でピンときた人はいるでしょう。
そーなんです、これ恋愛シミュレーションと同じシステムになってる(笑)。
仲良くなると相手から会いに来てくれたり、電話してくれたり、
下校時に一緒に帰れたりするのです。これぞ下校デートってか?(笑)
しかしなぜか逢いに来てくれるのも、電話くれるのも男キャラばかり(爆)。
いかんぞ弘樹、そんなんでは。ってそもそも誰のせいだっつーの(汗)。

ちなみに女キャラが相手だと恋愛的な展開にもなってくる感じ。
仲間を女ばっかり7人揃えるってことも理論的にはたぶん可能なはず。
でも二股とかしてるみたいで、気分的にちっとやな感じ
お弁当を作ってくれたことがあって、それがいきなりかち合ってるし。
こーゆー場合に対処を間違えると、どちらか傷つけて友好度が落ちるから。

てなわけで、ちっと語ってしまいました(笑)。
はやく続きをやりたい〜〜〜〜っす。

そーそー実はサーカディアのファンサイトを一通り見てまわったりもして。
なんと10サイト以上あるんだよ。ビックリ。密かに盛り上がってるじゃん。
で半分ほどがいわゆる女性向け煩悩系サイトだったりする(爆)。
他のもやっぱりそれっぽかったりして。まーいいけど面白いから(笑)。

(「こんな話、そんな話」1999/3/10版より)

■■ ユウゴウノトキハ……チカイ・編

ふふふふ、サーカディア最後まで行きました。
自力で最後までやったのって、すんごい久しぶりかも(涙)。
最後までやりたいという魅力があったから、ってのもあるけど。
そんなに時間がかからないのがいいよ。12時間ぐらいだし。

と言っても中身が薄いかと言うと、そんなことないのです。
だいたいRPGってプレイ時間の半分ぐらいは戦闘時間なわけだし。
フィールドを歩き回ってたり、ダンジョンを探索してたり。
ストーリーの根幹とは必ずしも関係ない部分に時間を浪費してるから。
ヒマな人はそれで良くても、時間がないと苦痛でしかないのに。

だから戦闘の比重をぐっと少なくして、
アイテム集めたり、武器や防具を揃えたりってことを省略して、
フィールドの探索も省略、ダンジョンも無し、
とにかく無駄に時間を消費する行為を全部取り去ったのはいいね。
そのぶんいわゆるゲームとはかなり違ってしまってるけど(笑)。

でもゲーム的な部分はちゃんと残ってたりする。
前にも書いたけど、恋愛シミュレーション風のシステムだから、
どのキャラと親交を深めるかを選べるわけだし。
それに仲良くならないと、見えないイベントがいっぱいあるのです。
ゲームの進め方によって、ずいぶん違ったストーリーに見えるハズ。
特に根幹にあたるイベントを見れないと印象がずいぶん変わるんでは。

1回プレイで全てのキャラと仲良くなるのは絶対不可能なので、
またやってみたいと思えるシステムになってるのも、いいよ。
1回プレイに40数時間かかるのより、やりたいなら何度でもどーぞ
の方がユーザーには親切だと思うんですが、どーすか?
だいたい40数時間もかかると、途中で挫折してしまうこともあるし。
話の中途で挫折するのほど悔しいことはないのに……

あと、テキストの出来がとてもいいんだよ。
読んでて自然って言うか、安っぽくないし、鬱陶しくもないから。
RPGとかアドベンチャーとかストーリー系のゲームはこれって重要なはず。
雑誌とかの紹介や、レビューでは全く感触が見えてこないし。
実際に触るまでわからないのが、困りものだったりする。
なんじゃこりゃー!なテキストとは数十時間も付き合ってらんねーよ。
体験版があると嬉しいのは、こーゆー時っすね。

ああ、それにしても思い出すのがアークIIのテキストのデキ。
目眩がするぐらいヒドかった(爆)。キャラ描写もいいかげんだし(怒)。
それでも途中までは我慢してやってたよ。5000円も払ったんだから(泣)。
あるシーンでさすがにぶちキレて投げてしまったけど。苦いおもひで(笑)。
でも、これゲーム雑誌の評価は高かった。サーカディアよりずっと。
他人の評価がいかにあてにならないか、この時ほど痛感したことはないね。

そーそー設定もなかなかよく出来てる。無駄がないというか。
偶然に見えることが実は全て必然だった、ってとこが憎いよ、この!(笑)
設定に感嘆したのって土器王紀に出てくる土器人の意味と必然性とか、
トワイライトシンドロームの雛城という地名に秘められた事実、以来かも。
全貌が見えてくると、かなり強烈な設定だったりするのです、これが。

そして、かなり強烈でいやらしい展開でありながら、ちゃんと救いがある
どんなに強引で御都合主義だろうと、救いがない展開よりは好きだね。
FF7みたいに、救いのないのはイヤだよ。
最後には救いがあると、信じてやってたのに……(泣)
ちなみにスクウェアのテキストは可もなく不可もなしって感じ(←偉そう)。

このゲームは最後に舞台になった都市が崩壊してしまうんだけど、
そこがなんかとっても物悲しいというか。ちっとエヴァを彷彿とする。
いきなり世界を救うために仲間を集めてとか言われて、それを実行して。
非日常なシチュエーションも、繰り返すことによって日常と錯覚する。
ほんの10時間ぐらいの付き合いなのに、街や仲間との別れが淋しい。
それだけ存在感というか空気感があるってことなのかもしれない。

いや、ホントよくできてるよ。雑誌の評価は6点だったけど(笑)。
NAVIだったら滅多につけない10点あげてもいいっす。

(「こんな話、そんな話」1999/3/22版より)

Copyright(C)1997-2012 NAVI All Rights Reserved.
先頭へ