Comic
Girls Recommend [Psychology]




これは面白い。これは凄い。これはイケてる。
そー感じられるものを、とにかく数多く紹介。
質より量。数撃ちゃ当たるぜ!リコメンデーション。
昨日より良い明日の豊潤なマンガライフのために。

ここで紹介されてる本を読んで、面白くないと感じた
としても当方は一切の責任は負えません。あしからず。

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月刊・特選コミック情報 ■△■


白と黒の心理劇ストーリー 先頭へ

フラッグ 全2 藤たまき
初めて旗を見たのは保育施設の頃。微笑んだ顔の保母さんの旗は鬼の顔だった。
それからいろんな人の旗を見た。多くは僕を恐怖させた。外に出れなくなった。
日高だけは旗が見えないから怖くない。優しいし喧嘩もしない。そう思ってた。
[徳間書店・Charaコミックス]

フェティッュ 藤原薫
痛々しい。この姿を見たら普通の人はそう言う。カッコイイ。彼はそう言った。
彼はなぜ私を誘うんだろう。この姿を気にしないから?それともこの姿だから?
フェティッシュ。偏愛の対象。例えば包帯をした女性とか。彼が好きなのは……
[祥伝社・大判]

天国最上階 羽央
私の行く手は靄に閉ざされてる。進んでも進んでも視界は靄に閉ざされたまま。
この靄は不安。見えないのは未来。気づいてしまった。知らないふりをしてた。
立ち止まれば自分も飲みこまれる。前に走るしかない。それが自由ってことさ。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

望月花梨
彼がこの気持ちを知ったら、きっと嫌われる。だから僕は心に固く鍵をかけた。
でももし、隠し続けることで彼が困るなら、そんな気持ちは守らなくてもいい。
関係は変わるだろう。壊れるかもしれない。でも、また新しく始められたなら。
[白泉社・花とゆめコミックス]

記憶の技法 吉野朔実
最も古い記憶は雪国の景色。行ったことのない場所。昨日まではそう思ってた。
戸籍に見つけた私の過去。亡くなった年下の姉。母親の話は私のことじゃない?
過去を探し辿りついた事実に、忘れた記憶は忘れたい記憶なのだ、と思い知る。
[小学館・flowersコミックス]

ホライズン 藤たまき
僕は美しいものになりたかった、汚い過去を洗い流し、神の子になりたかった。
だけど僕は相変わらず汚いままで。それを知られることは死ぬよりもつらくて。
いつか自分自身に、そして彼に、全てを告白し、許しを請うことができたなら。
[徳間書店・Charaコミックス]

栗林かなえの犯罪 吉野朔実
人は何に恋をする?例えばそれは姿だったり。雰囲気だったり。性格だったり。
もしも恋焦がれた相手が虚像だったとしたら、その想いは何だったのだろうか。
誰でもない存在は何も返さない存在。行く先のない想いは膨らみ破裂するだけ。
[小学館・プチフラワーコミックス]

やわらかい殻 おかざき真里
手がキレイと言われ、手だけがテレビに出る。でも私はモデルになりたかった。
どんなにテレビに出ても、誰もその手に名前があることを知らず。私はいない。
透明な私に気付いてよ。気付いてくれたなら、爆弾を落とさないであげるから。
[集英社・りぼんマスコットコミックスCookie]

スイッチ 全2 望月花梨
女は水なのか。男が水なのか。乾いた心の触れた場所に、潤いが広がっていく。
自分だけが好きなようで。信じているけど頼りない。そんな時に潤いがあれば。
透き通る空気の中に密やかに感情がしみこんで。言葉はなくても伝わってくる。
[白泉社・花とゆめコミックス]

銀のバッチ 藤たまき
ロングスロー 藤たまき
家族になることを恐怖したから、別のずっと一緒にいられる関係を選んだだけ。
許されず祝福されず、追いつめられて。少しずつキモチがすれ違っていく二人。
流れ落ちる涙をキャンバスに塗り込めるように、想いが世界の彩りを変えてく。
[桜桃書房・GENEROUSコミックス]

グールドを聴きながら 吉野朔実
夢は現実じゃないからこそキレイで、叶わないからこそ夢なのかもしれない。
もしも夢が目の前で現実になったなら、ただの忌まわしい現実かもしれない。
少しも望まなかったわけじゃない。でも夢は夢のままにしておくべきだった。
[小学館・プチフラワーコミックス]

おまえが世界をこわしたいなら 全3 藤原薫
ただの偶然だと思ってた。まさか全てが用意された必然とは思ってなかった。
こんなに愛し焦がれているのに、出会ったら殺してしまいたいほど憎んでる。
キレイで悲しい閉じた螺旋。この世界を壊せたら、二人で幸せになれるのに。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスきみとぼく]

バスルーム寓話 おかざき真里
まだやり直せると思ってた。分かってあげられるのは自分だけだと思ってた。
でも壊れたカケラは元には戻らない。行き場を失った想いは腐っていくだけ。
突然の現実が受け入れられない心に、つまりは世界が見せた白昼夢のような。
[飛鳥新社・大判]

恋愛的瞬間 全5 吉野朔実
可哀相だから結婚した。でもそれって優越感だから、対等な関係じゃない。
同情されるのはイヤ。可哀相に思うコトを、私は私が愛してる人にだけ許したい。
白っぽい映像と圧倒的な説得力で綴る人の心のカタチ。形。かたち。
これを見ずに何を語る?そんな心理劇の傑作。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

飛行×少年 1〜2 藍川さとる
自分の中に自分でないモノが含まれている。いやそれも自分なのだ。
記憶の中に覆い隠してしまった、見たくない汚い現実。汚れている自分。
自らの輪郭、存在の意味。そんな本質的なテーマに鋭く切り込んだ意欲作。
[新書館・WINGSコミックス]

シャッター・ラブ おかざき真里
レンズの向こうに見えるモノ。人のカタチだったり、空気だったり。
人によって違ってくるモノ。人と人の関係によって引き出されるモノ。
時代の空気感や人の輪郭を、大胆なタッチと構図で描いてる。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

チョコレート ダイアリー 望月花梨
嫌いだからチクチク痛かったのか、好きだからチクチクしてたのか。
知らないふりをしていれば、ずっと一緒にいられるのだと思ってた。
触れば切れるような感情と、水っぽいナルシズムの充満した作品たち。
[白泉社・花とゆめコミックス]

晴天なり。 藍川さとる
愛してると言ってくれ。 藍川さとる
サンクス・ア・ミリオン 藍川さとる
異星人交差点 藍川さとる
週末のこいびと 藍川さとる
さかなのf 藍川さとる
ホントの姿を知ってしまえば、それは他愛のないことだったりする。
でも初めて出会った時の、溢れんばかりのキレイで完全なイメージ。
それこそが自分にとっての真実なのかもしれない。想いなのかもしれない。
透明っぽい心理描写で人と人との構図を鮮烈に描いた第六弾。傑作。
[新書館・WINGSコミックス]

裸足めぐり 望月花梨
白と黒の淡くて鮮やかな映像で、剥き出しの鋭利な感情がぶつかり合う。
ゆらゆらと羊水の中を漂うような、そんな水っぽいナルシズムに満ちた話。
[白泉社・花とゆめコミックス]

思考少年 全2 藤原薫
薄くフィルターのかかったような距離感。
色の付いてない無色透明な感じ。そして作り物のような感情。
リアリティはあるのに現実感の感じられない、そんな思考実験。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスきみとぼく]

純粋培養閲覧図 望月花梨
人との距離の取り方。人の愛しかた、愛されかた。
そんなコトを描いたもの。心を寄せるほどに相手を傷付ける。
そんなシチュエーションを鮮やかに描いている。
[白泉社・花とゆめコミックス]

ねがいごとおばけ 藍川さとる
どーしようもなく不安になる、そんな不安定な瞬間を鮮やかに描いている。
白と黒が鮮やかに映える、水っぼさと繊細さがにじみ出る心理劇の傑作。
[新書館・WINGSコミックス]

Wの庭園 望月花梨
人と人とが連なる空間で、水の上をゆらゆらと漂うような感じ。
人とのつながりを水に喩えて、他人との距離を描いている。
生々しく、そして瑞々しい心理劇。
[白泉社・花とゆめコミックス]

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