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何も捨てられなかった。何も手に入れられなかった。ただ見ているだけだった。
期待しなければ裏切られることもないと言い訳をして、期待しないふりをする。
何も願わないわけがない。想いは沈殿するだけ。そして僕は井戸を掘り続ける。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスルチル]
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好きになった。告白した。めでたしめでたし。なんて人間関係は簡単じゃない。
付き合うことは手を繋いで一緒に帰るだけ。なんて何も知らない子供じゃない。
絵空事の恋物語では物足りないあなたに。皮膚で感じるリアルなラブはいかが?
[集英社・りぼんマスコットコミックスCookie]
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彼の背中から私の足へと続く火傷の傷痕だけが絆だった。届かないと思ってた。
似ているから好きだと錯覚してるのか、似ているから気持ちを抑えていたのか。
歳の差は永久に縮まらなくても、心の距離はいつしかこんなに近くなっていた。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]
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いつまでも愚かな殺し合いを続けたいなら、いっそ全て滅んでしまえばいい。
望んでたのは終末の静寂だったのか。それとも、ささやかな幸せだったのか。
西の地の果てには楽園があるという。人が生きて辿り着くことのない楽園が。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスルチル]
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歴史が積み重ねてきた伝統の重みと。手札を見せないコトバの駆け引きと。
だからこそ垣間見える感情の機微が、浮き彫りになる人と人との関係がある。
日本という歴史とか文化とかが凝縮された、京都という街と人々の心の物語。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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どんなことでも知りたくて。鬱陶しがられても聞きたくて。聞いて自己嫌悪。
ホントに聞きたかったのは何だったのか。伝えたかったのは何だったのか。
一生懸命すぎて空回りして傷つけて。でも好きだから大事にしたいこの関係。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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最初は軽い気持ちだった。他人を装って素直な気持ちを表現しただけだった。
自分から切り離した人格が一人歩きして、まるで自分でないように怖かった。
誰しもふと狂気に陥る瞬間があるように、人は心の中に暗い闇を飼っている。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス・大判]
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たとえそれがオママゴトのような生活であっても、たとえ同性であっても。
お互いにとって一緒にいることが全てで、それが生きることの大前提ならば。
美しくて脆弱な一対の片翼の天使が、人の群の中で密やかに生きるがごとく。
[集英社・ヤングユーコミックス]
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● 花きゃべつひよこまめ 全13・完結編
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篠有紀子
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フツーの現実では、たぶん取るに足らない些細な出来事の羅列だったりする。
でもこの世界の中では、それら全てが大事件で、波瀾万丈の物語なのです。
ありきたりの現実でここまで楽しめるのなら、さぞかし人生は楽しそうだ。
[講談社・KC Kiss]
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よくあるお伽噺のように、最後はみんなで幸せに暮らしました、になればいい。
昨日と変わらない今日が有るように、今日がいつまでも続いてたならいいのに。
続くハズもなかったけど、その瞬間は続くと錯覚してた、淡く白い夢のような。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスルチル]
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目の前に転がった死者の数だけ枷があった。果たすべき約束の枷があった。
何も望まず約束のためだけに生きて。それこそが生きるべき意味だったから。
でもほんの少しも夢見なかったわけじゃない。約束のない穏やかな可能性を。
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスルチル]
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人生に波瀾万丈のスペクタクルはなくとも、小さな大事件や静かな感動がある。
いつものモノトーンな日常の中にも、カラフルに彩られた鮮やかな瞬間がある。
リアルな空気に一滴のファンタジーを染み込ませた、素敵なライフストーリー。
[講談社・KC Kiss]
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人を傷つければ自分も痛くなる。だから傷つけた分だけ優しくなれるのかも。
関係が壊れたって世界は終わったりしないし。間違えればやり直せばいい。
好意を素直に嬉しいと思える心があれば、また世界は動き始めるのだから。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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別れがあるから出会いが彩られるのか。出会いがあるから別れが辛いのか。
人と人とが出会うことは奇跡のようなもの。だからこそ紡がれる感情がある。
ひどく懐かしいモノトーンの風景の中で、コトバが唄を奏でているような。
[新書館・WINGSコミックス]
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好きと言ってくれた人を好きになりたいと思った。でも恋は本能だから。
まるで薄暗い道を進むように、不安な気持ちになる。でも興味もある。
目を閉じて身を委ねれば。行けるだろうか。塀を越えたその向こうに。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]
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欠けているから無垢なのか、無垢だから神様に取り上げられてしまったのか。
まるで一遍の濁りもないようなキレイで純粋な想いもあるのかもしれない。
針が心のひだをチクチクと刺すように痛み。あふれる感情が止められない。
[新書館・DEAR+コミックス]
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人は欠けた心のスキマを埋めるために何かを求め続けるのかもしれない。
たとえ愚かだと思われても。自分で気づいてても繰り返してしまうもの。
淡々と流れるシーンの中に見えるみょーに生っぽい表情にハッとさせられる。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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ワタシとは違う、彼の何も知らないキレイさが妬ましかったのかもしれない。
後ろ暗い欲望で汚したいという欲求。同じ位置まで貶めたかったからなのか。
誰でもいつかは、汚れたただの男とだだの女になっていくのさ。ざまあみろ。
[宝島社・ワンダーランドコミックス・大判]
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本気になると壊れたときに死にたくなる。だから本気の恋はもーしたくない。
でも傷つかないよう一歩引いて付き合ってたら、幸せになれるのだろうか。
今も都会のどこかで繰り広げられてるかもしれない等身大でリアルな恋物語。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]
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男という額縁が嫌だったけど、女の額縁にも違和感を感じてる男(?)と、
女らしさや世間体のいい見栄えのいい家族に、一銭の価値も感じなかった女。
そんな二人の友達のような恋人のような関係。なんか素敵でいいカンジ。
[集英社・ヤングユーコミックス]
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こんなにも彼に逢いたかったことに、こんなにも好きだということに。
文字として書いてみて、初めて見えてくる想いがあったりする。
まるで春の陽射しに包まれたような淡い淡い少年達の想いのカケラ。
[新書館・WINGSコミックス]
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永遠に変らないモノなんて何もないのかもしれない。
でも、この瞬間の幸せな想いは穏やかな光景は、記憶の中に永遠に残るだろう。
二太郎とマリコさんの、そして太と野沢の、絡み合った糸がキレイにほどけ、
エイエンノノハラここに完結。野沢よあんたはエライ。
[集英社・ぶ〜けコミックス・大判]
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