Comic Girls Recommend [Art]



これは面白い。これは凄い。これはイケてる。
そー感じられるものを、とにかく数多く紹介。
質より量。数撃ちゃ当たるぜ!リコメンデーション。
昨日より良い明日の豊潤なマンガライフのために。

ここで紹介されてる本を読んで、面白くないと感じた
としても当方は一切の責任は負えません。あしからず。

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月刊・特選コミック情報 ■△■


アートなストーリー 先頭へ

ティンク・ティンク 1〜4 松本花
空と海に囲まれたこの島には、太陽の神と月の神の、双子の神様が住んでいる。
その姿は子供のようで、彼らはただそこに存在してて、ときおり祝福を授ける。
自然に限りなく近く、余計な装飾のない世界の、眩しい光が陰影を作るような。
[新書館・ウイングスコミックス・大判]

クマとインテリ basso
スーツなんてキライ。みんな同じ格好をするなんて不気味、とすら思っていた。
だけどスーツでピシっとキメた姿が素敵に見える。崩した姿がかわいく見える。
荒々しい線が不思議な空間を作りだし、まるで他人の脳で世界を見てるような。
[茜新社・EDGEコミックス]

フリー・ソウル やまじえびね
あなたはどこにもいないけど、私はあなたの姿も声も心の内も全て知っている。
あなたは孤独で。理解されなくて。でも孤独をいとわない。私の憧れのあなた。
あなたは私だけど私じゃない。だからこの物語も嘘だけど本当のことでもある。
[祥伝社・大判]

sweet lovin' baby やまじえびね
今にして思えば私は最初から好きだったのだ。肌を合わせたいと思ってたのだ。
だけどそれ以上に二人が二人でいることが素敵に似合ってて、好きだったから。
そして二人の間に流れる時間の中に自分が存在できることが、嬉しかったから。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

インディゴ・ブルー やまじえびね
今まで隠してきた真の欲求。彼女と出会って初めてそれを開放できたと思った。
じゃあ今までの関係は偽り?嘘で塗り固めてまで関係を断ち切れないのはナゼ?
たぶん少しは好きだったから。欲しかったから。そして満たされなかったから。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

HAUNTED HOUSE 三原ミツカズ
悪魔メイクで屍人形を抱え、血風呂につかり壁には骸骨。よーするに恐怖の館。
趣味なんて人それぞれとは言うけれど、それが家族なら他人事で済まされない。
こんな異常な家は嫌だ!普通になって幸せになりたい。でも普通って何だっけ?
[祥伝社・大判]

ジェリービーンズ 全5 安野モヨコ
絶対カワイくなってやる。最初のきっかけは誰だってそんなのかもしれない。
頭の中にイメージが広がって、技術も何もないのにいきなり服を作ってしまう。
何かをクリエイトするコトって、やっぱ気持ちと行動力から始まるのだから。
[宝島社・ワンダーランドコミックス]

AQUA 全2 天野こずえ
水の星アクアの水の街ネオ・ベネツィアでは、人々の営みは全て水の上にある。
ゆったりと流れるような時間の中にも、ハッとする情景に出会える瞬間がある。
効率を追求することで無くした何かが。心を癒してくれる何かが、ここにある。
[エニックス・ステンシルコミックス]

お天気といっしょ 1〜3 やまじえびね
ドラマチックはなにもスクリーンの向こう側にだけ存在するとは限らない。
当たり前のように過ぎてく日常にこそ、ドラマは隠されているものだから。
まるでいつもの日常を額縁に入れたような、アートで静かなドラマチック。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス・大判]

LOVE MY LIFE やまじえびね
そこに空気があって呼吸してる意識はないけど、ふと実感してしまったような。
当たり前に思ってたことが実は当たり前じゃない、と気付いてしまったような。
人は与えられた土台を失って、初めて自分の位置を確認できるのかもしれない。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

ALICHINO 1〜3 珠黎こうゆ
何をしてでも私のものにしようと思ってた。でも、いつしか囚われてたのは私。
欲しかったのは従順な抜け殻ではなく、私に牙を剥く生きた彼だったのだろう。
たとえ憎しみだとしても、心を占めるほど思われるなら嬉しいのかもしれない。
[集英社(ホーム社)・EYESコミックス・大判]

昔の話 藤原薫
イメージは見る人の中に形成されるモノ。意味も見る人それぞれが作るモノ。
創造の種子は身近にある。見るもの全て。感じるもの全て。意識するだけで。
さあ素材と道具は目の前に用意された。あなたはこの世界から何を見つける?
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスきみとぼく・大判]

毎日がピクニック 加納あずま
日常をイラストに閉じ込めたみたいな。イラストを繋いで物語にしたみたいな。
何気ない日常のひとコマも、しぐさや音や感情さえも、鮮やかなシーンになる。
ふつうの絵なら印象に残らないようなコトも、表現が違えばこんなにもポップ。
[集英社・ヤングユーコミックス]


R.I.P. 三原ミツカズ
彼らがホントは何を望んでいたのか、そんなことは本人たちにしかわからない。
彼らにとってどれが正しい選択肢か、そんなことは本人たちにしかわからない。
ただ世界はそこにあって。二人は永遠を手に入られたのだろう、と言うことだ。
[飛鳥新社・大判]

ヴァンプ 斉木久美子
洗練されたスタイルで決めてたからって、中身まで尖がってるとは限らない。
シャープでポップでスタイリッシュで、でも実はピュアだっていいじゃない。
変化する時代のスタイルを凝縮しつつも、変わらない人々の営みという感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

我れに五月を 小野塚カホリ
彼は光の中で原色に輝いてる存在で、でも僕は影の中のモノクロの存在で。
想ってるだけで、見てるだけでいいと思ってた。でも、今は死にたくない。
許されない想いの、切なさと苦悩と。まるで大昔のフィルムの中のような。
[新書館・DEAR+コミックス]

ラグランスリーブ 小野塚カホリ
確かなモノは何もなく、確かに保証される答えなど、もちろん有りはしない。
輪郭のぼやけた世界の中に、相手の顔と手とコトバだけが鮮明であるように。
確かなのは自分の想いだけ。いや、それすら自覚はなかったのかもしれない。
[芳文社・花音コミックス]

カトゥル・カール 三原ミツカズ
仕事に向き合う厳しさと、他人に接する優しさと、力にへつらわない強さと。
カッコイイって外見で決るわけじゃない。言ってみればオーラのようなもの。
プロフェッショナルの何たるかを、スタイリッシュに鮮やかに描き出してる。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

RIN RIN MANIA 矢野りん子
ただ誕生日が同じだっただけ。きっかけなんて、たぶんそんな些細なもの。
いつまでも続くわけは無かったけど、いつまでも続いて欲しいと願ってた。
過ぎ行く青春のその一瞬こそが、きっと私たちにとって最高の宝物だから。
[文苑堂東京店(FOX出版)・FOXコミックス・大判]

ハッピー・ファミリー 1〜3・エクストラ 三原ミツカズ
自分の望みを叶えることが、好きな相手にとって不幸だとしたらどーする?
あれほど望んだハズのシチュエーションが嬉しくないのはなぜなんだろう。
決して手に入れられないと知ってるからこそ焦がれてやまないのかもしれない。
エレガントでロリータなスタイルと強烈なキャラクターで綴る親子のカタチ。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

dessin 小野塚カホリ
あなたに愛されたいから。つり合うよーに一生懸命オシャレを勉強したの。
だからわたしを愛して。犬でもいいから愛して。例え偽りの愛だとしても。
いろいろなコンプレックスと破壊的なナルシズムが混ざり合ってるというか。
[近代映画社・エルティーンコミックス・大判]

BLOW UP !! 斉木久美子
好きって気持ちだけで上手くいくほど、世の中は簡単じゃなかったりする。
シャープでカッコいいスタイルと、ポップに記号化されたプリティな絵柄。
抜群の言語感覚が彩りをそえた。新型のポップでアートなスタイルって感じ。
[集英社・ぶ〜けマーガレットコミックス]

MAHOKO やまじえびね
額縁の向こうで繰り広げられる全く他人事の物語のよーに見える。
でもみょーに共感してしまって、嬉しかったり悲しかったりもする。
とっても絵空事のようで、なんだかそれっぽい。不思議な感触のお話。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]

カラスの休日 全2 加納あずま
その昔コバルト文庫がまだ、集英社文庫コバルトシリーズだったころ、
しおりのイラストを描いていた人なのです。3枚綴りのを。
だから、と言うか全編がイラストのようなアート感覚に満ちてマス。
[集英社・ヤングユーコミックス]

カノちゃんのユーガな種 全4 望月玲子
何気ない日常のひとこまに独特なアート感覚を感じさせる。
当たり前の日常が、素敵な空間とドキドキした気持ちで満たされる。
そんなセンス溢れるポップな恋愛ストーリー。
[講談社・KC Kiss]

集積回路のヒマワリ 三原ミツカズ
時代に対する皮肉に満ちた描写。生々しい世界観と冷たい人間関係。
白と黒が目に焼き付くような、大胆でそれでいて繊細なタッチ。
恐るべき新人と言われたらしいけど、まさにそれを実感するような内容。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

smile 全3 鵤いるか
「きみとぼく」が発掘した期待度・赤丸のマンガ描きの人。
大胆なタッチと触れば切れるような人間描写にゾクゾクする。
後書きでやってることに、思いっきり親近感が……(笑)
[ソニーマガジンズ・ソニーマガジンズコミックスきみとぼく]

ハートにタンブリングDX 望月玲子
以前に出た本の再発版。で、どこがDXかと言うとサイズがDX(笑)。
前の持ってたのに……でも、この本は特に好きな本なので、まーよし。
内容は、独創的で洗練されたセンスとかアートとか、
そんなコトバが良く似合う感じ。傑作。
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

サイレントワールド 千里唱子
セリフの無いマンガ、と言うとなんか難しいのを想像してしまう。
でもこれは、そんなことはナイのです。絵が雄弁に語ってる。
ポップで新鮮で鮮やかな表現方法がとっても面白い、そんな感じ。
[光文社・VALコミックス]

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