Comic
BEATRICE Recommend [New]




ゲストのお薦めセレクションです。
NAVIセレクトとは違うカラーの作品もあったり。
まだまだ世の中には面白い作品があふれてるゾ。
さあキミも本の山に埋もれてみないかい?

ここで紹介されてる本を読んで、面白くないと感じた
としても当方は一切の責任は負えません。あしからず。
月刊・特選コミック情報 ■△■

■▽■ 99年2月版
■▼■ 99年1月版


びあ・セレクション 99年2月版 先頭へ

OUT 今月のイチオシ 二ノ宮知子
平成酔っぱらい研究所・所長 二ノ宮せんせい。素晴らしいですわ!(笑)
わたくしはこんなデンジャーなヒモ(笑)は、いりまへんが(笑)
ハタから見てる分にはサイコーっす(笑)読んでいるうちに
歌ちゃんのうさんくささ(笑)がクセになりそう♪
ころがりこんできた女優の離婚シーンも、「カッコイイので 許す」には
ほんとぉ〜に、許します(笑)
[祥伝社・フィールコミックス・大判]

プロペラ 2 広田奈都美
幼なじみから恋人へ、ってのはよくあるパターンなんすが、この作品は
すごく上手くその移行を描いておりんす。異性として見るトコロ見れない
トコロ、「恋」がいつしか「恋情」へと変わる過程。もどかしさ。
いいですわぁ〜。久しぶりに切なくなった作品ざまふ。
[集英社・ヤングユーコミックスコーラス]

めぐりくるはる 2 OKAMA
1巻の「カナリヤ」の印象がすごく強くて、これ以上の作品は雑誌で見てても、
ないのでは?と思ってたんですけど、2巻もまとめて見ると、またう〜ん、
と唸らされますわねぇ。少々青臭さも感じるのですが、基本的には浪花節?(笑)
とか思っちゃいまいた。収録作の「はちうえのたね」を見て(笑)。
[ワニマガジン・ワニマガジンコミックス]

ジャングルはいつもハレのちグゥ 3 金田一連十郎
なびりんに勧められて読み始めたんすが、これが2巻目でツボにはいり
はじめまいた(笑)青白いエロ保健医がでてきたあたりから、ガァーッと
わたくしの中でばく進中ざます(笑)。
今、連載が始まった「アストロベリー」にも期待大ざんす。
[エニックス・ガンガンコミックス]

■□ 後書き
今月は忙しくて、あんまし読めないのが多かったんすが、
こがわみさきさんの、「でんせつの乙女」(光文社・ガールズコミックス)を
今月の中にいれよ〜かいれまいか悩んだざます。どーみても少女にしか見えない
おばあさん、乙女の設定を生かしてもっとつっこんだ描き方をしてほしかったす。
非日常な設定なのにすんなりと溶け込んでる。ま、そーゆー設定の作品は
けっこーありんすが(三番町萩原屋の美人とか/笑)。
あと、輝月姫やゴーゴーヘブン!!などの書店に平積みにしておいてあるよーな
売れ線作品は、いまさらここにあげるまでもなかろうと思い、いれなかったす。(笑)

こんなどーでもええよーな(笑)わたくしの「今月のオススメ」を見て下さった
貴方、誠にありがとうございますわ。
もし、わたくしの“らいんなっぷ”を見て、「こんな漫画もいいわよん」などと
オススメの漫画がございましたら、わたくしビアトリスに、ヒッソリと………
そして華麗に!、なおかつ大胆にっ!! お教えくださいまし(笑)。

ビアトリス メールはこちらへ


びあ・セレクション 99年1月版 先頭へ

明日のために 2 今月のイチオシ 高口里純
ま、個人的に高口さんの作品はなんでも好きなんですが。
最近はわたくしのあまし好きなジャンルでない作品が多かったのでねぇ。
(ほんと、ボーイスラブ系ってどうも駄目だわ。/笑)
でも、「明日のために」はひさかたぶりに高口先生のセリフパワー炸裂!
ってな感じで素敵だす。
もともと高口先生はハードボイルド的な(男女モノ問わず)脚本つーか、
セリフが光ってる人だと思ってるんだす。昔の作品を見てもね。「ルパン三世」
の脚本でも、やぱし高口里純だなぁ〜、と思わず頷いてしまいましたし(笑)
「おまえたち、育ち方を間違ったね」やら、「俺のオフクロ、垂れたオッパイ
かっこいいんだぜ」やら、もうシビレまくりのセリフオンパレード!(笑)
この作品の世界観も高口里純ならではですわねん。
人類の進化、ってなSF作品を、高口“節”で繰り広げてられております。
初めに「若さ」を選び、出産を拒否したのは女性の方だった、という事や、母性
とは何か?人間が人間として成長していく過程で不可欠なものを学びとるのに
何が必要なのか?などなど、ちと小難しいカンジに響きまふが、一読すれば、
心にズーッンとくること請け合いざます(笑)
[スコラ・スコラSC]

パーム 愛でなく] 伸たまき
ま、これは何も言わなくても(笑)分かってる方々にゃ愚問ですわね。
ただ、それぞれだいたいカップリングが整ってきて、さてその後を
今後、どーゆー風にもってくのか?が期待大ざます。
[新書館・WINGSコミックス]

心臓のない巨人 佐藤史生
わたくしは、表題作の「巨人」より収録されてる「バビロンまで何マイル」
のほーが好きですが。種の保存、とゆー視点からみる生物すべての生存競争。
ハッ!こやって見てみると、ひょっとしてわたくしはけっこー問題定義が
残る作品も好きだったりしたのかしらん?(いまさら/笑)純粋なエンタ
テイメントだけでなく。
[小学館・プチフラワーコミックス]

約束の家 2 坂井久仁江
こりは「花盛りの庭」の続編モノなんすが、坂井久仁江とゆー方は、とことん
ダークになりきれないお人、なトコが好きざます。
救いがなさそーな感じにしといてどっかでパッ!と変わる。そんな壊れ方が
とても素敵ざますわ〜(笑)でも、収録の「ゲッシング・ゲーム」は、ちと
壊れ気味。でも、確かにアレも愛の一つかもしんない。
[集英社・ヤングユーコミックス]

フルーツバスケット 1 高屋奈月
十二支の猫のオハナシは、わたくしこの作品で初めて知りまいた(笑)
元来猫好きなだけに、鼠にタイする憎しみがフツフツと……(笑)
高屋さんの描かれる作品はたいてい「逆境にくじけない女の子」が出てくる
んだすが、今回の主人公透ちゃんもそんなタイプ。でも、ちょっとこんな子
いねぇーんじゃねぇか、と思いまふが、それは漫画なので良し。(笑)
高屋さんのノリのいいテンポについつい引き込まれてしまう作品だすねぇ。
[白泉社・花とゆめコミックス]

猫−ミック とだ勝之
猫が好き。ってなことでこうたんすが、少年漫画の魂といおーか、
少年心(冒険心?)を湧きたてるよーな作品ですわね。
絵本調の絵柄に児童書のよーなテイスト。でも、そんなノリも好きなの(笑)
[講談社・KCデラックス]

潜む声 鏡の中の遺書 その他の短編 松本充代
12月にでた、園山二美さんの「蠢動」といい、最近のアスペクトコミックスは
よいですわね(笑)。ま、松本さんのこのコミックスは多くは「ガロ」で描かれて
らっしゃた作品ですが。あの「ピンクパンチ」(笑)にも描かれてたんですね。(笑)
最近よく見るセンシティブ系の漫画の中でも、松本さんの作品は
「いろんなタイプの女の毒」がむきだしに表現されていて、とても好きです。
最後に収録されている作品の中のセリフ、「トシくえばうまく世間と契合して
けるんだ、いつの間にかね。でもオレはそれまでの“今”がつらい」ってトコ、
なにやらグッときました(笑)
[アスペクト(アスキー)・アスペクトコミックス・大判]

さよならスモーキーブルー 池谷理香子
今回の池谷さんの作品はすんごく共感してしまっただす(笑)
くつろげる最高の恋人と、新しい刺激の中で揺れる女心。ってなカンジでゆーと
よくあるハナシなんすが、これは違うっ!
収録されてる他の作品もいいですが、表題作の「さよなら……」は思わず
分かるっ!分かるわよぉ〜っ!!その気持ちと、出した答えがっ!
って声にならずに叫んでしまったす。
[集英社・ヤングユーコミックス]

青青の時代 1 山岸涼子
山岸大先生(笑)の今回の作品はおなじみの神秘さがあまり感じられないんで
すが、かわりによい意味で“軽い”カンジがしてて、これもこれで面白いです
わねん。もともとコミカルさも随所に出すお方ですが、「青青…」はスッーっ
と流れるように物語を楽しめましたわん。
[潮出版社・希望コミックス]

恋という名の病 華沢れな
短編集ですけど、全編タイトルどおーり、ってカンジがしますわねん。
華沢れなさんは毎回描かれる度にうまくなっていかれるよーに感じまふ。
今回の収録作の中では、「虚像の破片」と「虚空の果て」が一番好きだす。
欲望と切なさが一緒くたになって、最後に残る哀しみ……。いいっすなぁ(笑)
[ワニマガジン・ワニマガジンコミックス]

センチメントの季節 3 榎本ナリコ
さてさて、やはしシメはコレ。(笑)
なびりんともこれで共感(大笑)したよーに、やはし人間表現に“エロ”は
必要不可欠。(笑)
セックスそのものの本質を飛び越えた感情。誰にでもある(?/笑)様々な
性の有り様。あとがきでも書かれてらっしゃいますが榎本さんはセックスを
うしろ暗いもの、と感じられてます。性に限らず快楽とゆうものはなにかしや
うしろ暗さを感じるものだす。あえてそのうしろ暗いものにセックスをもって
きたのは榎本さんの古傷というものなのでしょうが。
よく、「センチメントって騒がれてんけど、どこがいいんだ?」とゆーお声を
目にしますが(笑)それはあーたがエロってもんを与えられるだけのモン
だと思ってるからでせう、と言いたいざます。(笑)
[小学館・スピリッツコミックス・大判]

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