
|
自分がここに居ていいと信じたいから、人は抱き合うのかもしれない。
汚されてもかまわない。狂ってもかまわない。存在が認められるなら。
前代未聞のディープな心理劇で繰り広げられる狂気の肉体関係。傑作。
[コアマガジン・ホットミルクコミックス・大判]
|

|
死んでもいいと思ってた。傷つけてもいいと思ってた。どーせ何もないなら。
一人一人なら弱くて情けなかったとしても、二人ならきっと強くなれるから。
鋭利な感情の刃が自身をも傷つける。痛々しいほどに激情のハードエロス。
[桜桃書房・夢雅コミックス・大判]
|
|
好きだけど手に入らないから、気持ちを隠して陵辱してしまう。
もしそれで相手に怨まれ殺されてしまったとしても本望だから。
狂おしいほどの激情、ぎりぎりの想い。そして、これもまた愛。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス]
|

|
あの作品のあのキャラ達が勢ぞろい。でも作品世界が繋がってるわけじゃない。
喩えるなら、知ってるキャラが知らない物語に知らない配役で出演してる感じ。
知らなくても大丈夫。知ってても問題ない。ちゃんと別の作品として楽しめる。
[講談社・少年マガジンコミックス]
|
|
世界は全てオレの思い通りになる。少々の邪魔は入るけど大した問題じゃない。
そう思ってた。そのハズだった。オレは無敵のハズだった。でも欠陥品だった。
オレの思い通りにならないなら、こんな世界はいらない。壊れてしまえばいい。
[講談社・モーニングKC]
|
● HAUNTEDじゃんくしょん 全13
|
夢来鳥ねむ
|
|
一つ一つの出来事は無関係のように見えて、実は壮大な計画の一部だとしたら。
各々に意味を与えて繋ぎあわせれば、他愛ない学校の怪談も壮大な物語となる。
言葉や形には意味があり、意味には力がある。当たり前だけど忘れていたコト。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
|
|
得体の知れない敵から地上を守るために授けられた力。そんなものはなかった。
忌むべき力と尊き力は同種で。敵と思ってた存在を己の内に抱えていたなんて。
かつて地上に降りた堕天使は人になった。それが意味するコトをまだ知らない。
[エニックス・Gファンタジーコミックス・大判]
|

|
他人に期待するところから人間関係が始まり、期待をするからこそ失望もする。
距離が近くなれば期待は大きくなるもの。でも現実と期待とが乖離していたら。
少し距離をおいてみたらいい。理解できるかもしれない。許せるかもしれない。
[小学館・上製本]
|

|
偶然のようで、必然のようで、謎かけのようで、はぐらかしてるようでもあり。
真面目なようで、遊んででもいるようで、漫画のようで、絵画のようでもある。
それは一見すると分かりやすい内容だけど、底知れない奥の深い内容のような。
[講談社・ヤンマガKC]
|
|
現実は楽しいコトよりも楽しくないコトのほうが多い。果たしてそーだろうか。
ただ待ってるだけで楽しいコトが向こうからやって来る、なんて思ってないか。
感覚を研ぎ澄まし、自分で見つけるのだ。そーすれば世界は素敵でイッパイだ。
[マッグガーデン・BLADEコミックス]
→エニックス刊の「AQUA」の続きになります。
|
|
目前の莫大な遺産を相続するためには、絵を見つけ出さないといけないわけで。
先代の名探偵でも見つけられないのに、私に見つけられるとは思えないわけで。
ってコトは私はずっとこのまま貧乏なわけで。宿題は子孫へと託されるわけで。
[講談社・KC DX・大判]
|
|
どこか懐かしく、静かに朽ちていくような情景の中。その行為は繰り返される。
まだ何ひとつ知らない無垢な表情を残しながら。本能とも言うべき性の営みの。
これはメルヘンである。無垢な性の穢れを塗り込めた、ハードメルヘンである。
[ワニマガジン社・ワニマガジンコミックス・大判]
|
|
パソコンの画面の先にも人の営みがある。文字の羅列に喜怒哀楽が詰まってる。
会わないから楽しめる関係もあるし、会ったからその先に展開する物語もある。
パソコンはただの道具。新しい関係も、新しい恋も、あなたの使い方次第です。
[竹書房・バンブーコミックス・大判]
|
|
ショボくさい灰色の現実を見るよりも、鮮やかな原色のアートを見る方がいい。
ありふれた男女の出会いのキッカケも、なにげない気恥ずかしいエピソードも。
カンバスに絵の具で塗り込めば、それはもう素敵なアート。だから絵画な物語。
[少年画報社・ヤングキングコミックス・大判]
|
|
Hマンガに何をやらせようとしているのだろう、そんな感じすらする。
肉体が繋がることによってしかココロの繋がりが確かめられない。
そんな今の時代感覚を、映画の1シーンのような映像に鮮やかに投影してる。
桁外れのセンスを持ち合わせた超弩級の新人。
[ワニマガジン社・マニマガジンコミックス]
|

|
現実に近いけど現実ではない世界の、それぞれ別々の人たちの、不思議な物語。
それは異国風だったり。下町風だったり。懐かしかったり。風変わりだったり。
現実の隣の非現実。大胆な発想。これもファンタジー。これこそファンタジー。
[エンターブレイン・ビームコミックス・大判]
|
|
ここはアタゴオル。世界の見た目も社会のシステムも現実とはかけ離れた世界。
現実と似ても似つかないのに、随所に現実の影が記号として埋めこまれた世界。
そして世界のルールを超越するヒデヨシの存在で、不思議な実体感のある世界。
[メディアファクトリー・MFコミックスフラッパー]
|
|
殆どの人の目に蟲は見えない。けれど蟲が作り出す光景を目にすることはある。
その土地で希に出現する奇妙な現象も、もしかしたら蟲に因るのかもしれない。
そう、生物としては不確かな存在の蟲も、確かに自然を構成する一要素なのだ。
[講談社・アフタヌーンKC]
|
|
普通から外れてたって気にしない、無意識な悪意など跳ね返す人もいるだろう。
だけど悪意に傷ついてしまう感受性が繊細な表現力の源だったりもするわけで。
誰かを悪者にしても解決はしない。自分の中で折り合いをつけるしかないから。
[幻冬舎(幻冬舎コミックス)・バーズコミックス]
|
|
夢は現実の続き。夢は心を映す鏡。夢は心が作り出した、現実とよく似た幻影。
繰り返し見る悪夢には、忘れていた現実と、見落とした真実が、隠されている。
悪夢から逃れるために、真実に辿りつくために、今日も銀星館の扉は開かれる。
[スクウェアエニックス・Gファンタジーコミックス]
|
|
キカイにしか興味のなかったボクがある日女の子に恋をして、それは始まった。
不思議なカタチをした電子音で喋るキカイ。成長してカタチが変化するキカイ。
ボクと彼女の関係が進展するたびに、世界が不思議なコトで満ちていくような。
[マッグガーデン・BLADEコミックス]
|
|
ここ星菫女学院は、丘の上という立地で、歴史のある校舎で、淑やかな制服で。
当然それに憧れて来る生徒もいて。校内には溢れんほどに乙女心が充満してた。
そして臨界に達した時、それらは溢れだすのです。乙女ちっくな怪現象として。
[エンターブレイン・ビームコミックス]
|
|
ある夜目を覚ましたら夫が伸びていた。蛇のようにするすると胴が伸びていた。
ビックリしたけど、実は夫とはそーいうものらしい。ありふれた現実。らしい。
かわいくて、楽しくて、ふわふわとして、少し不思議な、現実の隣のメルヘン。
[エンターブレイン・ビームコミックス]
|
|
夢は深い意識の底に繋がって、隠されてた欲望を映し出す。誰もが持つ欲望を。
触覚を視覚に変換し行為を記号化する。異次元で変容する淫らな欲望のカタチ。
ありふれた人の欲望がエキセットリックな映像で語られる。こんな表現もある。
[講談社・アフタヌーンKC]
|
|
青年誌にありがちの清楚なシスターが出てくるエッチな話と思ったら大違い。
人形が喋り、虫が楽器を奏で、空間が歪んで、空想が現実に染み出してくる。
それは実にメルヘンでファンタジーでエキセントリックな世界だったのです。
[集英社・大判]
|
|
悪意を撒き散らすほど肥え太ったエゴは、バクにとって実に美味な食事である。
バクは食欲をみたすためにエゴを喰らい、結果的に悪者を退治することになる。
強い力ではなく、精神の世界で悪者を退治する。こんな勧善懲悪も新鮮でいい。
[小学館・サーデーGXコミックス]
|
|
納屋から出てきた古ぼけた人形が、言葉を話したり、人に化けて歩き回ったり。
それはもう背筋も凍る恐怖……ではなくて抹茶色でアイスクリンなメルヘン!?
天国のお友達の果たせぬ夢を叶えるため、今日もみんなを騒動に巻き込んでく。
[エンターブレイン・ビームコミックス・大判]
|
● ディスコミュニケーション 全13
|
植芝理一
|
● ディスコミュニケーション 学園編
|
植芝理一
|
● ディスコミュニケーション 精霊編 全3
|
植芝理一
|
|
ごくありふれた日常も、角度を変えて見たら全く違う世界なのかもしれない。
いつもの現実のすぐ隣にある幻影で、物事や行為の意外な意味が見えてくる。
ただの不思議だけじゃない、独創的な映像で人の本質と理を鋭くえぐる物語。
[講談社・アフタヌーンKC]
|
|
ウサギの社会が有って、自分勝手なガイコツの生き物(?)もいる、
現実とは全く違う荒唐無稽な世界を描いたファンタジー。
それなのに絵が世界の魅力を、生き物の力強い息吹を雄弁に語ってる。
自然と生き物に対するあたたかい視線がとても心地よいのです。
[増進会出版社・大判]
|
|
世界が水に満たされたような、ゆらゆらした感覚と淡い色彩。
魚と話ができるという幻想のような、でもとても生活感に満ちた物語。
最近、再版されたので入手しやすくなりました。
[新声社・ゲーメストコミックス・大判]
|
Copyright(C)1997-2012 NAVI
All Rights Reserved.
|
▲ 先頭へ
|
|
|