
● サトラレ 全8
|
佐藤マコト
|
● サトラレneo 1〜2
|
佐藤マコト
|
|
嘘は罪でもあり、愛でもある。人の社会は嘘がなくては成り立たないのだから。
でももし嘘をつくことが出来ない人がいたら、生き続ける事を選べるだろうか。
未知の現象が引き起こした未知の物語。そこにはいつも人々の優しい心がある。
[講談社・イブンニングKC]
|
|
ドライではないけれどウェットでもない。クールじゃないしホットでもない。
この微妙な距離感が、お互いにとってたぶん一番心地よい関係なのだろう。
はたから見たらどーでもいいコトに一喜一憂できるのが、まさに恋愛だから。
[少年画報社・ヤングキングコミックス]
|
|
医者を目指す人たちが繰り広げる人間模様。ロマンスは始まりかけ。みたいな。
そこはかとなくバブルのにおいがあり。今も変わらない作者のスタイルがある。
現実を描いた作品は時の流れを実感してしまう。と言いたくなる15年前の作品。
[小学館・IKKIコミックス]
|
|
世界が滅びに瀕してるからと言われ、神の御子の守人を引き受けてみたものの。
この御子がまた世間知らずで簡単に騙されるし。ヘマすれば痛いのこっちだし。
殺されそうにもなったけど。本気で人を怒るこいつのこと、結構気に入ってる。
[スクウェアエニックス・ガンガンコミックス]
|
|
キカイにしか興味のなかったボクがある日女の子に恋をして、それは始まった。
不思議なカタチをした電子音で喋るキカイ。成長してカタチが変化するキカイ。
ボクと彼女の関係が進展するたびに、世界が不思議なコトで満ちていくような。
[マッグガーデン・BLADEコミックス]
|
|
新たな進化の兆しなのか、神様の気まぐれか、人でない力を手に入れた少年達。
自分が他人とは異質な存在だと思うから、自分と同じ仲間を求めるのだろうか。
力を与えられた意味を。自分たちのルーツを。知りたいからなのかもしれない。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
|
|
誰もが燃えるような情熱や使命感を持って仕事を選んでるわけじゃない。
冗談や偶然に選んだ仕事でも、だんだん楽しさが分かってくることもある。
いかにもなドラマじゃない、身近に共感できて魅力的なお仕事ストーリー。
[小学館・ビッグコミックス・大判]
|
|
築70年家賃3万。トイレ共同エアコン無し。隙間だらけで。夏は暑く。冬は寒い。
そんなボロアパートに好んで集う男女6人の、幸せとはわりと縁遠い感じの日々。
でもいい感じに力が抜けてるというか。なんか楽しそうで、羨ましい気もする。
[講談社・イブニングKC]
|
|
ファンタジー大好きな少女がマンホールに落っこちて夢にまで見た魔法の国へ。
空に月が二つ。とんがり帽子にマント。そして魔法使い。ああ、ファンタジー!
電話はない。電車もない。もちろん電気もない。そして藁ぶき屋根。日本昔話?
[一迅社・ZERO-SUMコミックス]
|
|
夢は深い意識の底に繋がって、隠されてた欲望を映し出す。誰もが持つ欲望を。
触覚を視覚に変換し行為を記号化する。異次元で変容する淫らな欲望のカタチ。
ありふれた人の欲望がエキセットリックな映像で語られる。こんな表現もある。
[講談社・アフタヌーンKC]
|
|
この力は私たちが欲しいと願っていた力。傷ついた心によって生み出された力。
でも私たちは一人では何の力も持たない。集まらなければ力は発動しないから。
そうこの力は喜びの力なのだ。心のスキマを補える出会いの、喜びの力なのだ。
[双葉社・アクションコミックス・大判]
|
|
悪意を撒き散らすほど肥え太ったエゴは、バクにとって実に美味な食事である。
バクは食欲をみたすためにエゴを喰らい、結果的に悪者を退治することになる。
強い力ではなく、精神の世界で悪者を退治する。こんな勧善懲悪も新鮮でいい。
[小学館・サーデーGXコミックス]
|
|
男が好きな男。女になれない女。そして女が好きな、普通の男。いびつな三角。
僕たちはお互いが好きで、でも決して報われない、交わらない二重螺旋のよう。
心の性別のままに重い体の楔から自由になれたなら、幸せになれるのだろうか。
[小学館・ビッグスピリッツコミックス・大判]
|
● HAUNTEDじゃんくしょん 全13
|
夢来鳥ねむ
|
|
一つ一つの出来事は無関係のように見えて、実は壮大な計画の一部だとしたら。
各々に意味を与えて繋ぎあわせれば、他愛ない学校の怪談も壮大な物語となる。
言葉や形には意味があり、意味には力がある。当たり前だけど忘れていたコト。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
|
|
歳をとっても変わらないものがある。でも歳をとると変わっていくものもある。
変わってしまったのに、変わらないつもりでいて、微妙にズレているというか。
気持ちが行き違っても、噛み合わなくて。とらえどころがなく。どこか滑稽な。
[講談社・モーニングKC]
|
|
得体の知れない敵から地上を守るために授けられた力。そんなものはなかった。
忌むべき力と尊き力は同種で。敵と思ってた存在を己の内に抱えていたなんて。
かつて地上に降りた堕天使は人になった。それが意味するコトをまだ知らない。
[エニックス・Gファンタジーコミックス・大判]
|
|
何の理由もなく生まれるのではなく、何の意味もなく殺戮をするわけでもない。
暴力にさらされ、蓄積し凝縮した負の感情が、行き場を求め鬼のカタチになる。
誰かが鬼なのではない。誰もが鬼なのだ。キレイな顔のその下に鬼が潜んでる。
[小学館・少年サンデーコミックス]
|
● X・Y・Z 〜仮想空間のパンドラ〜 全2
|
花屋敷ぼたん
|
|
現実から目をそらして、都合のいい部分だけをツギハギして、妄想を具現する。
でも何か足りない。いや何もかも全てが足りない。最初から方法を間違えてた。
妄想の中に現実はありはしない。目を醒まさないと。さあ、現実が待っている。
[角川書店・ドラゴンコミックス・大判]
|
|
性別が分からないと好きになれない?それとも踏み出す勇気がないだけなのか。
役を取り替えることで見えてくる気持ち。相手の気持ちとか。自分の本心とか。
男女の決められた役割を外すことで、家族や恋人のカタチが見えてくるのかも。
[集英社・SCオールマン]
|
● ディスコミュニケーション 全13
|
植芝理一
|
● ディスコミュニケーション 学園編
|
植芝理一
|
● ディスコミュニケーション 精霊編 全3
|
植芝理一
|
|
ごくありふれた日常も、角度を変えて見たら全く違う世界なのかもしれない。
いつもの現実のすぐ隣にある幻影で、物事や行為の意外な意味が見えてくる。
ただの不思議だけじゃない、独創的な映像で人の本質と理を鋭くえぐる物語。
[講談社・アフタヌーンKC]
|
|
どんな数式も解き明かせる天才科学者が、恋する謎の答えを求めて今日も行く。
そして出会った、人になりたいロボットやオリジナルに嫉妬するクローンなど。
他愛ないエピソードの中に時には深淵なテーマを忍ばせ、ふと考えさせられる。
[角川書店・角川コミックスドラゴンJr.]
|
|
血が繋がっているから姉妹とか、一緒にいるから家族であるとは限らない。
オーナーと下宿人、養子に居候とか。偶然に集まった同じ名前の人たち。
一つ屋根の下に紡がれる人間関係は、もっとずっと家族なのかもしれない。
[小学館・ビッグコミックス]
|
|
一万二千年前に作られた宝玉と、些細なボタンの掛け違いが生んだ破滅。
世界をまたにかけた冒険が、いつしか世界の運命をも決することになる。
暴力と破壊だけじゃない、ポップで丁寧な人間描写。いい仕事してます。
[角川書店(メディアワークス)・電撃コミックス]
|
|
ずっと嫌いだと思ってた。ずっと負けたくないと思ってた。
でも結局は、俺は兄貴に笑って認めてもらいたかっただけなんだ。
どーしようもなく不安だったり、意味もなくイライラする。
そんな思春期の世代感覚を、今の時代感覚で鮮やかに描いてる。
[講談社・ヤンマガKC]
|
|
世界が水に満たされたような、ゆらゆらした感覚と淡い色彩。
魚と話ができるという幻想のような、でもとても生活感に満ちた物語。
最近、再版されたので入手しやすくなりました。
[新声社・ゲーメストコミックス・大判]
|
Copyright(C)1997-2012 NAVI
All Rights Reserved.
|
▲ 先頭へ
|
|
|