Essay [Economy]



身近な日常に感じたことを、
ただ徒然と書き連ねたもの。
そこに意味はあるのか、ないのか。
結論はいずれ時間が教えてくれるだろう。
文章系(仮) ■△■

■▽■ 生命保険のシステムへの疑問 (97/5/7)


生命保険のシステムへの疑問 (97/5/7) 先頭へ

まだバブル華やかりし頃。オフィスで仕事をしてたNAVIに、
生保のおばちゃんが営業にやってきました。
ノッてる仕事を中断させられたNAVIは、露骨に機嫌悪くなって、
対応がトゲドゲだったけど。その時に投げかけた疑問。
それは本質的な疑問。あなたはどー思いますか?

「今のうちに入っておけば、こんなにお得ですよ」
「なぜ、得になるの?どーしてお金が増えるの?」
「それはちゃんと運用してるからですよ」
「運用って、株とかの売買だと思うけど、株が上がり続けるって
誰が決めたの?下がったらどーするの?」
その後は、あたりさわりのない意味のない答えしか返ってこなかった。
もちろん入らなかったのは言うまでもない。

あの当時、バブルが弾けるなんて考えてた人はあまりいなかったけど、
NAVIは「働いても家が買えないような状態」は異常だと思ってた。
技術立国の日本なのに、メーカーより金融が尊ばれる状況も変に
感じてた。売るものの無くなった国に、一銭の価値もないのに。

家が買えないから、熱心に働こうという意志が薄れてしまう、とか。
人材がメーカーに入らなくて、製品の国際競争力が落ちてしまう、とか。
もしそーなれば、こんな見せかけの繁栄は幻に終わる。
たぶん、それはそんなに未来のことじゃない。そんなコトを考えてた。

だからこそ、バブル崩壊は最初から予測されていた結末。
そんな、あいまいなモノに頼った生保のシステムへの疑問。

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