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活け造りは動物虐待である、とどこかの動物愛護団体が言ったそうな。
そんなニュースが耳に入ってきた。
これを聞いたとき、人はどこまで愚かになって行くのだろう、
と呆れてコトバを失ってしまった。ホントしょーもないよ。
活け造りが動物虐待であるなら、そもそも食するという行為そのものが
動物虐待じゃないの？料理する前に殺してるか、料理した後に殺してるか、
その間には目クソと鼻クソぐらいの違いしかないのだけど。
まさかステーキは工場の中で石油から作ってる、なんて思ってるのだろうか？
あれは牛を屠殺しないと作れないモノなのだけど……
じゃあ動物を食さなければいいんだろう？
と言い出しそうなので、付け加えておく。
動物愛護と言うのは、ホントなら生命の尊厳について語ってるはず、
なら動物はダメだけど、植物は虐待していいんだ、
という理屈は成り立たないハズなのだから。
突き詰めれば、食べられるモノは何もないんじゃないの？
それどころか生きている、というその行為だけで
今、現在でも体の中で多くの微生物を殺生してるんだから。
自分の生は他者の死を抜きにしては考えられないと言うのに。
2年前に世間を震撼し足らしめた某宗教団体は、不殺生などと言って
菜食を貫いてたけど、どこまでもすっとぼけたコトを言ってる、
という自覚はあったのだろうか。あるわけないか……
自分が生きてる以上、不殺生なんか不可能なのに。
まず自分が死ななきゃダメなんだよ。
だから動物愛護は無駄だ、止めてしまえ。というツモリはない。
もちろん悪戯に殺生をするのは止めてほしい。
モラルがうんぬんというより、気分が悪い、気持ち悪いから。
これって生命の尊厳にたいして、太古の昔から人の心の底に伝えられた
本能みたいなものなのだと思う。それを感じられなくなってる人も
少なからずいるってのは、信じたくはないけど、現実。
ホント潔癖症には生きにくい世の中だよ。
結論、というか当たり前のこと。
こんなコトは大昔の人のほうが直感的に知っていたコト。
食すると言うのは、大地の恵みだから。
だからよく感謝して食べなさい。
つまり食物とは他の生き物の命そのものであって、
それを分けてもらって自分が生きているのだというコト。
こんな当たり前のコト。
そんなコトも理解してない人が動物愛護？呆れてコトバもない。
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